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【人】 鈴木 深江[朝。二日目である。 今日は湖に行く予定だが、昨日の釣果の残りもありそんなにたくさん釣らずとも良いなという判断だ。けれどしっかりと準備はする。実際、魚の種類はそんなに変わらないだろうとも思うし。 単純にロケーションを変えたいだけのただの釣り好きだった。 酒盛りで夜更かししたため、また今日も起きたのは昼前だが問題ない。軽く湯浴みをしたのちに、残しておいた野菜や魚を焼いて朝食にし、昨日の片づけを終えてから準備をする。湖へ歩くまでの準備運動になって良い。 湖に着くと思ったよりも整っているなという感想を抱く。船着き場が見える。ボートもあるらしい。街灯もそろっており、これなら夜に来てもよかったなと話した。] おお、船が、…船か? [いわゆるスワンボートだ。 普通の手漕ぎボートもあるようだが、スワンボートを見てほうほうと興味をひかれた。永い人生、以前にも見たことはもちろんあったが乗る機会はどうだったか。] (58) 2023/03/10(Fri) 14:52:38 |
【人】 鈴木 深江[せっかくだからこれに乗って釣りがしたいというくそ無謀な事を言い出した。絶対に危ないし無理げなことは解っているのだが。一応。一応な。 実際乗った後に立ち上がろうとし、うまく立ち上がれず、屋根のせいで竿も触れず、おそらく魚がかかっても竿を立てられないだろう事が早々に解りあっさり諦め、足漕ぎボートで遊覧するに鞍替えした。 いくら不死といえども水に沈んで上がってこれなければ、永遠に死に続けるだけである。天美がいるため救出はされるだろうが、ボートがひっくり返れば天美も巻き込むし、さすがにごめんこうむりたい。 しかし手漕ぎボートならば専門である。 やはり海と勝手は違うものの、いろいろと思い出す事はあった。さすがに投網で漁はやらないが、自分の原点はこれである。 船釣りだ、と笑いながら手漕ぎボートの上で釣りをした。 そしてキャンプから帰ったら、ちゃんとした海釣りに行こうと決心する。海が恋しい。 なんだかんだのんびりと湖を堪能し、 あとはボートが来ないだろう端っこで釣り糸を垂らした。 今日の釣果は数字にすると24くらいだった。] (59) 2023/03/10(Fri) 14:53:00 |
【人】 鈴木 深江[きちんと手加減できていてえらいとこれは褒められるべき。 夕暮れまでのんびりして、 陽が落ちたら街灯の明かりをぼんやり眺める。 夜釣りも楽しいのだが、もうそろそろ魚はいっぱいだ。 そちらは次に行く予定の海でやる事にした。] …… いい場所だなあ、ここは。 海が近ければ、この辺に住むのにな。 [そう笑った。] (60) 2023/03/10(Fri) 14:53:50 |
【人】 鈴木 深江[今日は魚を煮つけにでもするか。釣りたての魚は煮崩れしやすいが身離れがよいため、みそ汁にするのもありかもしれない。米はまだあるから炊いて、野菜も炊こうか。焼いてもいいな。なんにしろ、今日の夕食も豪勢になるだろう。] 明日はもう一回、川にでもいかんか? 泳いではおらんかったからなぁ、 川遊びして、温泉にでも。どうだろう。 [夕食の席でそんな話をする。 煮魚にもまた酒はあうため、今日も飲んだが昨日よりも控えめだ。*] (61) 2023/03/10(Fri) 14:54:04 |
【人】 月島 雅空[儀式を行う夜がやってくる。 陽は沈み、人工の灯りが点在するキャンプ場の湖畔。 空には三日月が美しく在った。] ああ、もっていってくれ。 たまにはこっちを思い出せるものがあるほうが嬉しいしな。 [ワンピースをもらっていくといったペルラさんはその上に最初に来た時の巫女装束を着けている。記念という意味ではあちらでも作れそうなお菓子の作りかたやお菓子そのものも用意されている。 海洋生物の図鑑でもあればいいな。と思ったが流石にそれまでは用意できなかった。 そうして準備を整えたペルラさん>>49とともに、湖畔の桟橋へと向かう。 広い湖のおかげか人気はなく、だからここでの出来事が見られることもないだろう。 風のない夜、湖面は静かであり、明るいか暗いかというだけで、昨日潜った湖とは違うもののように感じれてしまう。] (62) 2023/03/10(Fri) 20:33:52 |
【人】 月島 雅空 もちろんだ。俺たちみんなのために、絶対に成功させよう。 [ポケットからハンカチを取り出し、包まれていた銀の台座に青い石のシンプルなピアスを掌におさめて、目を合わせる。 決意を新たにするように同じ言葉を口にして、視線を合わせて緊張ではなく信頼をこめて笑みを向けた] [桟橋に膝をつき、湖面へと手を差し伸べるペルラさん>>51を後ろで右手に耳飾りを持ったまま見守るように祈る。 彼女に、珠月に帰ってきてほしい。と。 両手を組み、願いの詩を口にするペルラさんは世界は違えども力ある巫女なのだ理解できる。幾度もこうやって故郷を救っていたのだろう。そんなことを少し考えていたところで湖から音が響いた。 なんのことはない水飛沫なのに、異変を感じたときのような>>1:18音を思い出させる。 湖に広がる波紋。煌めく光があちこちに散って、街灯とも違う灯りは意志があるように暖かい光であった。] (63) 2023/03/10(Fri) 20:34:51 |
【人】 月島 雅空[その灯りに照らされるようにか夜の湖から徐々に一つの光景を映し出してくれる。 大きな湖。簡素な小屋。 見覚えのある風景。 水上に停められた飛行機に――ふたりの姿。] 珠月! [遠見の時よりもよりはっきりと見える映像の向こうにいる幼馴染の姿に声をあげた。] 珠月…こっちに…俺のとこに帰ってこい…! [耳飾りを握り示す。ペルラさんが辛そうにしているが、今は祈ろう。 ペルラさんが帰り、珠月が戻ってくるために。 その祈りに呼応するように月光のような雫が湖――映像の奥に落ちていく。 それはペルラさんからもらった>>24彼女の力を宿した真珠に似たものが願いが、呼び声となるべく力となってくれたのだろうか*] (64) 2023/03/10(Fri) 20:35:13 |
【人】 天原 珠月これまで、たくさんありがとう。ガク。 ミツキと一緒に、元気でね。 あなたたちの幸せをずっと願っているわ。 [ガクの頭をふわりと撫でて。 感謝の言葉とともに、柔らかな笑みで彼らの今後を願う。 そうして真っ直ぐに立つと。 光に満ちた湖へ足を踏み出し――桟橋から飛び降りた。*] (66) 2023/03/10(Fri) 21:20:34 |
【人】 月島 雅空 ああ、気づいた…! [ペルラさんが扉を開き、自分の声が届いたのだろう。 だがここでほっとするものではない。これからだというのは言われなくてもわかっていた。珠月を連れ帰る。同時にそれはペルラさんとのお別れでもある。] 任せてくれ。 [導く役目は自分だ。力強くペルラさん>>65へと頷き返して、同じようにそれは別れの時間がきたことを意味した。] こちらこそありがとう。 不謹慎だけど一緒にいれた時間、楽しかったよ。 ペルラさんもお元気で…アスルさんと幸せにね。 [優しく頭を撫でる手に、少しくすぐったそうにしながらも受け止める。 不可思議な出会いから会った人たちの幸せを願う言葉を口にする。] (67) 2023/03/10(Fri) 21:38:05 |
【人】 月島 雅空 ペルラさん…どうか元の世界に戻れますように… [飛び立った後、静かに一人佇む桟橋の上で呟き、そして] 珠月…帰ってこい。 [自分はその場に立ったまま彼女の帰還を、戻ってくる場所はここだぞというように願い続けた*] (68) 2023/03/10(Fri) 21:38:35 |
【人】 天原 珠月雅空兄ぃ、ただいま! [消えたときと同じように唐突にふわりと現れたなら。 3日間見られなかった顔を見て、目が合って、ぱぁっと笑みが浮かんで、名前を呼んで。 えっ、これ宙に浮いてるじゃん!となって。] わぁぁぁっ! 落ちるー! [それなのに笑顔で幼馴染の元へ、両手を広げた。*] (69) 2023/03/10(Fri) 21:54:09 |
【人】 黒崎柚樹[かたり、と、貸切温泉入口の札を戻して、武藤と2人、外へ出る。 まだ日は高いし、キャンプ日和。 傍らの武藤を見やって、にんまりと笑う。] 今日のおゆうはんは、カレーにしようか。 [多分だけど、もうすぐこの不思議な"休暇"も終わるのだろう。 その前に湖のボートは乗っておきたいし、そう、川にお魚もいたんだよ。] ……スワンボートにも乗っておく? [私と武藤とじゃ、湖の上を爆走するスワンという不思議なことになっちゃう気がしないでもないけれど。*] (70) 2023/03/10(Fri) 21:58:47 |
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