175 【ペアソロRP】爽秋の候 【R18G】
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あのひとが……映画のなかの主人公が、
辰沙に重なってみえたんだ。
[ 感情表現が下手で、少しどころじゃなく人間離れしていて
でも、とても優しくて純粋な、人ではない主人公。
そんな主人公が、物語の終盤。
地球を救うためにその身を賭してラスボスを倒しにいって
そして発生したブラックホールに吸い込まれて――… ]
……僕に?
[ 正直彼女の言葉がピンと来なくて戸惑ってしまう。
どう考えても、僕が彼と似ているとは思わない。
強いて言えば色合いがほんの少し似ているかもしれないけど。
でも、似ているというのなら。 ]
僕は寧ろ、君のほうが彼に似ていると思うよ。
[変なところで人間離れした献身を発揮するところとか、特に。]
…。
[ 正直、はじめての事態に
どう声をかけたらいいのかわからなかったから、
よしよしと、先程先生がしていたように彼女の頭を撫でる]
……僕は、きっとヒーローにはなれない。
[ どちらかといえば、
僕はラスボス側の存在ではないだろうか?
何より、僕は命を賭してまで誰かを守ろうと思ったり
あの映画の主人公のように誰かを『好き』になったり、
大切になんてできないと思うから。
―――…たった一人、目の前のを除いて。
もしも明日、世界が滅ぶとして。
自分の命と引き換えに、その世界が救われるとして。
僕はそのとき自分の命を差し出せるとは
どうしても思えない。
ずっと、人間たちから『 』と呼ばれてきた。
彼等のことを思い出すたび、胸の奥を深く抉られるような
この身を焼かれるような、どうしようもない、
やり場のない感情が心を苛む。 ]
……理音。
[ いつもことあるごとに彼女が僕にそうするように、
いつか幼い彼女にそうしたように
彼女の頬に自分の手を添える。
僕は、きっとあんな献身的な行動はとれない。
ヒーローなんてものにはきっとなれない。
なりたいとも、思わない。
―――それでも。
もしも君が望むことがあったなら。
或いは彼女が危機に陥って、僕の命一つで
それらを贖うことができたなら。
―――…そのときは、きっと。
僕は命を投げ出すことを選んでしまうだろう。 ]
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