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人狼物語 三日月国


255 【身内RP】猫様としもべのもしもの夢【R18G】

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◯◯◯3人が投票した。

◯◯◯を処刑するには畏れ多かったので、取りやめた。

月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?

現在の生存者は、◯◯◯、マオ、レグナの3名

少しぼんやりする様な、けれど幸福感で満たされていく様な。
すっかり熱っぽくなった若草色を見ながら、今の自分も同じ様な目をしているのだろうか、とぼんやり思う。

触れられるだけの筈なのに、猫の様に甘い声のせいで、また頭の中がぐるぐると巡っていく。
手が、口が、下がっていけば。その感覚はより強く。とっくに熱は湛えていたけれど、改めて触れられるとすっかり身体はその気になってしまっている。

「……う、」


……少しの、迷い。

うっとりとした微笑みと、柔らかな刺激。
分かっている、これだけじゃ、足りない。


「………………、し、
……し、たい……」


躊躇いがちにも正直な欲望を告げるレグナにくす、と笑む。
わざわざ言わせるでもなく、蜂蜜色はもう欲に染まってる。
だけど、マオはあなたの言葉がききたかったのだ。

「レグナは愛いやつじゃ……♡」

あなたの下着に手をかけてするりと脱がせると、指先で直接熱に触れて、生き物でも愛でるかのように指先で弄び始める。
目の前にいるレグナは、こんな行為自体がはじめてだろうな。
これが最後なら──

おまえのはじめてをぜんぶ、ぜんぶ奪ってしまいたい。

「きょうは、特別じゃ。マオ様が今まで……
いつものレグナにだってこんなことなど、したことないのじゃぞ……?


どうじゃ、うれしいか?とでも言いたげだ。
は、と熱い吐息があなたの熱にかかるほど、近づいて。

「……ん……」


ちゅ、と先っぽに口づけた。



もちろん、それだけじゃ終わらない。ちゅ、ちゅ、とくちづけの音をわざと立てながら、ついばむように何度もくりかえす。

そうしてあなたの反応を見ながら、濡れた舌を這わせはじめた。
レグナはどこを責められるのがすきだろう。
まずは探るように鈴口をちろちろと刺激して、裏筋をつぅとなぞり、汗が混じっているであろう密を舐めとった。

「レグナのまら、おっきくてすきじゃ……♡」

ご褒美でももらったかのように、恍惚と笑みを深める。
そして、いつもよくしゃべり、たくさん食べるそのおっきな口を開けはむ、とレグナの熱を咥えた。

「……
ふ……っ、ん、
……んんっ……」

生温かい口内いっぱいに頬張る。まだ奥までは咥えきれずに先の方を責め始める。唾液と密を絡ませて舌先で転がし、上下させた。

「……うー……」


わかってて言わせて来るのだから意地が悪い。
照れを誤魔化す様にふい、とそっぽを向くものの、視線は結局逸らせずにいる。
愛でる様に弄ばれれば、分かりやすく身体が跳ねる事だろう。

「え、」

したことない事をすると言われれば、そんな間の抜けた様な、けれども少し期待が混じった声を零した後。

熱っぽい吐息がかかったと思うと、そこに唇が触れた。


生温い舌が絡み、卑猥な水音が辺りに響き始めれば。
分かりやすく頬が赤く染まり、猫の様に目を丸くしながら。けれどもやはりその痴態から目を離せない。

「まっ……馬鹿、マオ、何やって、
 ……っく、ふ……!」


弱いところに舌が触れれば、面白いほどに熱がぴくぴくと震え。舐めとられる傍から蜜が溢れ出る。
刺激だけでなく、その光景も、音も。全てが甘く思えてたまらない。


「……ん、
ふっ……ちゅ……


目を丸くするレグナを上目で見つめながら、嬉しそうに目を細める。
面白いくらい脈打つ熱がぴくりとするたび、言葉にならない鼻にかかった甘い声が「ん」と返事をするような、気持ちい?と尋ねているように小さく漏れる。

ふわふわと揺れる髪を、耳にかける仕草をすると。
じゅる、じゅぽ、くちゅ、ちゅぷと淫猥な音を響かせ、マオの口に、レグナの熱が吸い込まれていく。だんだんと大きくなっていく熱が喉の奥をつつくと、少し眉を顰めて苦し気にしながら。歯を立てないように顔を動かし、舌を躍らせたくさん奉仕する。

ぷは、と一度口を離すとぬらりとした密がマオの口に繋がる。
それを拭うのもわすれて、半開きの口から吐息が漏れている。

「はぁ、……は、……どうじゃ……
 わし、けっこうじょうずじゃろ……?」

密とマオの唾液が絡んだ密を、さらに手で弄びながら



「まだ、だしちゃダメなのじゃ……」

マオはそのまま膝を立てて立ち上がると、レグナの熱を自らの秘部にあてがい、ゆっくりと体重をかけ静めていく。

「……ん……
はっ……ぁ
……」

あなたの上に跨ったまま両手を伸ばし、指を絡めるようにしてレグナの手を握る。こっちにきて、と、訴えるように、離れていかないように。
半分ほど、熱が体内に入ってきたところで、ずん、と一気に体重をかけて奥まで挿入させた。初めてしたときよりも、ずっと奥に当たる感覚にびくんっとマオの体が跳ねる。

「あっ……
ぅく、……
はぁっ……レグナ……っ」

繋がったまま、浅い呼吸を繰り返して、倒れるように、あなたと密着するようにうつ伏せになって胸に顔を埋めた。マオはしがみついてあなたを離さない。

「ほれ、レグナ……マオさまを喜ばせる番じゃ……
 いっぱい、いっぱい……愛してくりゃれ……」

濡れた若草色が、物欲しそうにも切なげにも見える視線で、蜂蜜色を見つめた。
よくばりなマオは、きっと何度もあなたを欲しがって。
とっぷりと日が暮れてしまうくらい、時間を置き去ってまぐわいを続けるだろう──

「うぁ、……く、……んっ、」


思わず詰まった声が漏れ出るのを、手で口を抑えて誤魔化そうとする。それでも堪えきれなった吐息が零れていく。
熱い口内と舌で与えられる刺激も、甘く響く声も、必死になって自身にしゃぶりつく妖艶な姿も。
全てが脳裏まで溶かしていく様な快楽となって、腰を跳ねさせ。それがまたあなたの喉をつついたのだろう。

そのまま欲を吐き出しそうになった所で口を離され。
熱と唇を糸が繋ぐ様子に魅入りながらも「もう少し、」と珍しく正直な言葉を零し、まだダメと言われれば何故と言いたげにあなたを見る。


それから、あなたが膝を立て立ち上がるのを見て。
秘部に自身の熱が当たれば、再び目を丸くする。
――期待も予想もしなかったわけではない。けれど、だからこそ、初めてのその行為に頭に熱が昇る感覚がした。

「……あ、マオ、」

捕まえるか、或いは縋るかのように、指を絡ませられれば。それに応える様に握り返す。
つぷ、とあなたの中に熱が沈み。それから一気に包まれ、繋がって、ひとつになる。
手と手を、大事なところを繋いだまま。ぴったりとくっつく様に。
ああ、おいていきたくないな、と過って。しまう。


「……――、」


強請る声と、視線に。
理性も胸の内も溶かされる様な、気がした。

そうして欲しがられるまま、今だけは。
無我夢中で己の欲と愛をぶつけ、甘い一時を堪能した事だろう。


――気が付けば、夜もすっかりと更け。
二人してくったりと寝台に身を預けて、少し気怠げな余韻に身を浸している。

もしもまだあなたがくっついている様子であれば、背や頭をぽんぽんと軽く叩きつつ。

「……満足、したか?」

なんて聞いてみる。
もし否と答えられても、流石にもうこれ以上する体力は残ってないのだけど。


マオは一糸まとわぬ姿で、くたりと横たわり貴方を見つめている。そのくるくるのやわらかな髪をやさしく撫ぜ、薄暗い照明の光に反射して飴色にきらきらと輝くそれを、目に焼き付けるように。

「おまえこそ、はじめてのえっちはきもちよかったか?」

質問に質問で返す。
体を寄せ、脚と脚を絡ませ、手を握り……くっつけるところ全部くっつけて、磁石みたいだ。マオだってくたくたなのは同じ。これ以上する気力はないし、むだな抵抗だってわかっている。

「ばっ、
今はあんたに聞いてんだっての!」

言い出したのはこちらだし、口で言うよりももっとすごい事をしたというのに自爆しているぞ。

「……よかったよ」


ごにょごにょしながらも返す。
ぺったりくっつかれているのと、結構な疲労感とで。今は動けそうにない。


「なんだって?……声が小さすぎよく聞こえんのじゃぁ
 マオさまを褒める時は大きな声で言え」

にやにやしながら耳を近づけて澄ます。
レグナ専用磁石がもおっとくっついた。全裸で。
もちろん答えなくていいし、仕返しにいたずらしてもいい。

「〜〜〜ッッ、絶対聞こえてて言ってんだろ!!」
「よかったってそう言ったんだよ!!」


からかう様子にぷんすこしながら。
仕返しのつもりなのか、頬をつまんでむにっとした。

「……そういや、さ」
「マオの記憶の中の俺は、何を渡したんだ」

つまんだ指はそう時間を置かずに離して。自分の発言を誤魔化すついでに、ふと浮かんだ疑問を投げかけてみる。


むにゃあ……
なにするのじゃぁ……」

やわらかほっぺがむにぃっとのびた。あまり痛くない。
マオはからかいが成功してまんぞくげだ。

「渡した? どれのことじゃ……?
 レグナにはたくさんもらったのじゃ」

レグナの手が離れる前にその上から手を重ねる。
すりすりと頬ずりして、あなたを見つめた。

「……いっしょにカードであそんで
 わしが勝ったご褒美のことかのう……」

そういえば、同じことをしようとしてトランプをみつけたのに結局ゲームはまだやってなかった。

「レグナは、レグナをくれたのじゃ」

説明をかなり省略した。
最終的には、そういうことになったのは確かなのだが。

「さっき聞いてきただろ。
 正解はなんだったのか、気になって」

カードで遊んだ記憶は自分にはないので、その事かなと思いつつ。頬擦りしてくるのを眺めて聞いている。
そして、帰って来た答えに。

「…………」
「???」


背後に宇宙を背負ってしまった。宇宙猫かも。


「……だって、なにかをくれるという約束じゃ……
 あの生活が終っても、俺が遊びに行く……とか、言うから……」

つんと口をとがらせて、視線をあちこち。
珍しく照れているように見える仕草。

「独り占めしたくなった」
「だから、レグナはわしのじゃ」

おまえも「わかった」と言ったとボソボソ言う。言質も完璧。
マオは重ねた手に指を絡めると、しょんぼりした瞳で見つめる。

「……………のう、レグナ………」
「おまえも、遠くに行かなきゃいけないって
 どこに、……行ってしまうのじゃ?
 マオ様もいっしょに行けないのか……?」

経緯の説明で一先ず宇宙猫は解かれた。

「なる、ほど……。なあ……」

こいびとの様な真柄となるぐらいだ。マオの記憶の中の自分が"現実"の記憶を持っていない、という想像ぐらいは流石に付いていたのだが。
そこで頷く自分も自分だな……と少しだけ思った。……いや、"今だけ"という条件を付けたとはいえ、その欲を受け取った今の自分も、大概か。

しょんぼりとしながら続けられる言葉を聞く。
……後ろ髪を引かれる気持ちは、ある。あるけれど。


「…………、ああ」
「何て言ったら、いいかな。ここではない、別の世界。
 ……どうしても、行かないといけない、理由があるんだ」
「マオの事は。……絶対に連れていけない、って訳じゃない。けど。
 連れて行ったとしても、もう。会えないと、思う」

余程の奇跡でも起きない限り。
"現実"とこの世界では、何もかもが違う。それぞれが生きる場所も、誰かに会うことの難しさも。

あなたにとっては、何を言っているのか分からないかもしれない。
けれど、レグナの目は真剣な色のそれだ。

それから、ゆっくり考えて。間を置いて。

「……なあ、マオ」
「例えば、もう俺に会えないぐらいなら、」

――死んだ方がマシだ
、とか。
 そう、思ったりは、するか?」


「…………レグナ……?」


あなたの言っていることが、やっぱりマオにはわからない。
でも、ふと蘇ったのは
"この世界が夢だと考えたことがあるか"

そう聞かれた時のことだった。まさか。そんなはずがない。

「……なぜじゃ。なぜ会えないとわかる。
 外……? 外とは………?」

「………あの世とか、言わないよな………?」


外の世界と死の話を出されてしまえば、思わずにはいられなかった。



「……レグナのことは、信じるのじゃ……。
 だから、マオ様にもわかるように教えてくりゃれ」


あなたの瞳を不安げに、だけどまっすぐ見つめる。

「どうして、外じゃなきゃダメなのじゃ?
 ずっと、ここにいたほうがしあわせじゃろう?
 マオ様とも、かぞくともいっしょではないか」

むぎゅう、としがみつく。あなたの体温があったかい。
この世界はまさに夢のような、なんでもかなう幸せな世界だ。
なぜ外に行きたいとおもうのか、納得できる理由がほしい。

「わしは、死にたくなどはない……
 でも、おまえと一緒にいられないのも、やじゃ」

「死んだら、終わりなだけじゃ。さみしいだけじゃ」


消え入りそうな声がぽつり、落とされた。

おまえに嫌われた世界で生きるなら
おまえがいない世界で生きるなら
おまえの手で殺されたいなんて、愚かな考えだ。

しがみ付いてくるあなたを、そっと抱きしめ返す。
優しく、だけれど。その手はほんの少しだけ、震えている。

「……そうだな。ここは、何でも叶う場所だ。
 あんたもアリアもいるし、行きたい所にだってすぐ行けるし……したい事だって、何でもできる」
「けど、」

死んだら、終わり。ぽつり落とされた声が、聞こえた。
――それを痛いほどわかっている、だから。


「ここにずっと居たら、な。
 ……その、死が。終わりが、来るんだ。
 きっと、そう遠くない未来に。この世界に居る誰にも、等しく」
「俺はそれが嫌だった。嫌だったから、……なんでも、した」

このしあわせな世界で、あってはならないような事だって。
……結局、己の願いは叶わなかったけれど。


「………え………?」

「ここは望み通りずっと幸せに生きれる場所ではないのか?
 わし、不老不死だし……1000歳じゃし…………
 それがウソだと、偽りの幸せだと言うのか……?」

「…………ぅ…………」

マオも元はそれを知っていたような、そんな気がして。
でも思い出したくないことがあるような気もする。
頭が痛くなる。ぶんぶんと頭を振って誤魔化した。

都合の悪いことは忘れ、ここが夢だと気づくことができないマオには──今まで仙人として生きてきた記憶のあるマオには疑いようがないこと。信じられないようなことだ。
だけど背中に伝わる震えにこれは本当だと訴えてくる。

「なぜおまえには、それがわかるのじゃ?」

あなたの背中に手を回して、すり、とやさしく撫でる。

「望み通りに居られる場所、欲しい物はなんでも手に入る、それは間違いない。……が、
 同時に都合の悪い事、嫌な事、思い出したくない事を、忘れさせる場所。
 ……そうだな。例えるなら、幸せな


 ――あんたも、俺も。こことは別の世界で。
 文字通りの意味で、寝たきりのまま、夢を見続けているんだ。」

語り続ける。真実を叩きつける。
忘れていた方が幸せだった真実。
……それでも、思い出してしまったからには。


やさしく撫でる手を背に感じながら、更に話を続ける。

「……さあ、な。きっかけは分からない。
 少なくとも館に集められた時には、別の世界の事を思い出してた」

世界に綻びが出たのか、神様にえらばれたのか、単なる偶然なのか。
それはレグナの知る所ではない。


「や!」


突然話を遮るみたいに、大声を出した。

「……ぅ、うぅ……」

「もういい、もうききたくない……」

自分から問いただしたというのに、マオは自らの手で耳を塞いだ。



「今まで……今、レグナがマオ様をたくさん愛してくれたのは、」

うそじゃない?」

絞り出した声が震える。

「わしの都合の良い、夢?」

問いかけは、留まることを知らない。
聞くのが怖くて、耳を塞いだまま。
ちがうって、言って欲しいのに。
ちがうって、言ってくれてもそれも都合のいい夢かも。

「帰ったらぜんぶ夢だったで、おわり?」


もしそうなら、ここで抱いた感情やたいせつなものは偽物か。

マオは顔を覆って、体を丸める。
おなかの中で眠る胎児みたいな姿勢。

どうして今いるここは"しあわせな夢"のはずなのに
こんなにくるしい思いをしなければいけないのだろう。