【人】 ]]『審判』 チェレスタ―― パーティーの翌朝 ―― [チェレスタの朝は早い。 いくらアリスの誕生日パーティーのおかげで普段より遅く寝たとしても、 どうしても決まった時間に目が覚めてしまう。 一座にいた頃いつも起きていた時間だ。 朝ご飯にはまだ早い。 それでも身支度をすると外に出る。中庭あたりで楽器の演奏でもしようと思ってのこと。 チェレスタの演奏(時々弾き語り)を目覚まし代わりとする証持ちもきっといるんじゃなかろうか。 だが、自室を出た矢先、どこか慌てた様子の職員に声をかけられた。 そうして言われるがままやって来た玄関ホールで、>>3 一人の男の姿を見た] (327) 2022/12/15(Thu) 13:32:55 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ…………。 あなた、前に、どこかで……。 思い出した、ヴェルト、さん……だね。 [『世界』の証持ちたるその人と、 洋館に遊びに行くようになって間もない頃、一度だけ言葉を交わしたことがあった。>>0:4 あれは、そう、ささやかな、『この世界』にまつわる話―― だが、それだけだ。つながりといえば。 だから、帰還を喜ぶ気持ちにも、どうして今頃帰ってきたのかと詰め寄る気持ちにもなれなかった。 舞台袖で演目を見ている気分で立ち尽くしていた。 しかし己の役割はそうではないのだと、“彼”の一言で思い知ることになる。>>5>>6] (328) 2022/12/15(Thu) 13:34:04 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ…………。 何それ。 私たちは、貴方のオモチャなんかじゃないのよ……。 [すべてを聞き終えて、ようやく絞り出した言葉がそれだった。 なんたることか、魂の奥底から湧き出てきた強い感情>>7とは怒りであった。 『箱庭の神』への怒り。 それがどういう類のものであるか、手に取るように分かってしまう。 混乱の中、何かを引き金に狂わされ、 これがあいつの為だと嘯きながら、『月』を殺してしまったことも含めた、 己の咎を創造主になすりつけようとしている] (329) 2022/12/15(Thu) 13:36:28 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[『箱庭の神』から告げられた言葉が天上からの音楽だとすれば、 (チェレスタには全くそのように感じられなかったが) 『箱庭の神』が立ち去った後の今のざわめきは正しく不協和音だ。 怒りのこもった言葉の後とは思えないくらいに、 つきものが落ちたかの様子でぼんやりと佇んでいたが、 名前を呼ぶ声に振り返る。>>247 心ここにあらずといった表情を取り繕うこともなく] …………。 あ、……ヒナギク。 アリスが……? (330) 2022/12/15(Thu) 13:40:27 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[そこにはヒナギクに抱き寄せられているアリスの姿。>>@0 はっ、と目を見開く。何をやってたんだという苦々しい感情は押し込めて、] 怯えてる。かわいそう。 あの子には刺激の強すぎる話だった、し……。 どこかで休ませてあげたほう、が、いいかも。 [気休めにしかならないかもしれないが。 徐々に大きくなる笑い声を聞けば尚更、>>295>>296 一度ここから遠ざかるべきではないかと思う。 遠ざかって、それからどうする?] (331) 2022/12/15(Thu) 13:44:09 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ……… [無言で彼女を見詰める。 気軽な拒絶はどこか固く響いた気もするが、 自分の気のせいかもしれない。 自室に戻る彼女を結局何も言わずに見送り、 取られなかった手を見下ろして、それを軽く握りしめた。] (333) 2022/12/15(Thu) 13:59:48 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ…フラれたか。 でも、君はそれを選ぶんだな。 [小さく呟く。 苦笑を浮かべ自分も玄関ホールを後にする。 引き止められたら会話をしたかもしれない。 それが例え『吊された男』であっても。*] (334) 2022/12/15(Thu) 14:00:19 |
【人】 [『 力 』 フォルス―――『 世界 』 ………今なんて? [ 聞き返したのは冗談だと思ったから ――けれど彼が よりにもよってスミスが そんな性質の悪い冗談を言う筈が無い 彼が平静を装いきれない様子を 今まで一度だって見たことが無い それら一切が言葉に現実味を帯びさせる ざわつく風 繰り返された声に 見えない玄関の方を見ていた>>3 ] (335) 2022/12/15(Thu) 14:05:07 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ もう帰らないと受け入れた ふらりと帰ってくる気がした また逢いたいと願った 二度とは帰らぬ現実を少女に見た 彼が帰ってきたというなら 今この世界に証持ちは何人居る 容易いはずの呼吸を脳髄が拒む 訳がわからない 処理が追いつかない ……なのに。 全部どうでもよくなった それぐらい嬉しかった " おかえり ヴェルト " ――それさえ言えたら どうだって良かった ] * (336) 2022/12/15(Thu) 14:06:09 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ…………。 [アリスの身を案じる姿がもうひとつ。>>265 『箱庭の神』の言葉に恍惚と頷いていた>>204のを思い出す。 チェレスタの中には彼のような“何か”は、ない。 だから内なる『審判』の怒りに流されてしまう] ユグ、君にとっては望むべき時が来た、 そういうことになるんだね……。 [ではチェレスタにとってはどうなのか。 問われれば応えはするりと出てくるが、 それを、怯えるアリスや己にとっての『太陽』たるヒナギクの前で言うことはためらわれた。 だから、問うだけだ。今のところは**] (337) 2022/12/15(Thu) 14:07:06 |
]]『審判』 チェレスタは、メモを貼った。 (a51) 2022/12/15(Thu) 14:15:10 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロなあ、お前は、 また俺が箱庭を壊すかも、なんて 思わないのか? また『悪魔』が、経典通りに、 "あそびはじめたら"。 今度こそ止めるつもりでもあるわけ? (339) 2022/12/15(Thu) 14:24:35 |
【人】 [『 力 』 フォルス―――玄関ホール [ 愛しい子が怯えている 愛しい子が呆けている 愛しい子が涙を流している 愛しい子が竦んでいる 愛しい子が声を失っている 母たる神が嬉しそうに笑っている 己がいつも通りに見えたなら それは、傍らに感じる存在のおかげだった ] (341) 2022/12/15(Thu) 14:29:59 |
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。 (a52) 2022/12/15(Thu) 14:30:33 |
【人】 [『 力 』 フォルス (342) 2022/12/15(Thu) 14:32:33 |
【人】 [『 力 』 フォルス (344) 2022/12/15(Thu) 14:35:40 |
[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。 (a53) 2022/12/15(Thu) 14:44:47 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a54) 2022/12/15(Thu) 15:44:44 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ[アリスの様子は気がかりだった。 昨日、あんなにも楽しそうにしていたのに。 突然の世界――ひいては神様の来訪に不安を抱いたのなら、それを宥めてあげたかった。何も憂うことなどなく、これは喜びなのだと伝えたかった。 その間にも、様々な思惑は行き交う。] (345) 2022/12/15(Thu) 16:35:28 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ[耳についたのは笑い声>>296。それから視線>>297。 『誰かさん』などと言いながらこちらを見てくるのだから意地が悪い。 昨日も、一昨日も、そうだ。 アリスの誕生日。愚者たる彼女を悪魔が祝福する姿がそこにあれば、いつかの悲劇も遠のくのではないか。それをかたちで示せるのではないか。 そう思って何度も追いかけても、言葉交わせたのは一度だけ。 しかも得られた答えも芳しくなく、歌ってる間なら僕が避けられるから顔を出す、というような話。 とはいえ、その理屈は否定しかねるところもあり、せめて顔を出してくれるなら、と了承したのだけれど。 結局クリスタベルと中座したのを知っているし(歌い終えたからかもしれないが)、今もそうだ。 どちらでもいい、なんて曖昧な意見を出しながら、クリスタベルに手を述べている>>298。] (346) 2022/12/15(Thu) 16:35:46 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ[いっそ、そこまでゼロと想い合うなら、クリスタベルも彼の参加に協力してほしいものなのだけれど。 全面的にゼロの味方らしいクリスタベルは、僕らを近づけない方向には動くことがあっても、近づけてはくれない。 共同生活なのだから、クリスタベルだってゼロが過ごしやすいほうがいいだろうに。 あのふたりについては、どうして、とどうすれば、が胃の腑の中に溜まるばかりだ。 その手が繋がらず、ごめんね、フラれた、という言葉でふたりが別々にホールを離れても>>317>>334。 珍しいこともあるなと思うばかり。 ゼロと言葉交わす絶好の好機だったとは知らない。 ]たらればの世界だ。 (347) 2022/12/15(Thu) 16:36:03 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ[怖い、という声も聞こえた。クロだった>>307。 見えにくいかもしれないが、その感覚は少しだけわかる。 壊す必要はないと思っていた。僕らがひとつになれば崩壊は起きず、幸福で、人々もこちらを敵視せずに平穏に暮らせると思っていた。 だから、ほんの僅かの逡巡――否、驚きのようなものはあったのだけど。] (348) 2022/12/15(Thu) 16:39:20 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ[けれど、僕らが傷つけられてきたのは確かで。 僕の仲間が蔑まれてきたのも事実で。 そうでない証持ちたちも、ここに隔離されるように集められているのが現実で。 そんな不平等で、僕らが愛されない世界など不要だと。 他ならぬ あのひと が言うのなら。] (349) 2022/12/15(Thu) 16:39:44 |
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