![]() | 【人】 卯月 侑紗 ー わたしと、先輩・承 ー [先輩に言われた事を、 ちゃんと実行するようになってから 私の人生は少しずつ明るいものに 変わっていったように思います。 ちゃんと思ったことを、口に出してみれば 人と話す機会が増えてお友達も増えました。 笑うようになって、 お客さんにも「かわいい」と 言われるようになりました。 明るく振舞って、ニコニコ笑って 自分、というものを表に出していって…… 変わっていけば、周りの人だけじゃなく 先輩本人にも褒めてもらえるので 私、とても頑張ったんです。] (192) 2020/08/16(Sun) 13:46:11 |
![]() | 【人】 卯月 侑紗[バイト先の喫茶店は 相変わらず人手が足りなくて 毎日忙しく、皆と過ごしています。 パート主婦のマキさんに、 フリーターのシュンさん。 それから、私と、先輩と…… 新しく入ってきた、新人の店長さん。 あれから、先輩とシュンさんが頑張って 録音したり、記録を取ったり…… 喫茶店の本部に「バイトへのパワハラ行為」を 訴え出て、あの店長さんは ある日突然姿を消してしまいました。] 「皆でまたこのお店、盛り上げていこうよ」 [事の事情を説明した後 先輩は笑ってそう言いました。] (193) 2020/08/16(Sun) 13:46:44 |
![]() | 【人】 卯月 侑紗[先輩はいつもそう。 皆で楽しく働くこの場所を守るために 怖い店長さんに一人で立ち向かっていって こうして、功労者になっても 「皆のためだから」って笑ってる。 私は本当に先輩が好きで、 どうしても、その「皆」の中から 一歩進んで、彼のものになりたい、と 真剣に思うようになりました。 だから、言われるがまま 少しずつ自分を変えていって 先輩の思う可愛い「卯月 侑紗」になろうと 日々努力と鍛錬を重ねていました。] (194) 2020/08/16(Sun) 13:47:08 |
![]() | 【人】 卯月 侑紗[なのに、ある日のこと。 私が遅番で出勤した時に 早番組だったシュンさんと先輩が 遅めの賄いを食べながら 大きな声で笑って話しているのを 私は偶然聞いてしまったのです。] (195) 2020/08/16(Sun) 13:47:27 |
![]() | 【人】 卯月 侑紗「つか、全然お前彼女とかいないけどさ…… 俺狙いとかじゃないよな?」 「んなわけないだろっ!っはは、ばーか!」 「えーでもさーいなさ過ぎじゃん枯れてるの?」 「黙らっしゃいよ。今忙しいんだよねー やっとパワハラ野郎もどっか行ってさ。 就職とか考えないといけないし」 「就職するまでが学生の華じゃん! うちの侑紗ちゃんとかどうよ」 「うーん、侑紗でもいいんだけど……」 「前にさぁ、処女と付き合ったら 「初めての相手とは添い遂げる!」 とか言われてさ…… もう、別れるのすっげ大変だったんで…… 処女と付き合うのはやっぱ、もう嫌っすわ。 侑紗、もうちょっと男慣れしてたらなぁ……」 (196) 2020/08/16(Sun) 13:48:03 |
![]() | 【人】 卯月 侑紗[その時私はバックヤードにいたのですが 私の存在に気付かず、年齢も近い先輩達は いつも通り、気ままな雑談を 楽しんでいるようでした。 一方、私はといえば ガンガンとなる頭を抱えて、 バックヤードの片隅にしゃがみこんでおりました。 処女が嫌……? これまで先輩の言う通りに、 自分を変えてきましたが これは、どう変えれば良いのでしょう? 「嫌っすわ」と軽く言われた言葉が 何度も何度も、頭の中を駆け巡って もう、どうしていいか分からなくなって……。 だって、どんなに私を変えても 結局、経験が無いのを理由に あれだけ軽く突っぱねられる。] (197) 2020/08/16(Sun) 13:48:34 |
![]() | 【人】 卯月 侑紗[ひどい。 ひどい。 ひどい。 なじる言葉は浮かんでも、 それでも「きらい」の三文字だけは ついぞ浮かばなかったのです。] (198) 2020/08/16(Sun) 13:48:59 |
![]() | 【人】 卯月 侑紗[その日、なんでもない顔をして出勤して 仕事に明け暮れている最中もずっと そのことばかり考えていました。 嫌われたくない。 先輩と一緒にいたい。 正直泣きたくて、たまりませんでした。 先輩の言葉は、もう、私の努力も気持ちも 全部否定するものに聞こえたのに でも全然、嫌いになれなくて。 むしろ、どうしたら先輩に振り向いてもらえるか そういうことばかり考えてしまっていました。 パートのマキさんや、先輩本人にも とても心配されましたけれど 当然、それを打ち明ける気にはなれなくて。] (199) 2020/08/16(Sun) 13:49:27 |
![]() | 【人】 卯月 侑紗[転機が訪れたのは、「処女は嫌」発言から だいたい一ヶ月後くらい。 大学の図書館で勉強をしていたら 静かな空間で内緒話を楽しむ女の子達がいて いやがおうにも聞こえるその声を たまたま聞いてしまったから。 「なんかね、熱海の方にある旅館がね……」 噂話に耳をそばだてる、なんて いやらしい真似をしながら 私はその場ですぐスマホを取り出して 必死に検索致しました。] (200) 2020/08/16(Sun) 13:49:54 |
![]() | 【人】 卯月 侑紗[希望があるなら縋らずに居られない。 先輩は、優しくて、強くて 誰にでも分け隔てなく振る舞える人。 その「誰でも」よりあともう一歩、 近付くために必要な希望が。]* (201) 2020/08/16(Sun) 13:50:22 |
卯月 侑紗は、メモを貼った。 ![]() (a37) 2020/08/16(Sun) 13:51:40 |
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![]() | 【赤】 卯月 侑紗 ー 向日葵の間 ー [瑛史さんが一番奥を貫いて果てた後 私は泥のようになって、 瑛史さんが後片付けをして下さるのを 床に伏したまま見上げることしか出来なくて。 ……私の蜜と彼の唾液で濡れたパンツだけは 処理していただくのがいたたまれなくて 「結構です大丈夫です自分でやります」と 手に握りしめて死守したでしょうか。 そして、これが最後と後片付け、とばかりに ずい、と押し出されたもの。 本当に、これどうしたらいいんですか。] ……うりゃっ。 [くすくす笑いながら下品なことを仰る方には 手元の枕を投げつけておきましょう。] (*267) 2020/08/16(Sun) 15:50:06 |
![]() | 【赤】 卯月 侑紗[ともかく、私は言われた通り、 おずおずと先端部分に舌を伸ばして おしっこの出る穴の辺りを舐めてみました。] ……うえ、しょっぱい。 [反射的に顔を顰めはしましたが 人の肌の味と、舌越しに感じる脈動は、 別に、嫌ではなくて。 ビデオで見たお姉さんみたいに 全部口に収めようと思ったのですが まずは先っぽから。 ちろちろと舌を出して、 おしっこの穴から、傘の部分までを 丁寧に舐めとっていきましょう。 青臭い臭いが、彼の精液だと気が付いたなら まだ茎の中に残る最後の一滴までを 優しく吸い取って、飲み込んで。 精の臭いの残る先端が清められれば 次は長い幹の裏筋を、下から上へと舐め上げて。]* (*268) 2020/08/16(Sun) 15:50:39 |
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![]() | 【独】 卯月 侑紗/* ヨガが終わったばかりの健やかな身体で、スマホ見て早々に変態ロルに直面するととてもにこやかになれます。 大好きよ、そういうの……。 (-186) 2020/08/16(Sun) 18:35:49 |
![]() | 【赤】 卯月 侑紗 ー 柳の間 ー [実は「イク」という言葉の意味を まだ教わっていないのですが、 多分この「ぞわぞわ上がってくる怖いの」を 「イク」というのでしょう。 よしよし、子供にするみたい 優しく抱かれてキスされると 身体の火照りが少し収まって、 ふわふわ幸せな気持ちになれる。 囁かれた言葉にも、汗の滲む顔で 無邪気な笑みを見せていたでしょうが……] ごほうび……? [ふわふわ。思考のまとまらない私は 彼の手が、また太腿を割り開くのを ぼんやりと見つめておりました。] (*276) 2020/08/16(Sun) 19:26:06 |
![]() | 【赤】 卯月 侑紗……ッッ!や、っだぁ……っ!! [ひくひくと痙攣の収まらない肉襞を掻き分けて ぐりぐり押し広げられる感覚に 私は悲鳴を上げて黎哉さんの手にしがみつきました。] も、やぁだ……怖いの、きたばっか、 …なのに……っアッ!や、あ!あッ! [もう自分で乳首を弄る余裕もなく。 ただとんでもない理不尽を前に泣く子供みたいに わんわん泣いては足をばたつかせました。] (*277) 2020/08/16(Sun) 19:26:35 |
![]() | 【赤】 卯月 侑紗[過ぎた快楽は苦痛ですらある。 雄を咥えることを覚えたばかりの膣を 荒い手つきで拓かれて…… 一番奥、ひっそりと口を閉じた子宮口まで 指先でくすぐられて…… 狼藉に驚いた媚肉が異物を排出しようと きつく黎哉さんの指に食いついていたでしょうが それすら、無意味。] そ、こもやだぁッ!やだやだっ! あ、あ、あ、あ、あッ、あ"!やめ、っ! かわいくない、かわいく、ないからっ!! [一番感じるところ……中に招き入れた雄の 快楽を貪るための器官を、何度も、何度も 壊れるくらいに虐められて。 ぐしゃぐしゃに泣いて髪を振り乱した状態の 何処が可愛いのか、なんて 抗議する声も全部、悲鳴に書き換えられていく。] (*278) 2020/08/16(Sun) 19:27:03 |
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