【人】 四谷 隆史[血を流す姿を見て、呼吸が止まりそうな心地を覚える 己が血で汚れようが、セキさんから流れ出ようとする命を留めたかった。 死んでほしくないから。生きていてほしいから それが彼の願いに反しているとしても。 ――自分の我儘であった。 喪いたくない、と願ったのだ。 もう二度と――……] (音がする。金属が床とぶつかって 硬質な音を奏でている) ――……。 [セキさんは何故だと、問う。 当然だ。死にたいと明かした自分をこの世に留めようとしているのだから。] (40) 2022/08/13(Sat) 19:49:26 |
四谷 隆史は、メモを貼った。 (a10) 2022/08/13(Sat) 19:58:35 |
【人】 四谷 隆史セキさんが、謝ること、ない、けど でも、でも。 痛かった。セキさんが死ぬ、かもって 怖かった、怖かったよ…… [我儘な理由なのはわかっている 覚悟をもってこの廃病院に訪れたのだって それでも] (今度は、間違えてしまってはいけない) [――手繰り寄せたいのだ。 利己的であっても。あなたを喪う恐怖の方が ずっと。ずっと怖くて、痛い] (61) 2022/08/13(Sat) 22:28:39 |
【人】 四谷 隆史[抱き寄せられ、腕の中。 なら、セキさんの脈打つ鼓動は聞こえるだろうか ――よかった、生きてる。 どくどくって、言ってる。 それに安堵してやっぱり泣いてしまうのだから 俺の涙腺は多分水道のパッキンが壊れたみたいになっている それでも、よかったぁ、と安心して 漸く頬に血色が戻ってくる 貴方がこれから出会う誰かとも きっと縁が結ばれていく その中には俺より強く生きる理由を貴方に 与える人はいるかもしれないけど それでも最初に結んだこの縁を。生きてほしいと願った自分を 忘れないでいてほしいな、と思ってる できれば手放さないでほしいなぁとも。 それくらいには俺は、 我儘なのであった*] (62) 2022/08/13(Sat) 22:33:54 |
四谷 隆史は、メモを貼った。 (a19) 2022/08/13(Sat) 23:20:46 |
【人】 四谷 隆史[心細さと、また見捨ててしまった恐怖と絶望と 罪悪感に押しつぶされそうに蹲っていた己を見つけ、 声をかけた貴方の瞳はどこか寂しそうな気がした 一緒に探してくれるという言葉に甘えた 其れから探すうちに彼の目的を知って それから――……] [漸く、逃げてきた過去に振り向いて そして現在を逃げないことに、決めたのだ] (85) 2022/08/14(Sun) 0:47:55 |
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