202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
別に人の裸が嫌ってわけではないというか……。
単に見慣れてないんだよね。
[元いた世界の国でいえば、温泉に大勢で入ったり、プールの授業なんかもあるとは簡単に解説してみたが。]
幼馴染は家の中でパンツ一丁ーとか、真っ裸で寝ますーってタイプじゃなくて、その辺ちゃんとしてたからなぁ。
よく部屋に忍び込んだけど、いつも服着てたもん。
[色々と語ることにもう抵抗がなくなってきていて。
幼馴染に似た彼に幼馴染の話をしていく。
アスルってなんだか、親戚のお兄ちゃんか、従兄弟くらいの雰囲気を感じるかもしれないと内心で。]
狼のままに。良いわね。
[楓の素直な提案に椿は微笑む。
それに近いようなことはずっとしてきたはずだが、楓の口から聞くとなんだか希望があるように聞こえてしまうから不思議だ。]
昔は、あったのだそうよ。
そういう、ヒトではない者の集まるところが。昔話だし、本当のことかどうかはわからないけど。
[そう語ったのは、今はいない片割れだった。今にして思えば、それはただの方便であったのかもしれないが。]
……すごい! 思った何倍も高い山だー!
[飛行機の上にも慣れてきて。
それでもどこかには掴まりながら、身を乗り出すように。
目をこらして初めての景色を目に焼き付けていく。
そびえ立つ山は自然の険しさと雄大さを感じさせ、そこから滝のように流れる水は遠くから眺めるとキラキラして綺麗だ。
しかしきっと近づけば水飛沫が凄まじく、迫力に身体が震えてしまうのだろうと思わせられる。
反対に広い広い湖は穏やかで、丸太を繋いだ都市はミニチュアの模型のように一瞬感じられたが、細かく人々の住まう家や牧場の動物まで見えてくれば本物なのだと胸に迫ってきた。]
たしかにこれなら、すぐ飛び込んで泳ぎたくなりそう。
飛行機も良いけどボートとかも便利そうね。
[アスルの操縦のおかげでよく景色を眺められた。
彼の語ったここの人々の生活形式が現実味を持ってくる。]
[心のままに生きることを、椿はもう忘れている。例えば、全てを捨てて共に生きてくれ、などと懇願する道もあっただろうか?そんな思いつきがふと脳裏をよぎったが、小さく首を振って追い払う。何もわざわざ、付き合わせることもない。
椿は楓の腕にもたれかかって、目を閉じた。楓はそれを許すだろうか。酒精の軽い酩酊の中、今はそれが最も落ち着くようだった。]**
湖、ひろーい。……綺麗だなぁ。
キャンプ場の湖とはまた雰囲気が違う……。
[幼馴染とコテージから眺めた景色を思い出す。
急に鼻の奥がつんとしかけて、慌てて指先で目を擦ろうとしたら――アスルが降りる、と言うから変にワタワタしてしまって。]
ま、待って待って……!
[背中にしがみ付くのが遅れてしまったので。
つまり、事前に言われていたように、抱き寄せられた。
ひゅっと息を飲んで、それでも必死で変に動かないように頑張り、着地の衝撃音より心臓の音の方が煩くて。]
着いた! 到着!
[もう良いだろうというタイミングで、アスルが離そうとするより早いくらいの俊敏さで腕の中を抜け出した。
今彼の顔を見たら絶対にダメだ。
いや、似ていた方がむしろいい? いや、複雑だからダメ。
アスルに触れられたくなかった方向性ではなく、そちらの思考により顔がまた林檎のような色になったのだった。**]
["泳ぐよ"の言葉通り、お湯に浸かって早々、身体を伸ばすように腹這いに身体を伸ばす。
筋肉質とはいえ、いくらか身体は浮きはするわけで、どうしたってお尻のあたりがぷかりと水面に出てしまうのだけど、ちらりと視線を投げたら武藤が気不味げに視線を逸らすところだった。
失礼しました、はしたないところを……と、良い子な体で、体育座りでお湯に収まる。
でもやっぱりこの開放感だと、どうしても、足を伸ばしたり手を伸ばしたりは、色々したくなるわけで。]
すごいね、貸切風呂でも、充分広かったね。
[さすがに対面でお互い足を伸ばせば触れあってしまうくらいの広さではあるけれど、家族4人で入っても大丈夫なくらいには広々してて。]
…………へ?
[そんなタイミングで、昨夜の事を覚えてる?と聞かれても。
うっすらは覚えてるよ?
胸触られるの、なんでかすごく嫌だなと思って。
ええと……武藤がイく前に私が…………って、思い出しはじめると、あれ、なのだけど。
何が聞きたいの?と、赤面しかかってる顔色を誤魔化すように武藤をちらりと睨めつけたら、指と顔が近づいてきた。
"気持ちいいの?”なんて、夜の空気を含んだことを、聞いてきて。]
…………え?
……いや…………、あの……。
[なんでこういう時にそういう事を聞くのかな!?
お風呂だよ、ここ。公共の場!他の人いないけど、でも!
口をぱくぱくさせながら、しかかっていた赤面が、本番状態になっていくのを感じつつ、えっと……と、私は口籠もった。]
……好きとか、気持ちいいとかは、よく、わかんなくて……。
[ねえ、言わなきゃだめ?今言わなきゃなことなの?]
武藤がすることだから、きもちいい、って言うか…………。
[武藤だからだよ。武藤限定だよ。
私、別に、噛まれて喜ぶ性癖は持ってないはず、だもの。
とりあえずそれだけなんとか答えたところで、でも武藤の手や口からは逃れるように、ついー、と、また腹這いになって武藤から一番距離が取れる、彼の対面へと移動した。*]
……今もどこかにあんのかな。
[彼女の同意が得られると、それが正しいことのような気がしてしまう。
それが平易な思いつきでも。
ヒトでないものが集って暮らす場。
そういう場所が本当にあったとして、そこで安定して食料が得られる保障など無いのだが……。
探して旅をしてみる、という道もあるだろうか。
だが、そのためには今の日常を捨てる必要があるだろう。
長い間しがみつき続けた暮らしを捨てる。そういう意味ではやはり、簡単に選べるものではなかった。
それでも、いくつか思いつきを並べた中では一番良い道のような気がしてくるのは……ほのかな酔いのせいなのだろうか。]
[彼女が腕にもたれかかってくるのを感じ、少し迷った末。
楓はそっと彼女の肩に腕を回し、緩く抱き寄せた。
このまま彼女と共に過ごす日々が続いたら。
戯れにそう考えてみても、やはり日常が思い浮かぶ。
自分の日常に彼女を迎え入れることはできない。自分という狼一人を御するのにも苦労しているぐらいなのだから。
もし彼女と共に在ろうとするならば、日常は捨てることになるのだろう。そう、例えば、先ほど思いついた旅路に共に出るような。独りきりで旅に出るよりは心強いものになるかもしれない、……厄介ごとも増えるかもしれないが。
彼女の思いも知らないままの思いつきをいくつか巡らせた末、ほんの少し残っていた紅茶を飲み干してカップをそっとテーブルに置く。
それからソファの背に改めて凭れたときにも、まだ椿は隣にいるだろうか。
早々に感じた体の重さが次第に頭にも及んできたようだ。ずっと彼女が寄り添っていてくれたなら、夜の静けさと彼女の体温がこのまま楓を眠りに落とすだろう]**
[天美の食事は一番効率のいい形に落ち着いている。
別に肉を食われても良いのだが今食われるとこの場が血だらけになったり再生のため消耗したりと非効率がすぎる。あとは単純に痛いくらいか。何度死ぬほどの痛みを感じた身でも、未だ痛覚は鈍らずにあるのはおそらく良いことなのだろう。"人間"として。
今日の狐は自分のリクエストにてデカい。口の中に入る舌もいつもより大きく入りきるものの狭く唾液も呼吸もすぐに奪われる。生気を失うために疲労感もある。手加減はされているようだったが。
もぐ、とそれ単体が生き物のような舌を食む、歯は立てず。こちらの舌を這わせたところで微々たるものにしか思えない。
舌が引き抜かれると生ぬるい塊の代わりに少し冷たい空気が口腔内へと入ってきて、はぁ、と大きく呼吸をした。口の端にこぼれたものはどちらのものかは解らないが、べろりとそれも舐めとられる。
ふす、と鳴らした鼻息は、まるで口元を乾かすようだ。少し面白くて、ふ、と笑い声がもれた。]
お粗末さん。
[抱きこまれ、包まれる。
本当に、安寧の地かと思った。]
[覗き込まれて覗き返す。
目が合う、表情が緩む。
……… 幸福感がある。]
おやすみ、天美。
ちょっとな。
すぐなおる。
[舐めればなおる傷はすぐに塞がって、もう血の跡すらない。触れるだけの挨拶の方に血の香りが漂うくらいだ。くすぐったくて緩く笑う。
天美の頬を、前髪を指先で撫でて軽く整えた。特に意味はないのだけど。]
| や、オレは特に気にしない。 [りんごジュースのことは軽く手を振って答える。 >>74実際のところ、あの美術館で起きた諸々は長い期間残された人が不安になる程に見る幻覚というところがあったのか、単にオレが図太いせいなのかは謎だが、大してトラウマになるような経験は林檎に関しては特にしていなかった。 オレが現実に還った後の柚樹の方が大変だったことを知っているので、大丈夫かなとは思いはしたけど。 昨日の出来事もそこまでショッキングではなかった……と言ったら語弊はあるが、あのおかげで記憶が戻ったところもあるし、なんかアドレナリン的なものでも出てたんだろう。 頭に血が昇るようなことはあったものの、林檎が食えなくなるような経験ではなかったから。] (85) 2023/03/08(Wed) 21:57:55 |
| [“かわいい“という度に、イマイチ伝わってないなというか、柚樹はどうにもオレが“そういう生き物“だからと思ってる節があるとは思う。
時間さえ貰えれば柚樹をかわいいと思う理由なら説明できるのだが。
実際長々説明したことはあったし、なんならプレゼン資料を作ってもいいくらいだ。 やめろと言われそうだから作ったことないけど。
味の組み合わせは料理してないと多分思いつかないんじゃないかな、とは思いつつ、大抵の料理を美味いと言って食うのも“なんでも美味いという生き物“だと思われてたらどうしよう。
柚樹から貰った食べ物で不味かったのは市販の変なお茶くらいで、手料理は全部今のところ美味いのしか食ってない。
まあそれも、食わせる前に練習してくれたりしているのも知っているので、そうそう口に合わないものを食べる可能性は低いと思っている。不味くても多分食うけどね。] (88) 2023/03/08(Wed) 21:58:22 |
| えっ、泳ぐの……? [まあ、人がいなかったら?いいんじゃないかな? >>76じゃあ尚のこと広い風呂のがいいのではと思いながらも、そのくらいの広さがあればいいねと言いつつ貸切風呂まで向かって。 風呂が露天だとわかった瞬間に猛然と脱ぎ出すのからは、ちょっと目を逸らした。 >>77明らかにテンション上がってるし、よっぽど温泉好きなんだな。 一昨日はいきなり泣かれたりなんだりで焦ってばかりだったけど、昨日決着がついてからはずっと楽しそうだから安心する。 風呂に浸かるの自体柚樹んちで借りないと入れないし、温泉自体も相当久しぶりだから満喫しておこうと温かいお湯の中に身体を沈めて。] オレは泳がないけど泳いでいいよ。 [どっかぶつけたりしないようには気をつけてね、と何か保護者みたいな気分になりながら言っておいた。]* (91) 2023/03/08(Wed) 21:58:44 |
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