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【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス「ああ、まあ。……既に退職された前のご主人とてそうだ、性処理させられただけでなく女性器までつけられているんだぞこっちは……今からでもどうにかできないか?」 理不尽を許容しなくてもいい、と思った瞬間に沸き上がるのはやはり前の横暴な主人の件で。雑な本音を零してから。 「……私視点での要注意、つまりはそういう横暴さがある看守様方をリストアップしたほうが良いのだろうな。無礼講が終わり次第すぐ呼びつけて貰えればいくらでも書こう、紙の大きさと具体的な事象を書くか次第ではあるが1枚で収める気はあまりない」 あなたの珍しい姿に男は一度目を丸くしてからくすくすと笑いを零した。あなたが真面目じゃなかったとまでは言わないが、華美な印象の中にしっかりと看守らしい思考が見えたのが少しおかしかったのだ。その上で睨みつけられてしまってはもうたまらない。ふっと吹き出して肩を振るわせるしかないのだ、どう足掻いたって。なんだ、あなたもそう思ってくれているんじゃないか。 「ふ、ふふ……っ、なんてひどいことをするんだあなたは、本当に全く憎めたものじゃない……親愛なるトラヴィス様もそのように怒られるのですね?」 どこまでも白々しく言いながら、会話中も食べ続けていたモンブランタルトの最後の一口を口に放り込んだ。本格的に縊り殺されてはたまらないのでそうなる前に退散するつもりではあるが。 (-3) 2021/10/17(Sun) 0:33:10 |
【人】 知情意 アマノ>>8ナフ 「ふふ……分かった。それじゃあ、おやすみ」 あなたがいつも通り であるかのよう にしているので、男もそんなあなたに対して投げかけるのは至って普通の言葉だった。たった一夜を超えるだけのような軽い言葉で。>>7アンタレス あなたが刃を突き刺す直前、男はあなたの躊躇いに気付いていたかもしれないが、それでも何を言うこともなかった。聞く資格がないようにも思えていたし、そもそもとしてそんな時間はない。 ひゅ、と喉の鳴る音が聞こえただろうか。そんな吐息が男の零す最期のまともな呼吸であったとその場の誰もが理解することだろう。描写をするまでもなく、その一手で男に与えられたのは即死という事実。椅子に座ったまま、氷に穿たれた雷はその生を終える。 (9) 2021/10/17(Sun) 0:43:38 |
【秘】 知情意 アマノ → 模範囚 メサさて、これはゲームの終了する直前まで遡る。 男はあなたの部屋に赴き、数度のノックを挟んでから……あなたが開錠するよりも先に扉を開くことだろう。 襲撃者としての訪問。廊下には一応、メチャオモティウムによって作られた拘束具をはじめとした各種処刑サポートAIとサポート器具。 「メサ。…… セファー が君の命を貰いに来た。抵抗せずに従ってくれると嬉しいんだが、どうだろうか」 (-7) 2021/10/17(Sun) 0:58:59 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィスあなたが珍しい反応をしたものだから、この男としても完全に想定外で大きく肩が跳ねる。少し呆気に取られたようですらある。 「え? ああ、そうだが……ええと、わざとではないし……***様の息の根を絶つ分には全く、全く問題ないが……寧ろいいぞやれ仕留めろついでに一発殴らせろくらいの気持ちはあるんだが……」 当時の自分がどれだけ諸々から心を閉ざして諦観し許容していたのかを今更になって痛感している。前主人に対する怒りもとい殺意はストップ高なのだが、それ以上に「これは怒っていい、耐えなくていい苦しいことだったのだ」という当時の一連の痛みに対して思った諸々の感情が正当化された気がして、眼鏡を外し目元を覆った。 「……今は別に、この身体でもいいと思えるから……治療しなくてもいい。それはそれと、して、」 声が滲む。ほんの少しだけ、ではあるが。傷付けようという意思がある相手に見せる姿ではないはず、だが。 傷ついた時に一人でいるのを選ぶなというのであれば、こうしてあなたに吐き出すのも許されるだろうと。 「なんだ、……そうか……、 痛がって……嫌がって、よかったんだ…… 」 (-11) 2021/10/17(Sun) 1:34:23 |
【秘】 知情意 アマノ → 模範囚 メサ臨戦態勢を取っている相手を見て、こちらは思わず笑い半分のため息が漏れた。さて、骨が折れる程度で済むだろうか。 「好きにしたまえ。とはいえ私の身が危なくなったらすぐにサポートAIに阻止させるが構わないな? ……私も連日で死にたくはないのでね」 男もまた構える。雷光を纏い、いついかなる一瞬であなたが接近しようとも仕留めようという心積もりだ。 あなたという人間の制御を強める方法はいくつあるだろうか? 男をはじめとした狼は詳細データを見、襲撃に必要だからと追加で情報の申請も行い、この場で行える全ての対策を持ちながらこの場を迎えている。 (-13) 2021/10/17(Sun) 1:48:49 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィスこうしている間にも手の内にターコイズを隠している男は、あなたの言葉に何度も頷いた。胸中で暴れる苦しみを抑えなくてはクソ主人に対しての怒りを表明しようがなく、しかしこの苦しみも傷ついた故のものだから隠すのは止めてしまおうと。 男は自身が両性になってしまったという弱みを見せるつもりもなく、前の主人もまた男がそうするであろうと見てこれらの行為を行っていたのだろう。繰り返した性行為、そこからつけられた女の象徴、……独り、弱みを見せぬよう心を閉ざしていた男は当然口を開かなかった。男も己が男であると主張し続けていたのだから、結果として隠匿に協力してしまっていた形ではある。 摩耗し擦り減った精神は死にかけ、使うことを止めた感情はほぼ薄れ、ただ此処を出て死ぬことだけが意思だった。 それが変わった今、此処で生きることを意思とし、感情に振り回され間違えながらも男は此処にいて。あなたの働きかけによってやがて精神も健全なものへと戻るのだろう。 「――……わか、った……すまない、ありがとう……トラヴィス……」 ああ、本当に。周囲を頼れるようになってしまったな。 男は暫くそうして嗚咽を零していたのだろうし、落ち着いたら落ち着いたでなんとも居心地の悪そうな顔をするのだろう。 (-18) 2021/10/17(Sun) 2:35:27 |
【赤】 知情意 アマノ「え……」 え……になっている。 「それはセファーがトムを殺したことか? それともセファー達がジャックに加担したことか? 他に何かあっただろうか…… 」 (*2) 2021/10/17(Sun) 3:16:33 |
【赤】 知情意 アマノ「セファーがトムを……もうこれゲーム終わったからいいな、私がトラヴィスを殺したのは本人の申告通り。じっくり殺す羽目になったから 大分私も堪えた 」自業自得である。 「ジャックのほうは……ルヴァの知る完璧に少しでも近づきたかったのと、ルヴァの普段置かれている状況に腹が立ったのと、監獄に疑問を持っていたのと、こういう事件を起こすことであちこちで見られるであろう知情意に期待したからで……」 ジャックのほう、ガッツリ関わっている。なぜなら共犯者なので。レイドボスAだったので……。 (*6) 2021/10/17(Sun) 3:32:03 |
【赤】 知情意 アマノ「他は多分なかった気がする…… ああ、ゲームの前半でチャンドラが弱っていたのを君に教えなかったのはすまないと思っているが…… 実のところジャック以降は殆ど心身どちらかもしくは両方死んでいたからそれ以上のしでかしはしていないはず……?」 隙あらばしていたかもしれないのはよくないよ。 (*8) 2021/10/17(Sun) 3:36:12 |
【赤】 知情意 アマノ「……まあそうだな、ルヴァの一人勝ちだ。私としては……制圧するまでの間を耐え忍べばよかった上に、一対一ならそこまで分が悪いわけでもなかったのだがね」 看守二人、それも見るからに戦闘能力の高い二人を同時に相手せざるを得なかったからこその結果だと思っている。まあ実のところ看守二人以外にも様子を伺う者や働きかけを行うあなたという者もいたのだが。 「あとは……少し刑期が延びるくらいならば別にいいと思っていたのだよ。……残らねば得られない幸せがあったとしても、この狂った監獄で看守になってまで生きたいのかの自信がなかったんだ。あの話を貰った時点で、ね」 (*13) 2021/10/17(Sun) 4:31:46 |
【赤】 知情意 アマノ男はそっと口を閉ざしている。 もうあんなものはペットではないと切り捨てられるつもりでいたのだ。友人になどなれやしないと切り捨てられてもいいと思っていたのだ。 【この場所はそんなにも狂っていますか?】というそれに男は口を開かずそれどころか目を逸らす。男の知っているこの場所は狂っていたから。 狂っているのが常ではないと学んだのもつい最近の事で、だからジャック前の男にとっては頷けてしまう言葉だった。今は、違うけれど。 (*19) 2021/10/17(Sun) 5:22:57 |
アマノは、死んでいるので処刑に非参加だ。頑張れ。 (a2) 2021/10/17(Sun) 13:49:57 |
アマノは、与太時空で「えっ時系列どうしたらいいんだこれ、私蘇生後すぐにメサ殺しに行くのか?」になった。 (a5) 2021/10/17(Sun) 14:01:09 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス「……全て済んでから、か。全て済む前に私もあの方の顔面一発殴れないだろうか」 暫くして大人しく泣き止んだ男の開口一番は先程よりは怒りの割合が高まっているものの、それでも口にしたのは受けた行いからするとあまりにも優しすぎる、怒りの発散という点では下手だという他ない控えめなものだった。精神治療を終える頃には恐らく何回殺していいかの話に発展するのだろうがそれはまだまだ先の話。 殺す前提で話すのはとても良くないことなので今のうちに前主人の件が恙なく終わるほうがいいとは思われる。前主人がそんな幸運に恵まれるかは知らないが。 眼鏡を付け直すもやはり目元は赤かった。それでも平静なままある程度振る舞えるようになったのは回復と言えるだろう。男はそっと立ち上がった。片手で自分の顔、具体的には目尻を指でなぞるようなしぐさを挟み。 「などという一割冗談はともかくとして、……今私はあまりいい顔をしていないだろうから、一旦失礼しようと思う」 顔を洗ったり精神を落ちつけたりと色々必要になると思うから。 (-39) 2021/10/17(Sun) 18:04:43 |
【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ男が殴ろうとしたのはあなたの胸、つまりは腰より上にあたる。あなたが思い切りしゃがみ込んだことで空を切った拳に舌打ちをするのとほぼ同時、立ち上がる動作から繋げて来れるであろう攻撃を想定して一先ずは放電で逃れようと意識を集中――した矢先の出来事だった。 眼前で叩かれる手、聴覚をひどく刺激する音、跳ねた肩、……閉じてしまう瞳。集中を乱されたが故に雷光も僅かな残滓を残して消え失せてしまった。己が何をされたのか自覚したところでこの一瞬に視覚情報を失った事実は変わらず、続いて瞳を開こうにも直前と異なる景色が広がっているのは間違いない。 瞳を開いた男が目にする光景はどのようなものなのだろう。この一瞬、男からあらゆる行動を奪ったあなたに可能な行為は、少なくはなかったはずだ。その『行為』は男に何をもたらし、あなたに何をもたらすのだろうか。 (-40) 2021/10/17(Sun) 18:05:07 |
【秘】 知情意 アマノ → 模範囚 メサ廊下に控えさせたサポートAIはできれば使わないに限る。限るが故に、男は深く集中し意識をただあなたに向け続けていた。 あなたの素早さや力量は理解している。処刑の際に見た動きと今のこの翻弄する動きを思うに、あなたそのものを捉えていなければすぐさまやられると思ったのだ。雷鳴は音を強めていくばかり、あなたを視界に収めきれなくなったその一瞬。 聞こえてきたのはあなたの笑い声だったが、そのことに男は違和を挟む余地はない。少なくとも現段階ではそういった思考は埒外にあり、故にそのコンマ数秒は文字通り致命的なものになったであろう。 この一撃で終わらせるつもりであった男は再度あなたを捉え、ただ意識ごと生を刈り取る暴力としての雷撃であなたを射抜くだろう。室内が不自然に照らされ、明滅し、そして静まり返ることになる。 (-48) 2021/10/17(Sun) 21:15:13 |
【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ様子を伺おうと意識を巡らせようとしていたはずなのに、至近距離に柘榴色があれば自然と溺れてしまうのがこの男だ。欲という甘い毒に蝕まれる思考の中、どこか遠くで敗北を確信してしまった男が浮かべたのは笑みだった。 抵抗の意思は身体の末端まで届くことなく、避けようとする素振りはあれど十分あなたに捕らえられてしまう程度のものへと収まってしまう。もう片方の手の所在が知れぬままだったが、それもこの普段通りを失ってしまっている男が鳩尾にあなたの拳を被弾するまでのことだっただろう。 「ゔ……ッ……!」 息が詰まる。内側に衝撃が伝わって、身体ごと揺さぶられたような心地になった。辛うじて意識は飛ばずに済めど、集中もできない上に自分の継戦能力はもうとっくに尽きている。あなたの支えがなければ男は膝から頽れるだろうし、支えがあったとしても戦闘不能になったことは容易に伺えるだろう。 負けたか、と男の口元が動いた。 (-54) 2021/10/17(Sun) 23:15:14 |
【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ殺すのも殺されるのも好まない男ではあれど、不思議と口元は力ない弧を描き浅い吐息に笑みを混ぜ込んだ。あなたが楽しいのならば、あなたが気持ちいいのであれば、悪くない――いいや、これは、嬉しい。 毒に蝕まれた故か、今際に在るが故か、それとも甘く囁かれた愛故か、そんな横暴な言葉とその後の暴力を男は全て受け入れ、そうして 全てをあなたに捧げる ことだろう。一度、割れて。二度、飛び散り。三度、拡がり。 四度、五度、と繰り返す度に床を男だったものが汚し、そうして繰り返している内に男はただ与えられた刺激に揺れ震えるだけの肉と化す。光を失ったターコイズが映しているのはあなたのことか、瞼の裏か、それともあなたが男で作った血の池か。それがいずれであっても、男は知る由もない。 (-58) 2021/10/17(Sun) 23:57:14 |
【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ男だった肉には当然抵抗などは行えず、また、衣服を脱がせる際の協力もできようもない。男の生前に脱がした時よりは若干手間がかかるかもしれないが、あなたが脱がしていくのであればかつてあなたが見た通りの肢体が曝け出されることになる。 いや、正確に言うならば見た通りではない。より正確に言うならば、あなたが先の戦闘で与えた通りの負傷、あるいは損傷がはっきりと残っており、襟足に灯る光は今や完全に消え失せていた。あなたがあれほど熱烈な愛を投げかけた後の身体の割に朱は差しておらず、寧ろ生命活動をやめた身体は熱を失っていく一方だ。 愛を囁くこともなく、しかし愛を受け入れる、先程まで男だったものがそこには在る。あなたはこの"男"に何を与えるだろうか? あなたには全てが許される。 男は全てを捧げるとあなたに伝えたのだから。 (-62) 2021/10/18(Mon) 1:22:05 |
【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ男は反応を示さない。あなたを避けることはないものの、それだけだ。柘榴色に溺れたまま命尽きた男は四肢を投げ出してそこにある。 女の象徴にあなたが触れても男の身体は跳ねることもないし吐息を零すこともない。あの日の閨であれだけ快楽を求めしかし声を殺そうと手で口元を隠した男は、口元を隠す必要もなく声を失っている。 あなたが押し入った蜜壺はすっかり涸れ、それでも肉が押し引かれ動かされるままに筋が当然そうあるように収縮する。男の持つ雄も、男の腹の上で柔いまま力なく揺れるだけだ。常の男であれば身体の全てで歓喜を示し瞳に強く情欲を滲ませていただろうに、今はそのターコイズもすっかり光を失ったままあなたのことを見ていない。 これ にあなたがどう欲情したかに関わらず、男の中はまたあなたの白濁で染められた。喜びを示す全ての手段を喪ったまま、そうして愛を受け取って。あなたが蘇生を申請するまでの間、あるいはあなたが男だったものに何かしらの行為を働くまでの間、男の裸体はそのままそこにあることだろう。 (-67) 2021/10/18(Mon) 2:12:53 |
【赤】 知情意 アマノ「……私は結局、まだ。まだ、あれ以降チャンドラと話せてはいないよ。避けているわけではなく、先に話に行くべき相手がいたからというのもあるし…… ジャック以降に死に過ぎている 」一日一死ペースで死んでいるのだ、恐らく蘇生室で眠っている時間のほうが長い。会議でほんの少し言葉を交わした程度で、本当にそれだけで。……故に少しばかり目を伏せて。 「君がチャンドラの味方でいてくれたことを嬉しく思っている。これは本当だ。私も……少し合流は遅れるかもしれないが、まだ『ペットちゃん』の任を解かれたわけではない。彼の都合のいい時にでも、話に行きたいと思っているよ」 (*23) 2021/10/18(Mon) 2:27:50 |
アマノは、後追い起きたのかってくらい死体多いな……と思っている死体。 (a32) 2021/10/18(Mon) 2:32:35 |
アマノは、それでも先に蘇生装置に入れられていた。 (a33) 2021/10/18(Mon) 2:33:48 |
アマノは、先に蘇生室に消えていくだろうし、目を覚ますのも恐らくそこまで遅くなかったはずだ。 (a34) 2021/10/18(Mon) 2:33:52 |
アマノは、目を覚ました。それから最後の役目を果たすため、襲撃対象の部屋へ。 (a36) 2021/10/18(Mon) 4:22:50 |
【秘】 知情意 アマノ → 模範囚 メサ静まり返った部屋で、男は何事も発することがない。 あなたの脚が例え焼け焦げようと脚が振り抜かれるのであれば、15tが慣性に従って運動を続けただろう。であればどうなるか。……焼け焦げ脆くなった脚だったものの影響をほぼ受けることなく、脚という枷から解き放たれた15tが飛んでくることになるのだ。 男はあなたが今際に何を思ったのか知る由もない。 しかし、男はあなたがが兵器などではない、人間であることの証左として、あなたに死をもたらして。あなたが生きようとした揺るがぬ事実として、男は脚部にその枷を被弾する。 骨が折れるでは済まない衝撃が脚部から全身へ伝わり、当然逃しきれる衝撃でもないため 男そのものが破壊される。 生きるという事、殺すという事。 あなたがそれを掴めていることを男は願っているし、それがかつてあなたと交わした探し求めている答え、あるいはいつか語ろうと話した夢に繋がればいいと思っている。 それは雷鳴が消えるその瞬間までずっと。そして、再度目を覚ましてからもずっと。 男という命が刈り取られている間だけは、できないけれど。 ……生命が存在しなくなった部屋に転がる二つの遺体を、サポートAIが即座に回収し蘇生装置へと放り込んだ。室内修復に務めるために室内になだれ込んだ各マシンを置いて二人の遺体は蘇生室へと向かうことだろう。 (-75) 2021/10/18(Mon) 14:09:20 |
アマノは、蘇生装置の中で目を覚ました。何度目かの蘇生かつ蘇生直後の死を経た蘇生で意識が戻りきらない。 (a46) 2021/10/18(Mon) 19:17:29 |
アマノは、蘇生装置の中でぼんやりと虚空を見上げている。 (a47) 2021/10/18(Mon) 19:17:51 |
【人】 知情意 アマノ>>69ルヴァ 意識がどうにもぼんやりして、思考が上手く働かない状態で。そうしてただ視界に映るに任せていた世界に変化が訪れる。変化を捉える。それまでの視界に存在しなかったそれは人の影だ。 像の特徴を把握し、それが誰であるかをようやっと認識した時、男はまるで今目覚めたかのように瞬きを数度繰り返した。実際、意識と思考が戻ってきたのだから目覚めたと言っても過言ではないのだが。 「 ……ルヴァ 」掠れて発音もままならない、不完全に不完全を重ねた声であなたを呼ぶ。きっとそれは装置外のあなたに聞こえるかも定かではないが、口の動きから読み取ることはできるだろうか。 男は装置の内部から出ようと腕に力を込める。あなたに当たらぬように、ロックがかけられないように、そして何より自分が蓋を開けられるように。 (70) 2021/10/18(Mon) 21:06:42 |
【人】 知情意 アマノ>>73ルヴァ 暫くは黙って呼吸を繰り返す。こちらに対する返答をのみ口にした様子を聞いて、恐らくあなたはこちらの普段よりも不完全な姿を望んでいないのだろう、と判断したため。両の手指から両脚の爪先まで徐々に力を込めて、問題ないと判断してから一言だけ礼を挟んで口を開く。 「そうだな、お互い残念だった。……いや、君にとってはこれも想定された結末のうちのひとつに向かう道中か。では、理想的な結末ではなかったにしても……『おめでとう』を告げられる結末を得られるよう、そちらに関しては私も尽力を続けよう」 あなたが『愛』を抱えて『墓』になるというのならば、それを狙うというのならば、まだあなたにとっての計画は終わりではない。自分も最善とは言えないが目的や環境の改善はまだ想定できる範囲である以上利は得ているため、最期まで協力しようという心積もりだ。 「罪は遠慮なく君に押し付けさせてもらうし、私は自分の処遇があまり大きく悪化しないように足掻く。……まあ、君にはあまり関係のないことかもしれないがね」 (74) 2021/10/18(Mon) 22:46:24 |
【人】 知情意 アマノ>>75ルヴァ 「君であればそうだろうと思っていたが、やはりか。なら……私から口を出すことはないだろうな。君の知性に私は信用を置いている」 尊重する意思もまた、ある。自分一人が尊重したところで、というところはあるが。 「私の場合、この場面だと感情に従った方が君好みの結果が得られそうな気もするがね。そこは互いにとって都合のいい未来を目指すこととする。君は君の『愛』に殉じればいい」 この無礼講の場で出会い、ほんの僅かな間交わった縁だ。情のために罪を引き受けられているわけでも情のためにあなたの頼みを聞くわけでもない。 情がないとは言わないが、情と表現するのは何か違う気がするので。 「エリアから抜け出す件については私が改めて動かずとも、といったところではあるが頼みは聞き入れよう。保険は多いに越したことはない」 きっと暫くすれば、それこそあなたが凍土に行くなり封じられるなりすれば忘れ去られる程度のそれを保険と呼んでいいかは分からないが。 男は、あなたの問いに近いそれにほんの一瞬だけ思考を巡らせてから。 「遺言は遺言で一応受け取ってはおくが、それは言うまでもないことだろう。私が君という知性を忘れるなどという惜しいことをするわけがない。 それと……そうだな、」 す、っと人差し指を立てて。 「 次会う時には もう少し君の彼女について話を聞かせてもらいたいが、構わないかね?」 (76) 2021/10/19(Tue) 0:08:47 |
【人】 知情意 アマノ男は四度目の死を経て蘇生室を出る。カウンセリングはこの無礼講終了後でいいだろう。精神治療の際に一緒に受ければいい……はずだ。 後で看守である主人や友に知られたらめっされたり大馬鹿者と言われたりするかもしれないが、まあ、許してほしい。 蘇生室を出て、カウンセリングルーム、トレーニングルーム、各人に割り当てられている個室を経て。であればここにいるだろうとやってきたロビーの隅、目当ての人物>>a48の姿を捉えればそばに歩いて行って近くへとやってくるだろう。許されるのならば隣に、壁に寄りかかって座るような形で。 「……ナフ、遅くなってしまったね。すまない、おはよう」 (80) 2021/10/19(Tue) 2:50:05 |
【赤】 知情意 アマノ「……ちょっとナフとトレーニングルームでやりあって負けて殺されたり……メサの襲撃に行ったら15tが飛んできて衝撃で吹き飛んだり……」 ちょっとどころじゃない死に方をしている。毒殺から爆散までなんて本当に蘇生の時間と蘇生後の移動時間とあとちょっとくらいしかなかったんじゃないか。死のRTAである。 ただでさえ大丈夫じゃない男の精神がそりゃあもう大変なことになっているので、羽セラピーは素直に嬉しいだろう。実際に手はもう今虚空をもふ……になっている。 癒しがほしい。 「……ああ、そうだな。ありがとうキンウ。……全く、いつの間に寂しがり屋になったのやら」 彼も私も。唇の動きだけで呟いて笑った。 (*26) 2021/10/19(Tue) 3:08:25 |
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