93 【身内】星の海と本能survive -Ap-02-【R18G】
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「……出てこないい、んだね。表記。」
シトゥラへの襲撃は、ぱっと見GJと変わらないのか。
| ――時間だ。 処刑室へ向かう足取りが軽いわけがない。けれど、行くしかない。 ……少しでもしっかりした足取りに見えるように、歩く。 (0) 2021/09/04(Sat) 22:05:50 |
処刑室。
いつも通りの笑顔で使用人は静かに座している。
何ら変わらぬ様子ではあるが、この時だけ身に纏うものを変えていた。
前で紐を結び、留めるタイプの入院着。
それだけを着て、微笑みながら皆を待っている。
「あれっ、本当ですね!全員には表記が出ないのか……! 私、勘違いしてました」
「ともかく、これで狩人がまだ生きていると思わせられそうですね」
「……あと、これはごく個人的な感情ですが」
「シトゥラさんを勝たせることが出来そうで、良かったです」
「うん、僕も、シトゥラ、勝てそうなら、良かったかな、とお思う……」
申請した睡眠薬。とてもとても、申請できる中で一番強いものを両手に掴んで。でも処刑には使わないから、一旦しまい直して。
| 「……じゃ、戻ってくるまでの間に諸々進めておこうか」
処刑を、とは言わなかった。処刑室にあるものを見ればある程度やるべきことは伺えるけれど、死亡条件を取り間違えてはならない。 (11) 2021/09/04(Sat) 22:22:15 |
「やあどうも!皆の俺だよ!それじゃあ処刑を始めようか!」
人が集まる頃。
処刑対象はいつも通りの声で進める。
首に手首に足首に。
もしよかったら胴体も!
好きに切ってもらって失血死するまでを俺は観察したいんだ。
ほら、出血量の推移による人間の肉体の変化を理解しておけば他人の治療なり何なりに活かせそうだろう?」
「…………」
使用人はいつも通りだ。
いつも通りであると決めたのだ。
| バーナードは、ヌンキの死亡条件を聞き届けた。それならばそのように。……武器を、選ぶ。 (a10) 2021/09/04(Sat) 22:29:05 |
| >>14 カストル 昨日あなたの手を握っていた人がいないので。数歩歩み寄る。 「……いる?手」 (17) 2021/09/04(Sat) 22:41:43 |
「……。シャト殿、俺の声って放送することできる?」
おもむろに処刑対象が口を開いた。
| >>18 カストル 「ん。……」 大丈夫、安心しろ。という初日に言っていたような言葉はもう吐けない。 震える手を握る。分かち合った震えはどちらかだけのものだっただろうか。 (20) 2021/09/04(Sat) 22:49:57 |
「ああ、よかった。来てくれた」
微笑みながら安堵する。
処刑対象は基本的に両足を伸ばし、上半身だけを起こして楽な姿勢を取っている。
また、意識が残り動けている間は希望するなら相手の希望に合わせて立ったり座ったりと体勢を変えるだろう。
処刑対象は笑みを浮かべたまま、静かに受け入れる。
「シトゥラど……」
いつも通りに口を開こうとして、やめた。
「シトゥラ」
二人きりの時にだけ捨てていた敬称をここでも捨てる。
決して本物の親子ではないけれど、母親のように穏やかな水面のような声音で話を続ける。
「大丈夫、俺は帰ってくるよ。ハマル殿もテレベルム殿もシェルタン殿もラサルハグ殿も、皆そうだっただろう?
ほら、果物包丁とかあるよ。それ持って、テンガン殿とこちらにいらっしゃい。
テンガン殿もぱっと済ませちゃおうよ!俺もサクッと起きるからさ、そうしたら3人でスイーツ食べちゃおう!ねっ?」
皆を受け入れる。道具だからではなく、自分の意思で。
| 「……」
周囲の出方を伺って、カストルの手を引く。 自分はというと大型ナイフを手に持って。 (29) 2021/09/04(Sat) 23:40:04 |
| 「そうだな。……お前の怪我の手当ても、これが終わってから」
傷ができる様子を見てそっと言葉を付け足し、そのまま手を引いてヌンキに近づく。なんとなくヌンキの指には傷をつけたくなくて手首を選んだ。押し当ててスッと引けば自然と赤の雫が零れ出す。 自分にかからないように。手を繋いだカストルに、血を被らずに済むような処刑を示すため。
……役目を終えた大型ナイフを床に転がした。 (32) 2021/09/05(Sun) 0:03:56 |
| 手を引かれるままに下がる。隣にいたのだからその涙にも呼吸にも気付いていて、だから引き留めるつもりもなかった。 カストルの持つナイフに手を伸ばす。回収できるなら回収し、所定の場所に戻すつもりだ。
処刑が完全に終了するまで留まるかそれともここで退室するか、そう伺う視線をカストルに向けている。 (36) 2021/09/05(Sun) 0:28:38 |
真白の入院着が赤いいのちの色に染まっていくのに反比例して、処刑対象の肌は青白く変化していく。海のような鮮やかな輝きを持つ色などではない。眠りにつく死者の色。
「……ぁ、う……たしか、全血液量の……20%が失われると……ね、ショック症状、が…………」
一人、また一人と『処刑』を行っていく間。
処刑対象はずっと唇を震わせ続けていた。
気を失わないように、誰に語りかけるわけでもなく話し続けている。
いつも通りの声……にしたかった。
いつも通りの笑顔……を浮かべたかった。
上手くできているだろうか。命はどんどん流れていく。何人目からだろう、判断が出来なくなっていた。
とめどなく血が流れる。
止血しないと。
痺れが霧散して、感じずにいた痛みが体を這い回る。
体が悲鳴を上げている。
頭痛がする。
「え、えと……は、ぁ……あせ、かいて、る?と、思……呼吸、ぁ、はやくな、て……は、くる、うまく、出来、」
頭痛がする。
「こど、が、……よく、聞こえ、どく、どく……て、あと、ずつ……」
頭痛がする。
「ずつ、な、て……症じょ……に、あった、か、な…………?ぁ、目の……ま、が、くら、……耳も、ぅ…………」
寒くなってきた。震えが止まらないような気がする。分からない。
自分ではもう何も分からない。
「……………………ぁ」
痛い。痛い。痛い。
苦しい。苦しい。苦しい。
止められない。止められない。止められない。
体が、頭が、押さえつける心を振り払って叫んでいる。
何かが心臓ごと自分の内側に纏わりついて、引きずり下ろそうとするような感覚。
急に叫びたくなってきた。
急に泣きたくなってきた。
どこにも行けないのに、逃げ出したくて仕方がない。
頭痛がする。
この感覚、知っている。
「あ、あ。あ」
頭痛が止まった。
何かが砕けた音がした。何かが押し寄せる。
ああ、こういうことか。
怖い。
笑え。
痛い。
笑え。
苦しい。
笑えってば!
いつも通りに振る舞わなくちゃ!
……。
「……。
しに、たくな、い……………
…………………………」
……
…………
………………
| (a23) 2021/09/05(Sun) 1:50:26 |
| バーナードは、カストルに手を引かれながら処刑室を後にする。 (a29) 2021/09/05(Sun) 2:00:57 |
ロビー・・・に来ましたが、少ししてからすぐにどこかへ向かいました。
| バーナードは、ロビーにやってきて 玉子焼きfoodを注文する。あと ココアdrinkも。 (a37) 2021/09/05(Sun) 11:30:39 |
| バーナードは、カストルの演奏に合わせて小さく口遊んでいる。 (a39) 2021/09/05(Sun) 12:43:51 |
| バーナードは、息を呑んだ。どちらの結果に対してかは分からないが。 (a40) 2021/09/05(Sun) 12:58:59 |
『何らかのCO準備をしたほうがいい、のかもしれない。』
『狩人か、無思慮?難しい、な、無思慮どうなるの?』
『他の船のログ、では何も起こってないみたい?』
メッセージ。
『状況だけ見れば、狩人COが最善かと思います。ただ今日までの護衛先を説明するのが非常に難しいです』
『おそらく、他の方々にも特別なメッセージは出ていないのでしょう。狩人には護衛が成功したか否かわかるはずですが』
『無思慮対抗CO、了解しました。よろしくお願いします』
メッセージを送信する。
/* 匿名箱にも連絡入れましたが、PL事情で本日夜まで議論に参加できないです。厳しい場面なのに申し訳ありません。半端な状態で参加するとボロを出しそうで怖いので……。
| 「……アイツが殺されても『よかったじゃん』なんて言えるくらいには」 ラサルハグが殺された日。 『ラサルハグが襲撃されたことでお前視点のグレーが狭まったな、いいことじゃん。』 なんて、議論の中でのたまったくらいには。 「――ちゃんと、無思慮できてただろ?」 (42) 2021/09/05(Sun) 14:21:57 |
| (a48) 2021/09/05(Sun) 14:22:08 |
中庭のベンチに座り、キャラメルひとつ。甘いでございます。
通信をきいていた。だから、君の発言は知っている。
…淡い夢は覚めたのだと。
その時は思って。すべてがどうでもよくなったのに。
今の僕は知っている。
君が。僕のために泣いてくれたことを。
…もう僕には、祈る事しかできないけれど。
君の心が、命が。どうか無事でありますように。
『今の所、グレーの全員が無思慮か狩人か狼でなければならない。』
『もしかしたらCOを求められるかもしれない、気をつけてね、ナツメ』
これは空気読まずにローズヒップティーdrinkを頼むシェルタン。
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