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【人】 闇崎 宵稚[お前の話、俺が知らない間の話。>>63] 諦めてねえだけで、 すげーんじゃねえの。そういうのって。 [声優業ってのは、詳しくないけど。 海音の粘り強さだけは、俺が保証したい位だ。 (それが、負けず嫌いだからなのか、 ]『俺』が絡んでいたからこその執着心かは、 よくわからないんだけれども) でもなんつーか、意外だ。 たしかにお前、喜怒哀楽の差があるけど まっすぐっつーか… ストレートだから、表現力って言葉が出るの、 ちょっと意外だ。…すごいな。 [特撮ですごい悪者とかしてたらどうしようか。 (これも、ただコイツが素直なだけだからか、 ]『俺』が絡んでいたからこその素直さなのか、 今となっては曖昧なものだ) (74) 2022/08/20(Sat) 19:48:05 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音― 海音の部屋 ― [部屋の中にひっぱられて、 デルデルだった身体を持ち上げて、 ベッドの上に乗せてやってから、 サイドテーブルに座り直し、窓辺を覗く。 お前が怖いと言っていた海を眺めて。 …その時久しく、コイツが怖がってる所を見たと 今更ながらに思い出す。] ほんとに、よ。 俺の事ばっかり、 …おれのこと、ばっかり [こいつは本当に、自分自身を蔑ろにする。 高校三年、あの祭りの夜。 俺の話を自分のことのように悲しんで …でも、お前はお前の恐怖を 隠し通していた、って、ことだろう?] (-57) 2022/08/20(Sat) 20:50:38 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音 ♪ ♬… [お前に対しての気持ちが、感情が、 気づけば、全部、全部歌声に乗っていた。 なあ、ほら、こんなふうに歌えるのに、 俺が好きな歌、歌ってないわけ無いだろ。 こんなにも、俺の気持ちが歌になる。 …お前に涙を孕ませて目覚めさせる位には。] (-59) 2022/08/20(Sat) 20:53:20 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音 ♫……♪ ♬──… [歌詞もない、繰り返す哀傷のフレーズ。] ♪ ♬… [眠りに誘うお前の誘いに、 起きている筈なのに、夢見心地のように、 陶然として、上瞼を緩く、蕩けさせる。 ベッドの縁に肘を寝かせて、頭を腕の上に降ろす。] ♫ … [怖がってるのは、お前の方じゃないか。 なあ、俺の声を聞いて、お前はその恐怖を、 悲しみを、『境界線』を、忘れられる? 訪ねたいのに、言葉が出ない。 俺の口はただ何度も歌を繰り返し、 それ以外を忘我する。] (-60) 2022/08/20(Sat) 20:54:17 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音 ♪ ♬… ♫……♪ ♬──… [それは、誰が歌った声だろう。 それとも、波の音だったのだろうか。 俺は、その間眠りにつけていた? ……それすらも、わからなかった。] (-61) 2022/08/20(Sat) 20:54:50 |
【人】 闇崎 宵稚* ……別にいいけど。 俺もなんか転寝くらいはしてた気がするし。 [土下座をするお前の隣、 サイドテーブルに座り直して、足を組む。 とはいえ、俺自身別に憤慨していたりはしない。 ただ土下座ってマジでするやついるんだな…と、 ちょっと面白半分で止めてないだけだ。] 部屋は…隣だったし、 無計画の素泊まりだからそんな困らねえから… それよりもそろそろ路駐の車なんとかしねえと [なんで部屋に居るかって、 …本当に口にすべきか?お前にとってそれは。 土下座の頭の位置が地面にめりこみそうな気も。 …特になにかされた訳でもないし、正直に部屋に連れ込まれたって言っておくか。 ] (76) 2022/08/20(Sat) 20:56:14 |
【人】 闇崎 宵稚 …ま、いいじゃん。 こうして泊まりになるのも、 昔に戻ったみたいだし。 [誰かと酒を飲む事が久々に楽しいと思えた。 それが海音との久々の食事であったことも、 再会で、会話だったこともあるのだろうけど。 酒がなくったっていい。 またこうして、食事が出来れば良い。 その気持は、本音だ。] 怒ってねえよ。 はしゃいでんなとは思ったけど。 緊張取れたなら良かった。 [冗談っぽく、返したあの時の>>45 妙なぎこちなさみたいなものは、 少し抜けてるように思えたから、そう告げて。 『何でもするよ』ってのは、 こいつが、俺が少しなよっちい時から、 頼られるような人柄を振る舞おうとして>>0:60 その延長線だと、思っているのだけど。 素朴なお前なままでいいのにな、と。 内心で考えながら。肩を竦める。] (77) 2022/08/20(Sat) 20:56:57 |
【人】 闇崎 宵稚 …祭りで荷物なんか出来ねえだろ。 嵩張るの綿菓子くらいじゃん [どんだけ買い込むつもりだよ、と、クツクツ笑い。 ただ、"許してしまう"のも、面白くないなぁ、と。 思考の中で模索して。 些細な願い事を、ひとつ。]* (78) 2022/08/20(Sat) 20:57:35 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音[『境界線』を、敢えて引いて見せるのだ。] ……じゃあ、さ。 祭りの最後の灯籠流しで。 俺の歌、久々に聞いてくれよ。 最近曲作りだけで、歌えてないんだ。 最近は花火もあがるみたいだしさ。 音、小さいかもしれないけど。 また、お前に一番に聞いてほしいんだ。 『なんでもしてくれる』んだろ? [お前は、この境を、越えてくれる?]* (-62) 2022/08/20(Sat) 20:57:56 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音* [部屋に戻る際。 ぺた、と顔に触れられる。 男らしくとか、頼り甲斐とか、 そんなことを意識していない、お前の、 そういう、さりげない仕草。] [ああ、その目、その目の色が、俺は。] [俺は、その色が、覗き込むお前の顔が、] (-63) 2022/08/20(Sat) 20:58:36 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音[好き、なんだ。 好きだったと思い出した。 だから、お前が離れても、 蒼 を好んだ。──陶然として、上瞼を緩く、蕩けさせる。 ] (-64) 2022/08/20(Sat) 20:59:25 |
【秘】 闇崎 宵稚 → 鳴海 海音 …さあ、俺も酒が回ってたのか、 寝たのか寝てないのかよく覚えてねえや 平気、もう、慣れた。 欲しい物を買う金も、流石に稼げてるよ。 [夢見心地の中で浮かべた表情は、 彼の記憶の中に残っていたのだろうか。 自分でも──、そんな顔をしていたなんて、 よく、おぼえていないのだけれど。]* (-65) 2022/08/20(Sat) 21:00:08 |
【人】 闇崎 宵稚― 参 ― [部屋に戻る前にホテルを一度出て、 路駐していた所まで歩き、車を回収する。 (…違反切手切られてなかった、よかった) ホテルの駐車場に運んでから、部屋に戻って、 茹だる暑さをごまかすためにシャワーをひと浴び。 前髪だけでも少し切るか、悩みながら、 風呂上がりにスマホを見れば、通知が一件。>>70] ……。 [成る程、観光地化してればそりゃあ、 >>0:8 私服姿のカップルも気軽に来れるわな。 (とうの自分は、といえば。 中学一年生が最後だった気がする。 思春期に被って恥ずかしくなったのと、 高校の時はさもありなん。) URLをトン、とタップし、 じっくり金額を眺める時間が続く。 (……人並みの生活が出来ているとはいえ、 この数年で金銭面は相当厳しく鍛えられた) ] (79) 2022/08/20(Sat) 21:49:17 |
【人】 闇崎 宵稚 ……き、着付けで追加料金…? 浴衣なんてどう着たって同じだろ…。 [下履きと和バックのオプションまでは許せた。 ただ、それ以外のものに渋い顔になる。 とはいえ、本当に人に会う姿をしていなかった身。 必要経費として飲むべきだろう。 昨日みすぼらしい格好を海音に見せたことを 地味に引き摺ってはいる自分がいるのは事実だ。 ついでに送られてきた海音の浴衣姿。>>70 それは自前なのだろうか、それともレンタル? (そもそも海音は、いつも浴衣を着ていたのだっけ) とかく、着慣れているような気はした。 乱れも少なく自撮りはよく映えている。 一人で楽しそうにするその写真に、 少しだけ、つられて笑い、着物屋に電話していた。] (80) 2022/08/20(Sat) 21:49:48 |
【人】 闇崎 宵稚* [待ち合わせ場所とかは完全に任せきりで、 やりとりしながら、着物屋の押し売りに抗う。 (ヘアセット3000円は払わないぞ、俺は) だらしなく後でボサついていた髪を 適当にゴム紐でひとまとめにして、前に垂らす。 濃いネイビーの縦縞しじら。 帯は黒い無地のようにみえて、青海波があしらってある。 下駄は疲れそうだから草履にした。 セットの中では一番安いやつ。 地味なものこそきちんと着ればよくなりますから、と 店員さんは気合をいれてくれていた] (81) 2022/08/20(Sat) 21:50:32 |
【人】 闇崎 宵稚[着慣れないそれにオタオタしてたら、 遅刻をしそうだったけど、なんとか自撮りはして。] 『着た。』 [と、その一言だけつけて。送信した。 集合場所はホテルだったし、遅れるってことはほぼなかったろうけど。 ] (82) 2022/08/20(Sat) 21:51:38 |
【人】 闇崎 宵稚 ― 祭 ― 待たせたか?悪いな。 ……行くか。 [時は神社前。多少の此方の遅れはありつつ 混雑の前には境内に踏み込めはしただろう。] …そうだな。 少し、賑やかさは増したか? [大人になって雑音が増えたせいか。 本当に観光客が増えたかどうかは、 今の俺に判断は付かなかったけれど。 入り口付近には、客寄せの為の 話題の屋台なども並んでいて。] (83) 2022/08/20(Sat) 21:53:20 |
【人】 闇崎 宵稚 昨日の飲み方は少し反省したか? …それなら、少しだけまた食べて、飲もう。 今の俺たちなら、焼き鳥にビールだろ? [なんて、誘いもこちらしたり。 昔ほど遊びの屋台に惹かれることはなかったけど。 射的の景品をぼーっと眺めては。] これ、祭りの絶対的法則だけどさ。 射的の特賞のゲーム機って当たらないよな。 [なんて、話題をもちかけながらも、 500円くらいそのゲーム機のために投じてみたり。] (84) 2022/08/20(Sat) 21:53:40 |
【人】 闇崎 宵稚 海音。 誘ってくれたからには、なにかしたかったのか? それなら、それをやろう。 何か食いたいなら、食べよう。 大丈夫だよ。 今日は特別に金を持ってきてる。 [高校時代の時だけ、 口癖にしていた言葉を紡いで。 あの日の、あの時の地続きのように、 お前の隣を、ゆっくり、ついていく。 ──どうか、止まりませんように。 ]** (85) 2022/08/20(Sat) 21:53:58 |
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