16:31:16

人狼物語 三日月国


208 【R18】たこ焼き焼けたよ

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視点:


芽衣3票

処刑対象:芽衣、結果:成功

[犠牲者リスト]
該当者なし

決着:恋人の勝利

村の更新日が延長されました。

村の更新日が延長されました。

北神 翡翠は、メモを貼った。
(a0) 2023/04/26(Wed) 1:31:54

瀬戸 海瑠は、メモを貼った。
(a1) 2023/04/26(Wed) 2:42:31

北神 翡翠は、メモを貼った。
(a2) 2023/04/27(Thu) 0:05:05

北神 翡翠は、メモを貼った。
(a3) 2023/04/27(Thu) 1:11:14

【人】 北神 翡翠

──ビーチでデート(二日目)──


[今回の旅行は二泊三日。
今朝は旅館を出て、歩いてビーチまで移動した。
昨日と同じようにパラソルを借りて、日陰のビーチベッドに横たわりながら、のんびりと時を過ごす]

 ……ふぁ…

[思わずあくび。ヤバイ。少々寝不足気味か。
昨日は朝から運転して、ビーチに到着してからは遊びまくって、夜は旅館で君と濃厚な一時を過ごしてしまった。
ジム通いで体力を付けたとはいえ、さすがに今日は少しセーブしようかな。
隣のビーチベッドに横たわる君も、ちょっとウトウトしているみたい。
(あ、今日もだけど、その水着似合ってるよ。かわいい)


今は海辺の雰囲気を楽しみつつまったりして、
元気になったらまた遊ぼうか。
なんてぼんやりしつつ、スマホを弄ったり、時々微睡んだり。
波の音を聞きながら]
(0) 2023/04/28(Fri) 11:48:56

【人】 北神 翡翠

[スマホでこの辺りの情報を、ゆるっと検索して眺める。
どうやら海水浴場の他にも、釣りや磯遊びが出来る岩場があるらしい。もう少し移動した先では、シュノーケリングなどのマリンスポーツも出来るのか]

 海底散歩楽しそう。
 あと、ボディボードもやってみたいよなぁ…

[微睡みつつ、気が向くままリンクを辿っていた最中だったかな、
その記事を見つけたのは]

 海辺の岩窟…、岩で出来たトンネルみたいなのか…
 ふぅん…絶景、観光スポットかぁ…───、ん?

[景観紹介に添えられた一文。
いわく、カップルがその場所を訪れて契りを交わすと、
二人は将来ずっと幸せになれるのだとか]

 ……────、

[思わずスマホの画面を近づけて、凝視してしまう。
え、待って。契りを交わすって、ここでえっちすんの?外で?
いやいやいや、契りを交わすってプロポーズとか、そういうだよな、…でも、でもでも]
(1) 2023/04/28(Fri) 11:50:36

【人】 北神 翡翠

[で、俺が次にやったことといえば、
「場所」と「カップル」の組み合わせで検索。
すると出るわ出るわ、

 あなたは18歳以上ですか?(「はい」連打)

の年齢認証を越えた先にある、体験談のような記事がずらずらと]

 ……おぉ…うわさは本当、なのか……?

[ただし、記事の最新が5年前で、以降の日付が無い事には気付いたが、それよりも内容が気になってしまい、しばらく読みふけってしまう]

 ……ええっ、やっぱりやっちゃうんだ…
 隠れられる場所あるの…?えええ…でもなぁ…

[読み終わるや否や、スマホの画面を胸の上に伏せ、もじもじと身を捩ってしまう。
体験談の内容を俺たちに置き換えて妄想して、照れくさくて仕方がない。

俺の不審な振舞いに気付いた君がこちらへ目を向けたら、
スマホを渡して同じ記事を読んでもらう。君が画面から目を上げたタイミングで、背後を振り返って、海岸線の先にある突き出した岸壁の方を示す]
(2) 2023/04/28(Fri) 11:52:07

【人】 北神 翡翠


 あの辺りみたい。
 ちょっと歩くけど、行って帰ってこれない距離じゃないし、

 ……どうする?
 
(3) 2023/04/28(Fri) 11:52:41

【人】 北神 翡翠

[一応お伺いを立てたけど、俺としては行く気満々だ。
どのみち、海へ来たからには磯巡りも楽しいし、
普通に絶景を眺めるもよし。
礼の場所で契りを交わすにせよ、致すのではなく、
二人の将来を誓いあう、なんて意味もあるよ、もちろんね!

しかし下心はあるし、隠す気も無いわけだが、
君はついてきてくれるかな。
いいとも〜!


そうと決まれば、少し早めの昼食をビーチで済ませた後、
午後は磯に向けて出発だ。
これから楽しい磯探検の、はじまりはじまり〜。*]
(4) 2023/04/28(Fri) 11:54:02

【人】 北神 翡翠

──あるある磯探検隊──


[肩から提げたトートバッグには、タオルとペットボトルの水、
スマホと財布(車のキーは宿に置いてきた)と
サンオイルのボトル。
昨日のシャツは洗濯中なので、
今日は前開きの普通の半袖パーカーを着ている。
白の無地に、マリンブルーのストライプ入り。と、サングラス。
下は昨日と同じ海パン&ビーサンだ。
以上のような身軽な出で立ちもあってか、
移動にも抵抗はなかった。
二人して砂浜を歩いて、磯の方へと向かう。

不純な目的を胸に秘め、遠くに見えていた景色が
だんだん近づいて来た頃か]

 …───、待った

[先に足を停めたのは、俺の方だったかもしれない]
(5) 2023/04/28(Fri) 13:58:16

【人】 北神 翡翠

[向かうはずだった岸壁を、やや緊張した面持ちで見据える]

 わかる? あの先に、
───魔の気配がする。


[すぐにスマホを取り出して手早く操作する。
その後で左耳にスマホを当て、呼び出し先が応答するのを待つ]

 ……、
 ………、
 …………
 やぁ、光輝こうきクン
 コンニチハ、翡翠だよ
 うん、そう、今、海でバカンスの真っ最中
 あっ、あのね、
 海瑠の、カノジョの水着が、
 ほんっっっ、とうに、
可愛くって、ねぇ


 あ〜〜〜待った待った
 切らないで!
 本題に入るよ、……うん、そう、今送った場所、
 そこ周辺の
報告
、上がってるか見てくれない?
 多かったら、直近数件でもいいや
 なる早、いや、今すぐ送って

 ……え、昼メシ中?
 ラーメン、…そっか。冷や中だったら伸びなかったのに
 あはは、細かいことはキニシナイ
 それじゃ、よろしく!

[もう少し何か聞こえた気がするが、一方的に通話を切ってしまう。スマホをしまいながら君の方を振り返ると、にっこり笑って]
(6) 2023/04/28(Fri) 13:59:23

【人】 北神 翡翠

 
 今あの付近の情報集めてもらってるので、
 ちょっと待とうか。…───あの辺りはどう?

[砂浜を上がったところに、ベンチが並んだ休憩場所がある。
少し歩くが、屋根があるので日陰に入れそうだ。炎天下に佇むよりは良いだろう。

全国の退魔士から情報収集&分析した魔に関するデータベースは、外部端末からアクセスできない。なので、俺と同じチームでシステム操作に長けている、かつ今日は普通に仕事している町岡さんに、この周辺の魔に関する情報収集と共有を依頼したというわけ。

休憩所まで来ると、海岸沿いの道路は目の前だ。
しかも、道路を渡れば、向かいにコンビニがある]

 コンビニでアイスでも買おっか
 食べながら、待ってよう

[店に入れば涼めるし、ちょうどいいかもしれない。
君が好きな大福アイスは季節限定だから売ってなくて、
代わりにこっちはどうかな。
二本一組で、真ん中で半分に割ってチューチュー吸うパピコ。
味が違う二種類を買って、ベンチで半分こ。エヘヘ、美味しいね。ちょうど食べ終わった辺りで、スマホが震える]
(7) 2023/04/28(Fri) 14:00:02

【人】 北神 翡翠

 
 ありがとうございます、町岡さん
 ちょうどいいタイミングでした
 ん?いや、たった今アイスを食べ終わったところで…、

 まぁまぁ、ハイハイ、スミマセン
 で、どうでした?
 ……はい、やっぱりね
 そうか、……わかりました

 え? 行かないよ。当たり前じゃん…本当だってば
 このまま引き返せば安全なんでしょ
 わかってますって、、…はい、

 ん?
 彼女に?…いや、いいでしょ、わざわざ…
 えーーー……、わかったよ

[通話中のスマホを耳から離すと、君の方へ差し出して]

 北神うちのチームの町岡さんっていうんだけど、
 海瑠と話があるって、…ちょっと、替わってもらっていい?

[君が彼が会話を交わす間、向かおうとしていた岸壁へと目を向けた。ここに居ても、わずかに魔の気配が伝わってくる。
君たちが何を話しているか、聞かなくたってわかる。
彼は短く名乗った後、必ずこう述べるだろう。

 「翡翠さんを現場に向かわせないでくださいね」、と。*]
(8) 2023/04/28(Fri) 14:00:40

【人】 北神 翡翠

[町岡さんが送ってくれた情報をざっと要約すると、
数年前──ちょうど、記事の日付が途絶えた時期と重なる
──から、あの付近に魔が生息していて、
痛ましい水難事故も数件起きているようだ。
よって、退魔を施すより先に人が周辺に寄り付かなくなり、
見かけ上の安全は保たれている。
現に、あの付近まで寄れば、立ち入り禁止の看板が
立っているそうだ。

このまま放置はできないが、現状は対応の優先順位は
下げられている。
何せ、退魔士は常に人手不足だ。
いずれ、リサーチが進んで軽微な事案と判断されれば、
学生の実地演習案件として、瞑々学園に依頼が行くかも。
だったら、夏がいいね。
冬はきっと、あまり楽しくないよ、ここ。
(というと大抵冬になるよねきっと)
]
(9) 2023/04/28(Fri) 14:58:37

【人】 北神 翡翠

 
 ……それじゃあ、戻ろうか。

[何も岩窟で契りを交わさなくても、俺たちにとっては
今更って感じか。
外でするのは興味あったんだけど

元いたビーチに戻ろうと、君を促しつつ砂浜に目を向けて、]

 ……おーい…

[思わずツッコミを入れるように声を上げたのは、
先程自分たちが居た辺りに、一組の若い男女の姿を
見つけたから。
俺と同じ記事でも読んだのかな。
彼らの向かう先には岸壁がある。そして、彼らは一般人だから、魔の気配に気付かない]

 ……さすがに、無視するわけにはいかないよな。

[現場に向かわなければいいんだろ。
彼らを制止するだけなら問題ないはずだ。
彼らに近づくと、昨日ビーチでボール遊びした
四人組のうちの二人だと判明する。
知った顔なら、話しやすい]
(10) 2023/04/28(Fri) 14:59:03

【人】 北神 翡翠

 
 ねーねー、君たち
 あっち行くの?
 俺たちも行こうとしたけど、立ち入り禁止だったから、
 戻ってきちゃった
 どうもあっちは事故も多いし、それに、……出るって噂だよ

[両手を胸の前で垂らして幽霊のポーズ。
幽霊は知らんが魔は確実に居る。彼らにとってみれば、どちらも大差ないだろう。
ここまで脅せば引き返すか。
彼女の方はビビったのか、嫌そうに顔をしかめたが、彼氏は聞き入れようとしない。
やはり、昼間では幽霊の凄みが足りないか]

 いやぁ、マジで行くのやめなよ
 俺は霊感が強いんだ
 あっちは良くないって、俺の第六感が告げている
 
[あながち嘘ではないが、やはり胡散臭さMAXなのか、全く信用してもらえない。
チッ、ノー天気パリピめ。

気が進まなそうな彼女の手を強引に引いて、
彼氏は俺たちの前から去ってしまう。
岸壁の方へ向かって]
(11) 2023/04/28(Fri) 14:59:56

【人】 北神 翡翠

 
 ……どうすっかな…
 このまま知らぬ顔で見送るのは後味、悪いよな…

[こちらの忠告を全然聞き入れてもらえなかったけど、
これで事故にでも合われたら寝覚めが悪い。
人を呼んでくるのがいいか。応じてくれそうなのは、
ビーチの治安を守る監視員だが、付近には居ない。
あと、彼らの安否も気になる。万が一危機が迫ったら守らないと]

 海瑠は誰か、人を呼んできてくれる?
 俺は、あいつらにこっそり付いてって、見守ろうと思うけど。

[果たして君は、この提案を受け入れてくれるかな。*]
(12) 2023/04/28(Fri) 15:00:28

【人】 北神 翡翠

[>>12続き。
君に人を呼びに行かせて、俺が彼らの後を追う作戦は、君に却下されてしまった。
俺を一人で行かせたくないのだという。
本当は俺を行かせたくない、かもな。
だからといって、俺が人を呼びにいって君を見守りに行かせる、という案は端から存在しない。
俺が絶対に許さない
]

 ……わかった。
 それじゃあ、一緒に行こう。

[なぁに、引き際はちゃんと心得ているさ。
君が同行するなら、危ない目に合わせるわけにはいかない。
その場合、彼らが犠牲になったとしても、だ。

既に姿が見えなくなってしまった彼らの後を追って、岸壁の方へと向かう。
その中にある岩窟の辺りが、おそらく目的地だろう]
(13) 2023/04/28(Fri) 22:48:55

【人】 北神 翡翠

[濃くなる魔の気配に注意を払い、滑る岩場に足を取られないようにしながら、ようやく目的地に辿り着く。
岩場に身を隠しつつ、そっと頭だけを出して向こうにある岩窟の方を見れば、先程会った二人が激しく抱き合い、濃厚なキスを交わしている様子が伺えて、]
(14) 2023/04/28(Fri) 22:49:53

【人】 北神 翡翠

[かぁっと頬が熱くなる。いやいや、他人の濡れ場を覗いている場合か。頭を軽く振って、隣に居る君を見れば、君の視線も向こうに注がれて、同じく顔を真っ赤にしている。

彼らを助けに来たはずなのに、こんな場面を見せつけられて、やっぱりこのまま放置して戻ろうか、なんて気も起きてくる。
…───いやいや、そうはいくまい。こんなに色濃く魔が漂う空間に置き去りにする事はできない]

 おっと、

[いつまでも覗いている場合じゃなかった。
劣情に身を焦がす彼らの周りに、
人の情欲を好む魔が集まってくる。
行為がエスカレートすれば魔の動きは活発になって、やがて彼らに憑りつくだろう]
(15) 2023/04/28(Fri) 22:52:23

【人】 北神 翡翠

[空間に満ちる魔自体は大した威力はなさそうだが、
何せ数が多い。
入江や岩窟が入り食った地形など、気流が溜まりやすい場に魔も同様に集まるもの]

 ……いい?海瑠
 二人を守るのが最優先だけど、周囲だけ先に調伏すると、
 他のも刺激されて活発化しかねない。
 あと、彼らに憑くと俺たちの力の影響も受けるから、
 迅速に対応する必要がある。

[邪念は一度脇に避けて本気モードに入る。
ここで心の隙を作ると、自分たちも魔に憑かれかねない。
この場で考えた作戦を、君に共有する]

 つまり、俺が外側に大きな結界を張り、
 付近の魔をすべて内側に閉じ込めた後で、一斉に調伏する。

[いつも行っている、土地浄化術の強化版だ。
退魔の後で穢れた土地を清める術を、存在が弱い魔ごと巻き込んで一気に浄化する]
(16) 2023/04/28(Fri) 22:54:42

【人】 北神 翡翠

 
 大がかりな術になるから、君には俺のガードを行ってほしい。
 でも、君の身に危険が及びそうになったら、
 自分を最優先して。
 …───それだけは、約束して欲しい。

[俺を守ろうとして君が怪我を負うなど、
あってはならない事だから。
君の同意が得られたなら、早速取り掛かろう。
彼らが本格的におっぱじめる前に。]
(17) 2023/04/28(Fri) 22:55:42

【人】 北神 翡翠

 
 
───オンベイシラマンダヤソワカ


[彼らから直接見えない場所に立って、印を結んで真言を唱える。
真言を繰り返して気を集中すると、遠くで岩に打ち付けられる波しぶきが形状を変え、結界という名の壁に変換される。
壁が周囲を取り囲むと、遠くの景色が、厚い透明なガラスに隔たれたように、ぼやけ始める。空に向かって伸びた壁は途中で曲がり、ドームのような天井を築いて周囲を完全に囲む]
(18) 2023/04/28(Fri) 22:57:44

【人】 北神 翡翠

 
 
───光


[目を閉じたまま意識を集中する。水の流れに沿うように両手を滑らかに大きく動かし、別の印を結ぶと、岩場に囲まれた海面が一斉に
翠玉色
に輝き始める]

 
───霧


[光輝く海面が一部蒸発し、
結界ドームの内部は温かなミストに満たされる。
霧は濃度を増し、万物をすべて取り込み景色を塗りつぶしていく]

 
───浄化


[やがて、ドームの天井が溶かされたように開くと、中に満たされた霧と一緒に壁そのものが一斉に掻き消えた。結界の中に閉じ込められた、魔をすべて巻き込んで]
(19) 2023/04/28(Fri) 23:03:54

【人】 北神 翡翠

 
 ……ふぅ…

[周囲から魔の気配が消滅したのを察すると、
両目を開いて印を解く。
岩場の間にある海面は色を取り戻し、穏やかな波音を立てていた]

 …───海瑠?

[ようやく現実に意識が戻ってきて、君の名を呼ぶ。
術中はまったく感知できなかったが、君は無事だろうか。*]
(20) 2023/04/28(Fri) 23:04:44

【人】 北神 翡翠

──岩窟にて──

 
 町岡さん、お疲れさまです
 ……はい、お察しの通り、……解決しました

 いや、だって、人が入っちゃったし、
 見過ごすわけにはいかないでしょ
 それに、直接交渉して、近づけないようにもしたし、
 努力は認めてほしいな
 えっ、まぁ、……ダメだったけどね、

 ……あぁ、うん…
 海瑠が、怪我した
 すぐに甘露なおしたけど
 ……うん、…うん、…今はまだ、休んでもらってる…
 たぶん、大丈夫かな
 俺?
 うん、…はは、
まだ大丈夫じゃない…、

 こっちは、もう少し時間かかるかも…

 …あ、彼女、来月の合宿に参加するんで、
 その時に型とか、見てあげてくれる?

 ……それで、この案件さ、
 未解決のまま、残しておくわけにいかないの?
 今日じゃなくて、依頼が来た後で解決したことにすれば…
 ああ、調査まだだったのか…

[不正を行わせないための、
調査と実施の機関を分ける規程がここで効く]
(21) 2023/04/29(Sat) 10:57:21

【人】 北神 翡翠

 
 ううぅ、だからゴメンってば…
 報告書レポートは帰ったら出すよ
 はい、…はい、…じゃ、そういうことで
 はい、お疲れさまでした

[同僚との通話を切ると、
地面に座って岩肌に凭れている君を振り返る。
君が魔から受けたダメージは既に治癒済だが、
この場でしばらくの間、休んでもらっていた。

ちなみに、ここに居たバカップルだが、
俺が浄化の術を終える前に退散したらしい。
(術の間は半覚醒状態なので、周囲で起きていた詳細は、後から君が教えてくれた)
彼らには術が巻き起こす事象は見えないが、一度に大量の魔を調伏したので、何らかの気配は察したという事か。だったら、最初から来るなっつの…、おかげで俺は、]

 電話? …ふふ、怒られたよ
 タダ働きするな、って……ハァ

[溜息を吐いてスマホをバッグにしまうと、君の前にしゃがんで膝を抱える]
(22) 2023/04/29(Sat) 10:59:20

【人】 北神 翡翠

[右手を伸ばして、君の手元にあるペットボトルを取ると、残量を確かめてからキャップを外して手元に返す]

 ゆっくりでいいから、…中身の水、全部飲んでね
 ……ああ、タダ働きってね、
 正式な依頼を通す前に解決しちゃうと、
 どこからも入ってこないからさ…

[右手の親指と人差し指で輪を作って見せ、]

 でもさ、…あいつら来ちゃったし、
 仕方なかったよね…

[円マークを崩して膝頭に伏せると、その上に額を重ねる]

 …う〜ん?
 俺の身は心配されてなかったよ。
だって海だし…

 それより、君が怪我したことの方が重大

[伏せていた顔を起こし、君のことを正面から見つめる。
顔色は戻ったかな。そろそろ、陽が西へ傾きかけている頃合いか]

 学園には俺から報告しておくよ。
 でも、先生に何か聞かれたら、今回のこと答えてね、……。

[君に手元の水をもう一度勧める。
どうしようか。
君に言いたい本当のことは、これじゃない。
でも、何て伝えればいいんだろう]
(23) 2023/04/29(Sat) 11:01:15

【人】 北神 翡翠

 
 ……、あのさ…

[切り出してみたものの、後に続く言葉が続かない。
何度も逡巡した末、膝を崩して君の隣に並んで座った。
岩肌に背を預け、深い溜息を一つ吐いてから、ようやく胸の内を打ち明ける]

 俺、…君が怪我をするのが、怖い…
 もちろん、傷ついたら癒すけど…、甘露は万能じゃないから…

[例えば、魔に憑かれた人が君を傷つけたとすれば、
俺には治せない]

 君が俺に癒せない傷を負ったらと考えると、震えるよ
 だから、

 君にはもっと、強くなってもらわないと
 あの程度の魔、無傷で倒せるくらいには、なってね、……

[腹の底に沈んだ別の考えは、ついに打ち明けられなかった。*]
(24) 2023/04/29(Sat) 11:03:16

【人】 北神 翡翠

[>>24言った後で、すぐにハッとする。
やっぱり余計な事だったな]

 …あ、ごめん…
 怪我をした事、責めるつもりじゃなかったんだ…
 君は頑張って防いでくれたし、
 そのおかげで俺も術に集中できたし

[相手に入れ込めば入れ込むほど、傷つけられるのが怖くなって、
過剰に心配してしまう。退魔士は殉職もあり得る危険な仕事で、
北神家からも鬼籍に入った数は一人や二人ではない。
学園を卒業して、本格的に退魔士として活動を始めれば、嫌というほど実感する。この生業は、生死と隣り合わせなのだ、と]

 あの日、君を守るって言ったのにな
 傷ついても癒してあげるって、約束したのにね

[君と想いを交わしたあの日をやり取りは、忘れたわけではない。
だから、この迷いはきっと…───俺の、心の弱さなんだ]
(25) 2023/04/29(Sat) 20:12:01

【人】 北神 翡翠

[隣に座る君の手を取ると、少しひんやりとしていた。
しばらくの間じっと握っていると、お互いの体温が重なりあって、触れた部分から、ぽかぽかと温まってくる]

 ……水、全部飲んだ?
 じゃあ、そろそろ帰ろうか。立てる、…かな?

[手を繋いだまま先に立ち上がり、続けて君の手を引いて促す]

 宿まで結構遠いけど…歩ける?
 無理そうだったらおんぶ…いや、抱っこしてあげるけど。
 ……昨日みたいに、

[冗談めかして笑うと、調子が戻ってきた気がする。
宿に戻ったら、また美味いごちそうがたくさん出されるだろうな。夕膳の内容を想像すると、腹の虫が元気よく鳴ってしまった]
(26) 2023/04/29(Sat) 20:13:48

【人】 北神 翡翠

 
 ……!

[聞かれちゃったかな。
君の方を振り返ると、照れくさそうに笑った。*]
(27) 2023/04/29(Sat) 20:14:21

【人】 瀬戸 海瑠

― 翌日のお話 ―

[天気予報通り今日もきれいな晴れ模様。
でも風が気持ちよかったし、海への道を歩いてみたいなという話になったんだったか、お喋りに話を咲かせてビーチまでの道を楽しんだ。
ちょっと海に入って遊んでパラソルの下に入ったら、
今日は何だかうとうとしてしまう……>>0

うーん?と目をこすりながら意識がはっきりしてきたのは、
隣で何やら一人で喋っている声が聞こえて来た頃。>>2]


  ん……?
  どうしたんですか……?


[そして渡されたスマホを受け取って、
そこに映し出された記事をざっと読む]
(28) 2023/04/30(Sun) 6:11:56

【人】 瀬戸 海瑠

[……え?この近くの話?と思って顔を上げたら
どうやらその様で。>>3
「行ってみよう」と言う彼>>-92に、ふふっと眉を下げて笑う]


  翡翠さんって、
  こういうの好きなんですか?


[こういうの、とは「二人は将来ずっと幸せになれる」といった記事の一文について。あんまりこういうのに左右されないというか、あんまり信じてないというか……縁がなかったものだから、自分はぴんと来ていない。
でもこれを信じて……否、信じていなくとも、
これを目的に行ってみようという彼の事を
かわいいなと思ってしまった]
(29) 2023/04/30(Sun) 6:12:13

【人】 瀬戸 海瑠

[彼が行きたいと言うのなら勿論ついて行く。
まあこの時点でそこで行為をする気はないんだけど、

うん、行きましょうね、ってにこにこしながら
お昼ご飯を食べて>>4……

水着の上からレースのカーディガンを羽織り、
帽子を被って、磯の方へ足を進める。
持ち物は貴重品その他を入れたビニールのバッグのみ。

他にこっちへ向かう人は居ないのかなと
何となく後ろを確認しながら歩いていたら、
立ち止まった彼に制止される。>>5]


  なんですか?


[といつもの調子で尋ねたら、敏感なセンサーを働かせた彼が告げた"魔の存在"にはっと息を呑む。
こんなところに?と思うより早くスマホを取り出す彼を見守ると、なんか途中に余計なものを挟みながらどこかに電話している。>>6

コウキクンとはお会いした事があったっけか、
どなただったか……
記憶を辿っている内に通話が終わったみたいで、
さっきの真剣な表情とは一変した笑顔がこちらに向けられた]
(30) 2023/04/30(Sun) 6:12:29

【人】 瀬戸 海瑠



  はい……


[言われるまま、日陰に位置するベンチへと移動する。>>7
電話口での彼の言葉や今の話で、大体の事は理解できる。
それで、自分達で退治する事になるんだろうかと、
ちょっと緊張している事をひた隠しにしながら、
コンビニへ入り、そしてアイスを分けた。
アイスを半分こできて嬉しかったから、
不安を押し殺してにっこりと笑ってアイスを食べたら、
ちょっとだけ強張った気持ちが溶けた気がする。

着信音にぴくりと肩を震わせた後、
「引き返す」と彼が言うから、どうしたんだろうと思っていたら、電話口がこっちに渡された。
頭の上に疑問符を浮かべながらスマホを受け取って、
言われた言葉に、「はい」と簡潔に頷いた。

そんなに危ないものなのかと心配になったけれど、
通話を終えた後、彼から情報>>9を聞けただろうか。
なるほど、と頷いて、
じゃあ向かう理由もないから引き返そうとしたところで、

向かう理由ができてしまった。>>10]
(31) 2023/04/30(Sun) 6:12:53

【人】 瀬戸 海瑠

[彼を現場に向かわせない様にと電話口で言われたけれど、
止めに行くのは問題ないだろうと彼と同じ意見で、
昨日一緒にビーチボールで遊んだカップルの方へ向かった。

彼の必死の説得>>11も空しく岸壁へ向かってしまう二人に
「待ってください」と自分も声を掛けたけれど、
彼らを止める力はこれっぽっちもなかった様だ]


  ……そうですね……


[彼らを放っておこうという選択肢は、既に頭にない。
でも彼が二人を追って自分が人を呼んで来るという選択肢>>12も、受け入れ難いと思わせる。
役割を入れ替える提案はきっと
彼は呑んでくれないと思ったのもあるし、
彼を一人で行かせたくないと思ったのもあったから、]


  いえ、一緒に行きます。


[そう言って頑なに意見を通そうとしたら彼も頷いてくれて>>13、いざという時は魔と対峙する覚悟を決めた。
バッグから取り出したペンを右手に握り込んでおく]
(32) 2023/04/30(Sun) 6:13:08

【人】 瀬戸 海瑠

[消えた二人の足跡を追って岩場に辿り着いた頃には、
流石に自分も禍々しい気配に気が付く。
どこに居るのだろうと目線を散らしても、
正確な場所はまだわからない……]


  ……ん?……ぁ、


[だから目と耳で確かめられてしまう目の前の光景>>14に、隣の彼と同じくしばし目を奪われてしまう。
……自分達もしている事だけれど、
他人から見たら、あんな感じなのかと
今更ながらに意識してしまう。
女の人は気持ちよさそうで……

いやいや、と頭を振ったのは、彼>>15よりは後だっただろう]
(33) 2023/04/30(Sun) 6:13:44

【人】 瀬戸 海瑠

[退魔士の顔になった彼の説明>>16に細かく相槌を打ち、
すべき事>>17も教えてもらったけれど、]


  ……はい。


[結んだ約束は、きっと口だけのもの。
彼が自分を大事に想ってくれている様に、
自分だって彼の事を何より大切に想っている。
だから、自分が危険な目に遭いそうになったって、
自分を最優先に考えるなんて、
最初から無理だったのかもしれない。

でもその時はそこまで考えられなくて、
彼の言う事を聞きたい気持ちと、
気を付けながら彼を守ろう、という気持ちで頷いていた]
(34) 2023/04/30(Sun) 6:13:51

【人】 瀬戸 海瑠



  すごい……


[術が始まれば、周囲の空気どころか、
森羅万象がかたちや色、性質を変えてこの場を自分達の領域にしてしまう。>>18>>19
その光景をただぼうっと見ている訳にはいかない。
術者を始末しなければ自分達が消えてしまうと理解した魔物たちが、彼めがけて集まる姿が見えたから、右手のペンを構えて、それを阻止する為に捕縛の力を顕現させた]


 (数、多い……!)


[これだけの数を相手にした事はない。
そもそも一人で捕縛した事だって、
片手で十分数えられる回数しかない。
視界がこれだけ霧がかっているのも初めてだけど、気配はわかるし、彼に向っていく悪しき者を見定める事はできる。
鞭の様にしなる光で一匹、二匹、と地面に縫い留めていくが、段々と追い付かなくなってくる。
それぞれの力は大した事なくても、彼に指一本触れさせない様に立ち回るには、経験が乏し過ぎた]
(35) 2023/04/30(Sun) 6:14:59

【人】 瀬戸 海瑠

[おそらく最後の一匹だった魔を捕まえるのが間に合わなくて、
魔と彼の間に無理矢理割って入った。

彼の術の邪魔になってはいけないからと声を上げるのも我慢してその場に膝を着いたけれど、
その時響いた厳かな声を合図に、自分に障っている魔が散り散りになっていく。
調伏……浄化だ。
地面に伏せさせていた魔も全部一緒に消えて行って、
彼が見事にこの場を鎮めたんだ、とわかって、
傍に立っている彼を見上げた。

彼は怪我もしてなさそう……。
ほっとして力が抜けて、彼の背中側の地面に座り込んでしまう。

名前を呼ばれたら>>20、そのままの格好で返事をする]


  お疲れ様です、翡翠さん……


[あぁ、彼を悲しませてしまうかな、と思った。
彼は自分が傷付く事をよしとしてなかったから……]
(36) 2023/04/30(Sun) 6:15:44

【人】 瀬戸 海瑠

[心配させない為にさっと立ち上がって
何でもない風を装いたかったけれど、
水着だから、お臍の横あたりにできた赤い痣は隠せないだろうし、割り込んだ衝撃か使い過ぎて負荷がかかったのか、
媒介にしているペンが割れてその破片が巻きスカートの紐部分を掠ったみたいで、スカートが腰から落ちている。
そんな状態で、
誤魔化そうとする方がきっと彼はよく思わないだろうから、
座ったまま声を掛けた]


  翡翠さんが無事でよかったです。
  ……ごめんなさい、怪我してしまって……


[憑こうとしたのか突き飛ばそうとしたのか、皮膚に影響を与えた痣は人の指みたいなかたちで軽く腫れている。
ちょっと気持ち悪かったけれど、
彼が術を施してくれたのなら、簡単に治るものだっただろう]
(37) 2023/04/30(Sun) 6:16:21

【人】 瀬戸 海瑠

[――彼が電話>>21をしている間、
大きめの岩に背を預けて休ませてもらっていた。
……やっぱり、来るべきではなかったかもと、
ぐるぐると意味のない事を考えていた。

ここに来るきっかけとなった二人が割とすぐに逃げ出した事は視界の端で確認していたので、それは彼に伝えた。
他にも聞かれた事があれば答えただろう。

電話の内容>>22やお金の話>>23を伝えてくれる彼にも、
自分は笑えないでいた。
言われるまま水を飲んで、
言われる事に生真面目に返事をして……、
目の前にしゃがみこんだ彼を、
顔色はすっかりよくとも、複雑な表情で見つめていた]
(38) 2023/04/30(Sun) 6:16:55

【人】 瀬戸 海瑠

[言いにくそうに唇を開いた彼が隣に座って>>24
それでもなかなか話してくれなくても、
じっと黙って待っていた。
何を言われても受け入れようと思った。

……でも、
彼が語ったのは、
自分が想像していたよりもずっと優しい気持ちだった]
(39) 2023/04/30(Sun) 6:17:19

【人】 瀬戸 海瑠

[退魔士の家に生まれているのだから危険はつきもので、
怪我のひとつやふたつ覚悟の上だし、
実家に帰ってひっそりと身近な魔に対処するだけよりずっと過酷な道を選んでいるのもわかっている。

自分の事を大切に想ってくれていても、
そこは割り切ってくれていると思っていた。
でもそうじゃないんだと知れば、

彼が言う事に頷くしかない]


  ――はい。


[彼の心を守る為にできる事は、強くなる事しかない。
彼の言う事ももっともだと思ったから、
しっかりと頷いたけど、
自分の不甲斐なさに胸が痛い。
謝る事も、他に言葉を尽くす事もできなかった]
(40) 2023/04/30(Sun) 6:18:26

【人】 瀬戸 海瑠

[直後に彼の方に謝られてしまった。>>25
こっちも硬かった表情が少し崩れる。
でも「あ」とか「いえ」とかの短い発声や、ふるふると首を振る事しかできないでいて、]


  ………
そうですよ……。



[交流会の夜にくれた言葉に、ぽそりと頷く。
自分も約束を守れなかったくせに勝手な話だが、

あの言葉が嬉しかった自分を覚えているから]
(41) 2023/04/30(Sun) 6:19:13

【人】 瀬戸 海瑠

[そっと手を取られたら横目に彼の表情を盗み見る。
ちょっとずつ彼の纏う空気が柔らかくなって来て、
ほっとする自分がいる]


  はい。大丈夫です。


[水もしっかり全部飲んで、
痛いところも気持ち悪いところも無し。
スカートが巻けないので手で押さえるという不便さだけど、
繋いだ手がほどけない様に一緒に立ち上がった時には微笑む事ができて、おんぶとか抱っことか言われると、ふふっと声を出して笑った。

続けてお腹の音>>26が聞こえたら、
一瞬きょとんとしてしまう]
(42) 2023/04/30(Sun) 6:20:02

【人】 瀬戸 海瑠



  ぁは……お腹空きました?


[照れくさそうな彼>>27にもう一度笑って、]


  ………


[繋いだ手をきゅう、と握って、少し俯く]
(43) 2023/04/30(Sun) 6:20:20

【人】 瀬戸 海瑠



  ……少し、
  自分の話を聞いてもらってもいいですか?


[お腹の足しに、と付け足して顔を上げる。
まっすぐに彼を見つめる自分の顔は、穏やかな表情だった]


  契りを、
  交わしたいと思うんです。
  貴方と。  


[少しだけ距離を縮めて、
彼の左手を持ち上げて、その薬指にそっと口付ける]
(44) 2023/04/30(Sun) 6:20:46

【人】 瀬戸 海瑠

[もう一度約束してほしい。
不安だとか確認したいという意図はなく、彼の弱さを知っても自分は貴方と契りを交わしたいと伝えたかった。
約束は一人ではできないから、彼にも応えてほしかった。

だってここは、そういう場所なんでしょう?
あのカップルの男女、ちゃんと二人で逃げていた。
恐ろしいだろうに片方を置き去りにしなかった二人は、これからもずっと幸せに過ごすんだろうと、思えたんです。**]
(45) 2023/04/30(Sun) 6:23:20

【人】 北神 翡翠

──岩窟にて(回想)──


[浄化によって周囲一帯の魔を完全に退けた後、
君の姿を探して名を呼んだ。>>20
背後の気配に気付いて振り返ると、君がちょうど地面に
へたり込むのが見える>>36]

 ───海瑠ッ

[声が届く距離だ。急いで君の傍に跪いて肩を抱く。
君に付着した魔障の気配には既に気付いていたから、
頭の上から順に、体に沿って視線を這わせていく。
すると、水着に覆われていない腹に痣があるのを認めた。>>37
禍々しい色合いに、真っ先に感じたのは、
怒り
。]
(46) 2023/04/30(Sun) 11:23:51

【人】 北神 翡翠

[憤りを覚えても当の魔は既に己の手で散らした後だ。
直ぐにこちらへ意識を戻すと、自責の念に駆られながら
容態を確認する。
君の謝罪は、俺を悲しませる一方だ。
今にも泣きそうな顔をしていたかもしれない]

 怪我させてごめん、危ない目にあわせて…
 まだ学生の君に、こんな役目を負わせるんじゃなかった…

[君が負傷したという事実に打ちのめされながら、
それでも目の前の傷を改めようと意識を働かせる。
魔障が軽微で癒せるものと判断すると、
ようやく表情の緊張を解いた]
(47) 2023/04/30(Sun) 11:25:39

【人】 北神 翡翠

 
 ……良かった、…これなら治せる…。
 もっと広い所がいいな、…あっちへ行こう。

[軽傷でも放置はできない。
周囲に散らばっているものがあれば、急ぎかき集めて自分のバッグの中へ放り込む。
君の帽子は俺が代わりに被ることにして、君の体を横抱きにして持ち上げる]

 落ちないように首に掴まって

[昨日はビーチでふざけてやったお姫様抱っこ。
ここで真に使う機会が来るとは。岩場の不安定な足場を慎重に進んで、先程の二人が居た辺りまで移動する。そういやあのバカップルはどうしたんだろ、
……まぁ、今はいいや
]
(48) 2023/04/30(Sun) 11:26:05

【人】 北神 翡翠

[先程よりも広い場所に来ると、比較的滑らかな岩肌の前で
君を下ろす。
帽子やら荷物を側に置いて、君の傍らに跪くと、
首筋に右手を当てて、体温と脈と、発汗の状態を診る。]

 ……、暗いな…

[外からの明かりが全く届かないわけではないが、
岩窟の中は少し薄暗い。
あとは、
手元を照らした時
に確認できるか。
首筋に当てていた右手を外し、君の額の上にかざす]
(49) 2023/04/30(Sun) 11:27:23

【人】 北神 翡翠

[やがて、手のひらの内側に淡く輝く光の玉が生まれる。
ほんのりと光る手元で、君の顔色を確かめる。
俺は知る由もないが、甘露の光が当たると、人肌で触れられているような心地がするらしい。目を閉じた君の表情も、どうやらリラックスしているようだ]

 ……、

[そのまま右手をゆっくりと、光の玉を導くようにして
君の腹の上に移す。
光は傷の真上を照らすと、そのまま肌へ吸い込まれるようにして、君の中へ入っていく。
幾重にも重なる光は君の傷の色を薄くし、
……やがて、何も無かったかのように、綺麗に消えていった。*]
(50) 2023/04/30(Sun) 11:29:05

【人】 北神 翡翠

[術を使うと、とにかく腹が減るんだよ。
旅館の夕膳は豪華で量も多くて、昨日は腹がパンパンに
なってしまったが、今日なら余裕で平らげてしまいそうだ。
無事に君の傷も癒えたしと安心したら、腹の虫が鳴ってしまう。
手をつないだまま振り返ったら、君にも聞かれてたみたいで笑われる。>>43

 
むぅ…恥ずかしいな。


気恥ずかしくなって、そのまま正面へ向き直ろうとしたら、握った手に力が込められた。まるで、引き留められたみたいに]
(51) 2023/04/30(Sun) 15:23:19

【人】 北神 翡翠

 
 ……うん?

[足を止めてもう一度振り返ると、君は俯き加減だった。
首を傾げて様子を見守っていると、決心した様子で顔を上げる。
話があるって。腹の足しになるって、何だろう]

 …───え、

[穏やかな表情で告げられたのは、契りを交わしたいという宣言。
咄嗟にここへ来た本来の目的を思い出したけど、
それ以上は考えが続かなくて。
呆気に取られていると、君の方から近づいて、左手を取られる。
そのまま君の口元に運ばれて、
薬指の付け根に柔らかい唇が触れた]
(52) 2023/04/30(Sun) 15:24:09

【人】 北神 翡翠

[その行為にも驚いたが、続く言葉にも衝撃を受けて
…───これは一生、記憶に残り続ける出来事だろう。
まるで、結婚式で愛を誓う新郎新婦のようだ。

愛の誓いに続いて疑問を投げかけられたら、
答えはひとつしかない]
(53) 2023/04/30(Sun) 15:24:51

【人】 北神 翡翠

[次は俺の番だね。

君の左手を取って、薬指の付け根にキスをする。
今度の君の誕生日には、ここに着ける指輪を
贈るつもりだけど、今日は予行練習かな。
練習というには、厳かな気持ちではあるけれど。

口元から手を下ろすと、君のフレーズを真似て、
今度は俺から君へ、愛を宣言する]
(54) 2023/04/30(Sun) 15:26:32
北神 翡翠は、メモを貼った。
(a4) 2023/04/30(Sun) 15:59:12

【人】 瀬戸 海瑠

― 回想:噂の岩窟で ―

[術中はまわりの出来事に一切動じなくて、
まるで何も見えていない別の世界の人みたいだったけど、
無事に術が終わると、いつもの様子に戻った。

否、声を荒げて跪く彼は、
いつもの様子とはかけ離れていた。>>46
こんなに動揺させてしまった原因は自分にあるから、
肩を抱かれても苦し気に眉を寄せてしまう。
申告しなくても傷の在り処に気付いた彼の纏う空気が一瞬、ピリと凍り付く様な燃える様な振動をこちらにも感じさせたが、
次第に冷静に、
そして悲しそうな顔になっていった。>>47]


  いえ……
  自分が未熟なだけで……


[彼に怪我がなくてよかったと思ったけど、こんなに悲しそうな顔をさせるならさっきの言葉>>37は撤回したくなる。
彼が悪いんじゃないと伝えても届かない事が、歯痒かった]
(55) 2023/04/30(Sun) 19:20:39

【人】 瀬戸 海瑠

[でも癒し手の顔になった彼が、
怪我の具合を治せるものと判断してくれて>>48
促されるまま自分の足で立って歩こうとして、]


  えっ、 あ、の……
  ………、


[身体を持ち上げられてしまって、驚いて肩に掴まって、それから彼の言う通りに首へと手の位置を移動させる。

自分で歩けますって言おうとしたのに、
負傷した負い目からか、黙って大人しくしていた。
砂浜でのときめきみたいなものはなかったけれど、
心配してくれて、大事にしてくれているのが伝わって、
さっきまで胸を締め付けていた冷たいものが
溶けていく心地だった]
(56) 2023/04/30(Sun) 19:20:44

【人】 瀬戸 海瑠

[彼に抱えられて到着した先に座ると、
医師の様な触診が始まる。>>49

患部に違和感はあるし少しの気持ち悪さはあるけれど、
変に呼吸が乱れたり発汗したりもなかったから、
今回の傷も大した事はないと思っている。
薄闇の中で彼の様子を窺って、
それは間違いでなさそうとも思う]
(57) 2023/04/30(Sun) 19:20:47

【人】 瀬戸 海瑠

[ん、と身動ぎをした後、
ぱちりと目を開ければ、もう全て終わっていた。>>50
ちょっと寝ていた様な気すらしたけど、
それは大丈夫だった筈。
心地よくて締まりのない顔をしていたと思うと少し恥ずかしいけれど、まだ少しあたたかい様なお腹を見下ろして、そこに何もなくなっているのを確認したら、生真面目に頭を下げた]


  ありがとうございます
  ……やっぱり、すごいですね。


[あたたかい気に包まれて気持ちも穏やかになってもおかしくなかったけれど、彼の気持ちを聞いて手を握られるまで>>42、表情には翳が落ちていた]
(58) 2023/04/30(Sun) 19:21:35

【人】 瀬戸 海瑠

[―――その後、

怪我はなくとも結果的に消耗が激しかったのは彼の方で、口より正直なお腹がそれを告げて>>51
宿へ戻ろうかという流れになったけれど、
自分はそれを止めた。

彼が首を傾げる>>52のは当然だったから、
薬指に口付ける行為と共に、
しっかりと伝わる言葉を選んで伝えた。

些細なミスで年末の交流会に参加した事にも意味があった様に、
この場所に今日一緒に来た事にも
意味があったんだと思う]
(59) 2023/04/30(Sun) 19:21:53

【人】 瀬戸 海瑠

[欲しかった言葉>>?30を贈られたら、
ほっとした顔になってしまう。
もしかして約束してくれないのではないかと不安だった訳ではないけれど、だって、やっぱり嬉しかったから。

結婚式にはそぐわない表情だったと思うけれど、穏やかに微笑むのはみんなの前でおこなう結婚式の時でいいだろう。

続けて左手を持ち上げられて、
自分がしたのと同じ様に薬指を唇で飾られる>>54と、
まっすぐ見つめ合いながら彼の言葉を聴く]
(60) 2023/04/30(Sun) 19:21:57

【人】 北神 海瑠

― いつかの夕方 ―


[烏の鳴く声に時計を見れば、もう夕刻。
そろそろかなと思った時に玄関扉が開く音が聞こえたから急ぎそちらに向かって、]


  おかえりなさい、翡翠さん。


[彼の帰りを笑顔で出迎えて、
重そうな荷物があれば受け取ろう。
奥から漂う香りに彼が気付いたら
ふふ、と笑って一緒に居間へ入る]


  たこ焼き、焼けましたよ。


[食べるの久々ですよねと笑って、
後は回すだけだったたこ焼きの前でキリを構える。
その手つきは武器を持つ様なものではなく、
ごく自然かつ丁寧なものであったけれど、
くるっと回したら刺したところが悪かったのか、ぽーーんと空を飛んでいって、用意していたお皿に着地した]
(61) 2023/04/30(Sun) 22:37:08

【人】 北神 海瑠



  ……用意しておきますから、
  おてて洗って、着替えて来て下さいね。

  一緒に食べましょう。


[気恥ずかしさから口元を隠しながら、
ひとまず食卓につく準備をして来てもらおうと促す。

口元を覆った左手の薬指には
あの日の誓いがかたちになった様な輪っかがはめられていて、今日もきらきらと煌めいていた。**]
(62) 2023/04/30(Sun) 22:37:36

【人】 北神 翡翠

──さらば、海よ──


[昨日は洞窟で、帰り際に何か盛り上がりそうな気配はしたけど、腹減ったし辺りは日も暮れかけていたので、そのまま宿へ引き上げてしまった。
風呂に入って夕飯をたらふく食って、そのまま布団に転がったらすぐに爆睡しちゃったかも。持ってきた花火で遊べなかったのは心残りだけど、あ、合宿の時にやろうか(ダメだろうな)]

 車だから、いつでも好きな時間に発てるよ
 あ、帰りは寮まで送ってあげるね

[今回はなかなかハードな行程で疲れは溜まっているが、すぐに海から離れてしまうのは惜しい気がした。半日だけ過ごして、早めに切り上げようか、なんて話がまとまったかな。で、ビーチに出れば、昨日助けたバカップルを見つける。
こちらに気付くなり近づいてきて「あの洞窟やっぱり出る」って言われた。
洞窟に入ったら、怖いうめき声を沢山聞いたって。
あ〜…結界ドームを生成した後だな]
(63) 2023/04/30(Sun) 22:52:12

【人】 北神 翡翠

 
 だから言ったじゃん
 俺は霊感が強いんだって。あっちは良くなかったんだよ

[相変わらず胡散臭さMAXだが、彼らは信用したようだった。
そのあと、ビーチボールのメンバーが揃ったので、スイカ割りをして遊んだ。
海瑠はさすがのヒット。
俺はこの後車の運転ガーって遠慮しようとしたけどやらされて、空振りして終了。
なお、スイカは彼らの奢り。忠告してくれたお礼だってさ。いい奴らじゃん(単純)]
(64) 2023/04/30(Sun) 22:52:41

【人】 北神 翡翠

[スイカを食べた後は早めにシャワーを浴びて、更衣室で着替えて海を後にした。
途中、海沿いのカフェでランチ。宿では和食中心だったから、今回はイタリアンだ。今日の君の服装も、テラス席のデッキチェアによく映えるね。本当にどんどんお洒落を覚えて、会うたびに綺麗になっていくね。
そのあとはICから高速に乗って、途中のSAで休憩を取りつつ、夕方には瞑々学園の前に到着した]

 それじゃあ、また
 次は合宿かな。お盆は帰省するんでしょ?ご両親によろしく
 ……あ、また手紙出すね

[なんて挨拶を交わして。君が助手席から下りる前に、素早くキスをして別れた。
あとは知ってる道を通って、夜になる前に自宅に到着]
(65) 2023/04/30(Sun) 22:54:18

【人】 北神 翡翠

 
 ただいま。
 ……あ、町岡さん、お疲れ様です。昨日は色々ドモ

 はっ
 そういえば、……

[お土産、買い忘れちゃった。てへ。**]
(66) 2023/04/30(Sun) 22:55:06
 




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