03:59:03

人狼物語 三日月国


86 【R15RP】君と僕の、夏祭り

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【人】 三年生 堂本 明菜

― 回想:楓と ―


 そうなんだ。
 大丈夫なら良かった。


[どこかぎこちなく思ったのは、両手に持った荷物と
 右目が塞かっているせいだろうか。>>0:269
 そう思えば手伝うことを申し出る。
 気遣ってくれた言葉>>0:270にはゆるゆると首を振って]


 釘刺しに行くだけだから急がなくても大丈夫。
 準備段階でまた倒れるようなら明日屋台になんて
 立たしてやらないんだから。

 
[荷物を分けもらえたら備品倉庫までの道すがら、
 今夏のフルーツ大福>>0:163について話題を出した。

 果物を卸している側としてはその評判も気になるらしく、
 時々偵察に行かされることがある。
 もちろんその時は大福も購入させてもらうのだけど、
 スイカが大福に合うとは意外だったとか、
 天下の花巻庵なのだから心配することないのにねだとか、
 そういえば今年の花巻庵は何を出すのだとか、
 そんなことを話していたらすぐに目的地に着いたかな。]
(9) 2021/07/23(Fri) 0:57:58

【人】 三年生 堂本 明菜

[お手伝いはそこまでで大丈夫だと言われたから
 持っていた荷物は適当なところに置いて、]


 怪我には気を付けてね、あと水分補給も。
 あ、明日きゅうりの一本漬けも良かったら食べてね!


[なんて、宣伝ももちろん忘れずに。
 その後向かった屋台列の方からは、

「お茶全然減ってないじゃない!!!」


 なんて大声が聞こえたかもしれない。*]
(10) 2021/07/23(Fri) 0:58:59
三年生 堂本 明菜は、メモを貼った。
(a4) 2021/07/23(Fri) 1:04:08

【人】 三年生 堂本 明菜

― 回想:去年の夏、朱鷺也と ―


 うん……


[病気という言葉>>0:196が出れば、
 瞳は少しばかり空虚を映す。
 思い出すのは元々丈夫な人ではなかった母親のこと。

 それでもすぐにいつも通りに戻る。
 自分に向けられる心配も同情も、苦手だったから。
 ただ父親が倒れた時は、さすがにそういう訳には
 いかなかったけれど。]


 それなら良かった。
 そっか、つぐみちゃんも中学生になるんだよね。
 満喫できる時に満喫しなきゃ。


[家族仲も良好>>0:197のようでなによりだと、
 そんな顔で返した。
 弟も同い年だけど家族じゃないからこそ、
 あんな小さかった子がもう中学生か、などと感慨に
 浸るところもあって。]
(34) 2021/07/23(Fri) 8:57:01

【人】 三年生 堂本 明菜

[そんなつぐみちゃんが憧れめいた目で見てくれている
 なんて思いもよらない。
 逆に中学生になったつぐみちゃんに、お洒落だとか
 女子力に関して差をつけられた気しかしない為、
 明菜も尊敬の眼差しを送ることになっているなど
 気づいているかはさておき]
(35) 2021/07/23(Fri) 8:58:14

【人】 三年生 堂本 明菜



 気にせず学業と部活ガンバレって言われるんだよね。
 言われても手伝える時は手伝うつもりだけど。


[それは高校にあがる際にも言われた言葉。
 別段やりたいこともなかったから店を手伝うと
 言ったけれど、その時も勝負を仕掛けられ、
 結果部活に入ることになった。

 選んだのは弓道部。
 真っ直ぐに的を見つめて、真ん中を射る清廉な姿に
 惹かれてしまったから。
 けれどもう少しお金のかからない文化部を選べば
 良かったか、なんて父親が倒れた今は思う。

 茶化す声にはそんな物好きいる?なんて真顔で返す。
 若い女の子がいるというステータス自体が
 集客になるといわれれば納得こそすれ、
 客寄せパンダになるには愛嬌が圧倒的に足りないのは
 自覚している。

 それでも少しだけ、目当てに来てくれたらなんて、
 どこかで想いはするけれど。
(38) 2021/07/23(Fri) 8:59:47

【人】 三年生 堂本 明菜



 朱鷺也君もしっかり青春しなよ。


[なんて別れ際にはそんな言葉を。
 帰宅部であることは聞いていたか。
 それを嗜めるつもりで言ったわけではなく、
 出来る時にしないと出来なくなってしまう時は
 あっという間に来るから。

 明菜が言ってもそんなに説得力は
 なかったかもしれないけれど。*]
(39) 2021/07/23(Fri) 9:01:27

【人】 三年生 堂本 明菜

― 回想:幼い日、はなひら神社にて ―

[プリントを投げ捨てたあと、
 そのまま蹲っていれば声をかけられた。>>0:301


 家出中、です……


[あげた顔はふくれっ面を浮かべていて、
 そう返事をすればお姉さんは理由を聞いてくれただろうか。
 そしたら、優しそうなお姉さんに気を許して、
 ガ――ッと事の経緯を話しただろう。
 ついでとばかりに父親の愚痴も聞かせてしまった
 気がするけど。


 あらまし話終わったらだいぶ怒りも発散され、
 お姉さんが名前の話>>0:302を切りだせば、
 頷きながら静かに聞いていた。]
(40) 2021/07/23(Fri) 9:06:41

【人】 三年生 堂本 明菜

[楽しそうにお祭りの話をするお姉さんの、
 きらきらとした笑顔がとても印象的で]


 お祭り、アタシも好き。
 お父さんね、いつもお祭りでトウモロコシ焼いてて、
 とてもおいしいの。
 つぶぞろい?で甘いトウモロコシ、選んでるんだって。
 もみじお姉ちゃんも食べたことある?
 こんど食べに来て?


[そしたらきっと、その年の夏祭りは紅葉を
 屋台の前で探すことになっただろう。
 来てくれたなら、父母はお礼をいってトウモロコシ一本
 差し出していたはず。

 宿題はね、お姉さんが素敵な名前っていってくれたから、
 ちゃんと書いて提出したよっていう報告も一緒に。

 一緒に巡る時間もあったならきっと喜んで、
 別れ際にはまたね!って手を振ったんだ。]
(41) 2021/07/23(Fri) 9:08:11

【人】 三年生 堂本 明菜

― 現在:お祭り当日 ―

[――お祭りにいけば会えると、
 思っていた日はいつまでだったかな。
 今ふと思い出したのは、アタシがお祭り準備係に
 なったからだろうか。

 出店があって、花火があって、きらきらしてて、
 みんな笑顔の夏祭り。

 だから今年は少しだけ、あの笑顔を探すことにしたんだ。
 きっと素敵な女性になっているのだろう、
 そんなことを思いながら。]
(42) 2021/07/23(Fri) 9:10:48

【人】 三年生 堂本 明菜



 昨日はありがとね。
 浴衣、よく似合ってる。


[小雪>>3と会えば、浴衣を自慢する姿を微笑ましそうに、
 どこか羨ましそうに見つめる。

 当の明菜といえば、生前母親が仕立ててくれた浴衣に
 今年初めて袖を通した。
 それまで祭りのたびに出しては、
 着ることなく仕舞われていたものだ。
 幸い、少し大きめに作られていたため着るのに
 問題はなくて安心した。]


 父さんのトウモロコシに勝てますように!



[小雪が言った
願い
>>4という言葉に思い立ち、
 少女を見送った後本殿に赴いてそう拝む。
 そこは健康祈願ではないのかというツッコミは、
 神様ならしてくれたかもしれない。]**
(43) 2021/07/23(Fri) 9:41:24

【人】 三年生 堂本 明菜

― 回想:スイカ割り ―

[声を揃えて喜んだ兄弟。>>22
 釣られて明菜も笑顔になって、
 足りない分はもちろん小銭でお支払い。
 家から麦わら帽子を持ってきたら、
 夏空の下をまるで宝物を得たように子供たちは駆けだした。

 約束通り一番にやらせてもらうことになったら、
 ぐるぐる回され手の鳴る方へ。
 よろめきながらも振り下ろした棒は
 スイカの脇の地面を叩いた。

 汗も日焼けも気にせずに、
 みんなで楽しんだ後のスイカは甘くて美味しい。
 種飛ばし大会が始まったら、
 勢いよく空に黒い種を飛ばしただろう。

 その日の絵日記には、夏休みの思い出として
 楽し気な雰囲気が伝わる絵が描かれることになったのは
 言わずもがな。]
(90) 2021/07/23(Fri) 16:08:15

【人】 三年生 堂本 明菜


 アタシは堂本明菜。
 よろしくね。


[自己紹介されたら自己紹介を返して。>>24
 その時夕鶴をどちらの性で認識していたかと言われれば、
 男の子と勘違いしていたような気もするけど、
 直接か親伝手かでそのうち女の子と認識するに至る。

 夏休みの間だけのお友達。
 根拠もなく永遠に続くと思っていた日々もいつしか
 終わりを告げて。
 成長すればそれが当然だと思っていたが
 高校で再会した時には驚いた。]
(93) 2021/07/23(Fri) 16:10:44

【人】 三年生 堂本 明菜

[しばらく会わないうちに髪も伸びて、
 すっかり女の子らしくなった夕鶴は
 一瞬誰かわからなかったけど、
 すぐに懐かしい夏の香りを運んできてくれる。]


 よろしくね、後輩。


[覚えていてくれてありがとう。
           そうして、笑った。*]
(94) 2021/07/23(Fri) 16:12:23

【人】 三年生 堂本 明菜

― 回想:柊一と黒鉄 ―

[幸い黒鉄は頭を撫でてももさもさな尻尾を
 左右に揺らしてくれた。

 さらに好きなところどうぞ>>0:321なんて
 言われてしまったら、初対面で身体の隅々まで
 堪能してしまっていいのだろうかという葛藤も僅か、
 欲望のまま手は小さな耳から魅惑的な頬、
 すっとした鼻筋、きゅっとしまった口元へと
 無遠慮に伸びていく。]


 それもある 
し、

 
多分、お母さんのこともあったから


[余計な言葉を口走ってしまったからなんでもないように
 撫でて続けた。
 統計の話を聞けたなら感心することになっただろうけど、
 今の現状、やはりペットを飼うのは難しいと理解出来る
 から我がままをいうつもりは更々ない。]
(115) 2021/07/23(Fri) 17:06:05

【人】 三年生 堂本 明菜

[何事もなく一頻り撫でさせてもらったら満足して、
 散歩、中断させちゃってゴメンね、と
 手を振って見送った。
 
 ファンサービスのサツマイモを前にした
 黒鉄の様子を聞いたならこちらも嬉しくなったし、
 その後黒鉄を撫でさせてもらう機会も増えれば、
 逆にファンへ献上のごとく小さなサツマイモの
 プレゼントがあったかもね。]*
(116) 2021/07/23(Fri) 17:07:03

【人】 三年生 堂本 明菜

― 回想:篠田屋にて ―

[おススメを聞けば小牧の口からは
 すらすらと言葉が流れてくる。>>0:298
 それが努力の賜物であることは、想像に難くない。
 それを傍らでふんふんと聞きながら、
 こっちとこっち、どっちの色が良いかな、なんて
 鏡の前で合わせてみたり。

 デザインは元より、季節をそこまで気にせず使えるという
 とろこが気に入った。
 だから今回もお買い上げ。
 男用もあるのなら、弟に靴下くらい買って行って
 あげてもいいかもしれない。

 浴衣コーナーが目に入れば、綺麗な浴衣よりなにより
 派手めの甚平>>0:199に目が行ってしまった。
 
買う人この界隈でいるのかな、いや、弟なら喜ぶか…?

 と思うが小牧がいる手前口には出さない。
 浴衣を勧められば家にあるからとそこは断りをいれて、
 お会計を済ませればお店を後にした。]**
(117) 2021/07/23(Fri) 17:08:09
三年生 堂本 明菜は、メモを貼った。
(a17) 2021/07/23(Fri) 17:11:12

【人】 三年生 堂本 明菜

― 拝殿前 ―


 あ、小牧ちゃん。
 もしかして聴こえちゃった?
 キュウリ食べてくれたんだ、ありがとう。


[拝み終わって振り返ればそこには小牧がいた。>>131
 願いの意味がわからなかったのだろう、
 きょとんとした様子だったから、少し脇によって
 軽く経緯>>0:61を話しておく。
 別に隠すことではないし。]


 小牧ちゃんも昨日準備に来てたんでしょ?
 名簿に名前があったから。
 会えなかったけど、お疲れ様。
 浴衣もやっぱり似合うね。


[朝顔柄が涼し気で爽やかで、
 小牧を引き立たせていると思う。
 対するこちらは撫子柄。
 母チョイスだとわかるセンスの良い生地だ。]
(157) 2021/07/23(Fri) 22:10:17

【人】 三年生 堂本 明菜

[小牧もお参りに来たのだろうか。
 ならば邪魔するのも良くないと思い、
 立ち話はそこそにしてお参りを促す。

 明菜はこの後出店の様子を見に行くつもりだが
 小牧はどうするのだろうか。
 付き合わせるのは悪いし他に予定もあるかもしれない。
 だからこちらから誘うことはしなかったけど、
 もし一緒にと言われたならば、
 断ることはしなかったはず。]**
(159) 2021/07/23(Fri) 22:10:41

【人】 三年生 堂本 明菜

― 拝殿前 ―

 そう?
 アタシは多分自分とこの屋台にほぼいると思うから
 何かあったらおいでね。


[気を使わせてしまっただろうか。>>174
 お参りもしっかりするつもりならば待っているのも
 急かしてしまうような気もするし、
 それじゃあ、と当初の目的を果たしに行くことにした。

 小牧は一人で来ているのだという。
 弟は何をしてるんだ?と思わなくもないが
 そもそも恋かどうかも知らないし、
 相談も受けてないのだからお節介焼くのも
 どうかと思うので何もすることはない。]


 じゃあ、気を付けてお祭り楽しんでね。


[お参りに向かう小牧の背を見送れば、
 明菜も身をひるがえして屋台列の方へと向かった。*]
(194) 2021/07/24(Sat) 2:16:27

【人】 三年生 堂本 明菜

― 屋台列:花巻庵 ―

[たこ焼き、焼きそば、お好み焼き
 綿菓子、りんご飴、チョコバナナ
 ヨーヨーすくいに金魚すくい、
 それから射的にお面屋さん

 子どもの頃は非日常の風景にドキドキして、
 ワクワクして、お金があったら全部制覇したい!
 なんて話、誰にしたんだったかな。

 カラリコロリと音を鳴らしながら
 せっかくもらった食券の使い道を考えつつ、
 花巻庵の出店の前を通れば邪魔にならない程度に
 軽く挨拶。]
(195) 2021/07/24(Sat) 2:17:39

【人】 三年生 堂本 明菜

[前日楓に教えてもらった>>100通り、屋台では
 たい焼きとべっこう飴が売られていた。
 去年の冷やしぜんざいも美味しかったから
 やめてしまったのは残念だけど、
 たい焼きだって美味しそう。
 家族分買うつもりで、中身は何にしようかなんて
 迷ってしまう。
 いっそのこと一つずつ?
 余った一つは後日自分のおやつにすればいい。
 混雑して売り切れてしまう前に買っておかねばと]


 一つずつください。


[なんて楓>>192にそう告げたら、
 持ち帰り用に包んでもらえただろうか。*]
(196) 2021/07/24(Sat) 2:18:30

【人】 三年生 堂本 明菜

― 屋台列:青果店 ―

[たい焼きをゲットしたら、堂本青果店の屋台へ。
 なんか人が並んでる所があるなぁと近づいてみれば、
 それはまさかのうちの屋台だった。

 いったい何があったのかと驚いていれば、
 店前で美味しそうに食べていた二人組>>169>>177効果
 だとか。
 朱鷺也はもちろん、柊一も顔を覚えられているため
 それが誰だったかはすぐに判明し、
 その様子を聞けばいかにもサクラのようなリアクションで、
 そこまで頼んでないのだけど、と笑ってしまった。
 後で会えたらお礼を言おう。
 
その時は、あの派手な朱鷺を拝むことも出来たかな。



 は? アタシも手伝いますけど?
 不正されたら嫌だし?
 ていうか水分とってます??


[たすき掛けを始めた娘に対し、父親は手伝いはいいなんて
 いうけれど、もちろん引き下がることはしなかった。
 浴衣を着たのだって客寄せの為なのだから。]
(197) 2021/07/24(Sat) 2:21:14

【人】 三年生 堂本 明菜

[そうして売り子をしていれば夕鶴が来てくれて>>191
 混雑は大分解消された頃合いだったから少しだけ立ち話。
 夕鶴には前日よりも前に勝負について話す機会が
 あったから、売り上げに貢献してくれるよう。]


 いい後輩たちを持って先輩は幸せだわ……


[なんて感慨に浸りながら持ち帰り用の袋に
 キュウリとトウモロコシを詰めていった。]


 あ、でも荷物にならない?
 なんならここで預かってもいいけど。


[持ち歩くにはちょっと邪魔になりそうな重さだ。
 お願いされるようなら袋に名前を書いて
 クーラーボックスの空きスペースに入れておこうと
 提案してみたけど、返答はどうだったかな。

 どちらにせよありがとねって声をかけて、
 雑踏に消える夕鶴の背を見送った。**]
(198) 2021/07/24(Sat) 2:22:36
三年生 堂本 明菜は、メモを貼った。
(a43) 2021/07/24(Sat) 2:29:00

【人】 三年生 堂本 明菜

― 青果店屋台 ―

[今年は二つの商品を出すため、いつもより少し広めの
 スペースを貸してもらった。
 といっても、キュウリの一本漬け自体は前日に仕込んだ
 ものを並べるだけだから、調理スペースはいらない。
 
その分クーラーボックス置き場と化してはいるけれど。

 タライの上に簾をかけて氷を敷き詰めたら、
 その上に並べたきゅうりはとても涼し気で、
 隣のトウモロコシスペースとの熱気は大違い。

 堂本青果店の屋台で売るなら半端なものは出せないと
 キュウリ自体は父親が仕入れてきたものだから、
 真っ直ぐで青々として、いかにも美味しそうなキュウリだ。     
 肝心な味だけど、向かいの漬物屋さんに頼み込んで
 協力してもらったからこちらも問題ない。

 漬物屋さんの女主人、牡丹さんも昔からのお付き合い。
 特に母とは仲が良くて、母が亡くなってからは
 何かと世話を焼いてくれた。
 時々ご飯を用意してくれたり、
 お店も手伝ってくれることもあって。
 屋台の方も、昨日と今日と手伝いに来てくれている。]
(279) 2021/07/24(Sat) 16:20:51

【人】 三年生 堂本 明菜


  
「だーかーらぁ、お前の手伝いはいらねぇから
 遊んで来いっていってんだ」


 嫌だって言ってんでしょ。

  
「一緒に遊ぶ友達や彼氏の一人や二人いねぇのかよ。
 かぁ〜〜〜っ、もう18だってのに。
 なぁ、そう思わねぇか牡丹さん」


 ちょっと、牡丹さんに同意求めないでくれる?
 別にアタシの勝手ですよねぇ、牡丹さん。


[こんな具合で堂本親子のやり取りに巻き込まれるのも
 日常茶飯事だ。
 牡丹さんはといえば、いつも明菜の味方ではあったが。]


  
「まったく誰に似ちまったんだか。
 仕方ねぇ、品書きに明菜って追加するしかねぇな」


 
娘を売るな野菜馬鹿。

 あ、いらっしゃいませ――


[声をかけられた方へ向き直れば、
 そこには見知った顔があって。>>276
(280) 2021/07/24(Sat) 16:22:46

【人】 三年生 堂本 明菜

 長尾先生じゃないですか。
 見回りか何かですか?


[今年転任してきた優しそうで、
 少し気の弱そうな印象の先生。
 それでもわからないところを聞きに行けば、懇切丁寧に
 教えてくれると聞いたことがある。
 明菜はというと誰かに頼る、ということが苦手なため
 数学はそれほど得意というわけでもないが
 聞きに行ったことはない。
 授業態度も真面目で目立つ生徒ではないから、
 顔と名前を覚えてもらっているかも怪しいところ。

 もしかして今のやりとりを聞かれていただろうかと
 少し気まずくなりつつ]


 じゃあ一番大きいの選んどきますね。


[お代を受け取り手渡せば、さっそく一口。
 美味いという言葉が聞ければ、嬉しそうに口元を緩めた。*]
(281) 2021/07/24(Sat) 16:24:38

【人】 三年生 堂本 明菜

― 少し遡って:拝殿前 ―

[どちらも譲らず収集がつかなければ勝負で決着、
 なんて堂本家では当たり前のことで。
 いつもはトランプや桃〇が始まるところを
 今回は規模が大きくなった、そんな感じだ。]


 う〜ん、なんかあの人、焼きトウモロコシに
 凄い拘ってるからなぁ……
 うん、でも小牧ちゃんの気持ちは嬉しい。
 ありがとね。


[差し出がましい>>217なんてとんでもないと首を振る。
 通じて折れてくれたらどんなにいいか。 
 やはり勝つのが一番手っ取り早いと思うから、
 勝たしてくれると嬉しいな、なんて
 去り際にもう一度心の中で願うのだった。*] 
(286) 2021/07/24(Sat) 17:07:59

【人】 三年生 堂本 明菜

― 青果店屋台:夕鶴 ―

 
ありがとう。


[お店に顔を出してくれた夕鶴>>267は浴衣を
 褒めてくれて、明菜は素直にお礼の言葉を紡ぐ。

 『早くこれ着てお祭り行きたいな』

 出来上がったものを前にしてそう言っていたのに、
 どうしても着れなくなった浴衣。
 けれどいざ着てみれば案外、心は凪いでいた。
 そんな明菜を見てきた父親も、
 どこか嬉しそうな顔を浮かべていて。

 もっと早く、着てあげれば良かったって思う。
 母親も、きっと喜んでくれていると思うから。]
(304) 2021/07/24(Sat) 18:40:50

【人】 三年生 堂本 明菜

[預かるという提案をすれば
 
あっ、
という小さな声が聞こえて>>265
 何か不都合でもあったのかと思ったけれど、
 再び口から出てきたのは言い直した言葉だった。

 大人になったし昔のような口調は恥ずかしいのかな、
 と思って今まで何も言わなかったけれど、
 実際は楓のように変わらずに接してくれる方が嬉しいんだ。
 
朱鷺也はどうだっただろう。
変わっているようなら、朱鷺也にも同じことを思ってたりする。
さすがに男女じゃそういう訳にはいかないものかもしれないけれど。



 
いいのに。



[だから小さくそう言ったけれど、慌てていた夕鶴には
 届かなかったかもしれない。
 夕鶴が立ち去れば、ゆづるちゃんと書かれた袋が
 クーラーボックスの中に納まった。]*
(305) 2021/07/24(Sat) 18:43:28

【人】 三年生 堂本 明菜

― 青果店屋台:長尾先生 ―


 そうなんですね。
 お祭り楽しんでください。


[長尾先生はお仕事ではなかったらしい。>>290
 ここのお祭りは初めてだろうか。
 ならばいい思い出になるといいなと思っていたら、
 父親が聞けば聞き捨てならないワードが出てきて。
 幸いあちらもお客対応に追われていたから助かった。]


 先生独身でしたっけ。
 ちゃんと食べないと駄目ですよ。
 
 じゃないとあそこの野菜馬鹿が
 いつか枕元に立つかもしれません。


 終わる頃に取りに来てくれるなら
 預かることは出来ますけど。


[もちろん知り合いだけのサービスです。
 何本も買ってくれるならこちらとしては有難く。
 買ってくれるのであれば、夕鶴の荷物の隣に名前を書いて
 入れておいた。]*
(306) 2021/07/24(Sat) 18:45:14