校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。 2023/01/30(Mon) 10:04:49 |
【人】 楢崎大地「……あ゛〜〜〜……わがんね……」 相変わらず、数学の問題の数々に 数だけに 追い詰められつつも、 俺は、その授業を何とか乗り越える。 授業終了のチャイムとともに、号令の声が通り、 ふはーーー!と俺は息を吐き出した。 「いや〜〜〜……終わったああ…… 何とか乗りきったぜ……死ぬかと思った」 そう言いつつも、俺は、昨日なんとか 焼きそばパンと男のプライド他様々なものを捧げて、 取り戻したクラスの意見()メモ>>0:87を再確認する。 みんなノリが超良くて、その賑やかさを誇るように 描かれた花丸に俺は、これは行けるな!と 口元をゆるませる。 (2) 2023/01/30(Mon) 17:22:12 |
【人】 楢崎大地まず声をかけたのは、男友達。 それも、この青春最後の旅にノリノリ(?)な人たち。 サムズアップやブイサインで無言の会話>>0:71 参加してえってことだよな!にひひ! 「なーな!じゅんじゅん、しーちゃん! コレ見てくれよ!俺今日持ってきたんだよ!」 そう言って机にひろげ、御旗や白瀬に見せたのは 新しい参考書……ではなく、旅行ガイドブック ちなみに、しーちゃんてのは白瀬のこと。 北の方に行くものと南の方に行くものそれぞれあり、 各都道府県のおすすめ観光地や観光スポット、 遊園スポットやら温泉ならホテルやら…… オマケに、電車や飛行機でのアクセスについても 懇切丁寧に紹介してくれている。 「滅亡前なんだしさあ。 俺たちだけでどっか旅行に行こうぜ!旅行! 列車無限に乗れるいいチャンスだぜ!」 ぜってー楽しいだろ?な? 電車だけで乗り継いでくのも、 俺たちだけで旅行に行くのも。 (3) 2023/01/30(Mon) 17:34:55 |
【人】 楢崎大地 きっとこうやって騒いでいれば、 近くの席のまめちゃんや織田っちにも、 声が聞こえていると思う。……なんなら 本を机の上に広げてるから、本の中身も 2人から見えるかもしれない ほら、本の中身をぱらぱら見れば、 雪景色の中に映る暖かな温泉街や、 常夏のような爽やかな空が映る南国も チラホラと、俺たちを誘惑する** (4) 2023/01/30(Mon) 17:37:07 |
楢崎大地は、メモを貼った。 (a1) 2023/01/30(Mon) 17:39:22 |
【人】 伊豆浦帆稀やがて鳴り響いたチャイムを聞いて 忘れていたように息を深く吸いこんで吐いた。 ストーブか暖房か。 多少は温かくなっている教室では、 あんまり白い息にはならないらしい。 「 あまいもの……。 」 鞄をごそごそ、取り出したのは 個包装タイプのチョコレートだ。 頭を使った後は大体ぱくりと食べている。 もし欲しい人がいたら気分によって分けているだろう。 気分といって、すぐに分けない場合大体 躊躇っているような時間を開けた後 無言でポケットに入れたりと遊んでいるだけだが。 (6) 2023/01/30(Mon) 19:05:17 |
【人】 伊豆浦帆稀俺たちだけで≠ニいうのであれば 邪魔をしようとは思わない。 性別の差について、いつもよくわからないと 思ってはいたとしても。 人がそれを気にしたり、それで分かれたりするのは ちゃんと認識しているつもりだから。 「 …………。 」 それはそれとして。 いいねを最初にしたのは私なのにとか。 いいなとか、ずるいとか、羨ましいとか。 そういった気持ちが湧くことは抑えられないわけで。 じとーとした目を男子連中に向けてから。 (8) 2023/01/30(Mon) 19:06:21 |
【人】 伊豆浦帆稀「 ……くっそー。 」 とりあえず悪態をついた。 女の子だからきれいな言葉をとか そういうのは私の辞書には入れてない。** (9) 2023/01/30(Mon) 19:06:39 |
【人】 織田 まひろもしも世界が滅びるなんて、 馬鹿げた予言が出てこなかったとしたら もしも世界が滅びなくって このままの日常が続いていくことが 未来永劫確定しているのがわかっていたら 私は、彼らの夢物語に賛同していただろうか 賛同する、勇気はあっただろうか (11) 2023/01/30(Mon) 19:16:54 |
【人】 織田 まひろ……本当の私はさ、 たぶんね、どこか未来に期待してるんだ まだ、変われると信じてるんだ。 それを、予言が後押ししてくれた さあ滅びるぞ、もう時間はないぞ、 このまま未来を開かず終わっていいのかって 私の背中を後押ししてる 突如現れた点Pが ありきたりな未来の形を変えていく (13) 2023/01/30(Mon) 19:17:40 |
【人】 織田 まひろ「 行くとこ、サイコロで決める、 そんなバラエティ番組もあったらしいね ある程度宿取りやすい大都市を目的地にすれば 男子たちの言う無限列車の旅、できるかもね 」 私は帆稀にそんなことを語る。 夢物語をどうしたら現実に落とし込めるか、なんて そんな風に考えちゃうのは私の性格。 * (16) 2023/01/30(Mon) 19:18:48 |
織田 まひろは、メモを貼った。 (a2) 2023/01/30(Mon) 19:21:20 |
白瀬伊緒は、メモを貼った。 (a3) 2023/01/30(Mon) 19:57:44 |
【人】 楢崎大地ま、チョコ食えたか否か。どっちにしても、 俺はまめちゃんや織田っちの方に向かって 観光ガイドブックを広げてみせた。 まめちゃんのお墨付きもあるし、 それに織田っちもちょっとノリノリじゃん>>15 みんなで最期の旅行、ぜってー楽しいじゃん! 「な、いいだろ〜?ほら、これとかオススメだぜ 2人も行こうぜ〜〜。 まめちゃんは1番にいいねくれたし、 一番カッコイイチケット買ってやるから!」 そう言ってみせたページは ネズミが主役の夢の遊園地のページ。 かなり有名な遊園地なのだが、俺たちの高校から行くには、 けっこー時間がかかって、なかなか行けないとこ。 「他にも色んな遊園地あるし、 いっそ遊園地サイコロ作っても 悪くねーなー?」 なーんていいつつ、色々なページを2人に見せる 一番カッコイイチケット#とは というツッコミはなしでよろしくう!** (19) 2023/01/30(Mon) 19:58:55 |
【人】 伊豆浦帆稀「 俺たちだけで、じゃ、なかったの? 」 もう言われないんだと諦めていたところに 降って湧いた誘いの言葉。 魅力的な提案に頷く前に、疑問が口をついて出た。 ぱちぱちと目を瞬いて。 そのあと、嬉しそうに口元を緩めて。 (24) 2023/01/30(Mon) 20:50:35 |
【人】 伊豆浦帆稀「 ……行く。 」 ほんのり染まった頬を隠しもせずに頷いた。 先程までの鬱屈とした感情なんて すっかり吹き飛んでしまった。 湧き出る嬉しさの気持ちを渡すように 大地のポケットにチョコレートをねじ込む。** (25) 2023/01/30(Mon) 20:50:53 |
伊豆浦帆稀は、メモを貼った。 (a4) 2023/01/30(Mon) 20:54:16 |
【人】 織田 まひろ「 帆稀が行くなら、私も行きたい 」 別に、楢崎のフジュンナドウキから守ろうとか そういうのじゃないよ (気づいてないしね) 単にこれは、私も一緒に行きたいだけ。 口の中で転がしたチョコはとっても甘い味がする * (27) 2023/01/30(Mon) 21:16:13 |
【人】 楢崎大地大地 メロス には乙女心がわからぬ。大地は、受験前の高校3年である。口笛を吹き、 バカ友と遊んで暮して来た。 けれども (けれども?) 楽しそうなものに対しては、人一倍に敏感であった。 「え、なーに言ってんだよ。 人生最後の旅になるかもなんだぜ? 皆で行った方が楽しいに決まったんじゃん」 男子組の無限列車乗車が決まれば、 まめちゃんや織田っちも誘おうかと思っていたので、 どしたんだよ?とむしろ不思議そうな顔。 俺の配慮のなさというかデリカシーのなさは、 昔っから相変わらずのであった。 (28) 2023/01/30(Mon) 22:14:21 |
【人】 楢崎大地「よっしゃ!んじゃ決まり〜 じゃー、こっちの方に行くルートがいいのかなー? ……っとと!お、さんきゅー!美味そう!」 嬉しそうな声と共に、 ポケットにチョコが突っ込まれる。 それを取り出せば、口にパクッと入れて、 コロコロと口の中で転がしてやる 染みるぜえ…甘さが染みるぜえ… 「お、織田っちも行くか! んじゃ、みんなでもっと行きてーとこ、 色んなとこ行って、遊び回るんだからさあ」 織田っちも、やっぱ乗り気な様子に 俺はやったぜ!とガッツポーズ みんなで終末を楽しむなんて、 理想の最期じゃねーか! (29) 2023/01/30(Mon) 22:21:49 |
【人】 楢崎大地俺は、別のガイドブックやパンフレットも どんどん机の上に出していく。 多分今日は参考書よりパンフレットのが 多く持ってきてる気がする それこそ、もしみんなが 気になる本があれば、これ見る?と 差し出したことだろう。 「メンバー増えたな!」 先に声をかけてた じゅんじゅんとしーちゃんに向かって 俺はニヤリっと笑ったとか** (30) 2023/01/30(Mon) 22:24:45 |
【人】 白瀬伊緒それでも終わるかもしれないいつかのことを 一旦は捨ておいて考える。 幸せな夢の中に飛び込むのは、 きっと世界の一端が燃えだしてからでも遅くない。* (33) 2023/01/30(Mon) 22:29:16 |
楢崎大地は、メモを貼った。 (a5) 2023/01/30(Mon) 22:32:18 |
【人】 白瀬伊緒「どうせなら駅弁が美味い路線で行こう。 無限列車に乗るなら、お約束でしょ」 メンバーが増えた、と喜ぶ大地には 同じくにっと口角を吊り上げて返す。 該当するページを開き、その場にいる女子たちに 好きな食べ物は? 問うたりしただろう。** (38) 2023/01/30(Mon) 22:41:13 |
白瀬伊緒は、メモを貼った。 (a6) 2023/01/30(Mon) 22:43:54 |
【人】 織田 まひろ「 楽しくて遊園地もいけるルートで 宿とかには困らなくて… あとお金はなるべくかからないと嬉しいよね 」 ここはシビアな女子高生。 公立高校の生徒たちだから きっとみんな似たような境遇だと思ってる…けど? 電車乗り放題なきっぷで巡る旅、それもきっと楽しい (40) 2023/01/30(Mon) 23:00:46 |
【人】 伊豆浦帆稀広げられたガイドブックたちを囲む位置に移動して 夢の無限列車相談会が始まる>>30 そこには昨日チョココロネを分けた伊緒の姿もあった。 昔は呼ばれていた名前も、今は違うものになって>>34 距離が空いてしまった気がして 寂しさをほんのり覚えたことは記憶している。 それでも、実際の距離自体は多分 そこまで大きく変わるものではなかったから。 「 全部まるまるはあげないよ。 はんぶんこ。 」 一つのパンを半分に割るという意味である。 貰ったものをそのまま譲渡する気はないのだ。 それでいいならチョココロネは半分に割られて それぞれの胃袋に収められる。 勿論、クリームが多いほうが私だった。 (43) 2023/01/31(Tue) 8:38:32 |
【人】 伊豆浦帆稀「 詫びで貰ったから大地に分けるのは違うし。 」 でも貰ったものを人に分けるのはどうだったんだろう。 悪いかと言われると、悪いような悪くないような。 ぐるりと巡る思考のまま、 とりあえず焼きそばパンを食べた。 パン屋さんから卸しているらしいパンは素朴で 奇をてらうこともなく美味しかったので あとで大地にチョコレートでも渡そうかとか。 そんな話もあったとか。 (44) 2023/01/31(Tue) 8:38:46 |
【人】 伊豆浦帆稀「 駅弁って、あんまり食べたことない気がする。 人気なのが間違いないのかな。 」 話は戻って現在に。 全国の駅弁ランキング、なる項目も本にはあったので そちらに目を通してみるが、どれも美味しそうで 全く選べる気がしない。 「 海鮮って新鮮なもののイメージがあったけど 駅弁になるとどんな味なんだろう。 あなごめしとか釜飯とかもあるんだ。 」 最初は環境で、次は遊び場所で その次は食べ物で。 移り変わる目的は若いものらしくもあり 話題はどんどんと膨らんでいく。 (45) 2023/01/31(Tue) 8:39:34 |
【人】 伊豆浦帆稀「 だるま弁当とか、牛の形の弁当とか ユニークだ。 」 形の特徴的なものも記憶に残って良さそう。 迷い決められず、体を揺らしている。** (46) 2023/01/31(Tue) 8:39:44 |
【人】 織田 まひろだるまや牛の形、と指さされたら 自然と視線はそっちに集まっていって ── 「 本当だ、これとか男子好きそう 」 たっぷり肉が乗った弁当を見て、 男子が好きだ、と思うのは単なる偏見。 なお率先して肉が好きだ好きだと騒いでいたら もしくは騒いでいる男子がいたら、 きっとそっちに目を向けたと思うけどさ。 何が好き?って聞いてくれた白瀬にはもちろん、 楢崎にも、御旗にも、どの弁当がいい〜? なんて、話題を振ったはず。 (48) 2023/01/31(Tue) 11:19:17 |
【人】 織田 まひろ「 ネズミの国に、駅弁に、 どこかあったかい場所…に。 あてのない旅、かあ。 ………あとは、 いつ、決行するか、だね。 」 例えば卒業式が3月9日だったとして。 予言では確かXデーは3月末とかだったか それとももしかしたら違ったか。 新生活が始まるまでの20日余り 世界が終わるまでの20日余り 案外そう考えると、随分と、短いね。 ** (49) 2023/01/31(Tue) 11:19:39 |
【人】 白瀬伊緒>>40 「あー、お金なぁ。大事。 ローカル路線ならいけるかもしれないけど 新幹線ぽんぽん乗ったりはできないな。 やっぱり乗り放題券になるかな」 そういや具体的にはいくらなんだっけ、と 手元の端末で地元と適当な観光地を 発着に指定して検索してみる。 3月は旅行シーズンなこともあり、 素晴らしい金額が提示されて画面をそっ閉じした。 「レジャーにお金使うだろうし、 宿は素泊まりできる所になるだろうね。 食べ歩くならそれでも全然問題ないか」 年明けに親戚からお年玉やらを頂いたばかり、と思い至る。 手元にあった適当なA4のプリントを裏返し シャーペンでさらさらとここまでに挙がったことを 書き連ねていった。 その場にいる人には当然よく見えるし、 横からなにかを書き出すことだってできるだろう。 (50) 2023/01/31(Tue) 18:23:34 |
【人】 白瀬伊緒[・無限列車の旅 温泉 遊園地 電車 駅弁] その下に資金、と書いて矢印を引く。 [小遣い、お年玉、 卒業祝の前借り(?)バイト、貯金] (51) 2023/01/31(Tue) 18:24:04 |
【人】 織田 まひろ「 大学生とか、さ 大人になる、とか。 ずっと後の話だと思ってたよね 高校生活、あっという間だったなあ それなりに凄く楽しかったけど だけど漠然と思い描いてた高校生活が できてたかっていうと…… どうだろ 」 ぼんやりセンチメンタルになっちゃったのは 卒業後のこと、考えちゃったからさ ちょっと許してほしいよね 机の上に転がっていたシャーペンを手にして カチカチと芯を出してから、 ────→ 青春 って、ちょっと長めに矢印伸ばしてさ 白瀬メモの片隅に追記するんだ ** (56) 2023/01/31(Tue) 19:21:47 |
楢崎大地は、メモを貼った。 (a7) 2023/01/31(Tue) 19:48:55 |
【人】 伊豆浦帆稀「 ? 3月すぐに滅びるんだと思ってた。 卒業式まで世界残ってるのなら すぐあとが良さそうだね。 」 ちょっとばたばたしそうではあるけれど。 ぼんやりとしか把握していない予言だったから 言われて初めて知ることがある。 それなら試験も終わっているし 憂いなく旅立てそうだ。 伊緒の言葉に賛成の声を上げた。 (61) 2023/01/31(Tue) 20:01:18 |
伊豆浦帆稀は、メモを貼った。 (a8) 2023/01/31(Tue) 20:03:47 |
御旗栄純は、メモを貼った。 (a9) 2023/01/31(Tue) 21:53:42 |
【人】 楢崎大地 しーちゃんが開いたページは、駅弁特集のページ>>38 部活の遠征とかで、ごくたまーに新幹線に乗ることが あったが、駅弁を途中で購入して食べる訳にはいかず、 何度も目の前で逃していた…… そりゃもう!食いつくに決まってる! 「お!わかってんじゃん!しーちゃん! 俺にも見せてくれよ! おっ、これすっげ! じゅんじゅん!!にくにくう!」 駅弁の話題にじゅんじゅんと併せ、俺も盛り上がる>>63 織田っちが、たーーっぷりお肉の乗った駅弁を指さす>>48 まさしくそれは、俺好みなお弁当だった! 白米の上に、これでもかと乗る肉の量に 俺は口をほころばせた 「いや〜〜わっかってんねえ〜 そうそう、らいすおんお肉がうめえんだよなあって」 とか、なんか間違ったこと言いつつも。 (64) 2023/01/31(Tue) 22:28:28 |
【人】 楢崎大地 この夢のような旅には、もちろん現実も欠かせない 乗って降りてを繰り返せば、それ相応に金がかかる。 それに、滅んじまうのはいつだ? 卒業してすぐ?それとも卒業する前? オレが聞いた話だと、3月の終わりに、ふつんっと 世界が滅亡する……的な。けどこの話も諸説あるらしい。 決めなきゃいけない話や、旅ができる期日の話。 そういった現実的なところを見てくれる織田っちと 話を分かりやすくまとめてくれるしーちゃんに、 俺は感謝しかない。 夢物語が、今、現実になろうとしてるから (65) 2023/01/31(Tue) 22:36:25 |
【人】 楢崎大地「……そりゃお前、こうよ!」 ➹大学進学! (頭いいとこ行く!) >────→ 青春 ──→➸かっこよく働く! 年収1000万! ➷なんかいい未来! 宝くじ当たれ! ➷世界滅亡!? ……の前にはしゃぎ尽くす! 未来は無限大! [近くにあったペンを掴んで。グリグリっと追記する だってそうだろ? 滅ぶかもしれねえって言われてるくらいなんだ 未来はきっと、ひとつじゃない**] (68) 2023/01/31(Tue) 22:58:37 |
【人】 白瀬伊緒「ああ。 まあ新幹線だとか飛行機の距離にはなっちゃうな」 向かう場所自体に不安はないけれど、 長らく住み慣れた場所、 今までの人間関係から離れてしまうというのは、寂しい。 小学校、中学校、高校、他にも習い事、等々 それらを経てきて分かったのは 近くに住んでいても通う場所が違うだけで 途絶えていく関係がいくらでもあるし、 繋がり続けることの方が難しいということだ。 それは続ける努力を怠った結果だったと思いたいけれど。 (69) 2023/01/31(Tue) 23:28:47 |
【人】 白瀬伊緒大体どこもさむい、と言われれば>>59 身も蓋もないことを、と吹き出してしまう自分がいる。 「でもさぁ。温泉は入りたいじゃん。 無粋なこと言うと大体どこ行っても温泉はあるから大丈夫」 (ちょっと適当なこと言っちゃったかもしれない) あとに続く言葉には目を細める。>>61 喉元で留めている不安やらなにやら、 あっさりとした口調で語られると 至極普通のライフイベントのように 聞こえてくるから不思議だ。 思えば、何かと長く付き合いがあったのも 単に場所が近しいだけでなく、彼女のこういった語り口が 何かと気にしいな自分にとって 心地よかったからじゃないか、なんて思えてきた。 無自覚に助けられていたこともあったのかもしれない。 (71) 2023/01/31(Tue) 23:30:46 |
【人】 白瀬伊緒 書き足された青春の文字。 世界が終わろうとも、そうでなくとも “高校生活”という舞台が幕を下ろすのに変わりはない。 矢印の先は、きっと幾重にも分かれている。 今はそれが見え難いだけだ。 (72) 2023/01/31(Tue) 23:31:13 |
【人】 楢崎大地 「いや、初耳。 ふーん……向こうで就職かあ、偉いなあ もうそこまで考えられてんだ」 俺は少なくともそう思ってた。 多分なんだけど、前にそういう話が出た時には、 男子みんなで集まって、勉強してる時で 俺は問題集を前に撃沈してたから、 話の内容まで入ってなかったっぽい。 「……そっかあ、大学の後もあんのかあ」 ぽつりと言った。 俺たちの人生って、まだ途中で 世界が滅亡しなきゃ、ずーーーっと 突き進んでいくもんなんだなってさ。 人はきっと 『未来』という重力に 引きづられて、つれられて 転がるように、走るように 生きている。 (75) 2023/02/01(Wed) 8:40:20 |
【人】 楢崎大地 「俺?俺は進学。 親から、公立の大学に行ってくれって 言われててさあ…… このまま滑り止めのおバカ大学に行ったら、 4年間無駄にするでしょーがー!ってさ その意見もわかるしさ。 俺も実は行きたいとこあるから なんとかがんばりてーなーってさ。」 割と今日までずっと、 ぐだぐだとにげてばかりいた。 滅んでくれと現実逃避ばかりして、 俺は、見るべき『未来』を見てなくて なんだろーな。滅びる前なのに 今更になって、向き合ってんだ。 ずっとずっと広大な『その先』を。 (76) 2023/02/01(Wed) 8:47:01 |
【人】 楢崎大地「……卒業式の次の日、俺、 大学の合格発表なのよ。 良かったら、全員の合格発表が終わった次の日に 出発しねえか?」 そう言って、俺は本を取り出す。 パンフレット……ではなく。 苦手だった、数学の参考書。 それを少しぱらりとめくる。 「何の心配もなく、 出発したいじゃん? よっしゃ、こっちにも気合い入ってきたわ」 今から間に合うだろうか。 いやきっとまにあう。 なんの憂いなく、旅行ってのは行きたいもんだろ?** (77) 2023/02/01(Wed) 8:53:37 |
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