【人】 踊子 リリー[ 開店まで時間があるということはつまり、 マスターの姿も今は見えない。 勝手に入って怒られやしないか、 いや、そもそもどうやってここに……?なんて。 疑問は幾らでも湧いてくるけれど 言葉になる前に、青年から返ってきたものは。>>63 ] ────何も足りてなかった、私の踊りに? ……変わった人ね、貴方。 皆、未完成には興味なんてないものなのに。 [ 頬に宛がわれた指先に導かれるがまま、 顔を彼の方へ向け直す。 まじまじと己の瞳を見つめる様子が何だか面白くて、 じい、と視線は彼から逸らさずに。 ──それから。 外された仮面が床に打ち付けられる高い音と、 露になった、彼の傷を見れば。 ] (65) 2022/11/25(Fri) 0:01:42 |
【人】 踊子 リリー随分な信頼ね? 私が逃げ出すかもしれないのに。 [ 紡ぐ言葉とは対照的に、 顔に浮かぶのは嫌悪ではなく、楽しげな微笑み。 受け入れてくれるかと問う声を聴けば 微かな笑い声を零し、青年の首へ手を回した。 ] ──貴方をどう呼べばいいのか、 私に教えてくれるならね。 [ 囁くように告げて。 重ねられた唇を、受け入れる。** ] (66) 2022/11/25(Fri) 0:01:52 |
踊子 リリーは、メモを貼った。 (a32) 2022/11/25(Fri) 0:03:23 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a33) 2022/11/25(Fri) 0:07:11 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a34) 2022/11/25(Fri) 0:18:55 |
画術師 リュディガーは、メモを貼った。 (a35) 2022/11/25(Fri) 1:04:44 |
【人】 「怪人」 ファントム「はは、逃げ出されたらそれはそれで、仕方ないと諦めるさ。 ――…いや、やっぱり結構ショック受けるかも、うん。」 問われた言葉には、本音が漏れる。 どうにも彼女を相手にすると、要らぬことまで喋っている気がする。 「好きな名前で呼ぶといい。 ファントムでも、怪人でも――君が新しい肩書を用意してくれても。」 そのまま、ゆっくりと口づけを重ねていく。 二度、三度と、誰もいないバーの中に、かすかな粘着質を伴う音が響く。 突然、人がやってくるかもしれない場所で、密かに睦合う。 中々に緊張感の伴うシチュエーションで、高揚が募る。 (67) 2022/11/25(Fri) 6:55:25 |
【人】 「怪人」 ファントム彼女の後頭部に緩やかに手を添えて、口づけを深くし始める。 触れ合うだけだった唇から洩れる音が、少しずつ大きくなる。 もう片方の手が、彼女の腰を抱き寄せる。 互いの身体が密着して、衣服越しに彼女の身体の柔らかさを感じる。 口づけは次第に頬に移り、そこから下って首筋を辿り、胸元へと続いていく。 彼女の後頭部に添えられていた手が、彼女の衣装の結び目へと至って、軽く引っぱってみせる。 「――恥ずかしいかい?」 意地悪な質問をした。 彼女には答えたくないであろう言葉を、あえて問いかけた。 最も、その答えがどんなものであろうと、手を止める気はないけれど。** (68) 2022/11/25(Fri) 6:55:40 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a36) 2022/11/25(Fri) 6:57:35 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a37) 2022/11/25(Fri) 6:58:23 |
画術師 リュディガーは、メモを貼った。 (a38) 2022/11/25(Fri) 8:07:02 |
【人】 大富豪 シメオン─ 中央広場 ─ [それは街の中央に位置する、巨大な広場。 最も多くの人が集まり、フェスの中心となる場所。 フェスの際には、至る所で人々が歌い踊り、自らの『美』をアピールする。 他にも、広場を中心に豪華な劇場や美術館が立ち並んでいるが、 そこで『美』を披露できるのは有力なパトロンに恵まれ、優れた『美』を持つ者のみ が、逆説的に言えば、パトロンとなり得る有力者にそっぽを向かれてしまえば、どんな才能を秘めていても、その『美』を披露する機会を得ることができないということ。 ましてそれがかの者であれば、それは…… ] (69) 2022/11/25(Fri) 9:55:20 |
【人】 大富豪 シメオン[フェスの開幕ともに、それは女が怪人と邂逅していた頃だろうか、中央広場の大小様々な劇場と興行主を中心に一つの噂が出回る。 「リリーという踊り子が、 あのシメオン・ジョスイの不興を買った」 かの者の『美』への執着、そして意に沿わぬものへの苛烈な仕打ちはこの界隈の者であれば知らぬ者はいない。 つまり彼らは選択を強いられたのだ。 街の有力者であるジョスイか、それとも一人の踊り子か。 そして、それは時を置かずして女に対する様々な形で現れる。 このことが当人の耳に入るのは時間の問題であったか。*] (70) 2022/11/25(Fri) 9:57:11 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a39) 2022/11/25(Fri) 9:59:07 |
【人】 画術師 リュディガーー回想ー ……はあ。ありがとうございます? [>>57>>58 やる気のない返事と礼を返す。『綺麗』なものを見られるチャンスが増えるのは、素直にありがたい事であるのだが。] (じーさんの好みっておれとは違うんだよなあ〜) [苦心してくれた父には申し訳ないのだが、この男に頼んだところで自分の『美』が見つかるとは到底思えなかった。それでも、まあせっかくだしというノリで彼の美術館には足を運ぶ事にはするが。] (71) 2022/11/25(Fri) 10:18:28 |
【人】 画術師 リュディガー(…………) [あからさまな視線に>>59少々「失敬な」とは思う。そりゃあ、そんな目で見られてても困るから別にいいとはいえ。自分の身体を商品として扱っている訳ではない。見るなら『画術』の方を見てほしい……じーさんにはウケなかったけど。] (72) 2022/11/25(Fri) 10:19:13 |
【人】 画術師 リュディガー[シメオンが所有する美術館へと入る。 珍しい宝や、美しい美術品。果てには中で芸能を披露する女性たちなど……どれも、最上級に『綺麗』である事は間違いないのだが。] (なんか違うんだよな。) [己の持てる力を伸び伸びと余す所なく振るう彼らは、当然『綺麗』なのだけど。一種の物足りなさを感じてしまう。誰もが、上を目指して貪欲なまでに身を焦がしているのは事実であろう。欲望によって積み上げられたソレらも、きちんと『綺麗』ではあるのだけど。 ……もう一つ、足りない。 それこそ、底辺からでも輝くような、燻ってしまっている様でいて未だ消えずにいるような、そんな炎が、] 足りねえなあ。 [誰に聞かせるつもりもなく、呟いた。] (73) 2022/11/25(Fri) 10:20:58 |
画術師 リュディガーは、メモを貼った。 (a40) 2022/11/25(Fri) 10:25:44 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a41) 2022/11/25(Fri) 10:32:16 |
画術師 リュディガーは、メモを貼った。 (a42) 2022/11/25(Fri) 10:52:56 |
【人】 大富豪 シメオン─ 美術館 ─ 私のコレクションが気に入らないか。 [不意に声を掛けたのは言わずもがなこの館の主人だった。 先程までは確かに無かった気配は今は色濃くその存在を主張している。 姿を現した男は、不機嫌さを隠すことなく細めた目で女を見ていた。] 足りない、か。 果たしてそうかな? [ここに収められているのは女神の祝福を受けたものばかり。 無論そうでないものも多数あるが、それでも『美』の価値を確かに認められた作品ばかりだ。それは決してこの男の『好み』だけではない。] (74) 2022/11/25(Fri) 11:00:04 |
【人】 大富豪 シメオン[むしろ、男の持つ『美』と似通う形のものはここには殆ど存在しない。 だからこそら老いていく己に代わるもの、同じ価値感を持つ『美』の担い手、男はそれを渇望し、探し求めているのだが……それはまた別の話。] 不愉快だな。 お前如きに我がコレクションを貶されるのは。 [自分の価値感を『美』の基準とするのは間違いではない。 だが、それは『好み』を『美』と混同してしまつ危ういものの見方。夜空の星々一つ一つが違う様に、この地上には無数の形の『美』が存在する。] なら、もう一つ見せてやる。 まだ『美』というものを知るつもりがあるのならな。 [不機嫌なままの男は娘にそう告げる。 それはコレクションをこき下ろした娘に対する不満か、それとも娘の琴線に触れ得なかったことへの苛立ちか。その両方か。] (75) 2022/11/25(Fri) 11:01:37 |
【人】 大富豪 シメオン着いて来い。 私の秘蔵を見せてやる。 [男は娘の返答を待たずに歩き出す。 着いて来ないならそれで構わない。 元よりそれらは人に見せるものではないのだから。 美術館を出て向かう先は、工房やアトリエのある区画。 そこは、未だ花開かぬ、しかし『美』の可能性を秘めた者たちが踠き苦しみながらも作品を生み出す場所だった。*] (76) 2022/11/25(Fri) 11:02:15 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a43) 2022/11/25(Fri) 11:08:55 |
【人】 踊子 リリー────……っ、 [ 抱き寄せられた腰と、深くなる口付けに 焦りで女の双眸がちかちかと瞬いた。 いつマスターが準備をしに来るかも分からないうえ、 フェス中なら従業員だって早々来てもおかしくない。 ──どうにか声を抑え切った女は、 衣装の結び目を引っ張る不埒な指先を感じ取り 「だめ」と言うように、青年の腕へ触れた。 ] …………っあ、当たり前、でしょ… 誰か来たらどうするの……! [ 実際気まずいどころの話ではない。 …分かってくれるでしょう、と訴えるように、 青年の瞳をじいと見つめて。** ] (78) 2022/11/25(Fri) 11:39:55 |
[|<] [<<] [<] ... [3] [4] [5] [6] [7] ... [>] [>>] [>|]
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新