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人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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視点:


X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a12) 2022/12/18(Sun) 1:25:21

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 閑話:悪魔の忘れ物 ──

[ かつてクリスタベルに渡したゼロの忘れ物。
 彼が私物を置いて帰るのは、一度や二度では無い。
 最初の間は「忘れ物を預かってるよ」と
 丁寧に返していたのだが、途中から、処理を面倒がり
 わざと置いて帰っているのでは、と思うようになった。
 >>2:339

 実際、言わないと取りに来ない上
 言ってもそのまま、受け取る気配なしで
 空き箱に保管され早数年。

 場所を取ってしまうので、どうしたものかと思っていたら
 気付けばその箱も増えなくなってしまったので
 寂しさを覚えたのも事実ではあるが。]
 
(70) 2022/12/18(Sun) 12:07:15

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ さて本題。
 ゼロのものであれ、中身拝見は躊躇われるので
 結局中身は手をつけずにいた。

 ただ、手触りの感触では小物類、
 それから本が入っているのだろうと。
 
 まさかフォルとのデートの品だとは思いもよらず。
 その後、噂で二人が出かけた時に手に入れたものだと知れば
 中身を確認しておけば良かった、と軽く後悔したかもしれない。

 本に関しては、祈祷室で静かに読書をする姿も
 よく見掛けていたので、特段変には思わなかった。
 
 ので、中身を見られることなく
 荷物はクリスタベルに渡されることになった。
 
良かったね、ゼロ!
*]
 
(71) 2022/12/18(Sun) 12:07:32
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a22) 2022/12/18(Sun) 12:12:24

X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a24) 2022/12/18(Sun) 12:53:19

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 回想:震える掌、揺れる心 ──

[ 向けられた笑顔に>>10
 洋館に来たばかりの時を思い出す。
 ヴェルトに叱られ彼の元に行って
 明らかに自分自身が原因であるのに、
 受け入れ笑ってくれた頃。
 
 年は一つしか違わないけれど
 時折、何歳も年上のように思えてくる。
 それほどまでに、貴方を信頼し、信用しているから。

 でも、普段話している時は
 冗談を交わし合う友人の関係で居ることが出来て。>>11
 
 館に来た時、既に君が居てくれて……良かった。]
 
(110) 2022/12/18(Sun) 19:11:51

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  ……わからない。

  でも、僕が初めて来た時のヴェルトさんは
  良く知るヴェルトさんだったと信じたい。
  僕が来る前から……シンくんが知る頃のヴェルトさんも
  きっと……そうだと信じたい。

  うん……そうだね。 


[ 男が洋館内で、弱みを見せることの出来る者は
 それほど多くない。

 自分自身の弱さを自覚していながら
 “聖職者ごっこ”で人の悩みを聞き、
 助言を与えているものだから
 「弱みを見せる訳にはいかない」と
 背伸びをし続けているのだから。

 その中でも彼は数少ない、
 弱みを見せられることの出来る者だった。

 だから、漏れてしまった問い>>2:273
 聡い彼の読み通り>>13、本心に近かった。]
 
(111) 2022/12/18(Sun) 19:12:22

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 「幸せになれないかもしれない」>>14
 「世界は滅びないかもしれない」>>16
 
  提示される二つの可能性を黙って聞く。]

 
  そうだよね……。
  このまま箱庭へ行ったとしても
  幸せになれるかは分からない。

  それに、神の云う幸せと、僕達の考える幸せは
  違う種類のものだと思えるんだ。

  人と神は違うから
  僕達の理解に及ばないことを、考えているかもしれない。  


[ 既に世界各地で崩壊の口火が切られており
 この後、現実を目にすることになるのだが>>2:274。]
 
(112) 2022/12/18(Sun) 19:12:44

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  ……神は、僕達が反対すれば
  壊すのは止めにすると云ったけど。
  既に壊し始めてから、今更何言ってるんだ……と思う。

  でも……今この時に滅びなくとも
  神はまた、同じ選択を突き突けるかもしれない。

  それが、僕達が生きている時代かはわからない。
  もしかしたら、何百年後も後の
  僕達の子孫の時代になるかもしれない。
  
  ただ、問題を先送りするだけでしか無いのかも、って。
  だから、言い分も分からなくはないな、って……。


[ 俯いたまま、表情を見せる事無く語る。
 添えられた手の震えが、再び大きくなり
 声は徐々に窄んでいく。

 “今は”世界は滅びなくとも
 未来に滅んでしまうのではないか、と。

 滅びに理解を示し、揺れている本音を隠さず告げた。
 
 告げることを出来たのも、弱みを見せることの出来る
 “兄さん”であり、“友”である君だから。
]    
 
(113) 2022/12/18(Sun) 19:13:41

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  ……え?   
  どうして僕が……?


[ カルクなら出来るかも>>17と言われ
 俯いたままの頭を上げ、彼をの顔を見た。

 最初は宗教の新たな教えを作るまで理解が及ばなかったが、
 宗教のことと言われ、漸く理解に至る。

 そして、自分は両親に愛され、守ろうとしてくれたこと。
 自分もまた両親を愛し、守る為に館に来た、と
 改めて彼に半生を語った。]
  

  この先、世界が存続したとしても、
  後世に憂いを残さない為にすること。
  それを為すために立ちはだかる壁は、
  きっと多いんだろうね。
  
  ………。
 
(114) 2022/12/18(Sun) 19:14:09

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ かつてこの魂は破壊を望んだ。
 結果、箱庭は破壊し現在へと至る。

 後世への先送りと言うならば
 今を生きるこの時代も、僕達もまた
 箱庭時代から先送りされたのではないか。

 ……少なくとも悩むならば。
 明日すぐ崩壊、はあまりにも性急過ぎるのではないか。]

 
(115) 2022/12/18(Sun) 19:14:25

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  ありがとう、シンくん。
  今この時、話が出来て良かったよ。
 
  シンくん、やっぱり僕達の兄さんなんだな……って。
     

[ 彼と話をしたことにより
 思考に新たな風が流れた気がした。

 そして漸く、微かであれ笑みを浮かべることが出来た。

 
 無理に作ったものでは無い
 きっと、君が見慣れたはずの笑みで


  ──本心からのもの。 
**]  
 
(116) 2022/12/18(Sun) 19:14:51
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a32) 2022/12/18(Sun) 19:20:18

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 現在:医務室 ──

[ 外の騒ぎが嘘のような静寂の医務室で
 ヒナギクの声が響き渡る。
 
 政府の広告塔である彼女は、常に明るい笑顔で
 ファンのみならず、大衆を明るく照らしていたのだろう。
 文字通り『太陽』のように。

 しかし、その明るさも今では翳りが見えている。>>76
 今の彼女はアイドルでは無い、ただの一人の少女だから。

 ──皆が、生きる為、先の未来の為、必死だった。]


  そうだね。南地域の教会で生まれ育ったんだ。
  割と大きい方だから、名前くらいは知っているかもね。

 
[ 故郷の話が出れば、微かに笑みを浮かべ
 同時に、残したままの両親の姿を思い出す。

 先程中継機越しに見えた画像。
 故郷も、実家の教会も壊滅してしまったのだろうか。

 既に捨てたはずの家、家族の姿が脳を過る。]
 
(189) 2022/12/18(Sun) 23:13:35

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
 
[ ──捨てることなんて出来ない。

   本当に捨てられていたならば
   今この瞬間も、心配する筈が無い。]

 
(190) 2022/12/18(Sun) 23:13:59

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 中継機の映像で、地元の南地域は確認出来ていないが
 何処かの地が嵐に見舞われていて
 また別の地域では、津波が発生していたのは見えた。

 人々の悲痛な叫びも聞こえていた。
 これで尚、この地の崩壊を
 見過ごす選択肢を取れるのだろうか。]


  ……そうだね。
  何の罪もない人の命が、奪われる訳にはいかない。

  僕達の、皆の生まれ育った故郷が踏みにじられる様を
  黙って見ていられない。

  
[ 少女の悲痛な訴えは続く>>77。]
 
(192) 2022/12/18(Sun) 23:14:13

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 実家の両親だけでは無い。
 館に来てから常に手伝いをしてくれる
 少し前には南国土産をくれた担当の職員も。

 ゼロと共に賭け事の店に入った時、
 洗礼とばかりに酷く負けた僕に
 温情をかけてくれた胴元も>>2:337

 エーリクと共に洋館を抜け出した時
 「珍しいお友達の為に」と、硝子細工のオルゴールを
 半額以下で用意してくれた職人も。>>2:256

 このままでは、皆崩壊に巻き込まれてしまう。]

 
(193) 2022/12/18(Sun) 23:14:40

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ そして、彼女の問いには>>79] 


  ……理不尽だけど仕方が無い。
  その理屈も分かる……と思ったよ。


[ 戸惑いに揺れるオレンジの瞳は>>79
 今まで、一度も見たことがないような色をしていた。
 未だ眠り続けるプロセラを再度一瞥し、
 もう一度、彼女に向き合う。]


  ……最初は、ね。


  でも、あの現場を見て
  僕達の生まれ育った世界が壊れていく有様を見て。
  少し前にシンくんとも話してて。

  そして今……君と話して。
 
(196) 2022/12/18(Sun) 23:15:05

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  …………。


  僕達がもし、神様の云う通りに受け入れたとしても
  このままでは、きっと幸せになれないと思うんだ。

  あの現場を見てしまったら……ね。
  僕にも、ヒナギクにも、故郷も、大事な人も居るのに
  それらを全て奪われて、幸せに暮らせる気は……しない。


  だから…………。
  ……今の世界の有様を見て、
  僕達だけ安全な地に行くことは出来ないよ。


[ 戸惑いに揺れる少女の肩を、そっと叩いた。

 今の僕は“聖職者ごっこ”をするだけのただの人。
 相手を傷つけず、悲しませないことが信条だから。>>2:329]
 
(197) 2022/12/18(Sun) 23:15:25

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  …………プロセラ?
 

[ 先程、ベッドに横たわったままの男が
 ぴくりと動いた気がした。
 気のせいかもしれないが、彼の名を呼んでみる。

 もしかしたら、ヒナギクと会話をしている間に
 既に目が醒めていたのかもしれない。>>87
 とはいえ、体を揺らし起こそうとはせず
 そのまま見守っていた。

 ともあれ、畏怖にも近い美しさのインペリアルレッドを
 間近で見る時は、きっと遠くは無かっただろう。]
  
(200) 2022/12/18(Sun) 23:16:04

【人】 X『教皇』 カルクドラ

  
  ……あれから時間も経ってしまったようだ。

  とりあえず良かった。僕はもう一度戻って
  他の皆や世界の様子を確認してくるよ。
  
  プロセラ、無理しないようにね。
  ヒナギク、ありがとう。 


[ 彼の意識が戻り、無事であることを確認できれば
 医務室内に来てから時間も経過していること、
 外の様子が気になることを伝えて
 プロセラのことはヒナギクに託し、医務室を後にした。**]
 
(203) 2022/12/18(Sun) 23:17:00
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a42) 2022/12/18(Sun) 23:22:37

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 少し先の話:祈祷室 ──

  ……ようこそいらっしゃいました。
  何か飲まれますか?


[ 期限の日。
 男の前には恩人の姿をした神が居る。]


  不思議なものですね。
  少し前まで「あんなにヴェルトさんを返せ」と
  思っていたのに、今の貴方は
  まるで昔から“神”のように思えているのです。


  ……そのような御託は必要ないでしょうか。
  では、僕の答えを申し上げます。


*
 
(234) 2022/12/19(Mon) 1:38:00

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 

[ 神の姿が既に消えた後
 通信機を取り出し、端末を操作する。]


  ……こんばんは。
  突然、驚かせてごめんね。

  少し話……いいかな?
  とりあえず花畑辺りで……どうだろう。


[ 送信先はタナトス。
 この端末に連絡を入れるのは、洋館に来て初めてのことだ。

 既に寝ているか、無視されたとしても仕方が無い、と
 特に連続で送ることはせずに。
 花畑のベンチでぼうっと座り、待つことにした。*]
 
(240) 2022/12/19(Mon) 1:41:20
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a58) 2022/12/19(Mon) 1:48:43

X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a61) 2022/12/19(Mon) 2:02:06

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 回想:火種 ──

[ 未だ少年だった男が洋館に来て、
 それほど経過していない頃。
 環境の変化にもどかしさと不満、苛立ちを覚え
 ヴェルトも手を焼いていた頃のこと。

 機嫌が良い時は特に問題ないものの
 逆の時は、一目見れば分かる程に荒れていた。
  
 ある時、野菜を育てている温室の近くを通りかかった時>>38
 突然呼び止められ、振り向くと
 目に見えて避けていた
あの男
の姿>>1:363


 ──── そして、彼に何故か、突然怒られた>>41。]



  
は????



[ 通り掛かっただけで、未だ何の理解も出来ずにいたが
 タナトスの視線の方向を見れば、
 温室内の荒れ果てた様子が確認できた。] 

 
(307) 2022/12/19(Mon) 11:17:22

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
 
  ……あの。僕今ここ通り掛かったばかりなんだけど。

  もしかして犯人扱い?


[
   
「命を何だって思ってるんだよ」



  
『死神』の責め立てる言葉。
  潰れたトマトが、まるで
のように見えて

 ──ずきん、と心が痛んだような気がした。


 此処に来て、彼と言い合うのは初めてのはずなのに。
 何だか、過去に似たようなことがあった気が、して]
 
 
(308) 2022/12/19(Mon) 11:17:57

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  
  来たばかりの新人に事情も何も聞かず、
  一方的に犯人を押し付けるなんて
  ……そんな人なんだね、君は。
  

  
……っ、……ざけんなよ! この野郎!

  

[ 怒りが瞬時にマグマの如く込み上げ、酷い形相で睨みつけ
 胸倉を掴もうとした瞬間、菜園荒らし犯の報告を受けた
 ヴェルトが訪れ、事なきを得た。

 しかし啀み合いの状況を重く見た彼により、
 そのまま少年を引き離し、客室に連行することで、
 一旦場は治まったが、去り際にも、少年はタナトスに
 酷い言葉を投げ続けていた。


 当時、既に館に居た者ならば
 知らぬ者はほぼ居ない有名な出来事であり
 過去の因果の噂も、暫く立ち続けていた。] 
 
 
(309) 2022/12/19(Mon) 11:18:24

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ その後、少年も確かに言い過ぎたと反省した。

 それでも、顔を合わせ辛いのは継続したまま
 すれ違っても、顔も併せず何も言わず
 ただ、時だけが過ぎていった。]

 
(310) 2022/12/19(Mon) 11:19:26

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 事件後、少年は改めて経典の『教皇』欄を紐解いた。
 自覚が芽生えた頃から、幾度と読んだ 
 心臓に黄金の痣を持つ者──証持ちの『前世』の内容。


 “慈愛の聖者”と呼ばれた者でありながら
 『死神』を殺し、最期は全ての破滅を願った者。


 何故か途中、一部が紛失しており>>0:114
 その空白の間に、真実が書かれていると推測されるが
 しかし、その真実に辿り着くことは出来ないまま
 想像するしか出来ずにいた。**]

 
(311) 2022/12/19(Mon) 11:21:37
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a70) 2022/12/19(Mon) 11:26:47

X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a86) 2022/12/19(Mon) 21:18:29