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【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア「あたいがそうしたいからそうした、 それ以上に理由なんていらないだろ……。 はいはい、あたいは馬鹿ですよ」 ぐったりとした状態からよろよろ立ち上がり、 しかしやはり気力がないのか 階段脇の壁に寄りかかった。 「落ち着かないって言った傍から 両方持ってくのかよ。まああんたならいいや…… 好きにしなよ。あたいが持ってるよりは似合うだろ。 ……あ、待った。持ってく前にお別れくらいさせてくれ」 そう言って、壁から離れて。 少しだけ屈んで、黒猫のぬいぐるみの頭を優しくなでた。 静かに、大切そうに。 そうして僅かに唇を動かし、きっと別れの挨拶をした。 (-392) 2022/08/23(Tue) 11:34:39 |
【独】 冷たい炸薬 ストレガ「じゃあね、ルナ」 囁いて。 「頼んだよ。この子を守ってあげてくれ」 猫を抱く、その子への願いを込めた。 気休めでしかない、祈り。 無駄を嫌うストレガが込める、無駄な行為。 無意味に終わるかもしれない。けど、そうしたかった。 (-393) 2022/08/23(Tue) 11:40:12 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 冷たい炸薬 ストレガ「そう。」 「興味がないわ。」 いつも通りの言葉を返す。 随分とお人好しな人だったようだ。 そういうのを皆にすれば、貴女は今頃 人気者だったわね、と、皮肉なような、思ったままなような、 そんな言葉を告げつつ。 「寝る時だけ貸してあげてもいいわ。」 逐一取りに来るなら、と。胸の中で撫でられる子に視線を落とす。 よほど大切にしていたのだろう、そうわかるような 優しい手つきに、言葉。 「道具より先に、持ち主が死ぬなんてあってはならない事だわ。」 「この子の持ち主は、ずっと貴方。私は預かるだけ。」 「覚えている事ね。」 そんな言葉だけ零して、女は、階下へとまた足を進める。 螺旋階段を下りれば、いつもの部屋。 「用件は済んだわ。お暇しようかしら。」 これ、捨てておいてくださる?と、飲みかけのボトルを机に置いて。 (-399) 2022/08/23(Tue) 12:02:21 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア「人気が欲しいんならもっと上手くやってるだろうよ」 ため息ひとつ、逐一取りに行くか……と力なく笑い。 「は。それじゃあその白いのの持ち主も 死ぬなんて事はないだろうね」 そう返すのは、いつもの軽口かそれ以外か。 身体を引きずるように降りて、 置かれたボトルを当然のように口にし、 空にするとゴミ袋に放り込む。 「捨てといた。レヴィア、あー……」 死ぬなよ、なんて言っても興味がないとか言われそうで。 気を付けて、もなんだか違う気がする。 「いってらっしゃい」 妙な言葉をかける事になり、微妙な表情で。 まあ、ほんのり口角はあげて、見送るだろう。 (-403) 2022/08/23(Tue) 12:25:34 |
ストレガは、ベッドの上で銀色を撫でている。 (a49) 2022/08/23(Tue) 18:31:47 |
【秘】 狡兎 ツィオ → 冷たい炸薬 ストレガ【アジト】 「一瞬、天使に知り合いがいたか考えてしまったな」 このタイミングで、この勢いで声を掛けてくる相手に、 それ以上の稚気を発揮する度胸はなかった。 「何かな、ストレガさん。 今の俺の耳に入れておきたい情報だっていうんなら、 きっと有益な情報なんだろうなと思うから、 是非聞かせてよ」 ――それ以上に、 今齎されてようとする情報を無下にするほど愚かでもない。 こちらも、若干充血した目で答えた。 (-431) 2022/08/23(Tue) 18:49:49 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 狡兎 ツィオ枕詞に敷かれたものはこの男のいつものことだ。 それに、目を見ればどういう状態かくらいはわかる。 故に反応もなしに、周囲を見回して。 「繰り返すが他言無用だよ。危険かもしれないから。 つってもマウロにはもう伝えたけどね……」 誰もいないのを確認すれば、小声で。 「あんたの"兄弟分"からの伝言。 『無理をするなよ』とさ」 「偶然とはいえ、あたいが動いてやったんだ。 あんな資料までわざわざ作ってね。 いいかい、妙な事して無駄にすんじゃないよ。 あたいが言ってる事、わかるね?」 じろ、と睨むような目つきで釘を刺した。 (-437) 2022/08/23(Tue) 19:09:52 |
【秘】 狡兎 ツィオ → 冷たい炸薬 ストレガ「ああ。成程……。 ストレガさんも一枚噛んでたわけだ……」 それは、実は自分にとっては初耳だった。 実は自分は、状況に棹を挿していただけで、 流れ自体は他の誰かが作ったものだ。 面白そうに顎に手をやって。 「そうだな……。 それに対して言えることがあるとするなら……。 『自分の口で言いに来い』かな……」 至極楽しそうに、 釘を刺された部分で指で弄んだ。 「ありがとう、ストレガさん。 最高に面白い情報だそれは」 (-445) 2022/08/23(Tue) 19:55:18 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 狡兎 ツィオ「あたいは部下から聞いて面白そうだったから 見に行っただけ。結果酷いもんだったけどね」 だからあんたが何の話をしてるかは知らないし、 探る気もない。そう零した。 「どうせ放っておいても明日には這い出てくるだろうよ。 じゃ、確かに伝えたんであたいは帰る。 あたいは無駄が嫌いなんだ、無駄にすんなよ」 ストレガはそう言って、去っていくだろう。 (-446) 2022/08/23(Tue) 20:00:20 |
【秘】 狡兎 ツィオ → 冷たい炸薬 ストレガ「いやー……助かるよ。 御足労ありがとう。 これで思いっきり殴れるよ」 どれくらい先から助走つけて殴ろうかなと思いながら、 呑気な顔で貴方を見送った。 天を仰いだのち、一言だけ――その背中に。 (-447) 2022/08/23(Tue) 20:08:48 |
ストレガは、きちんと伝言を済ませた。 (a53) 2022/08/23(Tue) 20:30:31 |
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