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【人】 暗殺屋 レヴィア>>42 ストレガ 「洗えば消えるわ。人間関係と違って。」 冷ややかな会話が積み重なっていく。 第三者が居れば大層居心地が悪くなっていたに違いない。 配送サービスはないの、自分で持ち帰ってね、なんて、 接客のせの字も無いようなことを宣って。 海に夕闇が落ちる。 「私がそんな人間に見えているの?」 「あまり見る目がないのね、窓口担当さん。」 相も変わらずまゆひとつ動かさず言葉を吐いて。 視線はランプの方に映って。 「でも、あなたはそう見えたわ。」 「マフィアが人の死を悲しむなんて、馬鹿らしいことだわ。」 「1秒後には消えてしまうかもしれない命なことくらい、 みんな分かっているでしょうに。」 「皆、馬鹿なのね。」 瞳を閉じれば会議の様子を思い出して。 嘲笑とも呆れとも取れない息を吐いた。 (53) 2022/08/10(Wed) 6:54:04 |
マキアートは、さて、もう一枚どうぞ。なんて頬を染めつつも不敵に微笑んだ。 (a13) 2022/08/10(Wed) 7:44:06 |
【見】 郵便切手 フラン>>46 テンゴ 【祭りの屋台】 「見慣れないものが多いですね」 どれも好奇心をくすぐられるものばかりだ。 一つ一つ売り文句を聞きながら、 遊び方なんかも合わせて聞いて なるほどと相槌を打っていたことだろう。 「悩みますが……では、これにしましょう。 一人で黙々とできそうです」 選んだのは綾取りとけん玉。 文明の利器で調べれば簡単な技が出てくるだろう、と。 「お代はこちらで。 楽しいものを拝見させて頂きました、異国の方」 代金分と、チップもつけた。 実演していたのが特に気に入ったらしい。 良い一日をと添え、帽子を少し浮かせてご挨拶。 表情は薄いがとても満足げだ。 (@4) 2022/08/10(Wed) 9:05:45 |
【人】 冷たい炸薬 ストレガ>>53 レヴィア 「そりゃいいね。その他諸々の手間を考えなきゃだけど」 被るまでと被った後の事を考えたくはない。 幾ら烏達がいるとはいえ、だ。 ワレモノ注意の箱詰めくらいしてくれる?と、 肩を竦めながらカウンターに寄っていく。 「生憎人間を見る目は養ってないんだ、店主さん。それにね」 「この年でこの地位に居る時点で、あんたも十分馬鹿だよ」 口の端を僅かに上げて、100ユーロ札を目の前に置いた。 「ああ、質問に答えてなかったね。 悲しいけど、泣き崩れる程じゃない。 でも悼む気持ちくらいはあってもいいでしょ? 馬鹿騒ぎに混じる気分じゃない程度に堪えてるけど、 落ち着いた雰囲気の店には居たい程度に平常さ」 どう?満足のいく答えだったかい? そう聞く頃には、いつものへの字口がそこにある。 (54) 2022/08/10(Wed) 11:39:22 |
【人】 piacere ラウラ【カフェ:colore】 元々繁盛している店ではあったが、祭りともなればいつも以上に大忙し。 キッチンでは忙しなくシェフ達が動いているし、ホールではスタッフがそうある訳だ。 そしてそれは、女にとっても。 入店する客がいれば声をかけたり、注文を取ったり。 水が少ないのを見れば注ぎにいったり。皿を下げたり。 普段はぼんやりとしているように見えて、動きは機敏だ。 (55) 2022/08/10(Wed) 13:12:02 |
ラウラは、今日一日はそうして過ごす。忙しなさは嫌いではない。 (a14) 2022/08/10(Wed) 13:12:28 |
【人】 プレイスユアベット ヴィオレッタ>>52 ソニー 「ありがとうございます、お花屋さん。 よろしければ、今だけ。名前でお呼びしても? 羽繕いは嬉しいのですが、ご遠慮いたしますね。 お花を心待ちにしている方々に恨まれてしまいますから。 祝いの場に、喜びの時に、人の心に、華を届けるお仕事。 とても素敵だと思いますよ」 向けられた笑顔と快諾の言葉にこちらも笑みを深めて。 けれど誘いの言葉にはやんわり断りを。 一瞬たりとも嫌そうな顔をしないのは 本当に残念がっているのか、それとも仕事柄だろうか。 注文した黄色のカクテルが届けられると マスターには目で礼を告げ、青年の話に耳を傾ける。 時間外なので”表向き”の話だけで済まそうと思ったのですが…仕方ない、ですね 内心で密かに嘆息しつつ。 「お忙しいのですね、お疲れさまです。 最近の流行は…艶やかな武力抗争みたいですね。 少し前が賑やかな暗殺だった反動でしょうか?。 個人的にはもう少し落ち着いた色の花が好きですが」 カクテルで唇を湿らせて、話に応じる。 少々度数の高いアルコールが心地よい酔いをもたらしてくれる。 「お客様もアルバとノッテとそう変わりませんよ。 この島を手に収めたい、そう思っているだけの、方々です」 (56) 2022/08/10(Wed) 14:37:47 |
【人】 狡兎 ツィオ>>50 リカルド 「へえ、昔に比べたら随分と瀟洒な返しするようになったな」 ・・ あのリックが、と思えば互いに背も伸びるはずだと嗤う。 舌が回るようになったのならばあの上司と付き合うこともまあ、 こいつにとって悪くはないことなのだろうと思った。 「見分を広げるためにも、また付き合いなよ。 リックの言うところの、益体のない女付き合いにさ。 全く嬉しくないだろうが、俺から見てもお前の顔は、 商売女ほど忘れてた夢を思い出す顔をしているからな」 からかうように言うと、続く返答に目を細める。 成程、随分と腹芸も上手くなったな。 その可能性を誰より先に思い当っていて、 あれだけ冷静な指示を飛ばせるとは。教育の賜物か? 「……手を汚したやつが別にいるにしろ、 恐らく、十中八九内部に手引きした奴がいる。 可能なら。マウロより先にそれを見つけてくれ。 内部に対してだけ、あいつに口火を切らせるな。 ……口火を切ったやつは多分無事でいられない。 適当な、死んでもいいやつを当ててくれ」 軽薄な笑みのまま、瞳の奥にだけ真剣みをにじませ言う。 「昔のよしみの範囲でいい。 苦労掛けるな、Sig.babysitter」 (57) 2022/08/10(Wed) 15:06:49 |
【人】 イル・マット フィオレロ【港の埠頭】>>49 コルヴォ 「なぁに好き勝手いってくれちゃってんですかね。 できたらとっくの昔にやってますよぉだ」 「……君 だけ 懇意のお得意様が減り仕事が山のように増えるし、 なんで俺は死んでいないのか に永遠に悩む羽目になる」本当に突き落としてやろうか。と厭味ったらしく、 手に持つ煙草を投げやりに海に投げ捨てた。 さすがに貴方の手の煙草まで払いのけはしなかったけれど。 「うるせーやい。って言うか、知ってました?本当に俺の回答に興味ない人間はこんな話しないんですよぉ。 そんでもって、その返しをしてくる方が余程面倒くさい」 俗にいうブーメランの投げ合い、最早応酬の域だ。 本当にさん付けだけの意味を問うた訳ではなく、それに含まれる態度の変化について尋ねたのだが相手もわからなくていってるわけでもないだろう。流すか否か迷って口に出したのは、近いようで遠い関係のような話題。 「最近さ。生きるつもりがあるかを何回か聞かれたよ」 「なんて答える?」 (58) 2022/08/10(Wed) 17:13:28 |
【人】 ”昼行灯” テンゴ>>@4 フラン 「あいよ。もしけん玉が壊れたなら、軽いものなら直してやれる。この住所に書かれた店に足を運んでくれれば嬉しいね。」 普段はこちらでやっているのだ、と紙切れを貴方に差し出す。 受け取っても受け取らなくても構わない。 「こんな大した技でもないものにチップとは、律儀だねぇ、青年。そちらも良い一日を。そして今後も御贔屓に。」 一礼したその背を、軽く手を振って見送る。 何事もなければ、そのまま別れとなるだろうか。 文明の利器があれば、けん玉も綾取りも遊び方が出てくるだろうが、店主の言う通り、見せられた技が初手の初手であることを貴方は後程知るのだろう。 (59) 2022/08/10(Wed) 17:51:52 |
【人】 銀の弾丸 リカルド>>57 ツィオ 「何が瀟洒なものか。 俺とてただ小言をいうだけの小間使いではない」 幼い頃は正義感に溢れた生意気な子供だった。 力が足りず、上手くいかずに泣きべそをかいていたなんて事も少なくはなかったし、当時のことを知られているのは具合は悪いがお互い様だろう。 今でこそ、上司に付き従い、密輸業で多数の客と取引をすることで口は回るようにはなりはしたが、成長してない部分もあるにはある。 「女など……俺には不要だと言っているだろうが……」 付き合いでバーなどに行けば女は寄ってくるから、自分自身見た目が悪くは無いことは理解している。 硬派な態度も、人によっては良い印象にでも映るのだろう。 ――そのかいもあってか、別に、リカルドは童貞というわけではない。 縁を切った家は家柄も良かったし、経験は必要だとむしろ強要されるようなところだったから。 だから思想も合わない家とは縁を切ったのだ。 「――わかっている。 あいつは燻っているものが大きすぎる。 暴れさせる気はないし、あいつが不利になるようなことはさせない」 飄々として、ふざけた真似ばかりしていても、マウロも俺たちと同じところまで……と思っているのは同じだろうと。 そこだけは信頼しているのだ、この男を。 「ハ……ッ、苦労をかけると思うのなら、 まずは貴様からフザけた行動を慎めというんだ、馬鹿者が」 (60) 2022/08/10(Wed) 17:53:01 |
【人】 暗殺屋 レヴィア>>54 ストレガ 椅子からぎし、と立ち上がり、箱を一つ用意する。 貴女がカウンターに来るまでの間に、あとは入れるだけの状態にしておいて。 それから、貴女へ向き直る。 平均よりだいぶ小さい背丈。可憐な容姿と合わされば、 少しばかりの幼さすら感じさせる。 貴女と並べば頭一つ分の差がありありと映し出されて。 「あら、それならお互い様ね。」 「その年でその地位なんて、本当に馬鹿なのね。Bambina.」 此方は氷の表情を溶かすこともなく、一瞥して。 そうして告げられた答えには、そう、と素っ気ない返事。 「感情豊かで羨ましいわ。」 なんて、皮肉めいた言葉を一つ添えて。 ランプを箱に入れて、おつりを手袋をつけた手で手渡せば。 「またのご利用を、お待ちしております。」 ぴしゃり、話は終わりとばかり、店員として振舞うのだった。 (61) 2022/08/10(Wed) 18:01:06 |
レヴィアは、人気のない路地 (a15) 2022/08/10(Wed) 18:08:35 |
レヴィアは、…にて、鎮魂歌を奏で続けている (a16) 2022/08/10(Wed) 18:09:08 |
【人】 翠眼 ヴェルデ【路地裏】 浮かれた喧騒を避けるようにして、少年は路地裏へと入る。 建物同士の隙間は、昼間であってもすこし、薄暗い。 壁に背を預け、ひとつ息をつく。 ふと、なにかの気配に視線を落とせば、足元に黒い野良猫が一匹。 「……悪いな、何も持ってなくて」 膝を折り、しばらくの間、猫と戯れている。 (62) 2022/08/10(Wed) 18:09:31 |
【人】 鳥葬 コルヴォ【港の埠頭】 >>58 フィオレロ 「ハ、流石、俺の悪運の強さをよくご存知だ」 「だってのに、俺だけが死んで自分だけが生きている そんな未来を想像するってのは、おかしな話じゃないですか」 何か上手いやり方でも見付けましたか。 答えに期待してもいない言葉を実に無関心そうに投げ掛けて、 自分の代わりに海へ投げ込まれた煙草を視線だけで見送った。 「どうせカラスどもは幾らでも替えが利く。 面倒臭くて結構、そのまま嫌ってくれたらもっと良い」 視線を戻し、無益な問答がただ続く。問いの意図はわかっていて、 敢えて答えにならない答えを返している。 そうして続く言葉の後には、少しの間。 恩赦を受けた煙草を喫み、煙を吐き出すまでの数十秒。 もう随分短くなっていたから、海に沈もうと気にはしなかったが。 (63) 2022/08/10(Wed) 18:36:35 |
コルヴォは、それ以上を言うつもりは無い。少なくとも、今この場では。 (a17) 2022/08/10(Wed) 18:38:56 |
【人】 風任せ マウロ三日月島、尖端の岬。 何処の物でもないこの島で、柵越しに海を眺める青年が一人。 紫煙を燻らせながら、ぼんやりと視線をどこへともなく向けて。 いつもとは違い、少しばかり気を抜いたような様子でその場に立っている。 足元には地元猫が寄ってきては、煙草の匂いですぐに離れていった。 (65) 2022/08/10(Wed) 18:44:43 |
【人】 狡兎 ツィオ>>60 リカルド ――苦笑いと共に吐き出した紫煙の向こうに、 かつての三人の姿がある。 薄暗い孤児院に――三人の子供。 正義漢と、捻くれ者と、変わり者。 こんな形でまた同じ釜の飯を食うとは思っていなかったし、 それを悲劇と名付けることも喜劇と名付けることも、 俺たち以外の誰かの自由だ。 「お前が必要なくとも、 お前を必要とする女が要るんだよ。世の中にはな」 お前が誰かを必要としなくなるほど優秀になっても、 誰かがお前を必要とするのと同じようにな。 「マウロはあれでそれでも構わないって言うんだろうけどな。 ちょっとばかり寝覚めが悪いだろ、お互いに。 祭りのたびに居なくなった男の顔を思い出すなんて、 俺は少なくとも真っ平だからな」 二、三歩歩きだして、酒杯を片手に振り返り、 「ハハ、リック、お前はもう少し、男にしろ女にしろ 迷惑をかける奴が何が楽しくて迷惑かけてるのか、 bello いい機会だから考えるべきじゃないかな、色男!」 酔っているのかそうでないのか、 少なくとも上機嫌に楽しそうに言って去っていった。 (66) 2022/08/10(Wed) 18:45:05 |
【人】 銀の弾丸 リカルド>>66 ツィオ 流れる血が不明だった自分たちも、貰われた先が命運を分けた。 比較的良い家柄の家庭に養子として出されたリカルドとツィオは今、こうしてメイドマンとして正規のメンバーになっている。 が、そうではなかったマウロだけが、今も正規と認められずソルジャーのままだ。 能力主義であるはずのノッテファミリーにも、血統だけを大事にする腐った存在が居るのは腹立たしいし、そういうところが自分もまだまだ染まらず子供臭い部分なのだろうとは思っている。 それでも、贔屓目なしにマウロは認められるだけの功績は残しているのだ。 憤りを覚えて何が悪い、無駄死にさせたくないと思って何が悪い。 そんな風に、リカルドは考えていた。 「お前も迷惑をかけて楽しいと思っているのか、俺に? 必要とされるのは構わんが、……俺の手には限りがある。 今の俺には、女にかまける時間などありはしない」 いつの間にか、吸っていた煙草は短くなっていて、 舌打ちをしながら足でその火を消した。 何が楽しいのか、機嫌よく去っていく同僚を恨めしそうな目で見送って、ひとり小さく嘆息を漏らす。 「居なくなれば目覚めが悪くなるのは、お前も同じだと言うんだ。馬鹿が……」 その場で呟かれた言葉は、この喧騒では立ち去る貴方には届かなかっただろう。 (67) 2022/08/10(Wed) 20:01:06 |
ソニーは、"mio dio!"と額を打った。 (a18) 2022/08/10(Wed) 20:28:54 |
【人】 冷たい炸薬 ストレガ>>61 レヴィア 「そ、お互い様だよ。Piccolina.」 手慣れた梱包を見下ろす視線で、 "感情豊か"に今度こそにんまりと笑う。 「また来る。明日か……早ければ今夜。 アンティークを買うには今の手持ちは少ないんでね」 受け取ったおつりを雑にポケットに押し込み、 押し込むのとは逆に丁寧に箱を持ち上げる。 流石にウインクのような気の利いたものはなく、 ごつ、ごつと床と石畳を叩く足音が遠のいていった。 (68) 2022/08/10(Wed) 21:37:40 |
ラウラは、ひと仕事を終え、アジトへと。 (a19) 2022/08/10(Wed) 22:51:00 |
【人】 冷たい炸薬 ストレガ【街中】 作業の休憩がてら、表通りに出てきた。 休憩とは言っても脳味噌は予定と対処の計画で一杯だ。 適当な屋台で何か買うか、と視線を巡らせながら、 今日も冷めた目で人混みを見ていた。 (69) 2022/08/11(Thu) 1:23:35 |
【人】 冷たい炸薬 ストレガ>>70 リカルド その姿を認めた瞬間、ええ……という風に眉をひそめた。 大概こちらの表情も祭を楽しんでる様子ではないのだが、 少なくともスーツ姿で仏頂面はしていない。 屋台のアイスコーヒーを受け取り、呆れ顔で近づいていく。 「あんたとお友達みたいに以心伝心じゃないんだ、 目で訴えられても困る。用件でも?」 黒い泥水をストローで啜りながら、肩を竦めて見せた。 (72) 2022/08/11(Thu) 1:54:41 |
ストレガは、電話以外でも修理依頼を請け負う事はままある。 (a20) 2022/08/11(Thu) 1:55:25 |
【人】 銀の弾丸 リカルド>>72 ストレガ 「こ……んなところで何をしているのかと、言ったんだ」 全く言ってないのだが。 おそらくこれをツィオやマウロにしたところで伝わらない気もしているのだが。 場にそぐわない男は仏頂面の上眉間にシワを深く寄せて、大きく息を吐いた。 貴方にはその仕事ぶりに敬意を表しているのだが、それでも声が詰まってるあたりはどうにも女性は苦手らしい。 「火急の用があるわけじゃないが……、 このような場所で何をしているのかと気になっただけだ。だが、メンテナンスは近々頼みたいと思っている」 何を、とはこの場では言わない。 だが貴方にとっては、それが狙撃用のライフルであることは想像に難くないだろう。 (73) 2022/08/11(Thu) 2:15:11 |
【人】 冷たい炸薬 ストレガ>>73 リカルド 「祭の日に表通りに出て、祭りの参加以外になにすんのさ」 あなたの上から下までを眺めて、目を細める。 それこそ目で訴える言葉は、"何してんだこの同僚"だ。 「ま、あたいは作業の休憩だけど。 ……"それっぽく"したいならもうちょっと 酒の匂いでもさせなよ、じゃなきゃお友達とつるむとか」 あまりにもあまりな様子に、思わず普段出ない アドバイスのようなモノまで出る始末。 これの言う作業はどちらの作業かはわからないが、 「メンテナンスね。やるなら早めに話を持ってきな、 あんたのとこの奴は特に手間がかかるんだ」 狙撃銃という繊細な物の扱いなのは承知しているようだった。 (74) 2022/08/11(Thu) 2:28:32 |
【人】 銀の弾丸 リカルド>>74 ストレガ 「そうだな……それは確かにそうだ……」 至極まっとうな返事には反論のしようもない。 この場にいて真っ当に参加する気がない男は自分くらいなものだろう。 「……ワインの瓶くらい持てとは……通りすがりのツィオにも言われた。 こういった祭には録に参加したことがなくてな。……勝手がわからん。酒は飲んで参加するものなのか?」 手がかりを見つけるための視察ではあったが、本当に溶け込むための知識がなさすぎた。 これは本当に失敗も失敗だ。 適当に屋台からワインを2本購入し、貴方にそのうちの1本を差し出す。 「承知した。 君のメンテナンスは丁寧で助かっているんだ。 ――――入用になる前に入念に済ませておかなくてはならないと思っているから、明日にでもそっちに届けよう」 (75) 2022/08/11(Thu) 2:57:52 |
【人】 冷たい炸薬 ストレガ>>75 リカルド 「歩き飲みでもなんでも好きにすりゃいいだろ…… 匂いさせたいだけなら安物の服に酒振りかけて歩くとか、 酒じゃないにしても屋台のモン一本持つとかさあ……」 真面目な男の空回り、その現場を見るのはなんとも言えない。 歯車がかみ合わない時計を見てる気分だ。 それが同組織の、未来を担う幹部候補様となればなおさら。 だからワインを1本寄越されて、また呆れた視線が向く。 「……なあ、あたいは作業の休憩って言ったよな? って事はな、つまりまだ作業が残ってるんだよ。 どこの世界に、精密な指先が必要な、 それも仕事中の修理屋に酒飲ませる奴がいるのさ?」 手元のアイスコーヒーを見せつける。 あくまで覚醒の為、カフェインの為の飲料だ。 「それこそその酒で女でも男でも引っかけて、 祭のイロハでも教えて貰いなよ。 この騒ぎなら娼婦も男娼もそこら中にいるでしょ」 ワインを押し返して、親指で怪しい路地だのを示す。 「ま、時勢が時勢だから一人歩きはオススメしないけど」 (76) 2022/08/11(Thu) 3:20:06 |
コルヴォは、誰かに言った。「身内の死体を処分するなんてごめんです。」 (a21) 2022/08/11(Thu) 5:55:57 |
【人】 花で語るは ソニー>>56 ヴィオレッタ 「ソニーだよ、お姉さんは? 花屋だって知っててもらえてるのは嬉しい。 ああ、そりゃ残念だ! そんなに褒め言葉を受け取っちゃ張り切らずにはいられない。 名残惜しいけどこの一杯きりで、今日のところはお別れ」 一度断られてしまったならばやたらには食い下がったりはしない。 こちらは本心、心の底から残念そうな向きまである。けれどもずっとニコニコ顔だ。 ここまで、と半分を下回ったグラスの中身にまた手をつける。もう四分の一ほどだ。 引き際のよろしい男は、貴方が窮屈に感じないように見えるリミットを設けた。 まるで朗読でも聞いているように、上機嫌そうに頬を緩ませて頷く。頬杖をつき、相手の方を見て。 他者に伝わらないように織り交ぜられた比喩が、きちんと届いていることを示す。 「さすがお姉さん。クールに周りを見てて、カッコいいね。 祭りの最中だから多少派手ものが人気なのは仕方ないかもしれないね。 色とりどりのコントラーダのフラッグにの中にあっちゃあ、 ちょっとやそっとの色じゃ控えめで目立ちもしないもの」 つまりは、多少強引な手で押し切られたとて隠れてしまうということ。 困っちゃった、と大仰なジェスチャーで示して見せる花屋は、 相手の不自然なところもない振る舞いに一度だけウィンクを送って感謝を伝えた。 カクテルを、また一口。 「新しく商売したいひとなんかも押し寄せてるみたいだし。 オレのところみたいなちっちゃな店じゃ、なかなか輸出入に強いとこには勝てないな」 (77) 2022/08/11(Thu) 6:38:53 |
【人】 イル・マット フィオレロ【港の埠頭】 >>63 >>64 コルヴォ 「ほらぁ、捻くれた回答するぅ。 今の"フィオレロ"で感謝してほしいものですよぉ。 1年前ならもっと根掘り葉掘り、 それこそわかってない顔で嫌なトコまで触れてやったのに」 最も、その分精度も低いものだから、 実際にそんな事になった事は少ないだろう。 そうでないならそれこそ既に海の底でもおかしくない。 「あったらもう少し景気のいい顔してるっての。 代わりに、無益な言葉を真似て Ambasciator non porta pena.でも送っておくかねぇ」 意図的に回答を避けているのは付き合いの長さから理解し、その上でこのままふと目を離すと姿が消えてる事もなさそうだから、 それなりに満足して 「"寂しいから、"って言ってくれるなら」 言ったら倣うのか、には、その一言だけ。 言い捨てるように去り際に振り返って、余程足を止めたくなる言葉が来たなら変わる程度の帰路につき出した。 (78) 2022/08/11(Thu) 7:49:49 |
【人】 銀の弾丸 リカルド>>76 ストレガ 「そんなに難しいことを言わないでくれ。 そもそも安服を俺は持ってない」 もう初めからここに来ることが間違ってるような事を宣い肩をすくめる。 行き場を失ったワインの瓶を両手で抱え、困り果てた表情を浮かべた。 「別に、作業が終わってから飲めばよかろう。 俺も持っているだけで飲むつもりはないしな……、いつ酔った上司に呼び出されるかわからん」 とはいえ、珈琲でもいいのなら最初から珈琲を買えばよかったなと、見せつけられた物を見下ろしながら呟く。 安酒を飲むよりはよっぽど良かったし、そもそも祭を楽しむために来たわけではない。 だから誰かをひっかけろという言葉にも消極的な顔を見せるだろう。 「そんな事をしている暇はない。 男にせよ女にせよ、体を武器にすり寄ってくるようなのは苦手でな」 「まぁ……、その先に隠された真実が眠ってると言うなら、いつだって行くが」 スゥ、と冷めた目をその路地へ向け、それからやっぱり、首を横に振った。 別に娼婦や男娼を差別しようというわけではない。 ただ……どうにもそういうやりとりは苦手であるのだった。 (79) 2022/08/11(Thu) 8:53:06 |
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