22:28:13

人狼物語 三日月国


37 【恋愛RP】夏の夕べ【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 雅楽 雅

 ── 廊下 ──


 ええと、確かレストランは……


 [ホテルの案内図を広げつつ、浴衣に着てきた薄紅の
 道行姿で廊下を歩く。
 昨日受けた説明では朝食はルームサービスとラウンジ、
 和洋中のそれぞれのレストランのどれでも選べるらしい。
 ちなみに私のこのスイートルームのチケットは朝夕食付き。
 昼食はないけれど、最悪食べなくてもいいかなとか思って
 いたけど、部屋にはキッチンもあって、自炊も出来そう
 だった。
 
 というか部屋、めちゃくちゃ広かった。
 お風呂も薔薇を浮かべたりとか、なんかコースを選べたり
 して、トイレだけで私が住んでいるアパートくらいあって。

 この浴衣も凄く肌触りがいいし、ベッドもふかふか。
 ホームシアターっていうの?それもあった。
 いろいろ、私だけで過ごすのが勿体ないというか
 申し訳ないというか。]
(39) 2020/07/26(Sun) 12:18:57

【人】 雅楽 雅



 あ、麗央くんとのご飯、私の部屋で食べれば良くない?
 キッチンあるし、お店で食べるよりは材料買って
 作った方が安い…


『値段とか奢られる側が気にしないの!』



 [昨夜の彼の言葉が頭に響いた。]
 
(40) 2020/07/26(Sun) 12:19:01

【人】 雅楽 雅

 ── 回想>>0:600>>0:601 ──

    
 嬉しくない?
 

 [綺麗と言われるのはあまりお気に召さないらしい。
 男心は複雑だなぁと眺める。]
  
 
 私も思った。応募しておいて何だけど。


 [同じ感想を持った麗央くんに声を潜める。 
 
 他にも私みたいなひとが居るのだろうか。
 ホテル側が期待する10人のうちの1人には私は到底
 なれないけれど。]

  だ、だって、
  …い、嫌じゃないけど


 [あの小首を傾げる仕草は狙ってしていたと思う。]
(41) 2020/07/26(Sun) 12:19:06

【人】 雅楽 雅


 [出迎えのホテルの人は、物腰柔らかな動作で私達を
 フロントまで先導してくれた。
 たぶん、私達のやり取りを見てただろうど、それを
 おくびにも出さないプロだった。

 明らかに不慣れな感じで麗央くんのエスコートを受ける
 私をホテルの人達は暖かく迎え入れてくれ、無事
 チェックインを済ませれば、そこで、見守ってくれて
 いた彼とは別れたのだった。**]
(42) 2020/07/26(Sun) 12:19:09

【人】 雅楽 雅

 ── 廊下 ──


 ええと、確かレストランは……


 [ホテルの案内図を広げつつ、浴衣に着てきた薄紅の
 道行姿で廊下を歩く。
 昨日受けた説明では朝食はルームサービスとラウンジ、
 和洋中のそれぞれのレストランのどれでも選べるらしい。
 ちなみに私のこのスイートルームのチケットは朝夕食付き。
 昼食はないけれど、最悪食べなくてもいいかなとか思って
 いたけど、部屋にはキッチンもあって、自炊も出来そう
 だった。
 
 というか部屋、めちゃくちゃ広かった。
 お風呂も薔薇を浮かべたりとか、なんかコースを選べたり
 して、トイレだけで私が住んでいるアパートくらいあって。

 この浴衣も凄く肌触りがいいし、ベッドもふかふか。
 ホームシアターっていうの?それもあった。
 いろいろ、私だけで過ごすのが勿体ないというか
 申し訳ないというか。]
(43) 2020/07/26(Sun) 12:20:10

【人】 雅楽 雅



 あ、麗央くんとのご飯、私の部屋で食べれば良くない?
 キッチンあるし、お店で食べるよりは材料買って
 作った方が安い…


『値段とか奢られる側が気にしないの!』



 [昨夜の彼の言葉が頭に響いた。]
 
(44) 2020/07/26(Sun) 12:20:12

【人】 雅楽 雅

 ── 回想>>0:600>>0:601 ──

    
 嬉しくない?
 

 [綺麗と言われるのはあまりお気に召さないらしい。
 男心は複雑だなぁと眺める。]
  
 
 私も思った。応募しておいて何だけど。


 [同じ感想を持った麗央くんに声を潜める。 
 
 他にも私みたいなひとが居るのだろうか。
 ホテル側が期待する10人のうちの1人には私は到底
 なれないけれど。]

  だ、だって、
  …い、嫌じゃないけど


 [あの小首を傾げる仕草は狙ってしていたと思う。]
(45) 2020/07/26(Sun) 12:20:17

【人】 雅楽 雅


 [出迎えのホテルの人は、物腰柔らかな動作で私達を
 フロントまで先導してくれた。
 たぶん、私達のやり取りを見てただろうど、それを
 おくびにも出さないプロだった。

 明らかに不慣れな感じで麗央くんのエスコートを受ける
 私をホテルの人達は暖かく迎え入れてくれ、無事
 チェックインを済ませれば、そこで、見守ってくれて
 いた彼とは別れたのだった。**]
(46) 2020/07/26(Sun) 12:20:19
雅楽 雅は、メモを貼った。
(a24) 2020/07/26(Sun) 12:33:47

【人】 雅楽 雅

 ── 和食レストラン ──


 (たっか!
たっかっ!



[席に着き、渡されたメニューを見て心の中で叫ぶ。
 膳の種類は3つあったけど、どれも私の知っている
 モーニングの値段じゃなかった。
 というか、一番安価なものでも私の5日分くらいの
 食費を超えてきているのですけど!!!!]


  ………
  
 (せ、せっかくだから一番高いの頼もうかな。)


 [典型的な貧乏人の思考で、注文を決める。]
  
  
  (えっと、内容は…… )

 
 [お浸し、乾物の煮付け、煮物、明太子、甘味、
 ちりめん山椒、もずく酢、焼き魚、卵焼き、海苔、
 お新香の11品にごはんと赤だしのお味噌汁。

 ごはんとお味噌汁はおかわり自由。]
(69) 2020/07/26(Sun) 14:34:29

【人】 雅楽 雅


 
  
たっかっ!!!!!



 [つい声に出してしまい、慌てて顔をメニューに埋めて
 人目から隠れたりしていた。*]
   
(70) 2020/07/26(Sun) 14:34:35

【人】 雅楽 雅

 ── ホテル ──


 [無事?朝食も終わり、通りすがり、
 なんとはなし売店を覗いていた。
 昼食の材料になるようなものがあればいいなと
 思ったのだけれど、やっぱりというか、
 お土産物ばかり。]


 (ホテルの宿泊客は自炊しないのかなぁ。
 せっかくキッチンがあるのに… )
 
 
 [敷地外まで足を伸ばすしかないかなと
 踵を返しかけて目の端に、お豆腐のエリアを見つけた。]


  何……、名産品なのか──…
はっ?!



 [掲示されている値札を二度見する。
 なんか、私が普段買うお豆腐の値段の横に0が二つくらい
 余分に並んでいるのですけど!!]
(106) 2020/07/26(Sun) 17:16:05

【人】 雅楽 雅

 
   ──はっ!



 [くらくらと豆腐を前に思考をトリップさせていたら、
 背後から声を掛けられた。>>87

 
 
  あ、いえ、少し眩暈がして……



 [現実に戻ってきた私は声の主に振り返り、
 困ったように笑う。]

  
  だ、大丈夫、大丈夫です。
  よくあること、なので。  


 [嘘は言っていない。
 薬の副作用で急激に身体がのぼせたりする影響で、
 眩暈はよく起こしている。
 さっきのはお豆腐の値段に戦慄してただけだけど。
 
 なんかごめんなさい、
 親切なひと。*]
(107) 2020/07/26(Sun) 17:16:09

【人】 雅楽 雅


 (え?!もしかして、支えようとしてくれてる?)


 [親切なひとからさり気無く背中に充てられる手に、
 戸惑いと共に申し訳なさが込み上げてくる。>>111
 というか、昨日の麗央くんもそうだけど、
 何、ここに居る人達ってみんなこんな、紳士なの?
 
 紳士ってフィクションじゃなかったの?]

 

   …え。

    
   ち、

  
違います違います!違いますっ!!!

  食べたくないわけじゃないけど、
  食べたいわけじゃなくて……


 [持っていた巾着をぽとりと落として、
 両手を上げて全力で否定する。     
 一部始終を見られていたなんて知らない。]
(119) 2020/07/26(Sun) 18:25:43

【人】 雅楽 雅


   …違うけど違わない?


 [自分のことなのに確認するように見つめて、]


  あ、いえ、その。
  私、こんな値段のお豆腐み見たことなくて…
  
  なんていうか、お豆腐は安くてヘルシーな
  庶民の味方だと思っていたけど、ところ変われば、
  こんなに遠い存在だったんだなって──
 
  
  [結局正直に告白しているのだった。*]
(120) 2020/07/26(Sun) 18:25:46
― トークルーム:時見ユエ ―

『おはよーございます、真珠です。
 昨日はありがとうございました!

 薄氷さんも妹さんもオッケーですよ!
 薄氷さんとは昨日展望台で一緒に星を見てたんですよ〜
 ユエさんの知り合いの方だったんですね。

 日時はいつでも大丈夫なので、皆様の都合に合わせます。
 …あ、薄氷さんの連絡先は私は持っていないです…』*

【人】 雅楽 雅

[そう言われているのは知っているけれど、けど。>>121



  ……そうです。



 [紳士はあっさり折れてくれた。
 こういうところも紳士たる所以というか──あれ?
 なんかこのひと、笑い堪えてない?
 口、口の端、プルプル震えてない? ]



  
買うんですか?! 




 [こんな高いお豆腐。と言わんばかりの
 見開いた瞳を向ける。]


 (うわぁ、誰が買うんだろうと思っていたら…
 このひと、もしかしてお豆腐マニア?!)


 [巾着を受け取りつつ、立ち去るでもなく紳士が
 会計をする様子を眺めていると、買ったばかりの
 お豆腐の半分を差し出されて、また驚いた。]
(143) 2020/07/26(Sun) 19:24:33

【人】 雅楽 雅

   

  だ、だだだだ、駄目ですよ。 
  こんな高価なお豆腐、見ず知らずの私に渡すなんて、
 
  何のお返しも私、出来ないし……
  受け取れない。


 [このやり方。
 紳士にも程がありませんか。

 最初からそのつもりで、
 要らないっていうのも方便なんでしょう?*]
(144) 2020/07/26(Sun) 19:24:37
― トークルーム:早乙女 真珠 ―

『おはようございます、こちらこそ長い時間付き合ってくれてありがとう。
 俺も薄氷さんとは知り合ったばかりだけど、真珠ちゃんも顔見知りなら良かったよ。
 了解、じゃあみんなに聞いておきます。
 薄氷さんの連絡先は知ってるから大丈夫だよ』

【人】 雅楽 雅

 [そうだよ。>>163
 だって、ちょっといい外食が出来るくらいするお豆腐。
 きっと美味しいんだろうし。
 まさか、面白がられているなんて。
 今の私の貴方への好感度、後で返して貰わないと。]


  は?なんで捨てるの?
  
食 べ な よ!!

  
  豆腐を馬鹿にするものは豆腐に泣くよ?
  それこそ豆腐の角に頭をぶつけて───…はい?


 [このひと、私を驚かせるプロなの?
 ただでさえ、あんな高いお豆腐買ったばかりなのに]


  お茶って……まさか、このホテルにあるお店で? 

 [高いって!絶対高いから!!]

  自販機のなら、なんとか足りるけど、
  お店は持ち合わせが……
  
ってなんで笑ってるんです?


  
 [むぅ。]
(180) 2020/07/26(Sun) 20:27:44

【人】 雅楽 雅



   …………そのお豆腐、

  そのまま食べても美味しいと思うけど、
  イタリアン風の味付けにしても良さそう。


 
 [でも、なんだろう、これ。
 なんか私、このひとと話すの楽しくなってきた。*]
(181) 2020/07/26(Sun) 20:27:48

【人】 雅楽 雅

 
  ……別に面白いこと話してないんだけど。


 [とうとう声を上げて笑い出した男性に
 不服そうにして、けれどそれは長続きせず
 すぐに表情は解けた。>>182


 だって、気軽に奢られていいような場所じゃない
 でしょう、ここ。


 [どう考えてもさ。]
 
   
 シェフ?!え、あ、それはプロに頼めば美味しいだろうけど。
 お金取られるよね?
 勿論、貴方が構わないなら、いいと思うけど。

 私のは家でもよく作ってるなんちゃってイタリアンだよ。
 それでもいいなら、少し材料の買い出しが必要になるけど、
 元々行こうと思ってたし。  


 貴方のお豆腐だから、貴方が食べたいほうを選んで?

 
 [再度差し出された2丁の豆腐を見て、
 そっと柔らかく笑いかけた。*]   
(197) 2020/07/26(Sun) 21:24:53
 
   ……私、あの頃より大人でしょ?
 
 
[ジッと上目遣いに先生を見上げて
 んふ、としなをつくって微笑みかけた。
 むぎゅうと腕にしがみついて胸を押し付けたのは
 まあ。成長しましたよってことで。でも。]
 

『真珠ちゃん、こんにちは。

 もしお昼に予定が無ければ、一緒にフレンチのコースを食べませんか?
 1万円あれば、料理とワインが楽しめると思うけど……
 お高いので、無理にとは言いません。

 楽しんでますか?
 私は二日連続で乗馬体験したけど、楽しかったよ。
 また連絡します♡』


[ジェシーの写真を添えて。送信。*]

【人】 雅楽 雅


  ………何その顔。


 [笑いが止まって、驚いた顔を向ける男性。
 その内心は検討もつかない。>>210


 でも、言われてみれば確かに、一般の部屋に
 キッチンはついてないよね。

 
 実はこの時は、部屋で作ったものをどこかで待ち合わせ
 て届けるつもりだった。
 材料切って乗せて、調味するだけだし。
 お豆腐自体がいいものだから、変に手を加えなくても
 十分美味しい筈。]


  あ、疑ってる。
  嘘じゃないよ。


 [豆腐の入った袋を受け取る。]
(245) 2020/07/26(Sun) 22:47:38

【人】 雅楽 雅

[買い物、付き合ってくれると思ってなかった。>>212
 当初は、お豆腐料理だけのつもりだったけど、
 荷物持ちをしてくれたり、会計も持ってくれたり
 されたらやっぱり、お味噌汁ともう一品くらいは
 作って振舞いたくもなっただろう。*] 
(246) 2020/07/26(Sun) 22:49:31


   .........そうだな。
   

[高校生にはない色気を帯びる姿と腕に伝わる膨らみは、彼女の言葉により説得力を与える。その内側にどれぐらい幼さを宿しているのかも俺にはみえないから。]

  
  っ、……は、

[ 短く呼吸繰り返して。
 ほんのり甘い吐息を零す。

 不慣れさは、伝わってしまったかもしれないけど
 弱音を聞いてもらったからか。
 見栄を張ることはしないで、たどたどしく。
 さらに唇を、深く重ねるのは、もう少し一緒にいたい。

 触れあっていたい、と思ってしまったから――…**]

【人】 雅楽 雅

 ── スイートルーム(自室) ──


 とりあえず荷物はそこのカウンターへ置いて貰って…
 

 [専用エレベーターで直通の部屋。
 広々とした空間のあちこちに、見るからに高価な調度品が
 設えられている。

 買い出しに行ったスーパーでたまたま鮭が安売りしていた
 から、おかずはそれを使ってバターポン酢炒めを作ることに
 決めた。

 なんちゃってイタリアン冷奴はお豆腐に玉ねぎの微塵切りと
 プチトマト、塩昆布を載せてオリーブオイルを回しかけ、
 ブラックペッパーをまぶして出来上がり。]
       

  あ、そうだったね。なんだか今更って気もするけど。
  羽井?…下の名前は秘密?


 [使う食材を整理しながら、尋ねる。]      


  そっか、都内で飲食店経営……ってことは
  
ちょっと、もしかして凄く舌肥えてるんじゃ?!
(293) 2020/07/27(Mon) 0:31:38

【人】 雅楽 雅

  

  ……もう、早く言ってよ。


  言っておくけど、私、素人だからね?
  肝に銘じておいてね。

  
 [大真面目に見つめて、返事を取り付ければ満足そうに、
 よし、と頷いた。] 


  私は雅(みやび)、雅樂 雅(うた みやび)。
  でしょう?新聞紙みたいに、上から読んでも下から
  読んでも同じになるんだもの。  
  
 
  [言われ慣れた感想に笑う。]


  あ、イタリアンなのはお豆腐だけだよ。
  他は和食になるけど───…

  
(294) 2020/07/27(Mon) 0:31:43

【人】 雅楽 雅


 
  しめじの梅味噌汁、要らない?


 
 [イタリアンならとワインを冷やす姿に苦笑しながら
 小首を傾げた。]


   じゃあ、使い終わった調理器具、渡していくから
  洗って貰っていい?
 

  [普段は調理しながら洗い物をしているけれど、
  手伝ってくれるというならお願いしよう。**] 
 
(295) 2020/07/27(Mon) 0:31:47
― トークルーム:市村真由美 ―

『真由美さんっ!こんにちは(∩´∀`)∩

 うわー!フレンチのコース!!昨日言ってたやつですね!
 めちゃくちゃ楽しそう&おいしそうですね〜〜!
 でも、すみません〜〜(´;ω;`)
 午後からワイナリーに行こうって
 お約束をしてしまった方がいて…
 フレンチをゆっくり味わう時間を取るのが
 難しいかなって思うので、お昼は遠慮させて頂きます〜…

 その代わりにと言ってはなんですが、
 もし水着とかお持ちでしたら、明日プールに行きませんか?
 ひとり、イケメンも一緒かもしれないです。

 わぁ!乗馬!真由美さんすごい素敵ー!
 このお馬ちゃんに乗ったんですか??
 カワイイー♡
 私も昨夜は星を見たり、楽しんでます(*´ω`*)』

― トークルーム:時見ユエ ―

『ユエさんと話してると楽しくて!
 長い時間もあっという間だったよーほんと、ありがと!

 薄氷さんの連絡先もご存知なんですね!よかった!
 連絡役お任せしちゃって申し訳ないですが、
 宜しくお願い致します。

 あたしは今日の午後オッケーです!
 そうだ、もしお昼未だで、お暇なら軽く食べていきませんか?
 すきっ腹にアルコールは良くないって聞いたよ!』

[と、薄氷さんが忙しい(?)ことも知らず、送信。
 なんていうか、知らないので、ずらす理由が、なくて。]*

【人】 雅楽 雅

 ── 調理中 ──

  ……っ

 [額に汗が滲む。
 背中にも伝っているのが分かる。

 この季節にウィッグを付けたまま、火を扱うのは
 思っていたより体力を消耗するよう。
 
 一人ならば外すところだけど。
 時々眩む視界は固く目を閉じることでやり過ごす。
 これは薬の副作用も併発していそう。
 
 傍らにあるペットボトルに視線を送れば、
 ミネラルウォーターの量は調度半分くらいだった。]



  ───…ね、貴方はコップに半分の水が
  あったらどう思う?
 
 
  未だ半分もある、か、
  もう半分しかない、か。 


 [男性が傍らで洗い物をしていたら、ふとそう尋ねただろう。
 その時、涙のような汗の粒が睫毛を濡らして、
 頬に伝い零れた。*]
(313) 2020/07/27(Mon) 3:26:36

【人】 雅楽 雅


[コップに半分の水があって、それを見て、
 もう後、半分しかないと考えるか、
 まだ半分もある。と考えるか、
 


        
           私は昔からずっと───…。]



 
(314) 2020/07/27(Mon) 3:26:46

【人】 雅楽 雅

 [今のままでは駄目なんだって、
 いつも焦燥感に駆られていた。
 
 
 両親の苦労。
 決して怠け者ではなく、寧ろ休みなく、
 夜中まで仕事しているのに、けれどちっとも裕福に
 ならないのには、彼ら自身にも原因があった。

 父は家族よりも、口が上手い友人を優先して
 考えられないような値段で車や家電、
 布団などを買わされていた。
 付き合いだからと周囲に見栄を張って、
 貯金がないことを母のせいにして責め立てる。
 母はその苦しさを何かにつけて、私のせいに
 して、私が居るから父と別れられないと責める。
 
 けれど、そんな日々の中でも、きまぐれに優しく
 されたりすることもあって、だから彼らの愛をずっと
 諦めきれずにいた。]
(315) 2020/07/27(Mon) 3:26:59

【人】 雅楽 雅

[母は毎日、私が出来ないことを探しては否定した。
 理由なんてない、ただ、自分より幸せになることは
 許せなくて苦しくて、私が笑顔でいると自分を保って
 いられなかったかもしれない。
 その証拠に泣いていると嬉しそうに慰めにくる。

 学校で成績が一番になっても、絵画や読書感想文
 のコンクールで入賞しても、誉めてはくれない。
 それでも私は認めて欲しくて、どうしようもなく
 彼女の承認を得たくて。

 否定のための否定を、そうと知って、
 それでも母を求めてしまう。
 彼女も酷く苦しんでいたことを知っていたから
 

 助けたかった。]
(316) 2020/07/27(Mon) 3:27:16

【人】 雅楽 雅

[認めてもらうためだけに、世界がいう、これが
 幸せなんだっていう生き方を目指して、
 これが真っ当なんだっていう、
 誰からも認められるような自分を目指して

 そうなれば、父も母も、私を認めざるを得ないだろうって。
 それだけが、この地獄から抜け出せる手段だって。


 でも、私は結局、世界が示す幸せの参照枠に、
 上手く当て嵌まれなかった。

 
 いつ終わるかもしれない、永遠のような世界で、
 なるべき私と本当の私の間に苦しんだ。
 どれだけ心を殺して周りに合わせても、最後は
 耐えられなくなって、上手く出来なくて破綻する。

 それを何度も何度も繰り返しながら生きて、
 何も出来ないまま、身体が壊れた。]
(317) 2020/07/27(Mon) 3:27:52

【人】 雅楽 雅

 



 [ 統計によると、10年先の私の生存率は、50% 

    
  2分の1だ。]

                         

    
   
(318) 2020/07/27(Mon) 3:34:40

【人】 雅楽 雅

 
[昨年のこと、その事実を知った時は血の気が引いた。
 いつまで続くのかわからない未来が不安で仕方なかったの
 にも関わらず。

 腫瘍が見つかった時だって、痛みとか何もなくて、
 なのに開いてみたら、想像よりも広がっていた、
 なんて使い古された昔のドラマの台本でもないのにね。
 
 治療方針の変更に伴い、入院も長引いて、副作用で髪は
 みるみる抜けていき、治療後生えてきたそれは色を失い
 雪のように真っ白になっていた。
 
 手術直後の、まだ腕も上がらない状態の時から働くよう
 言われ、下りた保険金を長引く治療費に充てることを
 嫌がった父は、入退院の合間、育ててもらった恩も返さない
 親不孝者だと、私の人生は失敗だったと毎日のように
 怒鳴り責め立てた。]

  
(319) 2020/07/27(Mon) 3:34:50

【人】 雅楽 雅

 
[長引くかもしれないことをあんなに伝えていたのに。
 協力するからと心配だからと家を出ていた私に実家近くに
 転院するよう言ってくれた時、どんなに嬉しかったか。
 最後は家族は助け合えるんだって。

 
 なのに、治療途中に匙を投げた。
 苦しむ姿を見たくないからなんて言って、
 自分たちの知らないところで死んでくれなんて。

 転院手続きの時間すらくれずに、すぐに荷物を纏めて
 出ていくよう告げられた。]
(320) 2020/07/27(Mon) 3:35:00

【人】 雅楽 雅

 
[────馬鹿みたい。
 
 本当、馬鹿みたい。
 

 こうなるまで、愛されていなかったことに気づけないなんて。
 こうなるまで、愛されたいと願っていたなんて。
 

 ただ、生きていてくれればそれでいいよって
 その言葉を求めて求めて、求めて。]

  
(321) 2020/07/27(Mon) 3:35:32

【人】 雅楽 雅

[嬉しかったのに。
 あの時、心配だって言ってくれて。
 
 でも、迷惑かけないようにとどれだけ気を使っても
 どんなに思ったって、ずっと。

 
            何も、伝わってなかった。**]
(322) 2020/07/27(Mon) 3:36:00
雅楽 雅は、メモを貼った。
(a87) 2020/07/27(Mon) 3:50:23

『お誘いありがとう。
 ワイナリーも楽しんで来て。

 そのイケメンはデートに誘ったつもりだと思うよ? 
 私も誰か連れて行って、雰囲気良くなったら外そうか?

 お昼ご飯は約束があるから、それ以外ならOKです。
 真珠ちゃんの水着姿、可愛いだろうな💕』


[まあ、真珠ちゃんの水着姿を見たい誘惑に負けました。]

【人】 雅楽 雅

── スイートルーム>>336>>337>>338>>339 ──


 あ、素直に教えてくれるんだ。
 羽井、有徒……羽井有徒…、ん、覚えた。


 [からりとした笑顔を楽しそうに眺める。
 知り合ったばかりのひとと、こんな冗談
 言い合ってるなんて。]



 そう、だけど、好きじゃなきゃオーナーには
 ならないんじゃない? 
 


 [美味しいものを食べることが嫌いな人なんて
 そう居ないだろうけど、知識はありそう。
 経営しているお店の顧客層はやっぱり、
 こういうホテルに滞在するような富裕層なのかな。]
(363) 2020/07/27(Mon) 14:41:24

【人】 雅楽 雅


  偽名っぽい?


[まるで狙って付けたような名前。]


 …本当に、どういうつもりで名付けたのでしょうね。


 [笑い話のようにしながも、両親を思うと今でも
 胸が痛む自身を自覚する。
 もう会えない、会うことはない、会ってはいけない。
 それでも、辛いことの方が多い毎日だったと知って
 いるのに、少しの、優しくしてくれた時のことが、
 笑顔が忘れられなくて。
 きっと、たぶんずっと死ぬまで。]


 そんなもの?
  

 [雰囲気が大事らしい。
 くすりとして、調理を進めていく。]

 
  私、スープが好きだから、
  お味噌汁のレパートリーも多いの。
  しめじの梅味噌汁はよく作ってるけど、
  おすすめだから。
(364) 2020/07/27(Mon) 14:41:31

【人】 雅楽 雅

[横から聞こえてくる洗い物の水が流れる音に涼を得ながら、
 ハンカチで顔に伝う汗を拭う。]

  
  そんなようなもの。


 [盛り付けをしながら、応えて]




  ……………絶対、
  素直に選択肢から選ばないと思った。



 [その答えに、ふっと息を吐いた。]
(365) 2020/07/27(Mon) 14:42:03

【人】 雅楽 雅

 ── 食事会 ── 

 [テーブルに並べられた料理の品数は3品。
 多いとは言えないそれらに、炊き立てのご飯。
 ホテルの和食とは違う美味しさがあると自分では
 思っているのだけど、羽井さんの口には
 どうだったかな。]

 
  洗い物、お疲れさまでした。

 
 [労いの言葉をかけつつ、お互いにグラスを掲げて、
 私が一番初めに端を伸ばしたのは、
 この食事会の切欠になったお豆腐。]


  ……わ、美味しい!
  全然違う。


 [舌の上で溶ける濃厚でコクのある甘味。
 トマトや玉ねぎとの相性も良く、羽井さんがまだなら、
 食べてみてと目を輝かせて勧めただろう。

 部屋全体を柔らかく照らす日差しを受けながら、
 豪華なスイートルームには見合わない、ささやかな
 昼食の時間が穏やかに流れていった。*]
(366) 2020/07/27(Mon) 14:42:15
― トークルーム:早乙女 真珠 ―

『そう言ってもらえると嬉しい。俺も真珠ちゃんと話すの楽しかったよ。

 昼飯いいな〜。2人にも聞いておくよ。
 何が食べたいとかある?』

[と返信しつつ、残念ながら薄氷さんの現状は知りようがないので、そのまま彼にも『ワイナリーの前に昼食ご一緒にどうですか?』なんて送るだろう。
ちえには傍らにいたならそのまま口頭で、離れていたなら同様のメッセージを。
もし今後薄氷さんのアルコール耐性を目にする機会があったなら、本人の自認に対して宇宙に浮かぶ猫の顔をするかもしれない。
]

【人】 雅楽 雅

 
  こんなに違うものなんだね。


 [こういうのに慣れて舌が肥えちゃったら、
 庶民の食事は食べられなくなるだろうな。]


  良かった。


 [感想を聞けば、嬉しそうに微笑む。>>368
 こんな風に料理を誰かに振る舞ったのはいつぶり
 だろう。
 考えてみればあの頃、懐いてくれてた近所の子たちに
 作ってあげて以来かもしれない。
 麗央くんはオムライスとハンバーグが好きだったな。
 子供が好む王道そのまま、学校から帰ってくるなり、
 作って作ってって手を引かれたりしたことも
 あったっけ。>>59
(385) 2020/07/27(Mon) 16:35:50

【人】 雅楽 雅

 

  いえいえ、お粗末様でした。


 [ワインをグラスに受けながら、応える。>>369
 料理はすべて互いの胃の中、テーブルには空になった
 食器だけが残されていた。]


  遊びに?
  

 [笑いながらの冗談に、こちらも惚けて返して]

  
  ね、羽井さんはこちらに滞在されて長い?
  私、昨日来たばかりで、
  お薦めスポットとかあったら教えて欲しいな。 
  

 [最初で最後になるだろう宿泊。
 せっかくだから、このリゾートをめいっぱい
 楽しみたい。]
(386) 2020/07/27(Mon) 16:35:54

【人】 雅楽 雅


  パンフを見ればいいのかもしれないけれど、
  私、見てるとそれだけで満足してしまうの。


 [だから、と眉根を下げて、色々知ってそうな彼に
 アドバイスを求めた。*]
(387) 2020/07/27(Mon) 16:36:00
― トークルーム:市村真由美 ―

『真由美さんも、フレンチコース楽しんでくださいねっ
 明日会ったときにでも感想とか教えてくださ〜い♡

 でっ、でで、デート!?
 いや、ないない!ないですよ、たぶん…
 でも、真由美さんが気になるなら、
 誰か他の人が一緒でもいいですよ
 真由美さんたちの方の雰囲気がよくなったら
 私たちが外しても良いですし!
 それと、真由美さんの水着姿のほうが絶対きれいですって!

 …じゃあ、明日午前中にプール集合お願いします♡』

[お風呂で見た裸身を、
 そりゃあ綺麗だと思ったんだから
 お姉さんの覚悟は思い浮かぶ余地もなくて。
 女同士の結託?をお姉さんとしていることに
 ちょっとわくわくしたりなんかしちゃって。
 明日、楽しみだなぁ。]

― トークルーム:時見ユエ ―

『ありがとうございます〜。
 特に希望とかはないんですけど、あんまり重くなくて、
 さくっと食べられるものがいいなーとは思ってます。

 いま、どちらにいらっしゃいますか?
 そちらに伺いますね…?』

[はふっ、とひと息吐いて。
 とりあえずはエレベーターホールへ向かって歩き出そう。

 返信の間隔から言って、
 ユエさんがまだスマホを見てる可能性は高いと思う。
 …隣にちえさんがいるかも、っていう事項は
 正直失念してたけど。]


  お仕事、大変だと思うから……
  折角のオフだし、麗央くんがのんびり、ゆっくり
  羽を伸ばせるといいなって。

  ひとりが退屈になったらいつでも声かけてね。

── 真珠ちゃんへ ──

『気をつけなさい。男は狼なのよ♪

 朝プール了解です!
 誰も誘えずに一人で現れても許してね😋
 どっちがなんてナンセンス。
 2人とも可愛い&綺麗でいいじゃん♪

 明日楽しみにしてるね♡』


[さて、後で水着買いに行かなきゃ。**]

―メッセージ:ユエさんへ―
[ 若者たちが使っているハイカラなSNSではなくて、
 ショートメールを使っているのは、
 あのアプリの使い方がよく分からないから。
 
 ユエあたりに聞いたら、使い方を教えてくれるだろうか。]

 『お疲れ様です。薄氷です。
  昼食のお誘い、ありがとうございます。

  今、外にいるのですが、迷わなければ
  すぐに帰ってこれると思うんですが、
  土地勘がなくて、あまり自信がないので、
  昼食はまた次の機会にお願いします。

  お食事終わるころには、きっと辿り着いているはずなので
  その時は宜しくお願いしますね』

[ 方向音痴ではないよ。
 神保町では迷ったりしないし
――地元だからね
*]

【人】 雅楽 雅

 ── スイートルーム ──


  舌の記憶も頭と一緒で美化されるのかな。


 [羽井さんの話に過去に思いを馳せる。>>395
 そこに見えるのは、まるで、僅かにある暖かい記憶を
 消さないように、今にも消えそうにチラチラしている
 蝋燭の火を必死で両手で囲って、守っている私。
 
 子供の頃、私は何が好きだったのだろう。]


   羽井さんは鰻味噌定食が忘れられないんだ。


 [笑って、ワインを口に運ぶ。
 普段、お酒は飲まないけれど、
 これはすごく飲み安かった。>>396
(417) 2020/07/27(Mon) 19:10:15

【人】 雅楽 雅


  ……乗馬、は難しそう。
  初めてでも、乗れるものなの?


 [初っ端から、ザ、上流階級って感じがするものが
 出てきて内心怯んだが、そのあとは比較的、
 無料で利用出来そうなもので胸を撫でおろした。]


   葡萄畑と花畑に、蛍の沢……


 [ふんふんと頭の中にメモしていく。
  展望台もあるらしい。>>397

  静かに居るだけで楽しめるのは
  私的高ポイントだった。]
(418) 2020/07/27(Mon) 19:10:19

【人】 雅楽 雅


   だけど?


  [何かを思い浮かべる羽井さんに続きを促す。>>398


  
    ……それは経験から?



  [瞬いて、ふっと目を細める。
  それは私にとっては遠い、人間関係を築くことに
  長けてそうな彼ならではの意見。

  でもきっと、真実なのだろう。]
(419) 2020/07/27(Mon) 19:10:27

【人】 雅楽 雅

 
   え?

  
  [そんな別のことを考えていたから、
  誰を思い浮かべたと聞かれても、的はずな顔を
  向けてしまったかもしれない。>>399
  
  そして、よくよく考えてみると、麗央くんと、
  目の前の羽井さんしか私が知っているひと、
  ここには居ないのだった。]

   
  
   こちらこそ、ご馳走様でした。


  [席を立つ羽井さんを専用エレベーター前まで
  見送る。>>400
  
  軽く部屋の片付をして、その後はどうしようか。 
  夜は教えてもらった蛍の沢に行ってみるのも
  いいかもしれない。*]
(420) 2020/07/27(Mon) 19:10:33
不意に囁かれた気遣いに、心がぽかぽかした。真珠ちゃんは、親に真っ当に愛されている、いわゆる良いとこの子なんだなって羨ましく思う。

 家族の為に頑張って働いてくれている、お父さんやお母さんに感謝できる環境にいるのだろう。こういう娘なら、母親になったら良いお母さんになるのだろう。子供がいなくても幸せになるのだろう。]

うん、ありがとう。優しくしてくれて。

[打算のない優しさを向けられる。それを心地好く思えるうちは、まだ頑張ろう*]

 

 
そのドレス着ておめかしして
どんなことがあったか
結果報告、よろしくね?
 
 

【人】 雅楽 雅

 ── スイートルーム ──

 [羽井さんと別れた後、汗をかいたこともあり、
 ゆっくりお風呂に入った。
 朝も入ったのだけど、広い湯舟に浸かるのは心地よい。
 露天風呂も興味はあったけど、部屋ので十分かもしれない。]


  ……結構伸びてきた。


 [鏡を見ながら、顎ラインの長さの白い髪を触る。
  着替えたワンピースと同じ色。]


  よし、行こ。
   


 [意識的に気合を入れてサイドテーブルで休憩させていた
  ウィッグに手を伸ばす。
  蛍の沢は夕食後に行くとして、まだ時間がある。
  遊技室を覗いてみよう。*]
(492) 2020/07/27(Mon) 22:05:19
[先輩には曇り空より青空が似合うなって、今度は心の底から微笑んで。]


[ちょうど逆光になって。
俺の視界から麗央の表情が消える。
 

【人】 雅楽 雅

 ── →何故かチャペル ──

 
  …わ。声が響く。


 [そっと扉を開けて、ステンドグラスが照らす中に入る。
 結婚式が終わった後だろうか。
 誰も居ないそこは、妙に静まり返っていた。
 
 あ、うん、わかってる。覚えている。
 自室を出た時は確かに遊技室を目指していた、
 目指していたのだけど、たまたま、
 建物が見えたんだよね。]
 
 
  ……
 

 [身廊をゆっくり歩いて祭壇の前、
 神様に許しを得て私は、
 オルガンの椅子に座った。]
(529) 2020/07/27(Mon) 23:04:52

【人】 雅楽 雅



   ──── … 



 [目を閉じて、指を鍵盤に乗せる。
 奏でるのは昔、よく弾いていた曲。
 その代わりに泣いてくれているかのような音に
 合わせて、唇を動かして、私はひとり、
 
 うたっていた。**]
(530) 2020/07/27(Mon) 23:04:56
 
─そして─
 
[それは、日も落ちて
 夕方というよりは夜になってしまった頃。
 
薄氷さん
に届いたメールが一通。]
 
 
   『朝はありがとうございました。
    智詞さんにお時間あるなら
    蛍を観に行ってみませんか?

    会いたいです。

                詩桜』
 
 
[ほこほこ、ツヤツヤ。
 入浴後にバスローブ姿で悩みつつ、送信。]**
 

― 夜のこと:詩桜からのメール ―
[ 多少(?)の酔いも夜には、醒めて。
 そこで漸く、1通メールが来ていることに気づく。

 夕暮れは過ぎ、日が沈んだ夜間のこと。]

  『こちらこそ、朝はありがとうございました。
   色々とお世話になってしまいまして……

   蛍、良いですね。
   昨夜は、チェックインが遅かったので
   観に行かなかったんです。

   ぜひ、ご一緒させてください。
   ロビーで待っていますね。』

[ 素敵な誘いに、二つ返事を返した。
 向かう前に、鞄に先程のプレゼントを入れておこう。
 シャワーは浴びたし、酒は残っていない。

 朝の事を思い出すと、まだ少し照れくさいというか
 恥ずかしい想いもあるのだけど、
 それよりも、同じ一日の中でまた会えるのが楽しみだった*]

 
    『良かった。
     今からロビーに向かいます。


                詩桜』
 
[メールを打ち、ロビーに向かう。
 ああ今からもう頬が熱くて動悸がするけど

 緊張よりも嬉しさの方が勝っていた。]*
 

【人】 雅楽 雅

  ── チャペル ──
 

  ───…
 

 [演奏を終えて、ステンドグラスのバラ窓を見上げる。
 いつの間に日が暮れたのか、
 豊かな色彩で差し込まれていた光は夜の藍色を
 映し通していた。]


 『誰かと、一緒ならもっと、な。』>>398


       『……俺も教えてもらったんだよ。』>>435

 
 [それは、その誰かに執着すること。
 その他者を求めること。]



  私は、もう……


 
 [そういうのは止めた。*]
(605) 2020/07/28(Tue) 18:31:18

【人】 雅楽 雅

 


  (世の中にはね、 
   頑張っても頑張っても、触れられない
    届かない
 

       ────そんなひとも居るんだよ?)**


  

(606) 2020/07/28(Tue) 18:38:45

【人】 雅楽 雅

 ── チャペル→洋食レストラン ──


 …ご飯、行こ。


 [ふっと息を吐いて、チャペルを後にする。
 出るとき、鍵を閉めに来たらしいホテルのひとにあった。]
 

 (朝も昼も和食だったから、洋食にしようかな。)


 [もしかしたら、閉め忘れていたのかも?
 ロビーを通り過ぎた時、待ち合わせでもしてたのだろう
 1組のカップル>>599>>609と眠そうに頭を揺らす女の子
 >>595を見かけたかもしれない。]


  あの、眠いならお部屋に戻ったほうが……


 [女の子のほうにはそっと肩を叩いて
 声かけをしただろうか。]
(643) 2020/07/28(Tue) 20:36:04

【人】 雅楽 雅

 ── 洋食レストラン ──

 [そして、今。]  

 
 ……………


 [メニューを手に私はまた、絶句している。
  だって、これ…… 

 
 LE CAVIAR OSCIETRE
 LANGOUSTINE ENROBEE DE FINES LAMELLES
 DE COURGETTE MOUSSELINE DE FENOUIL,
 DENTELLE DE CHARBON DE BAMBOU 
 SAUCE CHAMPAGNE

  
キャビア・オシェトラとラングスティーヌのクルジェット巻き フヌイユのクリーム
 竹炭のダンテルシャンパーニュソース
 ]
   

 
(一品だけでこの長さ!!!)



 [とてもじゃないけど全9品、説明出来ない。**]
(644) 2020/07/28(Tue) 20:38:26
雅楽 雅は、メモを貼った。
(a158) 2020/07/28(Tue) 20:45:57

[ 囁くように、歌うように、この言葉を紡ぐ。]

  
好きだよ
――…

[ 間近で覗きこめば、
 また、天の色は、夜明け色に――染まった。*]

 
   
私は、大好き、です。

 
 
   ……これからよろしくお願いします。
   智詞さん。
 
 
[濡れた東雲は天の色を写す。
 夜明けの色と昼の色とが混じり合った。]*
 

 
  じゃ、私は――…

[ 自分の方が好き、というように大がつく。
 それがまた可愛らしくて、くすりと笑った。
 
 腰を抱いて、少し上げられた顎先に指を添えて
 そのまま、ゆっくりと正反対の色は、混じりあっていく*]

【人】 雅楽 雅

 ── 回想:ラウンジで ──

 [女の子がゆっくり目蓋をあげる。>>656
  疲れているのかなと思いながら眺めて、
  聞かれたことには口元で笑いながら頷いた。]


   ええ、船、漕いでました。


 [待ち合わせだと、まだ眠そうに目元を擦る彼女を
 そっと見つめる。>>657
 一体、どれくらい待っているのだろうか。
 来れなくなった可能性を彼女が口にするのを聞けば、
 他人事ながら胸が痛んだ。]

   
   もう少ししたら、来るかも。
    
   
 [自分でももっと他にないのかと思う気休めを
 言って、彼女から向けられる視線を受け止める。

 そして、] 
(722) 2020/07/28(Tue) 23:13:30

【人】 雅楽 雅

   
   え。


 [不意の言葉に瞬いた。

 人口頭皮に植毛された耐熱性ファイバーの髪。
 けれど、最近の技術はつむじも含め、近くで見ても
 本当に自然で、それを知っている人でなければ
 分かり辛い。]


  ありがとう。


 [彼女の内心を知らず、素直な感想に小さく
 微笑んで>>659、]

  
  ………ここに来てから、奢るって
  言われたの貴女で3人目。
 

 [唐突な申し出に、そう告げる。
 それから待ち人が来るまでのお付き合いは引き受け、
 奢りのほうは丁重に辞退しようとしたけれど、
 彼女は引いてくれなかったかもしれない。]
(723) 2020/07/28(Tue) 23:13:36

【人】 雅楽 雅

 
  早く来てくれるといいね。


 [話しながら、追加のほうじ茶を頼む彼女に視線を
 向ければ、彼女の辺りを彷徨っていた視線は
 1人の男の子に向けられた。>>680


  あのひと?


 [確認して、彼に駆け寄る彼女を見送る。]


  (良かったね。)


 [嬉しそうな彼女の背中越し、彼には会釈を返し>>711
 2人の邪魔をしないよう私はそっと
 ラウンジを後にした。>>682**]
(724) 2020/07/28(Tue) 23:13:42
 




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