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【秘】 緑山 宗太朗 → 緑山 美海着いたらゆっくり下ろして寝かせて、さっき出来なかった頭を一撫で。……なかなか離れない腕に疑問を感じたけど、貴女がその理由を教えてくれた。 「甘えん坊だなぁ、いいよ。」 二つ返事で請け負った。 「美海お姫サマのお願いは叶えてあげないとだからな!」 眠気を覚まさないよう、務めて静かに笑いながら。 俺だって、同じ布団で体温を感じながら寝たいから。 一緒のベッドで、今日は寝よっか。 (-418) zazakiti 2023/03/04(Sat) 11:54:37 |
【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗「うん」 首にきちんと手をかけて、体重を預ける。 身長は同じくらいなのに、筋肉がついて一回りくらい大きい身体はがっしりとした安心感があった。 「宗太郎も?···ふふっ、嬉しい。 ”大好き” だよ」胸の中にお鼻をすりすりとして甘える。 頬っぺたに口付けされれば、ぷくりとそこだけ不満そうに膨らんだようだ。 『そこじゃないよ』という言葉は口に出さずに、微睡みの中に消えていった。 (-434) rururu_966 2023/03/04(Sat) 14:46:20 |
【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗頭を撫でて貰えれば、不機嫌なお餅も萎んでしまい。 「えへへ」 へにゃりなんて笑って、貴方を布団の中に引き摺りこんでしまいましょう。 いつもこのくらい甘えられたらいいのだけれど、中々難しいんだよね。 春先とはいえ、夜はまだ寒い。 美海さん専用の湯たんぽを、ぎゅっと抱きしめて。 「······おやすみなさい」 安心する匂いに包まれながら、瞼を閉じて。 今日もよく眠れそうだ、もう悪夢を見ることもないのだろう。 また明日。* (-437) rururu_966 2023/03/04(Sat) 14:49:35 |
【秘】 緑山 宗太朗 → 緑山 美海"大好き"という言葉が1番"大好き"な男は、心に広がる多幸感と共に、少しの擽ったさを覚えた。 出会った当初より健康的になっただろう身体、それでも男の目からは華奢に見える。 腕首肩に感じられる重みに慈しみを感じ、甘えたり頬を膨らませる貴女を可愛らしく思いながら。 「美海可愛い〜」と口にも出しながら歩けば、すぐに足元は土の地面より歩きやすい場所へ。 (-441) zazakiti 2023/03/04(Sat) 15:20:44 |
【秘】 緑山 宗太朗 → 緑山 美海顔を覗き込むように見て、頬のお餅が笑顔とともに萎んだのを確認して、つられて笑顔を見せた頃に。 「おわ。」 布団の中に収納されたんだろう。 引きずり込まれて抱きしめられて、貴女の匂いがより近くになって。 ……少しだけ鼓動が大きくなった。 まだ、積極的な貴女を見る機会はそう……数は多くなかったように思う。未だに、新鮮な気持ちがするんだろう。 「 おやすみ。 」緑山美海様専用湯たんぽは高性能で多機能である。 ベッドまで運ぶサービスもあれば、背中をポンポンと一定のリズムで叩く機能もある。 寝付くまでぽんぽんと叩く。腕の中にいるこの人が、よりぐっすりと眠れますようにのおまじない。 ……それも、最近はもう要らないかな?と考え始めている。知っている限り、最近は寝起きも良い様子だから、そろそろ卒業の時期なのかなと。 自分は……ちょっとだけ、まだこうしてたい気持ちはあるけれど。 (-442) zazakiti 2023/03/04(Sat) 15:22:16 |
【秘】 緑山 宗太朗 → 緑山 美海明日は何をしようか……。 そう考えると、またワクワクとして眠れなくなりそうだから、目の前の人を見る事にして、寝顔を見て心を穏やかにする。 心穏やかになれば、そのうち眠気もやってくる。 眠気がやってくれば、瞼の重みのままに目を閉じる。 そして聞こえてくるのは、昼間とは打って変わって静かな寝息だ。 背を叩いていた手は添えられているだけの手となった。もう片方も既に、貴女の方へ回されていただろうから、お互いに抱きしめ合って寝ていたんだろう。 この時期に吹く、まだ寒さを纏った風は布団の上を滑るばかりで。 2人の間には入れなかったから 寒風はきっと歯噛みしたに違いない。 (-444) zazakiti 2023/03/04(Sat) 15:27:54 |
【独】 緑山 宗太朗「ん〜……。」 いつかのタイミング。夜中に起きてしまったら、ぱっちり目が冴えて眠れなくなった時の話。 隣の人に「 起きちゃ駄目だぞ 」と頼んで、絡んだ腕へ、さっきまで自分が使っていた枕を抱かせてやった。むっくりと起きて台所の方へ向かえば、冷蔵庫を漁っている。 インスタントに調理できる食品を見つけても首を振って戻したので、腹が減っている訳ではなさそうだ。 (-451) zazakiti 2023/03/04(Sat) 16:18:06 |
【独】 緑山 宗太朗「……。」 丸鶏を中心とした肉。酢と塩と砂糖。野菜室にあった人参……のはっぱ。ニンニク、りんごにしょうがエシャロット。スパイス棚からいくらか瓶を取り終われば早速作業に入った。 台所ではサクサクと何かを切ったり、すりおろしたり、混ぜたりする音が小さく、響いただろう。きっと自然音に掻き消されるほどの、小さな音だ。 ……出来た液体に肉を浸して、冷蔵庫に入れれば完成。 ちゃんと手を洗って、し忘れたことが無いか一応確認。……うん、良さそうだ。 ベッドに戻ってきたら「 ただいま〜 」と枕を回収して、元の場所へ。自分も元通りの場所へ収まれば、またまぶたが重くなってきた。 ひと仕事終えたし、もう一度寝るかと、睡魔に意識を持っていかせた 。 (-452) zazakiti 2023/03/04(Sat) 16:18:24 |
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