40 【完全RP】湯煙に隠れる吐息【R18】
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───椿
いや。落とさんといて。
[ 呆れるように言う彼にわがままをいう
子供みたいに返して、それでもその手を
止めようとはせず。
むしろ促して、こちらに向かせた顔は、
思った通りの表情で、思わず口元を
柔らかく綻ばせてしまう。
構わず落とした口づけは、受け入れられた。
上唇を、下唇を食んで、舌先で遊ぶように
舐めて離して。短いキスを繰り返してから、
そっと差し入れ、絡めた。]
[ 布団に下されて、手慣れた動作で
体を覆っていた布を取り去られていく。
首筋に落ちた唇が肌を強く吸えば、
小さく声を漏らしてから、熱い息を吐いた。]
勝負?
[ やんわりと制される膝の動きが、
閉じた脚の間に彼の体が
入ることで一切できなくなったことに、
少しばかり口を尖らせながら
問いかける。
勝負の内容を聞いて、返事をしようと
口を開きかければ太ももに落ちた唇に ]
ぁッ───……ン、っ
[ と思わずこぼれて、指先を甘く噛んだ。
咎めるようにじと、とそちらを見て。]
勝負、いうんやったら、
開始の合図してから仕掛けるんが
マナーとちがうの?
[ そう言いながら足を持つ彼の手に
己の指を絡めて握り、足を下ろして
ゆっくり上体を起こす。]
───ええよ?勝負、しましょ
[ そう口端を上げて。
絡めた手を布団に縫いとめて、
その肩をもう片方でぐい、と押し。
できるならそのまま後ろに押し倒そう。
乱れた髪が一房、見下ろした彼の頬を
くすぐる。肩から手を離して、耳にかけた。]
スタートの合図は?
いうてくれはるの?
[ と確認して。合図があるなら
にっこりと笑って、舌先で、耳殻をなぞる。
対珠をくすぐってから耳朶を食み、
首筋を通って下ろしていこうか。
口づけを挟みながら、
鎖骨を甘く噛んで、舐めて、強く吸った。
時折彼の反応を見ながら、その胸まで
降りてくれば、そこにある飾りに
舌先をちろ、と這わせて。]*
─睡蓮の間─
え、あ……っ!
[全て見られてしまう。
その事に思い至らず、むしろ
その方が触れてもらいやすい事ばかり考えていた。
そうだ相手は見えるのだと思えば
今更気付いて声を上げてしまうがもう遅い。
転がされ脚を抱えられれば全てが晒された。
無毛の丘も、その奥で息づく濡れた花弁も。
ひやりと外気すら感じて足先が惑うように揺れる。]
あ、やだ、見ないでぇ……っ。
はずか、しい……。
[無論、本気でそれが叶うとは思っていない。
けれど口にするだけ自由だ。
恥ずかしいと思う事は確かだったし、
部屋の明かりが消されたとも思えないから
今、自分の裸体が相手に全て晒されているのだろう。
もしかしてそれもまた、
彼にデータを取られていたりするのか。
自分のものばかりではなく相手のものも。
そんな危機感がまた、自分を昂らせた。
私は大層な破滅願望の持ち主なのかもしれない。]
ん、………く、ぁ、……!
[普段は閉じられたままの不浄の孔。
そこのシワを限界まで引き伸ばしながら
灼熱が私の中を拡げて、圧迫してきていた。
初めてではないとは言え、此方はまだ辛い。
膝裏を自分で抱えて彼に供物を差し出しながら
私は耐えきれず、唇を開いて苦悶の残る声を漏らす。
ぬぐ、ぐ。ぬぷん。
先端の一番太い部分が私を開き切って
こぷんっ、と。まるで先の大玉を飲み込んだ時のように
一瞬大きく引き伸ばされたのちにぎちりと締め付け
その幹に噛み付くように咥え込んでいた。]
は、はー……っ、は………ん、ぐ、
[その間に囁き掛けられた言葉に
私は唾を飲み込み、声を整えて。
はく、と唇を震わせた後に声を絞り出す。]
……好きにして、良いのよ?
[どちらでも、このままでも。
あなたのより良い方でかまわない。
そんな風に口元を笑ませたなら
どんな反応が返ったろうか。]
ん………く、はぁ………っ。
[ゆっくり、後孔の壁全てを削り抉りながら
灼熱の杭が差し込まれていくのがわかる。
それが全て埋められて苦しくて、
内側がぴくぴくと小刻みに震えて
侵入者に微かな抗議と抵抗を示していた。
じわり。じわり。
弱火で炙られるような心地よさが続く。
先ほどからずっと焦らされているような感覚。
それがいつまで続くのか、
そう荒く呼吸をして胸郭を上下させていた、その時。]
んむっ?
ん、んん………〜〜〜〜っ!!!
[不意に唇が塞がれる。
同時に自分の体に彼の体が触れたか、近づいたか。
彼が覆いかぶさってきているのか。
そうして、キスをしてくれているのか?
素肌に外気ばかりではなく熱を感じて
後孔に神経を集中していた私は
完全に不意を突かれていた。
ビクビクっと全身が痙攣する。
脚先が跳ねて、内股が震えて、
彼を咥え込む内壁がブルブルっと震えて締め付けた。
ひく、ひく、と花弁が戦慄いているのがきっと見える。
身体の奥底にある硬くて熱い物の形がよくわかって。]
あ、ア、………ッ、
[訳がわからなくなって、私はただただ
体が跳ねるままにそれが治るのを待つしかなかった。]*
[色気の深刻な不足については
今後の解決すべき重要な課題として
善処するとしまして。
私の畏れも、不安も
まるで子どもをあやすみたいに
身体を揺られて、撫でられて。
それで何処かに消えるものじゃないけれど
今だけ、彼に身を委ねる他ありません。]
だって……。
[おかしくなっていい、と言われても
怖いものは、怖い。
だって、もっと凄いことするんでしょう?
本当に気が狂ってしまったら、私、
どうしたらいいというんでしょう。]
[そうして、優しく褥の上に横たえられると
瑛史さんの体温が離れていって]
あ……、
[思わず、縋るような目で追ってしまいました。
けど、見上げた彼の顔が逆光になって、
もう、どんな顔をしているのかさえ見えなくて。
はくはくと息をつきながら
私はじっと目を閉じて
彼の唇が下の方へと辿るのを、
所在なく枕の端を握ってたえておりました、が……]
……ッ!ちょ、!!
[腿を押し広げられて、
あらぬところへ熱い呼気が当たって、
私はぎょっと顔を上げました。
もうとっくに染み出した蜜で
ぐずぐずになった下着のクロッチへ
舌が、─────
そこまでみてしまったらもう、駄目でした。]
ひ、 あ"あ、あぁぁっ!
[きゅう、と内腿を寄せあって、絶叫。
また色気がない、と叱られてしまいそうで
ぎゅうう、と手の甲を食い締めるのが、やっと。
誰にも見せたことの無い秘裂の形を
ねっとり、下着越しに舌でなぞられて……
だらだらとモノ欲しげに溢れた蜜も
全部、まとめて愛されてしまう。]
[キャパシティをオーバーした感情が
ぼろり、涙の形になって零れ落ちた。
むりだ。
私の想像なんか、ただのフィクションでしかない。
布越しでさえ、耐えられないのに。
これを脱がされてしまったら
ほんとうの、ほんとうに、おかしくなる。
そのくせ瑛史さんの手が、
私の下着にかかるのなら
やめて、なんて言えませんけど、
せめて何かに縋らずにはいられなくて
枕をきつく抱き締めるでしょう。]*
──桜の間──
ん、、ん、んっ、ぁ……
……ぁっ……ぁ、く……
[男の楔は引いて、突いてを繰り返すうちに
先程までの圧迫感を取り戻し、肉襞を中から擦る。
傘が深いところまで届き、大きく引き抜けば
花弁の間から先ほど出した子種が、小さく溢れる。
出されて掻き出す必要が無くなったと思うか。
それなら早くゴムを付けさせれば良いのに
突き込まれるのが気持ち良くて、言い出せないでいる。]
お、くっ……がいい……
[男が私の身体を隅々まで確かめる。
こつん、と先端が部屋の入り口付近にぶつかると
びりっとした快感が走る。]
ん、ひ、ぁぁっ!?
[くるん、と簡単に身体を回されて
胸から上を布団に押し付けられ
膝を立ててお尻だけを突き上げる形になると
後ろから強く腰がぶつかってきて
さっきよりも足が邪魔しない分、奥にまで深く入ってくる。]
んっ、ふっ、ふぅ、っ……ふ……
う、後ろ……から……っ
[枕を掴んで、口元に持ってくると
声が出過ぎないようにして、強い快楽を甘受していく。
腰とお尻がぶつかる音が良く聞こえるようになるのは
結合部がしとどに濡れて互いを濡らしているからだろう。
だらしなく花弁からは蜜が再現なく溢れていく。
それぐらい気持ち良くて、頭が蕩けそう。]*
──桜の間──
りょーかい。
[どうやら玲は奥の方を突かれるのが好きらしい。
奥、そして後ろから。
玲のリクエスト通りにこのままの態勢で思い切り突き込む。]
まだ、そんな余裕があるんだ、な!
[ぐっと奥まで入れると体を被せて耳元で囁いた。
声を塞ごうとしているその枕を取り上げようと思ったが、思い直してそのままにして。
ゆるりと侵入して最後だけ強く突き込む。
熱い隧道を味わいながらも奥を突くことを重点に、繰り返す度に少しずつ少しずつ更に奥へと踏み入れる。]
どう?
感じる?
[聞かなくてもわかることを敢えて言わせようとする。
言霊とは言わないまでも、心理的にも口にすることで快感を受け入れやすくなるはずと。]
それとも、まだ足りないか?
[僅かずつまた一歩というように奥を拓いていくし、戻りは戻りで傘の部分で肉襞を削るとるかのよつに掻いていく。]
……余計なことは考えなくていい。
[与えられる快楽だけを感じ取れというように。*]
──桜の間──
──ん〜〜っ!!?
[ゆっくりと入り込んできた楔は
奥に近くなった時に、ずん、と強く突き出される。
緩急によって、遅い時は擦られる快感で
速い時は突き上げられる快感と違う気持ち良さを
与えられていく。
奥を何度も押されれば
ぐっ、ぐっ、と僅かに内壁が伸びていく。
奥に、奥にと限界だと思ったところよりも少し奥まで。
身体が開かれていくような気持ちが生まれる。]
……ん、、ぅ……かん、じる……
[これだけ押し殺した声を上げ
お漏らしをしたように股の間を濡らし
時折、身体が震えているのに
彼は、感じる?、と聞いてくる。]
────っ、ぅっ……
[枕に顔を埋めながらも、こく、こくと頷く。
満たされていないわけではない。
でも満たされそうになっても、奥を貫かれるたびに
下腹が喜び、もっと、もっとと強請ってしまう。
際限のない欲望が私の身体を支配していく。]
…………わ、わかった、からぁ……
……たく、さん……おく、つい、て……ぇ……
[顔を赤らめて、吐息と共に言葉を溢す。]*
[背中で愉しげに笑った。
玲が快楽に飲まれていく様はとても綺麗で、それが何よりも愛おしいと思える。]
ちゃんと言えたご褒美。
[ズンズンとひたすらに奥を突いていく。
締め付け絡みつく襞を掻き分けて、熱した鉄のように熱く硬い肉棒が玲の中を貫き、子宮に届けとばかりに最奥をぐりっと抉る。]
いいぞ、れい、……もっと乱れてしまえ。
[白い背中にポタリポタリと汗が滴る。
それほどまで激しく動くのは、善がり狂う姿が見たいと更に責め立てていくから。*]
────ひゅ、ぅっ……ぁっ!
ひ、。……ひっ……ひぁ、……ひっ……
[奥を貫かれれば
腹を押され、呼吸と共にわずかな声が漏れる。
ぐり、ぐりと押しつけられる楔の固さも
しっかりと感じ取れて。]
ふ、ぅ、ふぁ……ぁ、ぁ、ぁっ、ぁっ……
[身体の中を焼かれるように熱い。
下半身は勿論、早鐘を打つ胸も
息を吐く顔も何もかも。
快感が熱のようになり、身体を溶かす。]
……ひっ、ひっ……だめっ……だ、め、ぇ……っ
[だめ、と言うのに
私は自分からも身体を後ろに倒すようにして
お尻を彼の方にぶつける。
より速く、強く奥を抉られる。
好き、好き。奥を貫かれるのが癖になる。]*
[玲がだめと言いながら貪欲に熱を飲み込もうとする。
欲のままに衝動のままに男を求める。]
れ、い……すてきだ……
[後ろから玲の顔を横に向けさせて唇を塞ぐ。
酸素の供給を経って、その代わりに口の中でも粘膜で触れ合い繋がる。]
………奥で、…出すぞ。
[唇が離れれば耳元で囁く。
肩を掴んで、突き込むというよりも、杭をハンマーで打ち込むような激しい衝撃が玲の一番奥まで届くほどに。]
[玲はすでに奥で受け止める悦びを知っているだろう。
それに一度呼び起こされ、その上で溶かされた理性はもう一度抗うことができるか?
そんなことできやしない。
と、返事も待たず、玲を再び絶頂へと押し上げたのなら、同時に膣の奥で精子を解き放った。]
は、っ………ぁ……っ…ぅ
[くたりと玲の背中に覆いかぶさって、肩で荒く息をしながら、引き抜かれなかった肉棒は精を放ち切ってもまだビクビクと脈動していた。*]
──っ、ゃっ……
ぁっ、ぁんっ、ぁ……ん、ぁっ、あっ、あっ……!
[肩を掴まれれば、上半身は軽く浮き上がり
遠くなった枕は口を押さえる役目を果たせず
私の口からは、部屋の外に漏れそうなほどの嬌声を上げる。
身体にかかったタオルのように
申し訳程度に身体を隠す、はだけきった浴衣。
シワになり、汗も滲み後で着替えなければいけないだろう。
肘をついて身体を安定させても
ごつ、ごつと強く身体が揺さぶられて
豊かな胸が暴れるように跳ねる。
奥で出す。その言葉の意味を理解しながらも抗えない。
男に後ろから腰をぶつけられ
善がってしまってる今の私には、どうしても。]
ひっ、やぁぁっ、ぁっ!?!
[身体が反り返り、びく、と痙攣し
ほぼ同時に身体の中に熱いものが流れ込んでくる。
2度目。
男の子種が子宮目掛けて穂先から流れ出していく。
思わず倒れ込んで布団に落ちると
男と同じように身体の上に覆いかぶさってきて
互いに荒く息を繰り返す。
熱いのは身体の中も、背中も。
男の体温を感じながら、ぼんやりとした頭で
マズいなぁ、と思う。
宿屋に多く泊まっていて
中に出させたことは、1度か2度。
こうしたことに深く入り浸る身だから
そこは気をつけていたのだけど……。
それでもこの身体に残る気怠さは、
ひどく心地がいい。]
……黎哉、綺麗に、したげる……
[背中に覆い被さる彼に
私はぽつり、と呟く。
それは沢山気持ち良くしてくれた彼へ
ご褒美のようなものをあげたくて。
未だ私の中に収まったままの雄芯を
綺麗に、という申し出でだったけど。]*
もう、いいのか?
[玲の提案にニヤっと笑って聞き返す。
答えは何だったろうか。
もういい?もっと?どちらでも、まずは玲に奉仕してもらうのは悪くない。
激しく突き込んだのとは真逆に、ゆっくり余韻を残すようにゆっくりと引き抜く。
それは精と蜜に塗れてヌラヌラと“汚れて“いた。]
[体を起こすときに玲の首筋にキスをひとつ。
痕をつけるようなことはしなかったが。]
体は、大丈夫か?
[自分でしておいていうことではないが。
玲の上から体を退けてベッドの縁に座る。
まだ横たわる玲の髪をそっと撫でてみる。
汗に濡れ乱れた髪がとても綺麗だと感じた。*]
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