【人】 空回る思い メレフ昼頃、体を引きずるように歩いて サルガスの部屋の前に向かうメレフの姿があった。 服の汚れこそそのままだが、乱れていた箇所はいくらかマシになっている。 部屋の前に立つと、3度ノックをした。 (34) 2021/05/29(Sat) 13:32:01 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 空回る思い メレフ 思えば大人からの─を、 拒んだのは最初の一回目だけだ。 嫌がっても、身体を揺らしても我関せずに、 舌は窄まりを割り開いて、思わずに腰を前に引けば、 淫猥な手つきが敏感な所を責め立て続ける。 変わらない。 思えば最初に気付くべきだった。 あの時点で、自分は酷く歪まされたのだ。 「は、ァッ嫌だ、嫌だって、……ッ!」 苦しい。 快楽では打ち 消せない苦しみ が、涙になって、頬を伝う。 彼が“自分と同じ目に遭う”今、胸を強く締めるのは、 決して大人の─が自分だけに注がれないからではない。 ああ、他ならぬ、メレフ、 ───オレはアンタを、守りたかったんだ! 「“治療”を受けるのはオレだけだろ、 メレフ、メレフはァッ、離せぇッ……!」 人を刺した者に対して、どんなに言葉を尽くしても、 ただ打ち砕かれるための余興にしかなり得なくて。 嬌声と嗚咽の入り混じる声を漏らす。 (-126) 2021/05/29(Sat) 13:37:32 |
空回る思い メレフは、メモを貼った。 (a37) 2021/05/29(Sat) 13:41:17 |
【秘】 空回る思い メレフ → 水面に映る愛を シェルタン「はッ…く、そ さわる、な…!」 非力な腕では、腕の拘束を外せない。 体を弄る手が、複数の手、這って、摘んで。 顔が、白くなる。気持ち悪さは晴れるどころか積み重なる一方で。 吐きたいのに。吐くものがなくて。喉の奥がひたすらに胃液に傷付けられる。 「は、く…シェル、タン…」 聞こえてくる、嬌声と嗚咽に胸が苦しくなる。 お前にそんな声をあげて欲しかったわけじゃなかったのに。 こいつらがいなければ。こんな場所がなければ… (-132) 2021/05/29(Sat) 13:54:31 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 空回る思い メレフ「…………ああ」 そうだよ そうだよ、メレフ。 この子攫いが誰のせいか、大人の陰謀か子供の裏切りか、 そんなのどうだっていい 大人が必要としてる人間を連れ去っている、 それがあなたに言われてわかって≠オまったからどうでもいい 「必要と、されていないんだ」 (-134) 2021/05/29(Sat) 13:58:28 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 空回る思い メレフ「裏を知った、あのときの自分を どうして大人は放置している? 都合がいい存在だからだ。子供たちにばらすと思っていない。 何でも言うことが聞く意思疎通のできる人形だから」 「いい子と呼ばれて嬉しかった 悪いことをせずに全部大人の言うことを聞いてきた それでできあがったのはなんだ。 ただの鳥かごに閉じ込められた一羽の人間だ 自分から逃げ出すこともできない 反抗したら死にゆくだけの弱い存在 連れて行ってもらえるのならば、連れて行かれたかった たとえなにをされるとしても必要とされたかった! 治療? 知らない、 なんで他の子たちと違う扱いをしてもらえるんだ。 どうしてボクには何もくれないんだ!!! 連れて行かれてよかった≠ネんて言葉を あの子から聞いてしまってから全部がおかしくなった! (-136) 2021/05/29(Sat) 14:04:36 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 空回る思い メレフ「メレフはその世界は本当に、 狭くて苦しくて醜いものだったのかもしれないな。 でもそれならなにをしても終わらない、終われないさ。 その復讐は何をしたって終わらない、 大人を一人二人殺しただけですまない 一生苦しませてやればいい、本当に恨む存在には。 死んで逃がしなんて、してやるな…… 死んで楽になんてさせない」 ねぇメレフ、 ボクだって、考えたことがあるんだよ 「何人、殺せばシェンのいったとおりに 誰も連れて行かれなくなるんだ? 大人を何人殺す? 子供も何人殺す? 昔攫った、 自分も殺す? 教えてくれ協力者はいらないっていったね、協力をするんじゃない どうやったらこの気持ち悪い治療は終わるの? メレフ、本当にその復讐が成し遂げられるの? ねぇ、教えて」 ……必要とされない場所なんて、…… なくなってしまえばいいんだ (-138) 2021/05/29(Sat) 14:11:39 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 空回る思い メレフ『勿論、彼にも治療は必要だ』 と、手首を掴み、己の身体を吊り下げる男は言う。 『だけどこれは君の為なんだ、シェルタン』 と、続けて、男は笑いながらほざく。 欺瞞だ。結果的に歪みが正されているだけ。 彼らは己の 欲望 を、都合よくぶつけているに過ぎない。 「う、ぁ、ッぐず、嫌───……!」 ほぐれた後孔に、熱をもったソレが、押し当てられて、 思わずメレフの視線を意識してしまい、 顔を必死に逸らす。 最初から誰でもよかった。 華奢だった自分も、今の自分も等しく同じだ。 都合のいい玩具だった。 愛じゃない。 愛なんかじゃない。 こんなもの愛なんかじゃない! ▼ (-176) 2021/05/29(Sat) 16:34:20 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 空回る思い メレフ「うッ、ぅう、ああ゛ッ───!!」 肛を押し開かれる鈍い痛み に、纏わりつく快楽。 抵抗をする体力も気力も全部削がれて、 少年でも持ち上げるみたいに、膝下から抱えあげられる。 意識とは真逆に、反応してしまう自身の股座も、 わざとゆっくりと、深いストロークで抽挿を受けるところも、 全部が衆目に。メレフに、晒されて。 「き、た゛ッ、〜〜ッ!メレぇ、っふ、 見な、ッえぅッ ♡ 、嫌だぁ゛……!」何かを懇願するように頭を横に振る。 涙と唾液が混ざった、透明な糸が顎から引いている。 正常な反応だ。 もう、愛を求める彼の姿は何処にもない。 (-187) 2021/05/29(Sat) 17:15:00 |
【秘】 空回る思い メレフ → 『使える人間』 ルヘナ「…当然だ。それだけの思いがある。 復讐のために殺すのに、痛くしない理由があるか?」 当然のように、口にして。 「そうだなぼくの気質についてはそれで合ってる。顧みるような生き方はしてないからな …ルヘナ。あいつらと違って、お前なら大丈夫だと思うから話しておく。 ーーーーぼくは、 死にたい んだ。生まれた時からずっと」目を伏せて。 (-214) 2021/05/29(Sat) 18:55:54 |
【秘】 空回る思い メレフ → わるいおとなの ラサルハグ/* ご機嫌よう、突撃!隣の朝ごはんと申しますわ! この度、「大人をナイフで刺して怪我を負わせた」生徒となりましたので、体のいいサンドバッグにしてもよろしくてよとご連絡に来た次第ですわ! 余裕があればよろしくしていただけると嬉しいですわ、kiss (-216) 2021/05/29(Sat) 19:04:04 |
【秘】 『使える人間』 ルヘナ → 空回る思い メレフ「生まれた時から、ずっと?」 姉の自殺の真相を知ったからこそ、 死を厭わず復讐心を燃やしているのだと思っていた。 しかし、そうではなく、 もっと前から 死を願っている というのなら。「――……それは、お前の持つ病気が原因か? それとももっと根本的なところ、精神性に……」 声が少しずつ小さくなり、何度か頭を振る。 「悪い、お前の知識を『食いたい』んじゃなくて、 メレフ、お前という個人を知りたいんだ」 あなたが答え難いのであれば無理に求めはしないだろう。 (-218) 2021/05/29(Sat) 19:20:54 |
【秘】 空回る思い メレフ → 徒然 シトゥラ「…………」 わざと焚きつけたようなものだった。 思い当たる節があったようで、少しだけ悪い気持ちになる。 「……一生苦しむ方法を探してる余裕なんかない。 ああ、でも―――そうだな。 ここの子供達の目を覚まさせて、何人かが先に脱出して告発―――それが出来るなら、復讐は完遂できる。 それで、この施設が終わってくれるなら」 どうだろう、と口にして。 これが夢に近い理想論だったとしても、希望は捨てたくない。 姉の無念は、晴らさずにはいられない。 (-220) 2021/05/29(Sat) 19:32:51 |
【秘】 空回る思い メレフ → 『使える人間』 ルヘナ「……ぼくは、 "ウェンディゴ症候群" を患ってる―――といっても、原種のものじゃあないらしいけどな」知識の多い君なら、聞いたことがあるだろうか。 端的に言えば、 "人肉が食べたくなる病気" の一つだ。「ぼくは特にひどいらしくてな、"人の肉を食べ続けないと生きていけない"そして"人の肉でないと、体が受け付けない"。 朝食をあれだけ摂っているのも……慣れるため、だったんだけど。体がどうしても受け付けなくて、栄養にならないんだ」 何を食べても、どれだけ食べても、全て戻してしまうほど。 人の肉を食べる人間なんて、この世の中をどう生きていけばいいというのか、少年には分からなかった。 「……ここから出ても、普通には暮らせない。いつ、誰を襲うかも分からない。 だから―――ずっと、死にたいと思ってる」 (-223) 2021/05/29(Sat) 19:51:44 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 空回る思い メレフ「そんなたった数人の声で変わったとして ……この施設の終わらせる? それなら本当にたくさんの子供が死んでしまうと思うよ」 「ここの大人が全員まともじゃないと思っているのなら大違いだ。 でも、殺したりするよりはよっぽどいいかも あのね、メレフ……自分は 大人 になりたいんだ。そして、二度とお姉さんみたいな人を出さないようにする 」「知らないなら教えてあげる、いくらでも。 ここの暮らしをよく思ってもいない子供たち。 辛くて苦しくて悲しい思いをして、 泣くどころか笑えない子たちがいる」 それが自分だなんて気付いていない 「それと同時に、 ここがなかったら救われなかった子供もいるんだ。 メレフは自分だけでいいのか。 大人を責めたって子供を責めたって変わらない、 変えようとするのは、変わるのはボク達だ」 「届く範囲なんて限られている、だから…一緒に目指さないか。 彼らの幸せとメレフの納得するこの施設の在り方を」 (-225) 2021/05/29(Sat) 19:54:17 |
【秘】 『使える人間』 ルヘナ → 空回る思い メレフ「……読んだことがある。気分の落ち込み等の初期症状を経て 最終的に周囲の人間が食べ物に見えてしまう、だったか」 精霊『ウェンディゴ』の名を持つその病気は、 概要的にはその程度のものだ。 後天的なものであれば。 「なるほど、合点が言った。あの量はお前の努力の証だったのか。 普通に生きられるわけもない、人を襲うことも肯定できない、 ……死にたくもなるわけだ。 俺の病気のほんのひと欠片でもお前に譲れたならいいのにな」 たらればの話をしても意味はないが、言わずにはいられない。 知識を食えば腹を満たせる自分。 人を食わねば腹を満たせないあなた。 なんともまあ悲しい噛み合い方だ。 「どうして俺に話してくれたんだ? 俺に恐れられたり、 他の方法を探そうと希望を持たされそうになったり、 そういう不快なことになる可能性もあっただろ」 (-232) 2021/05/29(Sat) 20:20:18 |
【秘】 空回る思い メレフ → 『使える人間』 ルヘナ「そのせいで家族からも疎まれて…姉さんだってそうだ。 症状はぼくほど酷くなかったとはいえ、惨い生活環境の中で育つ羽目になった」 当然だ。人肉を食べるような人間が身内にいれば、よほどの聖人でない限りそうもなるだろう。 生かしてもらっていただけマシだとすら思える。 「はは……そうだな、お前の病気が少し羨ましいよ。 ……本当に」 「どうして、か。そうだな……お前ならそういうことを言わないと思ったから、だな。 サルガスやあのお節介焼きに話せば、解決法を山ほど提示してくるだろ。……お前も、あの2人には黙っててくれよ」 騙すようで、申し訳ないけれど。 あの2人にだけは、自分からは話せないと思って。 眉を下げて、頼むよ、とルヘナの目を見て呟いた。 (-237) 2021/05/29(Sat) 21:06:41 |
【秘】 わるいおとなの ラサルハグ → 空回る思い メレフ ごきげんよう、突撃!隣の朝ごはん!に突撃!隣の晩御飯する外野席です。 あら〜メレフったらいけない子!ということでよろしくされたので色々考えたんですけれど、 よかったらメレフをお仕置きしにいってもいいかしら? 勿論今ちょっと精神的にしんどいとか色々予定立て込んでいるのであればそっとしておいたり、優しく事情聴取するルートへと切り替えたりするわ。 朝ごはんちゃんはどうしたいかしら。ちなみに晩御飯はなにかしら。 (-239) 2021/05/29(Sat) 21:16:20 |
【秘】 空回る思い メレフ → 小さな心 サルガス>>36 サルガス 「ん。……もう大丈…いや、少しまだしんどいはしんどいか。 動けるくらいにはなった…食欲はないから、食べはしないけど 置いてある分には気にしない」 扉からのぞいた顔に手を挙げて。 少年の顔を見て、メレフも少し気が落ち着いたように表情が穏やかになる。 「ルヴァは大丈夫だったか?あの時は、すぐ通せなくて悪かった」 部屋の方は気にした様子もなく。 入れるなら入るぞ、という顔をしている。 (-241) 2021/05/29(Sat) 21:48:30 |
【秘】 空回る思い メレフ → わるいおとなの ラサルハグ/* もちろん大歓迎ですわ! その為にお声掛けしたんですのよ! めちゃくちゃ楽しみにしておりますため存分に、お仕置きしてもらって構いませんわ! ちなみに晩御飯はおうどんでしてよ! (-242) 2021/05/29(Sat) 21:53:36 |
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