【人】 曳山 雄吾─過去の話・時雨のバーで─ [ 軽く時雨が返すのに>>152、苦笑交じりの一言。] 引きずってるのが、一人だけな。 [ だからこそ聞いてみたくなったのだ。 気遣いの行き届いたこの青年が『本気で惚れた』という相手。 それが何故、ひどい振られ方をするに至ってしまったのか。 シェイカーの中で三種の材料が カツカツと小気味良い音と共に撹拌されていく。 ジンとホワイトキュラソー、レモンジュース。 ベースとなる酒をブランデーからジンに変えれば、 琥珀色のサイドカーから白い貴婦人へと名前を変える。 三角形のグラスに注がれたカクテルをそっと引き寄せ、 静かに持ち上げた。] (154) 2020/07/14(Tue) 18:38:41 |
【人】 曳山 雄吾[ ぽつぽつと語られる言葉は>>153青年の 気の行き届いたさまに納得を与えた。 淡い白色のカクテルを少しずつ口に運んでは 静かに頷き、時雨が口を開く間を待った。 テキーラのグラスが何杯呷られた頃か、 語りはひとまずの終点を迎えたようだと知る。] ……彼女も、君に求められたかった という訳なのかな。 でも、本気で惚れたというからには。 時雨くんが求めた何かは、あったんだろう。 [ それは、どんなものだったろう。 手には入れられない何か。 それとも本当は既に得ていた何か。 憶測は口にすることなく、代わりに 残り少なくなったカクテルの最後の滴をくいと仰ぐ。 グラスをコースターの上に置き、 同じものを、と差し出した。]* (155) 2020/07/14(Tue) 18:38:59 |
【赤】 曳山 雄吾─ ラウンジ ─ >>*94>>*95マナーは蹴って、呆れた顔でも返すところかな。 [ 少し困った水葉の雰囲気に、それはそうだと自分の言葉のまずさに気づく。といって取り消すことも出来はしない。 どう言うべきだったかというような不毛な悩みは、彼女の身体に触れた手と指が終わらせることとなった。] 君が単に容れ物だとしても、 最初から壊す訳にはいかないだろ。 [ 彼女が告げた言葉>>*76を持ち出して、 膝立ちになった裸の肩へ手を置いた。 右手が雄肉に添えられて、 大きく開いた口腔に肉茎が包み込まれていく。] そう、先の辺りを舌で。 しっかり舐めて、濡らしておくんだ。 [ 伝わる感触から水葉の動作を声にする。 口内に雄を含んだ仮面の彼女へ、 それがあたかも雄吾の命じたことであるかのように。] (*106) 2020/07/14(Tue) 19:18:21 |
【赤】 曳山 雄吾[ 下へ向いた雄吾の視線は次いで、 くちくちと水音の立つ源に注がれる。 左手を差し入れた脚の間、手首から先の動きは 次第に強さを増していくかと見てとれた。] 俺の方からも、少しは動かせて貰うかな。 その口も、もちろん器の一つだろう? [ 水葉の肩に置いた手を支点にして 腰から先を押し出し動き始める。 始めはゆっくりと、それから頭を掴まえるようにして、少しずつ大きなストロークに変えていった。 女の口を道具に用いた強制的な抽送が生む刺激、 水葉の左手はその時どのようにしていただろう。 眼下の隠微な光景にそそられて 肉幹はより堅く勃ち上がっていく。 ともすれば水葉の歯がその表面に触れるかも 知れないくらいに、太く、逞しく。 堅いものが当たる小さな痛みさえ、 快感に混じるアクセントとなっていった。]* (*107) 2020/07/14(Tue) 19:19:12 |
【赤】 曳山 雄吾―ラウンジ― >>*114ふふっ…! そうだ。口を大きく開いて、噛まないように…… [ 聞き返そうとする水葉の声が、押し込まれた肉塊でくぐもった音になる。大きなストロークで前後するとそれに伴って女の身体も揺さぶられる。時おり彼女の左手の指も、触れた秘所に深く突き立てられているか。] まずは君の口の中に、俺のの形を覚えさせて。 それから、君自身の中で愉しませてもらおう。 [ ゆっくりと奥深く、濡れた口中へ雄を押し込んで。 目一杯に開いた顎、輪となって陰茎を包む柔らかな唇。 先端の肉傘に押し当てられる舌の感触。 そのどれもが心地良さを感じさせた。 そうして押し込んだ時と同じようにゆっくりと、 雄根全体を引き抜いていく。 呼吸を妨げるものが無くなった口を間近で見るかのように、 膝立ちになった彼女の傍へかがみ込んだ。] (*124) 2020/07/14(Tue) 22:53:48 |
【赤】 曳山 雄吾君自身の準備も出来ている、頃合いだろうか? それでも少しずつ、慣らしながらということにはなるか。 [ 水葉の背中と、太腿の裏側とにそれぞれ手を押し当てて、 脚の方からひょい、と掬うように 横抱きの形に抱き上げる。] [ L字に配置されたソファの角の部分へそっと、 彼女の身体を抱え下ろして、 雄吾もベルトを外して裸になる。 それから屹立の先端へ極薄い避妊具を装着した。] [ ソファに半ば腰かけて水葉と向かい合い、 彼女の瞳に浮かぶ色を見定めようとしばし見つめた。 雄芯の幹の部分を秘唇の合わさった箇所に押し当て、 水音が立つほどになっていた潤滑を塗りつけるようにして。] ……さぁ、行くぞ。 [ 低く穏やかな声を発して。 ゆっくりと秘唇を開き、女の胎内へ怒張を埋め込んでいった。]* (*125) 2020/07/14(Tue) 22:57:35 |
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