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【人】 三谷 麗央使用済みになんて、なってない。 試用期間はもう終わり、になってても。 肌を重ねた時間が過ぎて、朝になってしまっても。 俺は、千秋をそのまま、全部欲しいんだ。 [ 心の内にある想いを直截に、隠すことなく伝えた。 どのような答えが返るとしても、 それが彼女の本心ならば受け入れよう、と―― そう思いながらも、隠しきれない不安と恐れを 瞳の中に兆させて。]* (73) 2020/08/17(Mon) 23:54:11 |
【人】 美雲居 月子───言えますか。 思うたところで、なんにも 変わらへんてわかってるのに。 願ったところで、なんにも 変わらへんてわかってるのに。 [ 拐ってくれればいいのに、 そう何度も考えた。 今すぐここから逃げ出したら、 楽になれるんじゃないかと思った。 だけど、できなかった。 だから、ここに───。] うち、たぶん今日が最後です。 ───こんな阿呆な遊びもお終い。 黎哉さんは───言えますか。 嫌やって。しがらみは捨てたいって。 [ そう言葉にするけれど、 なぜだか彼の顔は見られなくて。 ただ落ちた手元にある湯飲みに ゆらゆらと映る月を眺めていた。]* (76) 2020/08/18(Tue) 0:31:24 |
【人】 舞戸 黎哉[その答えは知っていた。 でも、それでも期待した。 もしかしたら彼女が違う答えを口にしてくれるかもと。 自分とは違う答えを選ぶことを。] ……言えないから、ここにいる。 そうだろ? [もう一度お茶を喉に流す。 ずいぶんとぬるくなってしまった様に感じた。 諦め共感の合間で柔らかく微笑む。] でも。 一度ぐらい言ってみればよかったかもな。 [たとえ現実が変わらないとしても。 何も変わらなかったとしても 声に出してみれば、もしかしたら自分の中で何かの欠片ぐらいは動かせたかもかもしれなかった。] (77) 2020/08/18(Tue) 0:58:40 |
【人】 舞戸 黎哉[お茶を置いて立ち上がる。 小さな机を挟んで手を伸ばし差し出す。 俯くように視線を下げた月子に向けて。] ……シようか。 今日が最後だって言うなら。 [月子が手を取るまで決して引っ込めたりはしない。 じっと月子を見つめる。 その瞳がこちらを見るまで、じっと、いつまでだって。] (78) 2020/08/18(Tue) 0:59:42 |
【人】 卯月 侑紗 ー 数ヶ月後・ラウンジ ー あー、違うんです。違うんです。 今日はよしよしされに来た訳じゃなくて! [散々笑って、それからまた 頭を撫でてくれようとした手を 私は押しとどめるでしょう。] 友達に話すと皆同じこと言うんです。 「そんなやつ別れて当然だよ」とか 「女の子殴るなんてサイテー」とか 「そんな目に遭って可哀想」とか。 でも、一緒にこうやって笑ってくれる人が 欲しかったんですよね、私。 私の馬鹿な決心も、馬鹿な別れ方も 全部、全部ひっくるめて。 [適任でしょう?とキールを一口。 カシスの渋みが喉に心地よい。] (80) 2020/08/18(Tue) 6:43:07 |
【人】 卯月 侑紗まあ、恋の努力は報われなかったわけですし、 バイトも気まずくて顔出せないし、 ぜーんぶ、頑張り損なんですけれど…… でも、大丈夫です! [暎史さんの手が、さっき撫でてくれた 絆創膏の上をするりとなぞって、笑うの。 痕なんか、二三日で消えるって あなたが教えてくれたことでしょう?] この痕も、痛みも、じきに消えます。 そしたら、次に頑張れるものを 探しに行こうと思うので。 [だから今こそ、次の一歩を踏み出すために 辛い気持ちを全部笑い飛ばしたいのです。] (81) 2020/08/18(Tue) 6:50:55 |
【人】 空閑 千秋─麗央さん─ ……麗央さん、まるで、プロポーズみたい。 [素直な感想を口にして、クスリと笑う。 別にからかいたかったわけではない。 詰め寄ってきた彼に>>72視線を向け直して 受けた言葉>>73に返すのは少しの沈黙。 ……ほんの少しだけ首を傾げた。] 麗央さんがほしいのは、 奴隷や物としての私かしら。 それとも、一人の人間として? [そうして真っ直ぐに彼を見つめ返しながら そんな問いかけをした。 ズキズキ、胸を飾ったもので痛みが響く。 そうして私は形を変えてしまっている。 たったこの一晩の間だけでも。 朝日を受けて煌く彼の髪は、 薄く金の光を纏って綺麗だった。]** (82) 2020/08/18(Tue) 7:14:26 |
【人】 美雲居 月子 ──百日紅 [ 返ってきたのは、自分と同じ答え。 彼も知っているのだ。この気持ちを。 ゆらゆらと揺らめく水面。 顔を上げると、彼の表情は 柔らかく微笑んでいて。] ───そうね [ それ以上、なにかを返せる気はしなかった。 そのまま、またゆっくり視線が下がっていく。 瞬間、目の前の彼が立ち上がった。 ゆっくりと、見上げるようにまぶたを開く。] (83) 2020/08/18(Tue) 7:41:06 |
【人】 美雲居 月子[ 彼の誘いに、眉尻を下げる。 小さく息を吐いて、こちらも立ち上がった。 差し出された手を見つめる。 取ろうとして、躊躇った。 ───伸ばしかけた右手を軽く握って、 開いて、それから───] ───抱きしめて、ただ、 眠ってくれるんやったら。 セックスは、もういい。 たぶん、今黎哉さんとしても、 うち、虚しぃなるだけやから。 [ そういってゆっくり彼と 視線を絡ませて、二度、瞬きをする。] (84) 2020/08/18(Tue) 7:41:36 |
【人】 美雲居 月子こんなとこで、あほなこと 言いなやと思われるかもしれへんけど、 それでも、うちは─── 最後くらい、身体だけやないって 思いたい。 ───だめ? [ 唇を結び、柔らかく微笑んで誘う、 彼の瞳をじっと見つめた。]* (85) 2020/08/18(Tue) 7:41:50 |
【見】 宮野忠左衛門利光[ 俺は一角の家に次男坊として生まれました。 とは言え妾腹の子でありましたので、 いろいろと面倒な目に合いましたし 疎まれることが多い中で育ちました。 そんな俺を、裏の無い真直ぐな瞳で見つめては 花が開くように笑うふたつ歳下の 幼馴染みの少女、それが美鶴です。 美鶴は雑穀問屋の娘で、俺と兄の後ろを 妹のようにちょこちょことついて回り、 よく笑い、それは可愛らしい少女でした。 俺は当たり前のように美鶴に惹かれ、 また嬉しいことに美鶴も俺を悪しからず 想っていると知った日はあまりの嬉しさに 眠れぬ夜を過ごしたものでした。 息が詰まるような家を出て二人密かに 逢瀬を重ねれば、ああ生きている、 妾の子でもなんでもこの世に生まれて 来られてよかったと心からそう思うのでした。 ] (@0) 2020/08/18(Tue) 7:56:24 |
【見】 宮野忠左衛門利光[ 俺は十八、美鶴は十六になったある日。 夫婦になろうと、祝言をあげようと、 いつ切り出そうかと頭を悩ませていた、 その頃の話です。 俺の兄に嫁取りが決まったと、いつになく 上機嫌の父から告げられた言葉に、 箸を持つ手が細かくかたかたと 震えるのが分かりました。 想像に違いなく、相手は美鶴だと、 そう笑いながら酒を飲む父と兄の隣で、 俺はどのような顔をしていたのでしょう。 口の中の飯は砂利を噛んでいるように酷く不味く、 しかし残すことも許されず、 無理矢理に喉に押し込んでは 美鶴のもとへ走りました。 ] (@1) 2020/08/18(Tue) 7:58:40 |
【見】 宮野忠左衛門利光[ 話は戻りまして。 美鶴は大きな瞳いっぱいに涙を溜めて、 私は利さんが好きだけれど、 兄上様に御嫁に参ります、と微笑みました。 堪らずに美鶴の手を取り なにも言えないまま、すまないと、 一言告げるのが精一杯。 くしゃ、と歪んだ美鶴の顔が見えて、 ふわりと胸に飛び込んできた華奢な身体を 抱きしめました。 ] 利さん…あのね… [ もう矢も盾もたまらず、そのまま唇を奪い、 縺れるように情交に及んでしまいました。 夜更けに、白く浮かぶ裸体を抱きしめて、 このままお前を連れて逃げようかと話せば 美鶴は泣きながら笑う。 あの時は確かに哀しく、髪の一筋ほどには 幸せな刻でした。 ] (@3) 2020/08/18(Tue) 8:04:26 |
【見】 宮野忠左衛門利光[ 身支度を整えて、別れ際に自ずから 小さく口付けをくれて。 振り返ることもなく歩いて行く背中。 最後になりました。 (@4) 2020/08/18(Tue) 8:07:02 |
【人】 恋塚 暎史−明け方・ラウンジ 童顔……………… え、可愛い……? [ 童顔やら、可愛いやら、彼女の口から 思っても見ない言葉が飛んできた。 年上の女性というものは、 そういう生き物なのだろうかと、 ふと彼は考えた。 ] 味は分からなくても、しゅわしゅわがわかれば、 少しはたのし………… 僕と、飲むから? [ 彼女がグラス越しに彼を見て、 納得がいったように、1人笑った。 彼女は、彼と飲むと楽しいから、 感覚がわかるようになってきたのかも。 そんな感じで結論づけたらしい。 そんなことで、感覚が戻るのなら、 ] いつでも一緒に飲みましょう? 知ってもらいたいことは、沢山だから。 [ そんなことを、 新しい感覚を覚えた彼女に告げるのだろう ]* (86) 2020/08/18(Tue) 10:36:40 |
【人】 和宮 玲[シャンパンを飲み終えて 私は指を立てて言う。] 夜になったらバーを巡りましょう。 良いところを探しておくわ。 それとも、行きたいところとか、ある? [楽しそうに予定を話しだろう。 そうして、早朝の出会いを終えようと思う。 しゅわしゅわ。 私が知った新しい感覚を、胸の中に大事にしまいながら。]* (88) 2020/08/18(Tue) 11:05:12 |
【人】 恋塚 暎史−いつの日か・ラウンジ 僕なら、笑ってくれると思ったの? [ 確かに笑ったけれども。 彼女にまだ色気が備わってないからこそ、 こういうコメディになったのだろう。 頭を撫でようとする手を 止められたなら、腕を引いて カウンターで頬杖をついただろうか。 ] 新しいアルバイト先でも見つけるの? ……大丈夫。 君、可愛いから。 [ 愛嬌があって明るい。 人はそういうものに惹きつけられやすい。 すぐに見つかるよ、と呟いた。 ] (89) 2020/08/18(Tue) 11:49:18 |
【人】 舞戸 黎哉[次に視線を外したのは自分の方だった。] ひどい女だな。 それは男にとって拷問みたいなもんだぞ。 [セックスを目的にここに来ているはずなのに、それ以外の何かを求める人。 何を思って男に抱かれたのだろう。 何を思って交わっていたのだろう。] いいよ。 一緒に眠ろう。 [差し出した手をそのままに、ゆっくり視線を戻した。] (90) 2020/08/18(Tue) 12:44:24 |
【人】 舞戸 黎哉[二人並んで布団の上に。 密着する身体、足を交差させて、包み込むように抱きしめた。 華奢な月子。 邪な衝動は胸の奥に沈めて、ただ静かに抱きしめる。 肌を触れ合わさないまま、互いの体温と鼓動、それと呼吸だけが交わって。 月子が望んだのはこれだけ。 セックス以外の何か。 本物の恋でなくても、本物の愛でなくても、身体以外の何かを求めて。 それでも、─── 嬉しかった。] (91) 2020/08/18(Tue) 12:45:24 |
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