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【人】 闇崎 宵稚[お前が、俺のこと暫く好き放題している間。 俺も、お前を凝視していることに気づいてる? "今まで通り"を取り繕って、 こんなにも喋り倒しているのに、 五年の間、何をしてたのか結局わかりやしなくって。 多少の『変化』すら、俺には教えてくれないのか? ……あの時と変わらないまま。 それは、結局こいつの好意の方向が、 友愛なのか、恋愛感情なのか…或いはどちらも? 揺蕩う声は耳に良く通り、掴みどころが無い。 ………でも、でも。 全部ひっくるめて、そこにいるのは 鳴海海音、その人だった。] (4) 2022/08/18(Thu) 5:35:12 |
【人】 闇崎 宵稚 倒れねえって。 倒れそうなら、無理して会わないし、 せっかく、海音に会ったのに、 寝る訳ないだろ。 [簡易なハグから解放すれば、 楽しそうな笑みから漏れる冗句に、 軽口を返せる程度には、気分が落ち着いてきた。 それから、『飲もうぜ』という誘いに、 漸くああ、俺たち成人してたなと思い出した。 だってお前、 ]…マジで体の成長が無いから、 とは。口が裂けても言わないことにした。 (9) 2022/08/18(Thu) 5:37:58 |
【人】 闇崎 宵稚 だから、寝ないって。 でも、個室は賛成。…あるのかな、この村。 [古い田舎の飲み屋ならともかく、 駅前になら、そういう所もあるのだろうか。] …悪いけど、マジで五年ぶりなんだ。 知ってるとこがあるなら、教えてくれよ。 [この五年の間にも海音は数度帰ってたのだろうか。 俺が上京していないことはわかっていた筈だ。 帰るたびに、誰かと祭りにでも行ったりしたのかな。 そうでなくて、お互い同じ境遇なら、 ゆるい歩調で村を散策しながら、探すのだろう。 ――歩くときは、前でも後でも無く。 ]お前の隣に、できるだけ並ぶようにした。 (10) 2022/08/18(Thu) 5:38:23 |
【人】 闇崎 宵稚[互いのお酒が来たのならば。 そっとグラスを海音の前に。] 乾杯。 [それだけいってグラスを合わせて。 再会の喜びを、静かに分かちあえれば良い。 お通しの鰯入りのポテサラは地味に美味い。] (12) 2022/08/18(Thu) 5:40:03 |
【人】 鳴海 海音ゔ…… [ サクッと痛いところをついてくる>>1 ドSか? ドSの申し子か?? ”あんな消え方”が 俺の中でフラッシュバックするだろ。 ] (ダメだダメだ。 俺が傷ついた顔するのはダメだ。 涙よ、君の出番は今じゃない。) [ ごっくん。 そんな本人にしかわからないように 涙が溢れそうになる前に飲み込んだ。 ……俺って器用だな。 動かすならもっと優しく動かしてくれ こじ開けてるからな!今! そこは言葉を並べることで 他の言葉に混ざってしまえばと捲し立てた言葉。 なんとか事なきを得た。……と思う。 だからどうか見える表情は笑顔でいて。と。 ] (15) 2022/08/18(Thu) 21:59:16 |
【人】 鳴海 海音[ 昔から音を聞くことが楽しかった。 だから仕事も音に関わること そんな漠然とした考えがあって。 でも音楽関係は 宵稚を思い出してしまうから 俺が耐えられなかった。 会いたくなってしまうんだ。 宵稚の音。一緒に歌ったこと。 たくさん聞かせてくれた曲。 一緒に奏でた二重奏。 音楽には思い出が沢山詰まっていた。 ] (17) 2022/08/18(Thu) 22:00:37 |
【人】 鳴海 海音[ 声が良いと誉められたことがあった。 俺は宵稚の声が一番好きだから。 自分の声は大きい以外はわからなかったけれど。 声を生かす職を目指す切っ掛けにはなったんだ。 声で何かを伝えられる人になりたい。 俺が目指したのは声優だった。 親は上京することに協力的だった。 俺の目にはどこか後ろめたい気持ちがあるように 見えてしまっていたけれど。 正直甘えないとバイトだけでは 工面出来る金額ではなかったから 助かってはいたけれど。 専門の学校へ通い。 大手の事務所に入るチャンスはなかったけれど 拾ってくれた社長さんは 俺の声を気に入ってくれた。 俺には貪欲さが足りないらしい。 それは、確かに、そうかもしれないな。 ] (18) 2022/08/18(Thu) 22:01:11 |
【人】 鳴海 海音[ そんな燻ってる時に聞こえたんだ。 波の音が。 それはテレビからだったかもしれない ラジオだったかもしれない。 海鳴村の波の音に聞こえた。 呼ばれた、と思った。 その時が来たのだと。 ] (19) 2022/08/18(Thu) 22:01:25 |
【人】 鳴海 海音[ だから波の音が俺を呼ぶ聲に聞こえた。 何もなければそれでいい。 ただもし宵稚が村にいて 何かあったらーーーー。と 考えるだけで足が村へと向かうんだ。 お陰で君に会うことも叶った。 会えるなんて、村にいるなんて。 喜ぶべきが危惧するべきか 俺の心は正直複雑なんだよ。 でも、何かあっても俺がいるから。 君だけは守ってみせるから。 ] (21) 2022/08/18(Thu) 22:17:10 |
【人】 鳴海 海音[ 会って、わかったんだ。 実物の宵稚は 変わっているところもあったけれど 俺の好きな声、好きな顔 いつの間にか話し方だって 昔のように戻っていて。 もっと話していたいって 俺の心が喜びで震えているよ。 ] (22) 2022/08/18(Thu) 22:17:17 |
【人】 鳴海 海音ほんとか? ショックなことがあって 急に白髪になったとかでもないんだな? メッシュなんてそんなオシャレさんな…… 似合いそうだけどさ (24) 2022/08/18(Thu) 22:17:46 |
【人】 鳴海 海音わ……。 ( 笑った……! ) [ 彼の笑い声に俺の動きが止まる。 すると二人の距離が更に近くなって。 それが引き寄せられたことだとわかって。] (26) 2022/08/18(Thu) 22:18:31 |
【人】 鳴海 海音うわ〜〜〜〜〜〜〜 う〜〜〜わ〜〜〜〜〜 ????? [ 自分から近付くのは全然問題ないのだけれど こう、引き寄せられて 突然宵稚との距離が近くなるのは 全くの予想外で。 俺の内心は早くもお祭りの賑わいだ。] (27) 2022/08/18(Thu) 22:18:41 |
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