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【墓】 瑞野 那岐[テレビの向こうで活躍する姿を見たのは、 その日の夜が初めてだったと言ってもいい。 MVで見た彼の姿が過去の彼に重なって、 ようやく同一人物だと理解したぐらいの知識。 それまでは耳で得られた彼が懐かしく話す声しか知らなかった。 俺が惹かれていったのは、液晶の向こうではなく、 優しく穏やかな声で月を想うような、 Hare悪戯めいたサービスを思いつくような、 大事そうに俺が作ったデザートを写真に収めるような そんな、あなただったから。 触れたい、と、思う。 まだ知らないあなたを。 スクリーンの向こうに居るあなたも、全て。 ――――欲しい。] (+57) 2023/03/23(Thu) 8:48:18 |
【墓】 瑞野 那岐[彼の手をまた汚してしまうくらいに吐き出した欲。 擦り合わせた額が痛いぐらい、 擦り付けぐちゃぐちゃになった前髪がら絡み合う。 射精後のぼうっとした感覚を味わいながら、肩で息をして。 は、……と鼻先に熱を零す。 達した後なのは彼も同じ。 互いに上がった体温で肌が汗ばんでいる。 近いからこそ、紡がれる呼吸が少し荒いでいるのが分かる。 切なげに呼ばれた名前を、今更頭の中で反芻して。 甘えるみたいにまた前髪を擦り合わせたなら。 落とされる溜め息に気づいて、首を少し傾けた。 のに、と続く音。] …………、……? [柔らかく抱きしめられて、腰を引き寄せられたなら。 達したはずの彼のモノがまだ硬さを保持していることに、気づいて。 ぁ、と触れた瞬間、甘い声が零れた。] (+58) 2023/03/23(Thu) 8:49:41 |
【墓】 瑞野 那岐[ゆっくりと彼の手が背を撫でる。 まるで落ち着かせるみたいに動くその手に、 身を委ねながら、紡がれる言葉に耳を傾けて。 男同士のSEXについて、考えていたことを知る。 気持ちいいこと、の次に口にした 痛いかもしれないこと。 その言葉に想像する先は予習済みの身には、容易くて。 つう、と優しく背を撫でていた手が滑り落ちていく。] ……ぁ、ッ、 [腰筋を辿り、やがて指が辿り着くのは。 男女では想定されていない場所。] (+59) 2023/03/23(Thu) 8:51:15 |
【墓】 瑞野 那岐[抱きたい、というストレートな物言いと、 向けられる熱の篭った視線が情欲を孕んでいるのが分かる。 肩に添えた手に僅かに力が篭もる。 想定してない訳じゃなかった。 ネットで調べた知識、動画を見ることは躊躇ってしまったけれど。 その。 彼が俺を見詰める瞳の奥に何度か。 今日と同じような色を感じる事が、あった。] (+60) 2023/03/23(Thu) 8:51:52 |
【墓】 瑞野 那岐[はく、と唇で酸素を取り込むみたいに喘がせて。 肩を掴む指先で彼の背を軽く撫ぜる。 口にすることを躊躇ってしまうけれど。 真摯に求められる思いに、応えたい気持ちはある、から。] 自分じゃ、……気持ち悦く、できなくて…… 感じるか、分からない、けど、 [瞳を伏せて、彼を受け入れる為の準備を、していたと。 伝えたなら、それは。応と言ったことになるだろうか。 かぁ、とこれ以上ないくらい頬が熱くなって、羞恥が浮かぶ。今までで一番恥ずかしい。*] (+61) 2023/03/23(Thu) 8:53:18 |
【墓】 瑞野 那岐[合わさった肌を通して感じる鼓動。 その速さと、知らなかった、と呟く彼を 笑える余裕は自分にもなかった。 同じぐらい速い鼓動、興奮と胸の高鳴りが混ざって、 どうしようもないから、収め方を教えて欲しい。 吐き出されるように笑う息すら肌を擽るから、 彼の動き一つで、身体が敏感になっていくのが分かる。 じゃれ合いの延長だと思っていた撫でる手も、 気持ちを伝えるためのキスも、何もかも。 小さな快感を掬い上げていくみたいに、確かめられて。 ――俺で、感じて。 そう言われるままに、身体が彼を覚えていく。] (+68) 2023/03/23(Thu) 21:39:25 |
【墓】 瑞野 那岐[恋人として、彼と向き合うと考えたあの日から。 今日に至るまでを考えていなかった訳じゃない。 それは、泊まりたいと口にした時も変わらず。 恋の延長線上に性愛があることは、 恋をした人間ならば、誰もが経験することだろう。 手を繋ぐだけ、隣に居るだけ。 それだけでも「幸せ」と呼べるのだろう。 だけど。 欲情を隠した瞳と視線を交えた時から。 彼が、四葉のチョコレートソースを口にした時から。 食 べられる、そんな予感は、していたし。 そのことに嫌悪どころか、心臓が跳ねたから。] (+69) 2023/03/23(Thu) 21:39:59 |
【墓】 瑞野 那岐[抵抗がなかったわけじゃない。 彼との性交との拒否反応というよりも、 自身で、双丘の奥底に触れて解すという行為に。 躊躇って、踏み込めなくて。 何度か断念して。 滑りを助けるというローションすら買うことすら出来ず。 自身の唾液と吐き出したもので、触れた。 襲ってきたのは、異物感と苦しさ。 快感なんて、すぐに拾えるはずもなくて、 何度か、指を往復させても、慣れなくて。] ………… は、 [達することも出来ないまま、指を引き抜いた。 自身の気持ち悦さを得ることよりも、 彼の欲に応えられるのか、という。 そちらの方が気になって、溜息を洩らしたのは。 まだ、彼にも知られていない。] (+70) 2023/03/23(Thu) 21:40:47 |
【墓】 瑞野 那岐[それを、今、口にしたことで。 固まってしまった彼に、少し後悔を覚えながら、 朱に染まった顔を、背ける。 これじゃあ、俺のほうが欲しいって言ってるみたいだ。 あながち間違っては、居ないけど。 もしかして、そこまで考えていなかったんだろうか。 でも、さっきは「抱きたい」って言ったし。 ぐるぐると思考が困惑と動揺で揺らぐ。 やっぱり、不味かっただろうか。 先走りすぎてしまっただろうか。 どう言い訳しよう、なんて。 視線を泳がせながら、必死に脳をフル回転させていたら。 先に言葉を落としたのは、彼の方で。 口をついたものが謝罪の言葉であれば。] ……また、謝ってる。 [ふ、と苦笑を浮かべ、眉尻を下げて笑ってしまった。] (+71) 2023/03/23(Thu) 21:41:16 |
【墓】 瑞野 那岐[きつく身体を引き寄せられて、隙間すらなくなるくらい。 感謝よりも謝罪の言葉を先に口にしてしまう。 そんな彼の脆さに、寄り添うように背を撫でて。 胸元に埋まった頭を緩く抱き込んだ。 胸元に濡れた感触がしたとしても、 気づかないふりをして、艶やかな髪に唇を落とす。] 言ったでしょう、触れて欲しいって。 たくさん、触って。 景斗さんの手で、全部。 [そんなわがままをまた口にして、目を細める。] (+72) 2023/03/23(Thu) 21:42:02 |
【墓】 瑞野 那岐[臀部を辿った手が双丘の間に割入っていく。 粘液を伴った手が、ぬるりと双丘を撫でて、 その奥の蕾へと伸びていく。 最初は指先だけ、それからゆっくり一関節。] ……ッ、 …… く、 ンっ 痛み、は、ない……けど、っ [やっぱり最初に感じるのは異物感だけど。 自身で触れた時よりも、前触れがないせいか、 息を吐き出したタイミングを測って埋まっていく指を 戸惑いながらも受け入れていく。] (+73) 2023/03/23(Thu) 21:43:21 |
【墓】 瑞野 那岐[彼の長い指が探るように中で蠢いて。 中の温度を伝えられたら、羞恥に埋まりたくなる。] ……、 言 わなくて、いい、からッ……[少し慌てるみたいに、ツンと髪を一束引いて。 気を逸らさせたのに。 言葉通りに指がゆっくりと抜き差しされて、 いやでもその感覚を覚えさせられていく。 伏した瞳を、睫毛で覆い隠して、小さく震え。 胸の尖りを食まれたら、さっきは感じなかったはずの 甘い痺れが背を駆け抜けていく。] ……ぅ、 ンッ [思わず、びくと肩が跳ねて、 自分でも驚いたみたいに目を瞬かせ。 戸惑いの色を浮かべたまま、顔を見合わせて。*] (+74) 2023/03/23(Thu) 21:44:38 |
【墓】 瑞野 那岐[わがままを受け入れる声が解ける。 応えと共に、送られるキスを笑いながら 両腕を絡めて受け止めて、 あまい、あまい唇を食んで、味わって。味わわれて。 そのまま身を委ねて、腰を支える手に落ち着いた。 肌の上からだけでなく、身体の内側まで。 触れられて、本当に触られていない場所がないくらい。 痛みがないと確かめたなら、 ぬぷ、と更に奥を探るように埋め込まれる指を、 無意識に締め付けて、押し返してしまう。] …… は 、[力まないように息を吐き出すことで精一杯なのに、 意識してしまえば余計身構えてしまうから、 その度に、指を締め付けて、息を吐いて。 ゆっくり、時間を掛けて受け入れていく。] (+82) 2023/03/24(Fri) 1:12:26 |
【墓】 瑞野 那岐[たった一本だけでも感じる圧迫感のようなものに、 震えながら、でも確かに、苦しさだけじゃない。 ぞわりと、毛羽立たせるような感覚も少し。 言葉通り、少しずつ。 たまに様子を窺うみたいに動きが止まって、 息を吐くタイミングを見越して、また進んで。 ようやく、指一本が根本まで入るぐらい。 誰にも暴かれたことのない場所に触れられることと、 さっきから無自覚に煽るみたいなことを口にするから。 羞恥に頬が赤らむどころか、視界まで滲む。 なのに、また。 中の具合を確かめるようなことを言うから。] …… なっ、 ……! [思わず言葉を失うと同時に、 先程、自らの手で触れた大きさを思い出して、 ぶわりとまた頬に熱を散らした。] (+83) 2023/03/24(Fri) 1:12:55 |
【墓】 瑞野 那岐[たった一言、それだけで。 ずくんと、有り得もしない身体の奥が疼く。 あ。 作り変えられている、と、分かる。 受け入れる体勢すら整っていなかった身体が。 彼の言葉一つで、指の動き一つで。 きゅう、と彼を求めるみたいに蕾が締まる。 じわりと、また水膜が目尻に溜まって。 彼の髪をくしゃりと掻き混ぜながら。] (+84) 2023/03/24(Fri) 1:13:34 |
【墓】 瑞野 那岐[僅かな反応をしっかりと知覚した彼が、笑う。 こっちと言われて食まれた乳首は、既に赤くつんと。 まるで熟れたいちごみたいに、育って。] ッ、 ぁッ、 ふ 、ンぅ、…… [女の子みたいな鼻がかった声が溢れて、首を揺らす。 そんな場所、感じたことなかったのに。 気持ちいい と、身体が信号を訴える。吸い上げられて、立ち上がった尖りに。 歯を立てられて、腰元から這い上がる快感に身悶える。 こんなの、知らない。 ]知らないのに、気持ちよくて、どうにかなりそうで。 (+85) 2023/03/24(Fri) 1:14:46 |
【墓】 瑞野 那岐[息も、少しずつ上がり始め、途切れて。 少し頭がぼうっとしてきたところで、 指を引き抜かれて、シーツに身体を横たわらせた。 さっきまで感じていた体温が離れてしまったことを、 名残惜しく感じて、腕は肩口に掛けていたけれど。 彼の身体が下肢に下がっていけば、 手が届かなくなって、切なくて目を細めて訴える。] う、……ん、 [こく、と浅く首を揺らして頷いたら。 足を開かされて、股の間に彼の身体を挟み込む形になり。 手から溢れるぐらいのローションに、 小さく息を飲んで、思わず見つめてしまう。] (+86) 2023/03/24(Fri) 1:15:13 |
【墓】 瑞野 那岐[先程より、少しひやりとした冷たさが。 長い指と共に押し入ってくる。 ぬめりがある分、よりスムーズにつぷりと音を立てて。 奥へと、差し込まれて。] …… ンッ、 ぅ…… わっ 、[指が埋まった場所を曝け出すみたいに、 足を持ち上げられてしまえば、驚いて上擦った声が漏れた。 愛でるみたいに、順番にいくつも。 膝から上がっていく唇に、ぞくぞくと肌が粟立って。 それ以上先、出したばかりの場所に顔を寄せられたら、 居た堪れなさに腕で赤くなった顔を隠して。] そんな、とこッ……、 [暴かれてしまう。何もかも。本当に、全部。**] (+87) 2023/03/24(Fri) 1:15:50 |
【墓】 瑞野 那岐[感じじる場所が変わっていく。 何でもなかった場所が嘘みたいに快感を拾う。 埋まった指が中を擦り、探る動きに変わって。] …… ッ、ぅ……、…… ? [一瞬掠めた場所に、ぞくん、と身体が震えた。 まだその正体を掴めずに、でも確実に。 彼の手が緊張を解いていく。 泣きつくみたいに髪を掻き混ぜて、くしゃりを顔を歪めた先。 嬉しそうに笑うあなたが居るから。 恥ずかしいような、ホッとしてしまうような。 溶けていい、と促す声に本当にぐずぐずに蕩けてしまいそうだ。] (+94) 2023/03/24(Fri) 14:04:31 |
【墓】 瑞野 那岐……ンッ、 ぁ、…… [すっかりと色付いた胸の飾りを食む頭を見下ろして、 溢れる声が気持ちいい、を伝えてしまって恥ずかしい。 そんなところで感じるのか、と客観的に見ている自分と、 もっと、して欲しい、とねだりたくなる自分が居て。] …… ふ んぅッ、 ……[身体の中でぐるりと指が円を描いたら、腰が思わず浮きそうになって、 その反動で胸を押し付けるみたいに逸らしてしまった。 ローションをたっぷりと含んだおかけで 指の動きが滑らかになって、動きが大胆になっていく。 その度にどんどん余裕を奪われていくから、困る。] (+95) 2023/03/24(Fri) 14:05:49 |
【墓】 瑞野 那岐[胸を喘がせて、呼吸を紡いで。 伸ばされて手を取りたくて、そっと手を伸ばす。 安堵と困惑に入り交じった表情を晒して、 でもその中に確かにある、溺れていく感覚。] ン、 [優しく宥めようとする声に安心して、 指に指を絡めて、きゅ、と握り合わせて、繋がって。 片手を恋人同士みたいに繋ぎ合わせる。 みたいじゃなくて。恋人そのもの、だから。 握り返される手の力強さの中に 確かな優しさが混じっているのが痛いぐらい分かる。] (+96) 2023/03/24(Fri) 14:06:23 |
【墓】 瑞野 那岐[彼の頭が下方に下がって、下腹を彼の前髪が擽って。 顔が近づいた先、下生えと二人分の精液に塗れた 僅かに反応を見せているそれに、彼が舌を這わせる。 視覚から、直接的な刺激から、襲い来る目眩にくらくらして。 舌先の、口内の温かさに意識を持っていかれた、その時。] ぅ、 あっ……! [こり、と中の指がある場所をつついて、押し出されるみたいに腰がビクついて、声が跳ねた。 まるで電撃が駆け抜けていくような、痺れ。] ァッ、……ぁッ、 まっ、 [分かる。指の些細な動きが、はっきりと。] (+97) 2023/03/24(Fri) 14:07:10 |
【墓】 瑞野 那岐あッ、 嘘…… そこっ、 やッ [咄嗟に口にしたのは信じられないという思いと、 抵抗しようとする音。 自身でも知らない刺激に、乱れて。 そこを押される度に、下腹部の辺りがじくじくする。 今まで自分でいくら触っても、 苦しいとだけしか思わなかったのに。 カッ、と一気に熱が集まるみたいに火が灯る。 それだけじゃなくて。 後ろへの刺激で少しヘタっていたはずのモノが、 口腔に含まれる熱さに反応して、 また首を擡げていき、血が集まっていく。 前と、後ろと同時に刺激されて。 あまりの刺激に腰を引いて、逃げ出したくなる。] (+98) 2023/03/24(Fri) 14:08:34 |
【墓】 瑞野 那岐……ッ、ぁ、 ……一緒に、しな、 で ぁッ [びく、とまた腰が跳ねる。やばい。 こんなことを覚えてしまったら、深みに嵌ってしまう。 墜ちていく怖さと、未知の刺激に困惑するのに、 唇から溢れるのは、あまい、声しか出なくて。 ぎゅ、と足の爪先に力を込めてシーツを引っ張り、堪らえようと。*] (+99) 2023/03/24(Fri) 14:10:08 |
【墓】 瑞野 那岐[微細な中のうねりをきっと彼の指は拾うだろう。 初めて覚える快楽に、涙を浮かばせて堪えようとしても。 時間を掛けて、丁寧に。 まるでコトコト煮込むスープみたいに。 料理されているみたいに。 薄く色づいた肌を舌が這って、汗を舐め取って。 味見されてるみたいだ、なんてぼうっとした頭で考える。 まな板の上。 あなたに作られて、食べられるのを待つみたいに。 身体も、心も、ゆっくりと溶かれされて。 ――後は、理性を手放すだけ。 ] (+107) 2023/03/24(Fri) 21:52:34 |
【墓】 瑞野 那岐[跳ね上がった声と、身体に。 驚いたみたいに互いに目を見合せて、数秒。 確かめるみたいに、もう一度押されて。] ……ァッ、 く ンッ ……![同じ場所に顕著に反応を見せてしまって。 ふる、と弱く訴えるように首を揺らして制止しようと。 なのに、しっかりと覚えたみたいに。 言葉にして聞かせて、薄く笑う姿。 表情の下に隠しきれない悦びが見えたような気がして、 堪らなく羞恥と快感が襲う。] …ぁ、ッ ぁッ、 ……ンンッ、 [とん、と押される度にびくつく身体と跳ねる声。 指に連動するみたいに押し出されて。 自分の意思もままならなくて戸惑って、シーツを乱して。] (+108) 2023/03/24(Fri) 21:53:08 |
【墓】 瑞野 那岐[確実に快感を拾うようになった中が、 指を悦ぶみたいにうねり、締め付けて、蕩けて。 自身の身体の変化に戸惑いを覚えながらも、 どんどん快感に飲まれていく。 きもちい、すき、たまらない、もっと。 だめ、やばい、さわらないで、くるいそう。 ぐるぐると頭の中で巡る言葉は、 口をつく頃にはあまい喘ぎに変わってしまう。 すっかり硬さを取り戻した昂りから、 溢れる先走りを舐め取られて、また身悶えて。 腰から下に力が入らなくなっていく。 かろうじて繋がったままの手を弱く、絡めて。 自身の身体を虐めている張本人に、縋ってしまう。 目尻に涙を溜めたまま、細く息を吐き出して、 きゅう、とを握り込んでしまえば、 それは逆効果だったかもしれないけれど。] (+109) 2023/03/24(Fri) 21:54:07 |
【墓】 瑞野 那岐[何度も浮きそうになる腰を、捉えられて。 口腔の中、今にも弾けそうになるのを、 足の先まで力を篭めて、指先でシーツを摘んで堪える。 二本の指で丁寧に解された後孔からは、 ローションと濁った白濁が零れて、 まるで最初から受け入れる場所だったみたいに、 収縮を繰り返して、指を飲み込んでいる。 指が自在に中で拡げられる頃には、 もう身体中熱に侵されて、溶けて。 限界に近いところで、ようやく温もりが離れて、 彼の唾液に濡れそぼった屹立が、 てらてらと光っているのがいやらしい。] ……、 は、……っ、 は ……[肩で呼吸をして、蕩けきった表情を晒して。 ぼうっとした意識の中で、見下ろす表情を見つめて。] (+110) 2023/03/24(Fri) 21:54:42 |
【墓】 瑞野 那岐[報告する声も、うつろに耳に入ってくるのに、 脳に届くのも時間がかかって、わけも分からずに。 うん、と小さく頷いたけれど、理解はしていないまま。 擦り寄せられた頬に甘えるようにうっとりと目を細めて、 頬に頬を寄せるくらいは、出来ただろうか。 濡れた唇が動くのをぼんやりと眺めていれば、 ひく、と後孔が呼吸するみたいに蠢いて。 口にしていないはずだと思ったのに、 気持ちいいことが伝わっている。 気持ちいい、と感じられている、から。 ] (+111) 2023/03/24(Fri) 21:55:27 |
【墓】 瑞野 那岐[片手だけ繋り合った手。 手の甲に彼の頬の感触を受けて、きゅ、と胸が切なくなる。 新たな表情を見つける度に、堪らなくなって。 心を掻き乱されて。 心臓が跳ねて、落ち着かない。 作り変えられた身体は、彼を欲するみたいに疼いて。 もぞ、と開いた足を上に寄せる。 内腿で彼の腰を、すり、と挟んで。 繋いだ手、人差し指で彼の手の甲を撫でたなら。] ……も、ぅ……、 大丈夫、だから [ぽそ、と恥じらうみたいに声を潜め。 背けた顔を戻して、彼を見上げて。] (+112) 2023/03/24(Fri) 21:55:48 |
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