18:28:11

人狼物語 三日月国


202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】

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【人】 黒崎柚樹


 武藤、競争。
 行きと帰りで交代して、どっちが早く到達できるか。

[対岸までざっと300m、2分でいけたらまあまあのスピードなんじゃないかな。多分。

そこにはデートの空気なんか欠片もなく、もう完全に競技かトレーニングかという感じだったわけだけど。

ふ、と強めに息を吐いた私は、武藤の"スタート"の声と共に全力で漕ぎだした。

結果は(127)100n150秒。まあまあ頑張ったつもりだけど、どうかなと武藤を見やって。

それじゃあ、交代しよ?*]
 
(108) 2023/03/12(Sun) 14:55:33

【人】 黒崎柚樹


 ……"ご褒美"? >>114
 ん、わかった。

[競争するからには景品は要るよね確かに。
こくりと頷き、いくらか扱いに慣れたオールをぐ、と握りしめて。

まあ、我ながら頑張ったと思う。

慣れない筋肉を使っているという意味ではスワンボートよりも数段大変だったし、これは普通に背筋とか大胸筋とか、酷使されて筋肉が熱を持って鈍い痛みが広がっていく。

────うん、これは掛け値なしに良いトレーニング。

夢の中のこの行動が現実に反映するのかはわからねど。

でも悪くないタイムだったんじゃないかなと、額に浮いた汗をぬぐってにんまり笑った。]
 
(117) 2023/03/12(Sun) 16:54:24

【人】 黒崎柚樹


[それじゃあ武藤の番ねと、立ち上がらないようにしつつ、バランスを保ちながらそろそろと場所を入れ替えて。]

 ちゃんと練習してね。フェアじゃないし。

[勝負と言ったからにはそのへんちゃんとしないと……と、一応、背中のこのあたりを使うつもりで腕を動かすと、腕だけの筋肉使うより楽だよ?なんて知る範囲でのアドバイスもしたりして。]

 スタート!!

[さっきは風景を見る余裕なんて少しも無かったけれど、これは気持ちが良いなと思った。

スワンより視線が低く、煌めく湖面が視線のすぐ下というのがすごくいい。耳元を擽る風も、ごくうっすらと水のにおいがするようで。

水の底に走る船の影に、魚影がいくつか併走するように濃い影が走っているのまで見えて、きれいだなあと目を細め。

────結果はほんの8秒差で私の勝ちだった。接戦だったね。]
 
(118) 2023/03/12(Sun) 16:54:43

【人】 黒崎柚樹

 ────……んー。

["ご褒美"、好きなもの言ってどうぞと言われたけれど、すぐには思いつかなくて。]

 …………考えとく。

[武藤の額にも汗、浮いてたりしてたかな。
前髪がいくらかくしゃりとなっている風に見えたから、手を伸ばして額をぬぐうように指先を滑らせた。

こんな"デート"も無いものだなと思ったけど、でも、なんだかすごく楽しくて。]

 どうする?私、また代わろうか?

[とりあえず全力で漕げたから、"湖面を爆走する"の欲求は満たされた私たちは、今度はいくらか余裕をもってボート遊びを楽しみながら、ゆるゆる船着き場へと戻っていったのだった。

そういえば、ポケットのスマホは、半年前の状態に巻き戻っていた >>0:137 のが、武藤が記憶を取り戻したのと共に、見慣れた今のものに戻っていて。

でもきっと、写真を撮ったところで現実に持ち帰ることはできないんだろな……と確信しつつ、でもボート上、武藤に向けてシャッターを切ってみた。

青い空、煌めく湖面、湖畔の森、遠方の山々。現実の私たちの知らない場所。]
(119) 2023/03/12(Sun) 16:55:26

【人】 黒崎柚樹


 ────どうしよう、このまま魚釣りに行っちゃう?

[お魚っていつが良く捕れるとかあるのかな。でも不慣れな私たちでは日が傾きはじめたら危ないし、めでたく夕飯が捕れても捕れなくても、夕方には成果のあるなしは決まってないとだしね?

そうなると今から行った方が良いのだろうな、少なくとも釣り竿セットは借りていこう、と。

初めて手にする長い竿と、棒つきの網と、なんか、餌の入ったパック?とか、色々。

餌は芋虫的な何からしいけど、大丈夫、私、そういうの触るのはけっこう大丈夫なので。*]
 
(120) 2023/03/12(Sun) 16:55:40

【人】 黒崎柚樹


[大腿四頭筋だとか、大臀筋だとか、内転筋だとか。

下半身の筋肉が人体の70%弱を占めているから鍛えるならそこという向きもあるけれど──実際アスリートはそのあたりを主に鍛えてはいるけれど──上半身の筋肉も大切なので。

上半身の大筋群の主たるものは大胸筋だったり広背筋だったり僧帽筋だったり……かな。

そのあたりはボート漕ぎに使う筋肉ばかりだから、実はボートを漕ぐのはものすごく効率の良い上半身トレーニングなんだよね。

無機質なトレーニングルームでひたすら鍛えるよりもずっと楽しいしね。

────閑話休題。]
 
(133) 2023/03/12(Sun) 20:55:39

【人】 黒崎柚樹

 
 ボート、楽しいねえ……。

[帰り道は、武藤がそのまま漕いでくれるというからお言葉に甘えてた。

こう、いかにも"乗り物"的なスワンボートより、こっちの手漕ぎボートの方が楽しいな。水面に近い方が、断然、すてき。

いくらかゆっくりめにボートが進んでいく中、私は湖面に指先を浸したりしていた。

泳いでみたいなあ。本当、水が綺麗。

そうか、海に行きたいと思ってたけど、湖とか川に遊びに行くのも選択肢としてありなのかなあ……なんて。

そうこうしているうちに、ボートは船着き場に戻ってしまったかな。

一応にとスマホで撮ってみた写真は、きっと現実世界には残ったりしないだろうけれど、私が覚えていれば良いのだと心にいっぱい、色々刻んでおいた。]
 
(134) 2023/03/12(Sun) 20:56:21

【人】 黒崎柚樹


 うん、まあ虫は……だいじょぶ……。

[好きじゃないよ?好きではないけど。

武藤が手にした生き餌のパック >>126 をまじまじ見つめながら言葉を返す。

こういうのは"目を逸らしたら負け"だと思っているから、遭遇した時、か弱い叫び声を挙げた試しなんてない。

「うぁっ!?!?」なんて野太い声を出すのが精々なので、多分一生かけても"キャー!"なんて悲鳴は出せないものと諦めている。

ほてほてと歩き歩いて、湖の水に負けず劣らず澄んだ水が流れる川辺に辿り着いて。

釣りに関しては私は本当の初心者だから、武藤の教えをひたすらに乞うていた。

立つ場所とか、釣り竿の使い方とか、餌の付け方とか。]

 ……いくらかは生きていたまま付けた方が良いの?

[特段抵抗のない私は、芋虫みたいな生き餌もぶっすと釣り針に刺して、ぽーいと川面に投げ入れて。]
(135) 2023/03/12(Sun) 20:57:36

【人】 黒崎柚樹


[どうだったのかな。釣り竿でも、(1)0n3尾くらいの釣果はあったのかもしれないけれど。]

 ────なんか、ちょっと、ちがう。

[そう呟いた言った私は、結局、武藤の邪魔にはならないいくらか下流のあたりで、川際の大岩にへばりついていた。

自分の眼で狙って仕留めた方が早いとばかり、熊か山猫か何かのように川面に映らない角度に網を持ち、魚影を待ち構え。

ここぞというタイミングで網をばさりと投げる感じで、(2)1n5尾くらいは仕留めたかもしれない。その後、いっそ手掴みの方がよいのではと(0)0n3尾くらいは捕まえられたかな。

武藤の釣果はどうだったんだろう。

無事、お魚で夜の腹を満たせるくらいになれたら良かったのだけど。*]
 
(136) 2023/03/12(Sun) 20:59:25

【人】 黒崎柚樹


[確かに私は幾分、閉所恐怖症……とは少し違うのだけど、"空気の通らない場所"というのが苦手なところはあって。

たとえその細工がどれほどに繊細で美麗であったとしても、屋根があるよりは無い方が圧倒的に好き。
殊に船に乗ったりする時は、船室に居るよりも風を感じられる屋外に居たいと思ってしまう。

本音を言うと、"雨戸"というのも、どうにも苦手で。

毛穴を塞がれるような感じがして、閉めないで良いのに……と毎回思ってしまったり。

そこまで武藤が把握しているとは知らず、でも、手漕ぎのボートは本当に気持ち良かったし、武藤が漕いでくれるのを眺めているのも、物足りないとは欠片も思ったりなどしなかった。

良いね。ボート。こんなに好きとは、私も今まで自覚していなかったよ?

だからもちろん、武藤の"またそのうち" >>141 には全力で頷いていた。]
 
(147) 2023/03/12(Sun) 22:36:41

【人】 黒崎柚樹


 ……だよね? >>143 殺さない程度にがんばる。

[がんばるとは……と思いつつ、"つまり頭を潰さなければいくらか生きてるよね"という野性的な考えのもと、芋虫的なものの胴体に、針をぷすぷすと突き刺して。

美味しく召し上がれー!とばかり川面に放り投げれば、あとは浮きの動きをひたすら注視するだけ……というのは、せっかちな私には所詮無理だったのだと思う。

ほぼまぐれな感じで1尾釣れたは良いものの、武藤がひょいひょいと3尾釣り上げている間、私はほぼ仏頂面で川面を睨み続けるだけだったから、やっぱり性に合わなかったんだろうな、とは。

いっそ私は、銛的なものを手にしていた方が、よっぽど釣果は上がったんじゃないかなと思う。想像でしかないけれど。]
 
(148) 2023/03/12(Sun) 22:37:31

【人】 黒崎柚樹


 ……ッ、にゃっ!?

[自分で自分の悲鳴(?)に驚いたのだけど、自分はどうやらけだものか何かになっていたつもりだったようで。

武藤が飛ばしてきた水飛沫 >>146 に、もはや人語にもなっていない、「シャー!」なんて言葉(いやもはや威嚇音)を返したりしながら、とりあえず最低限の釣果は上げられた……と思う。思いたい。

クーラーボックスに詰まる魚はそこそこの量で、このくらいあれば今日は"お魚祭り"ができそうだね?と頷いて。

食材の入手は全くの専門外だけれど、食材になってしまいさえすれば、その後の処理はこちらの守備範囲なので任せてくれて良いよと胸を張った。]
 
(149) 2023/03/12(Sun) 22:38:15

【人】 黒崎柚樹


そんな、なかなかの"豊漁"を抱えての、帰り道。]

 …………"ご褒美"、だけど。

 武藤の焼いたお魚が食べたい。

[それが私の願い事。

私が手伝うことなく、武藤が全部処理して焼いた、おとっときの、一番美味しそうな焼き魚。

食べてみたいな……なんて。

今まで色々一緒に料理はしてきたけれど、武藤が1人だけで頑張った"初めての料理"と言えるものは、まだ多分無いはずで。

だからそれが欲しいなと武藤に告げたのだった。

絶対に美味しく焼いてくれると、期待しているよ?*]
 
(150) 2023/03/12(Sun) 22:39:08

【人】 黒崎柚樹

[クーラーボックスの中には、2種類?いや3種類?のお魚。

大きめなのが多分、ニジマス。小さいのは何だろうね、色というか模様というか、少し違う魚が混ざってる風で、でも同じものなのかな?と首を傾げながらコテージへの帰路につく。

"竹で川面を叩く"なんて豪快かつ解りやすい漁の仕方を知っていたなら、絶対やっていたと思うよ。私には多分そちらの方が向いていたし、釣果、(4)2n5倍くらいになっていたんじゃないかな。

そんなに捕れてもクール便を夢の世界から現実へ送ることも出来ないだろうし、困ってしまっただろうけど。]

 そう。武藤の焼いた魚。
 食べたいなあ。

[言葉に詰まった武藤 >>160 をちらりと見やる。

外食以外の"誰かの手料理"、もう3年くらいは食べてないんじゃないかな、私。

幼い時はもちろん母さんの手料理を食べていたけど、大雑把なところがある母さんは(看護師の仕事が忙しいというのが一番だけれど)「柚樹の作った料理が一番おいしい」とここ暫くは本当に料理をしなくなってしまっていて。

最後に誰かのお手製を食べたという記憶なら、高校時代に後輩が焼いてくれたお菓子を口にしたくらいじゃないかな。

だからね、武藤が作ってくれたもの、食べてみたいなと思ってしまった。]
(167) 2023/03/13(Mon) 6:10:43

【人】 黒崎柚樹


 ありがとう。
 うん、とびきりレアな景品だなって。

[頷いてくれた武藤に、御機嫌な笑顔になる。

打算的な事を言うと、この夢の世界でお腹を壊したとしても現実へ"持ち帰る"ことはないんじゃないかなとか、私たちの意思がそこそこ(いやかなり?)反映される状況下、そうそうおかしなことにはならないだろうとか、そんな思いもあったりして。

焼き魚はあんまり道具も要らないし、でもサラダとかよりは余程に"料理をした"という達成感もあるしね。

とはいえ、魚のワタ抜きとかはそれなり技術が要るものだから、そこは手伝いはせずとも口でのアドバイスくらいはするつもりだったのだけど、武藤は全部、一人でやることにしたらしい。]

 私も、火起こし手伝う。

[連日武藤にお任せしていたから、私も覚えたい……と、段取りよく木材や着火剤を積み上げていく武藤に教わりながら、私も一緒に火が点る様子を暫く見つめ。]
 
(168) 2023/03/13(Mon) 6:11:40

【人】 黒崎柚樹


[火の番を交代でしながら、魚の処理は水が大量に必要だしゴミも出るので屋内のキッチンですることにした。

ニジマス以外のお魚は、ヤマメとイワナだったらしいよ。

顔つきはよく似ているけど、赤っぽいのと青っぽい体表の色の違いとか、丸い模様の有無とかで見分けがつくものらしい。

味もけっこう違うみたい……と、スマホでぽちぽち調べ、魚は全部、ワタ抜いて串打ちして焼けば良い感じなのかな?と。うろこは無くは無いけどそう目立つものではなかったから頑張って取る必要もないようで。

塩は多めに、焦げないようにヒレにはたっぷり。なるほど。

串打ちが一番難しそうだったけれど、指南動画も見つかったりしたから、大丈夫そうかなと頷いた。]
 
(169) 2023/03/13(Mon) 6:12:38

【人】 黒崎柚樹

 
[さて武藤の方はどんな塩梅だっただろう。

私も最初の1〜2尾くらいは戸惑ったものの、途中からはそこそこ綺麗に、いかにもな風に魚に串を打てるようになった。

焚き火の周り、ぐるりとお魚立てて、最初は表面焦がすくらいの勢いで強めに火を当てて、いくらか火から離したら弱めの火で中までじっくり……という感じ。

今日は身体いっぱい動かしたし、酸味があるのが恋しいなと、私はレモンチューハイにした。初手からロング缶をプシッとするつもりで。]

 武藤は何飲むー?持ってくるよ。

[声をかけつつ、ヤマメやイワナあたりだったら、日本酒を飲みながらというのも案外お似合いだったりするのかな?なんて。*]
 
(170) 2023/03/13(Mon) 6:13:39

【人】 黒崎柚樹


 え、すごい、きれい。

 武藤、上手だね?

[武藤が"焼いたら食える感じにはなった" >>173 と控えめな言葉と共にテラスに持ってきたニジマスは、私が苦心しながら串打ちした1尾目のよりよほど綺麗にしゃきんとしてた。

やり慣れないことに緊張して、ハサミや包丁を使う時に一緒に身体が傾いだりしてしまう武藤だけど、集中力もすごい人だもの。大抵のことは初見で人並以上にこなせる人だと思っている。

私は基本不器用だから、同じことを何度も繰り返して身体に叩き込んで、漸く形になる系なので。

わかったチューハイね、と立ち上がりつつ、"日本酒"とも言われて、思わず笑顔全開になってしまう。]

 日本酒も飲む?

 飲むよね?うん、合うもんね?

[まさか、川魚の下処理を調べていた過程、武藤と同じwebサイトを見ていたとまでは気付かぬまま。]
 
(176) 2023/03/13(Mon) 9:31:27

【人】 黒崎柚樹


[食べた後の骨、焚き火に網乗せてこんがり焼いたら骨せんべいっぽくパリパリになって頭から食べられるのだと、私もつい数十分前に知ったばかりだ。

見た瞬間、それはやらねばと思っていた。
そういうアテなら、もう日本酒だよね?とも。]

 火の世話よろしく、10分で戻る。

[言い置いて足取り軽く、私はキッチンへ飛んで帰った。

川岸にへばりついている時にこっそり収穫していたふきのとうを、ふき味噌に。

月並だけど、山盛りのスティック野菜。
普通のお味噌とマヨネーズも小皿に添えることにして。
レンチンポテトと人参に、わさびとマヨと醤油とおかか混ぜ込んで大人味の和風ポテサラ。

ぱぱっと支度できたのはそんなものかな。
あとは焼き魚、お腹いっぱい食べられるだけあるしね。

そうだ、と、後で食べられるように炊飯の準備だけは仕掛けておいた。]
(177) 2023/03/13(Mon) 9:32:37

【人】 黒崎柚樹


[そんなあれそれを焚き火脇のテーブルに並べれば、魚も頃合いに焼けた頃で。

お互い、プシッと軽く弾ける缶の開く音を響かせれば、乾杯、とチューハイ缶を掲げ合わせた。]

 初ボート対戦、初魚釣り記念?

 ふふ、ありがと。

["おめでとう"にありがとうを返したら、その後5秒くらいは無言になって、こくこくと缶の中身を減らしていって。]

 ────……っフ、は────っ、

[ああもう最高、と唸る私に、もっと最高な御馳走がやってきた。

武藤が全部、一人で支度してくれた焼き魚。
いかにも脂が乗ってる風で、表面がまだジクジクと弾ける音を立てているそれに、ふうふうと少しだけ息をかけてから齧り付いた。]
 
(178) 2023/03/13(Mon) 9:33:49

【人】 黒崎柚樹

 っつ……あつ、けど、……おいし……ッ。

[塩気もちょうどいいし、鯖や秋刀魚みたいな青魚みたいな主張は少なくて淡泊だけど旨味はしっかり乗っていて。

骨際のところも、尻尾の近くも、脂が落ちきらない程度に、それはもう綺麗に火が通っていたよ。]

 …………すごく美味しい。
 すごい御馳走貰った気分。

[人が作ってくれた料理って数割増し美味しいと聞くけど、本当だったんだなあ、って。

数割増しどころか、数倍増しってくらいに美味しいよ。
実際、この後に自分で焼いたニジマスも口にしたけど、それほどではなく感じたもの。

台所のお酒置き場から出してきたのは、私の大好きな山梨の蔵の春しぼり、おりがらみ。当たり前のように一升瓶。

可愛いピンク色のラベルで、ふわっと淡く濁った見た目もかわいらしいお酒。旨味とコクとキレがほどよく混ざっていて、飲み飽きないからいつまでも飲めてしまう。この蔵のお酒は全体好きだけど、私は殊にこの春のお酒が気に入りで。

あいにくお猪口は食器棚になかったから、ガラスのコップで飲むことになったんだけど……まあ、そうなると杯が進むよね……とは。]
 
(179) 2023/03/13(Mon) 9:35:38

【人】 黒崎柚樹


 へえ……こんなに味が違うものなんだね、知らなかった。

[片手にヤマメ、片手にイワナの串を持つというお行儀の悪いことをしながら熱々のを食べ比べするのも楽しかった。

見た目はほとんど同じ風な魚だけれど、ヤマメはほんのり甘みがあるかな。食べやすい。イワナは川底の苔っぽい匂いというか、ちょっと独特な風味があった。

癖はあるけど、でもその癖が癖になるというか……むしろ、お酒に合う感じ。

まりまりと魚を食べる傍ら、焚き火端に置いた網では骨も次々、乗せていき。

そんなんだから、まあ、酔っ払わないはずはなかったよね。
今日はいっぱい動いた疲れも、それなりあったわけだし。]

 …………たのしーね、とら。

[ふにゃふにゃ笑いながら呼び名が変わってしまっている自覚はなく、私は網の上のニジマスの頭を御機嫌にころころと転がしていた。*]
 
(180) 2023/03/13(Mon) 9:36:55

【人】 黒崎柚樹


[恋人と食の好みが近かったり、お酒の好みや酒量が似通ってたり。
そういうのは本当に幸せなことなんだなとは、武藤と付き合い始めて一緒に食事をするようになって早々感じたことだ。

アレルギーだとか好き嫌いだとか、そういうのをお互い配慮するのは別に苦ではないだろうなとは思うものの、焼き鳥屋で「レバーとハツと砂肝は外せないよね」とお互い真顔で語って頷き合うみたいな楽しさは、やっぱり格別なものなので。

まさか、骨せんべいに私同様、そこまで食いつくとも思ってなかったから、それには少し驚いた。

検索したページでその記事を見た時に、反射のように「あ、日本酒飲まなきゃ」と私も思っていたくらいだったので。]

 すっごくおいしーよ。食べないの?

["オレの方もご褒美貰った気分"なんてかわいいことを言いながら御機嫌な武藤 >>184 は、でも自分の分のニジマスにはなかなか手を出さなくて。

火のそばにあるから冷めるとかはないけど、早くこの美味しさを共有したいので食べてと私は告げたのだった。

チューハイ飲んでた時もいくらか無言になってたけど、武藤が焼いてくれたニジマスを頭と骨だけ残して平らげるまでも、まあまあ無言だったかもしれないな。]
 
(188) 2023/03/13(Mon) 13:59:09

【人】 黒崎柚樹


 春のお酒って特段定義はないらしいけどね。
 こう、お花見に合わせてどうぞーみたいなのが多い感じ?

[冬によく見るにごり酒ほどこってりじゃない、ちょっと軽めのおりがらみとかうすにごりとかが多かったりするかな。

これが"夏酒"になると気候に合わせてドライでキレの良いのが多くなってきて、それは私はあんまり好きじゃない系だったりするのだけれど。]

 面白いし、美味しいよね日本酒。

[ふわりと米の甘さと旨味が口の中に広がるこのお酒も、シンプル塩味の焼き魚にお似合いで。
ほろ苦いふき味噌をきゅうりにつけてぽりぽり囓りながら、何杯目かのグラスを煽る。

骨せんべいも期待通りに美味しかった。じっくり焼いて、カリカリになったのはほんとに"煎餅"な感じ。]

 ふふ、頭までいけちゃう。

[ししゃもとかとは違うんだから……と思いつつも、囓ってみたニジマスの頭もカリカリで美味しかったものだから、ぺろりといただいた。

なんかこう、自分が猫科の動物にでもなった気分が沸いてきたりもしてたよ。]
(189) 2023/03/13(Mon) 14:00:23

【人】 黒崎柚樹


 ────……ん。

[酔った武藤はどんどん距離が近くなる。知ってる。

武藤の家で宅飲みした時は、最後には背後から抱えられてた。

テディベア扱いするには固いし巨大すぎると思うのだけど。

気がついたら椅子がすぐ近くに来てるし、ちょいちょい頬に触られるし。

────でも、友人に向ける笑顔で「象ではないな?」なんて言葉つきで触れられた頬の、あの時 >>0:323 の切なさを思ったら、恥ずかしくなるほどに"好き"が滲み出てる今の方が、ずっとずっと幸せだと思った。

肩が触れる距離にまで近づいたところで、こちらも肩を預け気味にしてしまいながら、甘えた言葉を吐いていた、という次第。]
 
(190) 2023/03/13(Mon) 14:01:32

【人】 黒崎柚樹


[ほんとにわざとでは、なくて。 >>187

というか、"とら呼びはヤバい"と聞いていたから、むしろ普段は呼ばない方向に気を張っているというのが本質で。
酔うとそれが緩んで消えているだけ……という方が、いっそ正しいのかもしれない。]

 ふ、へへ。へんなの。

 なんで"かわいい"と"たのしい"の?

[とら、よっぱらってるでしょ、などと臆面も無く言ってのける様は、きっと"お前が言うか"のお手本みたいなものだったと思う。

その後、魚も食べたし焼き味噌おにぎりにもたどり着けたのは、ひとえに武藤の忍耐力の賜物だったのだろうな、とは。多分。]
 
(191) 2023/03/13(Mon) 14:01:58

【人】 黒崎柚樹


 おーにぎーりー♪おーにぎーりー♪

[そして数十分後の私は、微妙に調子っぱずれの"おにぎりの歌(自作)"を歌いながら、おにぎりを作ってた。

小さめサイズの塩むすびに、ふき味噌を表面にふき味噌を塗ったのと、ニジマスの身をほぐしたのと白胡麻とおかかを混ぜたご飯のおにぎりにふき味噌をちょっとだけ塗ったのと。

どっちも炙って食べたら絶対美味しい。

ちなみにおにぎりの歌は、ソーソミーソー♪ラーラソーミー♪ね。ハ長調だよ。

いつの間にか一升瓶の中身は残り(3)1n3割くらいにはなってたんじゃなかろうか。
まあ、けっこう、飲んだ。飲んだね。良い気分。]

 とらはー。チョコと私と、どっちが好きですかー?

[私は、卵より苺よりとらが好きだよ?

なんて言われても、何と比べてどうしてそうなった感しかないだろうとは思うよ。
私はひたすら御機嫌だった。*]
(192) 2023/03/13(Mon) 14:02:50

【人】 黒崎柚樹


 ────うん。お花見も、したいね。

[お花見弁当持ってね。もちろん、お酒も。

ちらし寿司っぽいのも良いかもだけど、武藤は相当におにぎりが好きだと解ったから、重箱に俵型に握った鯛飯おにぎりとか詰めたら喜んで貰えるかな。

出発点こそ好き好んで始めたわけではなかった──父さんが事故死して母さんが看護師の職に戻り、幼い弟もいた我が家では私が家事の担い手として頑張らざるを得なかった──料理は、今はいくらかは得意だと胸を張れるレベルではあると思うし、純粋に、していて楽しいとも思うようになったし。
何より好きな人に喜んで貰える技術になっているのが、嬉しいなと思う。]

 あ、なんだっけ、まぐろの頭、とか。
 おいしいよね。焼いたの。

[部の合宿先の夕飯に出てきて、皆でつついて食べたな?と思い出し。

あれはさすがに骨まで食べるものではなかったけど、魚の頭って案外美味しいものだよね、と。
まさか、小魚サイズじゃない魚の頭を骨ごとばりばり食べる日が来るとは思わなかったけどね。

これ、ニジマスの目玉とか脳味噌?とか、そのあたり全部食べることになるんだなあと思うと、ちょっと不思議な感じもしたけど、捕まえた生命を端から端まで美味しくいただきましたって意味でもきっと悪くなかったのだと思う。]
 
(198) 2023/03/13(Mon) 16:57:03

【人】 黒崎柚樹


 んー……?
 でも私、とらみたいに、べたべたしてないよ?

[私より酔ってない >>195 なんて、失礼な。私だって、酔ってないのに。

だって、ほら、おにぎりも作れちゃうし、おにぎりの歌だって歌えてしまう。天才だな、私。

自覚ゼロの酔っ払いは、それでも御機嫌に料理はきっちりやり遂げた。塩と砂糖間違えて使うみたいなミスもしなかったし。]

 ん、すきなものは歌になります。

[卵も好きなので歌になりました。

武藤の問い >>196 に神妙に答えながら、焼いてる途中に崩れないように力加減強めにしながらきゅっきゅと三角おにぎりを作っていく。]

 ……じゃあ、いつか、とらの歌もつくらなきゃ。

[ふわふわと笑ったら、武藤が魚の骨飲み込んだみたいな変な顔になっていた。
やっぱり酔っ払ってるんだな、武藤。仕方ないな。] 
(199) 2023/03/13(Mon) 16:58:10

【人】 黒崎柚樹


 ────あ。おにぎり。

[焦げちゃう。
ふき味噌はほろ苦いけど、焦げの苦いのはだめだから。

武藤の体温からすり抜けるように焚き火の熱に向き直り、ころころとおにぎりを転がして。]

 やけた。

[上機嫌このうえない笑顔で"〆飯"を互いの皿に転がした。

やっぱり武藤は魚の骨を飲み込んだみたいな顔になってたかな。喉、火傷したんだろうか。

焼きたてのおにぎりは、猫舌の私には囓るのも難しかったけど、少しずつ食べ進む。

このおにぎりもお酒に合うね。いくらか残っていた一升瓶の中身も、この頃にはもう注ぎきるくらいの感じになっていたと思う。]
 
(200) 2023/03/13(Mon) 16:59:38
 




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