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人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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視点:

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【独】 T『魔術師』 シン

/*
フォルもありがとうね〜。踏み込めないの寂しいね……
昔はよく泣いてたとかいう設定にすれば良かったな……あまりにも心の内を見せられる人が(他PCさんに)いない……ばかやろう……。ヴェル兄さんにはめちゃくちゃ甘えてるんだけどね……

あとヒナギクちゃん天才だよね……………ほんとありがとうね……………
そういう場を回してくれるという意味ではユグくんやゼロくんもありがたや…………
すごいなあ…………
(-106) 2022/12/17(Sat) 23:00:20

【独】 ]X『悪魔』 ゼロ

/*
あ〜しんすき
(-107) 2022/12/17(Sat) 23:00:38

【人】 XIV『節制』 シトラ

── 薬草園



  アリアちゃん……!!
  アリアちゃん、あのね、わたし……!

  ……あれ、……いない…………?


[ 息を切らして辿り着いた生い茂る緑の中、
 探し人の姿はどこにも見当たらない。
 いつも彼女が座っている椅子には、彼女の代わりに
 小さな黒板が立てかけてあった。>>126 ]


  …………どこに行っちゃったのかな
  探しに……ううん、
  また入れ違いになっちゃうかもしれないし

  ……入れ違って、ばっかりだね


[ メッセージを信じて、迷いながらも腰を下ろす。
 まだ名前と効能を覚えきれていない薬草達からは
 アリアちゃんの部屋と同じ匂いがした。]
 
(382) 2022/12/17(Sat) 23:06:12

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ もしかすると、あのひとの
 あのひとたちのところに行ったのかもしれない。
 一番に思い浮かんだのはクリスタベルさんの顔だった。

 クリスタベルさんに出会って
 アリアちゃんの背に隠れつつ初めましてをしたとき、
 その挨拶に衝撃を受けたのは今でも忘れない。

 穏やかな笑みを湛えたそのひとは
 それまでのわたしが思いも寄らなかったような存在で、
 自分の生きてきた世界の小ささを
 思い知るきっかけのひとつともなった。

 ──クリスタベルさんが倒れたときのアリアちゃんは
 わたしがそれまで知らなかった表情をしていて、

 彼女の為に何もできない自分の無力さを
 殊更に歯痒く思ったのも、忘れない。
]
 
(383) 2022/12/17(Sat) 23:06:56

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 玄関ホールで神様の声を聴いた後、
 クリスタベルさんとゼロさんが話しているのは見ていた。
 けれど、その会話の内容は頭に入っては来なかった。

 わたしが呆然としている間に
 気付いたらクリスタベルさんの姿は消えていた。
 その身を案じたアリアちゃんが
 様子を見に行ったのだとしても、何も不思議はない。

 ──そう、アリアちゃんには
 アリアちゃんのやりたいこと、すべきことがあるはずで。

 限られた時間をわたしにばかり使わせることを
 申し訳なく思いながら、
 ずっとその優しさに甘えてきてしまった。]


  ………………、


[ こうしてひとりで緑に囲まれていると
 世界の崩壊が始まっているなんて嘘みたいだ。

 いくつもの想い出が詰まったこの場所も、
 明日には崩れ落ちてしまうのかな。

 ここは静かだな、と現実から逃避しかけたそのとき
 背後からひぇ、と声が聴こえた。>>269]
 
(384) 2022/12/17(Sat) 23:07:45

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 振り向いて目に飛び込んできたその姿に
 反射的に、鼓動が跳ねる。]


  …………っ、クロさん


[ 声にこそ出さなかったものの
 わたしの内心も「ひぇ……」だった。

 どうして。彼が。ここに居るのか。
 咄嗟に身構えて表情を強張らせた後で
 用があるのはアリアちゃんではないかと思い至れば、]


  ……え
  わたし、……ですか?

  構いません…………が


[ 驚きに見開いた瞳を大きく瞬いて向き直った。
 一度きちんと向き合って話をすべきだと、
 頭ではずっとわかっていた。

 魂を揺さぶるこの感情は わたしの知らない誰かのもので、
 わたしは、クロさんのことを
 クロさん自身のことを何ひとつ知らない。]
 
(385) 2022/12/17(Sat) 23:08:51

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 本当は話したいことも
 尋ねたいことも、いくらでもあった。
 もしも解りあえないとしても
 だからこそ話をすべきだとも思っていた。

 こんな状況に置かれるまで、勇気が出なかっただけ。]


  えと……
あの……
その

  ──何から、お話しましょうか


[ 窺うように、彼の方をじっと見つめる。
 きちんと揃えた両膝に両手を置いて。]**
 
(386) 2022/12/17(Sat) 23:09:09
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。
(a90) 2022/12/17(Sat) 23:15:33

【独】 XI『正義』 マドカ

/*
深夜のアリアに絡みに行きたかった……が、フォルストの会話が終わるまでどう転がるかがちょっとわかんない……

そして『力』との前世を僕は模索している……
『魔術師』カッコイイね……好きだよ僕そういうの…
(-108) 2022/12/17(Sat) 23:18:26

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
―――売店:マドカと


[ すぐには合わない視線ももう随分と慣れたもので>>366
 互いにカップを掲げる事が叶えば 一口 ]


   ……平気?


[ あの光景を見ているのかは知らない>>198
 マドカの事はほとんど知らない――けれど
 家族も故郷も失ってここへ来た事は
 あの日の少し先、彼がここへ来て少ししてから知った

 平気の意味をどう捉えられるかは別として。
 訊ねるのは 別におかしくないだろうから ]
 
(387) 2022/12/17(Sat) 23:19:52

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── ベルの部屋の前で ──




[最初からここだろうとは思っていたが、
 何となく、自分も考えを纏めたくて色々と歩き回った。
 そうして一度自室に戻る。

 手紙を一応認めた。
 会えない可能性も考えて。

 辿り着いてベルの部屋の扉を見る。
 いるだろうか、いないかもしれない。

 来客がいる可能性もある。

 とりあえずはノックをした。]
 
(388) 2022/12/17(Sat) 23:20:29

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ



 ── ベル、

 
(389) 2022/12/17(Sat) 23:20:37

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[呼びかけたのはその名前。
 反応はあっただろうか。

 動く気配があるならば続けるし、
 なければ手紙を扉の下へと滑り込ませるだろう。]
 
(390) 2022/12/17(Sat) 23:20:48
][『月』 エーリクは、メモを貼った。
(a91) 2022/12/17(Sat) 23:20:58

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 渡された紙を見て>>368 ]


  ……。
  何か、気になってる事ある?
  ありがた〜い一言プレゼントするよ〜


[ いつものように へらと笑いながら訊ねる。

 本当は もう少し話せるはずだったのに
 本当に ままならない

 あの日も、――今日も。
 いつもの自分を装う事が どうして難しい日ばかりに ] *
 
(391) 2022/12/17(Sat) 23:21:12

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 君はどうするか決めた?

 俺が選ぶなら、
 ……箱庭にはいかない、だけど。

 もしベルが箱庭に行きたいなら、
 俺も着いていくよ。


 もし、…もし、箱庭に行かないのなら。
 俺と一緒に、洋館を出ないか?

 ここに来た時みたいに、
 どんな状況でも生活するコツとか、
 教えられるしさ……。
 生活費は、俺が金をたくさん持ってるし。

 もう君が『完璧』を辞めたんだったら、
 もう、君も洋館に居る必要がなくなるなら。
 
(392) 2022/12/17(Sat) 23:21:52

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 二人でここを出たい。
 と、俺は思ってる。

 俺は、ベルナハトだから。


 返事はいつでも。
 …… おやすみ、ベル。


[そうして引き留める声がなければそのまま自室へと戻るつもりで。*]
(393) 2022/12/17(Sat) 23:22:08
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a92) 2022/12/17(Sat) 23:24:39

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[「もう近付かないようにするから」>>263
……その言葉を背中越しに聞いた時、
チェレスタはちゃんと安堵することができていた。
というか、安堵できたことに安堵してから、改めて思った。
そう、これでいいのだ――と。

果たして当初の狙い通りに、
己をはっきり嫌うべきものとして認識させることができたかどうかは……分からない。
謝られてしまったし。
そうして謝られたことに余計にもやっとするような感情はあるのだが無視だ無視。

ともあれこれでいいのだ。
これを持って線引きをだいぶはっきりすることができた。
共同生活をしていれば、どこかで顔を見たりすれ違ったりすることは避けられないが、
それでも――近付くべきではないということがはっきりできたのだから]
 
(394) 2022/12/17(Sat) 23:28:46

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[君のせいじゃない、とは言えなかったな、結局。>>262


いじめる方といじめられる方、どちらが悪いのかという論議。
チェレスタの意見としてはこれはもう、いじめる方が悪い。

たとえ目の前に、どれだけ在り方が気に食わない人がいようとも、
己の感情を制御しないでぶつけるのは、ただの悪行だ。
気に食わないやつ傷つけたいとか破壊の衝動とか滅びとか――
そういうやつは激しいジャンルの歌を歌う時だけでじゅうぶんだ。
そもそもそんなジャンルに触れたこと自体片手で数えるほどしかないけど。


つまりは、そう。
あの時感情を制御できなかったチェレスタが悪いんだって話*]
 
(395) 2022/12/17(Sat) 23:31:13

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―薬草園―

…………。

[他の人なら気楽に話しかけに行けるのに、どうしてもシトラにだけは緊張した空気になってしまう。どう口を開いたものか。

でも今は非常事態、多分自分の物ではない感情に、振り回されている場合ではないのだ。落ち着いてくれと自分の中の誰かに呼びかける。

深呼吸をして、声が届く程度にソーシャルディスタンスを保つなどしていた。>>385

ええぇっと……そうだね……

[薬草の方に視線を向けつつ。]

……まずは、ええと。
二回目の誕生日にもらったノート、返事しそびれてたんだよね。

[その場では、ありがとう、と何とか返事をして受け取ったものの。一ページ目にメッセージがあることに気が付いたのは後からで。返事をしそびれたまま、時期を逃していた。>>1:398
(396) 2022/12/17(Sat) 23:32:41

【人】 ]『運命の輪』 クロ

……可愛いノート、ありがとう。
僕も、僕も、君の幸せを願います。

[そうして、やっとメッセージのお礼を言えたのだ。>>1:397

…………。

君の、幸せは。
箱庭に行くことと、この世界に留まることと。
どちらに、ありますか。

[あるいは、あると思うのか。
薬草から目を離し、そっとシトラの方を見た。*]
(397) 2022/12/17(Sat) 23:33:23

【人】 ]]『審判』 チェレスタ

―― 現在/玄関ホール ――


  …………。

[今間違いなく『月』の証持ちたる彼がこっちを見た。>>264

とりあえず「あとで話がある」だけでもいいのではと、
いくばくか思えてきたが、
いざ彼の眼差しを受け止めると、口の中がからからに渇いてしまう。

と、彼がふいに一度頷いたので、
チェレスタも頷き返した。2回、こくこくと。
そうしてホールではないどこかへ足を向ける彼を追いかけ――ようとしたところで、
ヒナギクの姿が視界に入ったので、
彼女と彼に交互に視線を巡らせることしばし]

  ……あ、あとで行く! 行くから!

[エーリクの方にはどうにもしまらない言葉を投げる結果となった]
 
(398) 2022/12/17(Sat) 23:33:32

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[その後。
チェレスタはヒナギクがホールに残っている面々を前に、
何やら身振り手振りで説明しているのを見た。
平時であればその身振り手振りの様子に心穏やかになってるところだが、
むしろ嫌な予感が膨らんでいく]

  ……あ。

[人前に出る時は音を鳴らさない設定にしている端末が震えた。
チェレスタがこの端末に登録している相手は少ない。
洋館に集う面々を除けば、一座のホットラインだけ。
これは色々がんばった結果、1年くらい前に用意できた通信手段だった]
 
(399) 2022/12/17(Sat) 23:36:38

【人】 X『教皇』 カルクドラ

──現在:医務室──

  ううん、大きな声で叫んでくれて助かったよ。
  急にこんなことが起きたから
  ショックや心労もあったのかもだね……。


[ 未だ目を醒まさないままのプロセラをから
 ヒナギクへと視線を戻す。

 プロセラは男が館に来た時には既に居た先輩ではあるが
 話す機会はあまり多くはなかったかもしれない。
 僕の部屋でお茶でもどうぞ、と誘ったことはあったが
 来てくれたことはあっただろうか。

 一方、ヒナギクはプロセラが迎えに来たはずで
 仲も良いのだろう。気が気でないのも理解できる。
 先程、彼を運搬運ぶ時も>>354、線も細い彼女が
 手伝ってくれたお陰で、無事運び終えることが出来た。]
 
(400) 2022/12/17(Sat) 23:38:12

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  …………。
  嫌な予感、当たっちゃった。


[にわかに顔色を変えた。
一座のものからのメッセージを見たからだ。
そうして、短く返信した。『今のところは大丈夫』――と。

今までありえなかった事態に心をざわめかせていると、
そう、どうやら世界に、ありえないことが起こっている。
ヒナギクの説明>>242からもそれは明らかだ]

 
(401) 2022/12/17(Sat) 23:38:52

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 混沌、ざわめきが治まらぬままのホールから離れ
 中継機やラジオが入っていない医務室は、
 二人の話声しか聞こえない程に、静寂に包まれていた。

 まるで、先程の混乱が嘘のようにも思えてくる。
 もしかしたら、神が降臨したことも
 あの選択を告げたことも、全て夢なのかもしれない。

 そのような一縷の希望を信じたくなった、時。]


  ……そうだね。

  あの状況が続くなら、きっとすぐ……。


[ 夢であって欲しいと願っても、改めて現実へと返り咲く。
 彼女の叫びで把握した、世界各地の天変地異。
 何の罪も無いのに被害に遭った人々の叫び
 いとも容易く折れる樹、壁や岩すら飲み込む嵐。
 まさに阿鼻叫喚、地獄絵図。
 
 特定の人間達に幸せを用意する為、一方は蹂躙されていく。]
 
(402) 2022/12/17(Sat) 23:39:23

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  ヒナギクは、どう思ってる……?
  

[ 柔和な表情は、きっと保てていただろう。
 不安を煽らないよう。
 声色も、優しく慰めるように。

 とはいえ、自分の意見は後回しにして先に尋ねるのだから。
 狡い男の考えることである。*]
 
(403) 2022/12/17(Sat) 23:39:34

【人】 XIII『死神』 タナトス


[ 情けないことにね、どうやら
  ユグの前に普通に辿り着けなかったみたいだ。>>309 ]


  ……ああ、ごめんこ。
  ユグがいなければ頭でも打っていたかもしれないね
  ありがとう。


[ 来た時は俺が支えたのに
  すっかり立派になったねなどと笑う。
  俺の場合、頭を打ったところで死にはしない。
  死神ジョーク。

  ……うん、笑う場合ですらも、ないね。 ]
 
(404) 2022/12/17(Sat) 23:40:08

【人】 XIII『死神』 タナトス



 フォルスの所に後でおいで。
 美味しいお茶でも淹れて、他愛のない話をしよう……

 なんて、悠長な話をしにきたところだったんだけど。


 世界の崩壊を背後に、となると
 美味しく飲めそうにないね


[ ユグにも届いているかもしれない。
  世界の崩壊がすでに始まりかけていること。

  頼れる先生なんて俺にはもう相応しくないけれど
  ユグの頭を撫でるのは

  うん、やっぱり他の誰を撫でるより心地がよい。
  それはこちらの都合だった。 ]

 
(405) 2022/12/17(Sat) 23:41:34

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

――  邂逅/『塔』 ――

[『見て、決めると良い』>>91

 彼は、そう言った。
 私は、小さく頷いた。

 たったそれだけで、隣に在ることを
 手を繋ぐことを、許してもらえた気がした。

 私に手を上げる両親とも違う、
 私のことを気遣う老夫婦とも違う、
 他の誰とも違う、不思議な空気を持った、ひと。

 『とくべつ』ってこういうことをいうのかな。
 『証持ち』ってこのひとみたいなのかな。

 あまり湧くことのなかった人への興味が、
 息を吹き返すみたいに芽吹いていく。

 彼と手を繋いで家を出て行く前に、
 なんとなく後ろを振り返った。

 『元気でね』と、
 手を振りながら見送ってくれた老夫婦の背中は、
 最初に見たときよりも、小さく、丸くなっていた。]
(406) 2022/12/17(Sat) 23:42:17

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  さっき、彼らから連絡メッセージが来た。
  西から中央に向かってたけど嵐で立ち往生してるって。
  避難はできてるみたい。


[天候を読む手段もそれなりに兼ね備えている彼らからすれば、
文字通り青天の霹靂だろう。
そっちも大変そうなのに、丁寧に『大丈夫か?』と問いかけてくれた]


  嵐が来ようともテントの入り口を開くような面々だし、
  ある程度はもってくれると思うんだけど……。


[しかし、世界のいたるところで天変地異が起こっているというのなら。
彼らもいずれは終焉に抗えなくなり、そうして――]
 
(407) 2022/12/17(Sat) 23:42:30

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[家を出て一歩、踏み出そうとした。
 騒ぎを聞きつけた町の人々が
 家を囲むようにして集まっていた。

 何かを手にした男が、振り被るような仕草をして。
 その姿に敏感に危機を察知した私は、
 繋いでいない方の手で、咄嗟に顔を覆った。]


  『……――っ、!!』


[ゴツ、と重い音が響いて。>>92
 痛みが来るかと思ったのに、痛くなかった。

 投げつけた男が怒号をぶつける。
 その音を煩わしいと思いながらも、やっぱり少し怖くて。

 腕をそうっと下ろして、見れば。
 その男が少したじろいだように此方を見ていた。

 男に乗っかったように周囲の人たちも、
 口々に「出て行け」だの「痣ありが」だの、
 言っていたけれど、男と同じように言葉を失っていく。]
 
(408) 2022/12/17(Sat) 23:43:53