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人狼物語 三日月国


234 【身内】不平等倫理のグレイコード-0010-【R18G】

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【人】 看守用 バンドッグ


焼き立ての串焼きを一本頂き、もしゃ……

「素材の味」


塩胡椒を取りに行った。
後から味変がしやすくて良いのかもしれない。
(27) unforg00 2023/12/06(Wed) 0:30:40

【人】 看守用 バンドッグ


グラタンと串焼きを平らげ、
今日の昼食はデザートもあるのだなあと
フルーツサンドに手を伸ばしつつ。

「うむ、これも美味い」

「……夕食も頑張らねばなあ」

頑張ります。
(28) unforg00 2023/12/06(Wed) 0:42:54

【神】 看守用 バンドッグ


『居たぞー!捕まえろー!』
『あんな所 俺達にゃ無理だって!』

『あれ…? 捕まえても捕まえても 
うさぎの数が揃わないぞ……』

『馬鹿 檻が開きっぱじゃないか!』

「…………」

「攻略するまでもないのではないか……?」


動物の大半は飼育用が引き付けてくれているし。
道中疎らに居る動物をどうにかして、
サーカスのテントまで辿り着けば終わってしまいそうだ。
情報が無い以上、ボスがどうだかはわからない話ではあるが。

一先ずは軽く入口付近の探索をしている事にした。


『あーあ このままずっと 走り回るだけの 
飼育員なんて役割 やめたいよ…』

『動物が居なけりゃ 仕事なんか しなくていいのよ』
(G3) unforg00 2023/12/06(Wed) 0:51:34

【神】 看守用 バンドッグ



「んぶっふ」


「……失礼した」

頭にオウムを乗せた給仕用はあまりにシュールな姿だった。
モニタリングをしているであろう監察官殿もきっと
何とも言えない顔をしていたはずだ。
小官は悪くない。心の内で意味の無い言い訳を連ねながら。

「確かにストレス緩和の為のバーチャルとしては
 いっそこちらの方が正しいあり方のように見えるが…」

どちらにせよ看守用のストレス値には関係の無い事だ。
ただ、他のグレイ達が楽しめれば良いとは思う。
そう思いながら、動物の檻や空の檻を横目に歩く。
ふと妙に静かな檻を見る。

『私の役割は これでいいの』

「…………」

「イーサン殿。この層も……何か様子がおかしいぞ」
(G5) unforg00 2023/12/06(Wed) 13:59:40

【人】 看守用 バンドッグ


「……まあ、カムイ殿が監督してくれるゆえ
 それなりのものにはなるだろう。きっとな」

上がったハードルに見合うかはわからない。

「ふむ?まあ、そうだな。これまでよく戦ってくれていたのだ
 きちんと休息を取るのだぞ。」

筋肉痛はともかく、塔に行かない事には納得したようだった。
第二層は逃げないから大丈夫。多分。
(29) unforg00 2023/12/06(Wed) 14:05:10

【秘】 看守用 バンドッグ → 愛玩用 アトリ


姿勢正しく勧められた椅子へと掛けて、壁の写真を見る。
一組の男女とアトリの写真。
きっととても幸せそうに写っているのだろう。

そうして、ぽつぽつとあなたが話し始めれば
視線は真っ直ぐにあなたの方へ。

「……そうか」

看守用には、家族というものが無い。
だからわかったような事を言う事はできない。
嘘や世辞は言えない。そして好きでもない。

「過ぎた事は、悔やんでも仕方ない。
 だが悔やみたい気持ちは良くわかるのだ」

悔やんでも仕方ないと、頭ではわかっていても。
それでも悔やんでも悔やみきれない。
そういった事は、看守用にもある。
(-127) unforg00 2023/12/06(Wed) 14:19:50

【秘】 看守用 バンドッグ → 愛玩用 アトリ


「アトリ。
 君にできる事は、その分まで幸せになる事だ。」

「それで…もう同じ事が起きないように、
 もう一度、過去の後悔をやり直したいと思うなら。」

看守用にも、やり直したい、過去の後悔はある。

「いつか、弟や妹が欲しい、と言ってみたらどうだ」

看守用には、家族というものはわからない。

人間の子どもができたら、グレイの子どもは、
その居場所は奪われてしまうのかもしれない。
けれど恐怖や諦観に平服するよりも、
向き合う事を選ぶのが、バンドッグというグレイだった。
(-128) unforg00 2023/12/06(Wed) 14:20:29

【神】 看守用 バンドッグ



「この場合、正気を疑うべきは本社の方だな。
 前時代の名残にせよ、……」

『ああ 檻の中に入っちゃえば』
『あんな役割なんか 捨てられたのね』

『こんな簡単なことに 
どうして今まで 気付かなかったのかしら』

何かを思うように肩のポッドをひとつ撫で、檻の中の人間を見る。
檻の中の人間はぶつぶつとうわ言のように
意味のわからない言葉を繰り返すばかりだ。
仮にNPCとしてもあまりにも不自然な形で。

「……いや。しかし、小官には……
 これはそう簡単な話ではないように見える」

「イーサン殿にも覚えがあるのではないか?
 一層で遭遇した……あのバグエネミーだ」

ギミックの一部として進路を塞ぐ、それが役割のNPCが。
役割を返せと叫び、襲い掛かって来た。
それはあまりに──感情的・・・に。

そして、どちらも、『役割』に何某かを固執するように。

「……NPCが、プログラムに無い意思を持ったというのか?」
(G7) unforg00 2023/12/06(Wed) 15:47:37

【神】 看守用 バンドッグ



「何らかの意図……か
 そうだとすれば何の為にこんなものを仕込んだのだかな。
 ただテストプレイの妨害の為とも思えん
 全てが偶然ではないのであれば、何を目的としている……?」

一層のようなバグエネミーが続くなら、妨害とも思えた。
しかし今目の前に居るこれは、違う。
ただ、何らかの意思によって、自ら役割を放棄している。
ギミックにも関わる事無く、ゲームの進行を邪魔するでもなく。

正直言って、不気味だ。
しかしただそれだけで済ませるにも何か引っ掛かるものがある。

「…調査を続けるべきか、一度戻り本社の指示を仰ぐか。
 監察官殿に判断を仰いでもいいが…イーサン殿はどう考える?」
(G9) unforg00 2023/12/06(Wed) 16:49:33

【神】 看守用 バンドッグ



「隠蔽……いよいよきな臭くなって来たな」

「了解した。
 監察官殿は引き続きモニタリングを。
 調査及び探索は小官らに任せて欲しい」

何か思う所があるのは人間である彼も同じなのだろうか。
詮無い事を考えつつ、監察官からの応答には、そう返して。

「小官としても放置するには色々と気掛かりだ。
 この先にもバグが発生しているようなら
 後続にも影響が無いとも言い切れん。
 懸念材料は早くに片付けておきたい」

給仕用の言葉にそう返せば、戦闘を極力回避しつつ
足早にサーカスのテントまでの道を行くだろう。
その途中。

「グレイは換えが利く、とは良く言うがな……
 小官にとって、
 給仕用のイーサン・・・・・・・・は今ここに居る君だけなのだぞ。
 簡単にやられてくれるなよ。寝覚めが悪い」
(G11) unforg00 2023/12/06(Wed) 17:40:52

【秘】 看守用 バンドッグ → 愛玩用 アトリ


「確かに、こうして小官らに話せたのだ。
 それがいつになるとしても…きっと言えるだろう」

きっと、招集された先で出会ったグレイに話すのと
両親その人に話すのとは、話が違うだろう。
けれど、こうして勇気を出して話せた事もまた確かなのだ。
それがたとえ小さな小さな一歩だったとしても。

「アトリ。時には、どんなに辛くとも
 ちゃんと向き合わねばならない時がある。
 それが自分にとって大切な事であれば、あるほどだ」

壁に並ぶ写真を見遣る。
自分の幸せが誰かのそれを奪ったものだったと知った時、
その時の辛さは、察するに余りある。

「ちゃんと向き合おうと思えたなら、アトリは偉いのだ」

それでも向き合う勇気を、きっとあなたは持っている。
(-133) unforg00 2023/12/06(Wed) 18:04:14

【神】 看守用 バンドッグ



「ああ、フーグル殿も来たか」

少し遠くから聞こえる声に片手を上げ、
こちらも少しばかり声を張った。

二人が居るのはサーカスのテントのほど近く。
道の途中、疎らに居る動物は餌付けされており
少し走ればすぐに合流できるだろう。

「この階層のつくりを考えるに、
 恐らくここにこの階のボスが居ると思うのだが…」
(G14) unforg00 2023/12/06(Wed) 18:37:07

【神】 看守用 バンドッグ


『さあ さあ! これより始まります』
『サーカスの目玉 動物曲芸・・・・!』

『動物たちの 入場です!』

『ヒヒーン』

『ぐるるる』
『ぱおん ぱおーん』

「……は?」

大きなサーカスのテント、その入口に踏み込む。
入ってすぐ、大きなステージは既に賑わっていて。
そこではステージの目玉が上演されていた。

前足を揃え、小さな台に二足で立つ『動物』。
火の輪潜り、縄跳び、一輪車。
スポットライトの下で、調教師達の統率の下。
さまざまな芸が披露されている。

『動物』は全て、人間だった。

「な……なんなのだ、これは。
 役割を放棄した……バグの結果が、これか?」

バグによるものか、調教師も『動物』達も
こちらに敵意を向ける様子は無い。
この見世物が終わり次第、サーカス小屋は店じまい。
次の層への道が、開けるだろう。
(G15) unforg00 2023/12/06(Wed) 18:38:21

【神】 看守用 バンドッグ



「そんなものが……望む役割と言えるのか」

誰かに無理矢理当て嵌められたような姿でも。

そんなにも、それほどにまで。
自らに与えられた役割を捨ててしまいたいのだろうか。
そんなものが救いになってしまう程に、
嫌気が差していたのだろうか。

「……この階層で、小官のすべき事は無いようだな」

構えていた盾と銃を下ろす。
かぶりを振る。
傍らに居る給仕用にも言葉は届きそうにない。

『動物』達の鳴き声と、調教師達のおどけたような掛け声と
愉快な音楽だけがただ流れていた。
(G18) unforg00 2023/12/06(Wed) 19:07:56

【秘】 看守用 バンドッグ → 愛玩用 アトリ


「う、うむ……それで頑張れるなら、やってみよう…」

看守用ともなれば、このバーチャルから現実へと戻れば
再び会う事は、そう無いだろう。
よっぽどの事が無い限りは。

席を立ち、あなたの傍へ。片手を上げ、ふと。
分厚い手袋越しでは嫌だろうか。
そう思って、片手の手袋を外して。

素手になった片手をあなたの頭にぽんと乗せて、
ぎこちなく、髪を引っ掛けないように。
知識としてはある撫でる、を実行してみる。

何せ看守用、撫でた事も撫でられた事も一度も無い。
見様見真似ですらないが、お気に召しただろうか。

「……嫌では、ないか?」
(-140) unforg00 2023/12/06(Wed) 19:55:08

【神】 看守用 バンドッグ



「…少なくとも、この光景に関しては
 バグによるものだというのは間違いないだろうな。
 恐らくは、ここにも本来の形があったのだろう」

恐らくは。
動物を酷使する、人間の調教師のエネミー。
一層のボスと同じように、それを倒すのが
このサーカスのコンセプトだったのではないだろうか。

「しかし……これも何者かによって
 本社側のログからは隠蔽されているのだろう。
 監察官殿にはモニタリングで伝わっている。
 となれば報告すべき事も無いが……」

「とはいえ帰還後に情報共有は行っておくべきか。
 念の為、このテントには入らないように、とな」
(G20) unforg00 2023/12/06(Wed) 20:03:54

【神】 看守用 バンドッグ



「役割も何も、望んだ果てが、これでは……
 小官にはこれが幸福だとは思えんのだ…」

「……イーサン殿!!この先何があるのかわからんのだ
 単独行動はしてくれるなよ!」

がつ、ごつ。重い足音を立てて、後をついていく。
(G22) unforg00 2023/12/06(Wed) 20:45:19
バンドッグは、遠く響いた銃声に、『彼ら』の末路を悟った。
(a14) unforg00 2023/12/06(Wed) 21:22:09

【置】 看守用 バンドッグ


こちらは時間通り、夕食当番。

「洗って水気を切り、
 切った野菜を偏りがなくなるまで混ぜる…」

「サニーレタス500g……長径4cm以下……
 キュウリ300g……長さ5cm以下厚さ4mm以下……
 プチトマト300g……半分に切る……」

呪文のように指示書の内容を繰り返しながら
先ずは野菜と格闘する事にしたようだ。
一番失敗がなさそう、というより
失敗の余地がほぼなさそうなものから担当する事にしたらしい。

これが終われば少し手の掛かりそうな
鶏肉のネギ塩焼きに取り掛かるか、手伝うかするつもり。
(L2) unforg00 2023/12/07(Thu) 2:15:24
公開: 2023/12/07(Thu) 2:15:00

【秘】 看守用 バンドッグ → 愛玩用 アトリ


看守用は、自分の仕事に誇りを抱いている。
そして、自分の働く場所をそう悪く思ってもいない。
だからなんの理由も無しに、
それらを投げ出すような事はできないだろう。

それでも、看守用の働く場所はそう悪いものではない。
あなたが望むのであれば、
通話やメッセージのやり取り程度は許されるだろう。

「……そう、か?
 …頑張るのだぞ、アトリ」

看守用の手は、武器を扱う者の手だ。
大きな手だ。筋張った、硬い手だ。
それでも、確かに温度のある手だ。

わがままを聞いて、もう一度。
それから、頑張るのだぞ、の言葉と共に、
撫で付けるように一度、ぐしゃりと撫でて手を離した。
(-158) unforg00 2023/12/07(Thu) 2:55:46

【神】 看守用 バンドッグ


【ハノイの塔 第三層】

「ここは……駅か?」

給仕用の後を追って、次の層へ足を踏み入れる。

駅構内らしき造形、何処までも伸びる線路、放棄された電車。
現実離れした──寂れ、退廃としたような空気。
駅の形は成しているが、駅として機能してはいない。
総じて、確かに駅ではあるのだが、駅とは言い難い光景。

「……弱点の分かりづらい奴らなのだ。
 第二層では殆ど戦闘は無かったとはいえ──
邪魔だ!!


進路を阻みに現れた時刻表を横薙ぎに蹴り飛ばす。
データの集合体には、男女も老いも若いも無い。
ゆえに、ゲームとして設定されたそれらを把握しづらい。

「目的地は遠い。ここは一度帰還し、
 日を改め、調査の準備を整えたのち再び来るべきだろう。
 皆、それで構わないな?」

スーツ姿の男女らの間から見える遠景。
遠くぼやける程にまで延びた線路の先、病院らしき建造物。
挙動のおかしい、役割から逃れるようにするNPCの来る所。
その終点たる病院は、確かに繋がっているのだろう。

バグの根源たる何者かに。
或いは、バグを隠蔽する何者かにも。
(G26) unforg00 2023/12/07(Thu) 3:57:36

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


こん、こん、こん。
あなたの部屋に、きっかり三度、生真面目なノックの音。

「トムラビ殿。居るだろうか?」

夕食の準備が終わった後、或いは夕食の後。
そう声を掛けて、数分待って。
返答が無ければ、日を改めるつもり。

「少し……改めて話したい事があるのだ」

返答があったなら、そう続けただろう。
(-159) unforg00 2023/12/07(Thu) 4:17:48

【秘】 看守用 バンドッグ → 観測用 カムイ


こん、こん、こん。
あなたの部屋に、きっかり三度、生真面目なノックの音。

「カムイ殿、今は手は空いているだろうか?」

看守用が塔から帰って来た後の事。
返答が無ければ、部屋の主も居ないのに、
やっぱり生真面目に、失礼する、だとか言って。
暫しの間、あなたの帰りを待つ事にするだろう。

暫く待っても戻って来ないようであれば、日を改めるつもり。
あなたから返答があったなら、或いは、戻って来たならば。
失礼する、とか、失礼している、だとか言葉を掛けて。

以前と同じく、床の一段高くなった所に姿勢正しく腰掛けて。
今度は、手土産は持たずに。
やはり以前と同じく、本題から入るのだろう。
(-161) unforg00 2023/12/07(Thu) 4:49:02

【秘】 看守用 バンドッグ → 観測用 カムイ


「…カムイ殿は、塔の第二層には赴いただろうか。
 動物園をテーマにしたという、あれだ」

「そこにも、様子のおかしいNPC……バグが発生していた。
 そして、監察官殿曰く、何者かによって
 本社側にはバグの存在を隠蔽されているというのだ。」

攻略班に伝えられた情報をなぞる。
敢えて全員に周知しないのは、無用な混乱を避けるため。
本社に助けは期待できない、という事を。

「もはや偶然や人為的なミスによるものとは考えられん。
 いよいよきな臭くなって来たゆえな。
 情報共有がてら、君の見解を聞きたい」

「次の層、それらバグの来る場所は病院・・だった。
 そこで……
 カウンセリングAIを疑うのは、安直に過ぎるだろうか?」
(-162) unforg00 2023/12/07(Thu) 4:49:26

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「……そうか?…失礼する」

部屋の中へと誘われれば、短くそう言って。
以前も少しだけ見えた、暗色の部屋の中へ。
置かれた座布団を見れば、
観測用の部屋と少しだけ似ているな、と思った。
とはいえ電気式のランプや木製の床、転がる原石など
あなたらしいものの方が多いのだけれども。

それから、まだ火のついていないアロマキャンドル。
ものは使ってこそだろうに、と少し苦笑したかもしれない。

「うむ、頂こう」

看守用の勤務地に、正座をする文化は無い。
ゆえに座布団には片膝を立てた形で座る事になるだろう。
恐らく、横向きに座り、半身をあなたの方へ向ける形。
(-191) unforg00 2023/12/07(Thu) 20:00:13

【秘】 看守用 バンドッグ → 点燈用 トムラビ


「して、本題なのだが……率直に言おう」

コップを傾け、お茶を一口。
そののちに、そう切り出した。

「トムラビ殿。君には男性に絶対服従するように
 コードやプロテクトが埋め込まれていると言っていたな。
 それをここで解除してもらったとも。」

「しかし……それは、このバーチャルから戻れば
 おそらく元に戻ってしまう、
 或いは再び同じものが施されてしまうのではないか。」

グレイ達にはバーチャルでの身体と別に、現実での本体がある。
データ上のものは確かにこのバーチャル内でも
影響を及ぼすだろうが、物理的なものはそうもいかない。

「一時的にでも解除された事で、
 君のストレスは大きく下がっただろう。だが、
 それでは根本的な解決には至らないのではないか?」

「君は……このバーチャルから、現実に戻った時。
 人間達と、どう付き合っていくつもりでいる?」

聞くに、未だ幾つかのプロテクトは残っているという。
それゆえに、あなたの本当の望みを聞く事は
叶わないかもしれない。それでも、仕方のない事を
仕方ないと飲み込んでしまいたくはなかった。
(-192) unforg00 2023/12/07(Thu) 20:00:59

【秘】 看守用 バンドッグ → 愛玩用 アトリ


「うむ、約束なのだ」

がんばるよ、と、アトリにも言ってね、と。
その両方に、そう返す。
生真面目な番犬は、約束を違える事は無いだろう。

「寂しいでも、辛いでもないが。
 近い内、駆け付けてもらう事にはなるかもしれないな。
 いやなに、思いがけず山程のチョコレートが
 手に入ってしまったのだ。」

思いがけず手に入ってしまった大量のチョコレートは
今も書類の代わり、デスクに山と積まれている。
どうせなら、このバーチャルが終わる前に
飽きるほど食べてもいいだろう。そんな考え。

「その時は宜しく頼むのだぞ、アトリ」

そんな『お手伝い』をひとつ頼んで。
引き留められなければ、
また後でな、と部屋を後にするだろう。
(-193) unforg00 2023/12/07(Thu) 20:18:30

【秘】 看守用 バンドッグ → 飼育用 チャコ


「……チャコ殿」

なぜ最初から諦めて掛かるのだ。

いつか言った言葉が脳裏をよぎる。

何某かの問題を問題と認めた時に、
真正面からぶつかる事を選ぶ自分がおかしいのだろうか。
頭の硬い旧型ゆえに、軍事用を基にしているゆえに、
決断できるだけ、割り切れてしまうだけの話なのだろうか。

「なぜ、決められないと思うのだ。
 なぜ、割り切れないと思うのだ」

「なぜ、伝えてやれないと思うのだ
 不幸にしたくないのなら、それを遺憾に思うのであれば
 他者の為、自分の為を思うのならば。
 その為には、時には痛みを伴う事もあろう」

看守用は、正しさに重きを置く。
たとえそれが行き過ぎたものとして排斥されようとも。
刑務官として、正しくあろうとするものだから。

「小官が良しとするのは、現状を不満に思う事
 そして、理想へ向けて進もうとする事だ」
(-199) unforg00 2023/12/07(Thu) 21:09:08

【秘】 看守用 バンドッグ → 観測用 カムイ


「可能性はいくらでも存在する……か」

眉間を揉む。やはりそう簡単な話ではないようだ。

「まったくもって、とんだテストプレイを任されたものだ。
 どのみちあの病院まで辿り着けば
 否が応でも、そこに答えはあるのだろうな。」

「しかしそもそも何がバグの根源だったとして、
 何をどうすれば解決するものかもわからんものだ」

本社からの助けには期待できない、となれば。
取れる手段は限られる。どうにかしてバグを解決するか、
或いはテストプレイの終わりまで本部に立て籠もって過ごすか。
思い付くものと言えば、そのくらいのものだろうか。

相手は本社側のログを改竄する事が可能な程度には
バーチャル内の権限を掌握している。
監察官に出来る事も限られているだろう。
(-205) unforg00 2023/12/07(Thu) 21:37:25

【秘】 看守用 バンドッグ → 観測用 カムイ


「……ああ、そう」

それから、と。
暫し考える間があったのち、そう続ける。

「イーサン殿は行ってしまった。
 一人で、向こうへ──塔の先へ。」

「まったく、あれだけ単独行動はよせと言ったのにだ。
 拳骨の一発でも喰らわせに行かねば気が済まんのだ」

給仕用はきっと、看守用らと共には戻らなかった。
そして翌日になっても、きっと。
本部にはその姿は無いのだろう。

「君の忠告は確かに覚えておこう。
 その上で、不測の事態に……
 起こり得る可能性に出来る限りの警戒をしよう。」

カウンセリング用AIだけ・・を疑うな。
やや思考に柔軟性の欠ける、融通の利かない看守用にとって
その助言は確かに適切なものだっただろう。

「感謝する、カムイ殿。
 君との対話は確かに有意なものであった」
(-206) unforg00 2023/12/07(Thu) 21:38:10

【神】 看守用 バンドッグ



「──
この阿呆が!!

 勝手に言いたい事だけを言いおって!!
 単独行動はよせと言ったのに一人で行くものがあるか!」

淀まぬ足取りで遠ざかっていく背に向けて、
こちらも一方的に言葉を投げ付ける。
撤退しない選択肢は無い。準備不足の上に数的不利となれば
更に最奥まで辿り着く難易度は上がる。

「せいぜい覚悟して待っていろ、
 そのツラ一発ぶん殴ってやる!拳骨もだ!!
 私は叩いて直る家電ですと言う準備でもしておくんだな!」

集団行動を乱す者には罰則を。
それが、刑務官として行うべきことだ。
(G29) unforg00 2023/12/07(Thu) 21:45:03
 


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カムイ
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これだから人間は

リュイ
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イーサン
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役割

ロベル
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出来ることを

カルナー
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シングソン
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犠牲者 (4)

ブラックU(2d)
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トムラビ(3d)
0回 残 たくさん

起きていまス

フーグル(4d)
0回 残 たくさん

一人遊びは得意

チャコ(6d)
0回 残 たくさん

 

処刑者 (4)

ダビ(3d)
0回 残 たくさん

 

シージュ(4d)
0回 残 たくさん

■■■■■■■■

アトリ(5d)
0回 残 たくさん

らぶ!

バンドッグ(6d)
0回 残 たくさん

人間とは

突然死者 (0)

舞台 (1)

カーキ・アッシュ
3回 残 たくさん

 

発言種別

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GNL / GNL+ by guiter-man
ジランドール / イルミネーション by may-co
シキメグリ by afinter
-汝人狼也-人物画 by 878, かんこ
closure / closure' by 閉
Emoricu / Cumorie / 黎明街 by milk_sugar
ワンダーズ言戯団 by pike
宝石箱《Jewel Box》 by 宝石箱制作委員会
文明開化 by sin
カティサーク by apricot with y_hyuga
月狼学園 / 人狼署 / 狼達の軍歌 by apricot
花一匁 / 桃酔郷 by さね
po!son / Girl's Talk by pure_g
madparty by シロクマ
rhizome by CH3COOH
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AtoZ by 築
瑞洋館 by ういろ
LastSunday / HeaVen by 志摩
かくりよ by plmi
桃色concerto by 桃昆布
狼兎 by クロマ
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bAroQue / tradimento by souya
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魔法少女は眠らない by 魔法少女チップ企画
Liberte by みぃな
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