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人狼物語 三日月国


170 【身内RP村】海鳴神社の淡糸祭

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[ 私はまだ願いを叶えるとも
  代償をもらうとも
  一言も言ってませんから。

  そもそも聞いておりませんでした。

  わたくしでも
  聞き逃すことだってあるのです。 ]

 



[ あの者の名前?

  さあ、
記憶にございません
、ね。 ]

 



[ 何もかもなかったことにはならないでしょう。
  ですが、二人の繋がりは強固なもの。

  わたくしには引き離せない糸

  
二人の繋がりが”まこと”ならば


  あの者の声も戻るのでしょう。 ]

 




  わたくしも面倒事は 好きではありませんので



[ 淡々と、問いの答えを。
  わたくしの口元は
  少しばかり弧を描いていたかもしれませんね。 ]**


 


 ……俺だってわかってなかったよ

 お前がいなきゃこんなにダメになるって
 だって、言ったじゃねえか
 「俺が俺のままでいられたのは海音のおかげ」って。

 それって、親父もおふくろもいなくて
 俺がダメになりそうでも海音がずっといたから

 だから一人でいても平気って勘違いしてたんだ


 手を引っ張って、背中を押して
 いつも支えてくれた、頼りになろうとしてくれた。
 しっかりしてたのも、お前がいたからこそだ
 
 恋愛感情の前にさ、
 尊敬してた、憧れだった、恩返ししたかった。

 溢れて、俺が掬いきれない部分とか、
 自信の無い様とか、全部全部 
 見せてくれたって、よかったんだ。

 「俺が拾ってやりたい」って思えるように、
 強さだけじゃくて、弱さも見せて欲しかった。
 気づけないバカな俺に、教えてほしかった。

 本当に、長かったよ。
 漸く今になってそれを言うんだ。

 お前がそういう「弱い」所。
 見せてくれた数がどれくらい少ないか知ってるか?

 小中の部活の時、どうしても相手が強豪で、
 負けた時に悔しがってた時か。

 卒業式の、あのキスの後。あの一瞬だけなんだ。
 それ以外全部隠せる位、お前は強いんだよ。
 
 弱さを隠せる強さを持ってる事くらい、
 俺はずーーっと、知ってたんだ。

 
 ………ほんとうに、長かった。

 


 ………何度も、言わせんなよ

 俺が足りないんだよ。
 お前ばっか満足して、
 全部言い切って、勝手に終わらせるの
 ハッキリ言ってお前の悪い癖だからな。


 はん、今更気づくから
 こんな面倒なことになってんだろうが

 俺だって海音が隣にいりゃあ、
 どんなもの持ってかれたってどうでもいいんだ

[ 両親がその姿になった果て。
 これが紛れもない現実だったとしたら。

 海音が今此の場にいるのも、間違いなく現実で。

 ──それが願いの「終わり」にはさせられない。
 どれだけ言っても、最期を覚悟する
 もはや悪癖とも言える姿すら愛おしいと。

 抱きしめあっていれば、
 冷たい筈の波の温度なんて、感じなくて。]

o 。.゚               .゚.。. 。o゚  

        。゚ ゚ o
。o゚.゚.。.     ゚

  [── 暗闇に、波の音が聞こえる ]

 

                 o .゚.。.
     .゚.。o...  ゜。

               o  。゚ ゚

 
 ―――……

      おやおや、珍しいですねえ

 貴方が贄の名を忘れて・・・しまうなんて

 繋がる事が縁であれば、
 また断ち切ることも縁

 如何用にも出来た筈の客人の絆とやら
 血や痛哭や快楽よりも美しく感じでもしました?
 憧れや劣情があるのならば、
 戯れに人間の真似事でもしてさしあげましょうか?
  
 [クク、と可笑しそうな『声』を漏らす。
 その生い立ちに全く興味は無いけれど
 誂うのは楽しそうだと、ふわり、近づき
 管を『糸』の唇になぞらせて。直ぐに離れる]
 

 ………まぁ、
 私は所詮ただの海月火ですから
 切るも繋ぐも出来ませんし

 干渉するなら、そも、どちらかの好意を
 我々か神にでも向かせて―――おや、

 なんですか、何か文句でも?

 [先程まで浮かんでいただけの二つの光が、
 その動きを激しくさせて、ぽこぽこと頭を叩く

 海月の感触など、無いに等しいのだけれど]

 だから友達が居ないと言われるって?
 何を滅相な 私達は主従の縁でありながら、
 皆家族みたいなものでしょう?

 いいじゃあありませんか
 『糸』の言う通り、
 あの二人に真の繋がりがあるとしたら

 落とし子が歌を辞めるとは思いません

 届いていたじゃあありませんか
 この海の中にも、貴方達の元へ

             o .゚.。.
     .゚.。o...  ゜。

               o  。゚ ゚
 




 貴方達の「願い」は、
 きちんと叶えて下さった神なんです

 任せましょう、頼りましょう

 私達は「今」を揺蕩っていればいいのです
 
 **

 
 

【人】 闇崎 宵稚

― 肆 ―

 ………。

 ………………。

 ………………………。


[藻掻き、勢いづいて浮上した様な、
一気に目が覚める感覚があったのに、

身体は鉛のように重たくて、
目も開いているのか
閉じているのかわからなかった。
けれど意識がある、という自覚だけは――

遠くで聞こえる、花火の音のせいだろうか。>>0:n3]
(0) 2022/08/26(Fri) 21:24:30

【人】 闇崎 宵稚

 ………………ッ……ん、う?

[次に、ぐらり、と身体が揺すられる。
ぐらり、ぐらり。その度頭も揺られて、
どこかにぶつかる位の痛みにも感じた]

 イッ………ぅー……
 ……あ、れ、  何処、ここ……浜…??

[痛みが他の神経にも効いてきたのか、
漸く身体の筋肉も目覚めたか。
ひどい頭痛を伴っていたが、俯せの身体は、
ようやく上体を起こすことに成功した。]

 な、に。なんで俺、浜……?
 
 ………。
 …………かい、と?

[右手でこめかみ辺りを押さえながら、
隣に映るのは昨日今日で見慣れた姿。

ただどうしてだか――自分もなのだが、
レンタルの浴衣ごと身体はずぶ濡れで、
『どうしてだか』、それすら気に留めないとばかりに
必死な形相の友人の姿ががあったのだ。]
(1) 2022/08/26(Fri) 21:24:59

【人】 闇崎 宵稚

 

 …あれ、お れたち。
 ……確か、

 昨日、飲んで、お前のホテル部屋泊まって、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 その後、祭りで、軽く遊んで、・・・・・・・・・・・・・・

 それで……――― それで?・・・・
 それでどうして、浜いるんだっけ・・・・・・・・・・・・・・・…??

 
(2) 2022/08/26(Fri) 21:26:43

【人】 闇崎 宵稚

[ただ惰性の心地で、
それでも久しく会えた海音に対して、
内心で浮かれてでもいたのか。
それとも、昨日あれだけいっておきながら、
俺のほうが酒で記憶、飛ばしたのか?

……肝心な所が虫食い。いや。もっとひどい。
ほぼ何も覚えてないと来た。
飲んだ酒すら覚えてないとは相当だ。
……薬無しで酒で失敗したのはこれで初めてか?

思い出そうとすると、頭の痛みも激しくなる。
虫歯をつついた時みたいだ。暫く後引くかもしれない]
(3) 2022/08/26(Fri) 21:27:15

【人】 闇崎 宵稚

 海音、俺たち、祭り抜けたのか…?
 まさか酔って泳いでた?

 この歳になって大人げなさすぎるだろ…
 せめて着替えてから、……つか、
 一緒ってことは、海音、どこまで覚えて…?

[とにかく、自分一人では
記憶に穴がありすぎて、話にならない。
海音に問いかけるようにしながらも、
自分でも一番記憶の新しい所を手繰る。
(その間、お前の表情は辿れなかった)


痛みでままならなくて、それでも、
波に削られたかのような記憶の断片を辿って、

潮風に乾いた頬を誤魔化すように拭い。


───ふと、砂まみれの指で唇に触れる。]
(4) 2022/08/26(Fri) 21:28:02

【人】 闇崎 宵稚


  ………………………………。

  ………………………………。

  
  ……………………………………



[記憶の断片を捉えた。

 かと思えば顔から蒸気が溢れて、真っ赤になる。


 
……思わず、口元を押さえた。
]**

 
(5) 2022/08/26(Fri) 21:29:57
 
 
 ……なんか、
 すげー、告った、きが、するん、だけど

 お
まえ、
おぼえて …る? 


 


 [ 願いは、『糸』に聞き届けられませんでした ]
 
 

[ 言い伝え通りであれば。願いを叶えた者は、
 隠り世の出来事は忘れてしまう

 それが、叶わなかったのだ
 隠り世に囚われた儘でもおかしくなかった
 本来なら、覚えて残る記憶になる筈だった

 それでも、男の「願い」…「欲」は、
 神の贄を奪い去るに等しく
 願いとは別に――神へ代償を支払った]

 

[ 彼の者の願いは、彼にとっての幸福の護持 ]

[ 代償は、「幸福」に纏わるもの以外の記憶 ]

[ 好ましき感情を見つけた海から、
 それを収奪したのだ。
 それ以外の全てを犠牲にしても、
 男にとってそれは望むもの、だったらしい ]
 

[そして、あの男の人生は。
男の言葉通りのまま――その人生の殆どは、
並大抵、想い人を想う感情のお陰で、幸せだった。

故に、『殆どの記憶は残ったまま』でした。

この世界で結ばれたと思わしき繋がりも、
否、それこそ明らかな「形」だった

故に、我々の存在のみを忘れ、
都合よく「幸せだった記憶」ばかり残っている

それは奇しくも、願いを叶え、
この世界から去った人間と大差なかったようです]

[ ただ。
 『糸』の言う通り、であれば。
 
 『声』を失った贄のように。
 繋がりが保てていれば、
 何れ戻る記憶なのかもしれない

 ―――さて
 どこまで、どんな記憶が残ったのか
 それは本人のみぞ知る、といった所でしょうか
 ] *

 うわ、……うわぁ、
 いや、なんか、すごい、
 …………引く程告った、気がするんだけど

 わ、 忘れてたり、しない か

 ……いや、………いや
 忘れちゃあ、欲しく、ねーんだ、けど
 あ、無理だ 恥ずい 死ぬか…


[海から打ち上がって、寒い筈なのに、
顔の火照りが収まらない。
誤魔化すように目を泳がし、パタパタと片手を仰いで

覚醒と同時にぽつぽつ思い出す
あれやこれやそれや……に俯いて。

ああ、そりゃこんな盛大にやらかせば、
海音も卒業式に脱兎するよな、そうだな。

…今更逃げようとは、俺も思わねえけど]

 ………?
 かい、と? 

[そうして、自分の記憶の整頓が
(2割くらい)ついた頃に、ようやく。

ずっと、必死そうなお前の形相に気づく。
…それまでは溺れて気を失ってた俺に対して、
平気かどうかを、気にしてたのかと思ったけど。]

 海音、声………?

[なんだか、表情に対して、
声量が割に、合わないような。]

 




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