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【秘】 掃き溜めの ゾズマ → 逃亡者 ポルクス紅茶にミルクが混じり、砂糖がひとつふたつ溶けていくのを眺めた。 カップに口をつけながら、あなたの様子を伺う。 「で、わざわざ部屋まで招待してする悪戯ってなんだよ 他になにか企んでるんじゃねえだろうな」 当然、あなたの心中を知るわけではない。 (-195) 2021/10/20(Wed) 20:47:52 |
【秘】 掃き溜めの ゾズマ → 巫女 キンウ「…………キンウって結局なんなんだよ」 そう勿体ぶられると気になってしまった。 けれど次に視線をやった時には、となりの少女は昼寝をはじめてしまっていた。 「オレより先に寝てるし……」 本来昼寝をするはずだった少年もまた横になって、しばらく変わることのない空を眺めているうちに眠りにつくのだった。 (-204) 2021/10/20(Wed) 21:14:25 |
【秘】 掃き溜めの ゾズマ → 浮遊想 テラ脳裏に真っ先に過るのは死神のことだ。 ……まさか本当に存在していて、迎えにきたとでも? 噂ではローブ姿だと聞いた。けれどここにはなにも見えない。 来ないで欲しい! そもそも、自分のところに来るわけがない! 「そ、そこにいるのが死神ならとっとと帰れよ!死神じゃないんなら……用件くらいは聞いてやる!オレはこれくらいどうってことないね」 そうは言うが、少年には何も見えない、聞こえもしない。 けれど気配だけがある気がする。気がする。 正体がわからないものへの恐怖、ただの人間の少年には当然ある。 「この間のかぼちゃのヤツか?なら、わかるようにしろ。モノ浮かせるとかさ、ほら、できるだろ!」 きょろりと辺りを見回して、拾って差し出したのは、なぜかそこにあったテディベアだった。 (-252) 2021/10/21(Thu) 13:55:06 |
【秘】 掃き溜めの ゾズマ → 不眠症 アマノ「オレ、神隠しで消えた人間がどこにいったのかわかる。 見えないだけでさ、その辺をさ迷ってるんだ。 たまに、なんかモノが浮いたりイスが倒れたりすることあるだろ。声も聞こえるんだよ。そいつが言うにはなあ」 「パーティを楽しまないやつは消されるんだってさ!」 実際、モノが浮いたり、ということはあったから本当のことも混じってはいた。 しかし、すべてが本当かどうかなどおそらく知る由はない。 この少年は"虚言"を吐いているかもしれないからだ。 (-254) 2021/10/21(Thu) 14:06:47 |
【秘】 掃き溜めの ゾズマ → 逃亡者 ポルクス「はあ?」 素っ頓狂な声を上げた。その一音だけで意味がわからない、という心境を語るように。 あなたが思う通り、単純で短気なこの少年を怒らせるのだけは簡単だ。ちょいと煽ればいいだけなのだから。 「やっぱ企んでんじゃん。怒らせて何がしたいんだよ。そういう趣味でもあんの?」 けれど、少年は殺意を抱くまで人を憎んだことがなかった。 (-260) 2021/10/21(Thu) 14:31:51 |
【秘】 掃き溜めの ゾズマ → 逃亡者 ポルクス何を語り出すかと思って黙って聞いていれば 危険な遊戯を楽しむ歪んだ子供のようなこと言い出すではないか。 「 」 少年は口をつけようとしたティーカップを取り落とした。 割れる音が響いて、背後にいるあなたを振り払うように立ち上がった。 「はぁ!?何言ってんだアンタ、頭おかしいんじゃねえの!」 じりじりと後ずさる。反対側のソファに引っかかってその上に転がるように座り込んだ。 「……オレは……オレは誰かを殺したいなんて少しも思ったことなんて──。アンタは、殺意が、愛されてるとでも勘違いしてんじゃねえの?なら、頼む相手を間違ってるよ」 「死神とやらにでも頼むんだな!」 死神。その名の通り、神隠しの原因だとか、誰かを殺しているとか最近流れている噂の正体だ。少年には半信半疑だったが思わず口を突いて出た。 (-268) 2021/10/21(Thu) 15:48:30 |
【秘】 掃き溜めの ゾズマ → 不眠症 アマノ「まあ、小さい頃から他のヤツには見えないものがオレには見えてたからな!」 急に態度が変わったな、このオッサンと思いながら、離された手首を擦る。今言った事が真実でないにしても、嘘を吐いているつもりはない少年は、これ以上なにを言う事もない。 「え。なに急に。そこになんかあんの?」 (-275) 2021/10/21(Thu) 16:20:40 |
【秘】 掃き溜めの ゾズマ → 逃亡者 ポルクス「このイカレ野郎……!」 狂気じみた笑いに怯まぬように、鋭い瞳が、目前のあなたを睨む。少年は威勢だけはよかったが、力は弱い。押し倒すのは、容易かった。 「 ひっ ……な、なにす……」衣装の間に滑り込んでくる手の感触に細い声が漏れる。 嫌だった。好きでもない男にこんなことをされるのなんて。 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!だってだって、ゾズマは男だ男だと己を偽っていたが なんの力ももたない、少女なんだ。 「……ッ誰が、アンタの言いなりになんかなるか! や、やめろよ、やめて……!」 涙目で必死で訴える。今ここにある感情は、恨みでも憎悪でもなく、恐怖だ。 だけど恐怖に支配された人間は、自分でも制御できない衝動に苛まれるものだった。だから、隠し持っていたナイフをあなたの腹に突き立てるのにも、なんの抵抗もなかった。 あなたがどうなろうと構わない、だってこれは身を護るため。 それが不可能ならば、力の限り下腹部を蹴り飛ばそうとする。 (-281) 2021/10/21(Thu) 17:39:32 |
【秘】 掃き溜めの ゾズマ → 不眠症 アマノ「あ?……見えることはある。けど、見えてたものが、見えなくなることがある。人によるな」 子供の頃は見えてたのに、成長するにつれて 見えなくなったものがいた。だからそう口にする。 「声だけ聞こえるとか、気配があるだけとか、──あと、そうだ、実は神隠し側の仲間だったとか、わかるんだよ。ただ、そう全員のことがわかるわけじゃねーからな」 そもそも、少年があなたに協力するとも限らない。 けれど、試しに見えるかどうかくらいは気になった。 「ま、試しに行ってやってもいいけど、せいぜい神隠されないように気を付けることだな、オッサン!」 じゃーな!少年は今度こそ去っていく。 (-287) 2021/10/21(Thu) 18:34:50 |
【秘】 掃き溜めの ゾズマ → 浮遊想 テラ「……わ……ぁ…つ、つめ た……!」 持ちあがるテディベアを驚いた表情で見上げたけれど それよりも手から伝わる温度の方に気を取られてしまった。 「……や、やっぱり何か、いるんだな……いるけど、見えない……アレか、神隠しされた人間か!?」 放り投げられたテディベアを見てつぶやいた。あなたの声を聞くのになにか特別な力がいるのなら、少年には聞こえない。もし、いらないのだとしても、聞こえないのかもしれないけれど。 「な、な に」「なんだよ」「なにがしたいんだ」 今度は両肩がひどく冷たい。 それがまるで自分に対して怒っているように感じられた。 「冷たい 寒い」 「怖い」 「さ、触るなよ……!」 (-298) 2021/10/21(Thu) 19:50:10 |
【人】 掃き溜めの ゾズマ>>63 ゲイザー 「……え?」 少年は動かない。否、動けない。 「ひ ひい……!」 まるで女のようにか細い悲鳴をあげる。 立場など簡単に逆転して、怯えるのは、こちらの番だった。 青ざめ、冷や汗を流しながら震えているしかできない まるで猛獣に狙われた、憐れな子羊のようだった。 とてもじゃないが、掃き溜めで生きてきたような雰囲気はそこには感じられない。 下卑た言葉が恐怖に支配された脳裏をすり抜けていく。 「──ご、ごめ、っ……、ごめんなさい……!」 何度も謝りながら、隠し持ったナイフを、無造作に突き立てたのも、ただの、恐怖からだった。 「っ、だ、誰か……! 助けて!」 おまけに、みっともなく大声で助けを呼ぶ始末だ。 殺人鬼の前では、一般人は、無力だった。 (67) 2021/10/21(Thu) 20:33:00 |
【独】 掃き溜めの ゾズマあ〜〜もう更新がくる おれは 遅い 次死ぬことはなさそうだけど 投票は ランダムの ままです なんかやばいひとたちに襲われてるけど (-322) 2021/10/21(Thu) 20:52:43 |
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