20:05:11

人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


到着:XII『吊された男』 ユグ

【人】 XII『吊された男』 ユグ


[――少年は信じていた。]
 
(63) mmsk 2022/12/11(Sun) 5:38:22

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[その少年は、北東の果ての古い村に生を受けた。
 生まれながらにしてくっきりと、右の足首に痣を持っていた。
 古い村の民というのは、互いの仲間意識が強く、生活においても自然と協力しあう。
 そうした体制に慣れている彼らは、自身と仲間を守るため、少年を両親ごと、すっかり村の輪から追いやってしまった。
 少年は一歩歩けば忌み子だ、悪魔の子だ、神の過ちだと口々に言われ続けて育った。]
(64) mmsk 2022/12/11(Sun) 5:40:32

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[けれど、その少年は信じていた。
 洋館の仕組みさえ伝わっていないような村で、それでもひとり、いつか神様の使いが迎えに来てくれるのだとひたすらに信じていた。
 教会の教えに残ってもいないのに、証の子は神に愛されているのだと、だからいつか神様が見つけてくれるのだと言っていた。
 つらく苦しい身の上から逃げたい一心の思い込みがそうさせるのか、魂に刻まれた記憶がそう思わせるのか、少年にはわからない。
 どちらでも構わなかった。
 自身が神に愛されているのであれば。]
(65) mmsk 2022/12/11(Sun) 5:41:03

【人】 XII『吊された男』 ユグ


[
――少年は両親に捨てられた。
]
 
(66) mmsk 2022/12/11(Sun) 5:46:11

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[
少年が十を迎えてから少ししたある日、家を出た両親はそのまま戻らなかった。
 彼らはもう限界だった。
 村の人々に祝福され、出産の無事を願われ、これから人生の一番幸福な時を迎えるのだと胸膨らませていたというのに。
 その子供に証が刻まれていたが故に、仕事をしても金は満足にもらえず、口さがない言葉とともに石を投げられる。
 薄いスープで腹を誤魔化して、ぼろの毛布に身を包んで眠る。
 それを十年続けても、神の寵愛を信じて朗らかに笑い祈り信じ続ける息子が何より恐ろしかったのだ。
 子ももう十だ。自分の世話くらいは自分でできよう。村人も鬼じゃない。子供を見殺しにまではしないだろう。
 そう自分らの胸に言い聞かせ、両親は何処かへ逃げ出してしまった。
]
(67) mmsk 2022/12/11(Sun) 5:47:13

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[
少年はたったひとり家の中で立ち尽くした。
 それでも、神様が迎えにいらっしゃる日までは生き延びなくてはならない。
 幸いにして海が近かった。塩と水だけは豊富に手に入る環境だった。
 海水をすすり、木の根や実をかじり、時折誰だかが置いていった家の裏に落ちている腐りかけのパンを食べて生きつないだ。
 腹を壊し熱を出しても、涙は見せなかった。
 そこに不安も孤独もなかった。
 自身が神に愛されているのであれば。
]
(68) mmsk 2022/12/11(Sun) 5:47:51

【人】 XII『吊された男』 ユグ


[――少年はついにその日を迎えた。]
 
(69) mmsk 2022/12/11(Sun) 5:48:21

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[あれから季節が四度巡り、五度目。
 小虫のわいたあばら家に、ひとりの使者がやってきた。
 出迎える、どうにか生きつないだというだけの少年は、身体は痩せぎす、肉などほとんどこけてしまって、服はぼろぼろでひどく臭った。
 それでも洋館から来たという青年に、ああついに待ち望んでいた日が来たのだと、神様は僕を見ていてくださったのだと、心からの幸福を目に浮かべ笑った。
 ためらいなどない。何を憂う必要もない。
 自身が神に愛されているのであれば。]
(70) mmsk 2022/12/11(Sun) 5:48:38

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[少年の名はユグと言った。せめて加護ぞあれと、月桂樹から取られた名だった。
 だが呼ぶ人もいなくなって久しい。
 なにせ自身を人とも思わぬ村人たちには証持ち、悪魔の子とだけ呼ばれ、怯えながらも震えた声でその名を繰り返してくれた両親は、とうの昔に戻らなくなってしまっていたのだから。
 故に『吊された男』と証の名で呼ばれた際には、名を知られていなかったかと思い、ユグとお呼びくださいと名乗ったりもした。
 けれどはじめて証の名を知った少年は、喜んでもいた。
 
それこそが、自身が神に愛されている証なのだから!
]
(71) mmsk 2022/12/11(Sun) 5:49:08

【人】 XII『吊された男』 ユグ


[そして、その少年は今――]
 
(72) mmsk 2022/12/11(Sun) 5:49:38

【人】 XII『吊された男』 ユグ

……おや、まあ。

[>>26扉に貼られた張り紙の前で、立ち往生しているのだった**]
(73) mmsk 2022/12/11(Sun) 5:49:56
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a12) mmsk 2022/12/11(Sun) 6:04:17

XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a13) mmsk 2022/12/11(Sun) 6:07:50

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
ふう 昨日限界だったのでログ書いたら力尽きてしまったね
むりむり 6時ぞ
おはようございますなめたんです
ほしねPに『年長者を渡しがちなので聡明年下枠をやってほしかった……→なぜか変人枠になっていました』と言われました
変人狂人です
(-15) mmsk 2022/12/11(Sun) 11:45:20

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――『教皇』の部屋――

いいえ、少し早く来たのも僕の方ですし。
お茶の気遣いをさせてしまってすみません。
お土産まで。

[>>116物心ついて向こう、干からびたパンと痛みかけの魚や端野菜を煮込んだだけのもの、ひいては木の実や海水で生きていた少年は、食べ物という食べ物に疎かった。
 なにせ知らぬもの続き。どうやって食べるのかも知らなければ、柑橘にそのまま齧りついた渋く苦い思い出もある。
 洋館暮らしで少しずつ馴染んだが、珍しい食べ物となるとまだまだ未知。
 穏やかに礼を言ってはいるものの、興味がありありと視線に浮かんでいる。]
(167) mmsk 2022/12/11(Sun) 19:00:45

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[今でこそ慣れたけれど、桃の香る紅茶だって前は本当に珍しいと思っていた。
 不思議な味わいに驚いたのはいつがはじめだったか。
 甘い香りは、カルクドラの部屋に来たのだと思わせてくれる。
 少し口をつけて、果物の剥かれるのを見。
 それから本が置かれるのに、わぁと小さく声を上げた。]

二冊も、いいんですか?
ありがとうございます。読むの、楽しみだな。

[異国の人が神様について触れた本。とても魅力的に聞こえたし、すでに面白かったとお墨付き。
 頼んだ本よりも先にぱらぱらと目を通したら、図も入っていて読みやすそうだ。]
(168) mmsk 2022/12/11(Sun) 19:01:02

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[『教皇』カルクドラは、『吊るされた男』ユグにとって、非常に落ち着いていて信頼の置ける人物に見えている。
 今までに借り受けた本や経典などから、はじめの『教皇』が何をしたのかは知っていても、それは彼のすべてではないと思っている。]

ほんとう。おいしいですね。
アリスや先生にも、持っていってあげたいな。

[もうすぐ誕生日を迎える小さな仲間。穏やかな幸福を得ることが出来た寿ぎを、かならず彼女には伝えたいと思っているのに加えて。
 長く世話になっている『先生』――つまり『死神』にも果実を分け与えたいと、こともなげに言ってのけるのだ*]
(169) mmsk 2022/12/11(Sun) 19:01:15
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a28) mmsk 2022/12/11(Sun) 19:03:49

XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a29) mmsk 2022/12/11(Sun) 19:07:44

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
すごい ロル書けば書くほどやばいやつになってく
「狂気」しか出てこないわ
(-27) mmsk 2022/12/11(Sun) 19:22:04

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[境遇を今まで、何人に語ったことがあっただろう。
 話さなくとも、四年より長くこの洋館にいるなら、知っていることかもしれない。
 洋館の存在、証持ちの申告のことすら伝わっていない辺境の村で、ただ神に愛されていることをひたに信じ耐え抜いた、栄養不足で小さくて、生きているのが不思議なほどの、『骸骨のような』少年。
 無論読み書きもおぼつかないほどだったが、魂の響き合いもあってか『死神』の教えを見る間に吸収し、今や本を好むようにまでなったユグのこれまでを。]
(170) mmsk 2022/12/11(Sun) 19:44:36

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[そして、過去を知らずともこの洋館にいるのならいずれ味わう。
 吊るされた男の
狂気的なまでの
信心を。]
(171) mmsk 2022/12/11(Sun) 19:45:02

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[魂に紐付けられた不和のざわつきが、ユグにないわけではない。
 『悪魔』の一挙手一投足には、いつでも不安が胸の奥渦巻いている。
 彼が何をするのか、どう動くのか。
 今もこの祈祷室でなく、アリスのいるホール>>152にいたなら、幼い彼女を守りながら、どこか過剰に諌めようとしていただろう。
 まだ何もしていない、などという言葉にも、将来的な加害の可能性さえ感じ取って。]
(172) mmsk 2022/12/11(Sun) 19:46:05

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[奔放であること。自らの魂に逆らわないこと。
 それは『吊るされた男』にとって酷く悲しいものに映っていた。
 自身がその思いに耐え、諍いを飲み込みさえすれば、この楽園は僕たちにあたたかく微笑んでくれるのに。
 たったそれだけで、すべては変わるのに。
 どうして僕らはそうしないのか。出来ないのか。]
(173) mmsk 2022/12/11(Sun) 19:46:38

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[ああ。そんな思いに苛まれて。

 自らの非力を悔いてあの日の『吊るされた男』は命を絶った。
 
 残したのは、ただ穏やかな笑みだけだった]
(174) mmsk 2022/12/11(Sun) 19:47:14

【人】 XII『吊された男』 ユグ



『ごめんね、僕には何も変えられなかった』


 
(175) mmsk 2022/12/11(Sun) 19:48:01

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[だからユグは、『証持ち』の不和によく介入しようとする。
 神がかつて箱庭の子を愛したように。
 彼は証持ちたちを広く愛し。
 その不和に心を痛め。
 心通わせ合えば何事も憂うことはないのだと説き続ける。

 いつか22人が揃うその日を、幸福に満ち満ちて迎えられるように*]
(176) mmsk 2022/12/11(Sun) 19:52:31

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
wikiみて縁故覚えるとかしてないから、みんなログでいっぱい教えてくれ()
(-32) mmsk 2022/12/11(Sun) 21:18:06

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――カルクドラは、アリスの誕生日には何をなさるご予定ですか?
はじめてですから、楽しんでもらいたいですよね。

……変な邪魔が入らないのが、一番なんですけれど。

[変な邪魔、の言葉に思うのは『悪魔』の顔だ。
 直接出会わなくとも、やはりこうして思ってしまう。加えて相手が『愚者』だから、余計に。]
(239) mmsk 2022/12/12(Mon) 1:19:07

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[洋館に来てすぐのことだ>>193

 夢にも見なかったような穏やかな暮らしの気配を瞳いっぱいに映していたはずが、彼の顔を見た瞬間に心の奥が昏く淀んだ。
 ぞくりと不安や怯えに似た感情が身体を蝕んだが、その理屈が理解できずに、振りかぶられる拳を避けも出来ず。
 あれは誰が止めてくれたのだったか、それ自体は遠い記憶。

 あの瞬間に思ったのは。]
(240) mmsk 2022/12/12(Mon) 1:19:33

【人】 XII『吊された男』 ユグ



[ああ、僕はこの人を救いたいのだと、そんな予感運命。]


 
(241) mmsk 2022/12/12(Mon) 1:20:31

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[その記憶があるからか、壊れた箱庭のはじまりの事件のせいか。
 ゼロとアリスのやり取りには気を配っていたし、此度の誕生会では構ってくれるなという彼の期待>>194にはまったく応える予定がない。

 それでも、極力自制しているのだろうというのは感じているので、そうしていてくれる限りには行動に目を光らせている程度で、特別何をしようというつもりもないのだが。
 皆が自制さえすればなべて事もなし、と語りながら注視してしまうこれが、魂の記憶というものなのだろう**]
(242) mmsk 2022/12/12(Mon) 1:21:16
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a42) mmsk 2022/12/12(Mon) 1:30:12

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
たいみんぐ! 返してからオフりましょうね
(-55) mmsk 2022/12/12(Mon) 1:31:20

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
返してから寝よと思ったけど眠い! 寝よ!!
(-59) mmsk 2022/12/12(Mon) 3:26:35

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――四年前――

……?

[>>244"偉い"という言葉を、あまりにも長い間聞いていなくて。
 その意味をしばらく、忘れていた。

 けれど感じ取ったのは、心があたたかくなるような、そんな優しい気持ち。
 迎えが来たのだと、それに対する喜びと安堵なのだと、その日は思った。
 
今日までを生きたこと、相手もまた安堵しているとは知らず。
]
(290) mmsk 2022/12/12(Mon) 12:52:40

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[>>246人の手が伸びてくるのを、ほんの僅かに警戒した。
 ユグ少年にとって、それは暴力と蔑みしか齎さないものだったからだ。

 けれどそれも、一瞬。
 手が触れるより前に、魂が彼に心開いていた。
 あたたかい、体温のある手に。
 獣の子がするように、すり、と甘え。
 この人が神様でなければ何であろう、と少年は感じていた。]
(291) mmsk 2022/12/12(Mon) 12:52:59

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[>>247実際は、望む神ではないと言われてしまったのだけれど。
 こちらを『吊られた男』と呼び『死神』と名乗る彼が証持ちであることは自明で、であればそこに死の一文字があったとて、彼はユグ少年にとって神に連なるひとりに思えていた。
 魂の慕う感覚も、そのひとに"箱庭"に呼ばれたことも、少年の心を魅了していく。
 来てくれるかな>>248、の問いには。]

はい。もちろん。

[断るはずもなく、手を取った。
 配慮は無駄になってしまったかもしれないが、結果として互いの望む形に着地する。]
(292) mmsk 2022/12/12(Mon) 12:53:12

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[>>250白いローブに包まれて、細い身体を支えられて。
 湯浴みに、歩行の補助にと、まるでまともな生活すらままならなかった孤児は、死神に迷惑をずいぶんかけた。
 ただしく栄養のある食事を生まれて初めて摂り、回復してからはここでの生き方を教わり、知識を授かり。

 夢のような生活だと思った。
 ここなら本当に、神様の望み通り、箱庭の子は幸福に過ごせるのだと思った。]
(293) mmsk 2022/12/12(Mon) 12:54:04

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[悪魔の拳が死神によって止められた時>>251>>252
 それまで大人しく従順だった少年が『やめて』『だめ』『いけない』と強く反発したのには、いつかの諍いを思わせて、その場にいた人間には一抹の不安を抱かせたかもしれないけれど。
 死神が悪魔を穏やかに諌めたからか、悪魔自身の自制からかその場はそれきり、以降も今のところは殴り合いなどには至っていない。

 
――今のところは。
]
(294) mmsk 2022/12/12(Mon) 12:54:40

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[少年が洋館に馴染み、望みのものは用意できると聞いてはじめに願ったものは、白いローブだった。
 小柄な自分に合う大きさの、きれいな白い上着。
 それから丁寧に、丁寧にあの日に着せられたローブを洗い。使用人にも手伝いを依頼して。
 真新しいものを身に纏いながら洗ったそれを返しに行ったのは、もしかすると死神にとっては意外なことだったかもしれない。

 返却は了承されたか、断られたか。
 どちらにせよ、ユグは今も白いローブを好んで身に着けている*]
(295) mmsk 2022/12/12(Mon) 12:54:54
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a52) mmsk 2022/12/12(Mon) 13:05:06

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
おわ。やば。
(-88) mmsk 2022/12/12(Mon) 22:04:45

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――祈祷室――

[いつぞやのように果実にまるまま齧りついたりは、もうしない。
 けれど、切られ剥かれて食べやすくなった甘い果実はするすると口に入ってしまって。]

のこりひとつ。

[>>326カルクドラの言葉をきょとんと復唱する。
 ああ、少し食べすぎてしまったな。残念だ。
 >>324クッキーも焼き菓子もおいしいと思う。けれど口が慣れているのか、果実の味のほうが馴染んでいて、好きだった。
 新しくもらった紅茶の葉からも果実の香りがする。楽しみだ。]
(429) mmsk 2022/12/13(Tue) 0:23:14

【人】 XII『吊された男』 ユグ

ううん、それなら、アリスに渡しましょう。
誕生日が近いのは彼女だし、アリスのほうがきっと、甘い果物を喜びます。

先生には、何か別のものを。
ファウラーに聞いてみましょう。

[ねえ、だから。]
(430) mmsk 2022/12/13(Tue) 0:23:30

【人】 XII『吊された男』 ユグ

カルクドラも、一緒に行きません?
先生への贈り物選び。

[動きが止まったのを見ていた。魂の感じる忌避感。現実にある距離。
 それを、そのままにしておくユグではない。そのままにしていていいと思っていない。
 亀裂は塞いだほうがいい。
 
無理に閉じた傷が新たな亀裂を生むとも、思っていない。
]
(431) mmsk 2022/12/13(Tue) 0:23:56

【人】 XII『吊された男』 ユグ

それで、この新しい紅茶も一緒にいただきましょう。
どうですか?

[ね、と問いかけてはみるものの、返答はどうだったろう。
 断られるなら、無理強いまではしない。
 悲しげな顔をして、そっとこの話題をしまう。]
(432) mmsk 2022/12/13(Tue) 0:24:18

【人】 XII『吊された男』 ユグ

オルガン、すてきですね。
楽しみだな。

歌、僕も名乗り出てみればよかったでしょうか。
でも、女性同士のほうが美しい歌になるのかな……

[>>328このままでは、アリスに捧ぐものが果実ひとつ、しかも今日になってしまいそうだ。
 どうしようか、と紅茶で唇を示すものの、特に案はなく。
 それよりも先に脳裏に浮かんだのは、『悪魔』のほう。]
(433) mmsk 2022/12/13(Tue) 0:24:51

【人】 XII『吊された男』 ユグ

……いえ、別に。
けれどアリスは、『愚者』ですから。

少し心配しているだけです。

[>>329表情に疑念を浮かべながらそう語るような相手は、少ない。
 それでも過去の、箱庭で起きた崩壊の発端を知るものなら、『愚者』と『吊るされた男』と――もうひとり『悪魔』のことを想像するのは、容易いだろう。]
(434) mmsk 2022/12/13(Tue) 0:25:03

【人】 XII『吊された男』 ユグ

紅茶、ごちそうさまでした。
今日もおいしかったです。

[空いたカップを置き、代わりに二冊の本を抱え。
 カルクドラも出るなら連れ立つが、そうでないならひとりで、祈祷室をあとにする*]
(435) mmsk 2022/12/13(Tue) 0:25:15
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a63) mmsk 2022/12/13(Tue) 0:26:03

XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a67) mmsk 2022/12/13(Tue) 1:20:07

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――売店へ――

[祈祷室から廊下を通って、食堂の方へ向かう。
 途中アリスに会えれば、甘い果実のお裾分けをするつもりだったけれど、生憎このタイミングでは叶わず。
 本と紅茶とフルーツを持って、それでもなお売店を覗こうとする、荷の多い状態になってしまった。

 途中、シンとクロのやり取り>>463を見かけたけれど、仲が良いのはいいことだと、すれ違う。]
(475) mmsk 2022/12/13(Tue) 1:30:47

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――売店――

[>>479シャルレーヌが売店を後にするなら、その直後。
 入れ替わるようにして、売店を訪ねる。]

フォルス。こんにちは。
何かいいものはありますか?

[生まれてこの方労働をしたことはない身。一般的な通貨をほとんど持ち合わせてはいないけれど、それでも時折、こうしてフォルスの売店に顔を出している。
 並ぶものを見るだけでも興味を惹かれたし、フォルス自身と話をすることも好ましかった。
 場合によっては職員に、近いものがほしいと頼むときの参考になったかもしれない。]
(480) mmsk 2022/12/13(Tue) 2:26:40

【人】 XII『吊された男』 ユグ

具体的には一週間後の誕生日プレゼントと、それから先生のお口に合いそうなものを。

[アリスに渡す方は、いま果物があるぶん、雑貨がいいだろうか。
 視線は自然とそちらに向かった**]
(481) mmsk 2022/12/13(Tue) 2:26:48

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――売店――

本を1冊借りるだけのはずだったんですけどね。

[>>538いっぱい、と指摘されれば改めて荷の多さを思う。
 1冊のはずが2冊になり、加えて果実と紅茶の葉を持っている。
 苦く笑いながら、並べられている商品を見た。]

人が中に入れるしゃぼん玉――
アリスには面白い体験になりそうですが、ひとりでも遊べるものと、どちらが喜ばれるでしょうか。
その場限りになってしまっては、寂しいですからね。

[もちろん、アリスに中に入りたいから遊んでほしいと請われれば、いつでも喜んでと手を差し伸べるつもりでいるが。
 自由に遊びたいこともあるかもしれないし、そのほうが彼女には似合う気もする。
 しかし、買おうと思えば売店、ないし使用人経由で自由に手に入るものを渡すというのも――
 む、と小さく眉間に皺寄せて、考え込んでいる。]
(563) mmsk 2022/12/13(Tue) 16:06:28

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[それでも、しゃぼん玉自体はとても魅力的な贈り物で。
 小さな証持ちは喜んでくれるような気がした。]

もう少し、何か変わったしゃぼん玉はありませんか?
大きすぎない、アリスがひとりで遊べるほうがいいんですが。

[例えば、色がついているとか、小さなしゃぼん玉がたくさん出来るとか。
 裏の花畑にきらきらと映えるようなものがいい、と考えて、提案する。
 難しいようなら、誕生日を彩るイベントのひとつとして大きなしゃぼん玉を予約しようか。]
(564) mmsk 2022/12/13(Tue) 16:06:59

【人】 XII『吊された男』 ユグ

先生とはこの紅茶を一緒にいただけたらなと思うので、紅茶に合いそうなものがいいですね。
柑橘の香りがするものなので、それに合わせたら……
何がいいんでしょう。

[>>539ホリックゼリーも悪くないけれど、穏やかなお茶会には少し刺激的かもしれない。勧められたら、やや困ったような顔になった。
 前に一度"当たった"ことがあって、それからユグがホリックゼリーに及び腰なのもある。
 スミスのカフェオレ(いつもコーヒーではなくカスタムしている)もおいしいけれど、今日は紅茶が決まっているので。

 で、あれば――と、別のおすすめが出ればそれも良し。
 まとまらないようなら、この場はひとまずしゃぼん玉の予約で終えて、食堂にでも聞いてみるつもり。]
(565) mmsk 2022/12/13(Tue) 16:08:18

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[売店を離れる前、ふと。]

……そういえば、アリアの薬は、どうですか?

[無償提供のものとはいえ、薬の売上がいいというのは喜ばしいことではない。
 医者でもないし薬のことも何もわからないけれど、誰か体調を崩している人はいやしないかというのは心配だ。
 身体の不調も洋館の輪の乱れ、不和に繋がりかねないと思っている面もあり、自然と気にかけるようになっていた*]
(566) mmsk 2022/12/13(Tue) 16:08:30

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――誕生日の話――

[ユグは、自分の誕生日が何日なのかを、洋館に来てから知った。
 かつての生活からすると幸福なことに、祝われたことがないわけではない。が、ほんの幼いうちのこと。
 どれほど蔑まれ貶められても私たちだけはあなたを愛している、と両親が思えていた頃まで。

 日付の概念を覚える頃には親は疲弊しきっていて、結局誕生日というものが何を意味するものなのかわからないままにひとりになり、そしてこの洋館に来た。

 それでも十まで親がいて、出生の記録もあったことから、正確な日付が政府の方で確認できていたのだろう。
 冬の終わりが近づくころ、母親が酷く泣き崩れる日があった意味が、ようやくわかった。]
(571) mmsk 2022/12/13(Tue) 16:36:42

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[洋館に来てはじめての誕生日を祝われたときは、本当に嬉しかった記憶がある。
 これが箱庭の子の穏やかな暮らしなのだ、と感じた。

 かつていた村は信心深く、箱庭の子は世界を滅ぼし証持ちは災いを呼ぶと常に信じていた。
 けれどやはり、箱庭に幸福な時間はあったのだと、この関係をずっと維持できれば憂いはないのだと実感できたのだ。

 もちろん、二度目以降も嬉しいものだったし、人が増えるほどに理想の箱庭の夢を見ているような心地になる。
 神学の本に、綺麗な石。ふわふわのメルロンに、それにそっくりな羊のぬいぐるみ。
 贈り物もそれぞれ喜ばしくて、ユグにとっては洋館にいる喜びを実感する日のひとつになっている。]
(572) mmsk 2022/12/13(Tue) 16:37:02

【人】 XII『吊された男』 ユグ


[けれど。
 はじめの日から一度も、悪魔ゼロがその場に出てきたことはない。]

 
(573) mmsk 2022/12/13(Tue) 16:37:51
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a84) mmsk 2022/12/13(Tue) 16:46:05

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
誕生日は2/26の想定で書いています

誕生花
フクジュソウ 「永久の幸福」「悲しき思い出」
誕生石
イーグル・ストーン 「世界を見る眼」

悲しき思い出をなぞらないように永久の幸福を求めるけど視点がマクロすぎてミクロの思考がねえ みたいななんちゃら
そしてうお座
(-129) mmsk 2022/12/13(Tue) 16:51:00

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――売店を離れて――

[さて、死神先生とささやかな茶会の席を設ける前に、アリスに果実を渡してしまいたい。
 茶会に手土産でもない甘味を持ち込むのは、少しばかりナンセンスだ。
 ゆるく廊下を行きながら、幼い笑い声を探して歩く。

 ホールに行こうか、庭園を覗こうか。
 売店に行く前、入り口のほうが賑やかだったから、そちらにいるかもしれない。]


――あの。アリスを見ませんでした?


[誰かとすれ違えば、そんなふうに声をかけたりして*]
(631) mmsk 2022/12/13(Tue) 22:11:36
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a94) mmsk 2022/12/13(Tue) 22:14:01

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
>>648
悪魔の思想がほんとうにユグと違っておもしろ〜い
ユグは自分たちを過去の箱庭の子と同一視したくない・する必要がないので前世に紐づく名前で呼びたくないよ
(-143) mmsk 2022/12/13(Tue) 22:56:52

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――売店――

七色シャボン。

[>>652液の量や吹き具合で色が変わって、それがこの洋館の庭園に舞う姿。
 風に吹かれてぱちんと壊れてしまうとしても、いろいろな色がいくつも生まれるなら、儚さを悲しむよりも、次は次はと飽きずに楽しめそうだと思う。
 贈る相手の喜ぶ顔を、脳裏に浮かべながら。]

それにします。
当日までに用意していただけるようなら、それで充分ですから。

[無事、予約と相成った。

 色とりどりの花火も考えたけれど、暗い夜に火を扱うのはまだアリスには早いのではないかと思っていたから、ちょうどいい。
 当日もし遊ぼうとなったら、その時いくらか出してもらえばいいだろう。]
(688) mmsk 2022/12/13(Tue) 23:57:32

【人】 XII『吊された男』 ユグ

職員さんがたのお墨付きですか。
紅茶に香りがあるから、マカロンのほうが――

[>>653シンプルなストレートの紅茶なら、ビスケットを選んだ気もするが。
 果実の香りに甘いマカロンを合わせるのはよさそうだった。
 問題はこのままだとまた荷物が増えてしまうこと。
 トレーを借りていくのは気が引けた。]

……アリスに先に渡したいものもありますから、その間に用意してもらったほうがいいかもしれませんね。

[なにせ目の前は食堂でもあるし。
 職員に声をかければ、簡単な茶菓子は用意してもらえるだろう。]
(689) mmsk 2022/12/13(Tue) 23:57:44

【人】 XII『吊された男』 ユグ

胃薬が人気、ですか。
……わかる気は、します。

[この洋館において、暴飲暴食に疲弊してという理由は薄そうだ。
 別の理由があるとすれば――自身の知識の範囲では、心身の過負荷であるとか。

 かくいうユグも、胃を痛めるとまではならずとも、ちらほらと見える証持ちの不和に心は痛める立場。
 喜ばしくはないが、人気があるのはわかってしまう。]

それでも、概ね健やかであるならひとまず、よかった。
ありがとうございました。

[そう言って、売店でのやり取りを終える。
 食堂の職員にひと声、茶菓子を注文だけして、離れていった*]
(690) mmsk 2022/12/13(Tue) 23:57:56
 




情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


←↓■□フィルタ

注目:ユグ 解除する

生存者 (18)

アリア
44回 残----pt

 

フォルス
47回 残----pt

オフ

クロ
17回 残----pt

君と箱庭に

カルクドラ
34回 残----pt

道を創る途中

クリスタベル
47回 残----pt

夜と生きる

チェレスタ
29回 残----pt

|∀・…

タナトス
27回 残----pt

生きて

シャルレーヌ
11回 残----pt

明日へ行こう

ユグ
41回 残----pt

いるときにいる

マドカ
22回 残----pt

もぞ……すや……

シトラ
67回 残----pt

生きてく

エト
21回 残----pt

|・ロ・)ヒャー

シン
18回 残----pt

にこ!

ヒナギク
39回 残----pt

あなたに光あれ

プロセラ
22回 残----pt

│ε:)

ゼロ
33回 残----pt

ゆっくり

キュリア
2回 残----pt

自室にいます

エーリク
28回 残----pt

いつかの壇上より

犠牲者 (1)

とある物語(2d)
0回 残----pt

 

処刑者 (1)

ヴェルト(5d)
13回 残----pt

みんなありがとう

突然死者 (0)

舞台 (3)

アリス
0回 残----pt

 

シール
0回 残----pt

 

トリス
0回 残----pt

 

発言種別

通常発言
独り言
内緒話
囁き系
死者のうめき
舞台
置き手紙

一括操作




発言種別注目






















(0.19 CPUs)
運営 moonpupa
人狼物語 by あず/asbntby
人狼議事 by ななころび
トップバナー画像 by naomyplum
人狼物語画像 by Momoko Takatori
Schwarzwald(黒い森) by hagios
トロイカ TYPE:А / 哀愁のタタロチカ by かえるぴょこぴょこ/あさくら
ようちえんせんき かりんか / ハロリンカ / 凍れる水車 by かえるぴょこぴょこ/あさくら
霧雨降る街 / 少し大きな霧雨降る街 / 蒸気満ちる宴 by きりのれいん
メトロポリス / バビロン / ギルガメッシュ / Valhalla by すむろ水
ひなだん by hinaki
壱番街 / 壱番高校 by 壱猫[onecat]
外道大戦 by mtmt
都道府県キャラセット by kairi(企画代表)
繋<つなたま>魂 / 班帝家の一族 / H)SOCIUS(A by めいあ
もふぁんたじぃ / もふぉれすと by ほのゆる
Cathedral / 学園Cathedral / Grand Cathedral / 学園Grand Cathedral by Izuya
夜月町 by 夜月けい
南区 / 古今東西 by 南
IRO-COLORE(いろころる) by Izuya, 南
お茶会 / 演奏会 / 花見会 by ゆひろ
GNL / GNL+ by guiter-man
ジランドール / イルミネーション by may-co
シキメグリ by afinter
-汝人狼也-人物画 by 878, かんこ
closure / closure' by 閉
Emoricu / Cumorie / 黎明街 by milk_sugar
ワンダーズ言戯団 by pike
宝石箱《Jewel Box》 by 宝石箱制作委員会
文明開化 by sin
カティサーク by apricot with y_hyuga
月狼学園 / 人狼署 / 狼達の軍歌 by apricot
花一匁 / 桃酔郷 by さね
po!son / Girl's Talk by pure_g
madparty by シロクマ
rhizome by CH3COOH
曲芸会 / 曲芸会Hello! by otokasa
AtoZ by 築
瑞洋館 by ういろ
LastSunday / HeaVen by 志摩
かくりよ by plmi
桃色concerto by 桃昆布
狼兎 by クロマ
人狼ヶ谷学園の放課後 by 竜山明日佳
bAroQue / tradimento by souya
Bokuyume. by 卜部
FGOキャラセット by 有志一同
魔法少女は眠らない by 魔法少女チップ企画
Liberte by みぃな
噛志野医院 by manamiz
メギド人狼 by メギドチップ企画
absolventi by ぶんちゃん
歳時抄 by 小由流
文アルセット by 文アルセット企画
荘園パック by ARC(企画代表)
Friends by 真知
城下町の酒場 / 大神学園 by じっぷ
エッグ by 朧恩
ぐれすけ・ぷらす by 純
ニューホライズン by youden
バーバチカ / プトロレ by たべ
ユメツナギ by 天瀬春日
StarGazer / LittleStar by CONBE
御常紀学園 by HS_29
オハナシノクニ by オハナシノクニ制作委員会
Fragment of Jewels by 粉海月
花園女学院 / 他種族孤児院 by はこみ
xxxx組 by サイコ瓦
おりふし学園 by めんるい
Fairytale Syndrome by hTuT
Salute by むくっこ
Le parterre by イヌバラ
Troopers by 人類管理連合
お野菜キャラセット画像 by 無料素材倶楽部
Siuil a Run by 匈歌ハトリ
紫煙をくゆらせ by 空砂
RocketPencil by 山本羅刹
エトリエ / エトリエ・戦国 by とり
ボワボンボン by あとらそふと
古の迷宮 by とり夫
JEX Online by katarazu
煌夜の決闘 by ジュエルセイバーFREE
こだわりアイコン by fatcow
トランプ画像 by しろま空間
リンソン by moonpupa