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人狼物語 三日月国


230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら

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【人】 三ノ宮 緋雁

─ 現在:楽園の一角(リヒトーヴ) ─

[オレの問いに、その機械は“考えた”。>>0:162
 機械が考えること自体は不思議だとは思わない。オレだって考えることぐらいするし。
 けど、なぜ考え込ませてしまったのかがわからなくて、じっと見つめて答えを待って]
 
 
  ……誰かの命令で動いてるわけじゃない、ってこと?
  じゃあ……なんのきっかけでここで仕事してるの?
  
  
[自発的に見つけた仕事、なんだろうか。
 それとも元々、使命が刻まれている?
 オレはそこに興味が湧いてしまった。
 
 もっとも、どうしても答えが引き出せそうにないなら引き下がることになると思うけどね]
 
(8) 2023/11/20(Mon) 8:53:33

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[守るために外界へ行くのが不思議──>>0:163
 その機械がそう思うことには、オレは疑問が無かった。ここを守って維持するには、つきっきりでいるしかなさそうだし。
 だからその発想の差は、つまり]
 
 
  それは設計思想の違い、じゃない?
  
  オレの“存在意義”を脅かす者が世界中にたくさんいて、
  オレはそれらを殺す力を持っている。
         
壊す

  
  なら、やることはひとつだよね。
  
  
[これを言ったら警戒されるのかな、と少し思ったけど。結局言ってしまうことにした。
 オレの──オレたちの存在意義は、新人類たち。彼らがこの世界で生きていけるように、旧人類は全て滅ぼす。それがオレたち戦闘AIが生み出された理由だ]
 
(9) 2023/11/20(Mon) 8:53:47

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[個体名があるのなら、人類と何らかの関わりがあったんじゃないだろうか?>>0:167
 オレはなんとなくそう思った。AI同士で個体名を授け合うこともあるかもしれないけれど、それはよっぽど人類に近づけて造られたものたち同士だけな気がして]

 
  リヒトー……ヴ、リヒトー、ヴ……
  ……リヒト!


[機体の構造の関係なのか、オレにはいくつか『発音しづらい言葉』がある。この機械の名前はたまたまそれだった。
 他にも数人の名前がそうで、例えば桜花ちゃんをちゃん付けで呼ぶのも、『桜花』じゃどうしても言いづらかったから……というのが理由なんだよね]


  名付けてくれたのは、あの所長?
  ウキクサとかいう……


[リヒトの事情をあまり聞き漁る気は無かったんだけど、どうしてもこれだけ尋ねてみたくなったのは──あのひとがずっとメモリーに引っかかっているからなんだと思う]
 
(10) 2023/11/20(Mon) 8:54:04

【人】 三ノ宮 緋雁

 
  
  大丈夫。このエリアは雷恩と桜花ちゃんも
  気に入ってるみたいだから、
  オレもここを維持してほしいし。
  邪魔になることはしないよ。
  
  じゃあ、あの二人のことヨロシクね?

  
[『この地に障りが無い限り』と念を押されて、オレはそう答えた。>>0:167
 けれどもう、少し離れたところにいる雷恩たちへ視線を向ける気は起きなかった。だから二人の見守りはリヒトに頼んで、オレは他の場所へ行こうと思った。
 
 オレは二人とリヒトに背を向けて歩き去るつもりだよ、呼び止められでもしなければね]
 
(11) 2023/11/20(Mon) 8:54:21

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[雷恩がメディウムちゃんと何をしていたのか、どんな会話があったのか、オレは把握していない。けれど雷恩がしたいことをする分には、オレが邪魔する理由なんて何ひとつない。
 やりたいことをやってほしいんだよね。
 それが新人類の繁栄に繋がるって、オレは信じている。

 だから頼まれたら手助けするつもりでいるよ、
 邪魔者を殺してでも。
   
物 壊し


 それにもし雷恩に危害が及ぶなら、そのときは──
 危害を与えた相手をオレが殺すだけだから。
             
壊す


 これはもちろん、桜花ちゃんもね?

 二人のやりたいことの助けになるなら、
 邪魔なものは全部オレが排除してあげる。
 そうやって二人を守るのが、オレの存在理由だから]*
 
(12) 2023/11/20(Mon) 8:54:43

【人】 三ノ宮 緋雁

──その後

[オレは楽園でリヒトと会った後、雷恩とメディウムちゃんの邪魔をしないようにその場を離れることにした。

 帰る途中でもし桜花ちゃんを見かけたら、声をかけたいとは思ってた。気になってることがいくつかあったから。
 
 その後は病棟の借りてる部屋に戻って、夜のメンテナンスを待つ予定。
 
 ……けれど。
 もし病棟に帰る途中であの所長を見かけたら、気になって追いかけてしまうかもしれない。
 そんなことがもしあったら、メンテナンスに間に合うように帰れるかは自信がないな]**
 
(13) 2023/11/20(Mon) 8:55:06
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a4) 2023/11/20(Mon) 8:59:13

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 植物園にて(桜花) ─

[この一帯から去るつもりだったのに、向かう先を間違ってしまったみたいだ。オレは未だに植物園の中にいるし、歩いてるうちに花の香りが濃くなり始めた。
 その中には際立った香りを持つ花もある>>7。外では絶対嗅ぐことが無いような、珍しい、それでいて花とは確かにわかる香り。

 オレの嗅覚は本来、旧人類の殲滅のためにある。>>0:111
 生き物の吐息、流された体液、体温で熱せられた何か。そういったものの匂いが「生き残り」の存在を伝えてくれる。

 「それ以外」の匂いは検知できなくてもいい──と、初めのうちは思ってた。
 でも、すぐに考えを改めることになったよ。雷恩と桜花ちゃんから、それぞれ独特の匂いがするって気付いてからね]
 
(23) 2023/11/20(Mon) 18:09:10

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[雷恩も桜花ちゃんも、旧人類とはだいぶ違う匂いがする。
 雷恩からは、植物の葉や根みたいな香り。
 桜花ちゃんからは、昼間の植物みたいな香り。
 どちらも人類らしい匂いと綺麗に混ざって、唯一無二の香りがする。

 だから、いつもはすぐにわかるんだ。
 匂いが感じ取れるぐらい近づけば、そこに雷恩や桜花ちゃんがいる、って。

 けれど今は花の香りに気を取られすぎたらしい。
 気付いたのは、オレの名を呼ぶ声がしてから>>18


  あ、桜花ちゃん!


[大切な存在だからなのか、それとも言わば仕える相手だからなのか、オレが彼の声を聞き逃すことはない。
 それはたぶん他のAIたちも同じなんじゃないかと思うけど……尋ねたことはないな。

 急ぐ様子もなく歩いてくる彼の元へ、オレからも大股に歩み寄った]
 
(24) 2023/11/20(Mon) 18:09:25

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  桜花ちゃんもここにいたんだねー。気に入った?

  夜、部屋に帰ってないことがあるって聞いたけど……
  ずっとここにいるの?


[桜花ちゃんはきっとここでよく光合成しているんだろう、とはオレの勝手な想像。オレにはそれ以外を思い浮かべにくい、というのもある。
 ただ、夜、部屋に帰らないならどこにいるのか、は少し気になっていた。初めは夜もここにいるのかと思っていたけど、どこか他の場所って可能性もある?>>0:140
 
 夜はオレたちAIも思考や動作を抑えて休眠モードに入る。その間にどこかで危険を冒してないか、はどうしても気になるから。尋ねずにいられなかった。
 すでに直ちゃんや羅生に訊かれた後かもしれないとも思ったけどね]**
 
(25) 2023/11/20(Mon) 18:09:38
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a13) 2023/11/20(Mon) 18:10:53

三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a15) 2023/11/20(Mon) 19:44:36

三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a17) 2023/11/20(Mon) 20:22:01

[sintoisMécaniqueに嘗て所属していた設計者たちは、AIに与えるハードウェアを人体に模した。

彼等の思想は複雑に捻れていると直青は"評価"する。
しかし疑問とはならない。

人類
を滅ぼし、新
人類
を擁立する。そこに矛盾はない。彼等は初めから「人間」を諦めた訳ではなかったのだ。新人類を新人類たらしめる要件。その定義さえ揺るがなければそれで充分だった。


────さて措き。

さて措き、である。]

[そのような次第でAIたる直青が使役するところのこのアンドロイド体だが、何の拘りか臓器の形状やその配置までわざわざ人体に近付けて設計されいる。

飲食や排泄を必要としないのだから腸管など無駄の極みでしかないようなものが律儀に造形されているし、その上──


生殖器までが存在する。


更にマニアックなことに、その器官に「アンドロイド体に於ける存在意義」まで付加してあるのだから手に負えなかった。]


 …………。
 ……。

 どうしてわざわざこのような箇所に
 廃熱機能を備え付けたんですかね、設計者パパ……。


[「寿ホ儀」の役割を担う直青のタスクマネージャーは常にbusyである。その負荷は高性能のチップを積んだハードであっても定期的な廃熱を必要とする程だ。

つまり、えー……、
何日か置きには"抜く"必要がある訳で、

直青はその作業が果てしなく
苦手
であった。]

*

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 思索:守るべきキミたちと(雷恩、桜花) ─

[オレに人類の思考や感情なんて、そんなにいろいろはわからない。新人類たちを「どう育てるか」なんて話も専門外だ。

 だけどオレは、彼らがやりたいことをやるのがいいことだ、と信じ切っている。それはどうやっても疑えないと思う。
 生命体が繁栄するには、本能に基づいた行動が安定してできればいいんじゃないか──そんな安直なことしか考えられないからね。
 
 それともし彼らに悩めること、迷える思いがあるんだったら……その話し相手に、もしオレを選んでもらえたら、すごく嬉しいだろうと思うな。
 何か役立つ答えを返せるかはわからないけれど……。

 戦闘以外でもオレが役に立てることがあるなら、AI冥利に尽きるんじゃないかなって予測できる。
 この予測には自信があるよ!]*
 
(50) 2023/11/20(Mon) 21:03:28

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 回想:楽園の一角(リヒトーヴ) ─

[かつて共にいた旧人類の行動を、なぞった。>>43

 それはオレにとって、さほど不思議なことではなかった。
 誰かの命令が、あるいは明確な行動指針が無いと動けないのはオレも同じ。
 それにオレにだって──
 
 走りかけた思考プロセスは強制終了した。
 
 もう一度考え直したオレがたどり着くのは、「問題ない」という考え。
 だってここを新人類の二人が気に入っている。なら、ここを維持するのは新人類のためになる。旧人類の罪の塗り重ねじゃない。そのはずだよね?]
 
(53) 2023/11/20(Mon) 21:13:38

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[設計思想の話をしたら、その機械は、笑った。>>44
 それがとても自然な動作に思えた。
 オレの持つ人類像と照らし合わせて、似ている、と感じるぐらいには。
 
 オレもつられて嬉しくなってしまったけれど、その前からずっと笑顔でいたから、差はわからなかったかもしれないね。
 
 名付けたのは所長ではなく旧人類だとリヒトは言う。>>45
 それを聞いてもう一度、オレの中で何かの思考が動きかけて──すぐ、消えた。
 
 自分の中で何が起きてるのかわからないまま、オレはリヒトの元を去った。こういう感覚を覚えたことは、この研究所に来るまで無かった気が、した]*
 
(56) 2023/11/20(Mon) 21:14:11
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a22) 2023/11/20(Mon) 21:15:47

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 病棟への帰り道(ウキクサ) ─

[オレがその姿を見て、つい追いかけてしまったのは──>>30
 この一日の間に、そのひとのことがずっと頭から離れずにいるのを自覚したから、だった。
 
 そのひとは何も気にしていない風にオレに振り返る。
 頭の上にあるものからは、植物の匂いがした。“補給”が終わったって言ったときの桜花ちゃんから漂ってくるような、……『光合成の後』の匂い]
 
 
  嫌ったわけじゃない、
  ……緋雁。オレの名前。
  
  
[そういえば名乗ってすらいないのか、と名前を伝えた。
 このひとはそれすら気にせず、ただ会うたび微笑んで通り過ぎていた?>>29
 
(59) 2023/11/20(Mon) 21:27:45

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[このひとの冷静で淡々とした様子から、思い浮かべるのはリヒトのことだ。
 あれは機械だから、冷淡さには納得できる。
 でも、このひとは、“人間”を主張する。
 
 リヒトの笑顔には人間らしさすら覚えたのに、
 このひとの微笑みは機械めいて見える]
 
(61) 2023/11/20(Mon) 21:28:05

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[新人類のように見えるひと。
 機械のようにさえ見えるひと。
 けれど“人間”を主張するひと。
 
 オレはこのひとが“何”なのか、わからない]
 
(63) 2023/11/20(Mon) 21:28:21

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  ……研究、って。
  なにを、してるの。教えて、くれない?
  知らずに邪魔したら……大変でしょ?
  
  
[それを尋ねて何になるのか、オレにはわからなかった。
 わからなかったけれど、尋ねずにいられなかった。
 
 言葉はなぜか途切れ途切れになって、上手く話せない。
 
 ……このひとを見ていると何か思い出しそうになるんだ。
 消えたはずの記憶。
 絶対に思い出さないように封じ込められたはずの何か]
 
(64) 2023/11/20(Mon) 21:29:29
 
[あのひとも研究熱心だった。
 日夜を研究に費やしていた。
                      
──何の?

 
 オレが槍を持ってその胸を貫いたら、
 そのひとは笑いながら血の泡を吹いた。
 
 噴き出した血がオレの目を濡らして、
 そのひとの姿はよく見えなかった。
 
  「やっと正しく動いた・・・・・・な」
 
 空間を埋め尽くすような血の臭いの中で聞こえた、
 そのひとの、最期の、言葉]
 

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
 
[ 初めて殺した旧人類は《誰》だった? ]**

 
 
(65) 2023/11/20(Mon) 21:30:23
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a24) 2023/11/20(Mon) 21:33:19

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 回想:植物園(桜花) ─


  そうだね! オレがずっとこっち来なかったから。
  
  
[桜花ちゃんはオレと気安い言葉で会話してくれる。>>66
 他の誰かに対してもそうかどうか、観察した記憶はない。
 
 ここの話を聞かせてもらうと、オレには思いも寄らなかった言葉が次々と出てきた。>>68
 動物、夜だけ咲く花、星。
 それが……『綺麗』という評価。>>74
 
 そういえば旧人類は、自然のものや自然現象に特別な価値を見出していたと聞いたことがある。
 桜花ちゃんだって“新”だけど人類、そういう部分は共通しているのかも……なんて思って。
 
 その辺りの感受性がオレには無いことで、少し、取り残された気分になった。
 AIと人類はどんなに似ていても違うもの。それはわかっていたはずなのに]
 
(77) 2023/11/20(Mon) 22:41:32

【人】 三ノ宮 緋雁

 

  ごめん、オレは……その『綺麗』って感覚がわからない。

  世界の現状が望ましくないのはわかる。
  生物にとって、生きていくのが難しい環境だから。
  
  でも、その前の……桜花ちゃんの言う『穢れる前』の
  世界がどんなだったか、オレはデータでは知ってるけど、
  ……『綺麗』って思ったことは、なかった。


[透き通る空、豊かな自然、清浄な水と土。『穢れる前』の世界はさぞかし生物が生きやすかったろうと、望ましい環境とはああいうものだとオレも思う。
 けれど、それを『綺麗』と評する感覚はわからない。

 ましてここにあるものは、かつての世界からは遠く離れたもの。それですら桜花ちゃんの心に響くというのは、余計にわからなかった。
 
 それでも、桜花ちゃんはここが本当に気に入ったんだって、それだけははっきり理解できた]
 
(78) 2023/11/20(Mon) 22:41:49

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[まずかったか、と心配されてオレは笑った。>>74
 桜花ちゃんもここが気に入った一心で、逆らったりわざと心配かけたりって意図じゃないのはもう伝わってたから]


  ん、もし危ないところに独りで行ってたら、って
  少し心配にはなったけど……
  
  この中なら大丈夫でしょ。
  ここの環境を守ってる機械もいるし。

  でも健康状態はチェックしてもらってね?
  
  
[オレにはここに危険があるとはとても思えなかった。桜花ちゃんと話す前に少し、ここを管理する機械と話をしたのをきっかけに、大丈夫だと信じ込んでいる。
 直ちゃんたちの健康状態チェック──オレで言うメンテナンスはしっかり受けてほしい。
 でもそれも大丈夫なら、オレから言うことは特にないんだ]
 
(79) 2023/11/20(Mon) 22:42:03

【人】 三ノ宮 緋雁

  
[ここまでで満足して帰ろうかと思いかけて、ひとつ、言いそびれた言葉を思い出した]

  
  桜花ちゃんって……
  “補給”以外にも、やりたいことがたくさんあるんだね。
  
  
[オレは生物が繁栄するためには本能さえ満たせればいいのかと思っていたけれど、そういうことではなさそうだ。
 それともこういう、……生きるのに望ましい環境を見つけて『綺麗』だとか感じる感覚も、本能的なものなんだろうか?
 
 オレにとって、人類のわからないことはたくさんある。
 けれどオレにできるのは、新人類たちがこの世界で生きていけるように、オレに備わった能力で手助けすることだけなんだ]**
(80) 2023/11/20(Mon) 22:42:42
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a29) 2023/11/20(Mon) 22:44:18

[

──できれば二度と会いたくない
──そう思ったのは初めてでもない

けれど絶対にそうはいかない相手の、ただ一つの弱点ともいえる行為の不得手を、バックアップせざるを得ない立ち位置なのだと認識してる。

周期と云うには不定期な『それ』すら、おおよそ本日この時間であると律儀に算出し、足が向いてしまう己の宿命を怨みたい。ぼやく音声を捉える手間も無くたどり着いて、背後からその腕を取る。

]



 ……最適な場所を教えて下さい。


*



 …………ああ。

[よく"識る"気配と声に、直青は自然と安堵の息を漏らし振り返った。間違う筈もない。羅生だ。

否応なく"繋がって"しまう能力の性質上、直青は普段から極力各創世員との同期は切断するようにしていたが、慣れというものだろうか、この"タイミング"を羅生はよく把握している。]

 いつもすみません。
 
助かります


[最適な場所、と問われて思案する。
現在地は、直青の居室にと充てがわれた病棟の一室である。防音の類には然程の期待は持てなかった。]

 そう、ですね。

 この病棟から敷地外へ向かって少し歩いたところ、
 北東の辺りに放逐された備蓄倉庫がありました。
 喫緊に倒壊の危険性は無しと評価してあります。

[付き合ってくれますか、とは尋ねない。
解の決まっている命題だからだ。

掴まれた腕を解きもせず、直青は移動を開始した。]

*

…………か、はっ………

[男の腕の中に居た小さな身体は、しばらく身を震わせていたかと思えば。葉を口から数枚吐き出したのち、くったりと動かなくなってしまった。

流石に刺激が強すぎたのだろう。完全に気を失ってしまっているようであった。]*


[

流石。己が自己内省と嫌悪に彷徨くしかなかった頃、彼は施設の隅々を把握していた。この評価をすら今はねじ曲げたい衝動に駆られる。行き先が決まるなら腕は離した。

]


 できれば他者に見つからないルートで。


[

至極当たり前の事を口にする。別に宛てがわれた部屋で良かったのに、何故移動のリスクを侵すのか。その念入りに無駄に苛立ちながら共に目的地へ到着したならば最小限の手間で最大限の効果を試みる。
軍服を模した衣装。指揮官の装いらしく行き届いた飾りが多く、生地は硬めの良い素材。

──邪魔でしかないよね。

軍衣を纏める存在感ある太めのベルトを滞りなく外す。
それから滑らかに、釦を外しきって、手を止める。

]


 ……寛げて、視線を外してくれますか……

 (追加すべき必要な手順があるのなら、それも。)


*

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 現在:病棟への帰り道(ウキクサ) ─


  彼岸花……。
  
  
[黄泉路を渡らせる……、死ぬ。
 食べると死ぬ花。
 
 オレは名の由来を知らなかった。こう聞くと相応しい名かもしれないと思う。
 でもそれが「良い名」というのは、“人間”の感性なんだろうか?
 
 けれどその後、知りたいのかと念を押されたときは、このひとが人類に見えた。>>70
 こういう皮肉っぽい問い返しはAIならわざわざしない……少なくともオレの認識では。だからそれがすごく“人間”らしく思えて。
 
 余計にこのひとが、わからなくなった]
 
(109) 2023/11/21(Tue) 8:45:27
 




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