29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】
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ほら、感じていた通りだった。
君は、自分が本当に優しい人なのかは分からないって、
前に書いていたけれど。
そこに生きていた誰かが残した写真を見て、
兎の姿を見て、
大事な人の笑顔を守る、そんな兎になりたいと願った君を、
優しい、という以外に、例える言葉をわたしは知らない。
黙っている事だって出来るのに、
皆が生きるために総司令に自分が知っていることを
伝えにいった君を――
ああ、でも、
見ていて危なっかしくて、少しでも近くに居たいと思ったり、
心配が過ぎて時々こう、
とびっきり苦いものを飲ませてやりたくなったりするのは、
さすがに許してほしいと思う。
放っておいたらどこに飛び込んでいくか分からないんだ、君。
隣にいる子供を守っているようだった、そのうさぎ。
でも、わたしは、きっとその子供だって
うさぎを守りたかったに違いないと思う。
想像することしかできないけれど――…
彼らがせめて、最後まで一緒にいられたならと、そう思う。
君がそうして、皆を守ろうとしてくれているのなら。
君のことは、わたしが守りたい。
前からずっと、思っていたから。
例えば、食堂で君の部下の人たちが
楽しそうにしているのを見ているその背中は、
彼らと一緒にいて、守っていても、
誰が守ってくれるのだろうと。
弱くて、一緒に戦いにいけないことが悔しいけれど。
わたしも、わたしが出来ることを探すから。
一人きりで、旅をして。
世界の何処かにひとが生きていられる場所を夢見た君の心が、
今ここに居て、皆を守ろうとしている君の心が、
いまの私には、何よりも、大切なものに思えてる。
寂しい思いなんて、決してしないように。
だから、最後まで見守っていてほしいと、
そう言ってくれることが嬉しい。
[ そうして、続きに記すのは、上に上る手段のことだ。
何があるか分からない場所に行くことに、躊躇はない。
そう、一人で行かせるつもりなんか、これっぽちもなかった。]
理屈では、そのやり方で上方に飛ぶこと自体は出来るはず。
発射速度も相当のものだろうから。
ただ、計算してみないと分からないけれど、
相当の反動があるだろう。
無事に上に着けるかは、かなり危険な賭けになると思う。
それに、気になっているのが、大穴の形態。
あの穴の向こうは、何も見えない闇だ。
まるで蓋でもされているように。
君の夢からしても、天の向こうの世界には、
時刻によって光があると思われるのだから、
あれがただの孔なら光がそのまま差し込んでもいいはずで。
攻撃時のみ開かれる蓋か、
それに類する何かで覆われているとしたら、
破る方法も必要になるし、
それを超えたとしても、向こう側にあるのは、
恐らく機獣の攻撃拠点。
もし他に方法がなく、急を要するなら、
そのときはそうするしかないと思うけれど。
いま咄嗟に思いつくことは、そう多くない。
ただ、君の話を総合的に考えれば、
この世界に在る遺失技術は、
元々は天の穴の向こうから齎されたものではないかと思う。
君が訪れた建物の硝子細工、写真、
そして何より、機獣そのもの。
どうしてそのような技術がこの世界に運び込まれたのか、
その目的は分からないけれど。
一つだけ言えることは、
『運び込まれたなら、その時点では出入り口があったんだ』。
あの大穴は、機獣を送り込むために開けられたものだろう。
最初の襲撃の際に穿たれたあれだけが、
地上との連絡孔だったんだろうか?
今は塞がれているかもしれないけれど、
他にも出入り口はあった可能性はある。
発掘現場と、開拓時代の地殻調査の図面を照らし合わせれば、
分かることがあるかもしれない。
それに、もしそういうものが見つからなかったとしても、
周りの協力が得られるなら、
あの大穴から上に出る手段も開発は出来るだろう。
もしそれも無理な状況のときは――
そうだな、君の方法に賭けてみるか。
[ 皆の協力が得られないとき――それがどういうときかは、
言葉にするまでもないだろう。]
必ず生きて戻ってきてくれると、信じてる。
待ってる。
わたしは、大丈夫。*
| ── ちょっと前 ── …う、うんっ! こんな感じでいい? 重くない? [買い物を終えて エコバッグの持ち手をひとつ握って 並んで歩きながら >>151 じーーーん…と感動してしまった。 その後の、あーん >>152だって、そう。 これって 同棲してる恋人同士とかが する、憧れのシチュなのでは?! イリヤに想いを寄せる男子にとって きっと垂涎モノの役回りだ。 相手がアタシなんかで悪いけど けど、でも‥‥‥ まだこの役は渡したくないなって思う。 親友の幸せを願ってない訳ではないけど 今がすっごく楽しいから…!]* (279) 2020/05/26(Tue) 21:23:02 |
[ 笑っていたけれど、何処か、笑えていなかった。 ]
………… "残る"の、怖くない?
私は いやだな。
枯れちゃったら 死んじゃったら
綺麗なままのものに、ずっと、
縋らなきゃいけなくなる、し。
( 思ってみれば。
名を、決して呼ばなかった理由も、
これ だったのだろう。 )
みんな 何も残してなかったよ。
……ものも 碌に無かったけど、私も。
居るだけだって 覚えちゃってるのに、
夢にだって 出てくるのに。
中途半端に 覚えて、残るより、
名前もないまま死んだ方が、
ずっと幸せで、怖くないし、
だから、
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