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人狼物語 三日月国


59 【R18RP】花韮の咲く頃

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【人】 上原 隆司

>>65矢川の志望校のことを聞いて、「離れたくない」と言われたことに一瞬、上原の胸は高鳴った。
 それと同時に、いくらか安心感も湧く]


  女子大か……なら大丈夫かな。
  男子大学生、ろくでもないのが結構いるからな。
  学外との交流には気をつけるんだぞ……?


[高校でストーカーに遭った矢川には今更注意を促すほどのことではないのだろうか。
 それでもどうしても不安なものは不安で、じっと真剣に矢川を見つめることになった]
(68) 2021/03/06(Sat) 22:24:34
[だいたい食べ終えて食後には、コーヒーの合間に、口元にチョコレートが差し出され


  ……ん。


[素直に食べて、その後、コーヒーをまた飲んだ。
 チョコレートがいつもよりも甘く感じたのは、上原の気のせいなのかもしれない]


  そうだ、蛍。
  ……今日、うち来たいのか?


[話しているうちに紛れてしまった申し出に、今更ながらに問い返す。
 部屋の中はいつ誰が来てもいいように片付けてあった]**

【人】 矢川 蛍

  材料費やガス水道費はともかくとして、
  料理の手間暇は私はあんまりなんですよね。
  それよりも片付けが、なので。
  まあそれも残しておくと大変だから
  気にしないでやるようにしてますけど。


[確かに毎食になると、食費で親に迷惑をかけるだろう。
 今はまだ回数が少ないから自分達のついでの感覚で
 作ってしまえるけれども。
 一緒に暮らしたら洗い物して貰おうかな。
 なんて考えが一瞬浮かんで、
 お礼に関しては何だか照れ臭くなってしまった。
 でも。パフェはパフェで嬉しいのだ。]


  食べたことのない外国料理。
  行ったことのない国自体楽しそうですよね。
  食材も変わって文化も変わって。
  私は牧場で搾りたての牛乳とか飲みたいかも。
  あと、出来立てチーズとか!


[そういう意味では農大も視野にあったのだが
 離れることになるのでやめたのだった。
 そんな裏話はさておき。
 食べたことのない外国料理はどんな物があるだろう。
 一緒に行って、食べてみたいと
 想像を巡らせるだけで楽しくて顔が綻んだ。]
(69) 2021/03/07(Sun) 8:49:56

【人】 矢川 蛍

  うん、その点も考えてね?
  そこの女子大に受かったら、サークル活動は
  市民サークルのバンドに参加しようかなって。
  そうしたらいろんな年代の男女が参加してるし
  男子大学生に偏見あるわけじゃないけど、
  ……、そんなに碌でもない人いるの?


[吹奏楽部ではサックスは無いところはないし
 ジャズを女子だけでやってくれれば良いのだけれど。
 しかしそんな風に忠告されると逆に気になる。
 確かに危うい事件は大学生のイメージも強かった。
 だからこそ。と思ったのだけど。
 疑問符を浮かべつつこちらもじっと隆司さんを見つめる。
 彼氏います、の札でも下げれば良いのかななんて思いと
 隆司さんカッコいいな、と
 そのまま真剣な眼差しを堪能してる呑気な私がいた。]
(70) 2021/03/07(Sun) 8:50:46
[あーん、で、照れることなく食べてくれる。
 それに満足してこちらの方が照れ笑い。
 また珈琲を飲もうとしたところで。]


  んぷっ!?


[それは不意打ちって物だと思うの!!!
 すっかり後日で流れた話かと思ってたから!
 だから、思わず噴き出しそうになって咽せる。
 体を捩って反対側を向いて、ケホケホ。
 ハンカチで口元を拭きながら向き直った。]


  そ、それは、……いいの?


[それはいつも、わりと。
 行きたいな、来て欲しいなとは思ってた。
 ちょっと不意打ちに赤くなりながら
 でも私は行きたい、と全身で訴える。
 行きたいオーラを出してきらきらした目で見つめた。**]

【人】 上原 隆司

  ああ、片付けなぁ……。


[実家暮らしだった頃、親の洗い物を手伝った記憶が上原にはあった。
 作ってもらう立場としては洗い物の負担はさほどでないのだが、作る側が洗い物もするのは大変らしいのは知っていた。

 もし共に暮らすなら洗い物は自分でやろうか、などと彼女と同じことを知らぬ間に考えていた>>69


  国にまで行くのは大変かもなあ。
  国内で食べられる外国料理だけでも
  いろいろ食べてみたい。

  牧場のアイスクリームって美味いらしいよな?


[絞り立て牛乳と言われて、連想したことを話す。上原の遠方出身の友人がそんなことを言っていたのだった]
(71) 2021/03/07(Sun) 9:46:20

【人】 上原 隆司

>>70大学生活の夢を語る矢川が微笑ましくて、上原は微笑んだ。
 大学受験を控えた頃、そんなことがあったのを思い出した]


  市民サークルはいいかもな。
  学生時代からいろんな年代と知り合っておくと
  世界も広がるし。

  ろくでもない奴は……、
  新入生を交えた飲み会で、強くて飲みやすい酒を
  新入生に勧めて、そのまま持ち帰ったりとか。


[ニュースになるような大規模な事件を起こす例は少ないだろうけれど、そのくらいの話なら頻繁に聞くことだった。未遂も含めて。

 女子学生にも恐ろしい相手はいるのだが、女子同士でターゲットになる可能性は低く見積もっていた。
 ありえない話ではないだろうけれど。

 そして真剣に話している間、呑気に見惚れられていることには気づかなかったものの、他人事っぽく聞いている印象は受けていた]
(72) 2021/03/07(Sun) 9:46:44
[矢川に噴き出されかけて、上原はぎょっとした。
 そんな突拍子もないことを言ったろうかと、困惑の視線を向けた]


  ……早いか遅いかの差だと思うし。
  花見が終わったら、寄っていくか。


[行きたいオーラと共に輝く瞳を見て、可愛らしさを痛感する。
 電車で数駅移動することになるが、そう遠い場所でもない。
 こうして、花見が終わったあとの行き先が決まったのだった]**

【人】 矢川 蛍

  今度お休みの日が合ったら牧場行ってみますか?
  餌やりとかも楽しいし。
  でも、車とかないと行きにくい……?


[今度、近場の行きやすい牧場でも調べてみよう。
 広い場所にあるイメージがあるので
 電車よりはバスや車のイメージがあった。
 小学生の頃、バス遠足で行ったきりだからでもある。
 アイスクリーム食べたい、と頷いて。]


  うん、大学合格したら
  楽器も足りない分出してくれるって!
  そうしたら自分の楽器で参加できるし
  活動の幅が広がるから頑張るの!


[アルトサックスなどと比べると最安の商品の価格が
 10倍ぐらい違うのが、バリトンサックス。
 できれば新品で欲しかったし、そうなると
 安い物でも26〜28万前後。
 コツコツと貯めてきたアルバイト代と合わせて
 もう少し良いものを、とは思ってる。
 今のところ安いものなら買えるけれど
 高いお買い物だから、長く吹く為にもと
 今は買うのを我慢してるところでもあった。
 維持費の問題もあるしね。]
(73) 2021/03/07(Sun) 10:23:19

【人】 矢川 蛍

  ……?
  新入生って、未成年……。


[飲んでみたい気持ちもわかるけど。
 ノンアルコールと騙されて飲んでしまうとか?
 未成年なのに飲むの、と首をかしげる。]


  うーん。どこかで飲む前に
  隆司さんと飲んで備えてみますね。
  飲める量とか、強さとか、わかんないから。
  もちろん、二十歳になってから!


[……だと間に合わない可能性はさておき。
 新歓はともかく新社会人の時には間に合ってそうと
 にんまり、笑ったのだった。]
(74) 2021/03/07(Sun) 10:23:40
  うん、うん! 寄ってく!
  そうしたらのんびりできるし。
  お台所確認できるし。
  ……ふふ、楽しみ!


[うきうきと、珈琲を飲み終えて。
 お弁当を片付けたなら軽くなったそれを袋にしまう。
 どんなところで、どんな風に住んでいるのか。
 それも純粋に気になったし、
 のんびりと家で過ごすのが好きな私は
 のんびり、気兼ねなく、
 隆司さんに甘えたくもあったから。

 
もしかしたら、その先も。
ううん、それはまだなのかな。
私がまだ子供だから。


 普段は電車を使わないから
 切符を買ったりもしただろうけど
 終始、どこか楽しげで浮かれた気持ちだった。**]

【人】 上原 隆司

  観光できる牧場ならバスが出てるんじゃないか?
  運転できりゃよかったが、免許ないんだよな……。


[都会に暮らす分にはあっても使わない気がして、上原は無免許なのだった。
 楽器演奏については微笑んで頷いた]


  サークルなら自分の楽器いるもんな。
  気に入ったのが買えるといいな……。


[高値のものを買うという話になると、いくらか出資できないか考えてしまった。
 それはさすがに気を遣わせてしまう気がして、申し出は躊躇っていた。
 それよりも日々を過ごしながら少しずつ助けになるほうが良いだろうかと]
(75) 2021/03/07(Sun) 13:08:07

【人】 上原 隆司

  律儀に法律守る奴と、守らない奴がいてなあ。
  周りが飲むからって飲んじゃう奴も少なくないぞ。
  騙されて飲むケースもあるだろうし。


[そもそも、大学の新入生が未成年とは限らない。2浪していれば二十歳である。
 ちなみに上原の初飲酒は19歳であったとか]


  自分の飲めるペース掴んでおくのは大事だからな。
  そのときは付き合おう。


[矢川がどのくらい飲めるのか、上原も興味があった。どんな好みをしているのかも。
 同じものが楽しめるかもしれないし、そうでないかもしれない。それを知る機会まで、関係が続いてほしいと思った。

 コーヒーを飲み終え、お弁当も食べ終えると、片付けを手伝って次の場所へ向かう準備を整えた]*
(76) 2021/03/07(Sun) 13:08:48
  そうだな、確かに気兼ねしない。
  けどあの台所で料理すんのは大変じゃないかな……。


[上原宅の台所は狭い。
 たまに何か作る程度ならまだしも、日常的に料理するのは難しそうである。
 それでも手慣れていれば、食卓を併用しながらある程度のことはできるのだろうか。
 レンジがオーブンレンジなことも踏まえれば工夫の余地はありそうである。

 2人きりで過ごす時間の、その先をもし望まれたら、上原は一度は嗜めてしまうのだろう。
 でもそれは、子供扱いが理由ではなかった。
 とはいえ、歳の差ゆえの意識の差ではあるかもしれない。機会があれば話して聞かせるだろう]

[ICカードと定期暮らしが長くなった上原には切符は懐かしくて、矢川が買うのに付き合っていた。
 電車に乗ると最寄駅までは数駅。座るには短いが立つには長い、そんな微妙な距離だった。

 道中、初めて遠足に行くかのような矢川の浮かれ方が愛らしくて、上原は自然と手を繋ごうとしていただろう。

 最寄駅を出れば歩いて10分程度で、10階建ての古いマンションに着く。上原の部屋は9階。
 エレベーターで上がることも当然できるが、階段もある]


  どっちがいい?


[上原は笑いながら尋ねて、矢川の選んだ方法で部屋まで向かう。
 9階まではときどき階段で上がっているが、休まず上がれるものの、余裕とまではいかないのだった。

 部屋に着けばバリトンサックスのキーホルダーがついた鍵で扉を開けることになる。
 入ってすぐの玄関の脇にトイレと洗面所とバスルームの扉があって、ダイニングキッチンが見え、そのさらに奥に寝室がある]**

【人】 矢川 蛍

  ……そう考えると、私免許取っても良いかも。
  楽器重いし。
  普段は良くても、演奏会場に向かう時手間かも。
  要検討ですね。


[ペーパードライバーなら少し不安だけれど
 楽器を買って持ち運んで、を考えると
 都会でも使う機会はあるなと判断。
 でもこれは実際楽器を手に入れてからの生活で
 考えてみても良いかもしれない。
 世の中、無免許の人なんて沢山いるだろうし。

 気に入ったのが、のくだりには>>75
 うん! と大きく頷いたのだった。]


  じゃあ、お酒は大学合格祝いに。
  ふふ、頑張ろ〜!


[そしてそんな約束もちゃっかり取り付ける。>>76
 初めてのお酒は、大好きな人と。
 自分の恋人の隆司さんと。
 そう考えると俄然受験にやる気が湧いてきた。
 勉強ばかりにはならないだろうけど
 サボることがないよう、頑張ろう。]
(77) 2021/03/07(Sun) 14:46:22
[そうして向かった、隆司さんの家。
 今度は回数券を買っておこうと密かに決めつつ
 今日は一先ず行きの分。
 電車はまだ空いている時間だったから
 隣り合って座りながら風景を眺めていた。
 勿論、手は繋いだまま。
 座ってる時も、歩く時も。
 そりゃ、改札を抜ける時は自然と離すけれど
 改札を抜けたらまた自然と繋ごうとして。]


  む……。 私は文化部インドア派ですけど
  体力には自信あるんですよ!


[そんな訳で少し眉を寄せてその挑戦状?を受け取った。
 階段でも登り切れるだろうと。
 実際、吹奏楽部は文化部の中でも体力を使う。
 重い楽器を持つ担当なら尚更で
 バリトンサックスは勿論重いものに入るのだ。
 5〜8キロあたりが普通である。
 流石にバリトンサックスを持っていたり
 今のお弁当の中身が入っていたら難しかったが
 無事に登り切ることができた。
 できたが。]

  ふーっ、流石に暑くなっちゃう……!


[赤い顔になって普段のパーカーを無造作に脱いだ。
 汗をかく直前か、少し汗をかいてしまうくらい。
 軽く畳んで腕にかけ、ノースリーブニット姿で
 パタパタと手で軽く顔に風を送ってた。
 隆司さんは汗かいたりしてなかったかな?

 そして、鍵が開かれる。
 そこに付いてる、お揃いのキーホルダーがきらりと光って
 使ってくれてる、なんて密かに嬉しくなった。
 そしてひょっこり、彼につく形で
 その扉の中に入っていく。]

  おじゃましまーす……。
  へえ、片付いてるんですね。
  散らかってるイメージも、無かったけど。


[神経質な感じはしないけれど、
 きちんとしてそうなイメージが何となくあった。
 そのイメージ通りだなと感心しつつ
 部屋を進んでダイニングキッチンを覗き込む。
 ああ、たしかに、]


  ……これは腕が鳴る……!


[とても狭くて。やりにくそうで。
 けどだからこその工夫ができそうで!

 とはいえ今日は何も材料は買ってきていない。
 しかしキョロきょろ見渡せば
 レンジにオーブン機能がついてるのを確認して
 意外と色々できそう! と楽しくなってしまった。

 今度は何か作りに来よう。
 そんな事を思ってしまう。]

  今度は、材料買ってきてのおうちデートも良いかも。
  そうしたら、作り置きも少し作っていける……かも?


[炊飯器のサイズを確認しつつ、
 思ったままのことを口にしていた。**]

[免許を取って、楽器を乗せて演奏会場まで。
 そんな夢のある話を聞けば、上原はその車を運転するのが自分でありたかった気もした。

 合格祝いに初めて飲むお酒は何がいいだろうと、これからたびたび思い浮かべることになるかもしれない。

 改札で手を離して、抜けたらまた繋いで。
 いつの間にか、外を歩くときには手を繋ぐか腕を組むかが当たり前になっていた]

[挑戦を受けて立った矢川と、9階まで一緒に階段を昇った。
 上原も日頃よく歩くせいでスタミナはそこそこだが、平地を歩くのと階段はまた違う。
 昇り切ることはできても汗ばみはするし、多少は息も上がるのだった。良い勝負だったかもしれない


  体力あんなぁ、さすがに。


[春先のノースリーブニットという若々しい服装に目を細めながら、素直な感想を口にした]

[そうして部屋に2人で入ってみると、想像していた通りに、少し窮屈な印象を受けた。
 もし一緒に暮らすなんて話になればもっと広い部屋がいいだろうし、楽器演奏をしたいなら防音設備も要るのだろうか。

 そんな気の早いことを考えながら、料理にやる気を出す矢川を眺めていた


  家で料理作ってもらったら、
  帰したくなくなりそうだな……。


[しみじみと思ったことを上原は呟いた。
 そのまま一緒に暮らしたくなりそうだと思っての言葉だったが、他意がありそうに聞こえるのかもしれない。
 ともあれ、そのくらいには矢川と共に過ごす時間を幸せに感じているのだった]**

  えっ……、


[たとえ、他意がなかったとしても。
 その一言に私は思わず言葉を失って頬を染める。
 恋人に帰したくないなんて言われたら、
 そういうのを想像するのは必然じゃないかな?

 だから、私は言葉が少なくなる。
 そそくさと手に持っていたパーカーを羽織り直したりして。
 一緒に暮らせたら。
 そうしたら、隆司さんの食生活もきっと
 安心になると思うなあ。
 でも、家から通える距離の大学だったら
 同棲なんて学生のうちは許してもらえないかも。
 両親の食生活だって気になるし。
 でも、……うん。]

  ……帰らなくても、風邪ひきませんもんね?


[今は夜じゃない。
 夜になったとしても外じゃない。
 だから帰らなくても、大丈夫。
 少なくともその言い訳は使えない。]


  でも、あっ、
  材料とか、道具とか、どうですか?
  一通りあれば良いけど……。


[ちら、と冷蔵庫の位置を確認する。
 あと、台所の中の棚とかも。
 とはいえそれぞれの中をいきなり確認は
 流石に気が引けてしないけれど。

 ああ、顔が真っ赤になってる。
 何を想像したと思われてしまうだろう。
 ……でも、……でも。]


  ……、隆司さん。


[ちょっと、呼ぶ声が震えてしまった。
 近づいて、ぽふっと飛び込むようにして抱きつく。
 ぎゅっとそのまましがみついた。]

  ……え。


赤面されてやっと、上原は言葉選びの問題に気づいた。
 確かに今は昼間だし、家の中にいては風邪も引くまい。

 冷蔵庫には朝食用の食パンと、ハムやチーズなど保存のきく食材が数種類程度。
 調理器具は小さい鍋とフライパンとヤカンが1個ずつに、包丁1本と菜箸とフライ返しとしゃもじという必要最低限の構成である。
 そんな状態だから、狭いキッチンとはいえ収納スペースは半分以上余っていた。

 キッチンを気にしていた矢川が、震える声で名を呼んで抱きついてくるのを見て、上原は急な行動に目を瞬きながらも抱き締め返した]

[舌が触れ合うことはなかった。
 だから、少し舌先を出した私の顔は
 きっととても間抜けな顔だったと思う。
 勿論すぐに舌を引っ込めたけど
 顔は真っ赤になったし、言われた言葉に胸を締め付けられて
 私はぐっと泣きそうな顔になって顔を俯けた。
 実際、泣きそうだった。]


  ……。

  好きな人と、そういうことがしたくなるのは、
  いけない事……かな。


[ましてや今回は前回とは違う。
 気持ちを確認しあった恋人同士……の、はず。
 場に流されて、大切だからという気持ちに惑わされて
 そのまま溺れてしまったあの時とは違う。
 でもそれは、若気の至りなのだろうか。
 確かに、この身を持って知らされた。
 男の子は、好きでもない女の子とセックスできる。

 ……まあ、女の子だって。
 春を売る子達もいるけど、それはお仕事で、
 仕事でなかったら……でも世界は広いから。でも。]

  好きだから、キスもしたいし、
  抱きしめてもらって嬉しいし。
  その先だって……。


[あ、ダメ、泣きそう。じゃなくて、泣く。
 声が震えてその先が紡げなくなった。
 ぎゅ、ってそれでもしがみついて、
 隆司さんの胸元に顔を埋めてたから
 じんわりとそこが濡れてしまったかもしれない。
 
 今までだって、大事にしなかった訳じゃない。
 大事にしなかった訳じゃないのに。

 ……ああ、私はその先を知っちゃってるんだなあ。]

  ……ごめん、なさい。


[ぐす、ぐす、と泣きながらの謝罪。
 意味がわからなくても仕方がない。
 でも、なんだか訳がわからないくらい悲しくて
 それ以上に、申し訳なくて。

 こんな訳わかんない状態で泣いてる私に
 しがみつかれても困るだろうなって。

 わたしは隆司さんから腕をはなした。
 離して、流しに向かう。
 そのまま飛び出して行ってもよかったけど
 こんな顔で女の子が飛び出した、なんて言われたら
 隆司さんに迷惑かかるかもと思ったから。**]