94 【身内】青き果実の毒房【R18G】
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
「……保証も証明もないない尽くしだね、俺達。
だから考えてくれるって言ったから、それ、あげる。」
「気が向いたら別の指に着けてくれたらいい。
或いは、誘いもそれも不要と思えたなら捨ててくれていい」
「俺も、今着けている“この指輪の意味”が、
変わる事があるのか──1年、2年?もっとその先?わからないけど、」
「互いに、賭けてみよう。
それでも苦しかったら、終わらせよう。全部」
俺は幾らでも、『居てくれるなら』答えを待てるから。
本当に『ただしく人を愛せなかった』俺達なのか、
それを確かめる未来への誘いへの返事を、俺はずっと待ってる。
| >>28 >>-154 >>a54 黒塚 視線が逸らされるのは、いつものこと。 しかし。 再び合わさったのは、記憶する限り初めてだった。 手を伸ばされた瞬間、体が強ばった。 ぐ、と逃げそうになる足を踏ん張り、きつく目を閉じる。 手は頭に置かれた。 恐る恐る目を開ける。初めて見る柔らかい表情が、そこにあった。 「……、」 ぐりぐり、大人が子供にするような撫で方をされる。 これも、初めてだった。 初めてのことだらけで、少年の思考は数秒硬直してしまう。 ようやく言われた言葉を理解したのは、その手が離れた頃だった。 「── はああああ!? ケンカ売ってんのかテメェ!!」 上書きするように自身の頭を撫でる。 体当たりで貴方を押し出し、勢いよく扉を閉める。 そうして、廊下には再び静寂が訪れた。 貴方が何故こんなことをしたのか、少年が理解する日はきっと遠い。 しかし、いつかその日はやって来る。 ……彼は、この先も生きるのだから。 (29) 2021/10/04(Mon) 20:43:01 |
| (a59) 2021/10/04(Mon) 20:52:24 |
| (a61) 2021/10/04(Mon) 20:59:21 |
「暗いところに行きたいな」
最初から、ずっとそれがあったのさ。
愛してくれる人がいて、食事や寝床に困らないくらいの、
高望みしない普通の幸せって、自分の幸福に思えなかった。
多分これがもっといっぱいいっぱい……
──誰も彼もからあいされて、贅沢がいっぱいできて。
そんなふうになっても幸せにはなれないのが、漠然と感じられて。
それでも、きっとそれは決まっていることだって確信があって。
結果としては、幸せとまでは言わないけど
、 それまでの人生よりは満足感があると思えた
。 ひどく扱われて、なんだか生きている心地がした
。 自分が可哀想な立場になったり、不幸に見舞われる方向に
行こうとするのを止められないのは、知っているけど形にしていない。
こんないびつな存在は、自分のほかになくていい。
可哀想な君らに、ほしいものをあげるよ。
たすけたげるよ、他に引く手がないのなら。
自分で立ってられるだなんて、ただの意地だろうから。
だから、手を取る誰かが現れるまでは、勝手に手を引いていたげる。
たすけてが聞こえたら、そう思ったら、
僕は好きに振る舞いますよ。
[1] [2] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
トップページに戻る