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人狼物語 三日月国

258 【身内】冬融けて、春浅し


【赤】 葛切 幸春


[何にしても恐らくは、明確な快楽へ直結するには至らない事だろう。ならばと残る片手は腹筋の線をなぞって───下腹部へと。
男であるからには否応なく悦に直結する箇所を、衣服の上からつうと指先で爪掻いて。膨らみを確かめるようスラックスの前立てをなぞり、じ、と音を立ててファスナーを下ろす。

下着の隙間から挿し入れた手指に包み込む陰茎は、その頃にはどんな様相になっていただろうか。―――知れず唇を舐め摺って、目を細めた。*]
(*13) toi3 2024/05/01(Wed) 20:51:45