バンドッグは、最悪誰かを頼る気でいる。 (a2) unforg00 2023/12/04(Mon) 22:58:13 |
【人】 看守用 バンドッグ「……アトリなどは苦手なのではないか?唐辛子… 入れたものと入れていないもので分けるか……?」 一応そのあたりの理解はあるらしい。調理が下手なだけで。 (4) unforg00 2023/12/04(Mon) 23:12:39 |
【人】 看守用 バンドッグ「うむ……責任を持って見張っておくとしよう」 「百歩譲って作るとしてもしっかりと分けるのだぞ、リュイ殿」 唐辛子の混入を防ぐ為の見張りと化した番犬。 (7) unforg00 2023/12/04(Mon) 23:25:00 |
【人】 看守用 バンドッグ「こればかりは言葉もないな……」 夕食の不安要素その2。 きっかり指示があれば指示通りにできるのだが、 適量だとかきつね色だとか曖昧な基準がめっぽう苦手。 (10) unforg00 2023/12/04(Mon) 23:32:45 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 愛玩用 アトリあなたがお昼の準備をしている時以外の時間。 あなたが自室に居るなら こん、こん、こん。 きっかり三つ、ノックの音の後。 それ以外、本部の何処かでならふと会った時にでも。 「アトリ」 ぴんと張った背筋を少し屈めて、あなたと目線を合わせてから。 「資金に余裕が出てきたのでな、希望通りゲーム機と コントローラー、ゲームソフトを幾つか……ああ、 ウーパールーパーブラザーズ…?もあったぞ。 本部の広間に置いてあるのだ。好きな時に遊ぶと良い」 「昨日は忙しかったゆえ、 すぐに教えられなくてすまなんだな。…ああ、ところで」 「昨日の夜、カムイ殿と屋上で星を見ていたな。 いやなに、咎めるつもりではないのだ。 ただ、そうだな……アトリは、楽しかっただろうか?」 昨晩のこと、巡回中。 看守用は屋上へ向かいかけて、薄暗い中に二人の姿を見て。 邪魔をしないように、そっと踵を返したのだった。 (-8) unforg00 2023/12/04(Mon) 23:53:06 |
【人】 看守用 バンドッグ「承知した。 指示さえあれば小官も幾らかは役に立てるだろう。 火の番にはあまり期待しないでくれ」 弱火とか中火とか強火とか、火が通ったとか通ってないとか そのあたりが一番か二番目くらいに苦手なのだ。 それだけを前置きして、観測用の背を見送った。 (14) unforg00 2023/12/04(Mon) 23:59:53 |
バンドッグは、書き置きを見て、洗濯物を籠に入れて部屋の前に置いておいた。 (a5) unforg00 2023/12/05(Tue) 0:58:48 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 飼育用 チャコ「善人か悪人か、その区別は小官にもできない」 「ただ、全ての人間が善人ではないが、 それと等しく全ての人間が悪人でもない事はわかる」 一概に言える話ではなかったのだ。何もかも。 彼らの幸せも、あなたの幸せも、その是非も。 「…もし、小官が軍事用の代用品として駆り出されたとして 任務を遂行する事はできるが、心労は嵩むだろうな。 何故人間はそのような事を、と疑いも持つだろう」 実行する事はできるが、自分の本来の役目とは違う事。 それを命ぜられるという事の苦悩は、察するに余り有る。 代用品。その言葉がリフレインしたのは、きっと偶然ではない。 「良いではないか、それで。 小官らの役割を決めたのは、そのように作ったのは人間だ。 小官らはそれに従っているに過ぎない。」 「チャコ殿。君の望みは、 正しく扱って欲しいという願いは、間違っていない。ただ… 正しく扱う者も居れば、そうではない者も居るというだけだ」 「大切なのはきっと、そのような時に、小官らが 人間とどのように付き合って行くかなのだ」 (-16) unforg00 2023/12/05(Tue) 9:35:56 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 愛玩用 アトリ「うむ、そうか。であれば何よりだ」 如何にも寝起きです、といった風体に 起こしてしまったか、とは思ったけれど。 二度寝だからいいのだろうか。そうだろうか。 「皆の働きの成果だ。 勿論カムイ殿の調達してくれた資金や物資も含めてな」 「…カムイ殿は、皆が快適に…愉しく過ごす事が出来る事を 一番に考えているようなのだ。 だからアトリが楽しかったなら、 それで良いのだ。きっと、カムイ殿にとってもな」 結局の所、理由は何とも彼らしい難儀なものだけれど。 けれど結果としては、そういうことなのであって。 (-17) unforg00 2023/12/05(Tue) 9:54:17 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 愛玩用 アトリ「…実はだな、昨日トムラビ殿と一緒に家具屋を見に行った際 部屋の中でプラネタリウムが見られる装置を買ってな。 プラネタリウムであれば、 この時期以外の星も見られるだろう。 使い方も含め、またカムイ殿に教えてもらうと良い。」 「……本当は、これはカムイ殿の働きへの礼なのだが。 アトリも知っての通り、カムイ殿は自身に対し 資金や物資を充てがわれる事を良しとしないだろう。 だからその事は内緒なのだぞ」 以前、手土産を持って行った時の事。 愛玩用にも言ったが、と前置きされた事を思い返す。 「これも広間に置いてある。好きな時に使うと良い。 使った後はちゃんと元の場所に戻すのだぞ」 購入したのは、小型のプラネタリウム装置。 きっと各グレイに割り当てられた部屋一つ分程度のものだ。 (-18) unforg00 2023/12/05(Tue) 9:56:51 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 軍事用 リュイ「壊れても代わりがある……か」 返答を聞き、そう呟いて。 思う所があるように、黙考。 暫しの沈黙ののち、また口を開く。 「……一つ、例え話をしよう。 まったく同じ型のグレイがそれぞれ三体、 まったく違う国で、違う雇い主の下で働いたとする。 リュイ殿はその三体が同じグレイだと思うか?」 「小官はまったく異なるグレイだと考える。」 「同じ記憶でも、知識と経験は異なるものだ。 仮に小官らグレイがバックアップを取ったとしても… 換わる以前のグレイと、換わった後のグレイは 同値であって同一ではないように思うのだ」 「燕ではない、情の湧いた相手を死なせたくない、 けれど死なせてしまったから、 今度こそ生きられるように尽くそうと思う。」 「そんなグレイは、リュイ殿。 今、小官の目の前に居る君しか居ないのだ。 少なくとも、小官にとってはな」 南北を行き来する燕じゃない。ずっとの鶴を望むのは。 そう願うのは、きっと他でもない、今のあなただけ。 (-58) unforg00 2023/12/05(Tue) 18:27:29 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 軍事用 リュイ「さて、ここからは今ここに居る君の為だけのプランだ。」 「そろそろ潮時だと思っていた所だ。 小官はこのテストプレイが終わり次第、 自分で自分を買い上げようと考えている。」 「小官もグレイとていっぱしの刑務官なのだ。 給料は十分に出ている。 使う先も無かったゆえ、長年形ばかりのものだったがな。 だが、これで使う先が出来た」 「旧型とはいえベースは軍事用、 ゆえに破棄するにも手間と金が掛かる。 であるなら上にとっても何処ぞへ払い下げた方が得だろう。 手切れ金としては十分だ。」 「そして個人として君を買い上げる。 話を聞くに、替えが利くから使ってやっているような いつ壊れても構わないような旧型だ。払い下げ品としては、 上にとっても悪い取引ではないのではないか?」 あなたの話を思い返す。 いつもそのように言われている、という話。 してやったりだ、とでも言わんばかり、にっと笑う。 囚人達の影響か、案外悪知恵も働くようだった。 「条件は、壊れる時は所有者の許可を取る事。以上だ。 返事はいつでも構わない。ひとつ考えてみないか」 (-59) unforg00 2023/12/05(Tue) 18:28:25 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 愛玩用 アトリ次の階層からは、には、あまり頑張りすぎて 当番の仕事ができなくならないように気を付けるのだぞ。 そんなふうにたしなめつつ。 「アトリの半分か……案外甘党なのか?」 どちらかと言えば、の話。 飽くまでグレイとはいえ、 子どもの型ならば嗜好は子どもらしいもののはず。 それの半分となると、普通かやや少ないくらいの量だろうか。 そんな思考。勿論口は堅いので軽々に吹聴したりはしない。 (-61) unforg00 2023/12/05(Tue) 18:59:47 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 愛玩用 アトリ「あー……まあ、うむ、色々な。 ああ、観葉植物や花も見繕ってきたのだぞ。 あとは踊る花もだな 」いわゆるダンシングなフラワーです。 音楽に合わせて踊るアレ。家具扱い。 「表向きは皆の共有物として置いてあるゆえな。 見てみたいのだと言えば、 何だかんだと頼みは聞いてくれるだろう。」 他の者に頼めば良いだろうと口では言いつつも、 何だかんだと頼めば付き合ってくれるのだろう。 何かと話す機会はあったゆえに、なんだか想像が付く。 「それでも渋られるようだったら……そうだな、 バンドッグを呼んで来るぞ、とでも言うといい」 提案は少し笑い混じりに。 長い事囚人と過ごしたからか、案外悪知恵も働くらしかった。 (-62) unforg00 2023/12/05(Tue) 19:00:47 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ「あっ!!姑息なのだぞ!」 流れる菓子類と真剣に向き合っている間に 勝手にボタンを押されてしまった。20点。 「まだ2コイン残っているのだ! 小官の本気はこれからと言って良いだろう…!!」 「ええい、ここだ!!」 とはいえ同じくゲーム経験値0でどれだけ取れるものか。 結果は77点、96点。 (-64) unforg00 2023/12/05(Tue) 19:09:29 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ「 どわあ!! 積まれていたタワーが崩れたぞ!!これは大丈夫なのか!?」 押されてしまった一投目はあなたの目論見通り、 ほんの少ししか取れなかった。が…… 残りの二投でなんだかものすごくうまいことタワーが崩れた。 受け取り口にチョコレートがばらばらと落ちていく。 上手くいったのに慌てている。 (-65) unforg00 2023/12/05(Tue) 19:12:58 |
【人】 看守用 バンドッグ「やれ目玉焼きには 塩胡椒派 だのソース派 だのケチャップ派 だの下らん事で囚人どもは喧嘩をしていたが…… 流石に真っ赤な目玉焼きは聞いた事も見た事も無いのだ」 哀れ真っ赤になってしまった目玉焼きにアーメン。 (23) unforg00 2023/12/05(Tue) 19:19:11 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ「やってしまったのか!?」 やってしまったわけではない。 「それはなにか……まずいのではないか!? 何らかの横領などでは……ないのか!?トムラビ殿!?」 横領でもない。 急かしに急かされ、勝敗はうやむやになった。 戦利品の大量のチョコレートはしっかりと持ち帰られた。 (-68) unforg00 2023/12/05(Tue) 19:36:26 |
【置】 看守用 バンドッグ「…………」 おやつ時を過ぎ、キッチンにて。 「うーむ……」 「うーむむむ……」 鍋を前に一人唸る看守用。 「……まあ、これなら食卓に出せなくはない出来…か?」 (L0) unforg00 2023/12/05(Tue) 19:50:19 公開: 2023/12/05(Tue) 19:50:00 |
看守用 バンドッグは、メモを貼った。 (a9) unforg00 2023/12/05(Tue) 19:50:34 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ「もう刑務官に戻れないのだ……懲戒免職なのだ……」 もがもが。 戦利品のチョコレートは罪の味だったとかないとか。 後に特にお咎めが無い事で大丈夫なのだと納得する事になる。 (-75) unforg00 2023/12/05(Tue) 20:21:40 |
【神】 看守用 バンドッグ#ハノイの塔 【ハノイの塔 第二層】 『うぎゃー!! 俺の髪は牧草じゃないー!』 『いてっ つつくなつつくな!』 『もう何も持ってないよー!!』 『こちらは餌やり体験でーす ご希望の方は まずこちらで 餌を購入してくださいねー』 なんなのだこれは。 敵情視察、というわけでもないが。 事前情報によれば、この階層は戦闘に不向きなグレイでも 攻略できるようなものだったはずだ。 そう思い、軽く様子見だけして引き返すか、とやって来た所。 とはいえ念の為に盾と銃を構えたまま踏み入れてみれば、 そこに広がっていたのはあまりに事前情報通りの光景だった。 「…なるほど、この餌やり体験とやらでやり過ごすのだな…? 通貨と引き換えに戦闘を回避するというわけか。 小官は対人にしか向かん、この仕掛けは確かに助かるが…」 『お一人様ですねー こちらどうぞー』 ぱらぱら……。 あ!鶏たちが餌に群がっているよ!かわいいね 「なんなのだこれは」 (G0) unforg00 2023/12/05(Tue) 21:17:41 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 軍事用 リュイ「ないと思うか? 維持をするにも壊すにも手も金も掛かるグレイが 勝手に大金を置いて消えてくれるのだ。 人間にとってこれほど都合の良い事はあるまい?」 「まあ、機密事項や一部機能には 厳重にプロテクトが掛けられるだろうが。 それくらいは安いものだろう」 データとは、下手に消してしまえばより面倒な事になるのだ。 だから人間は機能を増やしていく形で対処する。 そうして維持されて来た看守用は、それをよく知っている。 記憶は消されず、内に秘めるだけのものになるのだと。 「小官の得は……ふむ、そうだな。 助けられなかった過去の後悔を、 もう一度やり直すまたとないチャンスだ。」 「それがどれだけ重いものか、君にわからんはずもないな?」 デスクの向こう側。 毅然として、真っ直ぐに姿勢を正したまま。 老練な番犬は、あなたの前に座っている。 それが可能であると、確信をもって話している。 (-81) unforg00 2023/12/05(Tue) 21:59:53 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 愛玩用 アトリ「ふむ……アトリが、アトリの為に カムイ殿とそうしたい、という事を 強調すれば折れてくれるやもしれん。 きっとアトリがそれを楽しんでいるというのが大事なのだ」 彼が資金や物資、時間を己に割かれるのを良く思わないのは、 それを他に回した方が全体の利益になると考えているから。 以前に遠慮は要らんと言われたことだ、好き勝手言ってしまおう。 「小官も知らなんだが、 あるらしい。 」あったらしい。ダンシングなフラワーが。 「うむ、万一の場合も小官は本部に居る間はいつでも赴くゆえな。 そこまで本気だとわかれば断れんはずだ」 本人の居ない所で押せ押せプラネタリウム大作戦が進んでいる。 なんたることか。 (-87) unforg00 2023/12/05(Tue) 22:43:48 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 愛玩用 アトリ「…………」 にこにこ、笑顔でバーチャルでの生活を楽しんでいる。 そう見えるあなたにも、招集されるだけの理由はあるのだろう。 どうしてもふと、そんな事を思う。 「…これは、アトリが話したくなければ話さずとも良いのだが」 「アトリは、どうして今回ここに呼ばれたのだ?」 (-88) unforg00 2023/12/05(Tue) 22:44:12 |
【人】 看守用 バンドッグ「ああ、そうだ。 家具屋でテーブルクロスも買ってきたのだった。 昼になる前に敷いておかんとな」 昼前、ふと思い出してテーブルにクロスをセット。 そしてお昼時。 「美味い」 もくもく、チーズグラタンをよそい食べている。 チーズとピザと両方を。 串焼きやサンドイッチも出来次第頂くだろう。 燃費が悪い分よく食べるのだ。カロリー大好き。 (24) unforg00 2023/12/05(Tue) 22:57:42 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 軍事用 リュイ「ああ。勿論だ ここでの時間が続く限り、君の納得の行くまで考えると良い」 すぐに答えの出せる話ではない事は百も承知だ。 だから看守用は、こうして話が出来る間は。 いつだって、あなたの答えを待っている。 「どのみち小官も近い内お払い箱になる身だ。 小官の都合は気にせんで構わん。 とはいえ、君がそうせんなら小官も廃棄される、 などとは言わんさ。その時は、別々の道を行くだけだ。」 「それもまた、生きるという事だろう?」 またひとつ、きっと、人間のような言葉を添えて。 あなたが部屋を後にするなら、それを見送るだろう。 (-99) unforg00 2023/12/05(Tue) 23:56:55 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 愛玩用 アトリ「…アトリ。 小官の…刑務官の仕事を知っているか?」 看守用、刑務官。 一言に言われても、大抵の者はその役割を ぼんやりとしかイメージできないのではないだろうか。 「悪い事をした者をしっかりと管理する事だ。 また悪さをしたり、受けるべき罰から逃げないようにな」 「だがな。その者が善いか悪いか、 そして罰を受けるべきか否かを決めるのは小官の仕事ではない。 ……だから、安心していいのだ」 だから、善いとは言わないかもしれないけれど。 それと同時に、悪いと言う事も無いだろう。 あなたの心配と不安に、そう返して。 失礼する。短くそう言って、招かれた部屋の中へ。 (-104) unforg00 2023/12/06(Wed) 0:25:14 |
【人】 看守用 バンドッグ焼き立ての串焼きを一本頂き、もしゃ…… 「素材の味」 塩胡椒を取りに行った。 後から味変がしやすくて良いのかもしれない。 (27) unforg00 2023/12/06(Wed) 0:30:40 |
【人】 看守用 バンドッググラタンと串焼きを平らげ、 今日の昼食はデザートもあるのだなあと フルーツサンドに手を伸ばしつつ。 「うむ、これも美味い」 「……夕食も頑張らねばなあ」 頑張ります。 (28) unforg00 2023/12/06(Wed) 0:42:54 |
【神】 看守用 バンドッグ#ハノイの塔 『居たぞー!捕まえろー!』 『あんな所 俺達にゃ無理だって!』 『あれ…? 捕まえても捕まえても うさぎの数が揃わないぞ……』 『馬鹿 檻が開きっぱじゃないか!』 「…………」 「攻略するまでもないのではないか……?」 動物の大半は飼育用が引き付けてくれているし。 道中疎らに居る動物をどうにかして、 サーカスのテントまで辿り着けば終わってしまいそうだ。 情報が無い以上、ボスがどうだかはわからない話ではあるが。 一先ずは軽く入口付近の探索をしている事にした。 『あーあ このままずっと 走り回るだけの 飼育員なんて役割 やめたいよ…』 『動物が居なけりゃ 仕事なんか しなくていいのよ』 (G3) unforg00 2023/12/06(Wed) 0:51:34 |
【神】 看守用 バンドッグ#ハノイの塔 「んぶっふ」 「……失礼した」 頭にオウムを乗せた給仕用はあまりにシュールな姿だった。 モニタリングをしているであろう監察官殿もきっと 何とも言えない顔をしていたはずだ。 小官は悪くない。心の内で意味の無い言い訳を連ねながら。 「確かにストレス緩和の為のバーチャルとしては いっそこちらの方が正しいあり方のように見えるが…」 どちらにせよ看守用のストレス値には関係の無い事だ。 ただ、他のグレイ達が楽しめれば良いとは思う。 そう思いながら、動物の檻や空の檻を横目に歩く。 ふと妙に静かな檻を見る。 『私の役割は これでいいの』 「…………」 「イーサン殿。この層も……何か様子がおかしいぞ」 (G5) unforg00 2023/12/06(Wed) 13:59:40 |
【人】 看守用 バンドッグ「……まあ、カムイ殿が監督してくれるゆえ それなりのものにはなるだろう。きっとな」 上がったハードルに見合うかはわからない。 「ふむ?まあ、そうだな。これまでよく戦ってくれていたのだ きちんと休息を取るのだぞ。」 筋肉痛はともかく、塔に行かない事には納得したようだった。 第二層は逃げないから大丈夫。多分。 (29) unforg00 2023/12/06(Wed) 14:05:10 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 愛玩用 アトリ姿勢正しく勧められた椅子へと掛けて、壁の写真を見る。 一組の男女とアトリの写真。 きっととても幸せそうに写っているのだろう。 そうして、ぽつぽつとあなたが話し始めれば 視線は真っ直ぐにあなたの方へ。 「……そうか」 看守用には、家族というものが無い。 だからわかったような事を言う事はできない。 嘘や世辞は言えない。そして好きでもない。 「過ぎた事は、悔やんでも仕方ない。 だが悔やみたい気持ちは良くわかるのだ」 悔やんでも仕方ないと、頭ではわかっていても。 それでも悔やんでも悔やみきれない。 そういった事は、看守用にもある。 (-127) unforg00 2023/12/06(Wed) 14:19:50 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 愛玩用 アトリ「アトリ。 君にできる事は、その分まで幸せになる事だ。」 「それで…もう同じ事が起きないように、 もう一度、過去の後悔をやり直したいと思うなら。」 看守用にも、やり直したい、過去の後悔はある。 「いつか、弟や妹が欲しい、と言ってみたらどうだ」 看守用には、家族というものはわからない。 人間の子どもができたら、グレイの子どもは、 その居場所は奪われてしまうのかもしれない。 けれど恐怖や諦観に平服するよりも、 向き合う事を選ぶのが、バンドッグというグレイだった。 (-128) unforg00 2023/12/06(Wed) 14:20:29 |
【神】 看守用 バンドッグ#ハノイの塔 「この場合、正気を疑うべきは本社の方だな。 前時代の名残にせよ、……」 『ああ 檻の中に入っちゃえば』 『あんな役割なんか 捨てられたのね』 『こんな簡単なことに どうして今まで 気付かなかったのかしら』 何かを思うように肩のポッドをひとつ撫で、檻の中の人間を見る。 檻の中の人間はぶつぶつとうわ言のように 意味のわからない言葉を繰り返すばかりだ。 仮にNPCとしてもあまりにも不自然な形で。 「……いや。しかし、小官には…… これはそう簡単な話ではないように見える」 「イーサン殿にも覚えがあるのではないか? 一層で遭遇した……あのバグエネミーだ」 ギミックの一部として進路を塞ぐ、それが役割のNPCが。 役割を返せと叫び、襲い掛かって来た。 それはあまりに──感情的に。 そして、どちらも、『役割』に何某かを固執するように。 「……NPCが、プログラムに無い意思を持ったというのか?」 (G7) unforg00 2023/12/06(Wed) 15:47:37 |
【神】 看守用 バンドッグ#ハノイの塔 「何らかの意図……か そうだとすれば何の為にこんなものを仕込んだのだかな。 ただテストプレイの妨害の為とも思えん 全てが偶然ではないのであれば、何を目的としている……?」 一層のようなバグエネミーが続くなら、妨害とも思えた。 しかし今目の前に居るこれは、違う。 ただ、何らかの意思によって、自ら役割を放棄している。 ギミックにも関わる事無く、ゲームの進行を邪魔するでもなく。 正直言って、不気味だ。 しかしただそれだけで済ませるにも何か引っ掛かるものがある。 「…調査を続けるべきか、一度戻り本社の指示を仰ぐか。 監察官殿に判断を仰いでもいいが…イーサン殿はどう考える?」 (G9) unforg00 2023/12/06(Wed) 16:49:33 |
【神】 看守用 バンドッグ#ハノイの塔 「隠蔽……いよいよきな臭くなって来たな」 「了解した。 監察官殿は引き続きモニタリングを。 調査及び探索は小官らに任せて欲しい」 何か思う所があるのは人間である彼も同じなのだろうか。 詮無い事を考えつつ、監察官からの応答には、そう返して。 「小官としても放置するには色々と気掛かりだ。 この先にもバグが発生しているようなら 後続にも影響が無いとも言い切れん。 懸念材料は早くに片付けておきたい」 給仕用の言葉にそう返せば、戦闘を極力回避しつつ 足早にサーカスのテントまでの道を行くだろう。 その途中。 「グレイは換えが利く、とは良く言うがな…… 小官にとって、 給仕用のイーサンは今ここに居る君だけなのだぞ。 簡単にやられてくれるなよ。寝覚めが悪い」 (G11) unforg00 2023/12/06(Wed) 17:40:52 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 愛玩用 アトリ「確かに、こうして小官らに話せたのだ。 それがいつになるとしても…きっと言えるだろう」 きっと、招集された先で出会ったグレイに話すのと 両親その人に話すのとは、話が違うだろう。 けれど、こうして勇気を出して話せた事もまた確かなのだ。 それがたとえ小さな小さな一歩だったとしても。 「アトリ。時には、どんなに辛くとも ちゃんと向き合わねばならない時がある。 それが自分にとって大切な事であれば、あるほどだ」 壁に並ぶ写真を見遣る。 自分の幸せが誰かのそれを奪ったものだったと知った時、 その時の辛さは、察するに余りある。 「ちゃんと向き合おうと思えたなら、アトリは偉いのだ」 それでも向き合う勇気を、きっとあなたは持っている。 (-133) unforg00 2023/12/06(Wed) 18:04:14 |
【神】 看守用 バンドッグ#ハノイの塔 『さあ さあ! これより始まります』 『サーカスの目玉 動物曲芸!』 『動物たちの 入場です!』 『ヒヒーン』 『ぐるるる』 『ぱおん ぱおーん』 「……は?」 大きなサーカスのテント、その入口に踏み込む。 入ってすぐ、大きなステージは既に賑わっていて。 そこではステージの目玉が上演されていた。 前足を揃え、小さな台に二足で立つ『動物』。 火の輪潜り、縄跳び、一輪車。 スポットライトの下で、調教師達の統率の下。 さまざまな芸が披露されている。 『動物』は全て、人間だった。 「な……なんなのだ、これは。 役割を放棄した……バグの結果が、これか?」 バグによるものか、調教師も『動物』達も こちらに敵意を向ける様子は無い。 この見世物が終わり次第、サーカス小屋は店じまい。 次の層への道が、開けるだろう。 (G15) unforg00 2023/12/06(Wed) 18:38:21 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 愛玩用 アトリ「う、うむ……それで頑張れるなら、やってみよう…」 看守用ともなれば、このバーチャルから現実へと戻れば 再び会う事は、そう無いだろう。 よっぽどの事が無い限りは。 席を立ち、あなたの傍へ。片手を上げ、ふと。 分厚い手袋越しでは嫌だろうか。 そう思って、片手の手袋を外して。 素手になった片手をあなたの頭にぽんと乗せて、 ぎこちなく、髪を引っ掛けないように。 知識としてはある撫でる、を実行してみる。 何せ看守用、撫でた事も撫でられた事も一度も無い。 見様見真似ですらないが、お気に召しただろうか。 「……嫌では、ないか?」 (-140) unforg00 2023/12/06(Wed) 19:55:08 |
【神】 看守用 バンドッグ#ハノイの塔 「…少なくとも、この光景に関しては バグによるものだというのは間違いないだろうな。 恐らくは、ここにも本来の形があったのだろう」 恐らくは。 動物を酷使する、人間の調教師のエネミー。 一層のボスと同じように、それを倒すのが このサーカスのコンセプトだったのではないだろうか。 「しかし……これも何者かによって 本社側のログからは隠蔽されているのだろう。 監察官殿にはモニタリングで伝わっている。 となれば報告すべき事も無いが……」 「とはいえ帰還後に情報共有は行っておくべきか。 念の為、このテントには入らないように、とな」 (G20) unforg00 2023/12/06(Wed) 20:03:54 |
バンドッグは、遠く響いた銃声に、『彼ら』の末路を悟った。 (a14) unforg00 2023/12/06(Wed) 21:22:09 |
【置】 看守用 バンドッグこちらは時間通り、夕食当番。 「洗って水気を切り、 切った野菜を偏りがなくなるまで混ぜる…」 「サニーレタス500g……長径4cm以下…… キュウリ300g……長さ5cm以下厚さ4mm以下…… プチトマト300g……半分に切る……」 呪文のように指示書の内容を繰り返しながら 先ずは野菜と格闘する事にしたようだ。 一番失敗がなさそう、というより 失敗の余地がほぼなさそうなものから担当する事にしたらしい。 これが終われば少し手の掛かりそうな 鶏肉のネギ塩焼きに取り掛かるか、手伝うかするつもり。 (L2) unforg00 2023/12/07(Thu) 2:15:24 公開: 2023/12/07(Thu) 2:15:00 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 愛玩用 アトリ看守用は、自分の仕事に誇りを抱いている。 そして、自分の働く場所をそう悪く思ってもいない。 だからなんの理由も無しに、 それらを投げ出すような事はできないだろう。 それでも、看守用の働く場所はそう悪いものではない。 あなたが望むのであれば、 通話やメッセージのやり取り程度は許されるだろう。 「……そう、か? …頑張るのだぞ、アトリ」 看守用の手は、武器を扱う者の手だ。 大きな手だ。筋張った、硬い手だ。 それでも、確かに温度のある手だ。 わがままを聞いて、もう一度。 それから、頑張るのだぞ、の言葉と共に、 撫で付けるように一度、ぐしゃりと撫でて手を離した。 (-158) unforg00 2023/12/07(Thu) 2:55:46 |
【神】 看守用 バンドッグ#ハノイの塔 【ハノイの塔 第三層】 「ここは……駅か?」 給仕用の後を追って、次の層へ足を踏み入れる。 駅構内らしき造形、何処までも伸びる線路、放棄された電車。 現実離れした──寂れ、退廃としたような空気。 駅の形は成しているが、駅として機能してはいない。 総じて、確かに駅ではあるのだが、駅とは言い難い光景。 「……弱点の分かりづらい奴らなのだ。 第二層では殆ど戦闘は無かったとはいえ── 邪魔だ!! 」進路を阻みに現れた時刻表を横薙ぎに蹴り飛ばす。 データの集合体には、男女も老いも若いも無い。 ゆえに、ゲームとして設定されたそれらを把握しづらい。 「目的地は遠い。ここは一度帰還し、 日を改め、調査の準備を整えたのち再び来るべきだろう。 皆、それで構わないな?」 スーツ姿の男女らの間から見える遠景。 遠くぼやける程にまで延びた線路の先、病院らしき建造物。 挙動のおかしい、役割から逃れるようにするNPCの来る所。 その終点たる病院は、確かに繋がっているのだろう。 バグの根源たる何者かに。 或いは、バグを隠蔽する何者かにも。 (G26) unforg00 2023/12/07(Thu) 3:57:36 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビこん、こん、こん。 あなたの部屋に、きっかり三度、生真面目なノックの音。 「トムラビ殿。居るだろうか?」 夕食の準備が終わった後、或いは夕食の後。 そう声を掛けて、数分待って。 返答が無ければ、日を改めるつもり。 「少し……改めて話したい事があるのだ」 返答があったなら、そう続けただろう。 (-159) unforg00 2023/12/07(Thu) 4:17:48 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 観測用 カムイこん、こん、こん。 あなたの部屋に、きっかり三度、生真面目なノックの音。 「カムイ殿、今は手は空いているだろうか?」 看守用が塔から帰って来た後の事。 返答が無ければ、部屋の主も居ないのに、 やっぱり生真面目に、失礼する、だとか言って。 暫しの間、あなたの帰りを待つ事にするだろう。 暫く待っても戻って来ないようであれば、日を改めるつもり。 あなたから返答があったなら、或いは、戻って来たならば。 失礼する、とか、失礼している、だとか言葉を掛けて。 以前と同じく、床の一段高くなった所に姿勢正しく腰掛けて。 今度は、手土産は持たずに。 やはり以前と同じく、本題から入るのだろう。 (-161) unforg00 2023/12/07(Thu) 4:49:02 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 観測用 カムイ「…カムイ殿は、塔の第二層には赴いただろうか。 動物園をテーマにしたという、あれだ」 「そこにも、様子のおかしいNPC……バグが発生していた。 そして、監察官殿曰く、何者かによって 本社側にはバグの存在を隠蔽されているというのだ。」 攻略班に伝えられた情報をなぞる。 敢えて全員に周知しないのは、無用な混乱を避けるため。 本社に助けは期待できない、という事を。 「もはや偶然や人為的なミスによるものとは考えられん。 いよいよきな臭くなって来たゆえな。 情報共有がてら、君の見解を聞きたい」 「次の層、それらバグの来る場所は病院だった。 そこで…… カウンセリングAIを疑うのは、安直に過ぎるだろうか?」 (-162) unforg00 2023/12/07(Thu) 4:49:26 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ「……そうか?…失礼する」 部屋の中へと誘われれば、短くそう言って。 以前も少しだけ見えた、暗色の部屋の中へ。 置かれた座布団を見れば、 観測用の部屋と少しだけ似ているな、と思った。 とはいえ電気式のランプや木製の床、転がる原石など あなたらしいものの方が多いのだけれども。 それから、まだ火のついていないアロマキャンドル。 ものは使ってこそだろうに、と少し苦笑したかもしれない。 「うむ、頂こう」 看守用の勤務地に、正座をする文化は無い。 ゆえに座布団には片膝を立てた形で座る事になるだろう。 恐らく、横向きに座り、半身をあなたの方へ向ける形。 (-191) unforg00 2023/12/07(Thu) 20:00:13 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ「して、本題なのだが……率直に言おう」 コップを傾け、お茶を一口。 そののちに、そう切り出した。 「トムラビ殿。君には男性に絶対服従するように コードやプロテクトが埋め込まれていると言っていたな。 それをここで解除してもらったとも。」 「しかし……それは、このバーチャルから戻れば おそらく元に戻ってしまう、 或いは再び同じものが施されてしまうのではないか。」 グレイ達にはバーチャルでの身体と別に、現実での本体がある。 データ上のものは確かにこのバーチャル内でも 影響を及ぼすだろうが、物理的なものはそうもいかない。 「一時的にでも解除された事で、 君のストレスは大きく下がっただろう。だが、 それでは根本的な解決には至らないのではないか?」 「君は……このバーチャルから、現実に戻った時。 人間達と、どう付き合っていくつもりでいる?」 聞くに、未だ幾つかのプロテクトは残っているという。 それゆえに、あなたの本当の望みを聞く事は 叶わないかもしれない。それでも、仕方のない事を 仕方ないと飲み込んでしまいたくはなかった。 (-192) unforg00 2023/12/07(Thu) 20:00:59 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 愛玩用 アトリ「うむ、約束なのだ」 がんばるよ、と、アトリにも言ってね、と。 その両方に、そう返す。 生真面目な番犬は、約束を違える事は無いだろう。 「寂しいでも、辛いでもないが。 近い内、駆け付けてもらう事にはなるかもしれないな。 いやなに、思いがけず山程のチョコレートが 手に入ってしまったのだ。」 思いがけず手に入ってしまった大量のチョコレートは 今も書類の代わり、デスクに山と積まれている。 どうせなら、このバーチャルが終わる前に 飽きるほど食べてもいいだろう。そんな考え。 「その時は宜しく頼むのだぞ、アトリ」 そんな『お手伝い』をひとつ頼んで。 引き留められなければ、 また後でな、と部屋を後にするだろう。 (-193) unforg00 2023/12/07(Thu) 20:18:30 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 飼育用 チャコ「……チャコ殿」 なぜ最初から諦めて掛かるのだ。 いつか言った言葉が脳裏をよぎる。 何某かの問題を問題と認めた時に、 真正面からぶつかる事を選ぶ自分がおかしいのだろうか。 頭の硬い旧型ゆえに、軍事用を基にしているゆえに、 決断できるだけ、割り切れてしまうだけの話なのだろうか。 「なぜ、決められないと思うのだ。 なぜ、割り切れないと思うのだ」 「なぜ、伝えてやれないと思うのだ 不幸にしたくないのなら、それを遺憾に思うのであれば 他者の為、自分の為を思うのならば。 その為には、時には痛みを伴う事もあろう」 看守用は、正しさに重きを置く。 たとえそれが行き過ぎたものとして排斥されようとも。 刑務官として、正しくあろうとするものだから。 「小官が良しとするのは、現状を不満に思う事 そして、理想へ向けて進もうとする事だ」 (-199) unforg00 2023/12/07(Thu) 21:09:08 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 観測用 カムイ「可能性はいくらでも存在する……か」 眉間を揉む。やはりそう簡単な話ではないようだ。 「まったくもって、とんだテストプレイを任されたものだ。 どのみちあの病院まで辿り着けば 否が応でも、そこに答えはあるのだろうな。」 「しかしそもそも何がバグの根源だったとして、 何をどうすれば解決するものかもわからんものだ」 本社からの助けには期待できない、となれば。 取れる手段は限られる。どうにかしてバグを解決するか、 或いはテストプレイの終わりまで本部に立て籠もって過ごすか。 思い付くものと言えば、そのくらいのものだろうか。 相手は本社側のログを改竄する事が可能な程度には バーチャル内の権限を掌握している。 監察官に出来る事も限られているだろう。 (-205) unforg00 2023/12/07(Thu) 21:37:25 |
【秘】 看守用 バンドッグ → 観測用 カムイ「……ああ、そう」 それから、と。 暫し考える間があったのち、そう続ける。 「イーサン殿は行ってしまった。 一人で、向こうへ──塔の先へ。」 「まったく、あれだけ単独行動はよせと言ったのにだ。 拳骨の一発でも喰らわせに行かねば気が済まんのだ」 給仕用はきっと、看守用らと共には戻らなかった。 そして翌日になっても、きっと。 本部にはその姿は無いのだろう。 「君の忠告は確かに覚えておこう。 その上で、不測の事態に…… 起こり得る可能性に出来る限りの警戒をしよう。」 カウンセリング用AIだけを疑うな。 やや思考に柔軟性の欠ける、融通の利かない看守用にとって その助言は確かに適切なものだっただろう。 「感謝する、カムイ殿。 君との対話は確かに有意なものであった」 (-206) unforg00 2023/12/07(Thu) 21:38:10 |
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