201 【身内】甲斐なき星の夜明け前
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| [手を引っ張って前に進む。 >>0 雨の中でも繋がった手は温かい。 途中で傘を買えば走る理由もなくなって 傘越しに伝わる雨の音に耳を澄ませた。 ぱしゃぱしゃとなる足元の音 明日は晴れるかな、って たわいない事を話して帰っていった。] (3) 2023/02/25(Sat) 9:47:09 |
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おやすみなさい
[見送ってから、扉をくぐった。] (4) 2023/02/25(Sat) 9:47:41 |
| [次の日も普通に学校は学校。 昨日の余韻でどこかふわふわしちゃってて 今日は落ち着きがないねって笑われた。 当たり前で、当然のような日々 モラトリアムを味わう事すら出来る それは当たり前にあるものじゃないんだよな。 それを知らなければ純粋に楽しめるけど 知った事を後悔なんてしてないんだ。] (5) 2023/02/25(Sat) 9:48:03 |
| [二人の時間がとれたのはアルカ君のご都合に合わせて 私は学校以外ならいつでもいいよって連絡した。
そうして時間を作って改めて向き合う。 場所は異論がなければ私の部屋。 アルカ君のお部屋でも異論はないよ。 なお私の部屋にはぬいぐるみがわんさかいるよ。]
───── そうだな、何から話せばいいのか
[改めて自分の話をする。それはやっぱ緊張する。 うまく伝えれなかったらごめん、と前置きした。]
まず先に言っておきたいのは この件はアルカ君一人が背負いきらなくて大丈夫 って事かな…… 答えにくかったり難しかったら そう言って大丈夫だから (6) 2023/02/25(Sat) 9:48:20 |
| [白い封筒は >>2:1私の部屋の机の上。まだ伝えない。 本当はそっちに頼る方がいいんだろうけど 私は自分の心で頼るなら、まずはアルカ君がいい。 我儘をごめんね。 そう心の中で謝って、深く深呼吸した。] もう支配を受けてないのに やっぱり私は戻れないんだ あの時、確かに私は周りが変だって思った そう思った自分を許せない。 それなのに周りを、今は自分も…… 信じ切る事が出来なくなっている。 (7) 2023/02/25(Sat) 9:52:57 |
| 疑うのは疲れるよ 敵になった自分を許せないよ 不安とか、疑惑とか……そういうの 自分の中に巣食っていて気持ち悪い その私の感情と共存出来てないんだ。 [そう告げて、まずは反応を見た。]** (8) 2023/02/25(Sat) 9:53:11 |
| [次の日、最初に顔合わせた時の余談。 私は思わず顔を真っ赤にして、硬直したんだ。 おはよう、なんて声がひっくり返って せわしない鼓動が落ち着かなくてそわそわした
私のこういう反応は新鮮じゃないかな?
雨が上がった後の空気は新鮮な感じがしたよ。] (16) 2023/02/25(Sat) 14:43:38 |
| [何はともあれ真面目な話のターンだ。 >>12 部屋が可愛いのは趣味なんだから仕方ないよ 因みにクマさんはベッドの特等席に座っているよ。] ありがとう [心を伝える言葉って難しい。 好きでも嫌いでも、とっても難易度が高いね。] (17) 2023/02/25(Sat) 14:43:55 |
| [アルカ君は私が喋り終わるまで黙っていてくれた。 うまく通じたかな? と考えながら言葉を待つ。 そうして、言われた言葉に >>13どういう事? って 戸惑った顔をしたんだ。 疑問を挟むのは彼の言葉で止まる。 >>14 曰く、疑うのも不安になるのも当たり前。 それは普通の事だと。 >>15] (18) 2023/02/25(Sat) 14:44:23 |
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─────……
[アルカ君の言葉を考える。 そして自分の心を考えてみた。
そうしてから、言葉を紡いだ。] (19) 2023/02/25(Sat) 14:46:06 |
| 以前私に潔癖って言っていたよね。 >>0:60 あれは図星に感じたよ 疑うのも、不安になるのも…… 確かに人なら当たり前に持つ感情…そうだね [そこは受け入れる、受け入れられる。] でも私は、疑うより信じていたいよ。 それが出来る人間でありたいよ。 以前の私は、それを出来ていた…… [そうじゃないと思いたい。] (20) 2023/02/25(Sat) 14:49:08 |
| 今のこの変化は私にとって望んだ変化じゃないよ 潔癖でも、自分のじゃないみたいで異物感が酷いんだ。 これは私が弱いって事なのかな? 受け入れる強さがないって事なのかな? 自分すら信じられないのは……いやだな そんな自分を… 捨てたくなる位で…… どうしたらいいんだろう…… [泣きそうな顔でたどたどしく紡ぐ。 迷子になったような気分だ。]** (21) 2023/02/25(Sat) 14:49:58 |
| [ありたい自分の形は否定されなかった。 >>23 それに安心してうん、と頷く。 続いた言葉には……首を振ったんだ。] それは……違うね [そばにいる。その約束もある以上 それを選ぶ選択肢は私にとって正しくない。] (30) 2023/02/25(Sat) 19:47:10 |
| [続いた言葉に思う。 >>24 結局、この感情とは付き合わないといけない そういう事なんだなって。 嫌でも、苦しくても、抱えて生きる事になるんだって。 強い人間がいないのなら 私がそれを受け入れられない弱さも きっと、普通の人間だからある当たり前の物だ。] ───── 聞かれたね [その時と今の私はどれだけ違うだろう。 >>25] いい事じゃ……ないかな [だから頑張るよっ! って力強く言えない。 それ位今の自分は弱っているんだ。] (31) 2023/02/25(Sat) 19:47:47 |
| [アルカ君の言葉をただただ聞く。 その言葉は…… 私に切り込むかのようだ。 >>26>>27>>28 アルカ君が私みたいな事を言い出したら? 自分を許してやれないって言いだしたら? どう変わってもそれでも愛している人が 自分をただ傷つけ続けている。 大事な人が傷つかない世界を望んでいるのに 一番大事な人がそれをやめてくれない ──────それは……] アルカ、君が……そんな、言ったら 全力で引き留めるにきまってる…よ…… [身勝手だね。自分は頑固なくせに。] (32) 2023/02/25(Sat) 19:48:08 |
| 貴方のせいじゃない あなただけの…せいじゃない…… 私も一緒に、ぜったい……背負う… 一緒にいるから、いたいから だから、一人で傷つかないで!……って そう、伝え…る…… 平気じゃないよ! 全然、平気でいられないよ! [涙がこぼれる。 想像するだけでそれは、 痛 くてたまらない。 そして今の発言は全部、自分に返ってくるんだ。] (33) 2023/02/25(Sat) 19:48:52 |
| 誰も責めないん……だよ、わた、し…の、こと… おちて、しまったのに、うたがった、のに…… [だから自分だけは責めないと 心の均衡が保てなかったんだ。] めぐまれ、てる、からじゃ…ない [それが私の足場を崩している。 そしてそれを一番大事な人がどう見ているのか。] (34) 2023/02/25(Sat) 19:49:30 |
| [どうするべきか、どうしたいか。 分からないなら思い返せばいいんだ。 何より優先するべきことは何か 私が一番に選びたい事はなんなのか。 敵に堕ちたのがどうにもならなかった事だと 受け入れるためにどうすればいいのかな 私に希望があるとするのなら、それは─────……] (35) 2023/02/25(Sat) 19:49:45 |
| [ごめん、という言葉にただただ首を振る。 >>36] ううん、ううん…… 私こそ、言わせてごめんなさい いいんだよ。 分からないままよりずっといい。 ……そうだね。うん、そうだ…… [その指先には気づいたよ。 アルカ君がそうまでしてくれたのに 心が強く強く震えるんだ。] (38) 2023/02/25(Sat) 21:40:53 |
| うん…うん。 そうだね、生きてる限り可能性はあるんだから やってみなきゃ分からないんよねっ! [伸びてきた手に、手を重ねた。 >>37 冷えた手に温度を分け与えるんだ。 こうしてさ、温度みたく分かち合えるといいよね。 ] (39) 2023/02/25(Sat) 21:41:17 |
| [口にしない方がいいと言われれば >>40首をこてんと。] そういうものなんだ? [心を締め付ける力になるのは 自分じゃあまり自覚出来ていないんだ。 でも素直にわかった、って聞き入れた。] (42) 2023/02/26(Sun) 8:57:45 |
| [まだ子供、を強調されて 今は反論する気全くおきないや。] そうだね。子供で、未熟で 見えないものも知らないものも一杯ある [アルカ君が教えてくれる? って冗談めかして笑う。] はい、それは もう…… [疲れてそうな感じに姿勢を正してごめんなさい、と 頭を下げた。うん、ごめん……。] (43) 2023/02/26(Sun) 8:58:09 |
| [心が引っ張られる、と言われれば >>44 確かにそうかもって気はした。 呪いに見えたのなら、それだけ支配されたことは 私の心に深い爪痕を残したって事だろうね。] んー、つまり自分で色々勉強してみろって事? [冗談まじりの発言だ。 イエスが来なくても別に気にはしない。 >>45] 大人になるってどういう事なんだろうな…… [これもまた、人類皆の宿題かもしれないね。] (47) 2023/02/26(Sun) 14:13:47 |
| はぅえっ!? [距離を作られて、支えを失った体が傾く。 >>46] 待っ……まって…ちから、 はいらな…… [受け止めて貰えればそっちに体を預けるし そうじゃなければ床に倒れこむだろうね。 息を止めてた分呼吸を整える時間が暫し。 ……自分が言ったことに顔が熱くなる。] (48) 2023/02/26(Sun) 14:14:26 |
| …………ぎゅーとするだけでも、だめ? [甘えるように服の裾を掴んだ。 もっとくっついていたいって視線で訴える。]** (49) 2023/02/26(Sun) 14:14:45 |
| [少し離れた距離が昂った熱を冷ましていく。 >>51 腕にもたれかかりながら それを惜しくも感じていたんだ。] (53) 2023/02/26(Sun) 16:46:48 |
| [わざとらしく焦らされてちょっとむくれる。 >>52] ……うん [残念なような、少しほっとしたような まぜこぜの気分だ。 そのまま身を預けて暫く彼の鼓動の音に 耳を傾けて目を閉じていた。] (54) 2023/02/26(Sun) 16:47:25 |
| [アルカ君から話す事があるならそれを聞いたし そうじゃなければ暫くの沈黙の後 そういえば、って口を開いた。]
今度私、病院行ってくる
[体でも心でも、傷ついた時に頼るべき場所筆頭 その名前を私は口にした。] (55) 2023/02/26(Sun) 16:47:36 |
| ……ごめんってまた言うとあれだけど… アルカ君待ってる時に案内貰ってたんだ >>2:1 黙っててごめんね [理由を問われるなら答えるよ。それは在り来たりな理由 自分がそこまで心が悪かったのを 受け止めきれなかった。それがまず一つ。
最初に心を打ち明けるなら、頼るならアルカ君がいい。 そんな我儘があった事。
身勝手をしたから謝ったのもあったんだよ。] (56) 2023/02/26(Sun) 16:47:51 |
| そこではね、私たちと同じように引退した人が 診てくれるって話なんだ。 再発防止と、これからの事を考える為に 行ってみようと思ってる 同じ立場の人がどういう事をしているとかさ 聞けたら聞きたいなって [治療に行くだけじゃなくて もっと前向きな理由も今はある。 それに、アルカ君だけに頼るのは 流石に負担が大きいと思うしさ。] (57) 2023/02/26(Sun) 16:48:07 |
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