93 【身内】星の海と本能survive -Ap-02-【R18G】
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| 「ゲームの規律に従うだけ、ゲームの規律に従うだけ、規律違反は認められない」
何度も同じ言葉を繰り返し自分にそれを言い聞かせていく。 (3) 2021/08/31(Tue) 22:24:38 |
| 「あっ……あ……」
震えながら誰か縋れる人間がいないか探している。 (6) 2021/08/31(Tue) 22:34:25 |
| >>10 カストル 「あ、ああ……大丈夫だよ。これは規律……ゲームの規律……」 青白い顔でふらふらと処刑室に向う。 背中に添えられたシェルタンの手の暖かさが嬉しかった。 (12) 2021/08/31(Tue) 22:44:56 |
自らの未来に待ち受ける定めを知らぬ男は、処刑の際にはいっそう厚く白い布を被った。それは、「生体のあげる悲鳴」を過剰に受け取らないためでもあり、……
「内部に延命機があるならば、私がそれを止めることもできるが」
必要な能力を正しく使うためでもあった。
処刑室は電子的な鼓動に震え、その目的を果たそうとしているのが磁気嵐にはよくわかった。
「この船に拾われたのは最近だから…旧代の人間と、身体機能は大差ない」
「射殺、撃殺、銃殺、毒殺、薬殺、刺殺、殴殺、撲殺、爆殺、圧殺、轢殺、斬殺、絞殺、焼殺、笑殺、涙殺、炙殺…」
「なんでも通るよ、初めてには丁度いいかもね」
「では、そのように。」
金属製の煌めきが宙を舞った。
ハマルの頸に突き立った。
中枢神経系を切断したメスは、深く脊椎に食い込み、血液ひとつ漏らさない。
痛みを受け取るための神経が幾らか損傷した。
死を前に気を狂わせるほどの痛みが失われたことが、貴方にとっての幸福かどうかは誰にもわからないだろうけれど。
| 「わ……私から行っても、いいかな!!!」
震えながらも挙手をする。 自分が知っている一番苦痛を与えない方法、それをするためには一番最初でなくてはだめなのだ。 (21) 2021/08/31(Tue) 23:08:29 |
| >>+1医務室から持ち出したメスを頸動脈にあて 「ここ、そう、昔やった、ここを引いて、吊るして血を抜いて……」
ぶつぶつと何かつぶやきながら、一息にそれを掻き切った。 (25) 2021/08/31(Tue) 23:17:32 |
| 「はぁ……は……う゛っぶっ」
返り血を浴びたまま部屋の隅まで這って移動すると、その場で吐き出した。
「あっ……あ……」
ショックが襲ってきたのか、自らの吐しゃ物の上に蹲りながら泣いている。 (28) 2021/08/31(Tue) 23:33:41 |
| 「あ、ああ」
駆け寄ってきた男を見てぎこちなく笑う。
「わ、わたしがころ……ぅえ゛っ」
自分が人の命を奪ったことを思い出し、再び嘔吐する。 が、空っぽの胃からは胃液しか出ずそれが逆にシトゥラを苦しめていた。 もしかするとあなたにかかったかもしれない。 (36) 2021/09/01(Wed) 0:07:31 |
| >>43 テンガン 「こ……ころし……」 あなたが汚れるということに気が回らず、しがみ付いたまま言葉になっていない懺悔の言葉をこぼし続けた。 そしてそのまま気を失うように瞼を閉じるだろう。 (66) 2021/09/01(Wed) 6:45:06 |
| (a25) 2021/09/01(Wed) 8:36:15 |
滞りなく処刑が出来るよう、身体を固定して轡を食む。
身体の震えは、それでも止まるものではないが。
多くの人々と、多くの動物と共に暮らしたこの身は、
その命の尊さを知っている。
同時に人が生きるため、命を奪う必要も知っている。
如何に科学が、技術が発展しても、
人々が其等を忘れてはいけない事も知っている。
命は、さながら暗き宇宙に浮かぶ星の光が如く。
13の光が、周りに並び立つ。この胸の光を奪うために。
目は、逸らさない。意識がなくなり、光の潰えるその時まで。
テレベルムのメスによる、一瞬の激痛が脳に送られた。
シトゥラのメスにより、視線の下から熱を伴った液体が噴き出した。
レグルスの棍棒が、鈍い音を立てて頭蓋を割る音を聞いた。
全身が痙攣したように震え、拘束具をギシギシと鳴らす。
キファによる処刑が、なんとか実行されるのを見届けた。
ラサルハグによる処刑が、粛々と行われるのを見届けた。
キューの銃弾が、肩の骨を砕くのを虚ろな視界に捉えた。
銃弾を受けた肩を、ぶらぶらと動かす。そこに意識的な動きは既にない。
シェルタンの一突きが、臓腑から血潮を流すのを止めることは無い。
カストルの銃弾を受けて、項垂れるような姿勢になる。
| ふらふらとおぼつかない足取りでロビーに入ってくる。
「……?テンガン……?ヌンキくん……?どこ……」
人を探しながらロビーを歩き、疲れたのかぽすんとソファに腰を下ろした。 (81) 2021/09/01(Wed) 11:40:26 |
| >>85 さすがス 「ん……」 教えてもらったことに礼をし頭を下げる。 >>86 ママ 「あ、ヌンキくんヌンキくん」 力なくあなたをハグし 「んぅ……」 子どもがそうするようにあなたの胸に額を擦り付けた。 (88) 2021/09/01(Wed) 11:55:28 |
| >>92 ママ こくんと幼児のように頷く。 >>97 テンガン(テンガンはテンガンなのでママではない) 服をちょいちょい引っ張り 「おひざ……」 ベイビはお膝を所望している。 (103) 2021/09/01(Wed) 12:18:24 |
| >>107 テンガン その意気やよし 「ん……」 のそっと上半身をあなたの太ももに預ける。 お膝じゃなかったかー。 近くにいるのであれば 「ヌンキくんも」 と服を引っ張りながら言うだろう。 (113) 2021/09/01(Wed) 12:46:59 |
黒い手袋に包まれた両手を高く掲げている。
テレベルムの服は袖が長く、広い。
掲げれば幾重にも着込まれた服の袖が滑り落ち、彼の手袋が肘の奥まで伸びていることがようやく分かるのだが、そんなことよりこれはダブルガッツポーズである。
「完全勝利した」
さっきまで死んでたのだが?
ガッツポーズをおもむろに下ろした。
「言い訳をさせて欲しい。軍規により、精神鑑定を一度で通過できなかった場合、とても煩雑な手続きが必要になるのだ。だが私はそれを回避した。安堵に満ちてしまった」
ただいま。
| シトゥラは、保護者に囲まれて安らかにお昼寝している。 (a60) 2021/09/01(Wed) 13:01:21 |
「……それと、すまない。一足先に、ゲームを抜けてしまうことになる。貴方たちの苦悩を共に共有するには難しい立場となった……が、それ故にあらゆる陣営の苦痛も聞ける、ともいえる……」
流石に自分を殺した人間が自分に相談してくることはないかもしれないが。それはそれで寂しい気もする。分かたれていた首元を撫でつつ、数秒、思いを馳せる。
「上手く使ってくれ。完全勝利したので、私への負担は気にしなくていい。完全勝利したからな」
そして完全勝利への安堵に全部持っていかれた。
敗北した時の手続きといったら、それはすごく、とても────面倒なのである。人間兵器が精神壊したらそりゃそうなのだなあ。
| シトゥラは、夢の中で完全勝利したテレベルムの姿を見た気がした。おかえり。 (a63) 2021/09/01(Wed) 13:10:56 |
「……ただいま。悪くないものだな」
人々の反応を受け、口元が綻んだ。
あとでパフェいっちゃう感じのハレの日感があった。初七日も過ぎてないし、今死んでる者も余裕で居るし、なんなら殺害を教唆し、実行した身ではあるが……
「特殊な能力を持たない民間人ならば、さほど厳密な鑑定ではなく、カウンセリング面が重視されると思うが」
受けたことはないのでわからない。
自分たちは適当に釈放するにはやや難しい立場なので、とりあえず監禁しとく、みたいな措置を取られるのはやむなし。それなりに長く生きているので、そのあたりとは折り合いがついているテレベルムだ。
寝転がっている人たちに合わせるようにその場に座り込んだが、190cmが座ってもデカいだけではあるのだった。
「普段から苦手な音や色などがあれば、事前に申請しておくといい。カウンセリング室はそういった希望に沿うだろう」
| シトゥラは、テーマソングあるの羨ましいなと思う夢を見ながら寝ている。 (a68) 2021/09/01(Wed) 15:06:23 |
| シトゥラは、空腹で目が覚めたのでクッキーを食べた。半分でお腹いっぱいになった。 (a72) 2021/09/01(Wed) 16:12:42 |
| シトゥラは、食べかけのクッキーを手に途方に暮れている。 (a73) 2021/09/01(Wed) 16:13:22 |
そこには、自己主張があった。
「──」「戻った、よ」
少し覚束ない、新しい肉体がロビーの扉を開け、
昨日と同じに聞こえる、少年の声がロビーに響く。
[[food.]]…はやめて、ロクムsweetを食べることにした。
| シトゥラは、ムルイジに嬉しそうな顔で半分のクッキーを渡した。優しい……。 (a77) 2021/09/01(Wed) 16:44:07 |
| 「あ、あ……ハマルくん」
安堵のため息が漏れる。
殺した事実は変わらない。 でも、こうして元気な姿が見えるだけで罪悪感が薄れる気がした。 (132) 2021/09/01(Wed) 16:46:45 |
| シトゥラは、栄養ドリンク以外にもチャレンジしようと 玄米茶drinkを手に取った。 (a79) 2021/09/01(Wed) 16:56:09 |
| (a80) 2021/09/01(Wed) 16:56:41 |
| シトゥラは、シェルタンに玄米茶の入っているティーポットを差し出した。あと一杯は飲めるはず。 (a81) 2021/09/01(Wed) 18:02:50 |
「正常だよ。気分は…まあ、良くはないけど」
死の感覚は、確かにあった。
肉が裂け、骨が砕け、熱を失い、血に濡れ、意識がうつろうような。
ヌンキの声掛けに応え、シトゥラに視線を送り、
ムルイジには手を振って返し、キファの注文の手を止め、
バーナードにはおはようと返し、ラサルハグにも同様に。
シェルタンの頼んだ青汁の代わりに、トマトジュースdrinkを注文する。
「不思議なものだ、なのにこうして話をしている。言葉を発せば返るものがあるし、五体で触れることもできる。そうでなければ、幽霊と言われた方がまだ納得出来る気さえする」
ついに立ち上がったのだ。ハマルのハマルも自己主張している。
| シトゥラは、「きゃっ」と言いながら自己主張するハマルのハマルを見た。 (a86) 2021/09/01(Wed) 18:45:09 |
服の下で自己主張している。見えなくてもいいので、安全。
ご飯の時間なので、
シャトのおすすめスペシャルパフェ
をこれ見よがしに食べています。
「…………?」
一口食べるか
みたいな意思を込めてスプーンを差し出している。
バーナード、シェルタン……しかしシャト型クッキーは渡せない。これを食べたいなら個人的に決闘してくれ。
そんな目だ。
シェルタン
「下の、杏のペーストと良く絡めて食べるといい。……と、メニューに添えてあった」
シャト受け売りの食べ方を推奨し、持ち手の長いスプーンを渡す。手の大きさが全然違うので、きっとシェルタンがもつとスプーンはとても長く感じることだろう。
シェルタン
甘味を共有するのは悪くない経験だ。
自分が食べる分は僅かに減るが、総量が多ければそれも気にならない。こうして味の共有、共感を得ることの方が、テレベルムにとっては望ましい。
意外と甘党の多い同胞で僅かな袋菓子などを分け合うと、秒速で殲滅戦となり得るので。穏やかな分かち合いは彼にとって新鮮であり、ふむふむ、と何やら頷いているのであった。
「この船は甘味のレベルが高いと感じる。部屋に備え付けのココアパウダーで淹れたココアも香り高く滑らかだった」
よかったね。
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