情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【秘】 飄乎 シヴァ → 宝石集め カリナ「え? ハイ。まず断るけどどしたん? フリが必要なら冒険者に依頼出すンは全然選択肢よ」 すぐ断りやがりましたね。女の子に告白をさせておいて返答に一切の迷いなし。まったくひどいヤツである。 とは言え後に続いた言葉からしても、あなたに恋愛感情があって告白したのだとは思っていない。あなたが予想していたよりも彼の第一声は跳ねなかっただろう。 「俺ちゃん急〜〜に、 この祭りが終わったら故郷のアイツかっこ概念に プロポーズするンだ…とか言いたくなったじゃんね」 握られた両手も、合わせられた視線もそのままに。一応、そんな相手はいないということを言っている。 彼を頷かせたとして、彼以外に困る誰かはいないということだ。 (-87) 2024/01/29(Mon) 14:11:46 |
【秘】 掃除屋 ダーレン → 飄乎 シヴァ見たことのある顔だと思った、なんて返しつつ。 実際のところはきちんと覚えていたかもしれない。共に冒険をしていた頃から、人間に関する記憶力は人一倍だったことをあなたは知っているだろう。 間接的に商品などの話を聞いていた事だってあったかもしれない。 その他の人間にはこちらからも触れないところから、面識はないのだろうとうかがえる。聞けば知らないと答えていた。 店に入る前に、短くなった煙草をくしゃりと握りつぶして。 モップは店の壁に立てかける。飲食の場には似合わない荷物だ。 席に着けばエールとジャーキーだけはしっかり頼んでいただろう。置かれたフクロウを、なんとなしにつついたりしている。 「エールよりも張るってのに、よく頼むな」 まあこれも今更だろうが。稼いでるのであれば言いっこなしだ。 ▽ (-88) 2024/01/29(Mon) 14:35:00 |
【秘】 掃除屋 ダーレン → 飄乎 シヴァ乾杯の言葉は返さなかったが、グラスを持った手を小さく持ち上げて合わせてやった。 ぐい、と中身を呷るのはこちらも同じだ。 「だからおまえはいつも矢継ぎ早に……って、おい」 「はあ……浪漫は構わないが、勝手に死んでくれるなよ。 呪いだなんだって、伝承じゃ隠されてる不都合も山ほどあるだろうが」 ポカしたというからには、気を付けてはいるのだろうが。 小さなころから散見されるそそっかしい部分を思って、呆れ交じりの溜息だ。 「俺の方は……ぼちぼちだな。 依頼は殆ど受けてないが、生活は出来てる」 「お前に報告するような面白いことは何もないけどな」 変わったところはといえば、最後に見たときには左手に嵌っていた指輪がなくなっていることと、髪が随分と伸びたことくらいだろうか。 (-90) 2024/01/29(Mon) 14:35:52 |
ダーレンは、眼下の景色を見ながら、自らの鎖骨あたりに浮かんだ痣を指でなぞった。 (a11) 2024/01/29(Mon) 14:43:05 |
【秘】 飄乎 シヴァ → 掃除屋 ダーレン「死なない死なない。違うけど信じる者はすくわれるって 言うじゃんね、俺ちゃん自分死なないの信じてるもん」 「あとバルカス様って命救ってくれるタイプの 神様じゃねェけど、命の危機に機転の利かせ方次第で どうにかなりそうな加護はくれてる感じの神様ですし?」 どうにかなるなる〜とケラケラ。殺しても「実は生きてました〜⭐︎」なんて言って、ひょっこり現れでもしそうなテンションである。 言うことは楽観的でも、実際、命に関わりかねないことに対して彼はとても慎重だ。準備の類も一切手を抜かない。 「ぼちぼちね、ふぅん。…面白い話にはならなそうだけどサ、 興味ある話ならあるカシラ? さみしくなったね、左手」 「面白いコトがねェなら詐欺に遭ったでもねェンろな〜〜! まっ、気持ちの供養がてら話してよ兄貴。 言うならお祭り前の今の内〜!ってね」 ほら酒の席でもありますし?、なんて。眉尻を下げて笑った。 興味がなかったわけではないが、最初に聞いた時に出会いと軽い人物像を聞いた程度で、あとは彼は恋人の話をねだらなかったものだから。他に知っていることがあるとすれば、あなたが自分から話した分だけだ。 (-94) 2024/01/29(Mon) 15:47:12 |
【秘】 栄枯 プリシラ → 遊蕩 ディルク「あはは、褒めてくれてありがとう。 でもあんまり女の子で括るものじゃないですよ? あたしを花とするとして、“花”って名前ではないから」 勿論可愛い女の子は皆努力しているのだろうし、 それを認める言葉がもらえること自体はいいことだけど。 「魔女を捕まえて、夢中になってくれるなら、 名前くらいは呼んでくれなくっちゃ。ね、ディルクさん」 こっちはそうしてるから、なんて言い訳じみた真似。 「きっと寒い日だから敢えて作ってくれてるんでしょう。 あたしが知ってたのはたまたまよ、たまたま」 ついてきてと言わんばかりに、度々振り返りながら先導する。 行き交う人たちの間を抜けて、言葉通り広場の片隅、 大鍋のある屋台に辿り着く。 「そう、これ……根菜に、豆?色々と具沢山みたい」 「……さっきは奢らなくていいとは言ったけど、 代わりにあなたのことも何か教えて貰えたら嬉しいな。 無理強いしたい訳じゃないから、駄目なら駄目で!」 (-95) 2024/01/29(Mon) 15:59:41 |
【秘】 温室 マーサ → 小悪魔 ロキ/* お疲れ様です、お返事が遅れてしまい申し訳ございません……! そうですね、そのような感じで行かせていたければ! なんて悪い悪魔だ……今回もきっと多数の人間を陥れるに違いない……。 はい、ぜひゴニョゴニョしていただきたいです! 前述の経緯の都合上、ちょっとツンケンめな受け答えにはなってしまいますが、そこはご容赦いただけますと幸いです。 復活したい理由なんかにつきましては、また後程お話させていただければなあと思います。 あと詰めておきたい点としては、前回から今回までの間に接点があったか、ですが……どうでしょう? こちらはその間、ルフトを拠点に冒険者稼業をしてた感じになります。 (-96) 2024/01/29(Mon) 18:30:07 |
【念】 宝石集め カリナ「……こんなこと言ってるのに、私を救ってくれるの?」 大事な友の目的は痣を光らすことではなく救うこと。 「ごめん、正直仲違いするのが怖かったから。 そんな風に言われると、やっぱ嬉しい。 言ってることぐちゃぐちゃだよね」 その意思を汲むには私は自分の意思を曲げられず、 否定し拒絶するにはあなたの心が酷く純粋に見えてしまっている。 「私は……」 私が救ってほしいのは。 本来此処に居るべきだった子。 一先ず大きく息を吸ってから片手をあなたに伸ばしてその手に触れようとする。 「皆が私と同じかはわからないけど。 似たようなことを考える人はいるかもしれない。 むしろ、救いの言葉を無視して攻撃してくる人がいるかもしれない」 「だからその……情報、共有とか。 出来る限りで、私もあなたの救いの手助けをさせてほしいの。 痣が光らせる覚悟は今の自分にはないけれど、一人で頑張らせるのも嫌。 ……虫がいいかな……?」 (!12) 2024/01/29(Mon) 18:54:43 |
【教】 聖女 リッカくすり、と。 笑んだ聖女は、くるり。その身を翻す。 「 ――― ほんとうに たのしみ! 」 無邪気そうな声が鳴って。 次の時にはすう、と空気に溶け入るように消えてゆく。 本当にあっという間に、 その姿はその場からいなくなっていた。 (/14) 2024/01/29(Mon) 19:13:41 |
【独】 聖女 リッカ▽ >>/14 とびきりの予定。 こんなことは、初めてだった。 いや、それを言うなら。 転生者と呼ばれる人間に、聖女が夢の中以外で姿を見せたのだって、 ファリエ相手以外これまでに1度だってない。 信仰心? ―――ううん。そんなものは必要ない。 ただの気まぐれ? ―――そう言いきるにはもう少し、はっきりとした思いがここにある。 なら。なら、どうして? ―――だって。 ひとりぼっちの寂しさを、聖女は知っていましたから。 ▽ >>/15 (-97) 2024/01/29(Mon) 19:16:31 |
【教】 聖女 リッカ「 またね 、ファリエ 」 姿なきまま、その声だけがあなたの耳へと届く。 それを最後に、聖女の気配はどこからも消えてしまっていた。 夜更けの街。 凍えそうな冷たい夜だけれど、この日雪は降らなかった。 ただ、寝入る子どもたちから、すやすやと小さな寝息の音だけが聞こえているようだった。 (/15) 2024/01/29(Mon) 19:17:07 |
【人】 仕立て屋 エリー>>106 プリシラ 「へぇ……人は見かけによらないんだね。 どっちにしても、僕が勝手に心配してるだけだから」 腕力なんてなくても人を無力化する手段があるのはそうだ。 魔法なり、技術なり、道具なり……なんでもある。 けれど、最も手軽な腕力という手札を持つのなら実際に心配無用なのだろう。 「別に気にしなくてもいいのに。 おすすめの屋台は……好みの味にもよるかな? 辛いのならここからずっと行ったところにある火吹き亭が出してる屋台がおすすめだし、 甘いものが好きなら西の通りに色んなのが集まってるし…… プリシラはどういうのが好きとかある?」 なんて聞きながら、色々な屋台を教えていく。 「食べ歩きでもし服が汚れたらすぐ綺麗にするから、気兼ねせず好きな食べてきてね。 汚れを落とすのは得意だから。待ってるよ、お店で」 (110) 2024/01/29(Mon) 20:00:41 |
【秘】 仕立て屋 エリー → 薄荷 アンジュあくる日の朝、商業通りのカフェでモーニングをいただくエリーの姿があった。 そのカフェが開店するのと大体同時に入ったのだから、恐らくあなたよりも早い……あるいは似たようなタイミングかのいずれかだろう。 あなたはいつ頃、やってくるのだろう。 それとも、小さなすれ違いで、気付かぬ内に席へ着いているのだろうか。 (-98) 2024/01/29(Mon) 20:04:03 |
【秘】 遊蕩 ディルク → 栄枯 プリシラ「…………」「……素晴らしい程に正論だね」 言い訳の余地もないと男は肩を竦めた。 決して名を覚えていないという訳ではないのだが、 名を呼ばなかった事実は確かに。 「うーん。参ったね、本気になっちゃいそうだ。 …プリシラちゃん、で良かったよね」 初対面である中で、本気か冗談かも分からない言葉。 吐き出し、先導する貴女の背を追いかける。 花というより蝶を追う気分だと男は考えた。 「こうした屋台って具は少ないイメージだけど」 ここはそうでもないみたい。 周囲に漂う香りは食欲を誘うようだ。 「……ん、僕のこと?別に構わないけど、何かか。 それって例えば僕の持ってる能力だとかどう暮らしてるかとか、 そういうものでいいのかな」 軽い関係ばかりで問われることは少なかったために少し悩んでしまう。 とりあえず、先に席に着こうかと促しておこう。 (-99) 2024/01/29(Mon) 21:15:28 |
【秘】 宝石集め カリナ → 飄乎 シヴァ「あなたの生まれは結婚式に指輪を揃える文化はあったかしら。一緒になるなんてまるで呪いみたいね」 あなたの返答にある程度の予想はついていた、それでもまるでテンプレートのように返されれば深い溜め息もつきたくなる。 「一応本気なのよ。あなた専用の依頼だもの。 でも結ばれるには急きすぎて、余裕もないのは確かね」 互いに真面目な麺を見せている同士、色恋に溺れるような性格は一切していないのは把握していただろう。 仮としてあったとしても表面に出すこともなければ、突拍子もなく冗談で言うような間柄でもない。 「……今がいい。 ……だって死んじゃうかもしれないし…… 」 (-100) 2024/01/29(Mon) 21:43:19 |
【人】 白昼夢 ファリエ>>108 エミール 「はっきり言われるとなんだか……変な感じ。 こんな事件でも無いと、私達って食事をすることも想像できないというか。 あなたもそう思いませんか?」 無論これからそういう会に赴くのでもないのだけれど。 物心ついてから孤児院に根を張っている藻女と気まぐれで子供の面倒を見に来るあなたとだなんて。 ボタンを掛け違えるような、可笑しさを覚えてしまう。 「いえいえ十分です。お言葉に甘えて」 そうは言いつつもちゃっかり奢りの現地は取って笑みを深めた。 言い方が少し意地悪だっただろうか。冗談のつもりだったのだけれど。 それから背で手を組んでその場での話は切り上げただろう。 適当に時間を潰すだけでも、ある程度は落ち着ける。 きっと、突然の事が多すぎて呑まれていたのだ。 友人と呼べるほどの間柄でもないけれど、顔見知りであれば多少は日常を意識する手助けになる。 いつ振りだろうか。 子供の相手をしない時間を独りで費やさないのは。 暫し教会の大きな女神像に何かを訴えるような視線を向けていた。 (111) 2024/01/29(Mon) 22:03:25 |
【秘】 白昼夢 ファリエ → 寡黙 エミール「──それで。 どこに連れて行ってくれるんですか?」 教会での話し合いが粗方終わった後。 向かう足は孤児院とは逆方向。祭りの前だというのに既に人々の興奮が漏れ始めているのを肌で感じる。 同じ都市に住んでいるのにまるで別世界の住人のように眺めていた。 (-102) 2024/01/29(Mon) 22:18:14 |
【人】 飄乎 シヴァ>>109 エリー 「エリーだって男の子じゃん?? 男はジジイになっても男の子なんだってェ〜〜! この感覚わからん? くっ、これがジェネギャか…」 ジェネギャではなく元々の感性の違いである。彼はあなたを男性だと思っているが、あなたが本当に男性だったとしても同じやり取りをしていたに違いない。 彼はあなたが故郷を出奔した理由のひとつが、服飾は女の仕事と蔑まれ続けたからだと勝手に思っている。 「そォ? ん〜じゃこのまま オススメの屋台くらいはご紹介預かりますかァ〜!」 そうして町へ繰り出せば、彼は屋台ひとつごとに何かしらの酒も購入していた。量に呆れられてもなんのその。笑い飛ばして終始楽しげな様子だっただろう。 誰に聞かれても困りはしない、他愛のない話をいくらかして解散の運びとなったのだった。 → #Moordag (112) 2024/01/29(Mon) 22:18:40 |
【人】 飄乎 シヴァ>>110>>112 エリー 翌日には彼はきちんと店に足を運び、ピカピカおニューのコートの出来に大変満足をしていた。 惜しみない称賛ついでに勢いで愛してるワだなんて言っていたが、今日の会話の流れとそう遠くないテンションで軽く流されていたに違いない。 彼があなたを女性と思っていたのなら出なかった言葉だ。 「聖女様の祝福受けた奴が 買ってくれたとかって結構な箔になンじゃんね?」 バチバチに広告塔になる気満々の彼に、やり過ぎ厳禁と嗜める一幕があったかもしれない。 ごく軽い別れの挨拶を送り合えば、何事もなく見送り見送られていたことだろう。祭りはまだこれからだ。 #Moordag (113) 2024/01/29(Mon) 22:21:41 |
【秘】 小悪魔 ロキ → 温室 マーサ/* お疲れ様です! まったりお待ちしておりましたのでお気になさらず! ではそのようにゴニョゴニョっとやっていきますね! ツンケンな受け答え大歓迎です!たくさんください! こちらも復活したい理由とかの深い部分は追々ということで…… 前回からの今回の接点は、ほとんどなかった想定でいました。 久しぶりに顔合わせて「ちゃんとやれてるんだねえ」とかちょっと意地悪なこと言うつもりだったので…… あったとしてもひょっこり顔を合わせる度に似たようなやり取りしてるのかな〜というのが、こちらの考えです。 なんだかんだ、腐れ縁みたいな部分があるのかもしれないなと。 (-103) 2024/01/29(Mon) 22:39:40 |
【秘】 飄乎 シヴァ → 宝石集め カリナ「バチくそかわいいお言葉もらっちゃったね、 カリナ嬢全然男落とせるよソレ」 「 ……えっっ、 パパが好きでもない人と無理やり結婚させようとしてくるのとか、 そういうの全然ない感じ??? マ????? 」「そういうのならダーレンの旦那に回すの 考えたンけどな… え?? マジにないの????? 」どうやら本気らしい。遅れてめちゃくちゃ驚いたしめちゃくちゃ確認をする。嘘でしょ。 リアクションがかなりオーバーなので、力強く握られていない限りは手は自然と離されていただろう。 一通り本気で驚き、落ち着きを取り戻せば彼はあなたに向き直る。 「本気でも何か他に目的があってもサ〜、 やめといた方がいいよこんなカス男。 死んじゃうかもって思ってンなら尚のコト」 「最後の思い出文法で好き放題やって、 別に死んでないのに一生カリナ嬢に見つからんように 動くのとかヘーキでやるもん俺ちゃん」 「でもそうね、」 (-104) 2024/01/29(Mon) 23:10:06 |
【秘】 飄乎 シヴァ → 宝石集め カリナ「…今からでもカリナ嬢が、パパの目を誤魔化す必要がある、 ってコトを思い出したりなんてしてェ。 ソレで結構縁のある冒険者の俺ちゃんに依頼したいとか 言ってくれるなら、俺ちゃん考えるかもしれんワ」 あなたが本気で彼のことを好いていて恋人になりたいと言うのなら、彼は最後の思い出作りに付き合って、以降姿を消すだろう。 他のことが理由の依頼とするのなら、姿を消すまではしない。そう言っているように聞こえる。 そう聞こえるというだけで、この自称カス男は恋人ごっこをするのならどちらにせよ姿を消す気だろう。 「つって、俺ちゃんは今まで通りくらいがいいンけども。 …ここまで聞いた上でサ、君はなんて言います?」 今まで通りにするなら、今まで通りに付き合いを続けるよ。この男はそう言っている。 あなたは自分の事情を捏造しても構わない。 (-105) 2024/01/29(Mon) 23:12:08 |
【秘】 掃除屋 ダーレン → 飄乎 シヴァ「そうかよ」 「そこまで言うんなら、俺が生きてるうちに死んでくれるなよ。 ……これでも、……いや」 誤魔化すように、エールを呷って言葉を飲み込んだ。 どうにもこういった言葉は性に合わない。まして、冒険者であるなら覚悟は出来ているだろう。信頼の上の判断。 そう、冒険者であるなら。 「……、祭りに辛気臭い話は似合わないってか」 そりゃそうだ、と自嘲気味に鼻で笑って。せっかく消したというのに、また新しく煙草を懐から取り出して火を点ける。 ふう、と一度煙を吐き出してから。もう一度口を開いた。 「前に話しただろ、覚えてるかしらねえけど」 「シャーロット……付き合ってた女。 暫く前に結婚して……」 シャーロットという女のことは、昔にあなたに何度か話したことがあった。 気立てのよい可憐な女だと語っており、若き頃のダーレンは彼女にベタ惚れだった。冒険中に惚気を聞かされることも一度や二度ではなかったほどだ。 胸元に手を入れて、手繰るような仕草。 鎖骨辺りに入った痣がちらりと見える。彼もまた、きちんと聖女に選ばれた人間ではあったらしい。 すぐに、細身の銀のチェーンが顔を見せて。ちゃり、とチェーンに通された指輪が音を立てた。2つ。サイズ違いの同じもの。 「それから1年だか、2年だか……そのくらいの時に、死んだ」 「腹ん中のガキと一緒にな」 指輪に目を落としたまま、低い声でそう話していた。 こんな酒の席で口にするには、あんまりにもあんまりな話だとは思ったのだが。 あなたの方に顔を向けてもいない。顔を見せたくなかったのか、見たくなかったのかは定かではないが。 (-107) 2024/01/30(Tue) 0:17:32 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新