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【墓】 瑞野 那岐[欲しいと願えば、応えてくれる。 小さく落とされた言葉に、とくんと胸が高鳴った。 焦れるみたいに引き裂かれるパッケージが、 ゴミ箱に投げ入れるのも惜しいと、足元に落とされて。 そそり勃った刀身が薄膜に包み込まれていく。 食 べられる、そう思ったのはこれで、二度目。 顔を上げた彼の瞳が欲望にギラついていて。 その火照りの強さに目を奪われた。 余裕もなく、足を開かされて秘部へと猛りを充てがわれ。 触れて、直接その熱さを知って。] ……ぅッ、 ……く、 [指とは違う大きさのものが、性急に押し入っている。] (+0) 2023/03/25(Sat) 1:34:56 |
【墓】 瑞野 那岐[力を抜かないと、と思うのに。 大きさの違いにさすがに受け入れる場所が、 ぴり、と痛むような感覚がある。 息を詰めて、吐いて。唇を噛んで、解いて。] ……っ、ぅ、 ぁ゛ッ…… [堪えきれずに濁った声が混じってしまう。 くるしい、いたい、おおきい、こわい。 かんじたい、もっと、おくまで、のんで。 ぱた、と彼の髪から汗が滴って頬を濡らす。 自身も苦しいけれど、もとより受け入れる場所として 出来ていないその狭い場所に割り入っていくのも、 酷く、苦しいだろうと感じたなら。] ……は、 ぁッ ……、 [息を吐き出して、肩を握りしめる力を緩め。 その隙きを見計らうかのように、押し込まれる昂りに ぶる、と吐息を震わせてしまう。] (+1) 2023/03/25(Sat) 1:35:47 |
【墓】 瑞野 那岐[力を抜いて、背に爪を立てて、息を吐いて。 そう何度か繰り返す頃には、目尻に溜まった涙が零れていた。 辛そうな声が耳を擽って、上がった息が肌に掛かる。 俺も肩で息をしながら、下腹の圧迫感に少し慣れた頃。 入った、と囁く声に気づいて。] ……ン、ッ …… [余裕もなく、浅く首を揺らして頷きを返した。 今、動かれたら内蔵が飛び出しそうだ。 くるしい 、けれど。どこか、微かに湧き上がってくる 幸福感 。腰と腰を密着させて、彼との隙間がゼロになる。] (+2) 2023/03/25(Sat) 1:37:13 |
【墓】 瑞野 那岐[気持ちいい、とは素直には言えない。 だけど。 唇にふりかかるように落とされた告白。 そこには 黒 にも似た、深い色の愛 しさと欲が覗いたから。]…… ッ、 …… [たったそれだけのことでぶわりとまた熱が上がって。 腰元からぞくぞくと快感が駆け上がってくる。] (+3) 2023/03/25(Sat) 1:39:03 |
【墓】 瑞野 那岐[ゆっくりこちらが落ち着くまで十分なぐらい、 余裕はあったはずなのに。 緩やかに彼の腰がスライドしたら、窮屈な場所が ズ、と抜け落ちていく硬さが内壁を擦る。] ……ンッ、ぅ、 あッ、 まだ、動い……ぁっ、 [ローションの力を借りて狭路でも滑らかに動くそれが、 抜かれて、また押し入ってくる。 僅かな焦りと、怖れを吹き飛ばしていくみたいに、 律動は、次第に速められていって、言葉が途切れて。] は、ぅッ、……ぁ、ッ……、 は ……[彼を笑う余裕など、こちらもない。 くるしいの奥に、密かに眠っている快感を掘り起こされていく。] (+4) 2023/03/25(Sat) 1:39:54 |
【墓】 瑞野 那岐[彼が腰をスライドさせる度に、濁った声が零れて。 とても可愛いなんて言えない、男の低い声。 どうか、そんな姿や声を聞いても萎れないで欲しい。 その昂りはまだ、感じられているから、ホっとしながら。 色香の漂う、溜息に。思わず唇に視線が向く。 彼をこんな顔にさせたのは自分なのだと思えば、 少し優越感も感じながら、ようやくそこで。 微かに、笑う余裕も出来ただろうか。] ……いい、からッ、 おれで、 きもち、よく、なって……? [涙を浮かべながら、もう一度。手を伸ばして。 恋人みたいにあまく、手を繋ぎ合えば。 そこには満たされていく気持ちしかなくて。] (+5) 2023/03/25(Sat) 1:41:09 |
【墓】 瑞野 那岐[頬を撫でる手に擦り寄って、甘えて。 少しずつ埋め込まれていくモノを受け入れていく。 時に眉根を寄せても、やめないでほしくて。 呼吸を紡いで、奥へと誘い込む。 しっとりと濡れているのは、彼だけじゃなくて。 自身も肌に汗を浮かび上がらせて、 湿り気を帯びた手が、求めるみたいに彼に伸びる。 泣かないで、と言われて。 泣いていることに今更気づいて。 生理的に溢れてくる涙を、抑えることは出来なくて。 目尻を撫でる指を受けて、片目を眩しそうに細める。 お腹が苦しいけれど、 確かに彼のモノを受け入れている感覚。] ぁッ、 おっきく…… ンぅッ、 [不意に増した質量に目を瞠って、 伸ばした手がきゅ、と思わず縋ってしまう。] (+13) 2023/03/25(Sat) 12:20:58 |
【墓】 瑞野 那岐[は、は、と動物のような乱れた呼吸を繰り返して、 熱をやり過ごして、落ち着かせようとするのに。 覚え込ませ、分からせるみたいに。言葉と共に、 彼が埋まっている下腹を撫でるから。] ……ンぁ、ッ、 言わない、で [それだけで、ぶる、とまた身体が快感を拾って震える。 知ってる、はずなのに。 彼に言われると、ぞくぞくする。 撫でられただけで蕾が悦ぶみたいに収縮して、 彼のモノに絡みつくように蠢いて、液を滴らせ。 それだけじゃ物足りないみたいに、腰が揺れる。] (+14) 2023/03/25(Sat) 12:21:23 |
【墓】 瑞野 那岐[ぱちゅん、といやらしい水音が響いて、 律動が始まって、二人の吐息しか聞こえなくなって。 時に、動きに呼応するみたいに啼いて。 だめ、と首を揺らす。] ……ふ、ァッ、 あッ、 ン、 [ただ苦しかったはずなのに、中を擦り上げる動きに ぞわぞわと別の感覚がどんどん引き起こされて、 苦しいの奥に、僅かに、気持ちいいが生まれていく。] …… やっ 、 だから、言わッ、なくて ぁ、ッ、 いい、のにッ…… [中の熱さを説明されれば、かぁ、とまた頬が染まる。 嗜める声が揺さぶられて弾んで、途切れて。 あまくなって、拗ねるみたいになって、余計恥ずかしい。] (+15) 2023/03/25(Sat) 12:21:51 |
【墓】 瑞野 那岐ぅンッ、 ん、…… [名前を呼ばれて、好きだと言葉と態度で教え込まれて、 何度も首を揺らして頷いて、応える。 余裕がなくて、声には出来ないまま。 代わりに繋いだ手に力を込めて、 は、と熱の籠もった息を零して、震え。] …ッぁ、 ……アッ、 そこッ、 だ、め ッ ンッ、 んぅッ 、ぁっ……[突き上げられ、びくんと、跳ねた箇所を。 執拗に何度も押し上げるみたいに、動かれたら。 気持ちいい、が一気に押し寄せてきて、戸惑い。 だめ、と、いやらしい声が溢れて。涙に変わる。] (+16) 2023/03/25(Sat) 12:22:50 |
【墓】 瑞野 那岐[動きを封じるみたいに、ぎゅうと下腹に力を込めれば、 彼が息を詰めて、低く唸る。 シーツに沈んでいく繋がった手、 一際彼の重みを感じて、腰を押し付けられたら。 彼の腰が、数度跳ねて、吐息が耳に掛かる。] ……ッ、 は……、 [皮膜があるから直接感じることはないけれど、 達したのだと分かる、声の詰まり具合に。 空いた手を背に回して、受け止めて、撫でて。] (+17) 2023/03/25(Sat) 12:23:54 |
【墓】 瑞野 那岐[彼が落ち着くまで撫でるのを繰り返して、 耳を擽る声に身を竦めながら、ン、と穏やかに返して。 一緒に達することは出来なかったけれど。 彼が自身の身体で達することが出来たことに、 無量の幸福感が、襲って、それだけで満たされて。] ……うん、 [身体を交えることがこんなにも幸せで、 気持ち悦いもので、満ち足りたものだと感じるのは。 きっと、初めてのこと。 それを、教えてくれた彼のこめかみに。 触れるだけの口づけを贈る。 疼きを残したままの下肢はつらいけど。 額に張り付いた髪を払われて、目を見合せたなら。 どちらともなく、唇を触れ合わせて、笑った。*] (+18) 2023/03/25(Sat) 12:24:34 |
【墓】 瑞野 那岐[恥ずかしい?と聞いてくる声が尚更恥ずかしい。 返事をするよりも早く、身体が反応して。 ひく、と蕾が悦ぶみたいに彼の雄を締め付けた。 だから、言わなくていいって言ってるのに。 また、身体の変化を口にされて顔から火が出そうだった。] ……、 も、 …… ばか、っ…… [涙混じりにつく悪態では牽制にもならない。 身体の変化を口にされる度に酷く疼いて、 自身の知らない性癖を暴かれていくけれど。 すき、と伝えるにはまだ心が追いつかないから。 今はそれ以上、追求されなくて良かったと思う。 じりじりと追い詰められたら、応えてしまっただろうから。 ] (+25) 2023/03/25(Sat) 17:41:13 |
【墓】 瑞野 那岐[萎えることなく、硬い刀身で何度も擦り上げられて、 共に果てるまではいかなくとも。 可愛いと愛でる声に、身悶えて。 だめ、と伝えたら少し緩やかな動きに変わる。 圧迫感はずっとあり続けたまま。 達することは出来なかったけど、開かれた奥に。 確かに熱を火照らせる場所が、あったこと。 このまま、弄られ続ければ、きっと。 自分も堪えきれなかっただろうから。 先に彼が果ててくれたことに、ちょっと安堵して。 緩やかに背を撫でて、後は落ち着くまで。 ……と、思っていたのに。] (+26) 2023/03/25(Sat) 17:41:38 |
【墓】 瑞野 那岐……ッ、ン、 [引き抜かれていく感触が生生しくて、吐息を漏らす。 些細な動きまで拾えるようになった身体は、 身体の奥どころか、彼を迎える入り口も敏感になったよう。 質量のなくなった空間が、 くぱ、と息をするように開いて、閉じて。 苦しかったはずなのに無くなってしまえば、 少し物足りないような気がして無自覚にほぅ、と溜息が零れた。] ……ぁ、 [終わった、と思った。はずの逢瀬。 解かれた手で、自身の唇をなぞり、物憂げに瞳を伏せる。 だから、彼の笑った表情に少し反応が遅れてしまった。] (+27) 2023/03/25(Sat) 17:42:16 |
【墓】 瑞野 那岐[口角を上げて笑う艶めいた表情に息を呑む。 言葉を無くして、見惚れていれば。 下がっていく身体は、まだ熱を孕んだままの下肢まで。 降りて、見せ付けるみたいに舌を覗かせて、 再び口の中に招き入れられたら、その熱さに。] …… ふ 、ぁッ ……、熱、……[びく、と腰が引けてシーツに皺が寄る。 女性の膣にも似た熱さに包まれて、 舌先で猛りを舐め取られたら、堪らずに目を眇め。] (+28) 2023/03/25(Sat) 17:42:48 |
【墓】 瑞野 那岐ぁっ、俺のは、いい、からッ……、 ……ぅぁ、 ふ、ぅッ……、ン [手の甲で口元を隠し、また小さく頭を振る。 二度も達した身体はすぐに快楽を拾って、 敏感になった身体、全部、性感帯になったみたいに。 シーツに触れる部分さえ、擽ったくて。 何も受け入れていないはずの、後孔が。 ひく、と呼吸するみたいにひくついて。 乱れされる。 もう吐き出せるものなど、ないはずなのに。 熱が集まってきて、硬さを取り戻していく。*] (+29) 2023/03/25(Sat) 17:44:15 |
【墓】 瑞野 那岐[裏筋に沿うように舌を這わされて、先端まで。 弱い部分を辿るように、じっくりと。 一番反応があった先端を窄められた口先で吸い上げられて、 腰が思わず浮いて、押し付けるみたいに反ってしまう。] ン、ンぅッ……、は、ぁッ…… [赤く染まっていく顔を腕で覆い隠して、 唇を噛んで、声を押し殺そうとしても堪えきれない程。 生暖かい感触がダイレクトに伝わって、つらい。 指で擦り上げられた箇所を、丁寧に吸い上げられて、 気持ち良さにぐらぐらと思考回路を崩されながら。 墜ちていい、と促す声に甘えそうになる。] (+35) 2023/03/25(Sat) 20:51:18 |
【墓】 瑞野 那岐[口淫だけじゃなく、指が寂しいと訴える後孔に、 ぬぷ、と押し入ってくれば。] うぁ、ッ……、 く、 ぅンッ……[か細い犬の啼き声みたいに喘ぎ洩らして、ふると身体を震わせた。 今日だけで何度も埋められて、拡げられた場所が、 悦ぶみたいに指を受け入れて、飲み込んでいく。 伏せた瞳にまた涙が浮かび上がる。 痛い、とは違う、身体を震わせるような快感を伴って。 後孔に指を差し込みながら、下生えの下で揺れる頭。 ぐちゅりと音を立て、淫猥な音を響かせて。 快感に溺れさせようと、甘く誘い立てる。] (+36) 2023/03/25(Sat) 20:51:37 |
【墓】 瑞野 那岐[勃ち上がったモノを喉奥で擦られて、血が集まる。 顔を隠す腕とは、反対の手を伸ばして。 腰元を擽る頭に触れて、くしゃりと彼の髪を掻き乱す。] ……だ、 め 、ッ……、 ぁッ[喉奥で挟まれたら、咥え込んだ後ろが窄まって、 長い指をあまく締め付けるのに。 もっと、と探るみたいにその指を曲げられて、 かり、と膨らんだ部分を引っ掻かれたら仰け反って。 悦い、と知らせるみたいにびくん、と身体が跳ねる。 滲む視界で、様子を窺う視線と目が合えば、 ぞく、とまたその目に魅せられて。蕩けて。] (+37) 2023/03/25(Sat) 20:52:09 |
【墓】 瑞野 那岐[かり、と口元に当てた自身の指を食む。 食んでない、と。淫らに求めてしまいそうで。 ぶる、と達する前触れが襲って、 髪を撫ぜる手に力が籠もる。] ん、 ぁ、離、してッ……、ぁッ、……も、ぅ、出そ、ッ、 [睫毛を濡らして、もう何度目か分からない否定を口にして。 緩く首を振っても、射精を促すみたいに。 腰を撫でる手が、窄められる口が、引っ掻く指が。 堪らなくなって、身を起こそうとした時。 中の指が、こり、と曲げられて。] (+38) 2023/03/25(Sat) 20:52:38 |
【墓】 瑞野 那岐[促す声に導かれるみたいに、集まった熱が爆ぜて。 離して、と乞うた願いは受け入れられないまま、 彼の口腔を自分の吐き出したもので汚していく。 びく、びくっと、溜まったものを吐き出すみたいに 腰が数度揺れてしまうのを止められずに。 吐き出してしまえば、一気に襲ってくる脱力感。 もう一滴も出ない、と思うのに。 先端を吸い上げる唇に、か細く啼いて。] ……ぁ、…… は 、ぁッ…… [ふ、と力んでいた身体が弛緩していく。 きつく指を締め付けていた後孔も、緩んで。 ふやける程皺になった彼の指を解放して。 くたりと、シーツに身を沈めていく。 自慰のときでも、今まで彼女としてきたSEXでも。 こんなに達したことは、ない。] (+44) 2023/03/25(Sat) 23:53:25 |
【墓】 瑞野 那岐[荒いだ呼吸のせいで胸を大きく上下させながら、 シーツに沈んだ頭を、あやすみたいに大きな手が撫でる。 その手の大きさを、指の長さを覚えてしまった。 心地よさも、 気持ち悦さも。 ]……ん、 [問い掛けに素直に頷いて、水を嚥下する喉を 力の抜けきった身体でぼんやりと眺め。 喉を鳴らして、動く喉仏がまた色香の残滓を放つ。 水分を促されて、こくん。とまた頷くけれど。 すぐには身体を起こす気になれなくて。 渡された、ペットボトルを一度受け取ったものの。] (+45) 2023/03/25(Sat) 23:53:42 |
【墓】 瑞野 那岐[封を開けないまま、横に転がして。 甘えるみたいに、両手を彼に向かって伸ばす。] ……飲ませて、 [そんな子供みたいな、わがままを乗せて。 ン、と唇を突き出すみたいに顎を逸らす。 お風呂に入るのはそれから。] (+46) 2023/03/25(Sat) 23:54:07 |
【墓】 瑞野 那岐[ローションと精液でべたべたになった身体のまま、 寝るのは、さすがに少し抵抗が残る。 シーツも汚してしまったから、 変えないといけないかもしれないけど。 もう少しだけ、甘えてもいいかな。なんて。 従姉妹の杏にも見せたことのない。 甘い顔を蕩けさせて、] それから、一緒に入ろ? [ワンルームの自宅より広いという浴室。 使うのは初めてだから、使い方を教わるのは、 家主の責任だと言い訳をしても許されるだろうか。*] (+47) 2023/03/25(Sat) 23:54:55 |
【人】 瑞野 那岐[いいの?という問い掛けに、うん。と頷いて。 開かれた口元に運んでいく。 赤い実が、彼の口の中に含まれて、 一瞬だけ、彼の唇が指先に触れる。 無意識に撫でたくなったのを堪えて、 手を引いて。]甘いですか? 良かった。 俺も食べよう。 [今日、俺はいちごの信者を一人増やしました。 いちごの神様にそう報告しながら。 自身でも一粒、摘んでそのまま口へ運ぶ。 赤い実に歯を立てて、溢れる肉汁を飲んで。 甘味と僅かな酸味を味わって、目を細める。] (6) 2023/03/26(Sun) 0:35:14 |
【人】 瑞野 那岐……旨い。 [好物を目の前にした子供のような笑顔を零して、 ぺろ、と汁気の飛んだ指を行儀悪く舐め取って。 ハンカチで拭き取ったなら、また一粒、一粒。 選り好みしていく為に、畑を歩く。 摘んで、食べて。籠に入れて。 抱えた籠が、いつの間にかいちごで溢れていく。 時々、こっちのいちごのほうが大きいとか。 こっちの方が甘そう、だとか。 そんなやりとりを彼と交わしながら、 45分のいちご摘みはあっという間に溶けていく。] (7) 2023/03/26(Sun) 0:35:41 |
【人】 瑞野 那岐[籠に盛りだくさんになったいちごは、 Hareで待つスタッフたちのお土産の分にも十分だろう。 きっと生のいちごだけでは飽き足りないだろうから。 その後、お土産売り場に立ち寄って、いちごジャムや、 フリーズドライのいちご、いちごミルクのプリンなど。 どれも欲しくなってしまうような種類の多さに、 頭を悩ませながら、彼に相談を持ちかけて。 人数分のお土産をなんとか選ぶこともしただろう。 あとは、興味のあったいちごのピザ。 デザート作りはメインを担当するわけでもないけれど。 料理よりも計量通りに作らないと完成しない、 繊細なデザート作りは楽しむ方。 ピザといちごという食事のようなデザート。 作り方には大変興味が唆られる。] (8) 2023/03/26(Sun) 0:36:04 |
【人】 瑞野 那岐いちごピザ、うちでも出したら喜ばれるかも。 作り方、覚えて帰りたいな。 [その時は、いちごを好きになってくれた彼に。 一番に出すことにしようか。**] (9) 2023/03/26(Sun) 0:36:26 |
【墓】 瑞野 那岐[水を飲みたいという甘えを正確に読み取った恋人が、 愉しげに笑う様につられて目を細める。 今度は口に含むだけだから、喉は動かない。 倒れ込んでいる自身に覆い被さるように、 傾いてくる身体に細めた目を軽く伏せて、] …… ン、ぅ…… [薄く唇を開いて水を招き入れて、こくんと喉を鳴らす。 乾いた喉が水分で潤っていく。 飲み干した後も、触れ合わせたままの唇を 堪能するように味わって、離れていく間際。 つぅ、と舌先で彼の唇を舐めたのは、物足りなさからか。] (+57) 2023/03/26(Sun) 1:50:19 |
【墓】 瑞野 那岐[転ぶような覚束ない足元にはなりたくないけれど。 初めて受け入れた、腰はまだ少し異物感が残っていたか。 転んだら、と言い訳するのが少し歯がゆくて。] そんな理由がないと、入れないんですか? [なんて、視線を流して揶揄を含ませる。 どうにも理由をつけたがる彼のこと。 キスを降らせる割には、理性が戻ってきたのか。 それとも、別の理由があるのか。 水面下でまだ元気になりそうな気配があると知ったなら、 さすがにこちらも赤面してしまっただろうけれど。 それは預かり知らぬところ。 浴室に向かうのを見送りながら、ようやく。 転がしたペットボトルの封を開けて、 喉を鳴らして、半分ぐらいまで一気に飲み干した。] (+58) 2023/03/26(Sun) 1:50:40 |
【墓】 瑞野 那岐[二度目の抱っこには、さすがに賢者タイムの照れが勝って、 丁重にお断りして、手の支えだけを借りた。 男が二人入ればさすがに少し狭いけれど、 足を軽く折り曲げれば、彼の股の間に落ち着くことはできる。 べたついた身体をシャワーで洗い流して、 少し呆けたように湯船に浸かり。 率先して洗いたがる申し出には、身を委ね。 専属の洗髪屋よろしく髪を洗われた。 身体を洗うときばかりは、さすがに擽ったくて、 身を捩ったり、掠めた手にまた熱が上がりそうになったけど。 悪戯する手は軽く制して、一人残されたなら。 足を伸ばしてゆっくりと広い風呂を堪能させてもらう。] (+59) 2023/03/26(Sun) 1:51:28 |
【墓】 瑞野 那岐[一人、気配がなくなって、静かになった浴室。 ぽたり、ぽたりとスポンジから落ちる雫の音を聞きながら。 ちゃぷ、と湯を揺らして、膝を折り曲げ。 膝を立てたら、そこに腕を乗せて沈む。 彼と初めて交じりあった身体。 一人でいくらしても慣れなかった快楽。 彼の手で簡単に拾えてしまったことを、 思い返して、ほぅ、と甘い息が溢れる。] ……癖に、なるかも。 [湯船に身体を沈めながら、ほつり、呟く。 彼には零せない秘密の感想は。 浴室のボディスポンジだけが、知っている。] (+60) 2023/03/26(Sun) 1:52:02 |
【墓】 瑞野 那岐[着替えはもってきたものの、寝間着はその日の 服のまま眠ればいいかというぐらいに思っていたから、 風呂上がり、寝間着がないことに気づいたのは後の祭り。 そのままでいいと言われた、布団に滑り込めば、 肌が直接触れ合って温かさを分け合えるから。 それも、いいかと温かくなってきた気候も借りて。 寄り添うように肌を合わせて、眠りに就いて。 まだ朝日も差さない頃。 一人、目が覚めたなら。 ]規則正しく呼吸する彼を確かめて。 腰元の傷跡に、 慈しむように、口づけを落とした。 (+61) 2023/03/26(Sun) 1:53:15 |
【墓】 瑞野 那岐[翌朝、一番に耳にするのは。 いつもの目覚まし音ではなく、彼の声。] ……ん、 [薄っすらと開けていく視界は、いつもの自分の部屋じゃない。 コーヒーの香りを漂わせる室内に、 愛しい彼の姿が、ぼんやりと視力の悪い目に映り込む。] ……はよ、……ンッ、 ……おはよ、 ございます……。 [掠れた声を飲んで、挨拶を言い直して。 気だるさの残る身体を起こせば、 彼が夜更けに変えてくれたシーツが肩から滑り落ちてく。] (+62) 2023/03/26(Sun) 1:53:40 |
【墓】 瑞野 那岐―― 流れ行く季節 ―― [付き合う、少し前、からだけど。 来店する頻度が以前よりも増えた気がするのは、 気の所為じゃない、気がしている。 例えば、隙間時間をを縫うみたいに突然。 例えば、会いたい、と一言メッセージが送られた後。 例えば、片付け当番がなく早上がりの日。 俺と過ごす時間を確保するみたいに。 店で待って居られたりすると、ほんのり擽ったい。 そういう頻度増えてきているから、 泊まっていく?という、甘い誘いも断れずに、 頷いて、彼の部屋に行く時間も増えて。 ベッドの上で二人沈むことも、増えていく。] ……明日、早いっ、から…… [そう嗜めた日も、結局。 抱き込まれる腕に抗えずに、肌を這う手に身悶えて。 押し殺そうとする声を、引き出され。 彼の下で、啼いてしまった日も、あった。] (+64) 2023/03/26(Sun) 12:32:41 |
【墓】 瑞野 那岐[手放せなくなっていくのは此方も同じ。 それを直接伝えることはなかったかもしれないけれど、 啼いて、縋って、抱き込む腕で伝わっていると、 思っていたのに。心というものは難しい。 彼の言う普通の幸せが、男女での恋や結婚を見据えて、 将来のことを言っているのであれば。 今この手に掴んでいる幸せを失うことのほうが、 怖い、と苦笑を浮かべる夜もあっただろう。 あれだけファンにも愛されているというのに、 時に自分に自信が持てないあなたを、 抱き寄せて、慰めたりする中で、 憂いたり、嫉妬したり、後悔する顔を見れるのは、 ]俺だけかもしれないという悦に浸っているというのは、 彼にはまだ知られていないと、いい。 俺にもそういった仄暗い独占欲だって、あるんですよ。 (+65) 2023/03/26(Sun) 12:33:47 |
【墓】 瑞野 那岐[ただ、そんな表情を見せた日の彼は、 泣きそうな顔をしながらも、意地悪なことを言う。] ……ぁっ、……ぅ、んッ……、 だ、 め 、 ……それ以上、ッ…あッンぅッ、……は、……ぅッ……、 [甘やかしてといいながら、ぐずぐずに俺の身体を溶かして、 恍惚とした表情を浮かべて、中の弱い部分を。 台本を持つ長い指が、ぐちゃぐちゃと犯す。 好きかと問われれば、そう、なんだけど。 こんな場面じゃなければいくらでも頷けるものを、 後ろで銜えさせられて、指の形を覚え込まされながら。 言うのは、話が違う。] ……は、……ぁ、ッ……、も、ぅッ、 や [さんざん弄られて、きゅうと甘く指を締め付けて。 そこで感じる、と、知った日から少しずつ。 身体を開かれていくみたいに、性感帯を増やされて。] (+66) 2023/03/26(Sun) 12:34:18 |
【墓】 瑞野 那岐[こり、と膨らみを押されて、とん、とんと。 同じ場所を何度も刺激するみたいに、叩く。 ぶわりと一気に上る熱。] ぁ、ッ……、やッ、 さわらな、で ……ッ そ、こッ、 ……されたらッ……ぁ、ぁッ [羞恥と快楽を煽られて、ぼろぼろと涙を零しながら。 首を振って、抗うのに。やめない、と宣告されて。 弄られてもいない前が、後孔を探るだけでそそり勃つ。 チカ、とまた襲い来る明滅。 あ、だめ。 と、思うのに。] ……、っふ、ぅッ…… ン 、……ッ……![びく、びく、と痙攣するように腰が跳ねる。 前を弄られないまま、彼の指だけを飲み込んで、 後ろだけで達してしまう程に、感じて。] (+67) 2023/03/26(Sun) 12:35:27 |
【墓】 瑞野 那岐[しばらく痕はつけないで欲しいと願った旅行前日。 正面から抱き竦められて、彼の膝の上。 痕がすっかり薄れた鎖骨に彼の唇が触れる。 ン、と小さく息を詰めながら、髪を引いて。] だめ、ですよ。 温泉に入れなくなるでしょう? [ジト目で肌を眺める恋人を窘めつつも、 指でなぞられるだけで、期待に身が震えるくらい。 開発されてしまった身体を必死で抑え込みながら。 ふに、と尖らせた唇を指で押し返す。 そんな拗ねる姿も愛しいと思うくらいに育った感情。 旅行を心待ちにしていたのは、彼だけじゃない。 一緒に、「初めて」を経験する楽しさを、 タンデムしたあの日から、教えられてしまったから。] (+69) 2023/03/26(Sun) 12:36:33 |
【墓】 瑞野 那岐ん、してる。 [悪戯っぽく視線を流して、笑えば。 降りた腕を取って、手に手を重ねて持ち上げて。 ぱく、と冷えた指先を口に含む。 アイスみたいだと思ったから。 その指先も甘いのかと錯覚して、舌を這わせ。 あったかいと呟く身体を更に熱くして、欲しくて。 *] (+73) 2023/03/26(Sun) 21:46:55 |
【墓】 瑞野 那岐[素面のままだとどうしても小さなプライドが邪魔をする。 可愛いと言われても、素直に受け取れない思春期みたいな。 敢えて言うならば、それは賛辞なのだろうけど。 受け止めるには照れ臭さが勝ってしまうから、 受け流したり、首を振ったりして抵抗を見せてしまう。 でも、今日は気分がいいから。 可愛いと言われたら愛でられている気持ちになって、 ふにゃりと表情が蕩けてしまう。 誘いに乗るような声に更に機嫌を良くして。] うん、 [顎先に落とされる唇を笑いながら受けて、 首を竦め、追いかけるようにまた唇を触れ合わせた。] (+76) 2023/03/26(Sun) 23:16:21 |
【墓】 瑞野 那岐[期待していたのは朝からだと伝えられて、 そういえば、朝そんな話を振ったな、と。 ウィンドウ越しに見えた表情、 気まずさを紛らわすようにした咳払いを思い出して、 指を食んだまま、くく、と喉奥で笑う。 瞼に降り落ちる唇を受けたら、再び目を伏せて。 咥えた指に軽く歯を立てて、根本まで飲み込んだ。 酒気で熱くなった口腔の中、 ねとりと舌を関節の根本から這わせて、 唇を窄めて、ちゅう、と吸い上げて一度唇を引いて、 また根本まで咥え込む。] ……っ、ン……、 [彼の人差し指を湿らせる間、肌を滑っていく唇が、 耳に届いたら、乾いた唇が耳朶を食んで。 ぞく、といつもみたいに快感を引き出していく。] (+77) 2023/03/26(Sun) 23:16:40 |
【墓】 瑞野 那岐[飲み込んだ指が、悪戯し返すみたいに、 内側から頬を突ついて、粘膜を探り、音を鳴らすから。] ……ん、ぁッ ……、 [唾液に塗れた指を一度解放して、酸素を求め。 灯された情欲を隠せずに瞳に滲ませ、俯いて。 自身のTシャツとパーカーの裾に手をかける。 両手で、おず、と裾を持ち上げたら、 日に焼けていない肌が顕になっていく。 あったかい、じゃ済まないから。] (+78) 2023/03/26(Sun) 23:17:00 |
【墓】 瑞野 那岐 けいと、さんが あつく、して……、 [首元まで服を持ち上げて、酒で色づいた肌を晒す。 まだ触れられていない赤い尖りは小さく鳴りを潜めて。 その箇所を逸らすみたいに、腰を反らせば。 キスと人差し指だけで僅かに反応している下肢が、 彼の腰元にぶつかってしまう。*] (+79) 2023/03/26(Sun) 23:18:20 |
【墓】 瑞野 那岐[さすがに朝から虎視眈々と狙っていたというには、 誘い方が浅はかだったと思う。 紡ぐ言葉の一つ一つに嘘はないから、 流れが一貫しているといえば、そうかもしれないけれど。 ただ一杯食わせたような反応を見れば、 計画じゃないと素直に伝える程、馬鹿正直でもないから。 狡く見せる術を、借りて笑うだけ。 優しく落とされるキスはまだ前戯とも言えない。 子供のような戯れ、なのに。 反応を返してくれることが嬉しくて、小さく震え。 唾液に塗れた指を離す頃には、すっかりと欲を湛えていた。 彼にも同じようになって欲しくて、 向けたようなものだから、返された瞳に ギラリと光るものを見つけたなら、こくん、と喉が鳴る。] (+84) 2023/03/27(Mon) 0:44:59 |
【墓】 瑞野 那岐[酒の力を借りないと出来ないような誘い方をして、 外気に肌を晒して、魅せつけるみたいみたいに。 驚くような声が上がったのは、 喜びか、それとも引いてしまったか。 思わず固まったように見えたから、少し躊躇いが生まれた。 我慢できずに誘いをかけてしまったこと、 もしかして嫌だったのかも、という考えが過ぎって。 押し黙って、言葉が告げなくなる。 どこで、なんて問い掛けも。 他の人を匂わせるような物言いで。 こんな姿を見せたのは、彼しかいないのに。 首筋を撫でる手が薄毛を撫でるみたいに粟立たせて、 ぶる、とまた期待と恐れで身体が揺れ。] (+85) 2023/03/27(Mon) 0:46:02 |
【墓】 瑞野 那岐[たくし上げた服を、両手で抑えたまま。 耳元で囁く声が、意地悪く、いやらしい身体を責める。] …… ぁ、ッ …… [囁かれただけ。何もされた訳じゃないのに。 びく、と声だけで身体が反応を示し、下肢に血が集まる。 慰めるみたいに胸元に落とされるキス。 まだ虐めるわけでもない、触れるだけの。 それがもどかしくて、ぎゅ、と服を強く握りしめ。] (+86) 2023/03/27(Mon) 0:46:38 |
【墓】 瑞野 那岐[言えば望みどおりにしてくれそうな誘いに。 はく、と呼吸を震わせ、羞恥に瞳を潤ませながら。 先程、唇を滑らせた赤い尖り。] さわ、って…… [言葉通りに触れて欲しいというみたいに、 胸を反らしながら、ねだるように口にして。 へたりと彼の片股に跨るように腰を下ろした。*] (+87) 2023/03/27(Mon) 0:47:20 |
【墓】 瑞野 那岐[彼と褥を共にするようになって、作り変えられた身体。 俺が料理で彼の身体を作り変えていくように、 彼はその声と言葉で俺の身体を作り変えていく。 本気で拒絶したことは、一度もない。>>+70 本当にだめなことも、一度も。 分かっていて聞いてくるのが狡いと思うのに、 聞かないと不安なのだろうということも分かるから、 だめじゃない、という代わりに抵抗をせずに、 甘い喘ぎに変えて、身悶える日々を送って。 言葉で責め立てるのを覚えた彼が、 いやらしい言葉をわざと選んで、煽るのに。>>+71 ぐずぐずになって蕩けさせられて。 俺が口で言葉を紡ぐよりも正直に身体は、 彼に応えて悦んでしまう。] (+92) 2023/03/27(Mon) 2:02:58 |
【墓】 瑞野 那岐[ぴちゃりと唾液で反応し始めた尖りを舐められて、 少しずつ形を見せていく先端を、掬い上げるみたいに 吸い上げられたら、ピリ、と甘い痺れが起こって。] ……ぁ、 ンッ ……、[いつも以上に甘やかな声が溢れて、唇と同時に 指でもう片方の尖りに爪を立てられて、 ぴく、と肩が震え、は、と熱の籠もった息を吐く。 股で挟んだ片股を、内腿できゅうと挟んで。 彼の太腿に擦れる下肢が熱を孕んで、無意識に腰が揺れ。] (+94) 2023/03/27(Mon) 2:05:16 |
【墓】 瑞野 那岐[昨夜はたった一度きり。 だから、返って濃厚に時間を掛けて蕩けさせられた。 彼の熱をまだ薄っすらと覚えている身体が、 欲しがるみたいに、疼いて。 揺れる腰が太い腕に掴まって、膨らみを帯びた チノパンの下の下着に指が忍び込んできて。] …… ぅ、ぁッ、 ン、…… [既に下着を汚していた先走りが、乾いた手を濡らして。 弱い箇所を掴まれて、直接的な刺激に思わず腰を引いてしまう。*] (+95) 2023/03/27(Mon) 2:06:34 |
【墓】 瑞野 那岐[素直に白状してしまえば、割と簡単に零れた。 少し掠れた声を拾った彼の動きが僅かに止まる。 恐る恐ると様子を伺うように目線を上げていけば、 ふわりと両腕で優しく包まれて。 噛み締めるみたいに声にした、それにきゅう、と胸が疼いた。 随分と待たせたみたいだったから、 眉尻を下げて、小さく。] ごめん、 [と、応えて。彼の頬に甘えるみたいに鼻を擦り付ける。 それと、もう一つ。] すき、 [これも、伝えておきたいこと。 ふわり、と柔らかく微笑んで。 いつも以上にぽろぽろと零れていく言葉は、 素直に、裏の無いものとして、頬に口付けて。] (+99) 2023/03/27(Mon) 12:16:10 |
【墓】 瑞野 那岐[言葉を失った彼に、一度、二度。 頬から、こめかみを辿って、口付けて。 さっきの彼を真似するみたいに。 勃ち上がったものを快楽を得るために擦り付けて居れば、 挟み込んだ脚が上下に揺れて、更に快感を促し、 まるで繋がっているときを錯覚させるから、 後孔が、きゅん、と窄んで悦ぶみたいに締まって。] ッ、ぁ、……ぅ、ンッ、ぁ、 ……は、ぁッ……、っ、んッ、ン…… [吐息を震わせ、胸元に落ちていく髪を見下ろし。 既に表に現れた赤い粒を、乳輪ごと含まれて、 音を立てて、吸い上げられて、カリと歯を立てられて。 いつも以上に痺れを産んで、声が我慢できない。] (+100) 2023/03/27(Mon) 12:17:52 |
【墓】 瑞野 那岐[下肢に伸びた手が、俺自身を掴んで。 揉みしだくみたいに形を確かめる。 低く唸るような溜息に、ゾクリとして、 垣間見える色気にクラクラしてしまう。] っん、…… [首元に溜まった服を口に含んで、留め。 言葉と共に導かれていく手を彼の肩口に添える。 たまに彼が口にする、呼称が変わって呼び捨てになることに。 その違いはなんだろうとぼんやりと思考を巡らせながら、 口元に指が添えられて、促されるままに口に含んだ。] ん、……ン、っ、…… ふ ぅ、[湿らせるように舌を這わせ、口蓋を擽られたら喉を反らして。 口の中まで、弱い部分を知られている。 一本だけじゃなく、二本に指が増えたら。 何のために咥えさせられたのか、理解して目尻を染め。 指にたっぷりと唾液を絡めて、離し。] (+101) 2023/03/27(Mon) 12:19:47 |
【墓】 瑞野 那岐[つう、と糸が引くまで濡らした指が引き抜かれて、 下へと降りていく。 下着と一緒にズリ下げられたチノパンが腿に溜まって、自由を奪う。 手伝うように、膝を立てて腰を浮かせ。 つぷん、と指が蕾を割り開いて、埋まっていく。 昨晩の名残は、そこにもあるのか。 彼が言う通り、すんなりと指を受け入れて。] あ、……ぅ、く、……ンっ、 [飲み込んだ指を甘く締めつければ、前を同時に触れられる。 くちゅ、と水音が前から、後ろから響いて。 聴覚からも責め立てるように。性急に指が弱い所を責めて。] だ、めっ、……こん、なの、っ…… すぐ、……っ、ぁ、 でちゃ、ぅ……っ、 [弱々しく首を揺らしても、汁を滴らせ、 指を甘く締めつければ、悦んでいることが伝わってしまう。*] (+102) 2023/03/27(Mon) 12:22:21 |
【墓】 瑞野 那岐[小さな声で零した謝罪に、うれしいと微笑んで。 柔らかな口づけを返してくれたから。 また、甘えるみたいに頬に頬を擦り寄せた。 長く絡まっていた糸がするすると解けるみたいに、 すき、 も、もっと、 も言えたから。身体を引き寄せようと伸ばした手を、 肩口に運ばれた時には、ぱち、と瞬いたかもしれない。 胸を這う舌が、身体を揺すぶる足が、 自身を高めていきながらも彼も余裕がないことを伝えて。] ……は、 ぁ ……ン、ッ、[疼く場所を直接なぶられた訳でもないのに、想像して。 伏した眼にじわりと涙が浮かぶ。] (+108) 2023/03/27(Mon) 21:24:34 |
【墓】 瑞野 那岐[子供をあやすみたいな口振りで、 いいこ、と褒められるのにも、ふわりと笑って懐き。] ……ふ、 ……ぁ [たっぷりと濡らした指を引き抜かれる時。 離すのが少し惜しくて、首が追いかけたりも、して。 ふやけるまで唾液に塗れた彼の綺麗で長い指が、 今から身体を暴くのかと思うと、期待に震え。 欲を湛えた瞳とかち合い、喉を鳴らしてしまう。 臀部に触れる手が冷たくて、まるみをなぞって。 双丘を添って、奥へと向かっていく。 昨夜受け入れた名残のやわさは指を受け入れるには容易く。 ぬる、と奥へと沈めば、下腹がきゅうと締まるみたい。] (+109) 2023/03/27(Mon) 21:25:11 |
【墓】 瑞野 那岐[押し黙っていたことを言い当てられて、 羞恥を煽られ、弱く首を揺らして否定するけど。 指はきゅうきゅうと指を締め付けるから、 身体はやっぱり口よりも饒舌に快感を訴える。] ……ぁ、 ッ、やっ……、 [煽る言葉には首を振ったけれど、 指が引き抜かれそうになれば縋るように内腿を締めて。 目尻に浮かび上がった涙が、睫毛を濡らす。] ……や、め、 ないで、 [さっきよりも訴える声は小さくなってしまったけれど。 もっと深みを望んで、腰を揺らめかせ。 肩口に添えた手を、僅かに爪を立てるみたいに。 く、と折り曲げ、彼にも刺激という名の痛みを送り。] (+110) 2023/03/27(Mon) 21:25:58 |
【墓】 瑞野 那岐[あとで、という声を合図に。 指が、歯が、痛みを伴った刺激を送る。強く。 膨れ上がった乳頭に歯を立てられて、押し潰され。 何度も啼かされた場所を、長い指が意図的に同じ場所を 何度も叩いて、内側の膨らみを押し上げる。] ……んぁッ、 ……ぁぅ、……ッ、は、 あっ、いっしょに、ッ、 や、 だッ……ぅぁ、っ、 ンっ、 ……は、ぅッ、……[指が押し上げる度に声が腹から押し出されるみたいに、 甘やかな声が零れ、溢れ。 いやだと言っても、止まることはなく。 後孔で指を締め付けたら、前も大きな手が包み込んで。 擦り上げて、熱を呼び覚ます。 胸も、後ろも、前も、同時に責め立てたら、 堪えきれるはずも、なくて。] (+111) 2023/03/27(Mon) 21:26:47 |
【墓】 瑞野 那岐[暫く腿の上から動けなくて、彼が身体を抱いて。 並べられた布団の一つに身体を横たえられた。 未だに引かない熱波と、快感の痺れを引きずったまま。 とっくに意味を成していないパンツを下着ごと引き抜かれる。 旅館独特の香にも似た香りのする布団の上で、 ぼうっと彼の所作を眺めていれば、 獣のように、避妊具のパッケージを引きちぎる姿に。 余裕のなさを感じつつ。 影が自身の身体に覆い被さる。 遠回しじゃない直接的な物言いに、心臓が跳ねて。] ……ん、いれて、 [布団の上から両手を伸ばして、彼を迎え入れる。 此方も獣のように、直接的に彼を求め。*] (+112) 2023/03/27(Mon) 21:28:17 |
【墓】 瑞野 那岐[どちらも気持ちいいと覚え込ませたのは彼。 抵抗も虚しく空を切り、どこもかしこも可愛がられて。 達した後も、わざわざ見せつけるように、 迸りを滴らせて羞恥を煽る。 達したこともまるで悪いことをしたみたいに、聞こえて。 滲んだ視界に更に水膜が張ってしまう。 堪えきれなかったのは、性急に煽った彼のはずなのに。 一人だけ、責め立てるような気持ちになって、 手の甲で顔を隠し、震えてしまうのは。 まだ消えない快楽を逃がすのも理由の一つだけど。 もう一つは、被虐心を突付かれて、というのもある。] (+119) 2023/03/28(Tue) 1:41:03 |
【墓】 瑞野 那岐[布団の上で、胸を上下させて呼吸を紡ぎ、 落ち着くまで、どれだけ時間がかかっただろう。 指を締め付けていた窄まりが、まだ微かに収縮していて、 空気を飲み込むみたいに、息をしているような。 ぼうっと熱に浮かれた思考を巡らせ、彼を見れば。 自身の昂りを自らの手で育てていただろうか。 手伝ってあげたい、けれど。 一度横たえてしまった身体を起こすには、 達した後の気だるさではすぐに反応も返せないまま。 それも時間に置き換えてみれば、 大した時間はかからかなかっただろう。 覆い被さってくる彼に手を伸ばして、誘い。 布団に転がったまま、少し片膝を立てれば、 下から掬い上げるみたいに彼の陰嚢を持ち上げた。] (+120) 2023/03/28(Tue) 1:42:39 |
【墓】 瑞野 那岐[そんな悪戯はすぐに脚を開かれて、反故にされただろう。 指でさんざん犯された後孔に、刀身を充てがわれ、 一息に、最奥まで貫かれて。] ぅ、アッ ……、 く っ……、[思わず唸るような声を洩らして、ギリ、と背に爪を立てた。 何度受け入れたとしても、最初の圧迫感は相当なもの。 お腹を押し上げられる苦しさを、逃すように、 は、は、と動物のように息を重ねて、吐き出そうと、 するのに。 落ち着かせる間もなく、ずる、と引き抜かれていく。] ……ぁ、ッ …… ? ンッ、 ぁぅッ、! ……ぁっ、まっ、て あ 、ぁッ、 く、ぅッ、……んッ、[引き抜かれたとおもったらまた、突き入れられ。] (+121) 2023/03/28(Tue) 1:43:18 |
【墓】 瑞野 那岐[突き上げられる度に、声が、跳ねる。 手の跡がついてしまうんじゃないかってぐらい。 力強く腰元を掴まれて、引き寄せられ、 ばつん、と腰がぶつかる音が響く。 達したばかりの身体が、すぐに熱されていく。 すっかり彼を受け入れることを覚えた奥が、 突き入れられる度に、うねり、肉に絡みついて、悦び。] ……あ、ッ、……けい、とっ、さ……、 [心がついていかないまま身体だけ高められていく。 こわい、と縋るみたいに背に回した腕で身体を引き寄せ。 はふ、と合間に吐息を洩らしても、また喘ぎに乱されて。 彼が腰を打ち付ける度に、彼の腹筋で肉棒が擦れ、 緩やかにまた勃ち上がっていく。 イッたばっかりなのに、苦しい。 苦しいのに、気持ちよくて、つらい。 苦しさを与える人が、同時に快楽も与えて。 くらくらと目眩がしそうで、縋る腕に力が籠もる。*] (+122) 2023/03/28(Tue) 1:43:42 |
【墓】 瑞野 那岐[深く奥で繋がれば、自然、彼との距離も縮む。 ぴったりと隙間なく埋め込まれた刀身が、 息づくように育って、内部を抉りたて、 頭同士がぶつかりそうになるくらい、寄って。 間近で彼の焦れったそうな声が聞こえる。 情欲と余裕の浮かぶその音に、熱い吐息を散らして。 腰を引き寄せられ、更に奥目掛けて進もうとするのに、 や、と腰が引けそうになってそれを制される。 ぽたり、と肌に落ちたもの。 汗かと思えば、それは涙だったから。] ……っ、 [少し動揺してしまう。泣いている理由が分からなくて。 此方も余裕などあるわけないのに。] (+128) 2023/03/28(Tue) 13:31:22 |
【墓】 瑞野 那岐[背に回した手を持ち上げて、優しく頬に触れる。 体位が向き合うような形で良かったと思う。 後ろを向いていたら、きっと気づけなかったから。 指の腹で彼の頬を撫で、目尻まで。 泣かないで、とは言わない。 泣きたいのなら、泣けばいい。 理由は分からずとも、受け止められるから。 片手は背を引き寄せたまま、名を呼ぶ声に頷いて。] ……は、ぅ、……ンッ、 んっ ぁ、ッ…… ぁ、 はッ……、 [添える力を篭めて、彼の身体を引き寄せて。 ぎゅう、と縋る。 ぐちゅぐちゅと混ざり合う音が卑猥で、 下肢が熱に犯されて、感覚がなくなっていくように熱くて。] (+129) 2023/03/28(Tue) 13:31:46 |
【墓】 瑞野 那岐[前髪が絡み合って、身体を揺すられる度にぱさぱさと跳ねる。 熱の籠もった息が互いの顔の間に吐き出され、 どちらともなく唇を寄せれば、ちょん、と当たって。 足りなくなって、ちゅうと吸い付いて、絡め合い。] ……ぁ、ンッ……、 ふ 、ん、ッ……、 ンぅッ、…… [喘ぎを唇に吸い込まれ、彼の口腔の中で零す。 ぶる、とまた襲い来る前兆に身体が震え、 ぞくぞくと腰元から駆け上がってくる波に堪え、 一瞬だけ、離れた唇の隙間。 求めるみたいに、名前を呼ばれたら。] …… っぷぁ 、 ……ぁ、ッンッ[唇を離して、酸素を求め。快感に飲まれていく。 たった一言、それが引き金になるみたいに。] (+130) 2023/03/28(Tue) 13:32:18 |
【墓】 瑞野 那岐[這い上がってくる快楽が、お腹の辺りで溜まる。 甘い刺激は背筋も駆け抜けて、首裏まで。 苦しそうに彼が息を詰め、腰を打ち付ける音が、 一際激しく、ばつんと響いたら。 押し付けるみたいに腰を擦り付けられて、彼が小さく呻く。 薄膜で覆われた中で吐き出されるもの。 直接感じることは出来ないけれど、確かに。 彼の熱を感じたような、気がして。] ……ッ、 ……ぁッ、ンンッ……、 ひ、ぅッ……、ッ… ――――、ッ! [どくんと心臓が波打って、それが決定打。 彼に少し遅れるように熱がぶわりと広がっていく感覚。 肩に縋り、背を丸めてぎゅうとしがみついたなら、 ビクンッ、と腰が震え、ぱたっ、彼の腹に白を零して。] (+131) 2023/03/28(Tue) 13:33:01 |
【墓】 瑞野 那岐[腹の中で、彼のものを感じながら一緒に果てて。 萎えたものを、きゅうきゅうと締めつける。 達した余韻がなかなか抜けたくて、しがみついたまま。 肩で何度も荒いだ息を納めるみたいに息をして。] ンッ、……っは、……ぁ、 [ずる、と引き抜かれるのすら刺激になってつらい。 どちらも言葉を発せないまま、呼吸音だけが室内に響く。 自身の身体に覆い被さるように、 彼の重みが掛かったことに。 靄がかった頭の中で、受け止めて抱きとめて。 汗の滲んだ髪に、額を擦りつけて、甘え。 火照った身体が暫く落ち着くまで、そうしていただろう。*] (+132) 2023/03/28(Tue) 13:33:27 |
【墓】 瑞野 那岐[達して放心するみたいに、呼吸を繰り返していれば。 寄り掛かっていた重みがふと、消えて。 抱き返すように回された両腕に支えられ、 身体を持ち上げられてしまう。 くるりと、場所が入れ替わって彼の上に乗せられて。] ……っ、 [見下ろす形になれば、抱き抱えられるみたいになって、 彼の髪が、布団にふわりと広がった。 互いに下半身だけを取り去って、上の着衣は残った状態。 汗を含んだそれが少し重く、くしゃりと服に皺が寄っている。 上を脱ぐ暇もないくらい、性急に求め合ったことに。 今更少し、羞恥が襲ってきて、目を伏せた。] (+139) 2023/03/28(Tue) 18:25:38 |
【墓】 瑞野 那岐ッ、 ん へいき、[ふる、と首を揺らして大丈夫だと伝える。 緩やかに腰を撫でる手が、くすぐったくて、 もじ、と逃げるように腰が揺れたら、 返って、下肢同士を擦り付けるみたいになってしまう。 耳元に落ちる謝罪を聞いたなら、瞬いて。 え、と小さな声を漏らしてしまった。 普段に増して性急で激しかった理由を聞かされて、 その理由が自分の一言だったと聞けば、 面映ゆいような、くすぐったいような。] ……はは、 [それ以上に愛しいと思う気持ちが込み上げて。 荒いだ息の隙間に笑って、こつんと額を寄せ合った。] (+140) 2023/03/28(Tue) 18:26:06 |
【墓】 瑞野 那岐[布団の上で少し睦み合って、熱を冷まして。 名残惜しさを少し残して、離れ、起き上がる。] うん、……服も洗わないと、な。 [彼の衣服を汚した白濁も落とさなければ乾いてしまう。 渡された冷茶を喉元に流し込んで、一息ついて。 部屋に散らばった衣服を拾い上げていく。 寝乱れた布団は、今は見なかったことにしよう。 脱衣所に入れば、湯の匂いが一気に強まった。 彼が引き戸を開ければ、かけ流しの音が耳に響く。 脱いだパンツと下着を籠に放り込んで。 パーカーとシャツを一気に脱いで、その上に落とす。] (+141) 2023/03/28(Tue) 18:26:58 |
【墓】 瑞野 那岐内風呂と、露天がありますね。 ……露天でいいですか? [個室の露天であれば、瑕を気にすることもないけれど。 聞いてしまうのは癖のようなもの。 横から覗き込むようにして扉の向こうを見れば、 どちらも二人で入っても、 十分に足が伸ばせそうな程広い。 ひとまずは、汚れた身体を洗い流すために、 洗い場へと向かって。*] (+142) 2023/03/28(Tue) 18:27:18 |
【墓】 瑞野 那岐[到底男に向けられるはずではない台詞が並んで、 くすくすと肩を揺らして笑う。 彼の言う通り、エロくて可愛いというのなら、 そうした責任は彼自身にある。 それはおいおい彼本人に面倒を見てもらうとして。 彼の言う堪えの効かなかった愛情を受けても、 感じる身体になってしまったのは、本当。 今まで届かなかった箇所に、届いた先端の形を 思い出して、ぞく、と一瞬身を震わせたことには、 どうか、気づかないで欲しい。 (+146) 2023/03/28(Tue) 22:00:10 |
【墓】 瑞野 那岐[シャツを脱いだ彼の背に目をやれば、 思い切り爪を立ててしまった、痕が赤く残っていた。 痕を残すことに気を回す余裕もなく、 縋りついてしまったことに、仄かに頬を染めて、 俯いてしまえば、自身の脇腹の辺りにもしっかりと、 赤く、彼の掌の形が残っていただろうか。 はっきりと手の大きさが分かる形。 ぶわ 、と顔に血が集まって赤面してしまう。痕を残さないようにと前日あれほど気をつけて、 付けられた後もようやく色が見えなくなる程、 薄くなっていたというのに、これでは。 大浴場になんてとてもいける気がしない。 神田さんに見られたら、とてもじゃないが、 まともな顔をできる気もしない。] (+147) 2023/03/28(Tue) 22:00:33 |
【墓】 瑞野 那岐[一人、照れてしまったことに口元を隠しながら、 備え付けの腰掛けに腰を下ろして、 シャワーを頭から浴びて、頭を冷やす。 少し熱めに設定された湯が気持ちいい。 ボディソープを泡立てて、持っていたタオルで 身体を泡に塗れさせていく。 彼の方はといえば、先に湯船に浸かっている様子。 大きな風呂を選ぶ、彼のこと。 もともと長風呂の質なのだろう。 湯の温かさに溢れる声を聞きながら、 身体を綺麗に洗い流して、今度は髪へ。] ……少し、伸びてきたな。 [つんと、自分の前髪を引っ張って、 目許にかかった髪を垂らせば、眼に掛かるほど。] (+148) 2023/03/28(Tue) 22:00:48 |
【墓】 瑞野 那岐[ヘアゴムで纏められる彼ほど長くはないけれど。 仕事柄、長すぎると抜け毛が気になってしまうし。 旅行から戻れば、切りに行こうか。 なんて、考えながら備え付けのシャンプーで洗い、 コンディショナーで湿らせていく。 最近の旅館は、何も持たずに来ても、 備え付けのアメニティがあるから便利だ。 短い髪に洗う時間はそれほど掛からない。 手短に洗って、シャワーで泡を流して。] ………………、 [先程身体を洗っていた時に、軽く流しただけの、 臀部の奥。彼を受け入れた場所がまだ残っている。] (+149) 2023/03/28(Tue) 22:01:03 |
【墓】 瑞野 那岐[ちら、と視線を彼の方に流しやり、 露天風呂にくつろいで意識が取られている内にと、 指を沈ませて、息を詰め。] ……ッ、 ん ……[細く息を吐き出して、ぬちゅ、と指を何度か往復させる。 身体が細かく震えるのは、どうしても仕方がない。 中に直接吐き出された訳じゃないから、 掻き出すものは、少ないけれど。 感づかれないように、静かに息をひそめ、身を丸めた。*] (+150) 2023/03/28(Tue) 22:01:29 |
【墓】 瑞野 那岐[かけ流しの湯の音が大きくて良かったのは、 こちらも同じこと。] …… ふ、ぅ ッ、……[小さく洩らしたあえかな声は、 そちらまではきっと届かない。背を向けているから、尚更。 それでも、大浴場ほどじゃない広さだから、 何をしているかは、視力の悪い俺よりもきっと、 はっきり見て取れてしまうだろう。 洗い流したばかりの肌に、しとりと汗を浮かばせて。 掻き出す指を窄まりが、きゅん、と締め付ける。 その度に、ぴくん、と腰を揺らめかせ。 は、と甘い息を、そっと吐き出して。] (+154) 2023/03/28(Tue) 23:02:32 |
【墓】 瑞野 那岐[ぱた、と石造りの床に水分を滴らせ、 ぬめりが取れたら、指を引き抜いていく。] …………は、ぁ……ッ、 [彼の指から快楽を拾えても、自分の指では彼ほど拾えない。 洗い流すだけだから、それで良かったのだけど。 今日は、いつもより届かない奥まで貫かれたから、 指じゃ届かない場所が、少し寂しい。 ほぅ、と名残惜しげに甘やかな吐息を洩らした横顔を、 しっかりと見られていたとは気づけないまま。 また上がってしまった熱を冷ますように、 少し温度を下げたシャワーを頭から被って。] (+155) 2023/03/28(Tue) 23:02:56 |
【墓】 瑞野 那岐[ぷるぷると子犬のように髪から滴り落ちてくる水を、 払い除けてから、両手で前髪を掻き上げて後ろに流した。 額を顕にすれば、夜風が顔を撫でる。] 露天だから、ちょっと涼しいですね。 湯船に浸からないと、寒いかも。 [季節はまだ夏というにはかなり早い頃。 夜はまだ少し肌寒いけれど、身を屈めて露天に指先を 浸せば、少し熱めに設定された湯が心地良い。 先程致していたことを微塵も感じさせない装いで、 笑いかけて、肌にかけ湯をしたら、 ゆっくりとお湯に身を浸して隣に並ぶ。] ……は、……気持ちい……、 [満たされた溜息を零して、ぱしゃりと肩口に湯をかける。 人目を気にしないでいい、貸し切りの露天風呂。 贅沢な休日に顔は、綻んで。] (+156) 2023/03/28(Tue) 23:03:29 |
【墓】 瑞野 那岐景斗さんって、結構お風呂好きですよね。 どうです? ここは。 ……満足? [伸ばした足を足首で組むようにしても、 誰の迷惑にもならない。 両手を伸ばして組み合わせ、ぐ、と伸びを入れて。 隣で先に楽しんでいた彼に、感想を求め。*] (+157) 2023/03/28(Tue) 23:03:44 |
【墓】 瑞野 那岐[もし手伝う?なんて言われていたら、 見られていたことに気づいてそれどころじゃ、 済まされなかったと思う。 普段、彼の部屋で身体を交えた時も、 事後処理と称して、彼に手伝ってもらう時もあるけれど、 それはそれでなかなか、羞恥と共に、 収まった熱を引き戻されてしまうので。 困ると同時に、 淫らな自分を自覚して埋まりたくなるのだけど。 それは彼の預かり知らぬところ。] (+162) 2023/03/29(Wed) 0:33:11 |
【墓】 瑞野 那岐[軽く汗を流したからか、時間も置いたからか。 酒気は少し散ったような気がする。 ほわほわとしていた熱は今はない。 それでもいつもより機嫌がいいことは変わらないけれど。 先にシャワーを浴びたのは、 身体に纏わりついているような残滓を、 逃したかったことが一つ。 自身で意識的にオンオフを切り替えている訳では、 ないのだけれど、少し冷静になった頭が、 普段どおりの会話を引き出していくのは、 何度か彼とこんな夜を過ごした経験も、 役立っているのかもしれない。 初めて朝を迎えた日は、とても。 顔を見れるような状態でもなかったし、 腰も、今以上に硬い身体に酷使をしていたので。 少しストレッチを入念にするようになったとか、 股関節が柔らかくなったような気がするのは、 少なからず、彼も影響していると、思う。 (+163) 2023/03/29(Wed) 0:33:50 |
【墓】 瑞野 那岐[そんな普段の口振りが、彼の弱点を突いていると 気づけるほどまで、察しはよくないから。 ちゃぷん、と湯を鳴らして、温泉を楽しんでいた。 山は気温の寒暖が激しいのだったか。 バイクで遠出をする経験のある彼ならそこは詳しいだろう。] ああ、なるほど。 だから、冷えるのかな。 [納得して、涼もうという声には笑って。 「湯当たりしないでくださいね」と一言添えて。 最高という評価の高い回答を聞いて目を細めた。 元の風呂好きもあるし、 初めての旅行という点を差し引いても、 緑が望める山間を露天に浸かりながら眺められる贅沢。 そこに、自身も居ることを含まれているなら、この上ない。] (+164) 2023/03/29(Wed) 0:34:08 |
【墓】 瑞野 那岐「少しずれた位置、彼の頭が湯に沈んでいく。 並ぶと少しだけ高い位置にあった彼の頭が、 自分よりも低くなって、肩に彼の髪が張り付いた。 重みはそう感じない。 半年に一回、なら、休みも取れるだろうか。 スケジュールを調整すれば、なんとか。 連休は二日、長くて三日。 長い遠出をしなければ、難しい話ではない。 いちごを好きになったという声に声を立てて笑って。] そうですね、また来ましょう。 今度は、バイクででも。 [また長袖が必要になった季節に、 バイクで冷やされた身体を、温めに温泉に来るのも。 それは、また違った楽しみに巡り会えるだろうから。] (+165) 2023/03/29(Wed) 0:34:28 |
【墓】 瑞野 那岐[こつ、と凭せ掛けられた頭に頭をぶつけて、 少し先の「約束」をまた一つ、重ねる。 あの日以来、彼は約束を破ったことはない。 どんな小さな約束でも。 気にはしていないけれど、 そう気にかけてくれていることが、嬉しいから。 それ以上に、彼と過ごせる先の未来の話を、 共有できることのほうが、満たされる。] ……、ッ、 [不意にお湯が動いて、彼の手が脇腹に添えられる。 お湯の方が熱いだろうに、 しっかりと掌は、肌に感触を訴えるから。 撫でる訳でもなく、当てられるだけなのに。 か細く、息を詰めてしまった。] (+166) 2023/03/29(Wed) 0:34:58 |
【墓】 瑞野 那岐[ただの甘えたいだけの戯れの延長上、だと思う。 だから、小さく身動いで。 濡れた髪が肩から離れ、顎先に口づけられて。 ン、とくすぐったさに首を竦める。] ……景、斗さ、……ん [湯船の中、腰元に当てられた手に自身の手を重ね。 様子を窺うように、隣の彼の瞳を覗く。*] (+167) 2023/03/29(Wed) 0:35:12 |
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