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人狼物語 三日月国

28 【恋愛RP】星降る宴の必然を【R15】


【人】 星読博士見習 ハニエル

−現在・丘の上−



[彼女が、そっと差し出たオルゴール。
小さな箱の中に生きるちっぽけな黒猫は、
遠く存在する星空を見上げ、
どうやっても手に入れられないその存在に想いを馳せる。


──無力な存在。まるで、僕のような。


でも、黒猫と自分には決定的な違いがあった。

…彼女が、隣に居たからだ。]


[オルゴールを胸にかき抱き、
いつしかハニエルは涙を流していた。


此処へ来て、初めて"自分"を思い出させてくれた人。

控えめながらも鋭い感性を持ち、
優しさと真剣さを内に秘めている人。

彼女が笑うと、野に咲いた小さな花が風を受けてふわりと揺れるような、そんな儚さと可愛らしさがあって。

いつの時からか、この笑顔にずっと触れていたいと、そう思うようになっていたんだ。]
(359) 2020/05/18(Mon) 23:23:17