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【人】 客 タカノ[ 手を引かれるまま、桜の木の下。 藤色と桜色と、いろんな春の色が 混じり合うのを眺める間もなく、彼の初恋の人の前。 ――ギャラリー、とても多いですね。 ああでも、誰も彼も、 自分と大事な人が、大事にしたい面々ばかり。 やがていくつかの視線が取り囲むように 飛んできたなら、一歩。 守るように足を踏み出そうとして、止めた。 紹介して、と頼まれたのではなく、 したい、とそう言ってくれたのだから。 ] (537) 2023/03/17(Fri) 23:13:47 |
【人】 客 タカノ ご紹介に預かりました、高野です。 格好良いでしょ、俺の大事な人。 [ 本当格好良くて参るよ。 祝福とか驚きとか入り交じる中、 ] 本当、カッコいい…… [ 彼がそうしたように、手を引き寄せて 唇をつけた後、すっかり火照ってしまった頬を 重なったままの手で、覆うように隠した。* ] (539) 2023/03/17(Fri) 23:14:32 |
【人】 客 タカノはーー……、ほんと君らさ [ これは隠れている場合ではないな。 こうなると知っていたなら最初から、 顔、作ってきただろうに。 ] ありがとうございます、お答えします。 が、相手一般の方なのでね、 プライバシーへの配慮をよろしくお願いいたします。 馴れ初めですか、そうですね。 思えばあれが人生で初めての一目惚れ だったんだと思います、笑顔にやられてしまいまして そこから脇目も振らず猛アタックしまして。 呼び方は 二人のときもそう変わりませんよ。 名前で呼ばせていただいてます。 [ フラッシュが焚かれるようなら、 婚約指輪を掲げるように、繋いだ手を上げて見せる。 ] (606) 2023/03/18(Sat) 14:07:04 |
【人】 客 タカノ 記者さん、本当によく情報集めていらっしゃる。 一番を決めかねるくらい、どれも美味しいです。 ――ああでも、今日も作ってくれたクレープは 絶品ですよ、……とか話したら殺到してなくなっちゃう かもしれませんね。 すみません、彼 こういった場に慣れておりませんので そろそろ撤収の準備していただいて。 [ 空いた片手で葉月>>548の頭を掴み、 ] 今日はご足労頂き、ありがとうございます、 皆様も、ご機嫌な日をどうぞお楽しみくだい。 [ ぎり、とほ〜〜〜んの少し力を入れたあと、 ぐしゃっと撫でるようにして開放した。 神田くん、君の番ですよ とちょいちょいと手招きしたが、おとなしくアイアンクローを受けてくれたかは わからない。 そうしてふざけていた頃か、名前を呼ばれ>>564 ぴり、と緊張が走る。 ] (607) 2023/03/18(Sat) 14:07:42 |
【人】 客 タカノ ――は、またの機会に、こっそり お願いします。 [ 小さくなってしまいそうな君の後ろに そっとまわり、 ] 大人気なくてすみません、 ちょっと人に見せたくないので 失礼します。 [ 両手でその顔を隠すように覆う。 ] (609) 2023/03/18(Sat) 14:08:53 |
【人】 客 タカノ[ 神田くん、その写真後でください。 昔の仲間の結婚会見をたまたま昨日 見ていたのが良かったのかもしれない。 役だと思ってしまえば、緊張もそれほどない ギャラリーの目もあたたかいことだし。 ――しかし、お酒の勢いもあったであろう 彼の方は、そろそろ限界のようだったので、 うまいこと、さっと逃げられる体制を 整えようとした。 それにこういうの、本人たちが 居ないほうが残った人たち、ワイワイ出来る ものだしね。 ] (643) 2023/03/18(Sat) 16:10:23 |
【人】 客 タカノ ……それはどうも。 [ 呆然としたまま答え、二人して その場から駆け出していく。 あまりに屈託のない笑顔に、 むすっとした顔は見せそこねてしまったかな。 あと、恋人からそう言ってもらえるのは 冥利に尽きるし、ね。 今日という特別で、そしてなんでもない日に 似合うご機嫌な顔のままで、 ] 那岐くんもね 格好良くて 惚れ直したよ。 [ 淡色の 花 を横切って。** ] (645) 2023/03/18(Sat) 16:11:29 |
【人】 客 タカノ―― ラジオ局 ―― こんばんは、高野景斗です。 先週に引き続き、おめでとうのお便りを たくさんいただきまして、ありがとうございます。 [ 声色はいつもどおり、進行は先週、先々週ともに 変わらず、恙無く。 ――ただ、先々週の放送にて、 ] (711) 2023/03/18(Sat) 21:36:21 |
【人】 客 タカノ 『私事ではございますが、 高野は人生をともに歩んでくれる 最愛の人と出会うことができましたこと、 また"彼"と婚約致しましたことをここでご報告させて いただきます。 今後も、どうか見守っていただきたく きちんと自分の口からご報告させていただきたく思い お時間頂戴致しました。 どうか変わらず、見守ってくだされば幸いです』 (715) 2023/03/18(Sat) 21:37:27 |
【人】 客 タカノ[ そう報告したことで、お便りは祝福ムード漂うものが 多く届いたことで、まとめて、ではあるが、まずは 感謝を、という運びになった。 ] 今年の梅雨前線は、なかなかゆっくり通過 しているとか。お洗濯物乾かないね。 だけどこの時期にあじさいの花をみかけると 嬉しくなります。 喫茶店で聞く雨の音、ドラマみたいで 素敵だと思います。 ――さて本日は、埋もれていたというか 番組内で読みきれなかったお便りを読み、 リクエストにお答えしたいと思います。 (716) 2023/03/18(Sat) 21:38:07 |
【人】 客 タカノ ラジオネーム、三月うさぎさん>>611 ありがとう、去年の三月にお便りをくれたのに もう一年以上経ってしまいました、 まだ聞いてくれているといいけど。 『高野さんスタッフの皆さんこんばんは』 はい、こんばんは。 『いつも楽しく拝聴しています』 ありがとうございます、スタッフ泣いて 喜んでいます。 『サウンドラマの――……楽しみにしています』 おっとこれはなかなか。 昔から知ってくれている人なのかな、と嬉しくなりました。 構成作家の哲司くんが大変張り切ったとのことでした ので、のちのコーナー、お楽しみに。 [ 一年以上埋もれていたその手紙を どうしても読んで欲しいと頼んできたのは 構成作家、彼もまた、あのヒーローに憧れた 少年の一人だった。 ] (717) 2023/03/18(Sat) 21:38:29 |
【人】 客 タカノ ――ここは俺に任せてくれ 仲間と呼んでくれた君たちに報いたい。 さぁ!!! ……さぁて、知った顔が随分いるじゃないか 束になってかかってくれば、勝ち目があるとでも? だが良い、死にたいやつから掛かってこい。 (718) 2023/03/18(Sat) 21:38:49 |
【人】 客 タカノ ――俺はもう、一人ではない 死に花なんぞ、咲かせてたまるか。 生きて会うと約束した。 約束一つ守れずに、仲間を名乗れるものか!! (719) 2023/03/18(Sat) 21:39:08 |
【人】 客 タカノ ――いやぁ熱入ってしまいましたね 今夜きっと、ビールが美味しいです。 もしかしたら漆黒を応援してくれていた 君たちも、お酒を飲めるようになっているのかな だとしたら今夜、俺と乾杯しましょう。 君たちの憧れたヒーローに、乾杯 いや俺仕事中だから俺はあとでね うん ではそろそろお別れの時間となりました。 また来週お会いしましょう、お相手は高野景斗でした。 [ 収録を終えると、書類の束を纏めて、 卓へと、とんとん、と叩きつける。 真新しい光が、薬指で きらり。 と輝いた* ] (720) 2023/03/18(Sat) 21:39:49 |
【人】 客 タカノ[ 思ったほど、視線は受けない。 少年と少女、青年と婦人、 老夫婦がそうしていても、 わざわざ人は立ち止まることはしないし、 ひそひそと聞こえよがしに囁いたりはしない。 けれど、人通りの多いところでは 堂々と、触れ合うこともない。 たとえば駅のホームで、男女がキスを していたとしても、それをたまたま見た人は すぐに忘れてしまうだろう。 けれどそれがもし自分たちなら、不躾な視線や スマホを向けられたりするのかもしれない。 ] (766) 2023/03/18(Sat) 22:51:08 |
【人】 客 タカノ[ ――本当は少し、いや。 とても、俺はそれを申し訳なく思っていたの かもしれない。 自分と出会ったりしなければ、 好奇の目で見られることもなく、 お似合いの、大事にしてくれる誰かと 出会い、思い合い、行く末には 結婚や、あたたかい家庭を築くことだって 出来たはずなのに。 好きになればなるほど、 それらを奪ってしまった事への罪悪感も 同時に降り積もり、募らせていた。 恋人になってほしいと言わなければ、 家に招いたりしなければ、 あの日を共有したのが別の誰かだったら。 絶対に、言ってはいけないと思った。 思いに応えてくれた事を後悔させるなんて 死んでも、ごめんだった。 これを罪とするならば、一欠片だって 渡すことなく、地獄までも、抱えていくと。 ] (768) 2023/03/18(Sat) 22:51:47 |
【人】 客 タカノ[ それを、忘れたわけではない。 だけど、 ] ……お待ちしてました。 ……優しくて落ち着いた声の人、ですかね。 恋人には甘えたい方なんですけど、 なんて、紹介してくれるんですか? [ それでも、俺を選んでくれるなら。 ただいとしいひとを、いとしく思う ] ――駄目にされたい人がいるんで。 [ その心を、大事にしてくれるなら。 その 罪 を、誰が赦さずとも、構わなかった。 ] (769) 2023/03/18(Sat) 22:52:54 |
【人】 客 タカノ[ なのに。 君は、それを知ってか知らずか 大勢の前で宣言することを選び、 やってのけたものだから。 知らず知らずのうちに、 俺 を赦してしまうから。たまらなく、なって。 ] (770) 2023/03/18(Sat) 22:53:23 |
【人】 客 タカノ[ 君が愛おしげに、生きた 証 を撫でる度、口付ける度、 死への恐怖を順当に身につけて ようやっと、気づくのだから 救えない。 死んだら君を、ひとりにするんだと。 ] おいていかないよ [ それに気づいてから、 高ぶる熱をぶつけるような夜もあった。 眠るまでただ側に居て、 互いの存在を確かめるだけの夜もあった。 ] (774) 2023/03/18(Sat) 22:54:36 |
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