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【秘】 月島 雅空 → 天原 珠月 それにそんな大層なことじゃなくていい。食堂のおばちゃんのおかげで助かってるやつだっているし、牧場や農業のおかげで飢えなくて住む。 暮らしを成り立たせるための一つって意味では農業も牧畜も巫女も変わらない…なんて思ったってそんな間違いはないと思うぞ? [それでも巫女が重要であることに変わりはないが、ペルラの重責が少しでも軽く思えるように、どうだ?って笑いかける。 もちろん、巫女にはもう一つ、逸話があるのだが] ちゃんと…傍にいるからな。 [髪を指で梳くように触れそのまま頬まで指を動かして指先で撫でる。 今できることといえば、自分が触れることでペルラが触れられている自分がいることと自覚を持ってもらうことだけだった**] (-268) S.K 2023/03/03(Fri) 3:08:28 |
【秘】 月島 雅空 → 天原 珠月― ペルラが巫女になって ― [月の満ち欠けに応じてペルラは祈りを捧げにいく。 浮遊する大地に雨を注ぐように、力を浸透させていく。 当然だが守り人である自分は巫女の翼となって祈りの場へと連れていき、工場として働く傍らで飛行機を操舵するものとしての時間も過ごしていたアスルはその任を恙なく遂行していた。 彼女のほうはというと、やはり最初からすべてが上手にできる。ということはなかったが、犯してはならないミスというのもなく。 野を越え谷を越え村を越え、どこもかしくも日帰りなんかはなく、時には野営地で、時には村で宿泊をしてはまた帰る。 今日もまた二人は空にいた。 真上からみればトンボの形をした中〜長距離用の小型飛行機。 焦って帰るような旅でもないため、四枚の内、二枚の虫の羽根の形をした翼が複雑に角度を変えながら上下に揺れ動かしながら、足元のペダルと両腕のハンドルで操舵するのがアスルである。] (-360) S.K 2023/03/03(Fri) 21:48:10 |
【秘】 月島 雅空 → 天原 珠月 虹は綺麗だったが、だからって鳥を驚かせていいわけじゃねーんだぞ。 [剥き出しの機体に乗る彼らは風を感じながら視界の右側で悪戯に揺れる金の髪と同様なのが悪い子で良い子なペルラ この機体、胴体部分が左右と底部分があるだけで、身体が晒されてるとも取れるが、結構自由に動けるのだ。よって] ほら、こっちだ。 [操舵の邪魔にならないように、でも視界には入り続けるように、正面右端部分の上に乗って足をぷらぷらさせ悪戯気に目を細めるペルラを引き寄せた。] (-361) S.K 2023/03/03(Fri) 21:49:15 |
【秘】 月島 雅空 → 天原 珠月[この機体はハンドルと体重移動により進路を変える必要がある機体だ。 巡航状態からゆっくりと進路を変えるために体重を傾けながらハンドルを切る。抱き寄せることで機体を傾けて] さーて…今回はどういう道で帰りたい? [巫女としてのお勤めであることは変わりはないが、祈りの場で役目を終えれば二人にとっては帰るまでは自由時間だ。多少帰り道を好きな場所を選んで寄り道しても構わないよな。なんていいだしたのはアスルであり、彼女が巫女として守ってる大地を、そんな大地の上に住む人々の生活を見て回るようにして、空では彼らは自由であった] (-362) S.K 2023/03/03(Fri) 21:50:16 |
【秘】 月島 雅空 → 天原 珠月[そんな風に結構しっかりと守り人の役割を果たしているアスルだが、私生活はというと、男の一人暮らしなんてこんなもんだ。というだらしなさがあった。 暑かったからって下着一枚でいたところをこっそり入ってきた従妹には――まあその時のことは深く語るまい。 休憩時間。垂れるオイル交じりの汗をタオルで拭いとり、一休憩いれたところで風が教えてくれる来客の気配。 よ。っと、脱ぎかけの手袋のまま軽く手を振った後、手袋をちゃんと脱いでおく] 食えるっちゃ食えるが、眠くなるから駄目だな。 [いつものように沸かしたお茶をいれる。ペルラのお茶にだけほんのり蜂蜜をいれているのは既に習慣のようにもなっていた。] ああ、いいぞ。そうだな。三日後ならいけるとおもうがどうだ? [なんて彼女のおねだりに応えるようにいう。パンを一齧りして予定を聞く。 巫女になる前に話した言葉が、ペルラにどこまでの変化をよんだのかわからない。 ただ今は色んなことに目を向けて知ろうとする、世間知らずなお嬢ちゃんではなくなっていってるのは確かであった。] (-363) S.K 2023/03/03(Fri) 21:51:28 |
【秘】 月島 雅空 → 天原 珠月[ちょっとした切欠があったとはいえ、気持ちが通じ合ったのは、ごくごく自然なことだったように思える。 彼女の胸の痛みの理由を自分は知っていたし、世間知らずではなくもっと広く色んな所に視野を広げていったペルラを、アスラもチビちゃん呼ばわりする頻度が減っていった。 同じように減っていったものもある。それは些細な距離だ。 肩に触れればよいときも髪に触れ、手を握って引き寄せるときも、それだけではなく自然と抱きとめるように腕を回す。 彼女の子供のようなおねだりにも隠し味のような甘い響きが加わり、応える自分の低い声にもランプのような熱がこもっていた。 巫女というものが、守り人というものが、などとあっても、アスルとしてペルラを想うことはごくごく自然のことだったのだ。*] (-364) S.K 2023/03/03(Fri) 21:52:08 |
【秘】 月島 雅空 → 天原 珠月― 変化 ― [想いを交し合う関係は、3〜4年ぐらい続いていただろう。 抱き寄せるペルラの髪の香りは俺が知る限り一番の花だ。と抱擁に囁きが乗るようになったのも、愛しさから口を滑らせてしまうのだから仕方ないのだろう。 その日は満月の日。祈りの役目を終えれば、密やかな逢瀬にも繋がる蜜月の時間の訪れでもあったのだが、その頻度は減っていた。明らかにペルラが疲れている時間が長く、そして最近はペルラの様子がおかしい。それは見た目的にも精神的にも。 本日は湖畔で二人野宿をして過ごす。 休んでいろ。といって食事を終えると二人分の寝床を整えた。彼女が寝るまで火の番をしよう。そう考えていたが、寝るまでの時間を一緒に過ごすように隣に座るペルラ。 名前を呼ぶ響きは甘く、自然と冷えた体のペルラの肩に手を回して引き寄せようとして、両手をといわれたので一旦止める] …いいけど、どうしたんだ? [てのひらを上に、といわれて首を傾げ口でも疑問を発しながらも、その後のペルラの動向を見守った。] (-370) S.K 2023/03/03(Fri) 22:36:19 |
【秘】 月島 雅空 → 天原 珠月[なんだそれ。とは思った。 贈り物。といわれて外されて見たのは金の葉の装飾。彼女が力の形として作るのにも似た真珠と呼ばれる宝石。 その片方をてのひらに乗せられた。そこはいい。 ただその後に続く言葉がまるで―――遠くから願うように聞こえる] ・・・・・・ [少しの間、黙って言葉を受け取りながらも、指は握るようにしてイヤリングを受け取った。ごめんなさいという言葉を聞いて目を細める。睨むように悔やむように] (-371) S.K 2023/03/03(Fri) 22:36:39 |
【秘】 月島 雅空 → 天原 珠月 ここ最近はどうすりゃいいのか。って迷ってた。 何も浮びはしない。ただ漠然とな。 [ぽつりと開いた言葉、でてきたのは繋がらないけれど意味のある会話。 実際なんとかできないだろうか。なんとかできないにしてももっと良いことができないだろうか。と、自分だけでは無理だろうか。と考えていた。] ……別れが近いのか? [彼女の異常を、それはそういうものだと思っているのか、理解できてしまっているのか。その感覚は自分にはわからない。 だが、ペルラがそんなことを言い出した理由がそこにあると思い当たってしまった。] (-372) S.K 2023/03/03(Fri) 22:37:52 |
【秘】 月島 雅空 → 天原 珠月[じっと見つめた。しばらく無言でじっと紫の色素が薄くなった瞳を見つめて] ……わかった。 [それはペルラにとって了承のように聞こえただろうか。ただ今回のことは額通り、そっちの言い分は、という意味でのわかった。というだけだ。わかった上で] ……巫女だからって、なんでもかんでも言ったら従うと思うなよ。 [低く怒るように、ただの巫女。となったものへと、ただの守り人はいう] そんなの初めから知ってるんだよ。 だから苛立ったんだよ。そんな生きかた俺には真似できねーってな。 [出会いのとき、苛立っていた理由は、今の関係に至った最初の経緯を口にした。 今までの関係を肯定するように、知っている。という。] (-373) S.K 2023/03/03(Fri) 22:39:42 |
【秘】 月島 雅空 → 天原 珠月[肩を寄せ合うように隣り合う姿勢から真向かいに向かい合うように身体の向きを変える] なぁ、俺はな、ペルラ。 ペルラが寂しくならないように後悔せず生ききったって思えるぐらい愛そうと考えてた。 消えちまうんだとしても、消えれないぐらい俺を焼きつけて、その先で待たせてやろうと思っていた。 [最初は守り人として、次は恋人として] そう聞いて、嫌いになったか? そうやって好きな女性に無理させて謝らせてるような、かっこ悪い男、嫌になったか? [嘘も誤魔化しも許さないように、ペルラへと真剣な眼差しをむけ問いかけた*] (-374) S.K 2023/03/03(Fri) 22:40:16 |
【人】 月島 雅空 おお、流石だな。まさに熟練の技だな。 [彼女の火おこしの技術は堂にいっている。 今回は炭となど豊富に置かれていたが、小さい頃から乾いていた枯れた枝を探すのも一番上手だった。 覗き込んだ先では火は起こっていた、後はこれをある程度満遍なく広がっていけばいいが、風も珠月を手伝ってくれている。時間の問題だろう。 雄々しくサムズアップする珠月>>378に惜しみなく賞賛を向ける。 もってきた前菜料理を覗き込む珠月へとテーブルに置いて見せつつ、こういう時に素直な反応をするのは作った当人としても嬉しくなる。] ああ、正解だな。 [緑のそれが嫌いなのは知っている。だから無理に食べさせようとは思わないのだが、あまり甘やかすのはなんなのでそれを口にはしないでおく] (397) S.K 2023/03/04(Sat) 0:04:10 |
【人】 月島 雅空 めしあがれ。元々前菜だしな。 [手伝おうとしてくれたとしても火の番が必要なので待ってもらうことにするだろう。 珠月が食する間に網へと油を湿らせたキッチンペーパーで軽く塗っておき、油を網になじませておくなか、届く喜びの声、そして猫が液体になった時のような緩んだ表情。] 口に合ったようで何より。 せめて珠月から見て全部で70点ぐらい欲しいしよかったよかった。 [そんな足し引き>>378して64点の幼馴染は、牛もも肉のことを頼んでまたコテージに戻る。 ちなみに料理の腕が残念>>379なのは理解しているが、油が滴るタイプではないし、そもそもそんなに長時間離れないので大丈夫だろう。] (398) S.K 2023/03/04(Sat) 0:04:36 |
【人】 月島 雅空[保冷ボックスにいれられたバーベキューセットに調味料。 ワインボトルのようなものに入ったぶどうジュースと、プラスチックグラス。と、一揃え用意を終えたところで改めて珠月と合流する。 ちなみにお酒はもってこなかった。単にアルコールが入ると味覚が鈍るので飲むとしてももう料理しなくなったときというものだ。 ということで焼き場を珠月と交代する。 牛もも肉は四面が焼ければアルミホイルに包んで網の端のほうに置いておきながら] どれから食べるー? [牛や鳥といった肉。野菜と、二人で食べるには十分すぎるものをこちらの施設で用意してもらっていたので遠慮なく食べよう。 ホタテに上から醤油をそっと垂らし、バター乗せる?とか聞いたりしつつ網に具材を置いておく。焼ければ、これ食べれるぞーと渡していくだろう。] ん、いい感じだな。 [バゲットの上に、彩りも鮮やかにされたタルタルを両面やいたマグロに乗せて食する。マグロの脂の旨味を塩と胡椒で少しスパイシーに仕上げられているがそこをまろやかなタルタルの加わることで良い塩梅になっている。パプリカの歯ごたえも悪くない。などと当然自分で作ったものも食べていくのであった*] (399) S.K 2023/03/04(Sat) 0:04:51 |
【人】 月島 雅空 じゃ、かんぱーい。 [互いのグラスに葡萄ジュースをいれて珠月と乾杯。 焼き場もいい香りとともに食欲が大変なことになっていた。 食べたいと思っていた焼きトマト。 口の中にじわりと染み出る酸味と甘味をオリーブオイルの香りが良いまとまりとなっている。そんな複数の味のぼやけさせない役割を塩は担ってくれた。 鳥は今回はタレでこってりと、牛は塩とわさびで味わおうか。 今回米を用意していないのが悔やまれるがそれは明日からになるなぁ。と、さすがにそこまで用意するのは限られた時間では手間であったので仕方がない。] (400) S.K 2023/03/04(Sat) 0:23:59 |
【人】 月島 雅空[野菜は、玉ねぎやキャベツ以外にも自分用にだけピーマンは焼いておこう。半分に割いてその中に先程の鶏肉を詰めるようにいれたら、珠月も食べるかな? しいたけは少し考えたが味噌と山椒を少しだけかけて、味噌の独特の甘味と旨味がしいたけの味と合わさって結構おいしく、痺れとも辛みともとれる鋭い山椒の風味はもう一口と癖になる味わいになってくれている。 途中スマホのタイマーが鳴ったので、と二回、三回とコテージへと戻ったりとしていた。聞かれたらデザートの下準備というだろう。] 最近学校のほうじゃどうだ? [一緒にいたら昔の感覚を取り戻せたが、つい先日まであまり会えなかった日々が続いていただけで、その時間を埋めるように問いを向けて] 俺はようやく、コックコートも着慣れてきたな。 でも調理師学校と違って店の客は父さんの料理を食べにくるからな。今はいくつかレシピあての練習したり、期間限定の料理とかちょっと任されたりしてるとこだな。 [後は昔からの手伝いの延長。などといいつつ話してくれれば近況をお互い知り合えるのだろう] (401) S.K 2023/03/04(Sat) 0:24:51 |
【人】 月島 雅空[そうして無事にご馳走様。までいければ、事前に用意したデザートを運んでくる。] お待たせしました、お姫様。 [マイナスの点でも気にせずにうちの末っ娘の前にすっと差し出す。 見た目でも美しさを損なわないように硝子に盛り付けられたルイボスティーシロップ>>153で作られたシャーベット。そしてルイボスティーに漬けていた桃の果肉をシャーベットの山の外側に盛るように飾られ上にはミントが添えられている。] 桃とルイボスティーのグラニテ。でございます。 [コックコートはない普段着にもらい眼鏡をつけているが、綺麗に一礼をしたが、珠月の反応はどうだっただろうか**] (402) S.K 2023/03/04(Sat) 0:34:34 |
【秘】 月島 雅空 → 天原 珠月 何言ってんだ…俺の目に映ってる押し殺した顔の女の子は幸せそうになんてちっとも思えないぞ。 [綺麗な笑みの内側に潜む、複雑にない交ぜにした苦し気な生々しい表情。 叫ぶような心の告白を黙って聞きながら、視線を逸らさずに力が弱まったような淡い紫色の瞳を見つめる。] いいお父さん…か。 [ペルラの中で自分はどうなっているのか。と苦笑しつつ思った、父。といわれれば意識してしまう相手はいるんだが、それを口にしたら彼女を追い詰めてしまうだろう。] (-389) S.K 2023/03/04(Sat) 1:26:15 |
【秘】 月島 雅空 → 天原 珠月 でも…ペルラとしかもらえない幸せもあるんだ。 だからもっと寄越せ …知ってるか?空を一緒に飛ぶのって…怖がるやつ多いんだぜ。今更一人乗りの練習をさせるなよ。 [縛り付けているかも。という言葉を聞いて、不可思議そうに首を傾げながらも、しゃくりあげるようなに続ける言葉を聞きながら、頬に手を当て、涙をぬぐうのではなく受け止めるように触れて、頬から移るようにペルラの涙が自分の手に滑り落ちていく。] (-390) S.K 2023/03/04(Sat) 1:27:06 |
【秘】 月島 雅空 → 天原 珠月 ああ、それでいいんだよ。 ずっと残していくイヤリング渡しといて、離れましょう。なんて…下手な嘘つきやがって。 [いいの。と何度も確認する言葉に当然だ。というようにいって、ようやく柔らかい笑みを浮かべる。] …傍にいろ。 仮に、消えちまうんだとしても、ずっと俺の中に残っているようにしておけ ……じゃないと、待たせるだけ待たせて浮気しちまうぞ。 [それでいいのか?なんて意地悪な笑みを浮かべながら、手で覆っていないほうの頬に、涙の痕を隠すように唇を上から下へと這わせ、唇の近くで止まり] 後悔しないように…傍にいろ。 俺の巫女……俺のペルラ。 [静かに熱をこめて囁き、そっと口付けをした*] (-391) S.K 2023/03/04(Sat) 1:29:36 |
【秘】 月島 雅空 → 天原 珠月 その時はペルラに暖めてもらわないとな。 [初めの頃、溢れた水に濡れたのは幾度もあったことだ。そのことを思い出しながら、自分からも応じるような答えをくれたペルラに嬉しそうに笑みを浮かべ、触れた唇の柔らかさは初めてをもらったときのような愛おしく甘美な響きと、自分の熱で染め上げたいような気持ちでいたから、恋人のお願いは自分もまた望むものであった。 無言でペルラを腕の中に抱きしめた。 強く、離さないという意志を込めて、互いにその熱を想いを刻み込むように。 それに機械交じりの中で生活することが多いアスルには、今日も好きな花の香りを堪能する時間は心が安らぐものであった。 これからそんな時間をどれだけ過ごせるだろうか。。 しがみつき、自分にだけ聴かせるか細いペルラの言葉には、自分も微かに首を縦に振るだけに留められた。] (-465) S.K 2023/03/04(Sat) 18:09:19 |
【秘】 月島 雅空 → 天原 珠月 そうしろ。俺だってまだ一緒にやりたいことがあるんだからな。 って、でかくなるのを見守ってたのは俺だし、これ以上でかくなるかよ。 [流れるように突っ込みをいれて、ふふっと可笑しそうに笑う。 淋しさや怖さはあるけれど、だからといってそれまでの時間もこれからの時間も捨て去る気にはなれない。 思えば、ペルラを空に初めて誘ったとき、子供のように溌剌とした声をだして楽しんでいた姿を見たとき、自分はこの女の子に押し殺している奥の表情をもっとみたい。と思ったのだ。 だから、もし消えてしまうのだとしても、最後まで―――] ずっと、ずっと愛してるぞ…ペルラ。 [白金のような髪をそっと撫で、誓うようなペルラの言葉に胸を熱くして、自分もまた囁き返し、ペルラがいないと俺の幸せは得られないんだぞ。と教え込むように自らも唇を重ねた*] (-466) S.K 2023/03/04(Sat) 18:10:26 |
【秘】 月島 雅空 → 天原 珠月― 別れの時 ― [炎が燃え盛るように、二人きりの時は愛することをより遠慮しなくなった。 抱擁の回数が増えた。キスの回数が増えた。ちょっとしたことで愛するもの同士の繋がりを求めるようになった。 それでも脳裏には消えないものはある。 力を使い果たしたら巫女は消える。そういう言い伝えがある。実際先代の巫女は消えていった。 だが全ての巫女が消えたわけではない。力を使い果たす。というところは変わらないが 三つ前の巫女なんかは消えなかったそうだ。 彼女もそうだといいな。と思わなかった日々はない。だが島のこともある。次代の巫女も育ってきているが、投げ出していいわけではない。実際ペルラが巫女になったときも最初の頃は失敗ばかりだったように未熟ではあったのだ。少しでも長く――そして無事に巫女としてのお勤めを終えられるように。 怖さを覆い隠すように、そして後悔せずに忘れられないにいられるように、強く優しく熱情的に出来る限りの時間一緒にいた。 そうして日々が過ぎて、アスルは30歳に、ペルラは25歳になっていた。] (-483) S.K 2023/03/04(Sat) 20:52:28 |
【秘】 月島 雅空 → 天原 珠月[本日も途中に二度、野営地と村とで宿泊をとって、祈りの場の一つ、大地の裂け目のような谷をトンボ型飛行機に乗って降りていく。 その途中川から流れ滝のように落ちていく水を途中に掬い上げるように水筒にいれて] ん…飲ませてくれ、ペルラ。 [隣にいるペルラへと、その水をくれるか。という。別に自分でも飲めるのだがそこは恋人としてのものであった。 そうして祈りの場近くへと無事に着陸をする。飛行機の羽根がゆっくりと畳まれて内臓されていくなか。ペルラを抱き上げて、頬にキスをした。 甘やかしてるともいえるが、最近はペルラの身体はより消耗しているように思えての気遣いというのもあった。] さて、夜になるまではのんびりするか。 [幾度も使ったことのある湖の前に広がる庵までペルラを運んでいく。 広がる湖はやはり谷底のほうにあるからか少し湿っぽく薄暗い。 だがその分、秘密の場所のようだ、なんて笑っていたものだ] (-485) S.K 2023/03/04(Sat) 20:53:22 |
【秘】 月島 雅空 → 天原 珠月[そうして儀式の時間。新月のこの日は星灯りしかなく、普段よりもより暗く感じる。 そんな中でも薄く輝くような巫女の姿を、守り人は常のように邪魔にならないように遠目で見守る。 ただここ最近の恒例として、巫女が祈る傍らでアスルも祈っていた。 巫女のようにこの浮遊島でもなく、ただただペルラの無事を祈るように、あの時にもらった真珠のイヤリングを手にしたままじっと祈っていた*] (-486) S.K 2023/03/04(Sat) 20:54:07 |
【人】 月島 雅空[ただ自分が食べる以外のものとしても、美味しそうに食べる幼馴染が、どう美味しいのかと一生懸命伝えてくれる様が嬉しくも微笑ましく目を細めて見守って過ごすのは良い時間だった] 確かに、明らはごはん主体にするか。 [珠月>>464からの最大の誉め言葉に嬉しくありつつ、自分も同意するように深く肯く] 今日は来て早々だったが明日からは時間もあるからな。リクエストあるならある程度叶えられるぞ。 [到着時間から考えて、事前にいくつか用意しておいてよかった。と思いつつ、焼きトマトや、苦手なピーマンを鶏肉が詰めてだと食べて、妙な敗北感を漂わせている幼馴染。そしてしいたけに山椒をかけすぎて悶えてるのをみて、我慢もせずに声を出して笑ったりしながら食事が進んでいった] (475) S.K 2023/03/04(Sat) 21:57:58 |
【人】 月島 雅空[そして珠月の学校生活を口を挟まずに相槌を打ちながら聞いていく。 周りと比べたりはしかたないとしても、はぶてることなくがんばっているらしい。 それに声の色的にも強がっているわけではないのが伝わる。] 新しい形をつくるのって大変だからな。俺も今までにあったものを学んでいって案が出てくるものだしな。でも珠月の表現したいものが見えるようになるのが楽しみだ。 髪か。なら夏前ぐらいには切るからその時頼むな。 [天原母のお店でいつもきってもらっている雅空はというと、その技術の細かいところはわかっていないが、珠月が試したいというなら対して悩むことなく頷くのであった。] (476) S.K 2023/03/04(Sat) 21:58:10 |
【人】 月島 雅空 清潔感と姿勢。それがあればいいんだよ。 [あれを着てるからかっこいい。と暗にいってる珠月に持論を述べるようにいうにはいうが] …まぁ、でもコックコートって確かにかっこいいんだよな。 [素直に子供の頃から思っていたのも事実である。ただ自分がといわれると照れのほうが出るからそういう強がりめいたいいかたにもなってしまうのだ] そういうこと、珠月も学校卒業した後のほうが本番だって思って今はゆっくりやってけばいいって思うぞ。 [といってもなってみないとわからないか。とは内心で呟きつつ] いや、流石に今更は――まぁ、やれるだけやってみるけど期待はするなよ。 [咄嗟に浮かぶものとして、春野菜のっていえば定番では野菜とニンニクをつかったパスタになりそうだが、定番でいいものかどうかは父と相談だろう。有限な時間の限り、とあるけどな] (477) S.K 2023/03/04(Sat) 21:58:41 |
【人】 月島 雅空 お、こっちもそろそろいいぞ。 [ローストビーフを包んだアルミホイルをあけてみて、包丁で軽く端のほうをきってみて具合を確認した。 ソースはというと>>296で作ったものだ。バルサミコ酢のフルーティーな香り高い味わいと、馴染みある和風の味付けのミックスである。 まな板で一枚二枚と切ってみて、ソースを軽くかけてみて] 食べるか?珠月・・・・・あーん。 [先ほどの仕返しぐらいのつもりで、こっちはあまり気にせずお兄ちゃんしているつもりで、素直に食べるか嫌がるかはわからないが] あぐ。むぐむぐ。 [するだけして自分で食べるのであった。んむ、さっぱりとしたローストビーフに和風バルサミコ酢ソース。これはごはんが欲しくなるし、パンにだって合うだろう。 ―――なんてちょっとした悪戯をしたあとは、悪びれなく謝りながら、珠月はどれだけ食べる?とその分切り分けるのだ。] 全部食べなくても大丈夫だからな。余ったらサンドイッチにでもするか。 [そんな風にして時間が過ぎていった。] (479) S.K 2023/03/04(Sat) 21:58:56 |
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