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![]() | 【人】 瑞野 那岐[大咲の歌声がBGMに混ざる>>0:23、 車中でいちごピザの話に盛り上がりながらも。 高野から漏れるのは温泉の話。>>0:35 やはり身体に残る痕を気にしているのだろう。 大浴場を使うとなれば、 さすがに目に留める人も居るかもしれない。 そんな際に神田の助言が入る。>>0:42 貸し切りにできるのは家族風呂らしい。 源泉かけ流しとはまた豪勢なことだ。 隣から高野の手元を覗き込んで、見てみれば。 確かに部屋にも温泉が引かれているようで。] 部屋でも温泉入れるみたいですよ。 良かったですね。 [部屋にも温泉が付いているならば、 家族風呂が予約で埋まっていたとしても、楽しめるだろう。 大浴場に強い拘りがある訳でもなし。 彼が控えたいと言うなら付き合うつもり。] (1) 2023/03/21(Tue) 15:12:26 |
![]() | 【人】 瑞野 那岐[着くなり食べ放題に向かうという二人に、>>0:31>>0:39 軽く手を上げて応えて先に向かう背を見送った。 一緒に訪れたとしても、四人で行動することもない。 二人になりたいことも勿論あるだろう。 ダブルデートと言われても、 何をしたらいいか分からなかったから、正直助かったような。 恋人に見惚れて緩んでいる表情は、 あまり同僚には見せたくない一面でもあるので。 そんな表情は彼にだけ見てもらえればいい。 二人に振った手を下ろしたら、少しだけ。 トン、と小指を彼の手の甲に触れさせて。] 行きましょうか。 [彼が示した方向に身体を向けて、歩き出す。] (2) 2023/03/21(Tue) 15:13:34 |
![]() | 【人】 瑞野 那岐[いちご狩りのビニールハウスに入り、 スタッフに簡単な説明を受けた後、 摘んだいちごを入れられる籠を貰って。 赤い実が緑の葉の下から覗いていることに、 少し気持ちが浮わついた。 まだ手にもしていないのに、 いちごの香りが漂ってくるような気すらして。 軽く息を吸い込めば、葉と僅かに薫る土の匂い。] 赤いいちごの他に、 白いいちごもあるらしいですよ。 [大咲が居たならば、自身のトレードカラーに 喜んだかもしれないが、それを伝えるのは 彼女の恋人の役目だろう。] (3) 2023/03/21(Tue) 15:14:31 |
![]() | 【人】 瑞野 那岐いちごの品種って、 可愛い名前が多いんですよね。 "紅ほっぺ"とか、"もういっこ"とか、 "おとめ心"とか。 [整列された葉と葉の間を通りながら、振り返り。 彼を指をカムカムと折り曲げて、手招く。] 景斗さんはどのいちごを好きになるかな。 [気分は上々。車の中で歌を口ずさむほど、 自制はあったけれど、兄妹よろしく。 テンションが上がっているのはこちらも同じ。 早く、と小さく彼を呼んで、いちご畑へ。**] (4) 2023/03/21(Tue) 15:14:53 |
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![]() | 【墓】 瑞野 那岐[自慰の時に、道具を使ったこともなくて。 いかにもいやらしいことをします、みたいに。 用意されていたローションを塗りつけられて、 初めて感じるぬるつきに戸惑いと焦りと、羞恥が入り交じる。] ……、 は ……っ、 まって、 ン、 っ…… ぅ、 [緩やかに扱き上げる手が動く度に、 ぬちゅ、ぐちゅ と泡立つ水気を含んだ音。そこに差し込むみたいに囁かれる声が、 酷く 煽情的 でくらくらする。一気に熱を上げられていくみたいに育つ猛りを、 握り込まれて、咄嗟に肩に手を伸ばして縋り、 息を詰める。 今にも喉から溢れそうになる声を、押し殺して。 *] (+1) 2023/03/21(Tue) 18:20:06 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[今まで女性を抱いていたときは、普通に。 性欲も、衝動もあったと自分では思っている。 やさしく抱いて欲しいというなら甘やかし、 逆に甘えるように胸に埋まる時もあった。 それでも、常に求める程欲深い方ではなかったように思う。 淡白過ぎると言われた経験も無くはない。 なのに、今は。 もっと深く溺れたいと思うほどに、熱を孕む。 自ら求めることも、求められることも同じくらいに。 相手だけを気持ちよくさせるだけじゃない。 自分だけが気持ちよくなるわけでもない。 同じ温度で、一緒にゆっくりと熱を上げる。 俺の身体に、溺れて欲しいと思うのは。 初めて芽生えた感情だから。 こんなところで覚えた欲深さが、少し擽ったい。] (+4) 2023/03/21(Tue) 23:57:43 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[焦らされて身を捩った仕草に、落ちる笑い。 まだ余裕があるように見えて、少し悔しくなる。 触れられている箇所が多い分だけ、 こちらの分が悪いのは仕方のないことだけれど。 あなたの手で快楽を得ていくことも、 知っていてほしいから。 口角を上げる様を少し、睨むだけに留めておく。 言葉にできなかったのは、 まだ少し冷たい粘液が熱くなった下肢に 纏わりついて、彼の手が滑らかに滑るから。 余裕が無くなっていくのも、理由の一つなのだけど。] ……、 ンッ、 …… [確認する声が羞恥を煽る。 でも、感じていることは知っていて欲しい。 だから、浅く、頷いた。その目尻が赤く染まっている。] (+5) 2023/03/21(Tue) 23:58:21 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[扱き上げる手が何度も往復するのに、 肩に添えた手に、僅かに力が籠もってしまう。 縋るものがなければ、それこそ声が溢れてしまいそうで。] は っ……、 ンぅ [耳朶に吐息を吹き込まれたら、 ぞくぞくと背筋を快感が駆け抜けた。 興奮する。俺の身体で。 今まで女を抱いてきた人が、俺の声で。] ぁ、 ……そ、こッ…… よわ、い [水音と共に硬く芯を持っていく昂りの、 先端に指が擦れたら、頭を振って弱く抵抗を見せる。] (+6) 2023/03/21(Tue) 23:59:01 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[よわい、なんて言ってしまえば 感じる場所を伝えてしまうようなものなのに。 そんな言葉をついてしまったことも気づかずに。 名前を呼ぶ声に籠もった息を吐いて、 増えていく彼の所有印が白い肌を染めていく。 耳朶に囁きを吹き込むだけじゃなくて。 舌先で耳殻を辿られ、食まれて、突付かれて。 耳と下肢と、弱い箇所を同時に責め立てられたら。] ……ぁ、ッ…… 、は、 [ふる、と身震いを起こして前兆のような訪れが襲う。 だめ、まだ。 堪えたいのに長い指が欲を煽っていく。 唇を噛んで、堪えて、堪らえようと腰を引いてしまう。] (+7) 2023/03/22(Wed) 0:03:17 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[達しそうになる前に、肩に縋った手の一つを。 ゆっくりと下方へと下ろして。] …… ね、 俺も、さわりたい [他に意識を向けようとして、落ちていった手が辿るのは。 自身と同じものを持つ彼の腰よりも下。 彼も同じように熱を孕んでいるのか知りたかったのと、 一人だけ、追い立てられることに少し焦りを覚えたから。**] (+8) 2023/03/22(Wed) 0:04:53 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[拗ねるように睨んだ視線を受け止めて、 また彼が笑えば、あやすように落とされるキス。 笑った理由を諭すみたいに教えられて。 決まりの悪さに、] 何も、言ってない…… [少し決まりが悪くなって、そう返したけれど。 もう一度、目尻を落とされたなら、 そんな反応すら居た堪れなくなってしまう。 たったキス一つで簡単に機嫌も治ってしまうから、 恋とはかくも厄介で、苦しくて、愛おしい。 ああ、気づいたら。 ――――こんなにも好きになって、 胸が苦しい。 ] (+14) 2023/03/22(Wed) 1:59:11 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[かわいいと囁く声と合わせて、擽る吐息。 間近で聞いたらその色香に逆上せそうになる。 嬲られる耳朶が熱を含み、赤く染まって。 微かに歯の痕が浮かぶ程。 確かめるみたいに繰り返される音と一緒に、 指先でノックされたら、びく、と腰が揺らめいた。] ……、 ンッ、ぅ [その反応が返事を返すよりも如実だったろう。 伏した瞳が薄く水を張る。気持ちいい。 女性とは違う、少し骨ばった指は 勃ち上がったもの全体を包み込めるぐらい大きくて。 余すとこなく、弱い箇所を握られているみたいだ。 男が弱いと感じる場所を、知っているから、尚更。] (+15) 2023/03/22(Wed) 1:59:45 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[時に奥歯を噛んで、堪えるように。 俯いて、乱れていく表情を隠すみたいに。 教えたばかりの弱点を丹念に指でなぞられて、 刺激を念入りに送り込まれたら先端から、 先走りが溢れて、ローションと混じり合う。 腰が、ずくんと重みを増して。 引けそうになった腰を抑え込むみたいに、 距離を縮められたら、逃げ場所を無くして。] だ、 め…… ッ、 [甘い声が鼓膜を震わせて、熱を更に煽っていく。 一人じゃ、嫌だから。 そんな時に、押し付けられた太腿に彼の熱が触れる。] (+16) 2023/03/22(Wed) 2:00:34 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[――――勃ってる。彼のものも。 身を以て体感させられて、息を呑んだ。 良かった、という安堵と。 自身で興奮していると分かれば仄かに羞恥も浮かぶ。 さっきは逃げも少し混ざっていたけれど。 触って、と。嬉しい、と。 いう声に顔を上げれば、熱を孕んだ瞳と視線が交わる。 下肢に落ちた手をゆっくりと昂りに伸ばして、触れる。 布越しじゃ熱は伝わらないけれど、 その硬さは確かめられるから。 指先で軽く押して、躊躇うみたいに一度、引いて。 それから、形を確かめるように下から辿って、包む込む。] (+17) 2023/03/22(Wed) 2:01:06 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐<xsmall></xsmall>[機嫌を取るような「好き」も。 言いたくなったと付け足して甘やかすから。 言い訳めいたさっきの言葉が更に格好悪くなる。 俺も、と返すには余裕もなく。 ぐちゅ、と芯を握り込む手が強くなって、 卑猥な水音がいやらしさを教えて。 意識が段々と下肢に集中していないと 堪えきれなくなるくらい追い詰められて。] ぁ…… だ 、 ……ッ、 ン[だめだって言ったのに、返ってきたのは 余計に先を促すような言葉と、刺激。 やばい。だめ。 ぐるぐると頭の中で否定の言葉が渦巻いて。] (+21) 2023/03/22(Wed) 14:01:32 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[擦る手に煽られるみたいに、無意識に腰が揺れる。 もっと刺激がほしいみたいに、擦り付けて。 だめ、と言いながら結局、ねだってしまう。 どんどん膨らみが張り詰めて、今にも弾けそうに。 肩に置いたままの手が、きゅぅ、と縋る。 薄い水膜の中、助けを求めるみたいに見上げて。 俺も彼を気持ちよくさせたくて、 膨らみをやさしく撫でた後、ジ、とジッパーを下ろして 前を緩めて、下着の中へと手を忍び込ませていく。 しとり、と濡れた感触が指先に触れる。 彼も、感じてくれている。 そう思ったら、少しの高揚感。 微かに、口元が緩む。] (+22) 2023/03/22(Wed) 14:01:57 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[その隙きを盗むみたいに、唇を塞がれた。 キスをねだったのは俺、だけど。 性急にも感じたそれに呼吸を奪われる。 指先に感じた猛りに刺激を与える暇も与えられずに、 首を傾けて、枕に沈んで。] ……ン、ぅッ …… ふ [声も吐息も攫うようなキス。 絡めあった舌先からも、下肢からも淫らな音がして。 ――過敏になった耳を犯されて、もう。] (+23) 2023/03/22(Wed) 14:02:21 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[解放された唇からあまくて、せつない、溜息が溢れる。 余韻が酷くて、彼の言葉も聞こえはするのに、 頭で理解するのに、少しの秒をもらった。 見たかったのか、と唇を噛む反面、 男ならそうだよな、と同意する自身も居て、 複雑な気持ちを覚えながら肩で息をしていたら、 もう一度、やわい唇が触れる。] …………ばか、 ……、景斗さんも、見せてくれるなら。 [俺の機嫌の取り方を知っている。 だから、照れ隠しにそんな悪態をつきつつも、 こちらからもおねだりを。 水膜を超えて散らした涙を払われたなら、 ふ、とようやく笑みを零して、何度でもキスを交わそう。*] (+24) 2023/03/22(Wed) 14:03:55 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[夢中になるくらい溺れてくれたのかと思えば、 じわりと頬に朱が滲んでいく。 嬉しくて、擽ったくて、恥ずかしい。 忙しない心の動きを悟られぬように。] ……平気。 [少しだけ強がるみたいにそう応えて。 事後処理を済ませようとする動きに、 こちらもずり上がるように、肘を立てて、 少し身を起こすように距離を取る。 見たいという要望にさらりと返されたら、 まるで恥ずかしがっていたこちらが馬鹿みたいに。 "視られる仕事"をしているから、というのも あるかもしれないけれど、そんな抵抗なく言われたら。 ほんの少し、また、余裕の差を感じてしまって、 悔しいような。気も、ちょっと。] (+28) 2023/03/22(Wed) 16:48:13 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[ウェットテュッシュで拭い取られていく、 自分の欲の名残を横目に見ていれば。 拭いきれない溢れを、不意に彼が舌で追いかけて、 舐め取って、口に運ぶから。] …… ちょ 、っ[ぶわ、と花開くみたい熱が顔に集まって。 慌てて制止するように声を発した。 多分、美味しいものではない。欲の塊。 口に入れてしまった後じゃ、 今更止めるのも遅いかもしれないけれど。 手首の浮いた血管に這う白濁を舐めあげる仕草に、 また煽られるみたいに熱が、灯る。] (+29) 2023/03/22(Wed) 16:48:55 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐……あぁ、……もう、 [くしゃりと自分の前髪を崩して照れを隠して。 参ったというみたいに弱く、頭を振る。 心を掻き乱される。 所作の一つ一つに。 ぱさりと布がまた落ちる音して。 彼の下半身も顕になれば、上半身よりも広く 赤く、斑に散った火傷の痕がはっきりと目に飛び込む。 照明は点けたまま。 ライトに照らされた赤い瑕痕。 真っ更な肌が綺麗というならば、 それはとても、同じ言葉を使えないかもしれないけれど。] (+30) 2023/03/22(Wed) 16:49:21 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[小さく、息を呑んで。押し黙る。 ――――そうして。 そっと、彼の身体に手を伸ばした。 トン、と彼の肩を押しやって、枕側と反対側に押して。 彼がシーツに尻もちをついたなら。 自身も身体を起こして、彼の膝の上に跨るように 身を乗り上げて、股で彼の腰を挟み込む。 乗り上げた分だけ、高くなる視線。 情欲に濡れた瞳で見下ろして。] 景斗さんが、まだ、イってない [そうして、まだ硬く勃ち上がったままの 彼のものに再び、触れる。] (+31) 2023/03/22(Wed) 16:51:28 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[一度達しただけじゃ、足りない。 もっと、感じたい。 感じてるところを、見たい。 彼より少し短い指で彼自身を握り込んで、 上下に擦りあげながら、熱の籠もった息を吐き出す。 腰を近づけた分、手を動かしている部分の近くで。 萎んだ自身のものが濡れたまま、息づいていて。] …… 、ッ [ず、と腰を更に一歩詰めるように距離を詰め、 膨張している彼のモノと自身のモノを直接触れ合わせ 直接、あなたの熱を感じようと。*] (+32) 2023/03/22(Wed) 16:53:09 |
![]() | 【人】 瑞野 那岐[車内で神田を称賛していた高野に、 後部座席で、そっと耳打ちするように。] 貸し切りなら、一緒に入れますね。 [と、小声で囁いたのは、道中のこと。 休みが不定期な彼と、帰りが遅い俺とでは、 スケジュールも中々合わせづらいから。 この旅行を密かに楽しみにしていたのは此方も同じ。 ドライブ中に後ろに視線が飛ばされるのは、 バックミラーを確認する時ぐらいだろう。 前の二人に悟られぬように、座席の上。 そっと手に手を重ねたのは、恋人だけの特権。] (18) 2023/03/22(Wed) 20:36:41 |
![]() | 【人】 瑞野 那岐[そんな道中を経て、今は、いちご畑の中に二人。 家族連れの子供のはしゃぐ声を聞きながら。] 味は大して変わらないですよ。 香りが少し、違うくらいで。 少し、パイナップルみたいな匂いがするんです。 [白いいちごに興味を示した高野に、 そう説明を付け足し、俺も仕事で数回だけ手にした いちごの記憶を思い出して、話して。 葉の隙間から覗く赤い実に、腰を屈めて 粒の大きくて赤く色づいているものを探す。 いちごを摘める時間は45分だとか。 数を多く集めるのもいいけれど、つい職業柄、 形や味の良さそうなものに目がいってしまう。] (19) 2023/03/22(Wed) 20:38:40 |
![]() | 【人】 瑞野 那岐[とちおとめもあまおうも名高いいちごの王様達。 姫と呼ばれるくらい蝶よ花よと育てられるいちご。 可愛いという感想に笑って頷きながら、] 俺が一番好きなのは、やっぱりあまおうかな。 [まだ見つけてないけれど、いちごの王様だから、 探せば此処にもきっとあるだろう。 ぷち、と同じように一粒、実をもぎって取って。] (20) 2023/03/22(Wed) 20:39:09 |
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![]() | 【墓】 瑞野 那岐[ついぞ出た声に返された反応は、 やはり、余裕の残る視線を流されるだけに見えたから。 熱くなった頬を掌で覆うみたいにして顔を背けた。 飲むな、とは言わないけれど。 さすがに動揺は隠せなかったから。 愛液と確かに同じようなものかもしれないけれど。 自身の身体から吐き出したものを、含まれるのは。 あの日、心臓を食べられると思った、 デザートを口運んでいた時の感覚と少し似ている。 口を漱ぐのを横目に、少しホッとしたのは。 ]自身のものを残したままの彼と、 もう一度キスするのは、少し躊躇いがあったから。 それは、心の内だけ閉まっておくことにして。 (+38) 2023/03/22(Wed) 22:55:11 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[肩を押して、乗り上がった膝の上。 唐突にそんなことをすれば、驚かせてしまったかも。 体制を崩した彼が、意表を突かれた声を落とす。 いつもとは違う視線の角度。 見上げていた表情が、今は見下ろす位置にある。 情欲に濡れた瞳は透けていたらしい。 指摘する声に、薄く笑みを浮かべて。] そんな顔させたのは、景斗さん、でしょう? [長い前髪の上から額と、こめかみに、 ちゅ。と音を立てて、キスを贈る。 ベッドに入る前の言葉を引き合いに出されて、笑い。 見てて、と言われたなら手元に視線を落とした。] (+39) 2023/03/22(Wed) 22:55:45 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[達したばかりでも、感情が昂ぶっているからか。 再び、擡げ始めている自身のモノ。 それ以上に張り詰めている彼の熱。] ……ン、 [彼の先端から溢れた汁気と自身で出したものと、 ローションの名残を借りて、くちゅりと音を立てる。 最も敏感になっている箇所を、重ね合われば。 また、気持ち良さに身体が小さく震えて、 その先の高揚感に、唇から熱を解けさせる。] (+40) 2023/03/22(Wed) 22:56:07 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[感じている声を聞けば、握り込んだ手の動きを 少し早めようと、動きを変える。 二人分じゃ手が届ききれなくて、殆ど彼のモノばかり 擦り上げながら、足りない分は自ら。 腰を擦り付けるみたいに揺らして、快楽を得ていく。 は、と籠もった息を吐き出しながら、 煽るような声が、意地悪く囁くから。 それだけで、ぞく、と震えが走って。] ……ン、 ……興奮、した ………… ぁッ、 [従順に瞳を伏せて、こくんと小さく首を縦に揺らす。 こんな性に貪欲な自身が居たなんて、初めて知った。 支えのない腰が、手の動きとタイミングがズレて。 ずるんと、擦れ合う昂りから外れたら、 もう一度、繋ぎ合わせるみたいに腰を押し付けて。] (+41) 2023/03/22(Wed) 22:56:42 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[高め合っていく気持ち悦さに酔い痴れていく。 このまま、という声に浅く頷いて。 手を緩めないまま。 自身の再び勃ち上がったモノと、彼のモノを 自身の手の上から彼の手が覆い被さって、 もっと、と煽られるみたいに手が往復する。 足りなかった箇所を、埋められるみたいに。 満たされたら、堪えきれずに、あえかな声を洩らして。] は、 [我慢出来ないみたいに額に額を擦り合せ、 くしゃりと重なった前髪が交わって、乱れる。 間近で響く色香のある声に、つられるみたいに。 我慢していた声が、喉元から突いていく。 段々と、快楽しか追えなくなっていく。 自身の姿態がどう映るかも余裕がないぐらい。*] (+42) 2023/03/22(Wed) 22:57:49 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[そうなの、なんて。本当に気づいていなかったのか。 自覚のなさに思わず、口が開いてしまった。 一人ならこんなに感じたりもしない。 単調な動きで溜まったものを吐き出して終わらせるだけ。 躊躇っていた羞恥を殺してまで見られる事も、 許してしまうのは貴方だからと気づいて欲しい。 ……それには、こちらの言葉の足りなさもあるけれど。 割りと態度には出しているつもりなのに。 ]まだ片思いを続けているような素振りすら、 未だに見せたりもするものだから。 近いうちに彼の考えを改める必要がありそうだ、と 心内でひっそりと画策するのは、彼には秘密の話。 (+46) 2023/03/23(Thu) 0:36:22 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[素直に伝えた告白に、合わせるように彼からも一言。 息を詰める様子が、彼の余裕のなさを伝える。 淫らに揺らした腰が、滑ったら。 引き止めるみたいに腕が腰に回って。 大きな掌が脇腹を捕まえるから、 近づいた分だけ動きに制限も掛かってもどかしい。] ……ン、 出して [限界を訴える声に、裏筋をなぞリあげる。 先端をぐり、と指の腹で押して煽り立てれば。 彼も俺を煽るみたいに、手の動きが早くなる。] ッ、 ふ、……ぅッ、 [煽るつもりが煽られて、熱に侵されて。 どくどくとまた熱が中心に集まっていく。] (+47) 2023/03/23(Thu) 0:37:00 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[低く、小さく、低い声が耳朶に響く。 少し、痛いと思うほど額を擦りつけ合って。 先に限界を訴えたのは彼の方だった。 熱い迸りが重なり合った手の内で弾ける。 彼の体温と同じ熱さが手を汚して、数度に分けて。 吐き出されていくのを掌で抑え込んで、受け止める。 彼が達する度に、動く身体が 膝の上に乗る自身の身体を揺らすから。 そんな些細な揺れすら腰を伝って、快感に変わる。] …… ぁ、 ッ…… [ぐっと腰を引き寄せられて、達したばかりの 屹立がぐちゃりと卑猥な音を立てるぐらい密着すれば。] (+48) 2023/03/23(Thu) 0:37:55 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[いくらかあった此方の余裕も剥がれていく。 ぬるさを保った粘液を塗りつけ、握り込まれる。 イったばかりの身体に、その刺激はあまりにも強烈で 緩んだ表情の奥に濡れた欲を魅せられたら、 心臓が、ドクン、と激しく波打つ。] ぁ、……ッ、ぅ……、 ……ッン、 だ、め……ッ、まだ、 [さっき見せたばかりなのに、もう筋を浮かべる程に、 張り詰めている自身が恥ずかしい。 こんなにも欲を感じたことはない。 吐き出したい気持ちと、羞恥がまた襲って。 弱く、首を揺らすのに。 ねだる声が、甘いから許してしまいそうになる。] (+49) 2023/03/23(Thu) 0:38:35 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[長い指が逃さないというように包み込む。 先端の弱い部分を、親指で強く押し潰されて。] ……ァ、ッ …… そこッ、 ンッ……、また、 イッ ……く、[汚れた掌を拭う余裕もなく、 両腕で彼の背を抱き寄せたのは許して欲しい。 その隙きを与えてくれなかったのは貴方だから。 額を突き合わせたまま、また一際大きな波が来る。 吐息も、声も、表情も隠せないまま。 彼に縋って、ぶる、と身震いが走って、 堪えきれずに白濁がまた、彼の手を汚した。*] (+50) 2023/03/23(Thu) 0:39:32 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[テレビの向こうで活躍する姿を見たのは、 その日の夜が初めてだったと言ってもいい。 MVで見た彼の姿が過去の彼に重なって、 ようやく同一人物だと理解したぐらいの知識。 それまでは耳で得られた彼が懐かしく話す声しか知らなかった。 俺が惹かれていったのは、液晶の向こうではなく、 優しく穏やかな声で月を想うような、 Hare悪戯めいたサービスを思いつくような、 大事そうに俺が作ったデザートを写真に収めるような そんな、あなただったから。 触れたい、と、思う。 まだ知らないあなたを。 スクリーンの向こうに居るあなたも、全て。 ――――欲しい。] (+57) 2023/03/23(Thu) 8:48:18 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[彼の手をまた汚してしまうくらいに吐き出した欲。 擦り合わせた額が痛いぐらい、 擦り付けぐちゃぐちゃになった前髪がら絡み合う。 射精後のぼうっとした感覚を味わいながら、肩で息をして。 は、……と鼻先に熱を零す。 達した後なのは彼も同じ。 互いに上がった体温で肌が汗ばんでいる。 近いからこそ、紡がれる呼吸が少し荒いでいるのが分かる。 切なげに呼ばれた名前を、今更頭の中で反芻して。 甘えるみたいにまた前髪を擦り合わせたなら。 落とされる溜め息に気づいて、首を少し傾けた。 のに、と続く音。] …………、……? [柔らかく抱きしめられて、腰を引き寄せられたなら。 達したはずの彼のモノがまだ硬さを保持していることに、気づいて。 ぁ、と触れた瞬間、甘い声が零れた。] (+58) 2023/03/23(Thu) 8:49:41 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[ゆっくりと彼の手が背を撫でる。 まるで落ち着かせるみたいに動くその手に、 身を委ねながら、紡がれる言葉に耳を傾けて。 男同士のSEXについて、考えていたことを知る。 気持ちいいこと、の次に口にした 痛いかもしれないこと。 その言葉に想像する先は予習済みの身には、容易くて。 つう、と優しく背を撫でていた手が滑り落ちていく。] ……ぁ、ッ、 [腰筋を辿り、やがて指が辿り着くのは。 男女では想定されていない場所。] (+59) 2023/03/23(Thu) 8:51:15 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[抱きたい、というストレートな物言いと、 向けられる熱の篭った視線が情欲を孕んでいるのが分かる。 肩に添えた手に僅かに力が篭もる。 想定してない訳じゃなかった。 ネットで調べた知識、動画を見ることは躊躇ってしまったけれど。 その。 彼が俺を見詰める瞳の奥に何度か。 今日と同じような色を感じる事が、あった。] (+60) 2023/03/23(Thu) 8:51:52 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[はく、と唇で酸素を取り込むみたいに喘がせて。 肩を掴む指先で彼の背を軽く撫ぜる。 口にすることを躊躇ってしまうけれど。 真摯に求められる思いに、応えたい気持ちはある、から。] 自分じゃ、……気持ち悦く、できなくて…… 感じるか、分からない、けど、 [瞳を伏せて、彼を受け入れる為の準備を、していたと。 伝えたなら、それは。応と言ったことになるだろうか。 かぁ、とこれ以上ないくらい頬が熱くなって、羞恥が浮かぶ。今までで一番恥ずかしい。*] (+61) 2023/03/23(Thu) 8:53:18 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[合わさった肌を通して感じる鼓動。 その速さと、知らなかった、と呟く彼を 笑える余裕は自分にもなかった。 同じぐらい速い鼓動、興奮と胸の高鳴りが混ざって、 どうしようもないから、収め方を教えて欲しい。 吐き出されるように笑う息すら肌を擽るから、 彼の動き一つで、身体が敏感になっていくのが分かる。 じゃれ合いの延長だと思っていた撫でる手も、 気持ちを伝えるためのキスも、何もかも。 小さな快感を掬い上げていくみたいに、確かめられて。 ――俺で、感じて。 そう言われるままに、身体が彼を覚えていく。] (+68) 2023/03/23(Thu) 21:39:25 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[恋人として、彼と向き合うと考えたあの日から。 今日に至るまでを考えていなかった訳じゃない。 それは、泊まりたいと口にした時も変わらず。 恋の延長線上に性愛があることは、 恋をした人間ならば、誰もが経験することだろう。 手を繋ぐだけ、隣に居るだけ。 それだけでも「幸せ」と呼べるのだろう。 だけど。 欲情を隠した瞳と視線を交えた時から。 彼が、四葉のチョコレートソースを口にした時から。 食 べられる、そんな予感は、していたし。 そのことに嫌悪どころか、心臓が跳ねたから。] (+69) 2023/03/23(Thu) 21:39:59 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[抵抗がなかったわけじゃない。 彼との性交との拒否反応というよりも、 自身で、双丘の奥底に触れて解すという行為に。 躊躇って、踏み込めなくて。 何度か断念して。 滑りを助けるというローションすら買うことすら出来ず。 自身の唾液と吐き出したもので、触れた。 襲ってきたのは、異物感と苦しさ。 快感なんて、すぐに拾えるはずもなくて、 何度か、指を往復させても、慣れなくて。] ………… は、 [達することも出来ないまま、指を引き抜いた。 自身の気持ち悦さを得ることよりも、 彼の欲に応えられるのか、という。 そちらの方が気になって、溜息を洩らしたのは。 まだ、彼にも知られていない。] (+70) 2023/03/23(Thu) 21:40:47 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[それを、今、口にしたことで。 固まってしまった彼に、少し後悔を覚えながら、 朱に染まった顔を、背ける。 これじゃあ、俺のほうが欲しいって言ってるみたいだ。 あながち間違っては、居ないけど。 もしかして、そこまで考えていなかったんだろうか。 でも、さっきは「抱きたい」って言ったし。 ぐるぐると思考が困惑と動揺で揺らぐ。 やっぱり、不味かっただろうか。 先走りすぎてしまっただろうか。 どう言い訳しよう、なんて。 視線を泳がせながら、必死に脳をフル回転させていたら。 先に言葉を落としたのは、彼の方で。 口をついたものが謝罪の言葉であれば。] ……また、謝ってる。 [ふ、と苦笑を浮かべ、眉尻を下げて笑ってしまった。] (+71) 2023/03/23(Thu) 21:41:16 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[きつく身体を引き寄せられて、隙間すらなくなるくらい。 感謝よりも謝罪の言葉を先に口にしてしまう。 そんな彼の脆さに、寄り添うように背を撫でて。 胸元に埋まった頭を緩く抱き込んだ。 胸元に濡れた感触がしたとしても、 気づかないふりをして、艶やかな髪に唇を落とす。] 言ったでしょう、触れて欲しいって。 たくさん、触って。 景斗さんの手で、全部。 [そんなわがままをまた口にして、目を細める。] (+72) 2023/03/23(Thu) 21:42:02 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[臀部を辿った手が双丘の間に割入っていく。 粘液を伴った手が、ぬるりと双丘を撫でて、 その奥の蕾へと伸びていく。 最初は指先だけ、それからゆっくり一関節。] ……ッ、 …… く、 ンっ 痛み、は、ない……けど、っ [やっぱり最初に感じるのは異物感だけど。 自身で触れた時よりも、前触れがないせいか、 息を吐き出したタイミングを測って埋まっていく指を 戸惑いながらも受け入れていく。] (+73) 2023/03/23(Thu) 21:43:21 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[彼の長い指が探るように中で蠢いて。 中の温度を伝えられたら、羞恥に埋まりたくなる。] ……、 言 わなくて、いい、からッ……[少し慌てるみたいに、ツンと髪を一束引いて。 気を逸らさせたのに。 言葉通りに指がゆっくりと抜き差しされて、 いやでもその感覚を覚えさせられていく。 伏した瞳を、睫毛で覆い隠して、小さく震え。 胸の尖りを食まれたら、さっきは感じなかったはずの 甘い痺れが背を駆け抜けていく。] ……ぅ、 ンッ [思わず、びくと肩が跳ねて、 自分でも驚いたみたいに目を瞬かせ。 戸惑いの色を浮かべたまま、顔を見合わせて。*] (+74) 2023/03/23(Thu) 21:44:38 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[わがままを受け入れる声が解ける。 応えと共に、送られるキスを笑いながら 両腕を絡めて受け止めて、 あまい、あまい唇を食んで、味わって。味わわれて。 そのまま身を委ねて、腰を支える手に落ち着いた。 肌の上からだけでなく、身体の内側まで。 触れられて、本当に触られていない場所がないくらい。 痛みがないと確かめたなら、 ぬぷ、と更に奥を探るように埋め込まれる指を、 無意識に締め付けて、押し返してしまう。] …… は 、[力まないように息を吐き出すことで精一杯なのに、 意識してしまえば余計身構えてしまうから、 その度に、指を締め付けて、息を吐いて。 ゆっくり、時間を掛けて受け入れていく。] (+82) 2023/03/24(Fri) 1:12:26 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[たった一本だけでも感じる圧迫感のようなものに、 震えながら、でも確かに、苦しさだけじゃない。 ぞわりと、毛羽立たせるような感覚も少し。 言葉通り、少しずつ。 たまに様子を窺うみたいに動きが止まって、 息を吐くタイミングを見越して、また進んで。 ようやく、指一本が根本まで入るぐらい。 誰にも暴かれたことのない場所に触れられることと、 さっきから無自覚に煽るみたいなことを口にするから。 羞恥に頬が赤らむどころか、視界まで滲む。 なのに、また。 中の具合を確かめるようなことを言うから。] …… なっ、 ……! [思わず言葉を失うと同時に、 先程、自らの手で触れた大きさを思い出して、 ぶわりとまた頬に熱を散らした。] (+83) 2023/03/24(Fri) 1:12:55 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[たった一言、それだけで。 ずくんと、有り得もしない身体の奥が疼く。 あ。 作り変えられている、と、分かる。 受け入れる体勢すら整っていなかった身体が。 彼の言葉一つで、指の動き一つで。 きゅう、と彼を求めるみたいに蕾が締まる。 じわりと、また水膜が目尻に溜まって。 彼の髪をくしゃりと掻き混ぜながら。] (+84) 2023/03/24(Fri) 1:13:34 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[僅かな反応をしっかりと知覚した彼が、笑う。 こっちと言われて食まれた乳首は、既に赤くつんと。 まるで熟れたいちごみたいに、育って。] ッ、 ぁッ、 ふ 、ンぅ、…… [女の子みたいな鼻がかった声が溢れて、首を揺らす。 そんな場所、感じたことなかったのに。 気持ちいい と、身体が信号を訴える。吸い上げられて、立ち上がった尖りに。 歯を立てられて、腰元から這い上がる快感に身悶える。 こんなの、知らない。 ]知らないのに、気持ちよくて、どうにかなりそうで。 (+85) 2023/03/24(Fri) 1:14:46 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[息も、少しずつ上がり始め、途切れて。 少し頭がぼうっとしてきたところで、 指を引き抜かれて、シーツに身体を横たわらせた。 さっきまで感じていた体温が離れてしまったことを、 名残惜しく感じて、腕は肩口に掛けていたけれど。 彼の身体が下肢に下がっていけば、 手が届かなくなって、切なくて目を細めて訴える。] う、……ん、 [こく、と浅く首を揺らして頷いたら。 足を開かされて、股の間に彼の身体を挟み込む形になり。 手から溢れるぐらいのローションに、 小さく息を飲んで、思わず見つめてしまう。] (+86) 2023/03/24(Fri) 1:15:13 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[先程より、少しひやりとした冷たさが。 長い指と共に押し入ってくる。 ぬめりがある分、よりスムーズにつぷりと音を立てて。 奥へと、差し込まれて。] …… ンッ、 ぅ…… わっ 、[指が埋まった場所を曝け出すみたいに、 足を持ち上げられてしまえば、驚いて上擦った声が漏れた。 愛でるみたいに、順番にいくつも。 膝から上がっていく唇に、ぞくぞくと肌が粟立って。 それ以上先、出したばかりの場所に顔を寄せられたら、 居た堪れなさに腕で赤くなった顔を隠して。] そんな、とこッ……、 [暴かれてしまう。何もかも。本当に、全部。**] (+87) 2023/03/24(Fri) 1:15:50 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[感じじる場所が変わっていく。 何でもなかった場所が嘘みたいに快感を拾う。 埋まった指が中を擦り、探る動きに変わって。] …… ッ、ぅ……、…… ? [一瞬掠めた場所に、ぞくん、と身体が震えた。 まだその正体を掴めずに、でも確実に。 彼の手が緊張を解いていく。 泣きつくみたいに髪を掻き混ぜて、くしゃりを顔を歪めた先。 嬉しそうに笑うあなたが居るから。 恥ずかしいような、ホッとしてしまうような。 溶けていい、と促す声に本当にぐずぐずに蕩けてしまいそうだ。] (+94) 2023/03/24(Fri) 14:04:31 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐……ンッ、 ぁ、…… [すっかりと色付いた胸の飾りを食む頭を見下ろして、 溢れる声が気持ちいい、を伝えてしまって恥ずかしい。 そんなところで感じるのか、と客観的に見ている自分と、 もっと、して欲しい、とねだりたくなる自分が居て。] …… ふ んぅッ、 ……[身体の中でぐるりと指が円を描いたら、腰が思わず浮きそうになって、 その反動で胸を押し付けるみたいに逸らしてしまった。 ローションをたっぷりと含んだおかけで 指の動きが滑らかになって、動きが大胆になっていく。 その度にどんどん余裕を奪われていくから、困る。] (+95) 2023/03/24(Fri) 14:05:49 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[胸を喘がせて、呼吸を紡いで。 伸ばされて手を取りたくて、そっと手を伸ばす。 安堵と困惑に入り交じった表情を晒して、 でもその中に確かにある、溺れていく感覚。] ン、 [優しく宥めようとする声に安心して、 指に指を絡めて、きゅ、と握り合わせて、繋がって。 片手を恋人同士みたいに繋ぎ合わせる。 みたいじゃなくて。恋人そのもの、だから。 握り返される手の力強さの中に 確かな優しさが混じっているのが痛いぐらい分かる。] (+96) 2023/03/24(Fri) 14:06:23 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[彼の頭が下方に下がって、下腹を彼の前髪が擽って。 顔が近づいた先、下生えと二人分の精液に塗れた 僅かに反応を見せているそれに、彼が舌を這わせる。 視覚から、直接的な刺激から、襲い来る目眩にくらくらして。 舌先の、口内の温かさに意識を持っていかれた、その時。] ぅ、 あっ……! [こり、と中の指がある場所をつついて、押し出されるみたいに腰がビクついて、声が跳ねた。 まるで電撃が駆け抜けていくような、痺れ。] ァッ、……ぁッ、 まっ、 [分かる。指の些細な動きが、はっきりと。] (+97) 2023/03/24(Fri) 14:07:10 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐あッ、 嘘…… そこっ、 やッ [咄嗟に口にしたのは信じられないという思いと、 抵抗しようとする音。 自身でも知らない刺激に、乱れて。 そこを押される度に、下腹部の辺りがじくじくする。 今まで自分でいくら触っても、 苦しいとだけしか思わなかったのに。 カッ、と一気に熱が集まるみたいに火が灯る。 それだけじゃなくて。 後ろへの刺激で少しヘタっていたはずのモノが、 口腔に含まれる熱さに反応して、 また首を擡げていき、血が集まっていく。 前と、後ろと同時に刺激されて。 あまりの刺激に腰を引いて、逃げ出したくなる。] (+98) 2023/03/24(Fri) 14:08:34 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐……ッ、ぁ、 ……一緒に、しな、 で ぁッ [びく、とまた腰が跳ねる。やばい。 こんなことを覚えてしまったら、深みに嵌ってしまう。 墜ちていく怖さと、未知の刺激に困惑するのに、 唇から溢れるのは、あまい、声しか出なくて。 ぎゅ、と足の爪先に力を込めてシーツを引っ張り、堪らえようと。*] (+99) 2023/03/24(Fri) 14:10:08 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[微細な中のうねりをきっと彼の指は拾うだろう。 初めて覚える快楽に、涙を浮かばせて堪えようとしても。 時間を掛けて、丁寧に。 まるでコトコト煮込むスープみたいに。 料理されているみたいに。 薄く色づいた肌を舌が這って、汗を舐め取って。 味見されてるみたいだ、なんてぼうっとした頭で考える。 まな板の上。 あなたに作られて、食べられるのを待つみたいに。 身体も、心も、ゆっくりと溶かれされて。 ――後は、理性を手放すだけ。 ] (+107) 2023/03/24(Fri) 21:52:34 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[跳ね上がった声と、身体に。 驚いたみたいに互いに目を見合せて、数秒。 確かめるみたいに、もう一度押されて。] ……ァッ、 く ンッ ……![同じ場所に顕著に反応を見せてしまって。 ふる、と弱く訴えるように首を揺らして制止しようと。 なのに、しっかりと覚えたみたいに。 言葉にして聞かせて、薄く笑う姿。 表情の下に隠しきれない悦びが見えたような気がして、 堪らなく羞恥と快感が襲う。] …ぁ、ッ ぁッ、 ……ンンッ、 [とん、と押される度にびくつく身体と跳ねる声。 指に連動するみたいに押し出されて。 自分の意思もままならなくて戸惑って、シーツを乱して。] (+108) 2023/03/24(Fri) 21:53:08 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[確実に快感を拾うようになった中が、 指を悦ぶみたいにうねり、締め付けて、蕩けて。 自身の身体の変化に戸惑いを覚えながらも、 どんどん快感に飲まれていく。 きもちい、すき、たまらない、もっと。 だめ、やばい、さわらないで、くるいそう。 ぐるぐると頭の中で巡る言葉は、 口をつく頃にはあまい喘ぎに変わってしまう。 すっかり硬さを取り戻した昂りから、 溢れる先走りを舐め取られて、また身悶えて。 腰から下に力が入らなくなっていく。 かろうじて繋がったままの手を弱く、絡めて。 自身の身体を虐めている張本人に、縋ってしまう。 目尻に涙を溜めたまま、細く息を吐き出して、 きゅう、とを握り込んでしまえば、 それは逆効果だったかもしれないけれど。] (+109) 2023/03/24(Fri) 21:54:07 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[何度も浮きそうになる腰を、捉えられて。 口腔の中、今にも弾けそうになるのを、 足の先まで力を篭めて、指先でシーツを摘んで堪える。 二本の指で丁寧に解された後孔からは、 ローションと濁った白濁が零れて、 まるで最初から受け入れる場所だったみたいに、 収縮を繰り返して、指を飲み込んでいる。 指が自在に中で拡げられる頃には、 もう身体中熱に侵されて、溶けて。 限界に近いところで、ようやく温もりが離れて、 彼の唾液に濡れそぼった屹立が、 てらてらと光っているのがいやらしい。] ……、 は、……っ、 は ……[肩で呼吸をして、蕩けきった表情を晒して。 ぼうっとした意識の中で、見下ろす表情を見つめて。] (+110) 2023/03/24(Fri) 21:54:42 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[報告する声も、うつろに耳に入ってくるのに、 脳に届くのも時間がかかって、わけも分からずに。 うん、と小さく頷いたけれど、理解はしていないまま。 擦り寄せられた頬に甘えるようにうっとりと目を細めて、 頬に頬を寄せるくらいは、出来ただろうか。 濡れた唇が動くのをぼんやりと眺めていれば、 ひく、と後孔が呼吸するみたいに蠢いて。 口にしていないはずだと思ったのに、 気持ちいいことが伝わっている。 気持ちいい、と感じられている、から。 ] (+111) 2023/03/24(Fri) 21:55:27 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[片手だけ繋り合った手。 手の甲に彼の頬の感触を受けて、きゅ、と胸が切なくなる。 新たな表情を見つける度に、堪らなくなって。 心を掻き乱されて。 心臓が跳ねて、落ち着かない。 作り変えられた身体は、彼を欲するみたいに疼いて。 もぞ、と開いた足を上に寄せる。 内腿で彼の腰を、すり、と挟んで。 繋いだ手、人差し指で彼の手の甲を撫でたなら。] ……も、ぅ……、 大丈夫、だから [ぽそ、と恥じらうみたいに声を潜め。 背けた顔を戻して、彼を見上げて。] (+112) 2023/03/24(Fri) 21:55:48 |
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