125 【身内】実波シークレットパラダイス【R18】
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あっ。
はい、そうですね。
運良く護衛とかしてくれないかななんて思ってたけど、そんなことはなかった。
▼
『どどどど、どうしますの!?
私、皆に存在が知れてしまいますの!?』
「そう……いうことになるなぁ」
『変な目で見られますわよ、貴方が』
「あっはい」
そうですね!
▼
何やら部屋で一人漫才してる男が一人。
他に誰が居るわけでもなく、間違いなく喋ってるのはこの男一人である。
「なーにが悲しくて、自分から秘密をいうかってーの」
「変な目で見られるのはガキの頃でもう腹いっぱいだ!!
あーーーもう、でもルールはルール。
教えてやるからもう、笑って……それから」
「俺はなぁ……実は……」
▼
▼秘密
実は前世の記憶を持っている。
俺の前世は貴族の悪役令嬢だった。
前世でお前<<久瀬 真尋>>
allwho
は私をはめた妹で、前世でお前<<偉智 要>>
allwho
は私の婚約者の王子だったんだ……。Love……
※allwhoダイスはプロローグで独り言にて振りました。
▼前世の自分
名前:エリーゼ
地位:公爵令嬢
出来ること:貴族マナー完璧、社交ダンス得意
経歴:おつむは弱いが別に悪人ではない。
エリーゼなりに婚約者の隣に立つ為努力していたが、婚約者に惚れてしまった妹にはめられ、悪役令嬢として名を馳せ処刑された。
/* という内容をかくしかして適当に張り出しました。
破りたい。
「いや見えてる。
ここきたら全部見える。
見えてるんですよ雲の部屋、そういう系ならってなに!?」
| 「…………」
出された秘密を二つ見比べて、見て。
「人間、思ったより前世の記憶を生まれ変わっても持ってくるんだ」
そんな簡単な感想が出た。 なぜかちょっとうれしそうだ。
(3) 2022/01/29(Sat) 21:59:22 |
「お前さぁ……、……」
いや、ここでは何も言うまい。
久瀬 真尋をガクガク肩を掴んで揺らしている。やめろばか!
| 「これが本当ならよくもまあ調べたものだと思う。 政府というか、もっと別の何か……いや」
「思ったより、ありふれているのか、そういうの」
自分の心当たりと照らし合わせて、そんな結論に。
「何はともあれ朝食を食べよう」
あとついでに腹が減っては戦もできぬ。
(9) 2022/01/29(Sat) 22:30:11 |
「いやー……俺はいいよ?
俺は。一人にバレれば二人も三人ももー変わんない気がしてきたし」
どこぞに向けて中指立てつつ。
「あっ、でもちょっと奇怪なこと言ってても許してくれ!って思う……俺も無意識なんだよなこれが」
通称、
♱⋰ ⋱✮魔法少女⋰ ⋱♱
◌ః✧꙳フワ✧フワ˖✧ଘ♥ଓ✧˖ヒロリィ꙳✧ి+。
として、ある日何だか神託っぽいものを受け、
月に何度か現れる魑魅魍魎の類と適度に戦っている。
衣装は勿論、
だ。
髪は無理やりリボンで二つ結びにする完備っぷり。
※当然、意見は通らないし選ばせて貰われなかった。
幽霊や怪異系がそれとなく見える時があるのは、
全部人に害をなす類のこれらから、凄い近場の皆を
世界の隅っこから護っていた為なのだ!』
| 「……?」 「気持ち悪いなら悪くしていいんじゃないかと思う」
人々が務めて空気を軽くしようとしているなか、実に無頓着に、けれどある種気遣ったような言葉を吐く。
「受け入れる必要もない。信じられないもの、わからないものはいつだって怖いものなのではないか。 それを飲み込むのは……俺ならめんどくさいな」
(18) 2022/01/29(Sat) 22:46:30 |
| (a2) 2022/01/29(Sat) 22:46:43 |
「…………して…………」
「…………コロシテ…………」
もう瀕死だ。
羞恥心で死にかけたまま、
引き攣った笑顔で隅でぷるぷる震えている──
| 蛇神の背中を目で追った。 別にそれがどこに行くのもどうでもよかったが。
「うん、怖がるな逃げるなって強いることもない。 秘密を無理やり暴き立てるやりかたは、趣味が悪いことには違いがないのだから」
半面、自分の秘密に関しては相変わらずの無頓着だったが。
「魔法少女ってあれ」 「めちゃくちゃきらきらしてるやつ。かっこいいかもしれない」
そして感性もズレている。 (24) 2022/01/29(Sat) 22:54:24 |
| 一葉 梢矢は、朝食じゃなくて夕食だった。お昼寝してたかも。 (a5) 2022/01/29(Sat) 22:59:31 |
「よーしよしよし、不破ー、大丈夫だぞ。
生きていけるいける!!」
高速なでなで。
「聞いてるし見てるよ!
赤のおまえら〜〜〜〜〜!!!
お前らの秘密も早くバラされてしまえ」
「フグうま!!!」
この山の中で新鮮な海の幸が!?
心のエリーゼもびっくり。
だって1000年以上昔のお嬢様だもの。
| 「魚はちょっと専門外」
獣の肉なら一目見て当てられるのだが、 魚はそうではないらしい。ちんぷんかんぷんだ。
「たぶん全部脂がのってておいしい」
当たり前である。
(28) 2022/01/29(Sat) 23:22:41 |
「……お、おかしくないです?
な、なんでそちら
してるんです?!
俺なんか、
なのに、
どうして……」
八つ当たりだ!魔法少女だし名前がヒ[ロリ]ィなので精神年齢が浅はかなのかもしれない。
同じ様な目にあってるはずの他の二人については半ば自棄のように言った。いや、片方は爆笑してきたからなんだが。
普段ならもっとまともに棗についてはドチャクソ驚いた反応をしていたし、それが久瀬に繋がっている事に疑問符を浮かべた後、何かずっと見えてた生霊(前世)が実は生霊(本人)で、
「ほ、本人なんですかぁ!?!?」
と、大騒ぎしていたのだが、全て自分の秘密開示でそれどころではなくなったのだ。
>>>某所
思わず中指を立てたくなったが、
この男にそんな度胸はなかったので小指だけ立てた。こっちの方が実はどっちの意味的にも大惨事だが本人は小指を立てる意味を何も知らないで使ってる。
「不破……小指と中指じゃ全然意味がちがうって、俺でも知ってる」
俺でも知ってる。
「いやぁ……だってこちとら生まれた時から記憶あったし?
どうしようもないじゃん」
もう生まれながらなのでこれが自分の中では普通である。悲しい。
「でも今まで前世関係者なんて会ったことなかったんだよ。
誰も自分をしらない、覚えてないって……ガキの頃は親困らせて泣いたんだけどさー」
「…………。
まぁ、でも。
やっぱ会えた事は純粋に嬉しいから困るんだよなぁ、これが」
高速から少し速度を落としたなでなでを、不破に。
「しかし魔法少女は辛いな…………」
女装してるのかぁ、そっかぁ……。
お互いつらいなと、そう思った。
| (a16) 2022/01/30(Sun) 0:30:00 |
久瀬
「わーーーってるわ!!
むしろ思い出すなバカ!!!」
ぴぃ、とビクリ肩を震わせて、威嚇する猫のよう。
「もーそうやって、面白いなってニヤけ笑いするとこクリソツなんだよ」
うっ……辛い。
棗、久瀬 >>>どことはいわないところ
…………。
……あ、あと……ヒロリィって言わないで下さい……」
色々聞こえたくなかった事が四方八方から聞こえて来た。
これが真の自業自得。
何故か前前前世組に撫でられているので、少し落ち着いてきた。
小指だけだったのを親指も追加した。
マシになったかもしれないが、今度は急に友好的になった。
何も考えてないで行動していてそうだけど、魔法少女。こんな男でも魔法少女ができるのだと諸君には希望を抱いてほしい。
「……でででも、い、今…
運命の再会
……なされてますし……
……お、俺だって誰にもバレてませんでしたよぉ……
ま、まだ名前だけならまだしも……
……ふ、服は…だ、駄目じゃないですかぁ……」
魔法少女のコスチュームは名前より大事なのは、
古代より女児の塗り絵をみてもわかることなのだ。
(何で親指追加するの先にバレたんだろう……)と震え上がった。
「両方立てたらもう何か意味わっかんねーな」
げらげら笑い、まぁ、それでも言いじゃん。
不破だから、と納得する。
「いや、魔法少女してるとこ一回見てみたいわ。
ニチアサの女みたいなことできんの?」
魔法少女のイメージが、それだけしかない。
悲しいね。
「まー……
俺も流石にね、バレるのは困るから、言動とかにはそれなりに気を使ってたんだけどさ。
でも俺……嘘下手すぎるし隠せないしで……
」
バレましたね、こうなる前に何人かにと、遠い目になった。
棗 >>?
「?」
きょとんと目を丸くしてから、片手で狐を作ってぱくぱくしてみた。つまり、全く意味が伝わっていないが、最初中指を立てようとしていたのが全て吹き飛んでいる。
「えぇ……ぜ、絶対、み、見せたくないですよぉ……
そもそも、こう、戦うのに必死でいつも半泣きなのに……
……何がいやって、一番、気を付けないと……大変な事って……
……スカート……抑える事なのが、死にたくて……はぁ……」
最も重要なのはそこらしい。
「……ああ、でも、そう、ですね……俺も嘘、ほんと下手で……い、いつか…70億人、にばらまかれる…くらいなら…今の面子にだけ配られておけば……
……いやぁ……や、やっぱり…無理ですよぉ……そう考えるのぉ……」
合理的と思う人も割といるかもしれない。
それにどうせ、この有様なのでいつかその辺でバレてたかもしれないので実際判断がどうだったか。結構この男にとってはいい仕事をして貰えたのかもしれない。
あとふぐはしっかりちゃかり食べてる。意外と元気かも。
| 「……スカートの中身は小宇宙……」
箸を咥えたまま(お行儀が悪い!) 適当にそんなことを口走った。 もちろん下着も女物だとしたらそらそうなるよなあ。
「楽じゃないな、皆を守るというのも」
(44) 2022/01/30(Sun) 1:39:09 |
「フグは美味いな……」
美味い。
なんかもう現実逃避してる気がする。
くっ、俺も混浴行ってみたい。
行けませんが。
「そうだな……スカートは抑えないとだな……
あれはないのか? ほら、スカートの中のひらっひらしたやつ……」
それをパニエというのだがこの男はそんな単語は知らなかった。
「不破も嘘下手仲間かー!
そろって撃沈ってのも仲間ポイントだなー俺ら!
ある意味衝撃秘密で後のやつのハードル下がったんじゃないか?
なぁ……そう、思っておこうぜ、マジで
」
この後笑えない秘密とか出てきたらどうしようなと途方に暮れた。
「……本当に宇宙でいてくれたら……楽だったんですけどね……」
抑えなくて済むし、そもそもそんな事しつつ死んでない時点でもしかしたら強いのかもしれない。或いは相手が弱すぎるのとしか戦わされてないのかもしれない。
「……うぅん……みんな、って言うほど、でもとは……
俺が知らないだけで、ランク的にEの魔法少女かもですし……
いや、実際俺しか世界に居ないのかもしれませんけど……
……いやだなぁ……世界に一人だけの魔法少女、俺……」
「なぁ……相棒のマスコットと、仲間は作らんのか……?」
俺は嫌だが……
「……え、え?な、なんですか?」
パニエと言う単語に聞き覚えがなさ過ぎて、食事中だがスマホで検索した。
「……あぁ。……その……か、変えようと、したんです、けど……
……こう……違法改造制服、みたいな…………
で、でも……
変身する度に、戻ってるんですよ……
呪いのアイテムですよもうこれぇ……」
メルヘンどころかホラー染みてきた。そんな状態のを寄越してくるやつ相手にマスコットを望めばどんな災厄が生まれるか、と言いたいらしい。
「………………………そ、そそ、そうです、ね…………」
洒落にならない秘密、の所で、いきなり嘘がつけないが適応されてしまった。何か思う事が会ったらしいが、フグとポン酢で現実逃避している。
なお、早乙女と夜川彗の視線にはビクついた。
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