［　
　　何処だろう、って探してた時の事だったかな。
　　屋上かな、って思い当たって向かったころには


　　屋上への扉を開いた時、
　　金網にもたれかかる君の姿が真っ先に目に映る。>>67

　　何処か疲れてるみたいにも見えて、
　　気になったから、私は聞いたんだ。



　　　何か、あったの……？


［　君が話したくないのなら、それでもよかったけど
　　私は君の傍を離れる気は、なかった。

　　元々君を探してたわけだし、ね。　］*

　

　　





　　

［　私も言われたことあるよ。
　
　　

　　ってね。だから私はいつでもこう答えてた。　］





　　　　　　　　

　　

　

　　

　　

　　

　





　　


　　

　　

　　
　　私は自信をもって言い切るだけだから。　］**

　　

***

［　人が多い場所にうんざりすることがあるだけで
　　一人になりたいのか、と言われると……。




　　　そこはほら……
　　　テスト勉強はちゃんとするから
　　　それで許してもらえばいいかなって。

　　　


［　おにぎりでそうそう失敗なんてしないけど
　　なんとなくいつも聞きたくなってしまうから　
　　今日も渡した鮭おにぎりの感想を聞いたりもして。］

　　

　　　確かに、不良みたい。
　　　二人とも不真面目だね。


［　冗談めかした言葉にくすくす笑って。
　　実験室でもこんな会話したな、なんて
　　思ったりもしてね。



　　

［　五限は二人だけの時間に決まった。
　　だったらゆっくり食べててもいいよね、って
　　のんびりお弁当をたべながら
　　君に質問してたわけだけど。

　　返ってきた答えに私は
　　そっか…ってちょっと考えて。


　　

　　

　　　

　　　だから、できたらそこだけは、
　　　ネガティブにならないで欲しいな、って。




　　

　　　……それ、開いた？


［　話が一段落したら、
　　ココアの方を指さして、聞いてみる。


　　え、一口欲しかったとか
　　そんなつもりは…

　　

***