羽井 有徒は、メモを貼った。 (a11) 2020/08/02(Sun) 13:02:07 |
羽井 有徒は、メモを貼った。 (a12) 2020/08/02(Sun) 13:05:33 |
羽井 有徒は、メモを貼った。 (a13) 2020/08/02(Sun) 13:05:33 |
【人】 羽井 有徒[懐かしい記憶。 あの頃は、そう、ガラが悪いとか悪い顔とか言われるようなこともなかった。 ただ、家に金がなくて、そのせいで高い本が読みたければ図書室にいくか、近所の古本屋に行って安くかって読み終わったら売ってなんてことをしていた。 だからウスライと顔見知りになるのは自然の成り行き。 どのか陰鬱でコミュニケーションに難のあるサトシは、でも頭が良くて話せば面白いやつだった。] (236) 2020/08/02(Sun) 14:08:45 |
【人】 羽井 有徒[図書室でよく見かける図体のでかい後輩。 たまに、話をするようになったころ。] お前の目、カッコいいよな。 [本気で羨ましくて、笑いながらその目くれよなんて言ったっけ。それからだったか、お互いのことを話すようになったのは。] (237) 2020/08/02(Sun) 14:10:47 |
【人】 羽井 有徒人嫌いだったもんな、お前。 [理由は違っていたけど、ある種のシンパシーが二人を繋いでいたのかもしれない。] そっか。 お前もか。 [あの頃、他人を信じられない自分と、他人との関わり方を見失っていたサトシと。 そんな二人がこの街で大切と思える人に出会えた。 その奇縁に、自然と微笑んでいた。 ─── よかったな、サトシ。] (238) 2020/08/02(Sun) 14:11:15 |
【人】 羽井 有徒[なお、“兄弟“になったかもしれないってことは胸の奥の奥のさらに奥の方に仕舞い込んで鍵をかけて置いた。 知らない、そんな事実は知りません。]* (239) 2020/08/02(Sun) 14:13:43 |
【人】 羽井 有徒── それから ── [しばらく4人で話をしていたか。たぶん詩桜とはあまり言葉を交わさなかったかもしれないけど。 それから、また元の二人ずつに分かれてから。] 蕎麦にしようか。 [思い出したように、さっき真由美が挙げた候補からお昼の行き先を提案した。 蕎麦。 日本各地で食される蕎麦粉を用いた麺類。 暖かいものや冷たいもの、つけ麺やいろんなスタイルが地域によって違う。 寒冷地で栽培され、水が少なくても良く育ち……ウンタラカンタラ…… つまり、蕎麦が好きなのだった。 ちょっと期待に目が輝いていたかもしれない。]* (240) 2020/08/02(Sun) 14:25:30 |
【人】 羽井 有徒── 蕎麦屋 ── [小上がりに座っていた。 真由美は素麺を頼んだらしく、やってきたのはフルーツが彩っていて見た目にも楽しそうだった。 対してこちらが頼んだのはただのざる蕎麦。] うん、美味い。 [うんうんって何度も頷きながら。 香り豊かで喉越しのよい如月の蕎麦、この街は何でもあるなって感心した。] (281) 2020/08/02(Sun) 19:48:58 |
【人】 羽井 有徒[素麺じゃ昨日みたいな眩しいほどのニコニコとした笑顔は見れないなって、少し残念にも思ったけど、向けられた微笑みにドキリとさせられた。 優しく穏やかな笑顔。 自惚れでなければ、それは自分にだけ向けられる笑顔。] …………ずるいな。 [笑顔一つで心を持っていかれる。 昨日よりも今日、今朝よりも今、自分の中で真由美がどんどん大きくなっている。] (282) 2020/08/02(Sun) 19:49:20 |
【人】 羽井 有徒[それに─── 先に食べ終わって、真由美の仕草を眺めていた。 浴衣で座る姿が、袖を押さえながら素麺を食べる姿が、素麺を啜るその唇が、妙に艶っぽい。 そう見えるの、そう見てるからなのか。 視線を外す。 初めて見た時も綺麗な子だって思ったけど、あの時よりもずっと綺麗に見えるのは、浴衣姿のせいだけじゃない。]* (283) 2020/08/02(Sun) 19:50:25 |
【人】 羽井 有徒[その手を握ったのはどっちが先だったろう。 さっきまでは少し照れ臭くて真由美が手を取るに任せてたけ。もちろん握った手を離したりはしなかったけど。 でも、蕎麦屋を出てからは自分からまゆみの手を取りに行った。] ほら、はぐれたりしたら大変だし。 [そんな理由付けなんて要らないのに。] (291) 2020/08/02(Sun) 20:42:12 |
【人】 羽井 有徒林檎飴とか? 子供の頃まるまる一個食べたかったな [笑って思い出すのは子供の頃の記憶。 お祭りに行けば欲しいもの食べたいものはいっぱいで、でもそんなに多くは買ってもらえない。 でも、大人になってからこういうお祭りに来ることは殆どなかった。] 真由美は? [って聞き返す。 そういえば真由美の子供の頃ってどんなだろうって思えば、なんとなく今とあまり変わらなそうで、クスリと笑った。] (292) 2020/08/02(Sun) 20:42:31 |
【人】 羽井 有徒[川のほとりを歩く軽快な下駄の音、人混みの中でもその足音を分けられる。 微笑みかける真由美に少し心配そうに。] 足、……痛くないか? [ゆっくり歩いているとはいえ、吐き慣れない下駄は足に負担がかかるだろうし、鼻緒だって擦れてしまえば痛くなる。 もし、そうなら移動はタクシーを使ったほうがいいかもしれない。]* (293) 2020/08/02(Sun) 20:43:59 |
【人】 羽井 有徒んー、……… [どんな子供だっただろうか。 勉強はできた、運動もそこそこ、でも。] 友達は少なかったな。 [ぎこちなく笑った。 あと、女の子にはそこそこモテたけど、付き合うまで行かずに、結局フラれることが多かった。 でも、これは言わなくていいか。] (315) 2020/08/02(Sun) 22:09:28 |
【人】 羽井 有徒[真由美のことが好きって気持ちに今更疑う余地はなくて、きっも真由美が自分を好きなことも間違いない筈だけど。 たまに思う。] 真由美って…… [そこで言葉は途切れる。 何を聞こうというのか、そんなこと聞いても仕方ない。] いや、何でもない。 もちろん。 痛くならないように休憩しながら行こうか。 [花火まで時間はまだある。 急がずゆっくり歩いて、たまに立ち止まって、また歩き出そう。] (316) 2020/08/02(Sun) 22:10:06 |
【人】 羽井 有徒[薔薇の洋館。 これがシェアハウスというのが信じられない。 真由美の言う通り、こんなところで生活していればそういう気持ちが刺激されるだろう。] すごいな、これはロマンチックだ。 どこからか切り取ってきたみたいな。 [何か物語の中から飛び出てきたみたいな洋館。] 俺たちもこんな家を建てる? [もちろん冗談って笑った。 ─── もしも真由美にお願いされたら、……どうしようか?] (322) 2020/08/02(Sun) 23:09:01 |
【人】 羽井 有徒俺は大丈夫、怪我してるの忘れてた。 [実際のところ、歩いていても何かの拍子で左肩に衝撃が響けば少し痛みがあるけど、それほど支障があるわけじゃない。] それよりも、ちょっと見せて。 [椅子に腰をかけた真由美の足元に跪くと、下駄を外して足にペタペタと触れ、その具合を確かめた。] (323) 2020/08/02(Sun) 23:09:37 |
【人】 羽井 有徒ん、……真由美ってさ。 [また少し言い澱んで。 んーとかあーとか歯切れ悪く唸ってから、意を決したように。] 今まで、どんな男と付き合ってきたんだ? [真由美の足に落としていた視線を上げて、その目を見つめた。] (324) 2020/08/02(Sun) 23:10:04 |
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