14:31:43

人狼物語 三日月国


74 五月うさぎのカーテンコール

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【赤】 店長 ジン

けっこー年上が好きなんだね、麦は。
俺もタイプだったりしたらいいんだけど。

[一目惚れっていうのは、タイプとかを飛び越えるから。
 どうだったのかと思うのは興味本位。]
(*142) 2021/05/24(Mon) 2:07:28

【赤】 店長 ジン

[軽口に乗せるなら、俺とはしたいの、と聞いてしまいたくなるけれど。
 さっきの生理現象がすべてを語ってくれている。]

ん。じゃー、俺も喋んなきゃだなあ。
長くなるからテキトーに聞いてて。寝てもいーよ。

[人生の黒歴史を晒すのだ、もうチェイサーではやっていられない。
 またタリスカーをワンフィンガー。勢いで呷ってしまってもいいように、水割りにして一口。]

俺はね、正直、分類的にはどっちかわかんない。
聞いといてなんだけどさ。
(*143) 2021/05/24(Mon) 2:07:48

【赤】 店長 ジン

最初の恋は多分、涼だろうな。近所によく遊ぶ女子がいてさ。
小学校も同じで、中学まで腐れ縁。
けど、中学ともなるとマセてくるやつがいて、付き合ってんだろなんて噂されんの。
お互いそんな訳ないって否定するけど、言われると意識するってやつ?
否定する材料を探そうとして、涼のことを目で追って――

まあ、でも、自然消滅ってやつだ。高校違ったしね。

[さて、それから問題の話。
 高校の先輩に、一目惚れした話だ。]
(*144) 2021/05/24(Mon) 2:08:11

【赤】 店長 ジン

そんな事があったから、高校では彼女欲しいとかそういう話に、あんま積極的になれなくてさ。
まあ、ただ、聞いて。たまに中学の話を盛って話して。
別にいつか勝手に好きな人ができるまで、それ以上はしなくていいかなって思って。
けど、来たんだな、その時が。

[はー、と深めに息を吐く。
 自分からはじめた話のくせ、いざ話すとなったら思い返すだけでもだいぶ恥ずかしい。
 助けてくれタリスカー。水割りをごくりと、大きめの一口。
 喉が熱くて、頭の芯が痺れだす。]

……制服着た先輩が近所で発声練習してんの見かけてさ。
セリフっぽいことやってたから、演劇部だろーなって思って。
学祭近かったから自主練だったんだろうけど、正直演劇部ってのが学祭のそういう時期以外何やってるかも知らなかったから、年イチしか出番ないのに必死になってよくやるなー、って思ってたんだけど。
(*145) 2021/05/24(Mon) 2:08:36

【赤】 店長 ジン

なんか目離せなくて、ずっと見てたんだよ、その練習。
それから何日か、その練習見ててさ。いざ本番見に行ったら、これがまたそんなにうまくねーの。
やる気が空回りってか、悪目立ち? 浮いてる? 発声やってたから声はデカいんだけど、他のメンバーとテンションが合ってない、みたいな。

[喋りはじめれば、昨日のことのように語れる。
 昔の恋の話は、麦の耳にはどう届くだろう。]

だけどさ、なのに、もっと見ていたくなったんだよな。
カリスマ、とかそーゆーんじゃなくて。
全然かっこよくないけど、かっこよかったんだよ。スベってるのに光って見えた。
多分俺はあんなに全力で何かに打ち込んだことねーな、みたいな。
(*146) 2021/05/24(Mon) 2:09:02

【赤】 店長 ジン

それからずっと、部活の練習とか影で見てたり、発声練習見に行ったり。
その時くらいにやっと、最初に見たときから俺惚れてたんだなって気づいたかな。
会えるだけで嬉しくてまともに話したことすらないのに、劇の相手役になった想像でヌいたりしてさ。

[興味のつもりが恋愛だったと気づいた瞬間、高校生の熱というのは簡単に燃え上がる。
 たいして顔もいいわけじゃなかった。喋ったこともなかった。同じ部活に入って、同じ舞台に立つ勇気すらなかった。
 けれど隣で応援しているだけで、恋心というのは育つ。まるで少女漫画だ。]
(*147) 2021/05/24(Mon) 2:09:22

【赤】 店長 ジン

けど、先輩だから卒業すんだろ、先に。
そんで卒業式の日にさ、なるべく女子っぽい文字練習して、超丁寧に『大好きでした』って手紙書いて下駄箱に突っ込んで、それで終わり。

――終わりに、した。

[あの手紙は何らかの物議を醸したのか。その顛末すら知らない。
 或いは自分の存在がとっくに気づかれていて、嫌悪のままに破り捨てられたかもしれない。
 想像はできるが、それだけだ。]
(*148) 2021/05/24(Mon) 2:09:39

【赤】 店長 ジン

こんなお話でよろしい?
ま、だから俺はさ、麦がずっと想い続けてくれたのすごいなって思うし、それを知ったからにはなんか応えたくなるん、だよなぁ。

[年寄りは長話をしました。
 反省とともに、水割りを飲み干してグラスを置く。
 ソファにとろんともたれかかって、そのまま麦の方に体重を寄せる**]
(*149) 2021/05/24(Mon) 2:10:00

【赤】 店長 ジン

そう?
ま、言われて悪い気はしないねえ。

[>>*152タイプはジンさんです、と言い切られて。
 若い子だしもっといろいろあるんじゃないかな、と思ってしまうのは、癖づいた自己評価の低さのせいか。
 いやいや、それだけじゃないだろうよ。こちとらいい歳だし。]

――嬉しかったかね。そうだったらいーけどさ。
努力する姿が素敵のところまで、伝わってたらそうかもな。

[たった6文字のラブレターには、それ以上の情報はない。
 いっそそうした思いも綴ればよかっただろうか。
 いや、きっと書けなかった。知られるのが、怖かったから。]
(*160) 2021/05/24(Mon) 19:36:48

【赤】 店長 ジン

そーだねぇ。辛かったんだと思うな。
事実、あれからあれ以上の恋は、してないと思うしなぁ。

[セックスはした。女を抱いて、甘く囁いて、この腕の中に抱きしめて。
 照れくさそうに顔を逸らす仕草が好きだ。愛おしくてたまらなくなる。
 まっすぐ立っている女が好きだった。凛とした横顔が蕩ける瞬間を知っている、その事実が欲をくすぐる。
 けれどその日々が光っていたかと言えば――やめよう。]

はは。感謝か。
そう言ってもらえるなら、青臭い黒歴史も、悪くないね。

[目を伏せる。
 アルコールを含んだ呼気を吐いて、感傷を払う。]
(*161) 2021/05/24(Mon) 19:37:03

【赤】 店長 ジン

我慢させたくないから、悩んでんだよなぁ。

[境界線を探るやり取り。
 いつか慣れて、欲を失わせるのはしたくない。
 かといって、今はその欲に応えられそうにない。
 段階を踏むとは言ったが、段の大きさの測り方がわからない。]
(*162) 2021/05/24(Mon) 19:37:14

【赤】 店長 ジン

[許容範囲は、それなりに広いつもりだった。
 耳朶に触れられる、熱い手が胸元をなぞる、抱きしめられる。
 食み合うようなキス。もし歯列を割られるなら、きっと迎え入れた。それは対等な行為で、女とするのと大して変わらない。]


      
――   
は 、



[微かに吐息が震えたのは、服の上からなぞるその手が腰に向かってゆるく撫ぜられたときだ。
 舌を絡められるのにこれにぞくりと震えてしまうのは、自分でもどうかと思う。
 自分が『暴かれる対象』になるかどうか。そこに越えがたい壁がある。
 好きな相手に欲情することは笑い飛ばせるくせにな。]
(*163) 2021/05/24(Mon) 19:38:03

【赤】 店長 ジン

[小さな震えは麦の手を止めるには十分すぎたろう。]

……ごめん。

[小さく謝って、擦り寄ってくるなら抱きしめた。]

なんだろーなー。オカズになるくらいだったらヘーキかなー。

[なるべく空気を変えたくて、そんな風に冗談めかした*]
(*164) 2021/05/24(Mon) 19:38:23

【赤】 店長 ジン

……そか。

[>>*169青年の深い想いを軽く扱ってしまった。
 苦しくなります、の言葉が、ずるい大人の胸に深く刺さった。]

それは、俺がいいよって言っても?
――言ってもだよなぁ。分かるからなー。

[分かってしまう、その苦しさが。
 相手の知らぬところで、相手の知らぬ痴態を思い描く、その狂おしさ。]
(*180) 2021/05/24(Mon) 21:41:11

【赤】 店長 ジン

そーね。
せめて、俺が受け入れられるようになるまで、たくさんは我慢して。
俺もしないよーに気をつける。

[深いキスを、あげたくなる。自分の許容範囲の中だから。
 けれどそれは、こちらも我慢すべきだろう。
 せめて、互いの境界線を探り合うような今の間は。]
(*181) 2021/05/24(Mon) 21:41:26

【赤】 店長 ジン

んじゃ、触っていい?

[はじめは、なんてことない触れ合いから。
 頬に触れて、笑いかけて、髪を撫でる。
 徐々に、耳を擽って、唇を指先でなぞってと粘膜の近くへ。
 首筋のラインに手を添わせて、首後ろで両手を組む。うっとりと目を細めて、顔を近づけてみる。
 唇は重ねずに、しなだれかかるように体重をかけた。]

……あ。

[そのまま背中をたどり、腰に、叶うなら臀部に至ろうとしたが、手が届かない。
 せっかく雰囲気は出ていた気がするのに、締まらない。]
(*182) 2021/05/24(Mon) 21:41:39

【赤】 店長 ジン

背高いねえ、麦は。

[ぽん、ぽん、背中を叩いてみた*]
(*183) 2021/05/24(Mon) 21:41:47

【赤】 店長 ジン

[>>*193甘さを交えた吐息が、鼻にかかって漏れるのを聞く。
 それが官能的なのは、男でも女でも同じだなと思う。
 下腹が反応する程には至らないけれど、胸の奥をずくりと跳ねさせるくらいには。]

魔法で大きくなるもの?
俺も魔法使いになれたらよかった。

[ふは、と吐息で笑う。
 麦のうなじを、呼気がくすぐった。]
(*204) 2021/05/24(Mon) 23:54:46

【赤】 店長 ジン

ん。

[身体の触れ合う形が変わる。
 麦の指先が髪と遊ぶのを感じる。]

触って、いーの。

[なら、遠慮はすまい。
 届くようになった臀部を、やわく揉む。そろり、Tシャツの裾から素肌に触れて、腰のラインを撫で上げる。
 胸元に、熱ぼったい吐息がかかる。胸元に、頬を擦り付ける。
 麦はどんな顔をしているだろうと、顔を上げて覗き込んだ*]
(*205) 2021/05/24(Mon) 23:54:55

【赤】 店長 ジン

ま、そーね。

[触ってくれないとわからない。
 つまり、まだいい、まだ問題ないということだ。
 さて、女を愛撫するようにはできるが、それで麦に欲を齎すとは限らない。
 なら、さっきまでの麦の手付きを思い出すだけ。
 ゆるり、ゆらり、円を描くように。腰の揺らめきをイメージするように丸く撫ぜる。]
(*213) 2021/05/25(Tue) 0:46:14

【赤】 店長 ジン

[小さく強ばる身体に手を止めようかと思うも、先を促すように麦の指先が動く。
 逸らされる視線。まったく無反応、というわけではないように思うが。]

まだ? ……ほんとうに?

[言う割に、顔はこちらを向かないが。
 自分の口元がにこりと笑うのを自覚する。]
(*214) 2021/05/25(Tue) 0:46:42

【赤】 店長 ジン

そーね。どっちかっていうと、うれしーかな。
ちゃんと感じてくれてるな、とか、そーゆー気分。

[自らの手で乱れていくさまを見るのは、見ていて悪くないものだ。
 欲情されること自体が嫌なのではない。むしろ、悦んでほしい。

 膝を張って身体を少し離せば、シャツの中の手を前に回す隙間もできる。
 胸元から、腹の方へ。つい、と一本指でなぞった*]
(*215) 2021/05/25(Tue) 0:46:58

【赤】 店長 ジン

そー。嬉しいかな。
こんな俺のこと、6年も想ってくれてた麦に、麦が悦ぶことしてあげられてんのかな、って。

[これくらいの愛撫であれば、手遊びの範囲だと思う。
 こちらが狂わされているわけでもなければ、直接性欲の標的に立たされているわけでもない。
 ――というのは、場数ばかり踏んでしまった大人の言い分なのだろうか。
 喋りながら手を動かせば、息の詰まるのが聞こえる。]

……ん。そーね。今のはちょっとわざとやった。

[きつく瞑られる目を見て、シャツの中から両手を抜く。
 裾をおさえるように、そっと撫で整える。波を耐えるのを、見つめつつ。]
(*219) 2021/05/25(Tue) 2:45:01

【赤】 店長 ジン

俺さ。
麦のこと、すきだよ。

[程度の差は、あるのだろうが。
 それでも、階段ひとつ以上は登った。一番上にいる麦のところに手は届かなくとも、今は、他の誰よりも。]

俺のこと、好きって言ってくれて。
俺のこと考えて、手を尽くしてくれて。
うまそうにメシ食って、一緒に酒飲んでくれて。
触って、抱き合って、キスして、それで俺の一挙手一投足に赤くなって。
かわいくないわけないんだよな。好きになるわそんなの。
正直別に、興奮して勃ってんのも、嫌なわけじゃない。

それがこー、俺に入んの? と思うと、ちょっとビビるけど。

[それを意識するかしないかが、境界線。]
(*220) 2021/05/25(Tue) 2:45:25

【赤】 店長 ジン

[そっと、やさしく、宥めるように麦の髪を撫でる。
 やわらかくて気持ちいい。]

そー、ね。……逆なら、良かったかもね。
俺に抱かれたいとは、思わない?

[及び腰の結果で選ぶ選択肢ではないのだろうし、勃つか勃たないかでいうと、まだ勃たないの方に天秤は傾く。
 けれど、吐息に、痴態に、興奮はした。尻を開く覚悟が決まるのと勃つのとでは、後者のほうが早そうな気はする。
 それ以上に麦の手練手管が上だったとしたら、わからないが*]
(*221) 2021/05/25(Tue) 2:45:41
ジンは、フラウアの頭を撫でた。
(a3) 2021/05/25(Tue) 9:44:01

【赤】 店長 ジン

[少し驚いた顔をするのに、ああやっぱり伝わってはいなかったんだなと思う。
 それはそうだ。勝手に自分の中で感情を作って、口に出さなかった。
 温度差の高い方から自惚れろというのは暴論だろう。]

ほんと、ほんと。
同情とか、ただ好かれてるから対応しなきゃとか、そーゆーんじゃ、ない。
一番最初からそうじゃなかったかはちょっと、何とも言えないけど……
(*228) 2021/05/25(Tue) 13:11:47

【赤】 店長 ジン

でも今は、ちゃんと麦がかわいい。好きだから、喜んでほしい。
単純かね。

[数日。たった数日のことだ。
 6年前のことがあるとはいえ、ほとんどまっさらで、何にもない状態から始まって。
 まずは雇った。面白いやつだと思ったから。
 やたらと懐かれていると思ったのはすぐ。うまそうにメシを食うなと思ったのもその直後。
 その時点でかわいいやつだとは思っちゃいたが、好意としてその感情を示されたのはつい先日だ。
 それから今日に至るまで、何の変化があったかと言えば――自然な流れすぎて、具体的に口にするのは難しい。
 意識して見るようになった、それだけかもしれない。
 ただそれは、愛おしさとして芽を出すに充分だったということ。]
(*229) 2021/05/25(Tue) 13:11:54

【赤】 店長 ジン

[ビビってる。弱さをさらけ出せば、笑みが返った。俺も笑った。
 麦が抱く感情を拒絶してのことではないと信じてもらえるなら何でもいい。]

え。

[「逆」の意味を取り違えたことに気づけずに、何度か瞬いた。
 奇妙な間が生まれる。
 欲の火は消えず、受け入れる勇気の見つけ方はわからず。
 現状はすぐに変わらないと思ったから、より現実的な方を、と思っただけなのだが。]

……はは、そーだよなあ。
あんま、抱かれる前提で恋する男いないわな。

[やや空虚に笑う。]
(*230) 2021/05/25(Tue) 13:12:06

【赤】 店長 ジン

どーかなあ。

[実際に、繊細なそこは眠ったままだ。
 微かにちりちりと、肚の底が焦れるような感覚はあるが。]

けど、さっき俺の手に興奮してる麦がエロいなと思ったのは、ほんと。
顔必死に逸らして耐えてる麦が、やらしーと思ったのは、ほんと。

すぐに、はわかんないけど、正直勃つか勃たないかって言ったら、勃たなくなさそうだな、とは?

[種はある。愛おしい思いが芽吹いたように、その種はある。
 いざ性欲を前にして尻込みしてしまう身体では、実際問題どうなるかはわからないが。]
(*231) 2021/05/25(Tue) 13:12:20

【赤】 店長 ジン

[テーブルは押し込まれる。
 床面に座る麦を見下ろす。
 酒精に蕩けかけた頭が、犬みたいでかわいいなと、甘えの一環として受け入れそうになったけれど。
 股の間に割り入る姿勢に、別の意図を知る。]

――お前は健気だねぇ。

[見上げてくる頭を、そっと撫でた。]
(*232) 2021/05/25(Tue) 13:12:31
 




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