132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】
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身に覚えのない方は、
直ちに退出してください。
「…………」
「先にご挨拶だけ。また後でお話しましょう」
……ザ……ザザ……
……………………………。
「……可哀そうに。」
……プツン。
| 「…………」
その場には、いる。 困ったように、据わり悪そうに目を伏せている。 (13) 2022/02/20(Sun) 20:45:56 |
| (a4) 2022/02/20(Sun) 21:33:17 |
| ナツメは、ぺらり。手帳を開いて、しばらくして、閉じた。 (a5) 2022/02/20(Sun) 21:34:10 |
| (a16) 2022/02/20(Sun) 22:35:03 |
| かたん。
重い空気、弾む(?)会話の傍ら、椅子が小さな音を立てた。 真剣な話は邪魔されないし、アイドルは曖昧に手を振られる。
「あの。お茶、用意しますね。 えっと、一緒にお願いします、ハナサキさん」 (61) 2022/02/20(Sun) 23:14:25 |
| 「はい、えっと、それで大丈夫。 ……お茶は、いらない?」 あ、ポットとかにしたらいいのか。 独り言がぽろりと零される。 フカワくんの提案には、特に異論は返らないようです。 「とりあえず、用意はします、ね。 好きなお菓子とか、あればメッセージください」 誰ともなくそう告げて、小さなお姉さんへぺこり。 >>63 それから、出入口へ足を向けた。 (69) 2022/02/20(Sun) 23:46:12 |
| (a25) 2022/02/20(Sun) 23:52:33 |
『エノさん。そちらは落ち着きましたか』
『落ち着き次第、こちら側の話し合いも始めましょう』
『先ずは、最初に選ばれる事になる
あの人をどうするかについて』
| (a37) 2022/02/21(Mon) 16:40:45 |
………アクセス、承認。
███ネットワーク、接続。
『問題ないよ。』
『どういう風にしてもいいんでしょ。』
『君は、どういう風にしたいとか、あるの?』
『そういう事になってますね』
『だから、自分は』
ほんの少しの間。
何度か入力中の文字が点滅して、それから。
『勿論 エノさんが嫌でなければ、です』
『でも あの人はきっと助かりませんから』
対してこちらの返答は、すぐだった。
『いいよ。じゃあ殺そう。』
淡白な文章。きっと本人も同じくらいに。
『君はそう言うのが選べる人なんだ。』
『いいね、一つ君を理解した。』
生死なんかより、それの方が大切だとばかりに続けて、
そして。
『あぁ、そうだ。』
通知はまだとまらない。
音を立てて、文字が画面を流れゆく。
『あの人って何の罪で捕まったんだろう。知ってる?』
『本人に聞こうかな。それでさ。』
『同じことをあの人にやってあげようかな。』
『そしたら、あの人の事理解してあげられるかもしれないし。』
理解されながら死ぬならきっと幸せだよね、と。
それが殺人か、暴行か、放火か、強姦か、
あるいはもっと軽いものであっても。
理解するために同じことをしてみたい。
ここではそれが許される。
『君はそれを許してくれる?』
一思いとはいかなくなるかもしれないけれど。
無機質な文字が画面を流れていく。
通知が、画面が動きを止めて、暫くした後。
『いいですよ』
『手伝いも、後片付けも、必要ならします 何だって』
『自分は目を瞑ります その代わりに』
『この先、自分がきみに何かお願いする事があったら
その時は聞いてくれますか。』
『ありがとう。』
『あの人がどんなことをしたかによるけど』
『片づけは助かるよ。』
『しっかり理解できるといいな。』
なにを思って罪を犯したのか、何故その手段を選んだのか。
一つ一つを聞いて、一つ一つを真似してあげたい。
理解してあげたい。そうすれば寂しくない。
ただそれだけの想い。
『いいよ。俺、人のお願い聞くの好きだから。』
『君のお願い、何でも聞いてあげる。』
『ぜひ頼ってね、カミクズくん。』
契約は結ばれる。
「ほんとに歳下なのかな……」
現実と同じ外見とは限らない事は理解しているし、
何もあなただけに限った話ではないのだけど。
そしてこれは口頭での独り言なので、誰かに伝わる事は無い。
多分。きっと。
『ありがとうございます』
『自分も後片付けは得意ですから、任せてください』
『
人が死んだ後のものは、特に。
』
多分、あなたにとって。
そのように殺すという事は、
理解の為の手段の一つであって、目的じゃない。
文面の圧が与える印象ほど恐ろしい人ではない、はずだ。
けれど、殺す事が理解に繋がるとしたら。
きっと躊躇う事は無いんだろうな。
そんな事を思って、最後の一文を付け足した。
言葉が通じない場所にいる。
呟きがどこに届くこともなく。
青年は部屋で一人、端末を操作している。
「へぇ。」
興味の湧いたような呟きもまた、どこにも届かない。
『死体の処理に慣れているんだ。』
『なんだか不思議だね。』
『そういう仕事にでもついてたの?』
理解さえできればいい。
理解のためなら何をしてもいい。
だって、理解より幸せなことなんてないんだから。
今、理解の矛先は君に向いた。
端末の向こう側で、夕焼けのような眼が君の文字をなぞった。
単純明快な返答。
あまり職や身の上の事を明かすつもりは無かったけれど。
ああまで言ってしまえば同じものだろうと判断した。
『聞いた事くらいはありませんか?』
『遺体そのものは専門というわけではありませんが』
『相応の耐性はあるつもりです』
「特殊清掃員………」
呟いて、端末に浮かぶ文字を眺めて。
指を動かす。
『孤独死した老人とかを回収する人だ。』
『そりゃ後片付けもうまくなるね。』
『何でそんな仕事選んだの。』
『望んでやる人なんていなさそう。』
理解の刃は留まる事を知らない。
遠慮もなにもなく土足で踏み込んでいく。
『ちなみに。』
『何か俺にお願いしたくなるような事、あるの?』
今はまだないのかな。端末の向こうで首を傾げた。
『一人暮らしがしたかったんですよ』
『その理由が欲しかったんです』
『この職は臭いがつくから、そうせざるを得ないでしょう?』
土足で踏み入る事を咎めこそしないけれど。
理由の一部は、敢えて伏せた。
これだけだと、そんな理由で、と思われそうだけれど。
別にそれでいい。くだらない理由だから。
『それから、今お願いするような事は、何も。』
『単なる保険です。
誰を選ぶかの相談になるか、他の事になるかもわかりませんが』
『拒否する自由はありますからね』
『ふぅん、家族から離れたかったの。』
『理由を付けてでも一人で暮らしたいくらい。』
理由を付けないと、一人暮らし出来なかったんだ、と思った。
自分にはわからない感覚だ。
なにをしようとそれを止められたりすることもなかったし。
ただひたすらに放任主義だった。
面と向かって話してるわけでもなし、君の隠し事に気付けることもなく。
『大丈夫、拒否しないよ。』
『どんなことでもしてあげる。』
『君の事を理解したいからね。』
『思いついたらぜひ、お気軽に。』
誰かを拒否する事なんてしない。
理解を邪魔するあらゆることを、自分からすることはない。
家族から離れたい。
それは確かに図星だった。俄に表情をなくす程に。
その理由までは、察されてはいないようだったけど。
『何分未成年の頃でしたから』
言及には、曖昧な答えだけを返して。
『それで自分を理解できるかはわかりませんが』
『その時は、お願いします』
『では、何かあったらまた連絡を』
面と向かって話してるわけじゃない。
無機質な文字しか伝わらない。
今どんな顔をしているかなんてわからない。
もし、目の前に居たら。
その表情の遍歴を目の前で眺めていたなら、青年は───
───それはそれは嬉しそうに、笑ったことだろう。
『うん、ばいばい。』
通信の切れる表示。
端末をぽい、とすぐそこに投げ、ベッドに体を倒した。
「…また一人になっちゃった。」
どこかに出かけようかな、なんて考えながら。
青年は青年の日々を過ごしていくのだった。
| 〜いっぽうそのころ:翌朝編〜
朝と昼の中間地点くらいの時間。 寮、購買っぽいとこ前。 無地の紙袋を抱えて、きょろ…と瞳が動いた。
「どこで食べよう……」
部屋に籠るのもな。あんまりね。そんな感じ。 (151) 2022/02/22(Tue) 11:05:31 |
| (a83) 2022/02/23(Wed) 3:40:53 |
| 通りすがりにぽつんと落とされた呟き、 ちょっと傾けられた首。
「……増えてる?」
増えてるなあ、焼き肉屋さん。 (193) 2022/02/23(Wed) 3:49:24 |
| (a90) 2022/02/23(Wed) 13:21:23 |
| (a91) 2022/02/23(Wed) 13:45:13 |
| >>a91 >>202「あの……?」 呼ばれました、人です。 「こ、こんにちは」 わぁ、男子高校生が虚無でブランコに乗っている……。 そう思ったかは定かでないが、とりあえず挨拶は発された。 (204) 2022/02/23(Wed) 13:47:52 |
| >>208 >>@22 #ブランコ「あ、そうなの……? いいよ、押そうか?」 へただったらごめんね。 そう言いつつ、勧められた座面ではなく背中側にまわった。 (209) 2022/02/23(Wed) 14:34:02 |
| (a96) 2022/02/23(Wed) 14:56:25 |
| >>210 >>a96 #ブランコ 「えっと、押すね……?」 ぺた、と手のひらが背中に触れる。 よいしょ、と 74くらいの 力をこめて前に押し出す。 ちょっと……急に、強すぎたかもしれない。 「…………」 返ってくるたびに、半歩ずつ後ろに下がっている。 高さと速度を追求しようとしているのかもしれません。 がんばろうね。高校生の本気のブランコ。 (213) 2022/02/23(Wed) 15:02:46 |
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